JPS6139379Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6139379Y2 JPS6139379Y2 JP1981085904U JP8590481U JPS6139379Y2 JP S6139379 Y2 JPS6139379 Y2 JP S6139379Y2 JP 1981085904 U JP1981085904 U JP 1981085904U JP 8590481 U JP8590481 U JP 8590481U JP S6139379 Y2 JPS6139379 Y2 JP S6139379Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aperture
- protrusion
- locking member
- aperture ring
- ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 7
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 4
- 230000011514 reflex Effects 0.000 description 2
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Diaphragms For Cameras (AREA)
- Exposure Control For Cameras (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、例えば一眼レフカメラの交換レンズ
等に用いられ絞りリングの回転角によりマニユア
ル設定絞り動作とオート設定絞り動作を切換える
方式の絞りリングのオート・マニユアル切換装置
の改良に関するものである。
等に用いられ絞りリングの回転角によりマニユア
ル設定絞り動作とオート設定絞り動作を切換える
方式の絞りリングのオート・マニユアル切換装置
の改良に関するものである。
例えば、一眼レフカメラのうち、いわゆるシヤ
ツタ優先式AE(自動露出)モードをもつている
ものなどにおいては、手動操作により絞り値を設
定するマニユアル設定絞り動作とカメラ本体側の
AE動作により絞り値が自動設定されるオート設
定絞り動作の2種の絞り設定モードを有してお
り、通常これらの動作モードの切換えはレンズ側
の絞りレンズの回転角によつて行われる。すなわ
ち、マニユアル設定絞り動作モードでは絞りリン
グの回転角に応じて撮影時の絞り値が設定され、
また一般にマニユアル設定絞り動作モードにおけ
る最小絞り値側または開放絞り値側にさらに絞り
リングを回動させた状態でオート設定絞り動作と
なる。これらマニユアル設定絞り動作モード時と
オート設定絞り動作モード時(カメラ本体側は例
えばシヤツタ優先時)とはカメラ操作等が本質的
に相違し、マニユアル設定絞り動作モード時に不
用意にオート設定絞り動作モードになつたり、オ
ート設定絞り動作モード時に不用意にマニユアル
設定絞り動作モードになつたりすると不適正露光
による撮影失敗等の不都合が生ずる。そこで通常
この種のカメラのレンズ部や交換レンズあるいは
オート設定絞り動作モードで使用されるカメラと
マニユアル設定絞り動作モードで使用されるカメ
ラに兼用される交換レンズ等においては、絞りリ
ングにオート設定絞り動作モードの設定・解除に
ロツク機構を設け、その都度ロツクを解除しなけ
れば絞りモードの切換えが行えないようになつて
いる。
ツタ優先式AE(自動露出)モードをもつている
ものなどにおいては、手動操作により絞り値を設
定するマニユアル設定絞り動作とカメラ本体側の
AE動作により絞り値が自動設定されるオート設
定絞り動作の2種の絞り設定モードを有してお
り、通常これらの動作モードの切換えはレンズ側
の絞りレンズの回転角によつて行われる。すなわ
ち、マニユアル設定絞り動作モードでは絞りリン
グの回転角に応じて撮影時の絞り値が設定され、
また一般にマニユアル設定絞り動作モードにおけ
る最小絞り値側または開放絞り値側にさらに絞り
リングを回動させた状態でオート設定絞り動作と
なる。これらマニユアル設定絞り動作モード時と
オート設定絞り動作モード時(カメラ本体側は例
えばシヤツタ優先時)とはカメラ操作等が本質的
