JPS6141378A - 人工皮革の製造方法 - Google Patents

人工皮革の製造方法

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JPS6141378A
JPS6141378A JP12238585A JP12238585A JPS6141378A JP S6141378 A JPS6141378 A JP S6141378A JP 12238585 A JP12238585 A JP 12238585A JP 12238585 A JP12238585 A JP 12238585A JP S6141378 A JPS6141378 A JP S6141378A
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synthetic sheet
artificial leather
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ヂオルヂオ・ポレツト
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    • D06NWALL, FLOOR, OR LIKE COVERING MATERIALS, e.g. LINOLEUM, OILCLOTH, ARTIFICIAL LEATHER, ROOFING FELT, CONSISTING OF A FIBROUS WEB COATED WITH A LAYER OF MACROMOLECULAR MATERIAL; FLEXIBLE SHEET MATERIAL NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06N3/00Artificial leather, oilcloth or other material obtained by covering fibrous webs with macromolecular material, e.g. resins, rubber or derivatives thereof
    • D06N3/12Artificial leather, oilcloth or other material obtained by covering fibrous webs with macromolecular material, e.g. resins, rubber or derivatives thereof with macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. gelatine proteins
    • D06N3/14Artificial leather, oilcloth or other material obtained by covering fibrous webs with macromolecular material, e.g. resins, rubber or derivatives thereof with macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. gelatine proteins with polyurethanes

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  • Treatment And Processing Of Natural Fur Or Leather (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 この発明は、原料として、種々の商品名で知られかつ市
販されており1.一般に「イミテーション レチー」と
呼ばれている多くの合成シート材の1つを使用し、本物
のなめし革と同様の外観や感触を有する人工皮革を製造
する方法に関する。この発明は多孔質のポリウレタン樹
脂マトリックスからなる合成シート材に特に好適な化学
処理に関する。
従来技術 たとえば、室内装飾品、靴、衣類等広範囲な用途向けの
各種本革に似せるようにデザインされかつこれらと代替
えされるポリマー樹脂製の各種合成シート材が知られて
