JPS602208Y2 - 織機における経糸送出装置 - Google Patents

織機における経糸送出装置

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JPS602208Y2
JPS602208Y2 JP16021079U JP16021079U JPS602208Y2 JP S602208 Y2 JPS602208 Y2 JP S602208Y2 JP 16021079 U JP16021079 U JP 16021079U JP 16021079 U JP16021079 U JP 16021079U JP S602208 Y2 JPS602208 Y2 JP S602208Y2
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JP
Japan
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warp
tension
lever
transmission
loom
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JP16021079U
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JPS5678890U (ja
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一 鈴木
俊継 桜井
雅彦 金原
昇 小林
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株式会社豊田自動織機製作所
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【考案の詳細な説明】 技術分野 この考案は織機においてワープビームに巻かれた経糸を
送出するための経糸送出装置に関するものである。
従来技術 織機の経糸送出装置は均質な織成を行うために経糸の張
力を常に一定に保持するようにしている。
すなわち、経糸の張力変動を検出し、その検出に基づい
て経糸送出装置の変速機を作動させ、経糸張力が増大し
た場合にはワープビームの送り出し速度を大きくし、経
糸張力が小さくなった場合にはその逆になるようにして
いる。
しかしながら、織成時に瞬間的に生じる張力変動例えば
筬打ち時などのように経糸に対して瞬間的に大きな張力
が附与される場合、これに対応してワープビームの回転
速度を大きくしたのでは送り出し量が多くなりすぎて均
質な織成が不可能となる。
従ってこのような場合には変速機を作動しないようにす
ることが好ましいものである。
又、織機の停止時にも張力の変動が変速機に伝わらない
ようにしたり、さらに、送り出し運動の反力が張力変動
の検出部側に逆流して伝わらないようにする必要ももあ
る。
このために、従来は例えば第1図に示すように、ワープ
ビーム51からの経糸Yを張設案内するローラ52を有
し、変速機と連動したレバ一体53の一部に制動面54
を設け、その制動面54と接離可能に対応するブレーキ
シュー55を設けたレバ一体56を設けて、経糸Yに大
きなテンションがかかるときにはスプリング57の附勢
力によりブレーキシュー55を制動面54に圧接させて
張力検出のための前記レバ一体53をロックし、その他
の場合にはカム5δの作用によりスプリング57の附勢
力に抗してブレーキシュー55を制動面54から離間さ
せるようにしたものがある。
この従来装置においてはブレーキシュー55と制動面5
4とが接触するたびに叩打音が発せられて騒音の原因と
なるばかりでなく、スプリング57がバネ力の弱いもの
であると、レバ一体53の即応性や追従性が悪くなり、
これを解決するためにバネ力の強いスプリングを使用す
ると前記の騒音が一層ひどくなる欠陥があった。
さらに別の従来装置としては、第2図に示すように経糸
の張力検出部と変速機との間に設けられたレバ一体59
を常にはフリーにしておき、所定時期にソレノイド60
を作動させてレバ一体59の一部に設けた板体61を固
定部62と挟持レバー63との間に挟持してそのレバ一
体59を不作動状態とし、張力検出部の作動が変速機に
伝達されないようにしていた。
従って、この従来装置においても前記従来装置の場合と
同様に制動部が離間、接触を行うものであるため、ソレ
ノイド60の作動時に騒音が発せられるばかりでなく、
ソレノイド60の磁力が弱いと前記と同様に即応性、追
従性に問題があり、磁力の弱いソレノイドを使用すると
騒音がより大きくなり、しかも消費電力が多くなる欠陥
があった。
又、この従来装置では耐久性に乏しく、毎回制動作用を
行わせることは装置を損傷することになり、実質的に困
難である。
さらに、前記両従来装置の即応性、追従性の低下、ある
いは騒音の発生は例えば、ジェットルームのように在来
機構の数倍にも及ぶ高速回転を行う織機においては一層
顕著に現われるものであった。
考案の目的 この考案の目的はこのような従来の制動装置の問題を解
消して、制動にともなう騒音が発生せず、しかも即応性
、追従性に優れた制動装置を提供することにある。
実施例 以下、この考案を具体化した一実施例を第3図〜第5図
に基づいて説明すると、織機の機枠1にはワープビーム
軸2が回転可能に支持され、そのワープビーム軸2には
ワープビーム3が着脱自在に取着されるようになってい
る。
前記機枠1の一側には変速機4が配置され、その入力軸
4aにはドライブシャフト(図示しない)からタイミン
グベルト5を介して動力が伝達されるとともに、変速レ
バー6を有する変速軸4bの回動変位に基づいて前記動
力の回転数が変速されて出力軸4cから出力され、平歯
車7,8、傘歯車9,10、ウオーム11及びウオーム
ホイール12を介して前記ワープビーム軸2に伝達され
るようになっている。
ワープビーム3の後部上方位置における機枠1にはバッ
クローラ13が回転自在に支承され、ワープビーム3か
ら送り出される経糸Yを案内するようになっている。
ワープビーム3の上方位置には左右一対のテンションレ
バー14が軸15により揺動可能に支持され、それらの
後端部間にはテンションローラ16が回動自在に支承さ
