JPS6137447Y2 - - Google Patents
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- JPS6137447Y2 JPS6137447Y2 JP1978008851U JP885178U JPS6137447Y2 JP S6137447 Y2 JPS6137447 Y2 JP S6137447Y2 JP 1978008851 U JP1978008851 U JP 1978008851U JP 885178 U JP885178 U JP 885178U JP S6137447 Y2 JPS6137447 Y2 JP S6137447Y2
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- oil pipe
- drilling
- section steel
- hydraulic cylinder
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Landscapes
- Jigs For Machine Tools (AREA)
- Drilling And Boring (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、H形鋼等のワークに穿孔加工を行
なう穿孔加工装置に関するものである。
なう穿孔加工装置に関するものである。
一般に、ワークが歪等により曲りや倒れを生じ
ている場合、そのワークを確実に固定しないと穿
孔作業上において支障を生じる。すなわち、穿孔
加工時に生じるドリルの推力(スラスト方向の荷
重)により、歪の量に相当する量だけワークがず
れ、そのため孔加工の不良を生じるばかりでなく
ドリルの切損を来たすおそれがあり、良好なる作
業が行なえなくなる。
ている場合、そのワークを確実に固定しないと穿
孔作業上において支障を生じる。すなわち、穿孔
加工時に生じるドリルの推力(スラスト方向の荷
重)により、歪の量に相当する量だけワークがず
れ、そのため孔加工の不良を生じるばかりでなく
ドリルの切損を来たすおそれがあり、良好なる作
業が行なえなくなる。
従来、上記の欠点を解決するため、ワークを上
部あるいは側部から強制的にクランプする機構が
案出されているが、確実にクランプできるもので
はなく満足できるものではなかつた。
部あるいは側部から強制的にクランプする機構が
案出されているが、確実にクランプできるもので
はなく満足できるものではなかつた。
この考案は、上記従来の欠点を解決するために
考案したものである。以下、図面を用いてこの考
案の1実施例について詳細に説明する。
考案したものである。以下、図面を用いてこの考
案の1実施例について詳細に説明する。
門型に構成したフレーム1は後述するごとくベ
ース3上に回動自在に載置してある。この門型の
フレーム1の両コラム5,5′にはH形鋼等のご
とき形鋼(ワーク)7のフランジF,F′に水平
に穿孔加工を行なう適数のドリル9,9′を備え
た水平ドリルユニツト11,11′がそれぞれ装
着してある。また、フレーム1の梁部13には型
鋼7のウエブWに垂直に穿孔加工を行なう複数の
ドリル15,15,…を備えた垂直ドリルユニツ
ト17が装着してある。上記複数のドリル15は
第1図において示すごとく、形鋼7の移送方向
(第1図において紙面と直交する方向)に対して
直交する方向に1列に配置してある。
ース3上に回動自在に載置してある。この門型の
フレーム1の両コラム5,5′にはH形鋼等のご
とき形鋼(ワーク)7のフランジF,F′に水平
に穿孔加工を行なう適数のドリル9,9′を備え
た水平ドリルユニツト11,11′がそれぞれ装
着してある。また、フレーム1の梁部13には型
鋼7のウエブWに垂直に穿孔加工を行なう複数の
ドリル15,15,…を備えた垂直ドリルユニツ
ト17が装着してある。上記複数のドリル15は
第1図において示すごとく、形鋼7の移送方向
(第1図において紙面と直交する方向)に対して
直交する方向に1列に配置してある。
前記ドリル15,15,…の下方位置には、形
鋼7を載置支持するための支持ローラー(載置部
材)19,19が回動自在に装着されている。こ
の支持ローラー19,19の前後位置、すなわち
形鋼7の移送方向における前後位置には、形鋼7
を搬送するための搬送ローラー(図示省略)が配
設してある。形鋼7は、その移送方向に直交する
両側に配設した固定バイス21、可動バイス23
を介して固定自在となつている。すなわち、固定
バイス21はベース3上に固定して設けてあり、
この固定バイス21と対向して可動バイス23が
固定バイス21に対して接近離反自在に装着して
ある。可動バイス23側には、形鋼7を確実にク
ランプするためのクランプ装置25が装着してあ
る。このクランプ装置25は、形鋼7と直接当接
して形鋼7をクランプするクランプ部材27と、
クランプ部材27を作動させるための作動装置2
9等より構成してある。前記クランプ部材27
は、形鋼7の1側のフランジFの外側面部に近接
して配設してあり、可動バイス23に立設した支
軸31に回動自在に支承されている。このクラン
プ部材27の先端部と可動バイス23との間に
は、引張スプリングのごとき弾機33が張設して
あり、クランプ部材27はこの弾機33を介して
常時形鋼7のフランジFの外側面部から離隔する
方向に付勢されている。可動バイス23には、油
圧シリンダーのごとき作動装置29が内装してあ
り、この作動装置29における作動杆35の先端
部をクランプ部材27に当接してある。すなわ
ち、作動装置29の作動杆35を伸張作動せしめ
ることにより、クランプ部材27を弾機33に抗
して作動せしめ、クランプ部材27を形鋼7のフ
ランジFに押圧せしめることができるようになつ
