JPS6140484Y2 - - Google Patents

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JPS6140484Y2
JPS6140484Y2 JP16381180U JP16381180U JPS6140484Y2 JP S6140484 Y2 JPS6140484 Y2 JP S6140484Y2 JP 16381180 U JP16381180 U JP 16381180U JP 16381180 U JP16381180 U JP 16381180U JP S6140484 Y2 JPS6140484 Y2 JP S6140484Y2
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JP
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plywood
side end
joint
tip
veneer layers
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JP16381180U
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  • Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、合板の接合構造とりわけ複数枚の合
板の各側端部同士を接合して大版合板あるいは長
尺合板を形成する場合における合板の接合構造の
改良に関するものである。
従来のこの種の合板の接合構造としては、大別
してスカーフジヨイント構造とフインガージヨイ
ント構造とが知られている。すなわち、前者のス
カーフジヨイント構造は、第1図に示すように、
接合せんとする各合板aの側端部a1を切削加工し
て該側端部a1に緩やかに傾斜する同一傾斜勾配の
傾斜面bを形成し、この傾斜面b,b同士を当接
せしめて接着剤で圧締接着して得られる構造であ
る。このスカーフジヨイント構造は接合部の強度
的性質が優れているという利点を有するが、反
面、所望の接合強度を得るためには上記傾斜面b
をできるだけ緩やかに形成する必要があり、その
ため継ぎ代が大きくなつて、加工歩留が低下する
とともに、傾斜面b,b同士を当接して圧縮接着
する際に接合面相互にずれを生じ易く圧締圧が不
足し、その結果接着不良を生じ易いという欠点を
有していた。
これに対して、後者のフインガージヨイント構
造は、第2図に示すように、各合板a′の側端部
a′1に複数条のフインガー部c,c,……を形成
して、このフインガー部c,c,……を相対する
合板a′の各フインガー部c,c,……間に相互に
嵌合せしめて接着剤で接着する構造であり、継ぎ
代が小さいので加工歩留が高く、また圧締時に接
合面相互にずれを生じることが少く接着不良も生
じ難いという上記スカーフジヨイント構造のもつ
欠点を解消し得る利点を有するものの、反面、第
2図左側の合板a′に示すように、合板a′の側端面
と平行な方向の繊維配向をもつ単板層a′2,a′2
フインガー部c,c先端部を形成するようになる
ことがあり、その場合には該単板層a′2,a′2は極
めて破壊し易いため、接合強度が低くなるという
欠点がある。
本考案はかかる諸点に鑑みてなされたものであ
り、継ぎ代が小さくて加工歩留が高く、かつ接着
不良が生じ難く、しかも接合部の強度的性質が優
れた合板の接合構造を提供せんとするものであ
る。
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。
第3図は本考案の第1実施例を示し、1は合板
であつて、各々、その接合する側の接合側端面と
平行な方行の繊維配向をもつ3層の平行方向単板
層1a,1a,…と、該平行方向単板層1a,1
a,…の繊維配向と直交方向の繊維配向をもつ4
層の直交方向単板層1b,1b,…とが交互に積
層されたものである。
上記一方(第3図で左側)の合板1はその接合
側端部1cに上下に条溝2および突条6を有して
いる。すなわち、上記条溝2は、合板1の厚み中
心線に沿つて略水平に形成された適宜深さの水平
面3と、該水平面3の奥端から垂直上方に繊維の
配向方向の異る2層の単板層1a,1bに亘つて
形成された底面4と、該底面4の上端から上面側
端縁にかけて傾斜して形成された上側傾斜面5と
で構成されている。一方、上記突条6は、上記水
平面3と、該水平面3の先端から垂直下方に繊維
の配向方向の異る2層の単板層1a,1bに亘つ
て形成された先端面7と、該先端面7の下端から
下面にかけて上記条溝2の上側傾斜面5と略同じ
勾配に傾斜して形成された下側傾斜面8とで構成
されている。
これに対して、上記他方(第3図右側)の合板
1はその接合側端部1cに、上記一方の合板1の
側端部1cの条溝2および突条6とそれぞれ密に
嵌合可能な形状の突条9および条溝10を対応し
て上下に有しており、上記一方の合板1の接合側
端部1cと他方の合板1の接合側端部1cとを嵌
合しかつ接着することによつて両合板1,1が接
合され、本考案の合板の接合構造が構成されてい
る。
したがつて、一方の合板1の側端部1cに、条
溝2を構成する上側傾斜面5と突条6を構成する
下側傾斜面8との2つの傾斜面が上下に並んで形
成されているので、該各傾斜面5,8の傾斜勾配
と同じ傾斜勾配の傾斜面でもつて接合するスカー
フジヨイント構造に較べて半分以下の継ぎ代で済
み、しかもスカーフジヨイント構造と遜色のない
高い接合強度を得ることができる。また、両合板
1,1の接合時に、中央水平面を合わせることに
よりスカーフジヨイント構造の如く接合面がずれ
ることがなく、かつ接着時の圧締圧でずれを生じ
ることがないので、接着不良のない安定した接合
性能を得ることができる。さらにまた、接合され
る合板1,1の各突条6,9の先端部はそれぞれ