れており、ワープビーム3からバックローラ13を介し
て上方に送出されてくる経糸Yをこのテンションローラ
16を経て綜絖枠(図示しない)側に供給案内するとと
もに、その経糸Yの張力変動に基づいてテンションレバ
−14全体が軸15を中心に揺動するようになっている
前記テンションレバー14の下方位置における機枠1の
両側には揺動レバー17がその一端において軸18によ
り揺動可能に支持され、その基端部とテンションレバー
14の先端部との間には連結ロッド19が設けられると
ともに、その連結ロッド19とテンションレバー14と
の間には筬打ち時及び最大開口時に経糸Yに加えられる
瞬間的な大きな張力や衝撃を吸収するためのスプリング
20が介装されている。
前記揺動レバー17の先端部にはバランスウェイト21
が吊下され、揺動レバー17、連結ロッド19、スプリ
ング20、テンションレバー14及びテンションローラ
16を介して経糸Yに一定の張力を附与するようになっ
ている。
揺動レバー17の基端部寄りと前記変速レバー6との間
には作動ロッド22が連結され、経糸Yの張力変動にと
もなう揺動レバー17の揺動が前記変速軸4bに伝達さ
れて、その揺動量の変動にともなった変速軸4bを回動
変位させ、これに基づいて変速機4の変速比を変えて前
記ワープビーム3の回転速度を経糸Yの張力変動に適応
させて変更し、経糸Yに対ちて常に最適の張力を附与す
るようになっている。
揺動レバー17の先端には、第4図に示すように内部に
コイル23を有する筒状の電磁石24が固定され、又揺
動レバー17の揺動にともなう前記電磁石24の移動範
囲域と対応するように、機枠1には鉄等の磁性体よりな
る吸着板25がボルト26により固定されている。
そして、前記電磁石24は常時前記吸着板25に実質的
に接触した状態におかれる。
この電磁石24の作動時期は適宜選択することができ、
例えば織成運動中、筬打時などの大きな衝撃が生じると
きに作動したり、あるいは織機の停止時のみに作動する
ように設定することができる。
揺動レバー17のほぼ中間部には目盛指示ロッド27が
その下端において取付けられ、その上端指示部27aが
機枠1に固定した目盛板28と対応し、経糸Yの張力変
動による揺動レバー17の揺動位置を指示するようにな
っている。
さて、織成時にはドライブシャフトから変速機4及び平
歯車7,8等の歯車機構を介してワープビーム3が回転
され、経糸Yが送り出される。
この経糸Yの送り出しにともないワープビーム3の径が
小さくなって単位回転数当りに送り出し量が少なくなり
、経糸Yに対してより強い張力が附与される。
このようになるとその変化した張力によってテンション
レバー14が揺動されて、連結ロッド19を介して揺動
レバー17が揺動し、作動ロッド22及び変速レバー6
を介して変速軸4bが回動される。
このため変速機4の変速比が変更されてワープビーム3
の回転速度が修正され、経糸Yは常に所定の張力に保持
され均質な織成を行うことができる。
この場合、揺動レバー17が揺動しているときでもその
揺動レバー17先端の電磁石24は吸着板25に対して
実質的に接触した状態にある。
そして、例えばあらかじめ設定された筬打ち時には前記
電磁石24が励磁されて吸着板25に吸着されるので、
揺動レバー17が揺動不能な状態におかれる。
このため、筬打ちに基づく衝撃や、経糸Yの瞬間的な張
力変動によってテンションレバー14が揺動してもその
揺動は連結ロッド19のスプリング20によって吸収さ
れるのみで揺動レバー17は揺動しない。
従って、このように衝撃や大きな張力が加えられても変
速機4が変速作動されるようなことはなく、織成に悪影
響を与えることはない。
そして、この場合この制動装置においては電磁石24が
吸着板25に常に接触しているので、電磁石24の励磁
と同様に吸着板25に吸着固定されるため、即応性に優
れ、またあらかじめほぼ接触した状態にあるため、吸着
時に叩打音が発せられることはなく、シかもこの良好な
即応性のために強い磁力の電磁石を使用する必要はなく
、消費電力を節約することができる。
次に、この考案の第二実施例を第5図について説明する
と、この実施例では揺動レバー17の先端に吸着板25
と常時接触する永久磁石29を設けるとともに、その永
久磁石29の一部に永久磁石29と反対方向の磁束を発
生するコイル30を設けて、通常はコイル30に通電し
て永久磁石29とコイル30との磁束を相殺させること
により揺動レバー17が揺動できるようにし、衝撃、過
大な張力がかかるときにのみコイル30に対する通電を
遮断して永久磁石29を吸着板25に吸着板させ、揺動
レバー17を不作動状態とするように構成したものであ
る。
第6図に示す第三実施例は前記第一実施例とは逆に、機
枠1に電磁石24を固定するとともに、揺動レバー17
の先端に吸着板25を固定したものである。
考案の効果 以上実施例で例示したように、この考案はテンションロ
ーラの変動を変速装置に伝達する伝達系を構成する揺動
部材と機枠とのいずれか一方には磁性体を設け、他方に
は少なくとも電磁石を備え通電あるいは通電の遮断によ
り吸着力を生じる吸着部材を設け、前記磁性体に対し吸
着部材を実質的に接触した状態で対応配置し、前記吸着
部材が磁性体を吸着することにより前記テンションロー
ラから変速装置に至るテンションローラの変動伝達系を
固定化することにより、揺動レバーのロック時に叩打音
に起因する騒音の発生を防止できるとともに、即応性に
優れ、耐久性に優れた制動装置を提供することができる
優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はそれぞれ従来の制動装置を示す略体
図、第3図以下はこの考案を具体化した制動装置を示す
ものであって、第3図は第一実施例の装置全体を示す側
面図、第4図は同じ要部断面図、第5図は第二実施例を
示す要部断面図、第6図は第三実施例を示す一部側面図
である。 機枠・・・・・・1、ワープビーム・・・・・・3、変
速機・・・・・・4、テンションレバー・・・・・・1
4、テンションローラ・・・・・・16、揺動レバー・
・・・・・17、バランスウェイト・・・・・・21、
電磁石・・・・・・24、吸着板・・・・・・25、永
久磁石・・・・・・29゜

