JPS6137581Y2 - - Google Patents

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JPS6137581Y2
JPS6137581Y2 JP3288482U JP3288482U JPS6137581Y2 JP S6137581 Y2 JPS6137581 Y2 JP S6137581Y2 JP 3288482 U JP3288482 U JP 3288482U JP 3288482 U JP3288482 U JP 3288482U JP S6137581 Y2 JPS6137581 Y2 JP S6137581Y2
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JP
Japan
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front fender
metal reinforcement
fender
edge
body structure
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JP3288482U
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JPS58135373U (ja
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Publication of JPS6137581Y2 publication Critical patent/JPS6137581Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は自動車のボデイ構造にかかり、特に
樹脂製フロントフエンダの後端縁部が、サイドド
アの前端縁部近傍に配置されてなる自動車のボデ
イ構造の改良に関する。
自動車のフロントフエンダは、自動車外板のう
ちで最も接触等によつて損傷され易いものである
が、従来これは鋼板により形成されているため、
ごく軽微な接触等により永久変形し、板金修理を
必要とするという問題点があつた。
この対策として、接触時等における損傷を軽減
するとともに、車両軽量化および耐腐食性向上の
ために合成樹脂、例えばウレタン樹脂或いはポリ
カーボネート樹脂等の材料よりなるいわゆるフレ
シキブルフエンダが提案され、実用化されつつあ
る。
すなわち、第1図に示されるように、フレキシ
ブルフエンダ1は、水平上端縁部2、垂直前端縁
部3および水平下端後部4にそれぞれボルト孔5
が形成され、このボルト孔5に挿通されるボルト
によつて自動車のフエンダエプロン、ラジエータ
サポート、ロツカパネル等の鋼板製ボデイインナ
パネル部材に締結されるものであり、その後端縁
部7は第2図に示されるように、自動車のサイド
ドア8の前端縁部8Aに隣接して配置される構造
となつている。図の符号6はフレキシブルフエン
ダ1の剛性を高めるために前記後端縁部7に隣接
して形成された補強リブを示す。
このようなフレキシブルフエンダ1は、車両軽
量化および耐腐食性等の点で優れてはいるが、従
来の鋼板製のフロントフエンダに比較して、剛
性、強度が低く、耐熱性にも限界があり、また、
線膨張係数が大きいため、例えば耐熱クリープ変
形、温度差による膨張、収縮の変形等の長期的な
環境変化による変形が生じ、サイドドア8との合
い面でずれを生じ、例えば第3図に示されるよう
に、サイドドア8を開く時に、その前端縁部8A
がフレキシブルフエンダ1の後端縁部7と干渉す
るという問題点がある。
この考案は上記従来の問題点に鑑みてなされた
ものであつて、合成樹脂製のフロントフエンダの
変形を抑制して、サイドドアとの干渉が生じない
ようにした自動車のボデイ構造を提供することを
目的とする。
この考案は、樹脂製フロントフエンダの後端縁
部が、サイドドアの前端縁部近傍に配置されてな
る自動車のボデイ構造において、前記フロントフ
エンダの後端縁部に、車体内方かつ前方に向けて
突出されたフランジを一体的に形成し、該フラン
ジの車体前方側面に、金属製リーンホースメント
を一体的に取付けることにより上記目的を達成す
るものである。
またこの考案は前記自動車のボデイ構造におい
て、前記金属製リーンホースメントの上下方向両
端部を、前記フロントフエンダ後端縁部の上下方
向両端部とともにボデイ側に締結固定することに
より上記目的を達成するものである。
またこの考案は前記自動車のボデイ構造におい
て、前記金属製リーンホースメントを、前記フロ
ントフエンダの裏面側に延長し、この延長部を該
フロントフエンダの裏面に接着させることにより
上記目的を達成するものである。
以下本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
この実施例において、前記第1図〜第3図に示
される自動車のボデイ構造と同一または相当部分
には同一の符号を付することによつて説明を省略
するものとする。
この実施例は、第4図および第5図に示される
ように、樹脂製フロントフエンダ11の後端縁部
11Aがサイドドア8の前端縁部8A近傍に配置
されてなる自動車のボデイ構造において、前記フ
ロントフエンダ11の後端縁部11Aに、車体内
方かつ前方に向けて突出されたフランジ9を一体
的に形成し、該フランジ9の車体前方側面に、金
属製リーンホースメント10を一体的に取付けた
ものである。
図の符号12Aはドアアウタパネル、12Bは
ドアインナパネル、13はドアヒンジ、14はフ
ロントボデイアウタピラー、15はフロントボデ
イインナピラー、16はボデイピラーリーンホー
スメントをそれぞれ示す。
前記金属製リーンホースメント10は、タツカ
17により前記フランジ9にその上下方向の複数
個所において適当な間隔で固着されている。ま
た、この金属製リーンホースメント10は、その
上下端において、フロントフエンダ11の垂直傍
