JPS6139198B2 - - Google Patents

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JPS6139198B2
JPS6139198B2 JP57106335A JP10633582A JPS6139198B2 JP S6139198 B2 JPS6139198 B2 JP S6139198B2 JP 57106335 A JP57106335 A JP 57106335A JP 10633582 A JP10633582 A JP 10633582A JP S6139198 B2 JPS6139198 B2 JP S6139198B2
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JP
Japan
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ink
chamber
writing instrument
pen
air
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Jiro Hori
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Kotobuki and Co Ltd
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Kotobuki and Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は水性インキ等の低粘性インキを用い
る筆記具に関するものである。
低粘性インキを用いる筆記具はペン体とインキ
室を備え、両者をインキ通路で結んでインキ室内
のインキをペン体に供給し、消費したインキの量
に等しい量の空気をインキ室に導入させることに
よりインキ出を制御するようになつており、しか
もインキ室の内圧上昇にともなつて押し出される
インキを貯留部に貯えて、後でこの貯留インキを
筆記消費することによりインキが外部にふき出さ
ないように構成されている。この代表的な一例と
して、特公昭42−7164号公報に開示されているよ
うな万年筆のペン芯機構が知られているが、これ
はインキ貯留部として形成したペン芯の空洞部に
インキ室(インキ筒)の内圧上昇でインキが押出
された場合、その空洞貯留インキは筆記によつて
消費されるだけで、ペン下向きの保持状態でイン
キ室(インキ筒)の内圧が下降しても、空気が空
気溝を通つてインキ室に入るため前記貯留インキ
がインキ室側に帰ることはない。
ところで、上記空洞内の貯留インキを筆記によ
つて消費する場合、1回の筆記使用で空洞内の貯
留インキ全部を空にすることは少なく、実際には
前記空洞内に常にインキが残つていることが多
い。例えば1c.c.前後のインキ室をもつ万年筆の場
合で説明すると、全量(1c.c.)のインキを消費す
るには500m〜1000mの筆記距離があるため、も
し30度Cの温度変化で約10%即ち0.1c.c.のインキ
が前記空洞内に一度で貯留されたとすると、これ
を筆記によつて空にするには50m〜100m筆記し
なければならない。しかしながら万年筆を取出し
て筆記する長さは通常1mにも満たない場合が多
いので、前記空洞内には常にインキが残つている
状態となる場合が多い。
従つて貯留インキを筆記使用によつて空にし、
次の内圧上昇に備えるという考え方に基いた従来
の万年筆ではペン芯空洞部に貯留インキが残つた
まま、次の内圧上昇によつて新たにインキが押し
出される事態が生じ、それが繰返えしの温度変化
によつて何回も生じると貯留インキ量が次第に増
加してインキの溢れ出、所滑インキのボタ落を起
す。特に自動作画機とかレコーダー用筆記具とし
て使用する場合には常にペン先が下向きの状態に
保持されるから、前記のようなボタ落は致命的な
欠陥となる。
この発明は上記のような事情に鑑みなされたも
ので、その第1の目的はインキ室の内圧上昇で押
し出された貯留インキを、前記インキ室の内圧下
降によつて吸上げてインキ室に戻すようにしたペ
ン下向き状態でインキボタ落が起らない新規な構
造の筆記具を提供することにあり、また第2の目
的は筆記具の保持状態或いは放置状態がどのよう
な向き(ペン上向き状態、ペン横向き状態等)に
