JPS6140307Y2 - - Google Patents

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JPS6140307Y2
JPS6140307Y2 JP10243580U JP10243580U JPS6140307Y2 JP S6140307 Y2 JPS6140307 Y2 JP S6140307Y2 JP 10243580 U JP10243580 U JP 10243580U JP 10243580 U JP10243580 U JP 10243580U JP S6140307 Y2 JPS6140307 Y2 JP S6140307Y2
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knob cover
shaft
leaf spring
knob
cover
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は洗濯機の操作板に関するもので、詳し
くは、この操作板表面に設けられる操作機器のツ
マミを隠蔽する開閉自在で且つ、板バネを用いて
適当な開き角度においては自重で閉じることのな
いような機構を有するツマミカバーの開閉軸と、
前記板バネの取付構造に係るものである。
従来より、意匠上、または、操作板表面のツマ
ミや操作板の文字の保護のために、操作板表面に
ツマミを隠蔽する開閉自在のツマミカバーが設け
られている。そして、操作機器のツマミの操作の
際に、ツマミカバーに自重で閉じることなく開い
た状態を保持させる機能をもたせ、ツマミ操作を
片手で、楽にできるように工夫されている。この
場合、ツマミカバーの軸の一方の一部分にカムを
設け、このカムに操作板に取着した板バネを当接
させて、ツマミカバーと軸はツマミカバーの開閉
に対して一体に動き、ツマミカバーの開き角度が
ある角度になると、板バネが、ツマミカバーの軸
を押さえて、ツマミカバーを開いた状態のままに
する構造が一般である。
本考案は板バネによつてある開き角度を開放保
持するツマミカバーを前面に配した操作板におい
て、防水性能、組立作業性を高めるもので、以
下、その実施例を説明する。第1図は、ツマミカ
バーを配設した一槽式脱水洗濯機の一例を示して
おり1は外箱、2は外箱1上部に設けられた天板
で、その一部分に操作板3を覆設して操作箱4を
形成している。操作板2には、その裏面に操作機
器5を、また、表面にはそのツマミ6を配設して
おり、軸7,8によつて開閉自在にとりつけられ
たツマミカバー9にてツマミ6は隠蔽されてい
る。10は前記軸8に当接するように操作板3に
とりつけられた板バネで、化粧板11で隠蔽され
ている。12はタイムスイツチで、13は電源ス
イツチ、14は洗濯兼脱水槽で、その開口部は、
前記天板2にとりつけられた蓋15で開閉され
る。
第2図は本考案に係るツマミカバー9の組み立
て状態を、第3図は板バネ10をとりつけた部分
の操作箱4の断面図を、第4図AおよびBは板バ
ネ10の取り付け部の拡大状態をそれぞれ示す。
これらの図面によつて、板バネ10の取付け構造
を説明すると、操作板3の表面に凹部16を形成
し、その側壁にツマミカバー9の軸8を遊嵌させ
る軸受穴17を設け、凹部16の底面に略U字状
でその端に抜け止め18を形成した板バネ10を
植設する切欠穴19を設けている。さらに、この
切欠穴19に近接して操作板3裏面に略コ字状の
樋20を設けている。板バネ10を収めた前記凹
部16は、化粧板11を表面から操作板3に取り
付けることで隠蔽される。
ツマミカバー9は略箱形状で、一側壁に設けた
軸7はツマミカバー9と一体に形成され、反対側
の側壁には穴21を設け、軸8は前記ツマミカバ
ー9の内側より、操作板3の軸受穴17を介し
て、略U字状の板バネ10にはさみ込むように、
且つ、ツマミカバー9の開閉とともにツマミカバ
