JPS6137892A - 液晶組成物 - Google Patents

液晶組成物

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JPS6137892A
JPS6137892A JP59158992A JP15899284A JPS6137892A JP S6137892 A JPS6137892 A JP S6137892A JP 59158992 A JP59158992 A JP 59158992A JP 15899284 A JP15899284 A JP 15899284A JP S6137892 A JPS6137892 A JP S6137892A
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liquid crystal
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緒方 隆之
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豊喜 国武
Hiroyuki Yanagi
裕之 柳
Hikari Horimoto
光 堀本
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、特定の重合体、特定の有機化合物及び特定の
無機塩よりなる水に対して安定化された液晶性組成物に
関する。さらに詳しくは、ill  4CH2−CH+
 で示される繰返し単位を有する重■ H 合体 +21(イ) λ車重たは3本の直鎖疎水基、または(
ロ)剛直性部分を連錯中に含む少くとも1本の直鎖疎水
基を有し、且つ (ハ)第+iアンモニウム基を有する 有機化合物 及び (3)  ホウ酸塩 からなる液晶性組成物に関する。
生体のエネルギー摂をや代謝物処理は生体膜を介して行
なわれている。近年、生体膜に類似した合成有機化合物
の研究が進められており、直鎖疎水基とイオン性基を有
する化合物のうち一部のものが、水中で安定な液晶構造
をとることが報告されている。とれらの液晶性を有する
合成有機化合物は、生体膜と類似した機能、例えば相転
移や相分離、有機分子吸着等の機能を有しており、合成
生体膜としての可能性を示している。[7かし前記の合
成有機化合物によって形成される液晶構造は前記の合成
有機化@物が水中に分散してあたかも濃厚な石けん水の
如き状態で存在することによって得られるためそのit
の形で実用的に使用することは極めて困難である。そこ
で、生体膜と類似の機能を維持しつつ、前記の合成有機
化合物を固定化し、その取扱いを容易にしようとする方
法が試みられている。その方法の7つとt〜で、前記の
合成有機化合物をポリビニルアルコールと混会して膜状
物に成形することが行なわれている。
(Chemistry Letters 、  乙25
−ろ2乙(/ 9g3 Gphemlstry Let
ters 、  7 / 7−720 (/9g4’)
)これらの膜状物中では前記合成有機化合物の液晶構造
が保持されており、該膜状物は液晶性を示す。
しかし、これら膜状物の構成成分は水溶性であり、該膜
状物を水中にて使用する場合構成成分の再溶解が起こる
という欠点を有している。これら膜状物を不浴化する方
法として放射線を照射することが行なわれている。(第
り9回日本イヒ学会春季年回予稿集、6乙0(/’?ざ
グ))。しかし特殊な装置を必要とするため汎用性に欠
ける。捷た前記膜状物を酢酸セルロースで被覆する方法