いる。これらの合成シート拐は通常、積層された2層の
ポリウレタン樹脂を使用して作られており、下層はシー
ト材に堅さおよび厚さを与えるようにデザインされた多
孔質マトリックス(製造工程によって開放気泡または独
立気泡)を生産するように発泡されており、一方上層は
緻密で通常本革に似たパターンが塗装および印刷されで
ある。周知の材料のうち、堅さおよび外観の点で最も本
革に似ているのは上記タイプの材料、すなわちポリウレ
タン樹脂層により形成され、マトリックス内部の軸に沿
って自由に動かし得るポリエステルまたはポリウレタン
繊維が、埋込まれた多孔質の開放気泡マトリックスから
なるものである。
この材料の1断面が第1図に顕微鏡写真で示されている
。この材料はクラレ株式会社が製造販売している。
発明が解決しようとする問題点 上記タイプの周知材料の主な欠陥は、極めて引火し易く
、このため防火物質の添加を要する点である。防火物質
が添加されると、外観が著しく損なわれるのみならず、
広範囲の応用に不適であるとされるくらい材料の外観、
感触、堅さ等が本革の外観、堅さ等に及ばないものとな
る。
この発明の目的は、上記タイプの合成シート材から、本
革の外観や堅さとほぼ同一の外観や堅さを有しかつ防火
性をも有する人工皮革を製造する方法を提供することに
ある。
問題点を解決するための手段 この発明による人工皮革の製造方法は、多孔質の合成シ
ー1〜材、特にポリエステルおよび/またはポリエチレ
ン繊維ならびに本革に似せるように模様がつけられたプ
レスド・ポリウレタン樹脂カバー・フィルムが埋込まれ
た多孔質ポリウレタン・マトリックスからなるタイプの
多孔質合成シート材を化学的に加工して、本革と同様の
人工皮革を製造する方法において、上記合成シート材を
2価および/または3価の金属塩の水溶液によって、上
記塩水溶液が上記合成シート材の実質上全体に浸透り−
るよう処理し、次に、上記合成シート材を鉱油および/
または脂肪酸エステルの乳濁液により処理することから
なる塗油処理を施すことを特徴とする。
本出願人は、なめし作業すなわち本革の腐食を防止する
工程と酷似の処理を多孔質の合成シート材に施すことに
より、合成シー1〜材の外観や堅さが、本革と酷似する
までに変化することを発見した。この発見に関する驚く
べき部分は、なめし作業が本革の外観や堅さにはほとん
ど影響を及ぼさないことは周知であり、なめし作業の目
的は単に革の腐食を防止することであり、本革の周知の
特質を奏するための構造が変更されないことにある。「
イミテーション レザー」として周知の合成シート材は
、本来の非腐食性のみならず、はぼ飽和状態の結合体を
備えた重合体鎖を備えており、したがって一般に使用さ
れるなめし剤には影響を受しプない。したがって一般の
なめし業者や有機化学者は、合成シート材になめし処理
を施しても、無意味であるのみか全く不合理であると考
えるであろう。
本出願人が行なった実験は、多孔質の合成シート材(す
なわち、電子顕微鏡によってのみ見える微細な孔を備え
たもの)を、まず「擬似なめし」塩溶液、すなわち周知
のなめし処理で通常使用されるタイプまたはこれと類似
の物理化学的性質を有するタイプのものを使用して処理
し、次にシート材に本革に施されるタイプの油乳濁液に
よる処理を含む塗油処理(oreasir+gproc
ess)を施すものであり、これによってシート材はほ
ぼ確実に塩溶液中に含まれるなめし塩の少なくとも一部
を吸収して保有し、その結果、処理後はシート材の外観
、堅さが著しく変化する。さらに正確には、シート材の
堅さが増し本物のなめし革特有の外観や感触を備えるに
至る。
さらに、上記工程によれば、シート材の引火性が低下し
、処理されたシート材を形成する重合体特有のいかなる
染色処理をも施すことができ、本革に極めて似たかつ外
観良好な最終製品の製造が可能となる。
本出願人はさらに、擬似なめし塩溶液及び塗油によるの
みならず、少なくとも1種のジアルデヒドまたはポリア
ルデヒドの水溶液による処理を施すことにより、シート
材の柔軟性を本革とほぼ同一のところまで改善できるこ
とを発見した。また、本出願人はさらに、最善の結果を
得るためには、擬似なめし塩溶液処理は、本革のなめし
処理と異なる方法、すなわち通常のクロームなめし処理
に用いられる重炭酸ナトリウムのような弱塩基に代って
