JP3143781B2 - エアマット - Google Patents

エアマット

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JP3143781B2
JP3143781B2 JP08155908A JP15590896A JP3143781B2 JP 3143781 B2 JP3143781 B2 JP 3143781B2 JP 08155908 A JP08155908 A JP 08155908A JP 15590896 A JP15590896 A JP 15590896A JP 3143781 B2 JP3143781 B2 JP 3143781B2
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welded
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Inventor
宏郎 清水
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株式会社スズパック
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  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、病人の床擦れ防止用
のベッドパットや、キャンプ用のエアマットや、遊泳用
のエアマットだけでなく、ゴムボートの底部としても使
用可能なエアマットの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のエアマットは、可撓性樹脂シート
からなるシートを2枚重ね、ウェルダー等により溶着し
て空気層を1層形成したものであった。
【0003】この従来のエアマットは、空気層の一部が
押されて凹むと、凹んだ部分を中心にエアマット全体が
撓んで反り返るので安定性に欠けるという問題や、空気
層の一部が押されるとその部分の空気が移動してなくな
り、クッションの役割をしなくなるという問題があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記従来
の問題点を解決するためになされたもので、空気層の一
部が押されて凹んでも、反り返ることがなく安定した状
態を保つことができ、しかも凹んだ部分に空気がなくな
ることがないエアマットを提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのため、請求項1記載
の発明では、上側シート1と下側シート2との間を仕切
3によって遮断して、上部空気層と下部空気層を形成す
ると共に、上側シート1と仕切3を溶着して上部空気層
に複数の山部と谷部を形成すると共に、上部空気層の谷
部の下に下部空気層の山部が形成されるように下側シー
ト2と仕切3を溶着して複数の山部と谷部を形成したエ
アマットであって、仕切3が上側仕切シート3aと下側仕
切シート3bの2枚のシートからなり、上側シート1と上
側仕切シート3aとが溶着され、下側シート2と下側仕切
シート3bとが溶着され、さらにこれらの周囲が重ね合わ
せて溶着されたエアマットとした。
【0006】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明の構成に加え、上部空気層と下部空気層の溶着のラ
イン4,5の方向が同一であるエアマットとした。
【0007】
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1及び図2の図面に従って説明する。
【0009】図1は、この発明のエアマットの斜視図で
あり、この発明のエアマットは、ポリウレタン、合成ゴ
ム、PVC(塩化ビニル樹脂)等の可撓性樹脂シートか
らなるシートを重ね、ウェルダー等により溶着して上側
シート1と仕切3との間に空気層を設け、さらに下側シ
ート2と仕切3との間に空気層を設けることにより上下
に空気層を形成したものである。そして、前記仕切3
は、上側仕切シート3aと下側仕切シート3bの2枚のシー
トで形成されている。
【0010】さらに、図2に示すように、上側シート1
と上側仕切シート3aをウェルダー等により溶着した溶着
ライン4を適宜間隔を有して複数形成しており、空気を
上側シート1と上側仕切シート3aの間に入れたときに、
上部空気層に複数の山部と谷部が形成されるようになっ
ている。
【0011】また、下側シート2と下側仕切シート3bを
ウェルダー等により溶着した溶着ライン5を前記上側の
溶着ライン4と同一方向に適宜間隔を有して複数形成し
ており、空気を下側シート2と下側仕切シート3bの間に
入れたときに、下部空気層に複数の山部と谷部が形成さ
れるようになっている。
【0012】またさらに、下側シート2と仕切3との溶
着ライン5は、上側の溶着ライン4のラインとラインの
略中間に形成されている。
【0013】尚、符号6は上部空気層に空気を注入する
ためのバルブであり、符号7は下部空気層に空気を注入
するためのバルブである。これらバルブ6,7は公知の
ものより選択使用される。
【0014】以上の構成からなるこの発明のエアマット
は、先ず上側シート1と上側仕切シート3aとを溶着し、
次に下側シート2と下側仕切シート3bとを溶着し、さら
にこれらを重ね合わせて周囲を溶着することにより形成
される。
【0015】そのため、仕切が一枚のシートであるとき
よりも溶着が容易であり、何度も溶着工程を経ることな
く製造できるので、簡単に製造できるようになってい
る。
【0016】この発明のエアマットに空気を入れて膨ら
ませると、上部空気層の谷部の下側に下部空気層の山部
が形成されるようになるので、上部空気層の一部(山
部)が押されて凹んでも、下部空気層により反り返るこ
となく安定した状態を保つことができ、しかも上部空気
層の凹んだ部分に空気がなくなっても下部空気層がある
ので、空気層がなくなることがなく、マットとしてのク
ッション性が保たれる。
【0017】以上がこの発明の実施例であり、下部空気
層の溶着ライン5を上部空気層の溶着ライン4の間に形
成し、上下の空気層の山部の数を略等しくした例を示し
たが、上部空気層の山部2個に対し、下部空気層の山部
を1個形成したものとして実施することもできる。
【0018】
【0019】
【発明の効果】この発明のエアマットは、上記実施例に
記したように、上部空気層と下部空気層からなり、前記
上部空気層の谷部の下に下部空気層の山部が形成されて
おり、上部空気層の一部が押されて凹んでも、下部空気
層で支えるので、反り返ることなく安定した状態を保つ
ことができ、使いやすいものとなる。
【0020】さらに、上部空気層の一部が押されて凹ん
でも、上部空気層が凹んだことにより下部空気層が受け
る影響は少なく、下部空気層に空気がなくなることがな
いので、クッション性が損なわれず使いやすいものとな
る。
【0021】またさらに、仕切が2枚のシートからなる
ものであり、上側シート1と上側仕切シート3aとを溶着
し、次に下側シート2と下側仕切シート3bとを溶着し、
さらにこれらを重ね合わせて周囲を溶着することにより
形成できるので、溶着が容易になり、簡単に製造でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のエアマットの斜視図である。
【図2】この発明のエアマットの中央断面図である。
【符号の説明】
1 上側シート 2 下側シート 3 仕切 3a 上側仕切シート 3b 下側仕切シート 4 溶着ライン 5 溶着ライン

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上側シート(1)と下側シート(2)と
    の間を仕切(3)によって遮断して、上部空気層と下部
    空気層を形成すると共に、上側シート(1)と仕切
    (3)を溶着して上部空気層に複数の山部と谷部を形成
    すると共に、上部空気層の谷部の下に下部空気層の山部
    が形成されるように下側シート(2)と仕切(3)を溶
    着して複数の山部と谷部を形成したエアマットであっ
    て、仕切(3)が上側仕切シート(3a)と下側仕切シー
    ト(3b)の2枚のシートからなり、上側シート(1)と
    上側仕切シート(3a)とが溶着され、下側シート(2)
    と下側仕切シート(3b)とが溶着され、さらにこれらの
    周囲が重ね合わせて溶着されていることを特徴とするエ
    アマット。
  2. 【請求項2】 上部空気層と下部空気層の溶着のライン
    (4,5)の方向が同一であることを特徴とする請求項
    1記載のエアマット。
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