JPH0810031Y2 - 樹脂製バンパーの取付構造 - Google Patents

樹脂製バンパーの取付構造

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JPH0810031Y2
JPH0810031Y2 JP11419589U JP11419589U JPH0810031Y2 JP H0810031 Y2 JPH0810031 Y2 JP H0810031Y2 JP 11419589 U JP11419589 U JP 11419589U JP 11419589 U JP11419589 U JP 11419589U JP H0810031 Y2 JPH0810031 Y2 JP H0810031Y2
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bumper
resin bumper
resin
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horizontal rib
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JP11419589U
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信雄 石井
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Isuzu Motors Ltd
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Isuzu Motors Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、乗用車等の車体前部及び後部に具えられ
る樹脂製バンパーの取付構造の改良に関する。
(従来の技術) 従来、乗用車等の車体前部に具えられる樹脂製バンパ
ー(A)の取付構造は、第6図に示すように、樹脂より
なるバンパー(A)の上面部端縁(B)の内側に設けら
れた水平リブ(C)及びその下方に設けられた水平リブ
(C′)との間の空間(D)にバックアップビーム
(E)を嵌合、更にボルト等を螺合により固定すること
によって、取り付けるものが一般的である。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来のものにおいて、バンパーの
内側に設けられた水平リブ及びその下方に設けられた水
平リブとの間の空間にバックアップビームを嵌合、更に
ボルト等を螺合させることによって固定し、取り付ける
ものの場合、バンパー自体が直射日光或はラジエーター
口近傍に配置される等の熱的環境の厳しい条件の下で使
用に供されるものであるので、近年外観性の向上及び車
体重量の軽量化のために多用される樹脂製バンパーにお
いては、熱的使用条件によって樹脂の持つ曲げ弾性率の
低下に伴って剛性をも低下してしまい、上記樹脂製バン
パーの上面部端縁が変形、すなわち下方に垂下してしま
い、著しく外観性を損ねる欠点がある。
このため、樹脂製バンパーの上面部端縁と上面部端縁
内側に突出して形成される水平リブとの間に、上記樹脂
製バンパーの内側面に沿って縦リブを形成したり、樹脂
製バンパーの上面部と樹脂製バンパーの中央部の内側に
突出するように形成した挟持片によって、上記挟持片を
バックアップビームのリブ嵌合孔に嵌挿すると共に、ネ
ジ等によって樹脂製バンパーとバックアップビームを一
体に固定してなるもの(特開昭58−224834号)等が提案
されているが、樹脂製バンパーの上面部端縁と上面部端
縁内側に突出して形成される水平リブとの間に、上記樹
脂製バンパーの内側面に沿って縦リブを形成する場合、
上面部を不連続に縦リブによって支持するものである
が、縦リブの間隔が大きいと、長期間にわたって熱によ
る影響を受けることにより、上記バンパー上面部端縁が
下方に垂下してしまうことは避けられないものである。
又、特開昭58−224834号の場合には、樹脂製バンパー自
体にバックアップビームを固定するネジ孔を穿設しなけ
ればならず、外観性を著しく低下させてしまう上、鋼製
のバックアップビームと樹脂よりなるバンパーとの熱膨
張率が異なることから、熱的影響によって樹脂製のバン
パーが破損し易く、この破損を防止するためには、これ
らの間にこの熱膨張率の差による応力を緩衝する構造を
付加しなければならず、構造が非常に複雑なものとな
り、組立作業時の作業性が低下してしまうものである。
そこで、この考案は上記従来のものの持つ欠点を改善
するものであり、外観性を損ねることなく、樹脂製のバ
ンパーを取り付け、更に使用することができるようにす
るものである。
(課題を解決するための手段) そのために、バンパーの上面部端縁の内側に、突出し
て形成される水平リブの下面に、下方に突出する係合部
を複数配設すると共に、更にこれらの係合部を、上記バ
ンパー上面部端縁と水平リブによって形成される空間に
嵌合する突縁部を有し、バックアップビームに直接固定