あつても前記貯留インキがインキ室の内圧下降に
よつて確実にインキ室に戻されるようにしたすべ
ての向きでインキ溢出を防止できる新規な構造の
筆記具を提供することにある。
而して上記第1の目的を達成するために、この
発明(第1発明)に係る低粘性インキを用いる筆
記具は、該筆記具本体のペン体取付部の内側に、
毛細管の強いインキ吸蔵体を前記ペン体とインキ
導通可能に接続して設けたこと、このインキ吸蔵
体と離間した内方位置に本体内部を小容量の空室
と大容量のインキ室に区画する仕切り部を設けた
こと、このインキ吸蔵体を貫通して上記インキ室
とインキ吸蔵体間をインキ導通可能に接続した気
液交換通路(この気液交換通路は通常時、インキ
によつて塞がれ筆記時のインキ吸出によつて空気
がインキ室に入るように開口する毛細管作用が強
弱二様に働く通路として形成される)を設けたこ
と、この気液交換通路の先端部に該通路と前記空
室をインキ吸蔵体の近くで空気導入可能に連通さ
れた切欠部を設けたこと、前記筆記具本体の先端
部に前記空室に外気を取入れる通気管を、その開
口内端部が前記空室に押し出されたふき出し貯留
インキによつて閉塞されないように位置させて設
けたことを特徴とするものである。また上記第2
の目的を達成するための第2発明に係る筆記具
は、上述した第1発明の筆記具における仕切り部
と本体内壁面との間に、常時はインキで閉塞され
て前記空室の空気がインキ室へ入るのを阻止する
作用と、本体インキ室の内圧上昇で前記空室に押
出されたふき出し貯留インキを、インキ室の内圧
下降時にペン上向き状態及びペン横向き状態にお
いてインキ室側に戻す作用をなす毛細管作用の強
い1個又は複数個の貯留インキリターン通路を設
けたことを特徴とする。
以下、この発明の実施例を図面に従い説明す
る。第1図は手書き用の筆記具に適用した実施例
で、インキ(低粘性インキ)が充填されていない
使用前の状態を中央縦断面図で示しており、また
第2図及び第3図は第1図の−線及び−
線に沿う部分の横断面図を示している。これらの
図面において符号1で示される筆記具本体は、円
形断面の細長い軸筒として形成され、先端部には
ペン体2が取付けられていると共に、後端開口部
には着脱自在に密栓された尾栓3を備えている。
なお上記ペン体2はボール2aを回転自在に保持
して筆記具本体1の先端孔に嵌着されたボールホ
ルダ2bと、このボールホルダ2bのボール保持
部に連通する中心孔に嵌挿されて前記ホルダ後端
部から内方に突出するインキ中継芯(繊維集束
芯)2cとから構成されているが、このようなボ
ールペンチツプ形式のペン体以外に、強い毛細管
作用でインキを筆記端に引き出す繊維製ペン体、
プラスチツク多孔ペン体、パイプペン体等を用い
ることもできる。4は上記筆記具本体1のペン体
取付部の内側穴1aに嵌装したインキ吸蔵体で、
上記ペン体2のインキ中継芯2cが中心孔に嵌挿
されて、このペン体中継芯2cとインキ導通可能
に接続されている。このインキ吸蔵体4はインキ
を飽和状態まで吸収すると毛細管作用、吸着力、
付着力等でインキ滴下を阻止することができる毛
細管作用の強い(但し前記ペン体中継芯2cの毛
細管より少し弱い)中綿と称するインキ吸収材が
用いられている。5は上記本体1の内部を小容量
の空室6と大容量のインキ室10に区画する仕切
り部で、前記本体1内のインキ吸蔵体4と離間す
る内方位置に嵌合固定された円板状の合成樹脂部
品で構成されている。7はこの仕切り部5を貫通
して上記インキ室10とインキ吸蔵体4間をイン
キ導通可能に接続した気液交換通路で、該通路7
は前記仕切り部5から一体に突設され先端開口部
がインキ吸蔵体4に当接する小径なパイプ8内に
芯棒9を嵌挿して、該芯棒9の外周切欠平面9a
と上記パイプ8の内壁面とで囲まれた断面略D形
状の孔として第5図の如く形成される。なおこの
気液交換通路7は楕円形の芯棒9′とパイプ8の
内壁面との間に形成した第7図のような断面略
三ヶ月状の孔であつてもよいし、また第8図のよ
うな溝形状のものであつてもよいが、いずれの場
合も通常時はインキによつて孔全体が閉塞され、
筆記時のインキ吸出によつて毛細管作用の弱い部
分(第5図、第7図の場合は孔の中央部分、第8
図の場合は溝の開口拡巾部分)が空気通路として
開口する毛細管作用が強弱二様に働く通路孔とし
て形成されている。8aは上記パイプ8の先端部