ー9と一体に回転できるようにツマミカバー9に
嵌着されている。
次に、第5図A,B,CおよびDを用いて軸8
の構造を詳しく説明すると、軸8は軸受穴17の
径よりも小さい径の円柱状の一部8aを長手方向
に平行な2平面で対称に切り欠き、その2平面の
距離1は、前記板バネ10を操作板3に植設した
時の軸8をはさみ込む。はまみ代Lより小さくし
た(1<L)。又、端面22は剣先状にし、反対
側の端面には、フランジ23を設けている。
以上のような構造の軸8を、ツマミカバー9が
適当な開き角度になつた状態、即ち、第5図Aの
aの如き状態で軸8の平行な2面が、板バネ10
に当接しないように、軸8をツマミカバー9に位
置決めして嵌着させ、且つ、ツマミカバー9の開
閉とともに軸8が一体に回転するように固着して
いる。第5図Aのbの如き状態での開き角度で、
軸8の一部8aが板バネ10を押し開かねばなら
ず、ツマミカバー9を閉じるための力を加えない
限り、ツマミカバー9の自重ではこれを押し開か
ぬようにしてあるため、上記aからbに移る直前
で、ツマミカバー9は開いた状態を保持する。
ここで、第6図は従来のツマミカバー9とその
軸8及び板バネ10の一例であり、合成樹脂製の
ツマミカバー9と、その左右側壁の軸は一体に成
形され、その一方の軸8の一部を角柱部24に形
成し、互いに向い合う2組の平面の距離Mは軸径
1に対しM≧1となつている。又、操作板3の軸
8に対応する軸受部17′は操作板3の表面を開
口端とする略U字状に形成され、その曲面が軸受
部となり、操作板3の裏面からとりつけられた板
バネ10がツマミカバーの軸8をはさみ込むよう
に、板バネ10を角柱部24に当接している。
又、この軸8はツマミカバー9の開閉とともに回
転し、角柱部24も一体に回転し、その平面部と
板バネ10が平行になる時、軸8とともに、ツマ
ミカバー9の開き角度は安定し、開いた状態を保
持する。25は操作板3の表からツマミカバー9
を組み立てる時に、軸8の角柱部24を、操作板
3の裏面に収納するために設けた操作板3の表裏
を貫通する切欠穴であり、組み立て後は化粧板1
1で隠蔽している。
従来は以上のような構成であるから、ツマミカ
バー9及び板バネ10の組み立ては、操作板3の
表からツマミカバー9の軸8と反対側の軸をそれ
に対応する操作板の軸受部(図示していない)に
挿入し、次に軸8を軸受部17′にとにつけると
同時に、操作板3の裏面よりツマミカバー9がは
ずれぬよう板バネ10を軸8と操作板3の間隙に
はさみ込み、且つ、板バネ10を固定せねばなら
ず、作業は甚だ困難で組立工数は大きく、又、作
業中にツマミカバー9を損傷する等の問題を生じ
ていた。
ツマミカバー9の開閉回数は、1回の洗濯中1
〜2回と考えて、1日に1〜2回洗濯する場合で
洗濯機の寿命と対応させると、10000〜15000回の
開閉が行なわれるため、軸8が摩耗しあるいは、
ホコリ等の異物が軸受部に噛み込み、開閉がスム
ーズにならなかつたり、開閉時異音が発生するこ
とがあつた。又、洗濯機の使用者がツマミカバー
を破損、損傷することもあり、ツマミカバーは組
立後も容易にとりはずせ、又、組み立てられねば
ならない。
ところが従来は、前述の切欠穴25を化粧板1
1で隠蔽しているために、操作板3裏面の板バネ
10をはずし、表面の化粧板11をはずさねばツ
マミカバー9をはずすことができない。
この化粧板11は一般に、アルミニウムの板に
印刷されたものが使用されているため、強度は小
さく、又、操作板に接着させており、一度組み立
てたものを、損傷なく取りはずすのは極めて困難
である。従つて、洗濯機の使用者がツマミカバー
や軸を破損、損傷した場合、化粧板も新しいもの
と交換せねばならず、使用者に大きな負担を与
え、又、洗濯機の他の組立工程でツマミカバーを
破損、損傷することもあり、製造者にも同様の負
担を与える。
次に、防水性能について述べると、操作板3は