端上部2Aおよび水平下端後部4に重ね合せら
れ、かつこれらのボルト孔5と整列されるボルト
孔18が形成された上下フランジ10A,10B
を一体的に備え、これによつて、フロントフエン
ダ11と共に自動車のフエンダエプロン、ロツカ
パネル等の鋼板製ボデイインナパネル部材にボル
トによつて共締め固定されるようになつている。
なお、前記フランジ9は、サイドドア8の前端
縁部8Aがドアヒンジ13を中心として揺動した
時、これに干渉しないような形状、寸法とされて
いる。
この実施例においては、樹脂製フロントフエン
ダ11の後端縁部11Aが、これと一体のフラン
ジ9に取付けられた金属製リーンホースメント1
0によつてその形状を維持されるので、熱クリー
プ変形、温度差による膨張、収縮等の変形、吸水
変形が防止され、従つてサイドドア8の前端縁部
8Aとの合い面で干渉したり段差が生じたりする
ことが防止される。
次に第6図に示される本考案の第2実施例につ
き説明する。
この実施例は、前記金属製リーンホースメント
10を、前記フロントフエンダ11の裏面側に延
長し、この延長部10Cを該フロントフエンダ1
1の裏面に接着したものである。
この実施例は、金属製リーンホースメント10
が、樹脂製フロントフエンダ11のフランジ9の
みならずその本体の裏面にも連結されるので、該
フロントフエンダ11の後端縁部11Aの変形
は、更に確実に抑制されることになる。
なお金属製リーンホースメント10の延長部1
0Cは、上記実施例においてはフロントフエンダ
11の裏面に接着されているが、この延長部10
Cのフロントフエンダ11裏面への固着手段はこ
の実施例に限定されるものでなく、他の手段であ
つてもよい。但し、接着剤により接着固定する
と、例えばタツカ、リベツト等の手段による場合
に比較して、フロントフエンダ11の外観が損わ
れることがないという利点がある。
なお上記実施例において、金属製リーンホース
メント10は、第5図に示されるように、その車
両幅方向の内端および外端に車両前方に立上る立
上り部10Dが形成されているが、これは、金属
製リーンホースメント10の断面剛性を増大させ
るためのものであり、該金属製リーンホースメン
ト10の板厚が十分であれば必ずしも設ける必要
はない。但し、立上り部10Dを設ける場合は、
金属製リーンホースメント10を薄板により構成
でき、従つて重量およびコストの低減を図ること
ができる。
また、前記金属製リーンホースメント10は、
一般的には、スチールにより構成するのが強度お
よびコストの点で有利であるが、これは、他の金
属材料であつてもよい。
本考案は上記のように構成したので、合成樹脂
製フロントフエンダの後端縁部の、熱クリープ、
温度および温度差による膨張、収縮等に基づく変
形を抑制することができ、従つて、サイドドア前
端縁部との干渉および段差の発生を抑制すること
ができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の樹脂製フロントフエンダを示す
斜視図、第2図は同従来の樹脂製フロントフエン
ダを取付けた自動車を示す側面図、第3図は第2
図の−線に沿う略示拡大断面図、第4図は本
考案にかかる自動車のボデイ構造の実施例を示す
分解斜視図、第5図は同実施例を示す第3図と同
様の断面図、第6図は本考案の第2実施例を示す
第3図と同様の断面図である。 8……サイドドア、8A……前端縁部、9……
フランジ、10……金属製リーンホースメント、
10A,10B……上下フランジ、10C……延
長部、11……樹脂製フロントフエンダ、11A
……後端縁部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 樹脂製のフロントフエンダの後端縁部が、サ
    イドドアの前端縁部近傍に配置されてなる自動
    車のボデイ構造において、前記フロントフエン
    ダの後端縁部に、車体内方かつ前方に向けて突
    出されたフランジを一体的に形成し、該フラン
    ジの車体前方側面に、金属製リーンホースメン
    トを一体的に取付けたことを特徴とする自動車
    のボデイ構造。 (2) 前記金属製リーンホースメントの上下方向両
    端部を、前記フロントフエンダ後端縁部の上下
    方向両端部とともにボデイ側に締結固定したこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の自動車のボデイ構造。 (3) 前記金属製リーンホースメントを、前記フロ
    ントフエンダの裏面側に延長し、この延長部を
    該フロントフエンダの裏面に接着したことを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項または
    第2項記載の自動車のボデイ構造。
JP3288482U 1982-03-09 1982-03-09 自動車のボデイ構造 Granted JPS58135373U (ja)

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JP3288482U JPS58135373U (ja) 1982-03-09 1982-03-09 自動車のボデイ構造

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JP3288482U JPS58135373U (ja) 1982-03-09 1982-03-09 自動車のボデイ構造

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Publication Number Publication Date
JPS58135373U JPS58135373U (ja) 1983-09-12
JPS6137581Y2 true JPS6137581Y2 (ja) 1986-10-30

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