繊維の配向方向の異る2層の単板層1a,1bに
亘つて設けられているので、フインガージヨイン
ト構造の如き先端部の破壊による接合強度の低下
を招くことはない。
尚、上記第1実施例において、合板1の上側お
よび下側傾斜面5,8は、その傾斜勾配が急であ
ると、接合面積が減少して接合強度が低下する一
方、緩やかすぎると、継ぎ代が大きくなつて、加
工歩留が低下するので、各傾斜面5,8の水平方
向投影距離lが合板1の厚さの約2〜10倍程度と
なるように形成するのが好ましい。また、合板1
の水平面3の先端と上面の側端縁とを垂直面上に
一致するように形成すれば、加工歩留の向上およ
び接合強度の向上を一層促進することが可能であ
る。
第4図および第5図はそれぞれ本考案の第2お
よび第3実施例を示し(尚、第3図と同じ部分に
ついては同一の符号を付してその詳細な説明を省
略する)、第4図に示す第2実施例では、11層の
単板層1′a,1′a,…,1′b,1′b,…から
なる合板1′の場合を示し、該合板1′の接合側端
部1′cに設ける条溝2′の底面4′および突条
6′の先端面7′を、破壊し易い繊維配向をもつ1
層の平行方向単板層1′aを破壊し難い繊維配向
をもつ2層の直交方向単板層1′b,1′bで挾む
ように3層の単板層1′b,1′a,1′bに亘つ
て形成したものであり、上記第1実施例に較べて
先端部補強効果の増大により接合強度をより一層
向上させることができる。また、第5図に示す第
3実施例では、15層の単板層1″a,1″a,…,
1″b,1″b,…からなる合板1″の場合を示
し、該合板1″の接合側端部1″cに3対の条溝
2″,2″,2″および突条6″,6″,6″を形成し
たものであり、特に板厚が大きい合板1″,1″を
接合する場合に有効である。
以上説明したように、本考案によれば、側端部
に、厚み中心線に沿つて略水平に設けられた適宜
深さの水平面と、該水平面奥端から上方に2層以
上の単板層に亘つて設けられた底面と、該底面上
端から上面側端にかけて設けられた上側傾斜面と
で構成される条溝、および上記水平面と、該水平
面の先端から下方に2層以上の単板層に亘つて設
けられた先端面と、該先端面下端から下面にかけ
て設けられた下側傾斜面とで構成される突条を有
する合板の該側端部と、該合板の側端部に嵌合可
能な突条および条溝を対応して有する他の合板の
該側端部とを嵌合接着してなるものであるので、
接合する合板の継ぎ代が小さくて加工歩留が高
く、かつ接合部の強度的性質が極めて優れた合板
の接合構造を提供することができ、建築用等一般
合板の接合には勿論のこと、車両用合板、コンテ
ナ用合板等高い性能の要求される大版合板、長尺
合板として利用できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ従来例を示す断
面図、第3図ないし第5図は本考案の実施態様を
例示し、第3図は第1実施例を示す断面図、第4
図は第2実施例を示す断面図、第5図は第3実施
例を示す断面図である。 1,1′,1″……合板、1c,1′c,1″c…
…接合側端部、2,2′,2″……条溝、3,
3′,3″……水平面、4,4′,4″……底面、
5,5′,5″……上側傾斜面、6,6′,6″……
突条、7,7′,7″……先端面、8,8′,8″…
…下側傾斜面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 側端部に、厚み中心線に沿つて略水平に設けら
    れた適宜深さの水平面と、該水平面奥端から上方
    に2層以上の単板層に亘つて設けられた底面と、
    該底面上端から上面側端にかけて設けられた上側
    傾斜面とで構成される条溝、および上記水平面
    と、該水平面の先端から下方に2層以上の単板層
    に亘つて設けられた先端面と、該先端面下端から
    下面にかけて設けられた下側傾斜面とで構成され
    る突条を有する合板の該側端部と、該合板の側端
    部に嵌合可能な突条および条溝を対応して有する
    他の合板の該側端部とを嵌合接着してなることを
    特徴とする合板の接合構造。
JP16381180U 1980-11-15 1980-11-15 Expired JPS6140484Y2 (ja)

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JP16381180U JPS6140484Y2 (ja) 1980-11-15 1980-11-15

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16381180U JPS6140484Y2 (ja) 1980-11-15 1980-11-15

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JPS5786305U JPS5786305U (ja) 1982-05-28
JPS6140484Y2 true JPS6140484Y2 (ja) 1986-11-19

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JP16381180U Expired JPS6140484Y2 (ja) 1980-11-15 1980-11-15

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JP2007021776A (ja) * 2005-07-12 2007-02-01 Misawa Homes Co Ltd 合板、及び合板の接合構造

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JPS5786305U (ja) 1982-05-28

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