JPS6138458Y2 - - Google Patents

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JPS6138458Y2
JPS6138458Y2 JP1983120906U JP12090683U JPS6138458Y2 JP S6138458 Y2 JPS6138458 Y2 JP S6138458Y2 JP 1983120906 U JP1983120906 U JP 1983120906U JP 12090683 U JP12090683 U JP 12090683U JP S6138458 Y2 JPS6138458 Y2 JP S6138458Y2
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JP
Japan
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fried tofu
inarizushi
tofu
seasoned
fried
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JP1983120906U
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English (en)
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JPS6028890U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はいなりずし用味付け半乾燥油揚、さら
に詳しくは、そのまますし飯に被覆することによ
つて直ちにいなりずしを製造しうるように加工さ
れた半乾水分食品としての油揚に関するものであ
る。
いなりずしは周知のように万人向きの風味と高
い栄養価を有するため、近年においては単にすし
店で製造、販売されるだけでなく、スーパーや各
食料品店等において幅広く販売されている。
ところでこのようないなりずしは、従来におい
ては、先ず油揚を熱湯中に入れて油抜きした後醤
油、砂糖等からなる調味液によつて味付けし、次
に調味液を軽く絞り取つた後油揚を裁断して袋状
に形成し、その後裁断された油揚内に予め味付け
されたすし飯を充填して製造されていたものであ
る。
しかしながらこのような従来のいなりずしは、
その製造工程中中において次のような問題点が生
じていた。
(イ) 先ず、上述のように油抜きし味付けを行なう
と油揚が非常に柔かくなるため、次の裁断して
袋状に形成する工程やすし飯を充填する工程に
おいて油揚が破損し、いなりずしとしての商品
価値を損なうおそれがあるばかりでなく、生産
性にロスを生じるという致命的な問題があつ
た。そしてこの破損を防止しようとすれば上記
油揚へのすし飯の充填作業等に熟練や細心の注
意を要し、よつてこれが一層生産性の低下を招
き、その結果従来においてはいなりずしの大量
生産化が必ずしも十分には図られていなかつた
のである。
そこでこの問題を解決するために、いなりず
し用自動飯詰機も開発されているが、このよう
な装置はすし飯の充填の自動化が行なえるだけ
であつて上述のような油揚の破損は決して防止
することができず、むしろ自動的なすし飯の充
填によつて一層油揚の破損が生じ易くなつて大
量生産による省力化や歩留向上を少しも図るこ
とができなかつたのである。
(ロ) さらに味付けされた油揚は種々の栄養成分と
水分を含むため、その表面が極めて微生物に汚
染され易く、特にカビ、酵母等の汚染繁殖によ
り、たとえ清潔に製造を行つても、又調味液の
濃度を高めても、到底2〜3日以上の保存に耐
えることはできなかつた。
従つていなりずしの保存はもちろん、味付け
された油揚をたとえば特開昭56−92753号のよ
うにフイルムで真空包装したとしても、到底長
期保存するには到らなかつたのである。
そこで保存性を高めるため、近年レトルト包
装による製品化された油揚も市販されている
が、レトルト殺菌を行なうと油揚はさらに軟弱
になり、油揚の破損率が一層増加することとな
つていた。
(ハ) 以上のように油揚の破損や破損防止のために
生ずる生産性の低下、さらには保存性の欠乏と
いう従来の種々の欠点は、いなりずしがすし屋
等専門店よりもむしろ家庭への持ち帰りを前提
としてスーパーや各食料品店等において大量に
販売されているという最近の実情を考慮する
と、致命的なものとなつていたのである。
