JPS6139578B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6139578B2 JPS6139578B2 JP53114816A JP11481678A JPS6139578B2 JP S6139578 B2 JPS6139578 B2 JP S6139578B2 JP 53114816 A JP53114816 A JP 53114816A JP 11481678 A JP11481678 A JP 11481678A JP S6139578 B2 JPS6139578 B2 JP S6139578B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heating element
- electrodes
- air
- distribution
- temperature distribution
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、結晶性樹脂の導電性微粉末を分散さ
せた樹脂系の正の抵抗温度係数を有する面状発熱
体に風を通過させて用いる温風発生装置に関する
ものである。
せた樹脂系の正の抵抗温度係数を有する面状発熱
体に風を通過させて用いる温風発生装置に関する
ものである。
樹脂系の発熱体は面状に加工することが出来る
という利点があることから、一般にヒータを形成
しようとする基板の抵抗体を塗布して、乾燥硬化
する方法が取られている。しかしこのヒータの場
合、抵抗体の塗布ムラ、放熱条件によつてわずか
の発熱の不均一が生じることによつてそれが原因
してヒータの破壊につながる局部発熱現象を発生
する。このようにわずかな発熱の不均一化が生じ
ると温度分布の均一性がそこなわれるものとな
り、山型の温度分布がさらに急となる。山の頂
点、すなわち、局部発熱発生個所の抵抗値が高く
なり、電圧が集中することから異常に高温化す
る。この現象が起こると、発熱体の発熱量は極端
に減少し、高温部において樹脂の熱劣化が引き起
こされるため、発熱体の破壊に至る。特にヒータ
に風を送り用いる場合には、この温度分布が悪い
状態で使用することは、信頼性の面に於いて大き
な問題を生じる。
という利点があることから、一般にヒータを形成
しようとする基板の抵抗体を塗布して、乾燥硬化
する方法が取られている。しかしこのヒータの場
合、抵抗体の塗布ムラ、放熱条件によつてわずか
の発熱の不均一が生じることによつてそれが原因
してヒータの破壊につながる局部発熱現象を発生
する。このようにわずかな発熱の不均一化が生じ
ると温度分布の均一性がそこなわれるものとな
り、山型の温度分布がさらに急となる。山の頂
点、すなわち、局部発熱発生個所の抵抗値が高く
なり、電圧が集中することから異常に高温化す
る。この現象が起こると、発熱体の発熱量は極端
に減少し、高温部において樹脂の熱劣化が引き起
こされるため、発熱体の破壊に至る。特にヒータ
に風を送り用いる場合には、この温度分布が悪い
状態で使用することは、信頼性の面に於いて大き
な問題を生じる。
本発明は、上記面状発熱体に風を通過させて用
いる場合、長期にわたつて実用に供し得るように
したものである。すなわち、電気絶縁基板、また
は電気絶縁層を設けてなる基板上に電極を構成
し、前記電極間に結晶性樹脂と導電性粉体とから
なる正の抵抗温度係数を有する抵抗体を塗布して
なる面状発熱体と、送風用のフアンを有し、前記
フアンにより面状発熱体の面上を通過するように
送風するとともに、その送風の方向を電極の長手
方向とほぼ平行にしたもので、このような構成と
することにより、電極間にかかる電圧方向（電極
が対応する方向）の発熱分布を良くし、抵抗体に
均等に電圧を印加して、電圧集中による局部加熱
現象をなくし、温風発生装置の信頼性を向上させ
たものである。
いる場合、長期にわたつて実用に供し得るように
したものである。すなわち、電気絶縁基板、また
は電気絶縁層を設けてなる基板上に電極を構成
し、前記電極間に結晶性樹脂と導電性粉体とから
なる正の抵抗温度係数を有する抵抗体を塗布して
なる面状発熱体と、送風用のフアンを有し、前記
フアンにより面状発熱体の面上を通過するように
送風するとともに、その送風の方向を電極の長手
方向とほぼ平行にしたもので、このような構成と
することにより、電極間にかかる電圧方向（電極
が対応する方向）の発熱分布を良くし、抵抗体に
均等に電圧を印加して、電圧集中による局部加熱
現象をなくし、温風発生装置の信頼性を向上させ
たものである。
以下本発明の実施例により説明する。第１図、
第２図において、セラミツク等の電気絶縁性のヒ
ータ基板１上に、電極２，２′及び結晶性樹脂と
カーボン、グラフアイト等の導性粉体とからなる
正の抵抗温度係数を有する抵抗体３を形成され面
状発熱体を構成した。
第２図において、セラミツク等の電気絶縁性のヒ
ータ基板１上に、電極２，２′及び結晶性樹脂と