に設けた切欠部で、これは上記気液交換通路7と
前記空室6をインキ吸蔵体4の近くで空気導入可
能に連通させている。11は上記筆記具本体1の
先端部に設けた外気取入れ用の通気管で、インキ
吸蔵体4の外周部を貫通して前記空室6内に突出
し、その突出内方部分は第1図の如く屈曲して、
その開口内端が前記空室6に押し出されたふき出
し貯留インキによつて塞がれないように、前記空
室6の径方向及び長さ方向に対する中央部位置に
開口している。12は上記仕切り部5と本体1内
壁面との間に設けた毛細管作用が強く働く1個又
は複数個(図示例では3個)の細隙開口部からな
る貯留インキリターン通路で、このリターン通路
12は仕切り部5の外周に第5図、第6図の如き
切欠12′を設けることによつて形成される。な
おこの切欠で形成された貯留インキリターン通路
12は強い毛細管で保持されたインキによつて閉
塞されて、前記空室6の空気がこの通路12を介
してインキ室10へ入るのを阻止しているが、第
15図のようなペン上向き状態及び第18図、第
19図のようなペン横向き状態でインキ室10の
内圧が下降した時に、前記空室6の貯留インキ
(インキ室10の内圧上昇で空室6内にふき出し
流入する)をインキ室10側に戻す作用をなす。
第9図は本体インキ室10に低粘性インキWを
収容した使用時の状態を示す説明図であつて、こ
の状態ではインキ室10のインキWの一部がイン
キ吸蔵体4及びペン体2側に毛細管作用で引出さ
れて、気液交換通路7と細隙連通路12が導入イ
ンキによつて閉塞されていると共に、インキ吸蔵
体4は飽和状態までインキを吸収して、その毛細
管作用、吸着力、付着力等でインキの滴下を防止
している。即ちインキ吸蔵体4が毛細管作用でイ
ンキWを飽和状態まで吸収すると、インキ重量と
内圧が釣合つて安定する。この時のインキ溢出に
関係する水頭は前記空室6が空の場合のHo及び
空室6に第12図の如くインキが押出された時の
Hmaxであり、ペン体2及びインキ吸蔵体4の構
造、材質によつて異なるも、ペン体2が図のよう
なボールペン体であり、インキ吸蔵体4がアクリ
ル繊維集束体である場合には前記水頭Hmaxは25
mm程度まで許容され、この許容範囲に上記水頭
Hmaxを押えるように、保証温度差に応じて本体
インキ室10の容量と、空室6の容量を例えば
10:2位の割合に設定すればインキがペン体2か
ら滴下することはない。
而して、上記インキ吸蔵体4に飽和状態まで吸
収されているインキをペン体2で筆記消費する
と、インキ吸蔵体4にはインキを吸込む余力が生
じ、気液交換通路7内のインキを吸い込むから、
これによつて気液交換通路7の毛細管作用の弱い
部分のインキが吸い取られて該通路中心部に第1
1図の如き空気流入通路7′が形成され、この空
気流入通路7′を通つて空室6の空気がインキ室
10に第10図の如く入つて空気とインキの気液
交換が行なわれる。そして、上記インキ吸蔵体4
が吸収インキで再び飽和状態になると、第11図
の如く開放した気液交換通路7(空気流入通路
7′)はインキによつて自動的に閉じられてイン
キ室10への空気侵入とインキ吸蔵体4へのイン
キ供給が停止される。第12図はペン下向き状態
で本体インキ室10が内圧上昇した時の状態を示
しており、この時はインキ室10内のインキWが
気液交換通路7とリターン通路12を介して空室
6に押し出され、このふき出し貯留インキW′の
量に見合つた量の空気が空室6内から通気管11
を介して外方に排出される。この時インキ吸蔵体
4は飽和状態にインキを吸収しているから、イン
キ室10の内圧上昇で押出されたインキをペン体
2側に圧力作用させないように遮断して空室6内
に導入させる。このためインキ室10の内圧上昇
によるペン体2からのインキボタ落は確実に防止
される。
第13図は空室6に第12図の如く貯留された
インキW′が本体インキ室10の内圧下降によ
り、ペン下向き状態でインキ室10側に戻される
状態を示している。この場合は温度降下により本
体インキ室10の内圧が低下すると、空室6のふ
き出し貯留インキW′が気液交換通路7を通つて
インキ室10内に吸い上げられ、これと入れ換え
に外気が通気管11を通つて空室6に流入する。
この時、インキリターン通路12は強い毛細管作
用によるインキの保持で閉塞されているため、空
室6内の空気が前記リターン通路12を介してイ