も行なわれているが、(高分子学会予稿集、3200゜
2gグ3−2g’1g (19g3))十分な耐水性は
得られていない。
本発明者らは、上記欠点を解決し実用的に供し得る耐水
性を有する液晶性組成物を得るべく研究H 合成有機化合物よりなる組成物にホウ酸塩を用いること
により水中での構成物質の溶出が極めて少なく、シかも
液晶としての機能が十分に発揮される液晶性組成物とな
ることを兄出し本発明を完成させるに至った。
10ち本発明は、 +11 4CH2−C++で示される繰返し単位を有す
る重「 H 合体 (2)(イ) 2本または3本の@鎖疎水基、または (ロ)剛直性部分を連鎖中に含む少くとも1本の直鎖疎
水基を有し、 且つ (ハ) 第7級アンモニウム基を有する有機化合物 及び (3)  ホウ酸塩 からなる液晶性組成物である。
ホウ酸塩はポリビニルアルコールのゲル化剤と1て使用
され得ることは公知であるが、ポリビニルアルコールの
みをホウ酸塩にてグル什させた場合、長期にわたる耐水
性に欠け、繰り返し使用中に溶解するものであった。し
かし、本発明の如く、特定の有機化合物が存在する場合
、その理由は明確でないが、得られる組成物が水中で安
定化さへ長期にわたる繰り返し使用にも十分耐え得ると
いう従来の知見からは予見されない優れた性質が発現さ
れた。
本発明の液晶性組成物の成分の1つは 4c+2−C++ で示される繰返し単位を有する重合
体0日 (以下、含ヒドロキシル基重合体と略称する。)本発明
で使用される含ヒドロキシル基重合体は、4cH2−c
++で示される繰返1.単位を有しておればH いかなるものでも良いが、該含ヒドロキシル基重合体と
本発明の液晶性組成物の他の成分との相溶性を勘案する
と、該含ヒドロキシル基重合体は、4C)I −C++
 で示される繰返し単位を50重量%以H 上含むことが好ましい。より好ま]7〈は、4CH−C
++ で示される繰返1.2単位を70重量%以H 上、史に好捷しくはgO重量奮以上含む重合体であるこ
とが重重しい。
本発明で用いられる該含ヒドロキシル基重合体の分子量
は、液晶性組成物の機械的強度を考慮すれば、s、oo
o〜SOO万のもの、さらに好ましくは、io、ooo
〜100万のものが好適に用いられる。
本発明に於いて好適に用いられる該含ヒドロキシル基重
合体を具体的に例示すれば、次のとおりである。
ビニルエステル類の完全ケン什物及び部分ケン化物並び
にこれらの部分ホルマール什物、部分アセタール什物、
部分エステル什物:ビニルエステル類とエチレン性単量
体との共重合体の完全ケン化物及び部分ケン什物並びに
これらの部分ホルマール化物、部分アセタール化物、部
分エステル什物等が挙げられる。ここで、ビニルエステ
ル類トして具体的に例示すると、例えば、ギ酸ビニル、
酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、クロト
ン酸ビニル、カプリル酸ビニル等が挙ケラれる。捷だ、
ビニルエステル類と共重会するエチレン性単媚体として
は特に限定きれず公知のものが使用できる。一般に好適
に使用される代表的なエチレン性単量体を具体的に示せ
ば、エチレン、ピロピレン等のα−オレフィンa:[化
ビニル、臭化ビニル等のハロダン化ビニル類:アクリロ
ニトリル等のニトリル類ニアクリル酸メチル、アクリル
酸エチル等のアクリル酸エステル類:メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル等のメタクリル酸エステル類ニ
アクリル了ミド、メタクリルアミド、ビニルピロリドン