に相違し、マニユアル設定絞り動作モード時に不
用意にオート設定絞り動作モードになつたり、オ
ート設定絞り動作モード時に不用意にマニユアル
設定絞り動作モードになつたりすると不適正露光
による撮影失敗等の不都合が生ずる。そこで通常
この種のカメラのレンズ部や交換レンズあるいは
オート設定絞り動作モードで使用されるカメラと
マニユアル設定絞り動作モードで使用されるカメ
ラに兼用される交換レンズ等においては、絞りリ
ングにオート設定絞り動作モードの設定・解除に
ロツク機構を設け、その都度ロツクを解除しなけ
れば絞りモードの切換えが行えないようになつて
いる。
従来のこの種のロツク機構としては、例えば特
開昭49−46435号公報に示されるように、絞りリ
ング内面に一端部が固着され他端部に孔が穿設さ
れて添設されたクランプばねを絞りリング外周面
に突出するボタンにより内周側に押圧することに
より、レンズの固定側に前記クランプばねに対し
て一端部が固着され絞りリング内周面に摺接する
他端部(マニユアル設定動作範囲の一方を制限す
る)に内周側に向けてピンが突設された制限板の
ピンを前記クランプばねの孔に係脱させることに
よりロツクおよびロツク解除させるものがある。
開昭49−46435号公報に示されるように、絞りリ
ング内面に一端部が固着され他端部に孔が穿設さ
れて添設されたクランプばねを絞りリング外周面
に突出するボタンにより内周側に押圧することに
より、レンズの固定側に前記クランプばねに対し
て一端部が固着され絞りリング内周面に摺接する
他端部(マニユアル設定動作範囲の一方を制限す
る)に内周側に向けてピンが突設された制限板の
ピンを前記クランプばねの孔に係脱させることに
よりロツクおよびロツク解除させるものがある。
しかしながら、この場合、(イ)絞りリング内周部
分の多くをロツクのための部品で占有してしまい
他の機構を配置する余地がなくなつてしまう(ロ)各
部分の位置精度が極めて厳密に要求されまた部品
点数が多い(ハ)ロツク時とロツク解除時のボタンの
高さが異なり、結果として必要以上に大きなボタ
ンのストロークを必要とし、またこのためロツク
機構が大型化する(ニ)占有スペースを小さくしよう
とすると必然的に係合部が浅くなりロツクが不確
実になり衝撃等によつて外れ易くなるなど、多く
の問題がある。
分の多くをロツクのための部品で占有してしまい
他の機構を配置する余地がなくなつてしまう(ロ)各
部分の位置精度が極めて厳密に要求されまた部品
点数が多い(ハ)ロツク時とロツク解除時のボタンの
高さが異なり、結果として必要以上に大きなボタ
ンのストロークを必要とし、またこのためロツク
機構が大型化する(ニ)占有スペースを小さくしよう
とすると必然的に係合部が浅くなりロツクが不確
実になり衝撃等によつて外れ易くなるなど、多く
の問題がある。
本考案は、このような問題を解決すべくなされ
たもので、マニユアル設定絞り動作モードとオー
ト設定絞り動作モードの切換えのロツクおよび絞
りリングの予定の回転角の限界位置規制が確実
で、たとえ絞りリングに不用意に大きな回転力が
加えられても該ロツクが外れたり、ロツク機能を
果たす部材が損壊するおそれがなく、しかもその
ための構成が簡単で且つ占有スペースが小さくて
すむレンズ鏡胴における絞りリングのオート・マ
ニユアル切換装置を提供することを目的としてい
る。
たもので、マニユアル設定絞り動作モードとオー
ト設定絞り動作モードの切換えのロツクおよび絞
りリングの予定の回転角の限界位置規制が確実
で、たとえ絞りリングに不用意に大きな回転力が
加えられても該ロツクが外れたり、ロツク機能を
果たす部材が損壊するおそれがなく、しかもその
ための構成が簡単で且つ占有スペースが小さくて
すむレンズ鏡胴における絞りリングのオート・マ
ニユアル切換装置を提供することを目的としてい
る。
本考案は、上記の目的を達成させるため、絞り
リングの回転角によりマニユアル設定絞り動作と
オート設定絞り動作を切換える方式のカメラ用レ
ンズ鏡胴において、略円筒状を呈し所定の角度範
囲にわたつて切欠部が形成された鏡胴固定部材
と、この鏡胴固定部材の外周に予定の回転角だけ
回転可能に嵌合され、前記切欠部内に突出する突
出部を有する絞りリングと、この絞りリングの前
記突出部が設けられた部位に半径方向に沿つて進
退移動可能に支持され少なくとも外周側に偏倚し
た状態で一部が絞りリング外周面側に突出するよ