Na0H(水酸化ナトリウム)のような強塩基を添加し
て、塩溶液のpHを適切に調整する必要があることを発
見した。処理用の塩は、3価金属硫酸塩および/または
塩化物および/または2価金属硫酸塩(すなわち、種々
の程度の酸化を起し得るたとえば鉄のような金属類)が
望ましい。
この発明では、多孔質の合成シート材(通常長さ約10
’mのスト14ツブ(strips) )が集められて
縛られ、たとえば本革のなめし作業に通例使用されるタ
イプの回転ドラムの内側に装入し得る寸法の束にされる
。このような形にされた合成シート材の束はドラム内に
入れられ、ドラムの回転につれてドラム内に種々の化学
溶液が供給されることによってシー1−利が化学処理さ
れる。
詳述すると、この発明では、多孔質の合成シート材は、
まず50℃〜60℃の表面活性剤の水溶液中で10分〜
1時間処理することからなる[浸透(soakir+o
) J処理が施される。「浸透」処理により、材料を完
全に浸透して、材料中のすべての細孔に実質上液体を充
満させるとともに、回転ドラム内には2価および/また
は3価の金属塩溶液からなる第1処理溶液で満たされる
。合成シート材は、この塩溶液中で約10分〜1時間処
理され、シート材のほぼ全体に溶液が浸透される。
次に、閉鎮を約7まで上げるために、擬似なめし水酸化
ナトリウム溶液で処理する。この時点で、溶液の温度は
、約60℃まで上がり、さらに水酸化物の形で溶液中に
含まれている塩の一部が沈澱され、p[1値が上がるが
、pH値は7゜5を越えてはならない。水酸化物は溶液
中でほぼゲルの形態で沈澱する。擬似なめしの塩溶液中
におけるシート材の処理が長くなると、シート材の多数
の細孔の一部が完全に飽和状態となるため、沈澱段階中
に、水酸化物の一部がゲルの形態で直接孔の中に沈澱し
、孔はゲルで充満され、これにJ:って処理されたシー
ト材の重量および堅さがかなり顕著に増大することにな
る。
さらに、水酸化物がかなり良好な防火物質であることは
周知であるから、処理された合成シート材は元の状態よ
り引火性がかなり低下する。
沈澱段階が完了すると、シート材は洗浄され、表面の水
酸化物の痕跡(trace)はすべて除去される。次に
シート材は、回転ドラム内部で、重量比5〜10%のジ
アルデヒドまたはポリアルデヒドの水溶液により、10
分〜1時間処理される。シート材をジアルデヒドで処理
すると、柔軟性が得られるとともに、通常の使用におい
てシート材によって得られる秀れた性質も維持されるこ
とがわかった。
また、処理されたシート材には一連の他の処理が施され
るが、そのなかで最も重要な処理、すなわち塗油処理が
゛、所望の結果を得るために、すなわち原合成材を本革
とほぼ同一の材料に改変するために必須であることがわ
かった。塗油処理が回転ドラム内で施されることは本革
の塗油処理と同じである。ただし、鉱油であろうと、も
っと脂肪度の高い脂肪酸エステル乳濁液であろうと差別
なく用いられ、硫黄を装入して約600℃の渇゛度で数
分ないし1時間施すことが望ましい。複合材料、すなわ
ち合成繊維が多孔質の合成マトリックス中に埋込まれて
いる材料を処理する場合においては、塗油処理によって
、通常は緻密な合成樹脂中には保持されないエステルや
油が合成繊維や処理されたシート材の細孔に保持され、
処理されたシート材に本革独特の外観が得られるように
なる。さらに、油やエステルは、多孔質のマトリックス
内部のI!雑の流れを改善して、処理シート材に本革独
特の堅さや感触を与える。
この発明では、それ以後のシート材処理には、周知の方
法による染色処理、すなわち冷水中でシート材を洗浄し
たのちに行なわれるものと、本発明により、シート材を
回転ドラム内に周知の防火処理で用いられる通常の防火
物質(はとんど成功しない)の変りに、山火事鎮火用に
用いられるタイプの難燃物質を含んだ防火処理溶液中で
数分〜1時間処理することにより行なわれる防火処理と
がある。難燃物質は種々の商品名で市販され、かつアン
モニウム塩を含んでいる。難燃物質はシート材に吸収さ
れて、シート材を非引火性にはするが、こうしてできた
材料は硬くて全く使用不可能である。しかしながら、こ
のような硬化は、この発明によれば、シート材を再び回
転ドラム内において、普通の市販軟化物質、たとえばラ