(ニ) 尚、上述のように味付けによる油揚の軟弱化
や腐敗を防止するという観点からすれば、たと
えば特開昭56−92753号や特公昭40−17298号の
ように油揚を乾燥するという技術によつても上
記のような防止を図れるが、このような技術は
たとえばインスタント食品の具等保存用油揚を
前提としてほぼ完全に油揚を乾燥するものであ
るため、強度が強くなりすぎて上記裁断加工時
やすし飯充填時に逆に油揚に亀裂や割れが生
じ、しかも食感が極端に損なわれる等そのまま
の状態では到底いなりずし用として使用するこ
とはできなかつた。
本考案は上述のような問題点をすべて解決する
ために、いなりずし専用の油揚自体の改良として
考案されたもので、その目的とするところは、す
し飯充填時等における破損を防止し、よつて生産
性の向上を図り、且つ油揚自体としての保存性及
びいなりずしとしての製造後の保存性を著しく高
めることができ、しかも必要に応じて裁断した後
すし飯に被覆するだけで直ちにいなりずしを製造
することのできる全く新規且つ有用ないなりずし
用味付け半乾燥油揚を提供するにある。
本考案は上述のような目的を達成するために、
水分過剰や水分不足により破断、亀裂等を生じさ
せることなく、いなりずし製造時の裁断加工や、
すし飯充填に適切な強度にすべく且つ保存性を維
持しうるよう水分含有量を調整して半乾燥という
特殊な状態としたもので、予め味付けされた油揚
を水分が25〜35%となるよう乾燥した構成からな
るものである。そして、味付けした油揚を水分が
25〜35%となるよう乾燥した構成なるため、味付
けによつて油揚に付着する雑菌がほとんど死滅
し、しかも強度が著しく強くなるのである。
本考案はこのように水分が25〜35%となるよう
乾燥させることによつて強度を強くした味付け半
乾燥油揚なるため、これを使用していなりずしを
製造する際、すし飯の充填工程等における油揚の
破損を防止することが可能となつた。
ちなみに従来のいなりずしを製造する際、すし
飯の充填工程等における油揚の破損が、製造され
たいなりずし100個につき約20個生じていたのに
対し、上記本考案の味付け半乾燥油揚を使用して
いなりずしを製造すると、この破損が100個につ
き2個以下、その数を大幅に減少することが可能
となつた。
そして上述のように油揚の破損が防止できる結
果、熟練や細心の注意を要せずとも上記油揚への
すし飯の充填作業を非常に容易に行なうことが可
能となつて従来に比べ生産性を著しく向上させる
ことができ、大量生産にも十分適応することが可
能となる顕著な効果を得た。
さらに上述のように油揚に付着した雑菌がほと
んど死滅するため、その保存性が著しく良好とな
り、よつてこのような味付け半乾燥油揚を予め製
造して大量に保存しておけば、保存可能な範囲内
で必要に応じてこの油揚を使用していつでもいな
りずしを製造することができ、しかもその製造は
上記油揚を必要に応じて裁断した後すし飯に被覆
するだけで行なえるため、非常に容易であり、従
つて上記生産性を一層向上させることができると
いう大なる実益がある。
さらに上記味付け油揚の保存性が良好となる結
果、この油揚を使用して製造されるいなりずしの
保存性も従来に比べて著しく良好となる顕著な効
果がある。
さらに従来のインスタント食品の具として使用
される油揚のようにほぼ完全に乾燥するものでは
なく、記述のような半乾燥状態ととしたものにな
るため、いなりずし製造時の裁断加工等により油
揚に亀裂や割れが生ずることもなく、また食感を
損なうようなこともないのである。
以下、本考案の実施態様について図面に示した
一実施例に従つて説明する。
第1図において1は縦7cm、横15cmのいなりず
し専用の味付け半乾燥油揚で、予め油抜き及び味
付けされた状態から水分が30.4%となるよう乾燥
して構成されたものである。
そしてこのような構成からなる味付け半乾燥油
揚を使用していなりずしを製造する場合には、先
ず上記油揚1を第1図イの1点鎖線に示すように
2つに裁断して第2図のように6.5cm角の袋状に
形成した後袋状の油揚1の内周面に50%に稀釈し
た食酢を2g塗布して常温で30分放置し、次に、
酢、砂糖、醤油で味付けし、椎茸、人参、麻の実
を加えて予め調製したすし飯3を80g上記食酢を
塗布した油揚に第3図のように充填し、これによ
つて大型のいなりずし4が製造されることとな
る。
この場合において上記油揚1は予め油抜き及び
味付けされた後水分が30.4%となるよう乾燥され
てなるため、その強度が非常に強く、従つて上述