カーボン、グラフアイト等の導性粉体とからなる
正の抵抗温度係数を有する抵抗体３を形成され面
状発熱体を構成した。
第３図は、第１図のＡ方向から、回転するフア
ン（図示せず）等により、前記発熱体に風を通過
させ電極２，２′に通電した場合にＹ−Y′の温度
分布を示す。第４図は、同条件によるＸ−X′温
度分布を示す。
ン（図示せず）等により、前記発熱体に風を通過
させ電極２，２′に通電した場合にＹ−Y′の温度
分布を示す。第４図は、同条件によるＸ−X′温
度分布を示す。
第５図は、第１図のＢ方向から回転するフアン
４（図示せず）等により、前記発熱体に風を通過
させ電極２，２′に通電した場合のＹ−Y′の温度
分布を示し、第６図は、同条件によるＸ−X′の
温度分布を示す。
４（図示せず）等により、前記発熱体に風を通過
させ電極２，２′に通電した場合のＹ−Y′の温度
分布を示し、第６図は、同条件によるＸ−X′の
温度分布を示す。
第３図、第４図の温度分布曲線４，５からわか
るように電極２，２′と平行するＹ−Y′方向の温
度分布については極めて均等な発熱分布を示し、
電極２，２′と直交するＸ−X′方向の温度分布に
ついては発熱体を通過する風の入口部から出口部
分になるに従がい温度は高くなる。ここで、電極
２，２′に電圧を印加した場合には、電極と直交
する方向、すなわち、Ｘ−X′方向に電圧がかか
り電流が流れる。この場合、抵抗体の電極２，
２′間を流れる電流に対し、発熱体各部でその抵
抗値に比例した発熱量の分布があるわけである
が、電極２，２′間（Ｘ−X′方向）の温度分布が
第４図の曲線５の如く風の通過する入口部を出口
部とに大きな温度差があると、正の抵抗温度係数
による抵抗値の分布差が生じ、その結果生じる発
熱量の分布差が温度分布差を促進するという過程
で、極く小さな範囲に電圧が集中し、出口が減少
し発熱体としての役割を果さなくなるという問題
が発生しやすい。
るように電極２，２′と平行するＹ−Y′方向の温
度分布については極めて均等な発熱分布を示し、
電極２，２′と直交するＸ−X′方向の温度分布に
ついては発熱体を通過する風の入口部から出口部
分になるに従がい温度は高くなる。ここで、電極
２，２′に電圧を印加した場合には、電極と直交
する方向、すなわち、Ｘ−X′方向に電圧がかか
り電流が流れる。この場合、抵抗体の電極２，
２′間を流れる電流に対し、発熱体各部でその抵
抗値に比例した発熱量の分布があるわけである
が、電極２，２′間（Ｘ−X′方向）の温度分布が
第４図の曲線５の如く風の通過する入口部を出口
部とに大きな温度差があると、正の抵抗温度係数
による抵抗値の分布差が生じ、その結果生じる発
熱量の分布差が温度分布差を促進するという過程
で、極く小さな範囲に電圧が集中し、出口が減少
し発熱体としての役割を果さなくなるという問題
が発生しやすい。
一方第５図の曲線６は、第１図のＢの方向から
回転するフアン（図示せず）等により、前記発熱
体に風を通過させ、電極２，２′に通電した場合
のＹ−Y′温度分布曲線であり、第６図の曲線７
は、同条件によるＸ−X′の温度分布曲線を示す
が、これからあきらかなように電極と平行するＹ
−Y′方向の温度分布については、発熱体を通過
する風の入口部から出口部分になるに従い温度は
高くなる。電極と直交するＸ−X′方向について
は極めて均等な発熱分布を示す。従つて電極２，
２′と直交する方向に（Ｘ−X′方向）に電圧がか
かつても、発熱分布が極めて均等なために電圧集
中したりすることが極めて少なくなる。
回転するフアン（図示せず）等により、前記発熱
体に風を通過させ、電極２，２′に通電した場合
のＹ−Y′温度分布曲線であり、第６図の曲線７
は、同条件によるＸ−X′の温度分布曲線を示す
が、これからあきらかなように電極と平行するＹ
−Y′方向の温度分布については、発熱体を通過
する風の入口部から出口部分になるに従い温度は
高くなる。電極と直交するＸ−X′方向について
は極めて均等な発熱分布を示す。従つて電極２，
２′と直交する方向に（Ｘ−X′方向）に電圧がか
かつても、発熱分布が極めて均等なために電圧集
中したりすることが極めて少なくなる。
第７図に第１図Ａ方向から風を通過させ100時
間使用した後の発熱体と、Ｂ方向から同様にして
100時間使用した後の発熱体のＸ−X′方向の発熱
分布を示す。曲線９は、電極２，２′と略平行状
に風を通過させるつまりＢ方向により使用したも
のを示すが、極めて均等な発熱分布が得られる。
曲線８はＡ方向により使用したものを示すが、こ
れについては電圧集中をしており、局部加熱現象
が発生し、発熱体としての役割を果さなくなると
いう問題を発生する。
間使用した後の発熱体と、Ｂ方向から同様にして
100時間使用した後の発熱体のＸ−X′方向の発熱
分布を示す。曲線９は、電極２，２′と略平行状
に風を通過させるつまりＢ方向により使用したも
のを示すが、極めて均等な発熱分布が得られる。
曲線８はＡ方向により使用したものを示すが、こ