ウリン酸を基材とする塩などを含んだ溶液中で処理する
仕上げ処理と、防火(fireproofing)また
は難燃(fire retardtng)溶液処理とを
組み合せることによって克服することができる。詳述す
ると、この発明によれば、合成シート材はPIROFL
AM(登録商標)の防火溶液中で処理され、次にTRI
ANOLSP(登録商標)の軟化溶液中で処理されるが
、このとき、防火処理においてシート材に吸収されたア
ンモニウムと難燃塩とが分解しないように、わずかな割
合でPIROFLAMを添加する。
最後に、シート材は熱い空気中で乾燥され、つぎに束が
解かれ、シート材は本革と全く同じ方法で巻き取られ、
仕上げ工程に送られる・。仕上げ工程は周知の方法で行
なわれこの発明の範囲には含まれないので、ここでは触
れない。
本出願人は、特定グループの合成シート材、すなわち「
イミテーショ′ン レザー」、すなわち多孔質のポリウ
レタン樹脂マトリックスにポリエステルまたはポリエチ
レン繊維や緻密な1レスト・ポリウレタン樹脂カバー・
フィルム(pressed polyurethane
 resin cover film)が埋込まれたも
のにこの発明による方法が適用された場合にのみ高品質
の本革とほとんど同一の人工皮革の製造が可能であるこ
とを発見した。
染色段階は、シート材に硫黄で飽和されたエステルを塗
油したのち、回転ドラム内において、ポリエステルまた
はポリウレタン重合体繊維のために特に案出された鉛金
属着色物質(COmplex metal colou
ring 5ubstances)の混合物中でシート
材を少なくとも2時間処理することにより行なわれる。
染色工程は着色物質がシート材に連続的に付着するよう
に行なわれる。染色工程は、約40℃で少なくとも約1
時間行なわれ、その後、温度を約60℃に上げて残りの
染色段階を行なう。次に、シート材は強制熱気循環手段
により、ドラム内において約70℃で乾燥される。ドラ
ムの回転速度は4〜5 ppmが望ましい。使用される
シート材は用途に応じて厚さ0゜3〜2mmのものが用
いられる。この発明による処理が施された後においては
、シート材は第2図の顕微鏡写真で示されるようになる
のが好ましい。第1および第2図に示す顕微鏡写真は、
本発明による処理前(第1図)と処理後(第2図)の材
料の構造上の差異を明白に示している。
第2・図は、この発明によれば、比較的低品質の「イミ
テーシ」ン レザー」が、本革を使用して製造したもの
とほぼ同様の外観、品質を備えかつ内装品、靴、衣類そ
の他を製造するためのきわめて良質の人工皮革に変換さ
れることを明白に示している。
発明の効果 この発明によれば、上述のように多孔質の合成シー1〜
材から、本革と同様な外観、堅さおよび感触を有しかつ
引火性の低い人工皮革を製造することができるようにな
る。
実  施  例 以下、この発明の実施例を示すが、この発明はこれに限
定されるものではない。
(1)実施例1ならびに比較例1および2実施例1 長さ10+nの多孔質の合成シート材(第1図参照)の
ストリップ12本を折り重ね、12本の250x120
X120cmの束に結び、容積的5.6m3の回転ドラ
ム内に収納した。使用材は、子牛皮(calf 1ea
ther)に似るようにプレスされた緻密なポリウレタ
ン樹脂層で覆われた多孔質ポリウレタン樹脂層からなる
ものであった。多孔質ポリウレタン層は、各方向に伸び
かつポリウレタンマトリックス内で摺動するよう収納さ
れた多数のポリエステル繊維を含んでいた。このシート
材は、厚さが1.2II1mであり、クラレ株式会社に
より生産販売されていた。
シー1〜材をドラム内部に装入したのち、ドラムに表面
活性剤を含んだ水650リットルを入れ、溶液の温度を
60℃にした。そして、ドラムを45ppmの速度で2
0分間回転させたのち、表面活性剤の水溶液を排出し、
重量比30%の硫酸鉄を含む650リツトルの溶液をド
ラム内に入れ、溶液の1)t(レベルを3.2に上げ、
この溶液の温度を60℃に上げた。次に、ドラムを約4
0分間回転させたのち、NaOHを1.ON加えてpH
を7.1に上げ、温度を60℃にして。
Fe’(OH)3が多数の凝集塊となって沈澱するよう
にした。次に、水で完全にすすぎ、使用済の溶液を排出
したのち、回転しているドラムに、重量比6%のアスパ