うに設けられると共に内方端側に係合突起が突設
された係止部材と、この係止部材を常時外周面側
へ付勢する弾性部材と、前記鏡胴固定部材に前記
係止部材の係合突起に対応するようにして突設さ
れ前記係止部材が外周側に偏倚した状態で前記係
合突起に係合し前記係止部材の外周側突出部が押
圧され前記弾性部材の偏倚力に抗して前記係止部
材が内周側に移動した状態で前記係合が解除され
るストツパ部材とを具備してなり、マニユアル設
定絞り動作に切換えられたときは、前記係止部材
の係合突起と前記ストツパ部材との当接と前記絞
りリングの突出部と前記鏡胴固定部材に形成され
た切欠部の一側壁との当接とによつて前記絞りリ
ングの回転角が開放絞り位置と最小絞り位置の角
度範囲に規制され、オート設定絞り動作に切換え
られたときは、前記係合突起と前記ストツパ部材
との当接と前記突出部と前記切欠部の他方の側壁
との当接とによつて前記絞りリングの回転が阻止
されるように構成したことを特徴とするものであ
る。
リングの回転角によりマニユアル設定絞り動作と
オート設定絞り動作を切換える方式のカメラ用レ
ンズ鏡胴において、略円筒状を呈し所定の角度範
囲にわたつて切欠部が形成された鏡胴固定部材
と、この鏡胴固定部材の外周に予定の回転角だけ
回転可能に嵌合され、前記切欠部内に突出する突
出部を有する絞りリングと、この絞りリングの前
記突出部が設けられた部位に半径方向に沿つて進
退移動可能に支持され少なくとも外周側に偏倚し
た状態で一部が絞りリング外周面側に突出するよ
うに設けられると共に内方端側に係合突起が突設
された係止部材と、この係止部材を常時外周面側
へ付勢する弾性部材と、前記鏡胴固定部材に前記
係止部材の係合突起に対応するようにして突設さ
れ前記係止部材が外周側に偏倚した状態で前記係
合突起に係合し前記係止部材の外周側突出部が押
圧され前記弾性部材の偏倚力に抗して前記係止部
材が内周側に移動した状態で前記係合が解除され
るストツパ部材とを具備してなり、マニユアル設
定絞り動作に切換えられたときは、前記係止部材
の係合突起と前記ストツパ部材との当接と前記絞
りリングの突出部と前記鏡胴固定部材に形成され
た切欠部の一側壁との当接とによつて前記絞りリ
ングの回転角が開放絞り位置と最小絞り位置の角
度範囲に規制され、オート設定絞り動作に切換え
られたときは、前記係合突起と前記ストツパ部材
との当接と前記突出部と前記切欠部の他方の側壁
との当接とによつて前記絞りリングの回転が阻止
されるように構成したことを特徴とするものであ
る。
以下、図面を参照して本考案の一実施例を説明
する。
する。
第1図および第2図において、レンズマウント
1とこのレンズマウント1に固着された鏡胴固定
部材としてのメスヘリコイド2との間に予定の回
転角だけ回転自在として絞りリング3が嵌合して
いる。絞りリング3は絞り径設定カム4と連動し
ており、絞りリング3の回転によつて絞り径設定
カム4が回転して絞り羽根5が所定の絞り径(絞
り値)まで絞り込まれるように設定されている。
絞りリング3には内周側に突出部3aが設けられ
ており、この突出部3aはメスヘリコイド2に設
けられた切欠部2a内に嵌入している。このメス
ヘリコイド2の切欠部2a内で絞りリング3の突
出部3aが移動することによつて絞りリング3が
開放絞り(例えばF=1.4)位置から最小絞り
(例えばF=16)位置(マニユアル設定)を経て
オート設定絞り位置(“A”位置)まで回転し各
回転角位置に対応する設定を行うようになつてい
る。(第2図〜第5図において絞りリングの近傍
に付されている“1.4”〜“1.6”との数字はマニ
ユアル設定絞り目盛、“A”との符号はオート設
定絞り位置をあらわしており、これらの数字およ
び符号は実施にあたつては絞りリング3の外周面
に刻設される。)従つて、絞りリング3の突出部
3aに対してメスヘリコイド2の切欠部2aの両
側壁2b,2cが絞りリング3の回転角のストツ
パーとして機能している。また、絞りリング3の
突出部3aに図示幅Aの溝3bが形成されてお
り、この溝3bと絞りリング3の円周部に設けら
れた孔3cに係止部材6が半径方向に沿つて進退
移動自在に嵌合している。この係止部材6は、図
示のように絞りリング3の突出部3aの一部に軸
支されたばね7により外周側への偏倚力が与えら
れている。係止部材6には軸方向に突出するこの
