JPS6141043Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6141043Y2
JPS6141043Y2 JP9287481U JP9287481U JPS6141043Y2 JP S6141043 Y2 JPS6141043 Y2 JP S6141043Y2 JP 9287481 U JP9287481 U JP 9287481U JP 9287481 U JP9287481 U JP 9287481U JP S6141043 Y2 JPS6141043 Y2 JP S6141043Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
flexure
voice coil
spring
coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP9287481U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57205108U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP9287481U priority Critical patent/JPS6141043Y2/ja
Publication of JPS57205108U publication Critical patent/JPS57205108U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6141043Y2 publication Critical patent/JPS6141043Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Facsimile Heads (AREA)
  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)
  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Mounting And Adjusting Of Optical Elements (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、2つのバネ部を構成し2自由度を持
たせたフレクシヤに関し、特に光源移動アクチユ
エータに用いて有用なフレクシヤに関する。
近年、高速高精度の印字装置としてレーザプリ
ンタが用いられてきている。レーザプリンタは、
第1図に示すように、光源移動アクチユエータ1
から、文字に関連した変調光を発射し、該変調光
を一定速度で回転するポリゴンミラー2で受けて
感光ドラム4上にスイーブさせながら記録させる
ものである。3は、ポリゴンミラー2を回転させ
るモータである。このようなレーザプリンタで
は、光源を少なくとも周波数約300Hz、スパン5
μm程度で振動させる必要がある。振動は、光源
移動アクチユエータ1の内部で行われる。その方
法は、レーザをフレクシヤで支持し、該レーザを
ボイスコイルで駆動することにより行う。この駆
動周波数を前述したように300Hzとすると、フレ
クシヤーで構成される振動系の固有振動数は1K
Hz程度にする必要がある。ここで、振動系の質量
をm、バネ定数をkとすると、固有振動数(
o)は次式で表わされる。
上式よりoを高くするとバネ定数kも大きく
する必要があることがわかる。
一方、光源の静的な位置も高精度な位置決めを
必要とする。このような位置決めは、可動範囲が
μmオーダと極めて狭いため、機械的固定では位
置決めが難かしくボイスコイルに前記300Hzの交
流成分とは別にバイアス用の直流電圧を重畳させ
る方法がとられる。この直流分を印加することに
よる光源の移動量はスパンで数100μmあると都
合がよい。このためには、ボイスコイルに流す電
流が交流分を100mA程度にとると直流分は数A
以上必要となり到底実用に耐えない。
本考案は、このような点に鑑みてなされたもの
で、フレクシヤに同心円状の2つのバネ部を形成
し、これらバネ部のバネ定数をそれぞれ異ならし
め、高低2つの周波数を含む信号でボイスコイル
を駆動するようにして、小さい電流でも直流的な
バイアスを与えることができるフレクシヤを実現
したものである。以下、図面を参照して本考案を
詳細に説明する。
第2図は、本考案に係るフレクシヤの一構成を
示す図である。同図において、A部、B部がそれ
ぞれバネ定数の異なるバネである。同図中のα,
β,γ部はバネを構成しない部分である。A,B
及びα,β,γはそれぞれ帯状にかつ同心円状に
構成されている。ここで、β部の質量をm1、ボ
イスコイルで駆動される光源等の質量をm2とす
る。バネA,Bのバネ定数をそれぞれk1,k2とし
て一般化した図を第3図に示す。この系の周波数
と、質量m1,m2の振幅を求める。m2に外力を加
えたときのm1の移動量をx1、m2の移動量をx2
すると強制振動の式は次式で表わされる。
m1x¨+(k1+k2)x1−k2x2=0 (2) m2x¨+k2x2−k2x1=Posinωt (3) ここで、Poは外力の振幅、ωは振動の角周波
数である。また、m1とm2の振幅をそれぞれa1
a2とすると、x1,x2はそれぞれ次式で表わされ
る。
x1=a1sinωt (4) x2=a2sinωt (5) (4),(5)を(2),(3)に代入整理すると次式が成立す
る。
{−m1a1ω+(k1+k2)a1−k2a2} sinωt=0 (6) (−m2a2ω+k2a2−k2a1)sinωt =Posinωt (7) (6),(7)式が常に成立するには次式を満足させる
必要がある。
a1(−m1ω+k1+k2)−k2a2=0 (8) −k2a1+a2(−m2ω+k2)=Po (9) ここで、m2系の静的たわみをxs、固有振動数
をωo、m1系の固有振動数をΩoとするとこれ
らはそれぞれ次式のようになる。
s=Po/k2 (9) ωo2=k2/m2 (10) Ωo2=k1/m1 (11) (9)〜(11)を(8),(9)に代入すると次式が成立する。
a1(1+k/k−ω/Ωo)−k/ka2
0(12) a1=a2(1−ω/ωo)−xs (13) (12),(13)をa1,a2について解けば次式が成立
する。
ここで、低周波領域の動作を解析する。ω≪Ω
o≪ωoとすると(14),(15)は、次式のように
簡略化される。
a1/xsk2/k1 (16) a2/xs1+(k2/k1) (17) (16),(17)に(9)を代入するとa1とa2は次式の
ようになる。
a1Po/k1 (18) a2=(Po/k2)+a1 (19) 即ち、それぞれのバネの振幅は、それぞれ単独
の外力Posinωtが加わつたのと等価になる。
一方、高周波領域ではΩo≪ω≪ωoとする
と、(14),(15)は次式のように簡略化される。
(20),(21)に(9)を代入するとa1とa2は次式の
ようになる。