されるサポートの係合孔に挿嵌、固持してなるものであ
る。
(作用) 上記構成を具えるので、樹脂製バンパー上面部端縁の
裏面には、上記バンパー上面部端縁の裏面に、内側方向
に突出形成される水平リブとによって形成される空間
に、バックアップビームに直接固定されるサポートの突
縁部が嵌合することになるので、バンパーの上面部端縁
はこの嵌合するバックアップビームの突縁部によってほ
ぼ連続的に支持されることになり、熱的条件の厳しい状
況下の使用によっても、バンパーの上面部端縁が垂下し
てしまうことを防ぐことができ、バンパー上面部に発生
する波打ち変形をも防止することもできる。
(実施例) この考案を図に示す実施例により更に説明する。
(1)は、この考案の実施例である樹脂製バンパーで
あり、この樹脂製バンパー(1)は、樹脂製バンパー
(1)の上面部端縁(2)の内側下方に、水平方向に水
平リブ(4)が突出成形され、更にこの水平リブ(4)
の下面には、複数の係合部(5)が突設されているもの
であり、この係合部(5)は、更に下方の水平リブ
(4′)と樹脂製バンパー(1)の下面部端縁(3)の
間に形成される空間(12)に配置され、樹脂製バンパー
(1)を保持するバックアップビーム(6)に直接ボル
ト(11)等によって固定されるサポート(7)に穿設さ
れる、左右方向に長穴の係止孔(8)に嵌合し、樹脂製
バンパー(1)自体を固持すると共に、上記サポート
(7)に係止孔(8)と交互に設けられる突縁部(9)
が、樹脂製バンパー(1)の上面端縁部(2)と水平リ
ブ(4)の間に形成される空間(10)に挿嵌され、上記
樹脂製バンパー(1)の上面端縁部(2)を支持するも
のである。
この考案は以上の構成を具えるので、樹脂製バンパー
(1)自体はラジエーター口近傍に設置する等、熱的に
厳しい条件の下で使用されるものであり、このため長期
間高温にさらされても、樹脂製バンパー(1)の上面部
端縁(2)においては、裏面方向よりサポート(7)の
突縁部(9)が支持していることから、熱による剛性の
低下によって発生する垂下を防ぐことができる。
なお、樹脂製バンパー(1)の水平リブ(4)の下面
に突出して形成される係合部(5)が嵌合するサポート
(7)の係止孔(8)を左右方向に長い長穴とすること
により、樹脂製バンパー(1)自体は前後及び上下方向
には固定されているが、左右方向にスライドが可能とな
り、バンパー(1)の上面部端縁(2)において発生し
易い波打ち変形を、このバンパー(1)のスライドによ
る調整により、有効に防止することができる。
(考案の効果) 以上のとおり、バックアップビームに直接固定される
サポートによって、樹脂製バンパーの上面部端縁を裏面
方向から支持すると共に、樹脂製バンパーを左右方向に
スライド自在となるように、樹脂製バンパーと一体に成
形される水平リブの係合部を係止孔に嵌合させることに
よって、熱的条件により発生する上面部端縁の垂下や波
打ち等の変形を防止でき、更にこの条件を防止するにあ
たってバンパーの外観性を損ねることがないという優れ
た効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例である樹脂製バンパーの全体
斜視図、第2図はその分解斜視図、第3図は第1図の拡
大断面図、第4図(イ)はサポートの全体斜視図、同図
(ロ)はその要部拡大斜視図、第5図(イ)及び(ロ)
は、第4図のI−I,II−II断面図でありバンパーへの組
付状態を示しており、第6図は従来のものの断面図であ
る。 1…樹脂製バンパー、2…上面部端縁 3…下面部端縁、4,4′…水平リブ 5…係合部、6…バックアップビーム 7…サポート、8…係止孔、9…突縁部 10,12…空間、11…ボルト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂製バンパーの上面部端縁の内側に内側
    方向に突出して形成される水平リブの下面に、突出する
    係合部を複数配設すると共に、これらの係合部に、上記
    バンパー上面部端縁と水平リブによって形成される空間
    に嵌合する突縁部を有し、バックアップビームに直接固
    定されるサポートの係合孔を挿嵌、固定してなる樹脂製
    バンパーの取付構造。
JP11419589U 1989-09-30 1989-09-30 樹脂製バンパーの取付構造 Expired - Lifetime JPH0810031Y2 (ja)

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JPH0353356U JPH0353356U (ja) 1991-05-23
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JP2008039561A (ja) * 2006-08-04 2008-02-21 Nec Saitama Ltd 加速度センサ付き情報通信端末。

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