場合幅Bの角柱状をなす係合突起6aが設けられ
ている。メスヘリコイド2の切欠部2aには絞り
リング3が最小絞りの位置(図示実施例では
“16”)とオート設定絞り位置(図示実施例では
“A”)とで各々係合突起6aが両側から当接する
ようにストツパビス8が突設されている。なお、
絞りリング3の孔3cに嵌入している係止部材6
の頭部6bは先端を絞りリング3の外周面から突
出しており、この頭部6bを押圧操作することに
より係止部材6をばね7の偏倚力に抗して内周側
に移動し得るようになつている。
1とこのレンズマウント1に固着された鏡胴固定
部材としてのメスヘリコイド2との間に予定の回
転角だけ回転自在として絞りリング3が嵌合して
いる。絞りリング3は絞り径設定カム4と連動し
ており、絞りリング3の回転によつて絞り径設定
カム4が回転して絞り羽根5が所定の絞り径(絞
り値)まで絞り込まれるように設定されている。
絞りリング3には内周側に突出部3aが設けられ
ており、この突出部3aはメスヘリコイド2に設
けられた切欠部2a内に嵌入している。このメス
ヘリコイド2の切欠部2a内で絞りリング3の突
出部3aが移動することによつて絞りリング3が
開放絞り(例えばF=1.4)位置から最小絞り
(例えばF=16)位置(マニユアル設定)を経て
オート設定絞り位置(“A”位置)まで回転し各
回転角位置に対応する設定を行うようになつてい
る。(第2図〜第5図において絞りリングの近傍
に付されている“1.4”〜“1.6”との数字はマニ
ユアル設定絞り目盛、“A”との符号はオート設
定絞り位置をあらわしており、これらの数字およ
び符号は実施にあたつては絞りリング3の外周面
に刻設される。)従つて、絞りリング3の突出部
3aに対してメスヘリコイド2の切欠部2aの両
側壁2b,2cが絞りリング3の回転角のストツ
パーとして機能している。また、絞りリング3の
突出部3aに図示幅Aの溝3bが形成されてお
り、この溝3bと絞りリング3の円周部に設けら
れた孔3cに係止部材6が半径方向に沿つて進退
移動自在に嵌合している。この係止部材6は、図
示のように絞りリング3の突出部3aの一部に軸
支されたばね7により外周側への偏倚力が与えら
れている。係止部材6には軸方向に突出するこの
場合幅Bの角柱状をなす係合突起6aが設けられ
ている。メスヘリコイド2の切欠部2aには絞り
リング3が最小絞りの位置(図示実施例では
“16”)とオート設定絞り位置(図示実施例では
“A”)とで各々係合突起6aが両側から当接する
ようにストツパビス8が突設されている。なお、
絞りリング3の孔3cに嵌入している係止部材6
の頭部6bは先端を絞りリング3の外周面から突
出しており、この頭部6bを押圧操作することに
より係止部材6をばね7の偏倚力に抗して内周側
に移動し得るようになつている。
次にこのような構成における動作について説明
する。
する。
まず、第2図に示すように絞りリング3がマニ
ユアル設定絞りモードが選ばれ、絞り開放(絞り
目盛“1.4”)に設定されているときにはメスヘリ
コイド2の切欠部2aの一側壁2bに絞りリング
3の内周側への突出部3aが当接してこれ以上回
転しないように制止されており、絞りリング3を
逆方向に回転させると、図示していないクリツク
ストツプ機構等により段階的にまたは連続的に絞
り設定カム4が回転してそれぞれ所定のマニユア
ル設定絞り径が決定される。絞りリング3が第3
図のように最小絞り(絞り目盛“16”)まで回転
すると絞りリング3に嵌合している係止部材6の
係合突起6aがメスヘリコイド2に設置されてい
るストツパピン8に当接して回転が制止される。
この状態で第4図のように係止部材6の頭部6b
をばね7の偏倚力に抗して押圧すると係止部材6
の係合突起6aはストツパビス8の内周面に移動
して係止が解かれる。このまま、絞りリング3を
さらに絞り込み側に回転すると係合突起6aはス
トツパ8を通り過ぎてメスヘリコイド2の切欠部
2aの他側壁2cに突出部3aが当接して回転が
制止される。そして、係止部材6の頭部6bの押
圧を解除(押していた指を離す)すると第5図の
ように係止部材6が外周側に復帰し係合突起6a
がストツパビス8に係合し、絞りリング3はメス
ヘリコイド2の切欠部2aの側壁2cとストツパ
ビス8により挾持された状態となつて回転は阻止
され絞りリング3はオート設定絞りの位置でロツ