a2Po/k+a1 (23) Ωo≪ωのためにa1≪Po/k1とバネAの振幅a1
は(18)で示した静的たわみから大きく減少する
ことがわかる。この結果をグラフに示すと第4図
に示すようなものとなる。同図で、横軸は周波
数、縦軸はa1あるいはa2をxsで正規化したもの
を示す。は、低域特性、は高域特性を示
す。両特性を合成した特性を(破線)で示
す。同図より、周波数が低い方が高い場合よりも
振幅が大きくとれることがわかる。従つて、ボイ
スコイルに周波数の異なる2つの駆動信号を同時
に印加すれば、低い方の周波数に対してはバネ定
数の小さいバネAが応答し、高い周波数に対して
はバネ定数の大きいバネBが応答する。低い周波
数の方が振幅が大きくとれるということは、低い
周波数で直流的なバイアスを与えるのと同等の動
作を行わせることができることを示している。高
い周波数には、前述した300Hzを用いる。300Hzの
点は、第4図のF点に相当する。
このような本願考案に係るフレクシヤは、種々
の装置に応用することができる。第5図は、本願
考案を利用した光源移動アクチユエータの一構成
例を示す図である。同図は円筒状をなした本装置
を円筒の中心を通る直線に沿つて切断した切断面
を示している。同図において、11はレンズであ
る。12はレーザである。13は、該レーザの周
囲に沿つてこれを挟持する可動部である。14
は、その一端が該可動部に固定された円筒状コイ
ルである。15は、円筒中心に沿つて円周状に配
されかつコイル14と近接して置かれた円筒状磁
石である。16は、磁石15の反対側からコイル
14を挟むように該コイルに近接して置かれた磁
性体である。磁石15と磁性体16は磁気回路を
構成している。該磁気回路には、図に示すように
常時磁路が形成され磁束φが通じている。
17は、磁性体16と可動部13の間に挟着さ
れた第1のフレクシヤである。18は、コイル1
4と磁性体16の間に挟着された第2のフレクシ
ヤである。該第1及び第2のフレクシヤとして本
願考案に係るものが用いられている。これらフレ
クシヤは、その一端が磁性体16なる固定部で固
定され挟持体13及びコイル14を支え持つてい
る。従つて、可動部13とコイル14は、フレク
シヤ17,18を支点として円筒軸方向に動くこ
とができる。可動部が動くと該可動部に挟持され
たレーザ12も一緒に動くことになる。
上述したレーザ12、可動部13、コイル1
4、磁石15及び磁性体16はいわゆるボイスコ
イルモータを構成している。即ち、ボイスコイル
14は電流を流すと磁界中に置かれたコイルはフ
レミングの左手則に従う力を受ける。この力の方
向が円筒軸方向にのみ及ぶようにしておけば、レ
ーザ12とレンズ11間の距離はボイスコイル1
4に流れる電流の大きさ及び極性に応じて変化す
るので第5図に示す装置を光源移動アクチユエー
タとして利用することができる。ここで、ボイス
コイル14に流す電流として、駆動用の300Hz
と、直流的なバイアスを与えるための低周波を重
畳したものを用いれば、等価的に直流電流により
バイアスを与えた場合と同一の効果を奏すること
は前述したとおりである。第6図は、ボイスコイ
ル14に流す電流波形を示す図である。同図にお
いて、ΔDは低周波電流により与えられるオフセ
ツト分、ΔAは高周波成分である。
別の応用例について説明する。第7図は、本願
考案に係るフレクシヤを光デイスク用の、データ
書込、読取ヘツドに用いた例を示す図である。同
図において、20はデイスクである。21はレン
ズ、22は該レンズを挟持する可動部、23はレ
ンズ21及び可動部22を支えるフレクシヤであ
る。該フレクシヤとしては、本願考案に係るもの
が用いられている。24は、ボイスコイルであ
る。25は、該ボイスコイルを取り囲むように配
された永久磁石である。26はレーザ、27,2
8はレンズ、29は偏向プリズム、30は1/4波
長板である。31はレンズ、32はハーフミラ
ー、33はウエツジ、34はフオーカス用光検出
器、35はトラツクエラー検出器である。このよ
うに構成された装置の動作を以下に説明する。
レーザ26から発せられた光は、レンズ27,
28、偏向プリズム29、1/4波長板30を介し
てレンズ21に入射する。入射した光は、該レン
ズ21で集光されデイスク20上に結像する。結
像した点は、レーザ光の強力なエネルギーにより
穿孔される。デイスク20はある一定速度で回転
しており、該デイスクには情報が書込まれてい
く。このとき、レンズ21の焦点を合わせるため
ボイスコイル24に電流が流される。このとき、
コイル24は流れる電流の大きさに応じた力を受
け、該コイルと一体構成されたフレクシヤ23が
伸縮する。これにより、レンズ21が移動してデ
イスク上に焦点を合わせることができる。また、
ボイスコイル24に高低2つの周波数が重畳され
た電流を流すことにより、直流的なバイアスを与
えてレンズ21の位置をシフトさせるのと同等な
動作を行わせることができることは、第5図に示
した光源移動アクチユエータの場合と同様であ
る。読み出しの場合は、書込みの場合と逆の動作
によりレンズ31、ハーフミラー32、ウエツジ
33を経て光検出器34に入り該検出器でデイジ
タル信号に変換されることになる。
以上、詳細に説明したように、本考案によれば
バネ定数を異ならしめた2つのバネ部を同心円状
に配した構成にすることにより、ボイスコイルで
駆動するに際し小さい電流でも直流的なバイアス
を与えることができるフレクシヤを実現すること
ができる。ここでは2つのバネ部の例を示したが
2つ以上のバネ部を配しても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、レーザプリンタの一例を示す図であ
る。第2図は、本考案の一実施例を示す構成図で
ある。第3図は、フレクシヤを振動させるときの
等価回路、第4図は第3図に示す系の特性曲線で
ある。第5図は、光源移動アクチユエータの一例
を示す図、第7図は光デイスク装置の一例を示す
図、第6図はボイスコイルに流れる電流波形を示
す図である。 1……光源移動アクチユエータ、2……ポリゴ
ンミラー、3……モータ、4……感光ドラム、1
1……レンズ、12,26……レーザ、14,2
4……ボイスコイル、15,25……永久磁石、
17,18,23……フレクシヤ、27,28,
31……レンズ、32……ハーフミラー、34…
…光検出器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円板状に形成せしめた部分よりなるフレクシヤ
    において、バネ定数の異なる少くとも2つのバネ
    部を同心円状に構成し少くとも2自由度をもたせ
    るようにしたことを特徴とするフレクシヤ。
JP9287481U 1981-06-23 1981-06-23 Expired JPS6141043Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9287481U JPS6141043Y2 (ja) 1981-06-23 1981-06-23