等のアミド基含有ビニル単量体;アクリル酸メタクリル
酸等のビニルカル?ン酸類及びその塩;マレイン酸、フ
マル酸、イタコン酸等のビニルジカルRン酸類、そのエ
ステル及びその堪:無水イタコン酸:無水マレイン酸1
等″′酸無水′1″:2−471J“77ゝ−4−″“
壬プロパンスルホン酸、エチレンスルホン酸、了りルス
ルホン酸、メタアリルスルホン酸、スチレンスルホン酸
等のスルホン酸類及びそれらの塩等が挙げられる。
上記のエチレン性単量体は、得られる液晶性組成物の各
成分の相溶性を考慮すると、含ヒドロキシル基重合体中
に占める割合で80重量%以下であることが好ましい。
本発明で用いられる含ヒドロキシル基重合体は、ヒドロ
キシル基に変換し得る基を有するモノマーを重合した後
、該ヒドロキシル基に変換し得る基をヒドロキシル基に
変換することにより+CH−C++H で示される繰返し単位を有する重合体としたものであっ
ても良い。
本発明の液晶性組成物の成分の他の1つは、2本又は3
本のM鎖疎水基、捷たけ剛直性部分を連鎧中に含む少く
とも1本の直鎖疎水基を有し、かつ第り級アンモニウム
基を有する有機化合物(以の液晶性及び原料の入手の容
易さから炭素数q〜30の直鎖アルキル基またはそのハ
ロダン置換体であることが好ましい。伺、本発明でいう
直鎖疎水基とは、完全に直鎖状のものの他に、炭素数ユ
個迄の分枝を有する分枝状のものをも含んだ意味で使用
される。
本発明の直鎖有機化合物の一つは、コ本又は3本の直鎖
疎水基を有するものである。該直鎖疎水基が1本である
と疎水性が十分でなく、得られる組成物が液晶性とはな
り難く、また9本以上になると液晶性組成物の製造上原
料入手に難がある。
また、本発明の直鎖有機化合物の他の一つは、剛直性部
分を連鎧中に含む少くとも7本の直鎖疎水基を有するも
のである。
本発明において剛直性部分とは、次の■、■及び■に示
す基をいう。
■ 直結あるいは、炭素−炭素多重結合、炭素−窒素多
重結合、窒素−窒素多重結合、エステル結合、アミド結
合等を介して連結された少なくとも2個の芳香環で構成
される2価の基このような基を具体的に示せば、例えば
、等の2価の基が挙げられる。
■ 2個の芳香環の結合が複数であるか、複数原子間の
単結合であって、その回転がエネルギー的に束縛を受け
ている2価の基 このような基を具体的に示せば、例えば、CH。
等の2価の基が挙げられる。
■ 芳香環が縮合環を形成[7ているもので、この縮合
環が多分子間で積層した場合に、その回転が互いに立体
的に束縛を受けている2価の基このような基を具体的に
例示すると、 等のコ価の基が挙げられる。
剛直性部分を連鎖中に含む少くとも1本の10鎧疎水基
を有する直鎖有機化合物の直鎖疎水基の炭素数は、剛直
性部分及び、剛直性部分と該直鎖疎水基との結合部分を
除いた部分の炭素数を意味する。上記、剛直性部分と直
鎖疎水基との結合部分は、一般に炭素−炭素単結合、エ
ステル結合、エーテル結合が好適である。
剛直性部分を連鎖中に含む直鎖疎水基は、含ヒVロキシ
ル基重合体との混合およびその後の成形加工の面から、
また液晶性組成物の安定性の面から該直鎖有機化合物中
に/水含まれている場合が最も好ましい。
本発明の直鎖有機化合物中に含まれる第4級アンモニウ
ム基の数は得られる液晶性組成物の成形加工性の点から
、1つであることが好ましい。
本発明の直鎖有機化合物は、上記をみたすものであれば
特に限定されず公知のものが用いられる。
一般に好適に使用される代表的なものを以下に具体的に
示す。
但し、R1、R2は同種又は異種の炭素敬6〜30の直
