JPS6140566Y2 - - Google Patents

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JPS6140566Y2
JPS6140566Y2 JP6430482U JP6430482U JPS6140566Y2 JP S6140566 Y2 JPS6140566 Y2 JP S6140566Y2 JP 6430482 U JP6430482 U JP 6430482U JP 6430482 U JP6430482 U JP 6430482U JP S6140566 Y2 JPS6140566 Y2 JP S6140566Y2
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JP
Japan
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axle beam
cross
steel material
stress
spring seat
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JP6430482U
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JPS58164907U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、トラツク等に使用し、ホイールを支
えるアクスルビームの構造に関する。
例えば、フロントアクスルビーム1は第1図に
示すようにI型鋼材を用いて構成しており、その
上面にはスプリングシート面2,3を形成し、両
端にはホイールWと連結するキングピン孔5を開
設している。
このスプリングシート面2,3にはそれぞれリ
ーフスプリング6,7が載置され、Uボルト(図
示せず)等によりアクスルビーム1に取付けてあ
り、このリーフスプリング6,7はシヤツクル8
等によりフレーム9に連結している。
しかしてこのアクスルビーム1はホイールWを
介して自動車の重量をささえるものであり、走行
中には路面からの衝撃的な荷重を受けるので、十
分な強度と剛性が必要とされる。
この両シート面2,3間のビーム1には、両リ
ーフスプリング6,7に加える荷重の相違及び車
体の揺れ等により繰返し曲げモーメントを受け
る。したがつて、このような外力によつてビーム
1に発生する応力を疲労限度以内となるように断
面形状を決定することが望ましい。
しかし従来のフロントアクスルビーム1のスプ
リングシート面2,3間の断面形状は製作上にお
ける容易性を考慮し、第2図に示すようにX−X
軸線に対し上下対称形に成形している。
ところが記繰返し曲げモーメント等の外力に対
する疲労限度線図は第3図に示すように圧縮応力
と引張応力とでは疲労限度が異なり、圧縮側の方
が高い。すなわち繰返し荷重等に対する強度は同
一断面形状の下では圧縮応力に対する方が引張応
力によるものよりあることがわかる。
ここに前記ビーム1は第2図のX−X線より上
方の部分は圧縮応力を受け、下方部分は引張応力
を受けることを考慮すれば、X−X線に対し上下
対称形の断面形状とする必要はなく上方断面が小
さいものいわばX−X線に対し上下非対称にして
もよいことになる。
特に最近のように省エネルギー省燃費の要請が
強い状況下では、製作の利便性よりも車両の軽量
化を図ることを第1義的になすべきであるといえ
る。
本考案は叙上の点に鑑みてなされたもので、上
下非対称のアクスルビームを採用し、軽量化を図
つた車両を提供することを目的とし、その特徴と
する所はスプリングシート面間のアクスルビーム
をI型鋼材を用いて構成したものにおいて、該I
型鋼材の断面形状を中立軸に対し、上方部分を下
方部分より小さくした点にある。
以下、本考案の一実施例を図面につき説明す
る。
第4図は本考案に係るアクスルビームの軸直角
断面を示す図であり、スプリングシート面間の断
面を示したもので、以下の説明は都合上第1,3
図を参照している。
このアクスルビーム10はI型鋼材であり、ス
プリングシート面2,3間の断面は、X−X軸に
対し上方部分11Aの断面形状の方が下方部分1
1Bの断面形状より小さくしている。
すなわち、このアクスルビーム10にはスプリ
ングシート面2,3に自動車の重量がかかつてい
るため、このアクスルビーム10の上方部分11
A側には圧縮応力が作用し、下方部分11Bには
引張応力が働いている。この応力は繰返し応力で
あり、この場合一般に鋼材は第3図に示す疲労限
度線図となる。この線図でQURPQの斜線で示す
範囲内に疲れと降状変形の両方に対して安全な範
囲であり、圧縮応力に対する強度の方が引張応力
に対するものよりも大きいことが分る。
ここにアクスルビーム均一質でフツクの法則に
従うものとし、引張と圧縮の弾性係数が等しいと
いう条件の下において、鋼材の断面係数Zと、曲
げモーメントM、この曲げモーメントにより鋼材
に作用する曲げ応力をσとすれば、σ=M/Zという 関係式が成立することが知られている。
したがつて、中立軸に対称な断面形のはりが曲
げを受ける場合、引張と圧縮の等しい大きさの応
力が両表面に作用することになる。
ところが、上述のように圧縮応力に対する強度
の方が引張応力に対するものより大きいことを考
慮すれば、はりの上方部分と下方部分の強度を等
しくする場合にはこの圧縮側の断面係が小さくて
もよいことになる。
断面係数を小さくするには例えば第4図に示す
実線で示す断面形状となるようにアクスルビーム
の巾bと高さhを小さくする。
ただし、より多くの鋼材を除去するには実験的
に所定の値を定める必要がある。
以上の説明より明らかなようにスプリングシー
ト面間のアクスルビームをI型鋼材を用いて構成
したものにおいて、該I型鋼材の断面係数を中立
軸に対し上方部分を下方部分より小さくしたため
アクスルビームの重量を軽減でき省エネルギー、
省燃費の要請にこたえることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はフロントアクスルビームの斜視図、第
2図は第1図の−線に沿う断面図、第3図は
繰返し荷重に対する疲労限度線図、第4図は本考
案に係るアクスルビームの断面形状の一例を示す
断面図である。 2,3……スプリングシート面、10……アク
スルビーム、11A……上方部分、11B……下
方部分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スプリングシート面間のアクスルビームをI型
    鋼材を用いて構成したものにおいて、該I型鋼材
    の断面係数を中立軸に対し上方部分を下方部分よ
    り小さくしてなるアクスルビームの構造。
JP6430482U 1982-04-30 1982-04-30 アクスルビ−ムの構造 Granted JPS58164907U (ja)

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JPS58164907U JPS58164907U (ja) 1983-11-02
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