れについては電圧集中をしており、局部加熱現象
が発生し、発熱体としての役割を果さなくなると
いう問題を発生する。
以上のように本発明の温風発生装置は、基板上
に設けた電極間に結晶性樹脂と導電性粉体とから
なる正の抵抗温度係数を有する抵抗体を塗布して
なる面状発熱体と、送風用のフアンとを有し、前
記フアンにより面状発熱体の面上を通過するよう
に送風するとともに、その送風の方向を電極の長
手方向とほぼ平行にしたもので、このような構成
とすることにより、電極間にかかる電圧方向（電
極が対応する方向）の発熱分布をきわめて均等に
することができるため、電圧集中による局部加熱
現象をなくすことができ、その結果、温風発生装
置の信頼性を著しく向上させることができるもの
である。
に設けた電極間に結晶性樹脂と導電性粉体とから
なる正の抵抗温度係数を有する抵抗体を塗布して
なる面状発熱体と、送風用のフアンとを有し、前
記フアンにより面状発熱体の面上を通過するよう
に送風するとともに、その送風の方向を電極の長
手方向とほぼ平行にしたもので、このような構成
とすることにより、電極間にかかる電圧方向（電
極が対応する方向）の発熱分布をきわめて均等に
することができるため、電圧集中による局部加熱
現象をなくすことができ、その結果、温風発生装
置の信頼性を著しく向上させることができるもの
である。
第１図は面状発熱体と送風方向を示す平面図、
第２図は第１図の断面図、第３図〜第６図は通風
時の温度分布図、第７図は通風使用後の無通風時
の温度分布図である。 １……基板、２，２′……電極、３……抵抗
体。
第２図は第１図の断面図、第３図〜第６図は通風
時の温度分布図、第７図は通風使用後の無通風時
の温度分布図である。 １……基板、２，２′……電極、３……抵抗
体。
Claims (1)
- １ 電気絶縁基板、または電気絶縁層を設けてな
る基板上に電極を構成し、前記電極間に結晶性樹
脂と導電性粉体とからなる正の抵抗温度係数を有
する抵抗体を塗布してなる面状発熱体と、送風用
のフアンとを有し、前記フアンにより面状発熱体
の面上を通過するように送風するとともに、その
送風の方向を電極の長手方向とほぼ平行にした面
状発熱体を利用した温風発生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11481678A JPS5541370A (en) | 1978-09-18 | 1978-09-18 | Warm wind producing apparatus in use of flat or plate-like heat producing member |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11481678A JPS5541370A (en) | 1978-09-18 | 1978-09-18 | Warm wind producing apparatus in use of flat or plate-like heat producing member |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5541370A JPS5541370A (en) | 1980-03-24 |
| JPS6139578B2 true JPS6139578B2 (ja) | 1986-09-04 |
Family
ID=14647394
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11481678A Granted JPS5541370A (en) | 1978-09-18 | 1978-09-18 | Warm wind producing apparatus in use of flat or plate-like heat producing member |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5541370A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62174580U (ja) * | 1986-04-24 | 1987-11-06 |
-
1978
- 1978-09-18 JP JP11481678A patent/JPS5541370A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62174580U (ja) * | 1986-04-24 | 1987-11-06 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5541370A (en) | 1980-03-24 |
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