鎖アルキル基又はそのハロゲン置換体であり、R3、R
4は同種又は異種の炭素数l〜りのアルキル基、又はそ
のハロダン原子及び/又は水酸基による置換体である。
但【2、R1、R2は上記と同じであり、Aは、には正
の整数である。) であり、hl 1は正の整数である。R,R。
R5は上記のR3及びR4の説明と同じである。
OR’ 但し、R1、R2、R3、R4、R5及びAは上記と同
じであり、2はl又は2、mはθ又は/である。
但し R1、R2、R5,R4及びR5は上記と同じで
あり、nは正の整数である。
但し、R,R及びRは上記と同じであり、R6は炭素数
l/L〜3θのアルキル基、アルキルオキシ基、若しく
はアルキルオキシカルがニル基又はこれらのハロダン置
換体であり、CH。
pはθ父はlである。)Eは+CH2−)T又は〜o 
−(CH2−57−T hる。(但し、ql 「は正の
整数である。)) 上記一般式[8)、[D)及び[E)中、k%ns Q
及び「は正の整数であれば良いが、一般には原料の入手
の容易さから/〜16であることが好ましい。また、上
記一般式(B)中、h及び1は、正の整数を伺ら制限な
く取り得るが、一般には原料の入手の容易さから/−1
であることが好ましい。さらに、上記一般式[A]%[
B]、[C]、〔O〕及び〔E〕中、R1、R2、R3
、R,R及びRで示されるハロダン置換アルキル基のハ
ロゲン原子としては、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素の各
原子が挙げられる。
本発明の他の成分の7つはホウ酸塩である。ここでいう
ホウ酸塩は特に限定されず公知のものが使用される。一
般に含ヒドロキシル基重合体との架橋反応性、ホウ酸塩
の水溶性を考慮すれば、オルトホウ酸カリウム、オルト
ホウ酸ナトリウム等のオルトホウ酸塩類;ニホウ酸ナト
リウム、ニホウ酸カリウム等のニホウ酸塩類;メタホウ
酸ナトリウム、メタホウ酸カリウム等のメタホウ酸塩@
:四ホウ酸ナトリウム、四ホウ酸カリウム等の四ホウ・
酸塩類:五ホウ酸ナトリウム、五ホウ酸カリウム等の五
ホウ酸塩類等が好適に採用される。特に四ホウ酸リチウ
ム、四ホウ酸ナトリウム、四ホウ酸カリウム等のアルカ
リ金属の四ホウ酸塩を用いると得られる組成物の耐水性
が最も良好である。
本発明の液晶性組成物の成分である含ヒドロキシル基重
合体と直釦有機仕合物の組成は、得られる組成物の液晶
性及び強麿を考慮して一般には含ヒドロキシル基重合体
/直釦有機化合物の重量比が0.l〜0.qより好まし
くはo、ti〜01gの範囲が好適に採用される。
本発明の液晶性組成物の成分である含ヒドロキシル基重
合体とホウ酸塩の組成は、得られる組成物の耐水性を考
慮して、一般には含ヒドロキシル基重合体の一4CH2
−CH+ で示される繰返し単位に対0日 して0.005〜0.1倍当量、好ましくは0.07〜
0.05倍当量のホウ酸塩が用いられる。
本発明の液晶性組成物の製造方法は特に限定されず、ど
のような方法であってもよい。一般に好iMな製造方法
を例示すると以下のとおりである。
即ち 巾 予じめ含ヒドロキシル基重合体とiI!鎖有機化合
物を、これらを溶解する溶媒中で混合し、それを溶媒蒸
発法により凝固させ組成物を得た後、ホウ酸塩水溶液に
浸漬する方法。含ヒドロキシル基重合体と@硼有機仕合
物の混合方法は特に限定されずどのような方法であって
もよい。一般に含ヒドロキシル基重合体と直鎖有機化合
物とを所定量溶媒に溶解せしめる方法が好適である。用
いられる溶媒としては、水が最も好適であるが、水と混
