JPS6140778Y2 - - Google Patents

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JPS6140778Y2
JPS6140778Y2 JP1982076724U JP7672482U JPS6140778Y2 JP S6140778 Y2 JPS6140778 Y2 JP S6140778Y2 JP 1982076724 U JP1982076724 U JP 1982076724U JP 7672482 U JP7672482 U JP 7672482U JP S6140778 Y2 JPS6140778 Y2 JP S6140778Y2
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JP
Japan
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main shaft
electromagnetic
loom
brake
speed
Prior art date
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JP1982076724U
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English (en)
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JPS58180285U (ja
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Priority to JP7672482U priority Critical patent/JPS58180285U/ja
Publication of JPS58180285U publication Critical patent/JPS58180285U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、高速織機用のブレーキ装置に関す
る。
この種の織機には安全装置としてブレーキ装置
が設けられている。このブレーキ装置は、主運動
などの不正運動時に、織機の運転を自動的に停止
させる働きをする。このブレーキ手段として一般
に応答速度の速い電磁ブレーキが採用されてい
る。
ところで最近のウオータジエツトルームやエア
ジエツトルームはますます高速化しており、その
回転数は1000回転/分にも達している。このため
不正運動の発生時に織機(主軸)の1回転以内で
の急停止が困難になつてきた。
一般に高速回転体の急停止には2つの技術的な
課題がある。その1つは応答速度の問題である。
電磁ブレーキは、機械的なブレーキ手段に比較し
て応答速度の点で優れており、したがつて広く用
いられている。しかしその制動トルクが大きくな
ると、電気的な遅れ要素としてのインダクタンス
が大きな値になるため、その応答速度は小トルク
形式のものに比較して遅くなる。また他の1つは
機械的な強度の問題である。すなわち電磁ブレー
キの制動トルクが大きくなると、標準的な電磁ブ
レーキでの機械要素の強度が不足し、安全性が確
保できなくなる。
ここに本考案の目的は、上記の技術的な課題す
なわち必要な応答速度を確保しつつ、機械的な強
度を強化しないままで、織機の急速停止を可能に
する点にある。
一方、従来のブレーキ装置は、主軸の一端にの
みブレーキ手段を備えている。このため制動中の
主軸にねじれ変形が発生する。この結果、主軸に
よつて駆動される各機構、特にスレーがたて糸に
対し直交せず傾斜するため、織前の線が傾斜し、
織物に織段が発生する。
したがつて本考案の他の目的は、制動時に主軸
のねじれ変形を未然に防止する点にある。
上記目的のもとに本考案は、主軸に所定の応答
速度の電磁ブレーキを複数設け、それぞれの電磁
ブレーキで必要な制動力を分担させるようにして
いる。また本考案では、複数の電磁ブレーキが主
軸の各端部に設けられており、主軸の両端部での
制動力が停止時における各端部に作用する慣性力
にほぼ等しくなるようにしている。
以下、本考案を図に示す一実施例にもとづいて
具体的に説明する。
まず第1図は、本考案の高速織機用ブレーキ装
置1を示している。この高速織機用ブレーキ装置
1は、対向状態のサイドフレーム2,3の間で回
転自在に支持された主軸4の各端部とそれぞれの
サイドフレーム2,3との間に電磁ブレーキ5,
6を取付けるとともに、一方のサイドフレーム3
の位置に取付けられた駆動モータ7の出力軸8の
後端部にも電磁ブレーキ9を取付けて構成してあ
る。駆動モータ7の回転は、巻掛け伝動手段すな
わち出力軸8に取付けたVプーリ10、主軸4の
一端に取付けたVプーリ11およびそれらに巻掛
けたVベルト12により主軸4に伝達される。な
お、サイドフレーム2,3は、横方向のビームや
レールで連結されている。
上記電磁ブレーキ5,6,9の応答速度は、所
定の範囲すなわち好ましくは主軸4の1回転に必
要な時間よりも小さく設定されている。したがつ
て電磁ブレーキ5,6,9の電気的な時定数要素
(インダクタンス)は上記応答速度を満足させる
範囲内に設定される。これらの電磁ブレーキ5,
6,9の制動トルクの和は、主軸の急停止に必要
とされる全制動トルク以上に設定してある。しか
もこの実施例では、主軸4の両端の電磁ブレーキ
5,6の制動トルクは、停止時に作用する各端部
の慣性力にほぼ等しく設定してある。
次に上記高速織機用ブレーキ装置1の動作を脱
明する。織機の定常運転時には、駆動モータ7の
回転はVプーリ10、Vベルト12およびVプー
リ11を経て主軸4に伝達される。ここで主軸4
は開口運動、よこ入れ運動、おさ打ち運動などの
主運動装置の他、副運動装置、補助運動装置を調
和的に駆動する。
よこ糸のよこ入れ不正や、たて糸またはよこ糸
の糸切れが発生したとき、電磁ブレーキ5,6,
9は、停止信号を受けて起動し、主軸4および駆
動モータ7の出力軸8に制動力を作用させる。こ
のため主軸4は、停止信号を受けた時点から速や
かに停止し、各回転部分の慣性回転による惰走を