ンキ室10に入ることなく、このため前記貯留イ
ンキW′を効率よくインキ室10に吸上げること
ができる。
第14図はペン上向き状態でインキ室10が内
圧上昇した時の状態を示しており、この時は気液
交換通路7内にあるインキが空室6に押し出され
て、気液交換通路7が空気孔として開口し、この
空気孔→空室6→通気管11の経路で内圧が外に
逃げるのでペン体2からのインキ溢出の問題は起
らない。
第15図は空室6の貯留インキW′(第12図
のようにペン下向き状態で流入したインキ又は第
16図、第17図のようなペン横向き状態で流入
したインキ)が、ペン上向き状態におけるインキ
室10の内圧下降によつてインキ室10側へ戻さ
れる状態を示しており、この時は仕切り部5の室
底側に貯留されているインキW′がリターン通路
12を介してインキ室10内に吸入されると共
に、これと入れ換えに外気が通気管11を介して
空室6に流入する。
第16図及び第17図はペン横向き状態でイン
キ室10の内圧上昇があつた場合の状態を示して
おり、第16図の状態ではインキ室10の内圧上
昇で気液交換通路7内のインキが空室6に押し出
されて、該通路7が空気孔として開口し、この空
気孔(開口した気液交換通路7)→空室6→通気
管11の経路で内圧が外に逃げるため、ペン体2
からのインキ溢出は起らない。また第17図の状
態は1つのインキリターン通路12が上にあり、
他のリターン通路12と気液交換通路7が下側に
あるから、インキ室10の内圧上昇によつて該室
内インキWの一部が下側に位置するインキリター
ン通路12と気液交換通路7を介して空室6に押
し出される。この時上側に位置するリターン通路
12はインキで閉塞された状態を維持し、且つ空
室6内の空気は通気管11を介して外に排出され
る。従つてこのペン横向き状態においても内圧上
昇によるふき出しインキは空室6に貯留されるの
で、ペン体2或いは通気管11から溢出すること
はない。
第18図、第19図は空室6の貯留インキ
W′(第12図の如きペン下向き状態で流入した
インキ又は第16図、第17図の如きペン横向き
状態で流入したインキ)が、ペン横向き状態にお
けるインキ室10の内圧下降によりインキ室10
側へ戻される状態を示している。この第18図の
状態は気液交換通路7が上にあり、インキリター
ン通路12の1つが下側に位置しているペン横向
き状態であつて、この状態でインキ室10が内圧
降下すると、空室6の貯留インキW′が下側に位
置するリターン通路12からインキ室10へと戻
される(このリターン作用は内圧下降による吸引
力で行なわれる)。この場合、上記気液交換通路
7を介して少量の空気がインキ室10に入ること
がある。第19図の状態は第18図の状態にある
ペンを軸心まわりに180度反転させたペン横向き
状態であつて、この状態でインキ室10が内圧下
降すると、空室6内の貯留インキW′が気液交換
通路7及び下側に位置するインキリターン通路1
2を介してインキ室10側に吸引されると共に、
このインキリターン作用にともなつて外気が通気
管11を介して空室6内に導入される。
第20図は上記仕切り部5にインキリターン通
路112が設けられていない場合の変形例を示
し、この実施例のものはペン先下向きに保持使用
される自動作画機やレコーダー用等の筆記具に適
用される。
第21図、第22図は前記リターン通路12の
変形例を示すもので、仕切り部5の外周部に設け
た複数個の大きな切欠開口部12aと、この各切
欠開口部を閉塞するように前記仕切り部5の空室
6側面に嵌合固定した毛細管作用の強く働くイン
キ吸収蓋12bとでリターン通路12を構成して
いる。なお、上記インキ吸収蓋12bは強い毛細
管作用でインキWを吸収保持して、インキ室10
のインキWが空室6に滴下すると、空室6内の空
気がインキ室10へ入るのを防止しており、また
第13図、第15図及び第18図、第19図のよ
うにインキ室10の内圧が下降した時には空室貯
留インキW′をインキ室10側へ戻す作用をな
す。
この発明の筆記具は以上述べたような構造のも
のであるから、インキ室の内圧上昇で押し出され
たインキを本体インキ室と仕切られた空室に一時
貯留し、この貯留インキを内圧上昇の次に生じる
内圧下降によつてインキ室に全部戻すことができ
るので、ペン体側からのインキ溢出の問題を確実
に解消することができる。特に第2発明に係る筆