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9287481U JPS6141043Y2 (ja) 1981-06-23 1981-06-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57205108U JPS57205108U (ja) 1982-12-27
JPS6141043Y2 true JPS6141043Y2 (ja) 1986-11-22

Family

ID=29887886

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9287481U Expired JPS6141043Y2 (ja) 1981-06-23 1981-06-23

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6141043Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57205108U (ja) 1982-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR950010329B1 (ko) 정보기록재생장치의 광학부 구동장치
JPS6118812B2 (ja)
JPS6141043Y2 (ja)
JPS6259370B2 (ja)
JPS6120058B2 (ja)
JP2597973B2 (ja) 光学ヘツド装置
JPS6243256B2 (ja)
JPS6158887B2 (ja)
JPH02130730A (ja) レンズアクチュエータ
JPS6127811B2 (ja)
JP2595712B2 (ja) 光学的記録再生装置
JPS58218051A (ja) 光ピツクアツプ
JPS5939312Y2 (ja) 光学式記録情報再生装置
JPH0675298B2 (ja) 光学式情報再生装置
JPS61107544A (ja) 三次元駆動装置
JPS60209937A (ja) 光学的情報読取装置
JPH0722738Y2 (ja) 光ピックアップ装置
JPS6336499Y2 (ja)
JPH0344816A (ja) トラッキング装置
JPH04245033A (ja) 光ピックアップ装置
JPS61134937A (ja) 光学ヘツド
JPH03134826A (ja) ミラー回転駆動装置
JPS6187230A (ja) 対物レンズ駆動装置
JPH0413232A (ja) 光ヘッド
JPH0447900B2 (ja)