ラギン・アルデヒドの水溶液650リツトルを入れた。
そして、ドラムを42分間回転させたのち、溶液を排出
し、なおも回転しているドラム内において、重量比30
%の硫黄が付加された脂肪酸エステル(はぼ17〜22
の炭素原子を持つ)の溶液650リツトル中で、温度6
0℃で45分間、シート材を処理した。この処理ののち
、シー1〜@を、回転ドラム内で、3%のBASACR
I L (登録商標)の水溶液で、温度40℃で55分
間処理し、つづいて温度60℃で1時間処理し、そして
完全にすすいだ。こののち、シー1〜材を、回転ドラム
内で、重量比60%のPIROFLAM(登録商標)の
水溶液252.5リツ1〜ルで30分間処理し、つづい
て重量比30%のPIROFLAMおよび重量比20%
の丁RIANOL’SP(登録商標)の水溶液56.2
5リツトルで15分間処理した。そして、5r’pmで
回転しているドラム内において、60℃の熱い空気でシ
ート材を乾燥させた。
比較例1 実施例1で使用されたシート材を、実施例1の処理後、
20枚の20X20cmの試験片に分割し、引張り、摩
耗および曲げに対する抵抗力について、同寸法のなめし
た子牛皮の対応する試験片との比較試験を行なった。こ
の結果を表1に示す。
以下余白 表   1 (E−優秀、G=良好、P−不良) 比較例2 実施例1で使用された材料であって、処理前のものと処
理後のものを20X20cmの試験片に分割し、米連邦
規格第3.02 (水平試験片)にしたがって燃焼試験
を行なった。別々の色に染色した処理済試験片4枚と、
未処理の試験片4枚との比較試験を行なった。燃焼率(
n+m/m1n)で表わされた結果を表2に示す。
表    2 (2)実施例2 実施例1と同様の長さ10mの合成材ス1−リップ12
本を、実施例1とほぼ同様の方法で処理したが、実施例
1で用いられた硫酸鉄の代りに硫酸クロムを使用した。
出来上がった材料は、実施例1同様に優秀な堅さおよび
感触ならびに満足すべき外観を備えていた。
(3)実施例3 実施例1および実施例2で使用した材料を、実施例1と
ほぼ同様の方法で処理したが、実施例1で用いられた硫
酸鉄の代りに、鉄の塩溶液を使用した。処理後の材料は
、例1とほぼ同様のものが得られた。
(4)実施例4 実施例1で使用した材料を、実施例1とほぼ同様の方法
で処理したが、実施例1で用いられたアスパラギン・ア
ルデヒドの代りにグルタル(glutaric)を使用
した。出来上がった材料は、高度の柔軟性と、かなり良
好な外観を備えていた。
(5)実施例5 実施例1で述べた処理を、車′両の日除は覆いに通常使
用されるタイプの緻密なポリウレタンフィルムで覆われ
たポリウレタンフォーム・シートからなる厚さ0.8m
mの2層のシート材に施した。出来上がった製品は比較
例1および2における表16よび2に示された結果と同
様の結果を示したが、実施例1における最終製品よりは
低品質であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は[イミテーション レザー」と呼ばれている市
販の合成シート材の顕微鏡写真を示し、第2図はこの発
明によって製造された人工皮革の顕微鏡写真である。 以  上 外4名 (X62) 第1図 (X62) 第2図 手続補正帯(方式) 1、事件の表示  昭和60年特許願第122385 
 号2、発明の名称人工皮革の製の方法 3、補正をする者 事件との関係    特許出願人 住    所 東京部品用区東五反田5丁目22番33
号 池田山ハイツ1505号外  4  名 微鏡写真である。」を以下のように訂正する。 「第1図は「イミテーション レザー」と呼ばれている
市販の合成シート材の繊維の形状を示す顕微鏡写真であ
り、第2図はこの発明によって製造された人工皮革の繊
維の形状を示す顕微鏡写真である。」方式θ)以上

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)多孔質合成シート材、特にポリエステルおよび/
    またはポリエチレン繊維ならびに本革に似せるように模
    様がつけられたプレスド・ポリウレタン樹脂カバー・フ
    ィルムが埋込まれた多孔質ポリウレタン・マトリックス
    からなるタイプの多孔質合成シート材を化学的に加工し
