JPS6141921Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6141921Y2
JPS6141921Y2 JP5004982U JP5004982U JPS6141921Y2 JP S6141921 Y2 JPS6141921 Y2 JP S6141921Y2 JP 5004982 U JP5004982 U JP 5004982U JP 5004982 U JP5004982 U JP 5004982U JP S6141921 Y2 JPS6141921 Y2 JP S6141921Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil seal
ring
flange
seal ring
oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP5004982U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58152501U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP5004982U priority Critical patent/JPS58152501U/ja
Publication of JPS58152501U publication Critical patent/JPS58152501U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6141921Y2 publication Critical patent/JPS6141921Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
  • Sealing Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ロータリピストンエンジンのオイ
ルシール装置の改良に関するものである。
従来、ロータリピストンエンジンのオイルシー
ル装置としては、例えば実開昭55−83501号に開
示されているが、本願の第1図の装置の如く、ロ
ータ1の側面に内側および外側の2条の環状シー
ル溝2,3に、内周面にOリング4を装着するO
リング溝5を有する外側オイルシールリング6
と、外周面にOリング7を装着するOリング溝8
を有する内側オイルシールリング9とをそれぞれ
装着してなるものが提案されている。
上記2重のオイルシールリング6,9では、外
側のオイルシールリング6は、リツプ部6aに柔
軟性がありサイドハウジング10の摺動面の凹凸
に対して追従がよく、低速ではシール性が良好で
あるが、高速ではオイルに働く遠心力の影響でリ
ツプ角が変わつてオイル掻き性能が悪くなりオイ
ル消費が大巾に増加するという問題がある。
また内側のオイルシールリング9は、回転数の
影響は受けないが、リツプ部9aの剛性が高いた
めにサイドハウジング10の摺動面の凹凸に対し
て追従性が悪くオイル消費量が多くなるという問
題がある。
この考案は、上記従来の2重オイルシールリン
グの目的を1重のオイルシールリングで達成し得
るように工夫したもので、低速時にサイドハウジ
ングの摺動面の凹凸に対するリツプ部の追従を損
うことなく、高速時に油圧がかかつたときにもリ
ツプ部からオイルが漏れるのを防止できるように
したオイルシール装置を新規に提供するものであ
る。
このため、この考案は、オイルシールリングの
サイドハウジング側第1フランジとシール溝底部
側第2フランジ部とを連結するオイルシールリン
グの連結部をOリングより内側に形成し、サイド
ハウジングに摺接するリツプ部を上記連結部より
外側の上記第1フランジに形成するとともに、該
第1フランジであつてサイドハウジング側に面し
たリツプ部より外側の面をロータ側に傾斜して形
成したことを特徴とするものである。
以下、この考案の実施例を添付図面について詳
細に説明する。
第2図ないし第4図に示すように、11はトロ
コイド内周面を有するロータハウジング、12は
ロータハウジング11とともにケーシングを構成
するサイドハウジング、13は偏心軸14の偏心
部14aの回りで遊星回転運動するロータ、15
はロータ13の側面13aとサイドハウジング1
2の内壁面12aとの間隙16を通して作動室1
7側に流出しようとする潤滑オイルをシールする
とともに、サイドハウジング12の内壁面12a
に適度の油膜を形成するためのオイルシール装置
である。
このオイルシール装置15は、ロータ13の側
面13aの内径部に設けた環状の1条のオイルシ
ール溝18に装着したオイルシールリング19に
よつて構成される。
第4図に拡大して示すように、オイルシールリ
ング19は、オイルシール溝18の外周面18a
との間のシールを行なうOリング20を嵌合する
Oリング溝(空間部)21を外周側に形成したコ
字状の断面を有し、オイルシールリング19のサ
イドハウジング12側の第1フランジ19aとシ
ール溝18底部側の第2フランジ19bとをOリ
ング20より内側の連結部19cで連結してい
る。
上記第1フランジ19aには、サイドハウジン
グ12の内壁面12aに接触するリツプ部19d
を、連結部19cより外側に形成するとともに、
該リツプ部19cのサイドハウジング12の内壁
面12aに面する外側の面19eをロータ13側
に傾斜させて形成する。
上記リツプ部19dの位置は、第1フランジ1
9a内端部からリツプ部19dまでの受圧面積を
1、第2フランジ19bの内端部から連結部1
9cの外周部までの受圧面積をS2、Oリング2
0の内接部と外接部との間のOリング20の受圧
面積をS3とすれば、油圧がかかることで押付荷
重が減少しないように、S3<S1<S2/2+S3
の関係を満たす位置に設定する。
ここでS2/2となるのは、Oリング20の受
圧面積S2に加わつた油圧が、Oリングを介して
オイルシール溝18の側壁に作用する圧力と、オ
イルシールリングの連結部19cの外周面に作用
する力とに別れ、それぞれの力はS2/2×油圧
になるからである。
なお、22はオイルシール溝18の底部(奥
部)に装着した波形状のオイルシールスプリング
で、このオイルシールスプリング22のスプリン
グ力により、オイルシールリング19のリツプ部
19dをサイドハウジング12の内壁面12aに
圧接せしめている。
上記の構造において、オイルシールリング19
のリツプ部19dは、第1フランジ19aにより
軸方向にたわみやすいエツジに形成されているた
めに、リツプ部19dの剛性が小さくサイドハウ
ジング12の内壁面12aとのなじみがよく、全
周において良好に圧接する。
従つて、低速時に内壁面12aの凹凸に対する
リツプ部19dの追従性が損なわれないのでシー
ル性が良好である。
一方、高速時に大きい油圧がかかると、オイル
シールリング19の第1フランジ19aは、連結
部19cより外側がたわむが、リツプ部19dの
リツプ角が逆に増大する傾向となるために、オイ
ル掻き性が良好である。
以上のように、この考案は、断面略コ字状のオ
イルシールリングの連結部をOリングより内側に
形成し、該オイルシールリングの第1フランジに
連結部より外側のリツプ部を形成し、さらに該リ
ツプ部より外側の第1フランジの面をロータ側に
傾斜して形成した1条のオイルシールリングであ
るから、柔軟性のある第1フランジのリツプ部に
より、低速時はリツプ部がサイドハウジングの内
壁面によくなじみ、凹凸に対する追従性が損なわ
れないのでシール性が良好であるとともに、高速
時は油圧がかかるとリツプ部のリツプ角が増大し
てオイル掻き性が悪化しないのでオイル漏れが防
止されるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のオイルシール装置の断面図、第
2図はこの考案に係るオイルシール装置を備えた
ロータリピストンエンジンの正面断面図、第3図
は第2図の側面断面図、第4図はオイルシール装
置の断面図である。 11……ロータハウジング、12……サイドハ
ウジング、13……ロータ、14……偏心軸、1
5……オイルシール装置、18……オイルシール
溝、19……オイルシールリング、19a……第
1フランジ、19b……第2フランジ、19c…
…連結部、19d……リツプ部、19e……傾斜
面、20……Oリング、21……Oリング溝、2
2……オイルシールスプリング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ロータの側面に刻設した環状のシール溝に、断
    面略コ字状のオイルシールリングを嵌合し、該オ
    イルシールリングの空間部と上記シール溝との間
    にOリングを嵌合し、上記オイルシールリングを
    サイドハウジングに押圧するバツクアツプスプリ
    ングを、オイルシールリングのシール溝底部側第
    2フランジとシール溝底部との間に装着したロー
    タリピストンエンジンにおいて、 オイルシールリングのサイドハウジング側第1
    フランジと上記第2フランジとを連結するオイル
    シールリングの連結部をOリングより内側に形成
    し、サイドハウジングに摺接するリツプ部を上記
    連結部より外側の上記第1フランジに形成すると
    ともに、該第1フランジであつてサイドハウジン
    グ側に面しリツプ部より外側の面をロータ側に傾
    斜して形成したことを特徴とするロータリピスト
    ンエンジンのオイルシール装置。
JP5004982U 1982-04-07 1982-04-07 ロ−タリピストンエンジンのオイルシ−ル装置 Granted JPS58152501U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5004982U JPS58152501U (ja) 1982-04-07 1982-04-07 ロ−タリピストンエンジンのオイルシ−ル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5004982U JPS58152501U (ja) 1982-04-07 1982-04-07 ロ−タリピストンエンジンのオイルシ−ル装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58152501U JPS58152501U (ja) 1983-10-12
JPS6141921Y2 true JPS6141921Y2 (ja) 1986-11-28