和可能な有機溶媒、例えばメタノール、エタノール、ア
セトン、ジメチルホルム了ミトν、テトラヒrロフラン
、ジオキサン等を一含ヒドロキシル基重合体及び直鎖有
機化合物が溶解する範囲で含むことができる。ここで用
いるホウ酸塩水浴液は、用いるホウ酸塩の浴解度にもよ
るが、得られる液晶性組成物の耐水性を勘案してホウ酸
塩濃度が0.1重量%以上、好ましくは1重量%以上の
ものが好適に採用される。またこの時、浸漬初期の含ヒ
ドロキシル基重合体及び直鎖有機化合物の溶解を防ぐた
め、ホウ酸塩水溶液中に、他の電解質、例えば臭什ナト
リウム、臭什カリウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム
、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム等のアルカリ金属塩を
通常/−、:20重量%の濃度で溶解しておくことが好
オ[、い。これらのアルカリ金属塩は、浸漬後水洗する
ことにより、容易に除去され得る。浸漬の条件は、特に
限定されないが、浸漬後の耐水性を考慮すると、温lf
O〜60℃で70分間以上浸漬することが望せしい。こ
の方法により、一般に液晶性組成物H に対l、て0.005〜0.1倍当量のホウ酸塩が導入
される。
(11)含ヒドロキシル基重合体と直鎖有機化合物をこ
れらを溶解する溶媒に所定量溶解せしめ、これをホウ酸
塩水溶液と混合することにより組成物を沈殿せしぬる方
法。
この方法で用いる溶媒及びホウ酸塩水溶液は、前記(1
)の方法と同様のものを使用【−得る。
生成【また沈殿はろ過することにより本発明の液晶性組
成物を得ることができる。
本発明の液晶性組成物中の直鎖有機化合物の定量法は、
組成物を、直鎖有機化合物が可溶な溶媒にて抽出し溶媒
を留去(また後の残渣の重量を測定する方法により決定
される。またホウ酸塩の定量は、ホウ素原素の定量が一
般的に困難であるため、ホウ酸の対イオン例えばナトリ
ウムイオン、カリウムイオン等のa度を、ケイ光X線分
析法或いは原子吸光分析法等により定量することにより
決定される。
このようにして製造された本発明の液晶性組成物は一般
に無色、白色或いは淡黄色の固体である。また、0〜7
0℃の水に不溶であり液晶性を示す。液晶性を示す渦朋
範囲は、直鎖有機化合物の種類、及び組成比にもよるが
一2θ〜、200℃の範囲内である。
前記液晶性は一般に、光学的及びまたは熱的な測定によ
って確認される。光学的fx測測定は一般に偏光顕微鏡
を用いて液晶形成による異方性相によって確認される。
また熱的な?1411定とは、例えば示差走査熱量計に
よる測定が挙げられる。これにより、もし液晶ならば固
体から液晶への転移に伴なう熱量及び液晶から等方的液
体への転移に伴なう絶景が観測され、液晶性が確認され
る。本発明の液晶性組成物は、液晶性を示すことを応用
して、例えばディスプレイ装置、各種センサー、生体膜
研究における実験材料などへの利用が可能となる。
さらに本発明の液晶性組成物の性質の1つとして、特異
な物質透過能を有することが挙げられる。
例えば、水の透過において、ある温度を境にして透過能
が急激に変化する。このことは、本発明の液晶性組成物
が温度によって開閉する弁として有用であることを示し
ている。この性質は、本発明の液晶性組成物にしてはじ
めて発現される性質である。
以上述べてきたように、本発明の液晶性組成物は、牛体
膜に類似した機能を有する直鎧有機化合物を固定させ、
極めて容易に取り扱うことができるものである。しかも
、水中で使用しても直鎖有機化@物の溶出が極めて少な