    て、本革と同様の人工皮革を製造する方法において、上
    記合成シート材を2価および/または3価の金属塩の水
    溶液によって、上記塩水溶液が上記合成シート材の実質
    上全体に浸透するよう処理し、 次に、上記合成シート材を鉱油および/または脂肪酸エ
    ステルの乳濁液により処理することからなる塗油処理を
    施すことを特徴とする人工皮革の製造方法。
  2. (2)上記塩溶液中で処理したのち直ちに、上記合成シ
    ート材をジアルデヒドまたはポリアルデヒドの水溶液中
    で処理することを特徴とする特許請求の範囲第(1)項
    記載の人工皮革の製造方法。
  3. (3)上記塩溶液処理完了後直ちに、上記2価および/
    または3価の金属塩中の対応する水酸化物が、ゲルの形
    態で上記合成シート材の孔に沈澱するような物理化学的
    条件下に、上記塩溶液をおくことを特徴とする特許請求
    の範囲第(1)項または第(2)項記載の人工皮革の製
    造方法。
  4. (4)上記塩溶液を、強塩基添加によるpH値の上昇に
    よって、沈澱を生じる状態にすることを特徴とする特許
    請求の範囲第(3)項記載の人工皮革の製造方法。
  5. (5)上記金属塩が硫酸塩であることを特徴とする特許
    請求の範囲第(1)項〜(4)項のいずれか1項に記載
    の人工皮革の製造方法。
  6. (6)厚さ0.3〜2mmの合成シート材を用い、この
    合成シート材を集めて、本革をなめすのに用いられるタ
    イプの回転ドラム内に装入し得る適切な寸法に束ねるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第(1)項〜(5)項の
    いずれか1項に記載の人工皮革の製造方法。
  7. (7)上記合成シート材を本革をなめすのに用いられる
    タイプの回転ドラム内に置き、表面活性剤の水溶液中で
    処理し、次に3価の金属硫酸塩溶液中で処理し、上記塩
    溶液のpH値を最初は約3.2に保ち、次にNaOHを
    なめし溶液に付加してpH値を約7〜7.5に上げて、
    対応する水酸化物が沈澱するようにし、次に上記合成シ
    ート材を洗浄するとともに5〜10%のジアルデヒド溶
    液中で処理することを特徴とする特許請求の範囲第(1
    )項記載の人工皮革の製造方法。
  8. (8)ジアルデヒド処理ののち、上記合成シート材を重
    量比30%の硫黄が付加された油溶液で塗油し、適切な
    着色材により染色し、洗浄し、防火処理溶液中で処理し
    、最後に上記防火処理溶液が付加された軟化溶液中で処
    理することを特徴とする特許請求の範囲第(7)項記載
    の人工皮革の製造方法。
  9. (9)上記合成シート材が、ポリエステルおよび/また
    はポリウレタン繊維が多孔質ポリウレタン・フォーム・
    マトリックス中に埋め込まれたものを含む複合体からな
    り、ポリエステル繊維用の少なくとも1つの複合金属着
    色材と、ポリウレタン樹脂用の少なくとも1つの複合金
    属着色材との混合物の3%溶液を使用して染色し、上記
    着色溶液は、当初約40℃を維持し、少なくとも1時間
    の処理ののち、その温度を約60℃に上げることを特徴
    とする特許請求の範囲第(8)項記載の人工皮革の製造
    方法。
  10. (10)上記合成シート材が、最後に熱気乾燥され、巻
    き取られることを特徴とする特許請求の範囲第(1)項
    〜第(9)項のいずれか1項に記載の人工皮革の製造方
    法。
JP12238585A 1984-06-06 1985-06-06 人工皮革の製造方法 Granted JPS6141378A (ja)

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IT67585A/84 1984-06-06

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DE (1) DE3574749D1 (ja)
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