天板2に一部に覆設して取りつけられ、操作箱4
を形成しているが、操作機器等を取りつけた操作
板の裏面は、操作箱内部にあたり、使用者が洗濯
中、操作板に注水した場合操作板表面から裏面即
ち操作箱内に水が浸入し、操作機器に水がかかる
ことは感電、短絡等危険である。
ところが従来は前述の切欠穴25から、化粧板
11と操作板3の間に浸入してきた水が、操作箱
内部の操作板の裏面にそつて浸入する。又、軸受
部17′は、その形状が略U字状のために、軸8
を組み込んだ後もその表側26が、操作箱内部と
操作板表面を連通する切欠穴と同効果をもたら
し、ここから浸水する。直接軸受部17′に注水
した場合、浸入する水の勢いも激しい。
以上のように、防水効果は極めて悪く危険であ
るとともに、各操作機器自身に防水効果をもたせ
なければならず、部品コストを高めていた。
しかるに本実施例によれば、以下の如き効果を
奏する。即ち、ツマミカバー9の組み立てに際し
ては、操作板3の凹部16内の小さな切欠穴19
に表面から板バネ10を植設し、化粧板11でこ
れを隠蔽する。
次に、ツマミカバー9と一体に形成された軸7
をこれに対応する操作板の軸受部(図示せず)に
挿入し、軸8をツマミカバーの穴21を介して前
記凹部側壁に形成された軸受部17に挿入する。
この際、ツマミカバー9を第5図Aのaで示す開
き角度にて、軸8を位置決めされた通り挿入、嵌
着させれば、軸8の一部に形成された平行な2つ
の平面部8aは、略U字状の板バネ10にはさみ
込まれる。ここで前述のように1<Lなので、軸
の平面部8aと板バネ10は当接せず、又、軸8
の端面22は剣先状になつているために、ツマミ
カバー9の開き角度に多少の誤差があつても、軸
8は楽に組み立てられる。
一方、板バネ10は前記凹部16の側壁16a
でガイドされ、且つ、しつかりと操作板3に植設
されているので、その位置は安定している。又、
多少不安定でも、前述の軸8の端面22の剣先形
状により、板バネ10のはさみ代内に、剣先部分
が入れば軸は挿入でき、又、板バネの位置は補正
される。
以上のように板バネ軸およびツマミカバーの組
み立ては極めて容易であり、特に板バネの組み立
ては、板バネのみを操作板に取りつければ良く、
従来のように操作板の表面からツマミカバーを取
りつけると同時に裏面から板バネをとりつけて、
ツマミカバーを固定するといつた複雑さが解消さ
れ、同時におこる組立時のツマミカバーの損傷の
問題を解消でき、又、板バネの位置決めを軸の組
み立てと同時に行なえ、部品不良、組立不良、組
立工数は大巾に低減する。
軸8やツマミカバー9をとりはずす場合は、ツ
マミカバー9を第5図Aのaにて示す角度まで開
き、軸8をはずせば良く、前述の理由でツマミカ
バーや軸を交換する場合も、従来のように化粧板
11をはずす必要が無く、交換に際して洗濯機の
使用者、製造者の負担を軽減できる。又、ツマミ
カバー9と軸8が別々の部品なので、ツマミカバ
ーに要求される美観、強度、軸に要求される耐摩
耗性、強度といつたそれぞれに適した材料をつか
うことが容易である。
防水性については、操作板の表面と裏面を連通
し浸水するのは、板バネ植設用の切欠穴19であ
り、従来の軸部組立用の切欠穴25、軸受部26
と比べ極めて小さくて良く、化粧板と操作板の間
に浸入した水も操作板裏面に入りにくい。又、従
来は、軸受部26に直接に注水した場合、注水し
た水の勢いのまま操作箱内に浸水したが、本実施
例の場合、浸水順路が軸受部と軸のすきま(従来
と比べ、軸受部が丸穴なので小さい)を通り一度
前記凹部16内に浸入する。第3図に示すよう
に、操作板を製品に組み立てた場合に前記凹部の
側壁16bは水が前面に流れ落ちるように勾配を
設けているため、ここで浸水した水のほとんどは
前面に流れ落ち、微少の水が前記切欠穴19より
操作箱内に浸入し、切欠穴に近接して操作板裏面
に形成された略コ字状の樋20を通り、操作機器