く、長期にわたって′、′ら、 液晶性が発揮されるという特徴を有する。
以下に本発明をさらに具体的に説明するために実施例を
挙げるが、本発明はこれら実施例に眼定されるものでは
ない。
以下余d 実施例1 化合物 /20■を水ルdに超音波分散させ石けん状の溶液を得
た。ポリビニルアルコール(粘度平均分子H 量%)goljkiを水qIILl!に溶解した。両者
を混合した後、直径6cmのガラス製シャレーに#i、
処した。
水’r20℃、大気圧の条件下で蒸発させ厚さs。
μmの均一で透明な膜状物を得た。この膜状物を四ホウ
酸ナトリウム−2? s臭化カリウム原子vを含む水溶
液/θθtxlVc23cで72時間浸漬した。
これを引きよけて、水で十分洗浄し臭化カリウムを完全
に除去した後、減圧乾燥により透明な膜状物を得た。元
素分析によシ組成比(直鎖有機化合物/含ヒドロキシル
基重合体、重量比)として、ン。Sの値を得た。また、
カリウム原子のケイ光X線分析によシ、組成比(ホウ酸
塩/−(−CI−12G)++単0日 位、尚量比)として0.022の値を得た。
この膜状物を偏光Th微鏡で観察したところ異方性相が
鍜祭された。また、示差走査熱量計によって昇温時に、
空気中及び水中でそれぞれ、り3C。
ダ7cに結晶一液晶転移の吸熱が観測された。この膜状
物を2SCの水に2q時間浸漬した後重責変化を測定し
たところ重量減は0..7%であった。また、この膜状
物をtO′Cの水に1時間浸漬した後、面積変化より膨
潤度を求めたところ1.ψ倍であった。またその時の重
f変化′(il−測定したところ重量減は0.3%であ
った。比較のため、ホウ酸水溶液に浸漬していない膜状
物を、60℃の水に7時間浸漬したところ、完全に水に
溶解した。また1、]? IJビニルアルコールのみか
らなる膜状物を同様にしてホウ酸塩水溶液で処理し、得
られた膜状物をろ0℃の水に7時間浸漬したところ完全
に水に溶解した。以上のことよυ本発明の液晶性組成物
は、構成成分が6θ℃の水にも溶出しない安定化された
ものであることが明らかとなった。
実施例2 化合物 を表1に示す量水/θrnlに超音波分散させ石けん状
の溶液を得た。ポリビニルアルコール(粘度乎H 重量%)を光lに示す量水10CCIIC溶解した。両
者を混合した後光/に示す条件で水を蒸発させ、透明な
膜状物′tl−得た。この膜状物を四ホウ酸カリウム2
t、臭化カリウム/θVを含む水溶液/θ0txlK2
!;℃で12時間浸漬した。これを引き上げて、水で十
分洗浄し臭化カリウムを完全に除いた後、減圧乾燥によ
り透明な膜状物を得た。結果を表1に示す。これらの膜
状物について、笑施例/1同様な方法により数品性を示
すことを確認した、また実施例/と同様な方法で25’
Cの水に浸漬したところ、その重量減はすべて0.5%
以内であった。
実施例3 化合物 /209を水l)mlに超音波分散させ石けん状の溶チ
)gOmgを水’I mlに溶解した。両者を混合した
後、直径A cmのガラス袈シャーレに流延した。水を
2θ℃、大気圧の条件下で蒸発させ膜状物を得た。
この膜状物を表−に示すホウ酸塩及び電解質を含む水溶
液IOθmlに、表2に示す条件で浸漬した。
これを引きよけて十分水で洗浄し電解質を完全に除いた
後、減圧乾燥により透明な膜状物を得た。
元素分析によりいずれも組成比(@鎖有機化合物/含ヒ
ドロキシル基重合体、重量比)として、/、Sの値を得
た。結果を表2に示す。これらの膜、状物について実施
例/と同様な方法により液晶性を示すことを確随した。
また、2SCの水に浸漬したところ重量減はすべて7.