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ワープビームから綜絖枠側に至る過程で経糸と接触する
    テンションローラの変動を変速装置に伝えてワープビー
    ムの回転数を制御する経糸送出装置において、前記テン
    ションローラの変動を変速装置に伝達する伝達系を構成
    する揺動部材と機枠とのいずれか一方には磁性体を設け
    、他方には少なくとも電磁石を備え通電あるいは通電の
    遮断により吸着力を生じる吸着部材を設け、前記磁性体
    に対し吸着部材を実質的に接触した状態で対応配置し、
    前記吸着部材が磁性体を吸着することにより前記テンシ
    ョンローラから変速装置に至るテンションローラの変動
    伝達系を固定化することを特徴とした織機における経糸
    送出装置。
JP16021079U 1979-11-19 1979-11-19 織機における経糸送出装置 Expired JPS602208Y2 (ja)

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JP16021079U JPS602208Y2 (ja) 1979-11-19 1979-11-19 織機における経糸送出装置

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JP16021079U JPS602208Y2 (ja) 1979-11-19 1979-11-19 織機における経糸送出装置

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JPS5678890U JPS5678890U (ja) 1981-06-26
JPS602208Y2 true JPS602208Y2 (ja) 1985-01-22

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JP16021079U Expired JPS602208Y2 (ja) 1979-11-19 1979-11-19 織機における経糸送出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5861485U (ja) * 1981-10-19 1983-04-25 津田駒工業株式会社 織機の経糸送出装置

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JPS5678890U (ja) 1981-06-26

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