Family

ID=30060859

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5004982U Granted JPS58152501U (ja) 1982-04-07 1982-04-07 ロ−タリピストンエンジンのオイルシ−ル装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58152501U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018025629A1 (ja) * 2016-08-02 2018-02-08 イーグル工業株式会社 密封装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018025629A1 (ja) * 2016-08-02 2018-02-08 イーグル工業株式会社 密封装置
JPWO2018025629A1 (ja) * 2016-08-02 2019-05-30 イーグル工業株式会社 密封装置
US10954790B2 (en) 2016-08-02 2021-03-23 Eagle Industry Co., Ltd. Stepped sealing device circumferential pumping groove

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58152501U (ja) 1983-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5218735B2 (ja) 密封装置
JP3150861B2 (ja) 往復動用密封装置
JPH07208610A (ja) オイルシール
JP5892312B2 (ja) 密封装置
CA1249314A (en) Reverse lip positive venting seal
JPS6141921Y2 (ja)
US4437673A (en) Sealing device
JP4649811B2 (ja) 密封装置
JPH06185620A (ja) ピストンリング
JPH0736212Y2 (ja) ステアリング入力軸の密封装置
JP3498769B2 (ja) オイルシール
JPH0643579Y2 (ja) オイルシール
JPH0547900Y2 (ja)
JPH0515652Y2 (ja)
JP3138507U (ja) 密封装置
JPH0649973Y2 (ja) オイルシール
JPH0689851B2 (ja) 密封装置組立体
JP2020183776A (ja) 密封装置
JPH0614139Y2 (ja) 密封装置
JPH0138372Y2 (ja)
JPS6323649Y2 (ja)
CN211259635U (zh) 密封装置
JP2572966Y2 (ja) 密封装置
JPS6212932Y2 (ja)
JPS6221814Y2 (ja)