0%以内であった。
実施例弘 表3に示す直鎖有機化合物/20りと、茨3に示す含ヒ
ドロキシル基重合体にθ岬を用いた以外は実施例1と同
様の方法で膜状物を得た。結果を表3に示す。これらの
膜状物について実施例1と同様な方法により浴品性を示
すこと確認した。また実施例1と同様な方法で25℃の
水に浸漬したところ重量減はすべて7%以内であった。
実施例5 化合物 720m1を水6mlに超音波分散し、石けん状の溶液
を得た。ポリビニルアルコール(粘度平均分子%)gO
tryiを水ヴrnlに溶解した。両者全混合した後、
直径b cmのガラス製シャーレに流延した。水をio
c、大気圧の条件下で蒸発させ、厚さ57μmの透明な
膜状物を得た。この膜状物を四ホウ酸カリウム21、臭
化カリウム101を宮む水1001に、26℃で70時
間浸漬した。これを引きよけ、水で十分洗浄し臭化カリ
ウムを完全に除去した後、減圧乾燥により透明な膜状物
を得た。
元素分析により組成比(直鎖有機化合物/會ヒドロキシ
ル基重合体、重量比)として、/、3の値を得た。また
カリウム原子のケイ光X線分析によ0゜θ、23を得た
。この膜状物を偏光顕微鏡で観察したところ異方性用が
籾、察された。1だ、示差走査熱量計によって、昇温時
に空気中及び水中でそれぞれ27℃、2/Cに、結晶−
浴晶転移の吸熱が観測された。この膜状物を、25℃の
水に2ヶ時間浸漬した後重せ変化を測定したところ、重
量減は0.2%であった。
実施例乙 実施例Sと同様な方法で六ダに示す直鎖有機化合物/2
θ■と表9に示す宮ヒドロキシル基重合体gθ岬とから
膜状物ケ侍だ。この膜状物を実施例5と同様にしてホウ
酸塩溶液に浸漬し、透明な膜状物を得た。結果を表9に
示す。これらの膜状物について実施例、ダと同様な方法
により液晶性を確認した。育た実施例Sと同様な方法で
、25℃の水に浸漬したところ重量減はすべて0.グチ
以内であった。
実施例7 化合物 2110qを水lθ11Llに超音波分散させ石けん状
の溶液を得た。、l? +7ビニルアルコール(粘度平
均分%)/60ηを水gtxlK溶解した。両者を混合
した後直径/2cmのテフロン製シャーレに随延した。
水を/ 0 ’C,大気圧の条件下で蒸発させ、厚さ9
5μmの透明な膜状vlJを倚た。この膜状物を四ホウ
酸ナトリウム21、臭化ナトリウムl0tf含む水溶液
100txlVCコ5’Cで72時間浸漬した。
これを引きよけて水で十分洗かし臭化ナトリウムを除去
した挾減圧乾燥によ#)透明な膜状wJを併だ。
元素分析によシ、組成比(i鎖有截化合物/含ヒ]+キ
シル基重合体、1比)として/。Sの値を得た。またす
) IJウム原子の原子吸光分析によとしてO0θ/S
の値を得た。
この膜状物を偏光顕微鏡で観察したところ、異方性相が
観察された。また示差定査熱量針によって昇温時に、窒
気中及び水中でそれぞれ57℃、97℃に結晶一液晶転
移の吸熱が銭測された。この膜状物を25℃の水に29
時間浸漬した後、重量変化を測定したところ重量減は0
.7%であった。
実施例ざ 表Sに示す直鎮有機化合物2グθダと表5に示す含ヒド
ロキシル基重合体/Aθ■を用いた以外は実施例7と同
様の方法で膜状*Jを得た。結果を六Sに示す。これら
の膜状物について実施例7と同様な方法により液晶性を
示すこと確認した。また実施例7と同様な方法で2SC
の水に浸漬したところ重量減はすべて0.5%以内であ
った。
実施例ワ 化合物 、?AO1nqを水/gtaiに超音波分散させ石けん
状の溶液を得た。ポリビニルアルコールf粘度平均分子
量: /s万グ千−fCH2−CH−3− 単位: 9
9 、 ? miiH %) 、2t1tOηを水/2tttlに溶解した。両
者を混合した後直径/θ傷のガラス製シャーレに流iし
た。
水を、2!rC%大気圧の条件下で蒸発させ膜状物を得
た。この膜状vl全四ホウ酸ナトリウム21硫酸ナトリ
ウム10f/′ft含む水溶液lθ0yneKコθ℃で
