JPS6138101B2 - - Google Patents

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JPS6138101B2
JPS6138101B2 JP1458578A JP1458578A JPS6138101B2 JP S6138101 B2 JPS6138101 B2 JP S6138101B2 JP 1458578 A JP1458578 A JP 1458578A JP 1458578 A JP1458578 A JP 1458578A JP S6138101 B2 JPS6138101 B2 JP S6138101B2
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JP
Japan
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cables
storage device
cable
cable storage
guide member
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JP1458578A
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English (en)
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JPS54108287A (en
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Yukio Kajino
Jun Ukai
Hiroyuki Kato
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は電力ケーブル、制御ケーブル、ホー
ス等のケーブル類を必要な長さ外部に繰出し、残
りのケーブル類を収納するケーブル類収納装置に
関するものである。
従来、例えばパイプラインの敷設工事や造船所
のヤードなどで使用する自動溶接装置で、固定さ
れた溶接電源、制御装置およびガス、冷却水の供
給源と、実際に溶接作業を行う溶接台車などとの
間を結ぶケーブル類の収納装置としては第1図に
示すケーブルドラム方式のケーブル類収納装置が
一般に使用されていた。
図において、1は必要に応じて作業現場を移動
する作業台車、2はその上に塔載された機械装
置、3は一般には複数本の単芯あるいは多芯のキ
ヤプタイヤケーブル、ホースなどからなるケーブ
ル類で、図ではその構成が多芯キヤプタイヤケー
ブル4およびホース5各1本の場合を示してい
る。
6は上記ケーブル類3を巻取り収納する巻取り
ドラムで回転可能に軸受で保持されている。7は
スリツプリングとブラシからなる集電装置、8は
通称スイーベルジヨイントと呼ばれる流体の自在
継手で、いずれも巻取りドラム6と同軸に装置さ
れ、移動側のケーブル類3を構成するキヤプタイ
ヤケーブル4およびホース5と固定側のキヤプタ
イヤケーブル4Aおよびホース5Aとを中継する
ものである。固定側キヤプタイヤケーブル4Aお
よびホース5Aからなる固定側ケーブル類3Aは
図示しない矢印A方向にある制御装置、電源、流
体源などからなる固定装置に接続されている。
このケーブル類収納装置は、作業台車1が矢印
B方向へ破線で示した位置まで移動すると、ケー
ブル類3を巻取ドラム6が矢印C方向に回転し
て、必要な長さだけ外部に繰出すことになる。
ここで巻取ドラム6はケーブル類3の繰出し、
収納のつど回転するので、固定側ケーブル類3A
を直接ドラム6に接続することができず、この間
に滑動伝達手段が必要である。この滑動伝達手段
として、一般に電力、電気信号の伝達には集電ブ
ラシを回転側スリツプリングに押圧接触させて行
う集電装置7が、また流体の送給は固定側ホース
5Aに連結されたアウタースリーブと移動側ホー
ス5に連結され、巻取ドラム6と共に回転するイ
ンナースリーブとの間に流体を流す自在継手8が
上記したように用いられる。
このような構成の従来のケーブル類収納装置に
は、次に示すような多くの欠点があり、その改善
が求められていた。