記具の場合にはペンが上向き、横向き等のどのよ
うな方向に保持され、或いは置かれていても、前
記の効果を奏することができるので、手書き用の
筆記具としてすぐれた実用上の効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1実施例に係る筆記具を
インキ末注入の状態で示した縦断面図、第2図及
び第3図は第1図の−線及び−線に沿う
横断面図、第4図は本体仕切りと気液交換通路の
構成部材を示した縦断面図、第5図は第4図−
線部分の拡大断面図、第6図は第4図の−
線断面図、第7図及び第8図は気液交換通路の変
形例を示す第5図相当部分の断面図、第9図は筆
記具本体内にインキを収容した使用状態の縦断面
図、第10図は筆記時の気液交換状態を示す作用
説明図、第11図は第10図の気液交換状態を該
通路部分の拡大横断面図で示した作用説明図、第
12図及び第13図はペン下向き状態で内圧上昇
と内圧下降が生じた場合の作用説明図、第14図
及び第15図はペン上向き状態で内圧上昇と内圧
下降が生じた場合の作用説明図、第16図及び第
17図はペン横向き状態で内圧上昇が生じた場合
の作用説明図、第18図及び第19図はペン横向
き状態で内圧下降が生じた場合の作用説明図、第
20図は本体仕切り部にインキリターン通路が設
けられていない実施例を示す要部断面図、第21
図はインキリターン通路の変形例を示す要部断面
図、第22図は第21図の−線部分の断面図
である。 1……筆記具本体、2……ペン体、4……イン
キ吸蔵体、5……仕切り部、6……空室、7……
気液交換通路、8……パイプ、9……芯棒、10
……インキ室、W……インキ室内のインキ、
W′……空室貯留インキ、11……外気取入れ用
の通気管、12……空室貯留インキのリターン通
路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 低粘性インキを用いる筆記具において、該筆
    記具本体のペン体取付部の内側に該ペン体とイン
    キ導通可能に接続した毛細管作用の強いインキ吸
    蔵体を設け、且つこのインキ吸蔵体と離間した内
    方位置に本体内部を小容量の空室と大容量のイン
    キ室に区画する仕切り部を設けると共に、この仕
    切り部を貫通して上記インキ室とインキ吸蔵体間
    をインキ導通可能に接続した通常時はインキによ
    つて塞がれ筆記時のインキ吸出によつて開口する
    毛細管作用が強弱二様に働く気液交換通路を設
    け、またこの気液交換通路の先端部に該通路と前
    記空室をインキ吸蔵体の近くで空気導入可能に連
    通させる切欠部を設けると共に、前記筆記具本体
    の先端部には前記空室に外気を取入れる通気管
    を、その開口内端部が前記空室に押し出されたふ
    き出し貯留インキによつて閉塞されないように位
    置させて設けたことを特徴とする筆記具。 2 低粘性インキを用いる筆記具において、該筆
    記具本体のペン体取付部の内側に該ペン体とイン
    キ導通可能に接続した毛細管作用の強いインキ吸
    蔵体を設け、且つこのインキ吸蔵体と離間した内
    方位置に本体内部を小容量の空室と大容量のイン
    キ室に区画する仕切り部を設けると共に、この仕
    切り部を貫通して上記インキ室とインキ吸蔵体間
    をインキ導通可能に接続した、通常時はインキに
    よつて塞がれ筆記時のインキ吸出によつて開口す
    る毛細管作用が強弱二様に働く気液交換通路を設
    け、またこの気液交換通路の先端部に該通路と前
    記空室をインキ吸蔵体の近くで空気導入可能に連
    通させる切欠部を設けると共に、前記筆記具本体
    の先端部には前記空室に外気を取入れる通気管
    を、その開口内端部が前記空室に押し出されたふ
    き出し貯留インキによつて閉塞されないように位
    置させて設け、更に上記仕切り部と本体内壁面と
    の間に毛細管作用が強く働く1個又は複数個の貯
    留インキリターン通路を設けてなる筆記具。
JP57106335A 1982-06-21 1982-06-21 筆記具 Granted JPS58222895A (ja)

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