/ざ時間浸漬した。これを引きよけ水で十分洗浄硫酸す
) IJウムを完全に除去した後減圧乾燥によ勺、透明
な膜状物を侍た。元素分析により組成比(直鎖有機化合
物/含ヒドロキシル基重合体、重量化)として/、3−
の値を得た。また、ナトリウム原子の原子吸光分析にょ
シ、組成比(ホウ酸塩/−(−CH2Cll単位、当量
比)としてθ、θコθのH 値を得た。この膜状vlJを偏光顕微鏡で観察したとこ
ろ、異方性相が観察され′fC6また示差走査熱量計に
よって昇温時に空気中及び水中でそれぞれ33C,lI
gcに結晶一液晶転移の吸熱が観測された。この膜状物
を25.Cの水に2q時間浸漬した後N音質化を測定し
たところ重蓋吸はθ、θワチであった。
実施例/θ 懺6に示す+M順有機化合物310■と表6に示す含ヒ
ドロキシル基重合体2110■を用いた以外は実施例9
と同様の方法で膜状vlJを得た。結果を表6に示す。
これらの膜状物について実施例ヂと同様な方法により液
晶性を示すことを確認しfc。
また実施例9と同様な方法で、25’Cの水に浸漬した
ところ重量減はすべてθ、gチ以内であった。
実施例ノー 化合物 /fff50ccの水に超音波分散させ石けん状の溶液
を得た。ポリビニルアルコール(粘度平均分子0、み7
1を水Sθσに溶解した。両者を混合し、四ホウ酸ナト
リウム21、臭化ナトリウムlθ1を含む水溶液100
wn1l中に、細管より放出しコ5cで12時間放置し
た。析出した沈殿を沖過により集め、水で十分洗浄した
後、減圧乾燥によ多透明な繊維状組成物を得た。元部分
析により組成比(直鎖有機化合物/宮ヒドロキシル基重
合体、重量比ンとして/、!iの値を得た。またナトリ
ウム原子の原子吸光分析によシml成比(ホウ酸塩/(
−CH2CH+単位、当量比〕として、θ、θ3sの値
0日 をイiだ。この組成物を偏光顕微鏡で観察したとこ(シ
゛ ろ、異方性相が観察された。また示差走査熱量計によっ
て昇温時に空気中及び水中でそれぞれ、り4tc、4t
7cK結晶−数品転移の吸熱が観測された。この組成物
を2SCの水に2V時間浸漬した仮、重量変化を4(]
jボしたところ、重量減はθ、/チであった。
実施例12 実施例1/と同様な操作で表7に示す直鎖有機化合物/
Vと表7に示す含ヒドロキシル基重合体θ。A7ftと
より混合浴欣を得た。これらの混合俗該?夾施plJ/
/と同様にしてホウ酸塩水済欣と混合し、繊維状a成吻
會イ4た。帖米を六7に示す。
これらの組成物について、実施列//と同様な方法で敬
具性を確飽した。また、実施例//と同様にして2SC
の水に浸漬したところ、M鍵域はすべて1.s%以内で
あった。
1A 実施例/3 先の実施例/で得た膜状物を、有効面積/2.Acm2
  のステンレス製セル(東洋科学製KST−’17)
に装着し、セル内に蒸留水を入れた。これ全通常のパー
ペーノぞレーション装*(rDuJ、星(3)、77g
(19g3)に6己載されたものとI司mすMt ) 
K)llす付1rj、ノ”−ペー・母し−ション法、に
よる水の透過量を減圧側の気圧を0.5 mmHf1に
保ち表gに示す各温度で測定し、その透過係数を求めた
。結果を衣gに示す。
表g 衣ざに示したように、本発明の膜状物は9t℃を境にし
て、その透過係数を可逆的に大きく変イしできることが
明らかとなった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(i)▲数式、化学式、表等があります▼で示さ
    れる繰り返し単位を有する重合体 (ii)(イ)2本または3本の直鎖疎水基、または(
    ロ)剛直性部分を連鎖中に含む少くとも1本の直鎖疎水
    基を有し、且つ (ハ)第4級アンモニウム基を有する 有機化合物。 及び (iii)ホウ酸塩 からなる液晶性組成物。
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