(a) 集電装置7は集電ブラシとスリツプリングと
の摺動接触により通電するので、接触不良が発
生することがあり、この場合電力回路では電圧
降下による電圧不安定が、また制御回路におい
ては装置の誤動作が発生する原因となつてい
た。
(b) 自在接手8のアウタースリーブとインナース
リーブとの嵌合部における流体のシールが必要
で、これが摩耗すると流体の漏洩または外気の
吸込みが発生し、特に作業台車1にガス溶断器
などを塔載している時には可燃性ガスが漏洩す
ると大変危険であつた。
(c) 集電装置7は電路一回路毎と独立したブラシ
とスリツプリングとが必要であり、自在継手8
も流体一回路毎にアウタースリーブとインナー
スリーブが必要で、キヤプタイヤケーブルの芯
数やホースの本数が多い時には、この部分が大
形、複雑となり、価格も高価になつていた。
(d) キヤプタイヤケーブル4をドラム6に巻きつ
けるので、リアクトル効果が発生し、交流電流
の場合は電圧降下が、パルス電流の場合は波形
歪が発生し、さらに電力回路からの磁気的誘導
により誘導電圧が発生し制御回路の誤動作が発
生することがあつた。
特に単芯キヤプタイヤケーブルで一方向に大
電流を送給する、例えばアーク溶接装置などで
はこの影響が大きかつた。
(e) 大電流を送給する場合、キヤプタイヤケーブ
ル4が密着巻になると、ケーブル4で発生する
熱の放散が悪く、その対策を必要とした。
(f) ケーブル類3は損傷を防止するために一般に
重ね巻きを避け、整列巻きにされるが、収納す
るケーブル類3の量が多い時には、ドラム6が
大形になり輸送上の問題がしばしば発生してい
た。
また、ケーブル類3の捻れ、曲りなどを防止
するためにケーブルベアーで保持した場合はド
ラム6に一列の重ね巻しかできず、この場合に
もケーブル類3を収納した時の外径が大きくや
はり問題であつた。
この発明は以上説明した従来のドラム式ケーブ
ル類収納装置の欠点を除去するためになされたも
ので、ドラム6を回転してケーブル類3を巻取る
方式による装置構成上の諸問題、およびドラムに
キヤプタイヤケーブル4を巻きつけることにより
生ずる電気的特性の低下を改善するとともに、運
搬への考慮を払つて外形寸法に対する設計の自由
度を大巾に広げたケーブル類収納装置を提供する
ことを目的とするものである。
第2図はこの発明によるケーブル類収納装置の
一実施例で、図中従来例と同一符号は同一または
相当部分を示している。
9はケーブル類3の一端を固定するケーブルク
ランプ、R0,R1,…,R8は、ケーブル類3を案
内する案内部材であるローラーで、その中のロー
ラーR0,R2,R4,R6,R8は軸が固定された軸受
10で保持される固定ローラーRであり、ロー
ラーR1,R3,R5,R7は軸が必要に応じて上下に
移動する可動ローラーRsである。
この可動ローラーRsは例えば第3図にその詳
細を示すように、平行な一対の同時に駆動される
螺軸11と、この螺軸11に螺合して、螺軸11
の回転により昇降する可動軸受12により保持さ
れている。さらに螺軸11は上下を軸受15およ
び16で保持され、その上部に固定された歯車1
7を介して、歯車20をベルト19で駆動する電
動機18からなる駆動装置14で駆動され、上記
可動ローラーRsの軸受12を昇降させるように
している。
ケーブル類3はケーブルクランプ9に固定され
た点より固定ローラーRと可動ローラーRs
を交互に千鳥状に掛張した上、引出部でケーブル
類3を案内するサドル21の上を通つて外部に繰
出される。
なお、この実施例では第3図に示すように可動
ローラーRsの案内面にキヤプタイヤケーブル4
やホース5などを整列させるための案内溝13が
設けられている。(図はケーブル類3がキヤプタ
イヤケーブル4が4本、ホース5が2本からなつ
ている場合を示している。) このような構成のケーブル類収納装置25と図
示しない矢印A方向の制御装置等からなる固定装
置との間を接続する固定側のケーブル類3Aは、
ケーブルクランプ9の所でケーブル類3と直接接
続するか、ケーブル類3をそのまま延線して固定
装置と接続してもよいが、この実施例では固定装
置とケーブル類収納装置25を分離して運搬でき
るように、ケーブルクランプ9の所で、キヤプタ