阻止する。このようにして主軸4は、速やかに停
止し、諸装置の安全を確保する。
さて、主軸4は、その両端部分で図示しないク
ランクまたはカム機構により、第2図に示す一対
のスレーソード13に揺動運動を与え、そのスレ
ーソード13に支持されたスレー14におさ打ち
運動を与える。このスレー14はたて糸15に対
し常に直交状態で前後方向の往複運動をし、ひ道
に通されたよこ糸16を織布17の織前まで圧入
する。主軸4の停止時に、両端の電磁ブレーキ
5,6は主軸4の各端部に作用する慣性回転力に
等しい制動力を作用させるため、主軸4は各端部
でバランス状態の制動力を受け、急停止時にねじ
れ変形を起こさない。したがつて一対のスレーソ
ード13およびスレー14は、これらに対する原
動側としての主軸4のねじれ変形を受けない状態
で駆動される関係にあるから、スレー14はたて
糸15に対し高い精度で直交状態を維持する。こ
の結果、よこ糸16は、織前に対して常に平行な
状態で打ち込まれる。したがつて、制動中に、織
布17の各端部でよこ糸16の打ち込み差がなく
なり、織段などの発生が未然に防止できる。なお
駆動モータ7の側の電磁ブレーキ9は、回転源と
しての駆動モータ7の他、Vプーリ10,11お
よびVベルト12に滑りを起こさない範囲で主軸
4にも制動をかける。
ちなみに上記実施例は、駆動モータ7の出力軸
8にも電磁ブレーキ9を取付けているが、この電
磁ブレーキ9は補助的なものであるから省略して
もよい。また主軸4に対する電磁ブレーキ5,6
の設定台数は2個以上であつてももちろんよい。
本考案によれば、電磁ブレーキのインダクタン
スが所定の応答速度内に設定されているから、織
機の主軸の急速停止が可能となり、また必要な制
動トルクが複数の電磁ブレーキによつて分担され
るから、電磁ブレーキの機械的強度は特別強化す
る必要もなくなる。特に、本考案では、織機の主
軸の各端部毎に電磁ブレーキが設けられているの
で、かりに各端部での負荷がアンバランスで、急
停止時に各端部の慣性回転力がたとえ異なつてい
ても、制動時に主軸がねじれ変形を起こさず、し
たがつてスレーの直交度やその他の装置に悪影響
が生じないから、織布に織段などによる品質低下
がなくなる。これらの作用効果は、高速織機に関
しての特有のものであり、その性能を高める点で
きわめて有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の高速織機用ブレーキ装置の平
面図、第2図は織前部分およびスレーの概略的な
平面図である。 1……高速織機用ブレーキ装置、2,3……サ
イドフレーム、4……主軸、5,6……電磁ブレ
ーキ、7……駆動モータ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 対向状態のサイドフレーム間で、駆動モータ
    によつて駆動される主軸を回転自在に支持する
    とともに、上記の各サイドフレームと主軸の各
    端部との間に所定数の電磁ブレーキを設けて成
    ることを特徴とする高速織機用ブレーキ装置。 (2) 主軸の各端部での電磁ブレーキの制動トルク
    を高速織機の急停止時に主軸の各端部に作用す
    る慣性力にほぼ等しく設定して成ることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の高
    速織機用ブレーキ装置。
JP7672482U 1982-05-25 1982-05-25 高速織機用ブレ−キ装置 Granted JPS58180285U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7672482U JPS58180285U (ja) 1982-05-25 1982-05-25 高速織機用ブレ−キ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7672482U JPS58180285U (ja) 1982-05-25 1982-05-25 高速織機用ブレ−キ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58180285U JPS58180285U (ja) 1983-12-02
JPS6140778Y2 true JPS6140778Y2 (ja) 1986-11-20

Family

ID=30086024

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7672482U Granted JPS58180285U (ja) 1982-05-25 1982-05-25 高速織機用ブレ−キ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58180285U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5277262A (en) * 1975-12-18 1977-06-29 Nissan Motor Method of stopping loom
JPS58156055A (ja) * 1981-12-16 1983-09-16 ゼツト・ブイ・エス・ビズクムネビボジヨビ・ウスタフ・コンセルノバ・ウセロバ・オルガニザセ 織機用のクラツチ機構

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5277262A (en) * 1975-12-18 1977-06-29 Nissan Motor Method of stopping loom
JPS58156055A (ja) * 1981-12-16 1983-09-16 ゼツト・ブイ・エス・ビズクムネビボジヨビ・ウスタフ・コンセルノバ・ウセロバ・オルガニザセ 織機用のクラツチ機構

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58180285U (ja) 1983-12-02

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