クされる。このロツクを解除するには、係止部材
6の頭部6bを押圧して、マニユアル絞り(絞り
開放側)方向へ絞りリング3を回転させてから係
止部材6の押圧を解除すればよい。
ユアル設定絞りモードが選ばれ、絞り開放(絞り
目盛“1.4”)に設定されているときにはメスヘリ
コイド2の切欠部2aの一側壁2bに絞りリング
3の内周側への突出部3aが当接してこれ以上回
転しないように制止されており、絞りリング3を
逆方向に回転させると、図示していないクリツク
ストツプ機構等により段階的にまたは連続的に絞
り設定カム4が回転してそれぞれ所定のマニユア
ル設定絞り径が決定される。絞りリング3が第3
図のように最小絞り(絞り目盛“16”)まで回転
すると絞りリング3に嵌合している係止部材6の
係合突起6aがメスヘリコイド2に設置されてい
るストツパピン8に当接して回転が制止される。
この状態で第4図のように係止部材6の頭部6b
をばね7の偏倚力に抗して押圧すると係止部材6
の係合突起6aはストツパビス8の内周面に移動
して係止が解かれる。このまま、絞りリング3を
さらに絞り込み側に回転すると係合突起6aはス
トツパ8を通り過ぎてメスヘリコイド2の切欠部
2aの他側壁2cに突出部3aが当接して回転が
制止される。そして、係止部材6の頭部6bの押
圧を解除(押していた指を離す)すると第5図の
ように係止部材6が外周側に復帰し係合突起6a
がストツパビス8に係合し、絞りリング3はメス
ヘリコイド2の切欠部2aの側壁2cとストツパ
ビス8により挾持された状態となつて回転は阻止
され絞りリング3はオート設定絞りの位置でロツ
クされる。このロツクを解除するには、係止部材
6の頭部6bを押圧して、マニユアル絞り(絞り
開放側)方向へ絞りリング3を回転させてから係
止部材6の押圧を解除すればよい。
このように、極めて簡単な構成であるにも拘わ
らず、確実で且つ多くの占有スペースを要さずし
かもオート・マニユアル設定絞りの切換、ロツク
が実現できる。さらにマニユアル設定絞りの一端
側位置からオート設定絞りモード位置への切換え
に要する絞りリングの回転角は、係合突起6aと
ストツパビス8の寸法(厚みまたは直径)によつ
て定まるから、僅かの回転角に設定することがで
きる。
らず、確実で且つ多くの占有スペースを要さずし
かもオート・マニユアル設定絞りの切換、ロツク
が実現できる。さらにマニユアル設定絞りの一端
側位置からオート設定絞りモード位置への切換え
に要する絞りリングの回転角は、係合突起6aと
ストツパビス8の寸法(厚みまたは直径)によつ
て定まるから、僅かの回転角に設定することがで
きる。
なお、本考案は、上述の実施例以外にも機能を
阻害しない範囲の形状変更を加えるなど多種多様
に変形実施できることはもちろんである。
阻害しない範囲の形状変更を加えるなど多種多様
に変形実施できることはもちろんである。
以上詳述したように、本考案によれば、マニユ
アル設定絞り動作モードとオート設定絞り動作モ
ードの切換のロツクおよび絞りリングの予定の回
転角の回転限界位置規制が確実で、たとえ絞りリ
ングに不用意に大きな回転力が加えられても該ロ
ツクが外れたり、ロツク機能を果たす係合突起や
ストツパ部材および回転限界位置規制を行なう突
出部や切欠部が損壊するといつたおそれは全く無
く、しかもそのための構成が簡単で且つ占有スペ
ースが小さくて済むレンズ鏡胴における絞りリン
グのオート・マニユアル切換装置を提供すること
ができる。
アル設定絞り動作モードとオート設定絞り動作モ
ードの切換のロツクおよび絞りリングの予定の回
転角の回転限界位置規制が確実で、たとえ絞りリ
ングに不用意に大きな回転力が加えられても該ロ
ツクが外れたり、ロツク機能を果たす係合突起や
ストツパ部材および回転限界位置規制を行なう突
出部や切欠部が損壊するといつたおそれは全く無
く、しかもそのための構成が簡単で且つ占有スペ
ースが小さくて済むレンズ鏡胴における絞りリン
グのオート・マニユアル切換装置を提供すること
ができる。
第1図は本考案の一実施例の構成を示す縦断面
図、第2図は同実施例の要部横断面図、第3図〜
第5図は同実施例の動作を説明するための要部横
断面図である。 1……レンズマウント、2……メスヘリコイ
ド、2a……切欠部、3……絞りリング、3a…
…突出部、4……絞り径設定カム、5……絞り羽
根、6……係止部材、6a……係合突起、7……