イヤケーブル4と4Aの間は例えばケーブルコネ
クター26で、ホース5と5A間はワンタツチ式
のジヨイント27を使用して接続して、両者を容
易に分離可能な構造としてある。
次にこのケーブル類格納装置25の動作を第4
図により説明する。いま、図の破線で示された、
ケーブル類3の繰出し量が最低の状態から、台車
1が図の右方向へ実線で示した位置まで移動する
場合、ケーブル類3は台車1の移動距離に対応し
た長さだけ外部にケーブル類収納装置25から繰
出される必要がある。すなわち、まず可動ローラ
ーR7が破線の位置から終端まで下降し、次に可
動ローラーR5が破線の位置から下降を続ける。
この結果可動ローラーRsと固定ローラーRの
間隔は縮小して、ケーブル類3はその分だけ外部
に繰出される。以下、台車の進行に応じて順に可
動ローラーR3,R1を下降させれば、必要量のケ
ーブル類3を外部に繰出すことができる。
また台車1が図の左方に向つて後退する時に
は、可動ローラーR1,R3,R5,R7を順に上昇さ
せてケーブル類を収納して行く。
第5図はこのケーブル類収納装置25を、パイ
プラインの敷設工事用溶接装置に使用した応用例
である。図中、28は工事専用車で、この工事専
用車28にケーブル類収納装置25と溶接電源、
溶接制御装置、ガスボンベ、冷却水タンクなどと
上記ケーブル類収納装置25の制御を行う制御装
置からなる固定装置29とを塔載してある。
上記、ケーブル類収納装置25の制御を行う制
御装置は、その可動ローラーRsの昇降を制御す
るもので、従来のケーブルドラム6を使用したケ
ーブル類収納装置にもしばしば使用されていたも
のと同じ形式のケーブル類張力制御装置27を備
え、センサー27Aで検出してケーブル類3の張
力過剰になれば可動ローラーRsを順次下降して
ケーブル類3を提出し、逆に引き出し過剰になれ
ば可動ローラーRsを順次上昇させてケーブル類
3を収納する構造となつている。
この工事専用車28は作業現場に出張して現場
に駐車した上、ケーブル類収納装置25から作業
台車1に接続したケーブル類3を必要量繰出し
て、地下に埋設された鋼管の内面溶接作業を上記
作業台車1に塔載した機械装置2で行うものであ
る。
ここで、ケーブル類収納装置25は収納するケ
ーブル類3の最大量に応じて、ローラーの本数、
ローラー間の最大距離、ローラーの配置などを装
置全体の寸法制限や、操作性などを考慮して設計
することができる。
さらに可動ローラーRsの昇降も、この実施例
のように各可動ローラRsに独立した螺軸11を
電動機18で必ずしも駆動する必要はなく、複数
本の可動ローラーRs同時に連動して昇降させて
もよく、動力源も油圧シリンダー等でも、バネ等
で可動ローラーRsを駆動して適当な張力をケー
ブル類3に与えるような方式でもよく、また案内
13は全部のローラーに設けなくても、例えば可
動ローラーRsまたは固定ローラーRsの一方のみ
に設けてもよいし、第6図に示すように繰り出さ
れたケーブル類3が捻れたり、曲つたりするのを
防止するために、ケーブル類3のほぼ全長にわた
つて、ケーブルサポート21、リンクチエン2
2、ケーブルベアローラー23からなる周知のケ
ーブルベア20でケーブル類3を保持して、ケー
ブル類収納装置25に収納する実施例も存在す
る。
又、第7図は他の実施例を示す模式図で、aは
側面図、bは正面図である。図において、固定ロ
ーラRf及び可動ローラRsは同一平面上に千鳥状
に配列され、ケーブル類3は同一平面上に斜めに
巻回されている。このように配列することによ
り、一方向へのスペースを小さくすることも可能
である。また可動ローラーRsと固定ローラーR
を交互に配置せず、例えばすべてのローラーが
移動可能であつてもよいことは言うまでもないこ
とである。
以上説明した実施例では、ケーブル類3の一端
はケーブル類収納装置25内のケーブルクランプ
9に固定され、他端を所望の長さ繰り出すもので
あつたが、別の実施例として第8図に示すケーブ
ル類収納装置25Aは、二方向(L方向、M方
向)からケーブル類3の両端をそれぞれ所望の長
さ繰り出すことができるもので、例えば共に移動
して作業を行う2台の作業台車間の接続に有効で
ある。
この発明によれば、従来のようにキヤツプタイ