のようなすし飯3の充填工程等においても決して
破損することがないのである。ちなみにこのよう
な製造工程において油揚の破損は製造されるいな
りずし50個中わずかに1個であつた。
そしてこのいなりずしを常温で10時間保存した
後試食した結果、その食味において従来のいなり
ずしに比べ決して統計的な劣位は示さなかつた。
さらに上記油揚1は水分が30.4%となるよう乾
燥したものなるため、表面に付着する雑菌がほと
んど死滅し、よつてその保存性が著しく良好とな
る。従つてこのような油揚1をポリエチレンンフ
イルムの袋に密閉して保存しておくことが可能と
なり、ちなみに3ケ月常温で暗所に保存した後上
記のような油揚の裁断及びすし飯の充填工程を経
ていなりずしを製造した結果、風味の変化は全く
感じられなかつた。
従つて上記のような味付け半乾燥油揚を予め大
量に生産して貯蔵しておけば、その後適当なすし
飯充填機等を使用して生産性を一層向上させるこ
とができるという利点がある。
尚、上記味付け半乾燥油揚は、先ず熱湯中で2
分間煮沸して油抜きし、次に水9部、醤油1.2
部、砂糖2部、グルタミン酸ナトリウム0.05部か
らなる90℃の調味液に3分間浸漬して味付けし、
その後通風乾燥等により1時間20分乾燥すること
により製造されるものである。
尚、上記実施例における油揚1の水分30.4%と
いう数値は決してこれに限らず、要は水分が25〜
35%となるように乾燥させればよい。すなわち水
分が35%以上になると油揚の強度が不十分で破損
が生じ易く、また25%以下になると逆に亀裂等の
生ずるおそれが生じ、しかも食味を極端に損うこ
ととなるのである。
さらに油揚の形状、寸法も決して該実施例に限
定されるものではない。
さらに上記味付け半乾燥油揚は、あくまでいな
りずし製造のために使用されることを主眼とする
ものではあるが、その用途は決してこれに限定さ
れるものではなく、たとえば麺類の具として使用
したり或いはそのままの状態で飲食することも可
能である。
その他本考案の意図する範囲内ですべて設計変
更自在である。
【図面の簡単な説明】
第1図は一実施例としての味付け半乾燥油揚を
示し、イは正面図、ロは底面図。第2図は袋状に
形成した状態の斜視図。第3図はいなりずしの斜
視図。 1……油揚、4……いなりずし。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 予め味付けされた油揚を水分が25〜35%となる
    ように乾燥してなることを特徴とするいなりずし
    用味付け半乾燥油揚。
JP1983120906U 1983-08-02 1983-08-02 いなりずし用味付け半乾燥油揚 Granted JPS6028890U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983120906U JPS6028890U (ja) 1983-08-02 1983-08-02 いなりずし用味付け半乾燥油揚

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983120906U JPS6028890U (ja) 1983-08-02 1983-08-02 いなりずし用味付け半乾燥油揚

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6028890U JPS6028890U (ja) 1985-02-27
JPS6138458Y2 true JPS6138458Y2 (ja) 1986-11-06

Family

ID=30276915

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1983120906U Granted JPS6028890U (ja) 1983-08-02 1983-08-02 いなりずし用味付け半乾燥油揚

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02195857A (ja) * 1989-01-25 1990-08-02 Misuzu Toufu Kk 揚げ製品の結着防止方法

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JPS6028890U (ja) 1985-02-27

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