にかからぬ安全な場所に注ぎ出される。この時の
浸水量は極めて微少であることが確認され、又浸
水路が複雑であるため、注水の水勢はほぼ完全に
消え従来のような感電、操作機器の短絡といつた
危険性及び、操作機器自身の防水対策による部品
価格の増大等の問題を解消できた。
以上のように本考案によれば、その前面にツマ
ミカバーを配設し、ツマミカバーをある開き角度
で開放保持する板バネを取りつけた洗濯機の操作
板において、防水性能を向上でき、かつ、組立お
よび部品交換を容易に行わせることができる等安
全性が大でサービス性に富むとともに原価軽減が
可能な構成を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例におけるツマミカバー
を備える一槽式脱水洗濯機の外観斜視図、第2図
はその操作板の要部分解斜視図、第3図は第2図
A−A線断面図、第4図はその板バネの取付け構
成を示し、同図Aは板バネ取付け前の分解斜視
図、同図Bは同取付け後の斜視図、第5図は同板
バネの取付け構成を示し、同図Aは拡大断面図、
同図Bは分解斜視図、同図Cは同図Aの矢印C方
向の矢視図、同図Dは軸と板バネとの関係を示す
図、第6図は従来のツマミカバーの軸支構造を示
し、同図Aは要部断面図、同図Bは分解斜視図、
同図Cは要部拡大斜視図である。 1……外箱、2……天板、3……操作板、6…
…ツマミ、7,8……軸、9……ツマミカバー、
10……板バネ、11……化粧板、15……蓋、
16……凹部、17……軸受穴、19……切欠
穴、20……樋。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 洗濯機の外箱上部に設けられ、洗濯槽への衣
    類投入のための開口部とこの開口部を開閉自在
    に設けた蓋を具備する合成樹脂製の天板を設
    け、この天板の一部に覆設し、裏面に操作機器
    を取り付けるとともに表面に操作機器のツマミ
    と、化粧板と、ツマミを隠蔽するための開閉自
    在にとりつけられた略箱形状のツマミカバー
    と、このツマミカバーの開放状態を保持するた
    めにツマミカバーの軸の外周の少なくとも一部
    が内面に当接可能な略U字状の板バネとを配設
    した洗濯機の操作板であつて、前面に凹部を設
    けるとともにこの凹部底面又は側面に、板バネ
    の開放端側に設けた段部と凸部である抜け止め
    に係合して板バネを取りつける切欠穴と、ツマ
    ミカバーの軸の軸受穴にそれぞれ設け、この切
    欠穴近傍の裏面に略コ字状の樋を設け、前記凹
    部内に、ツマミカバーの軸と、板バネを配設
    し、前記凹部を隠蔽するように化粧板を設けて
    なる洗濯機の操作板。 (2) ツマミカバーの軸受部内径より小さい径のツ
    マミカバーの軸を設け、前記板バネに当接する
    部分は、ツマミカバーの軸の一部を切欠いて平
    面状とするとともにその先端を剣先状とし、ツ
    マミカバーの適当な開き角度において、このツ
    マミカバーと一体に回転するツマミカバーの軸
    が、上記板バネに当接し、且つ、ツマミカバー
    のある開き角度では、上記ツマミカバーの軸は
    板バネに当接しないように構成してなる実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の洗濯機の操作
    板。
JP10243580U 1980-07-18 1980-07-18 Expired JPS6140307Y2 (ja)

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JPS5723290U JPS5723290U (ja) 1982-02-06
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