ヤケーブルをコイル状に巻回すことがないので電
気的特性の低下を生ずることもなく、ケーブル収
納装置は上下、左右前後方向の何れにも外形寸法
を自由に変化させることが出来るので、設計の自
由度を広げることが出来た。更に又、次に述べる
ような効果を挙げることが出来る。
(a) 電気回路に摺動接触による通電部分がないの
で接触不良による供給電力の不安定、制御信号
の誤伝送が発生しない。
(b) 流体自在継手の必要がないので流体の漏洩や
外気の吸込等がこの部分で発生する可能性がな
い。
(c) 構造複雑な集電装置や流体自在継手が必要な
いので、装置の小形化、低価格化がはかれ、ま
た保守が容易となる。
(d) 大電流を流すキヤプタイヤケーブルの熱の放
散がよく過熱しない。
(e) 案内部材の配置は、装置全体の寸法制限があ
るような時でも比較的自由に設計できるので、
例えば自動車や貨車で輸送する装置の場合、そ
の制限寸法内で比較的大量のケーブル類を収納
することが可能である。
以上のようにこの発明は多くの特長を持つてお
り、今後ますますパイプラインの現地工事や造
船、鉄鋼ヤードでの作業の自動化が進むにつれ
て、制御が複雑で各種のガスや冷却水を必要とす
る移動式の作業装置が多くなり、それらの装置に
電力や流体の供給、制御信号の送受に使用するケ
ーブル類の収納に大きな効果をもたらすものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のケーブル類収納装置を示す斜視
図、第2図はこの発明の一実施例を示す縦断面
図、第3図はその可動ローラーの詳細側面図、第
4図はこの実施例の動作を示す説明図、第5図は
この実施例をパイプラインの敷設工事用溶接装置
に応用した例を示す正面図、第6図はケーブルベ
アを使つて保持されたケーブル類を収納する場合
の可動ローラーの側面図、第7a図および第7b
図はローラーを同一平面上にあるように配置した
場合のローラ部を示す側面図および正面図、第8
図はケーブル類の両端をケーブル類収納装置から
繰り出すことのできる別の実施例を示す縦断正面
図である。 図中同一符号は同一、または相当部を示し、1
は移動する作業台車、2はその上に塔載された機
械装置、3はケーブル類、4はキヤプタイヤケー
ブル、5はホース、6はケーブルドラム、1は集
電装置、8は流体自在継手、9はケーブルクラン
プ、R0,R2,…R8,Rは固定ローラー、R1
R3…,R7,Rsは可動ローラー、14は可動ロー
ラー移動軸駆動装置、13はケーブル類の案内、
20はケーブルベアー、25,25Aはケーブル
類収納装置を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数の電線、ホース等のケーブル類を同時に
    所望の長さ外部に繰出し、残りのケーブル類を収
    納するケーブル類収納装置において、この装置を
    構成する本体内に、固定案内部材と、移動軸の回
    動によつて移動する可動案内部材この対を順次複
    数対配置すると共に、前記移動軸を個々に回動す
    る移動軸駆動装置を設けて前記対の固定案内部材
    と可動案内部材の間隔をそれぞれ調整自在とし、
    一方の側からケーブル、ホース等を導いて前記固
    定案内部材及び可動案内部材に順次交互に案内さ
    れるように巻回したことを特徴とするケーブル類
    収納装置。 2 案内部材がローラであることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載のケーブル類収納装置。 3 案内部材はその軸心を固定したものと可動に
    したものを同一平面上において千鳥状に交互に配
    したことを特徴とする特許請求の範囲第1項また
    は第2項記載のケーブル類収納装置。 4 案内部材には複数本のケーブル類を案内する
    案内溝を設けたことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項、第2項または第3項のいずれかに記載の
    ケーブル類収納装置。
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