ばね、8……ストツパビス。
図、第2図は同実施例の要部横断面図、第3図〜
第5図は同実施例の動作を説明するための要部横
断面図である。 1……レンズマウント、2……メスヘリコイ
ド、2a……切欠部、3……絞りリング、3a…
…突出部、4……絞り径設定カム、5……絞り羽
根、6……係止部材、6a……係合突起、7……
ばね、8……ストツパビス。
Claims (1)
- 絞りリングの回転角によりマニユアル設定絞り
動作とオート設定絞り動作を切換える方式のカメ
ラ用レンズ鏡胴において、略円筒状を呈し所定の
角度範囲にわたつて切欠部が形成された鏡胴固定
部材と、この鏡胴固定部材の外周に予定の回転角
だけ回転可能に嵌合され、前記切欠部内に突出す
る突出部を有する絞りリングと、この絞りリング
の前記突出部が設けられた部位に半径方向に沿つ
て進退移動可能に支持され少なくとも外周側に偏
倚した状態で一部が絞りリング外周面側に突出す
るように設けられると共に内方端側に係合突起が
突設された係止部材と、この係止部材を常時外周
面側へ付勢する弾性部材と、前記鏡胴固定部材に
前記係止部材の係合突起に対応するようにして突
設され前記係止部材が外周側に偏倚した状態で前
記係合突起に係合し前記係止部材の外周側突出部
が押圧され前記弾性部材の偏倚力に抗して前記係
止部材が内周側に移動した状態で前記係合が解除
されるストツパ部材とを具備してなり、マニユア
ル設定絞り動作に切換えられたときは、前記係止
部材の係合突起と前記ストツパ部材との当接と前
記絞りリングの突出部と前記鏡胴固定部材に形成
された切欠部の一側壁との当接とによつて前記絞
りリングの回転角が開放絞り位置と最小絞り位置
の角度範囲に規制され、オート設定絞り動作に切
換えられたときは、前記係合突起と前記ストツパ
部材との当接と前記突出部と前記切欠部の他方の
側壁との当接とによつて前記絞りリングの回転が
阻止されるように構成したことを特徴とするレン
ズ鏡胴における絞りリングのオート・マニユアル
切換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981085904U JPS6139379Y2 (ja) | 1981-06-11 | 1981-06-11 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981085904U JPS6139379Y2 (ja) | 1981-06-11 | 1981-06-11 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57197015U JPS57197015U (ja) | 1982-12-14 |
JPS6139379Y2 true JPS6139379Y2 (ja) | 1986-11-12 |
Family
ID=29881161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1981085904U Expired JPS6139379Y2 (ja) | 1981-06-11 | 1981-06-11 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6139379Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5412438B2 (ja) * | 1971-08-18 | 1979-05-23 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5412438U (ja) * | 1977-06-28 | 1979-01-26 |
-
1981
- 1981-06-11 JP JP1981085904U patent/JPS6139379Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5412438B2 (ja) * | 1971-08-18 | 1979-05-23 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57197015U (ja) | 1982-12-14 |
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