ている。
鋼7を載置支持するための支持ローラー(載置部
材)19,19が回動自在に装着されている。こ
の支持ローラー19,19の前後位置、すなわち
形鋼7の移送方向における前後位置には、形鋼7
を搬送するための搬送ローラー(図示省略)が配
設してある。形鋼7は、その移送方向に直交する
両側に配設した固定バイス21、可動バイス23
を介して固定自在となつている。すなわち、固定
バイス21はベース3上に固定して設けてあり、
この固定バイス21と対向して可動バイス23が
固定バイス21に対して接近離反自在に装着して
ある。可動バイス23側には、形鋼7を確実にク
ランプするためのクランプ装置25が装着してあ
る。このクランプ装置25は、形鋼7と直接当接
して形鋼7をクランプするクランプ部材27と、
クランプ部材27を作動させるための作動装置2
9等より構成してある。前記クランプ部材27
は、形鋼7の1側のフランジFの外側面部に近接
して配設してあり、可動バイス23に立設した支
軸31に回動自在に支承されている。このクラン
プ部材27の先端部と可動バイス23との間に
は、引張スプリングのごとき弾機33が張設して
あり、クランプ部材27はこの弾機33を介して
常時形鋼7のフランジFの外側面部から離隔する
方向に付勢されている。可動バイス23には、油
圧シリンダーのごとき作動装置29が内装してあ
り、この作動装置29における作動杆35の先端
部をクランプ部材27に当接してある。すなわ
ち、作動装置29の作動杆35を伸張作動せしめ
ることにより、クランプ部材27を弾機33に抗
して作動せしめ、クランプ部材27を形鋼7のフ
ランジFに押圧せしめることができるようになつ
ている。
前記固定バイス21と可動バイス23のそれぞ
れの対向する面部、すなわち、形鋼7を挾持する
側の面部の前部下方位置には、ドリル15,1
5,…による加工時に生ずるスラスト荷重により
フランジF,F′がずれるのを防止するためのフ
ランジ支持装置37,39がそれぞれ設けてあ
る。このフランジ支持装置37,39は、第2
図、第3図より明らかなように、形鋼7の載置面
よりも下方位置で、かつワークに側方から穿孔加
工を行なう両側のドリル9,9′を含む垂直面内
に配設してあり、適宜な支持部材41,43を介
して固定バイス21、可動バイス23にそれぞれ
固装してある。フランジ支持装置37,39は、
例えば第4図において示すごとく、油圧シリンダ
ーのごとき流体圧機構にて構成されている。すな
わち、フランジ支持装置37,39は同一の構成
よりなり、シリンダー本体45とピストンロツド
のごとき作動杆47、およびこの作動杆47を作
動させるための作動制御機構49等より構成して
ある。シリンダー本体45は、適宜な手段にて固
定バイス21、可動バイス23のそれぞれに固装
して設けてある。作動杆47は、シリンダー本体
45内に上下方向移動自在(昇降自在)に内装し
てある。作動杆47の上部はピストン51を形成
してあり、このピストン51はシール部材53,
55を介してシリンダー室57を密閉している。
作動杆47の下部におけるシリンダー本体45に
は、適宜な凹部59が設けてある。作動杆47の
下端部には、作動杆47の径よりも大径の平座金
のごとき係止部材61が適宜な締結具63を介し
て固装してある。そして、前記凹部59の底部6
5と係止部材61との間には、圧縮コイルスプリ
ングのごとき弾機67が弾装してある。したがつ
て、ピストン51は常態においては、弾機67を
介して常時下方に押圧付勢されていることにな
る。シリンダー室57は連通路69を介して外部
と連通しているが、この連通路69の入口部には
適宜な継手71が装着してある。シリンダー室5
7はこの継手を介して作動制御機構49と連繋し
てある。作動制御機構は、第4図において示すご
とく、油タンクT、油圧ポンプのごとき駆動装置
P、ソレノイドバルブSOL、シーケンスバルブ
V、およびパイロツトチエツクバルブCV1等より
構成してある。ソレノイドバルブSOLは、2位
置切換可能に構成してあり、シーケンスバルブV
はチエツクバルブCV2を内蔵せしめて構成してあ
る。前記継手71は油管73を介してパイロツト
チエツクバルブCV1と連通連結してあり、パイロ
ツトチエツクバルブCV1は油管75を介してシー
ケンスバルブVと連通連結してある。シーケンス
バルブVは油管77を介してソレノイドバルブ
SOLに連通連結してあり、ソレノイドバルブ
SOLは油管79,81を介して駆動装置P、油
タンクTにそれぞれ連通せしめてある。なお、作
動装置29は油管83を介して油管77と連通連
結してある。また、詳細な図示は省略するが、駆
動装置PとソレノイドバルブSOLとの間には、
通常の油圧回路と同様に、フランジ支持装置3
7,39の油圧シリンダー内の圧力が所定以上に
なるのを防止するためのリリーフ弁が設けられて
いるものである。ソレノイドバルブSOLは、前
記のごとく2位置切換可能に構成してあるが、常
態においては弾機85の作用により第4図におい
て右方向に位置せしめられている。すなわち、常
態においては油管83,77が油タンクTと連通
するようになつている。また、常態においては、
油管79はパイロツト管87を介してパイロツト
チエツクバルブCV1と連通して、パイロツトチエ
ツクバルブCV1にパイロツト圧力を導入するよう
になつている。一方、ソレノイドバルブSOLが
励磁されると、バルブの位置が弾機85に抗して
左側に切り換えられ、油管83,77が油管79
を介して駆動装置Pと連通連結するようになつて
いる。
れの対向する面部、すなわち、形鋼7を挾持する
側の面部の前部下方位置には、ドリル15,1
5,…による加工時に生ずるスラスト荷重により
フランジF,F′がずれるのを防止するためのフ
ランジ支持装置37,39がそれぞれ設けてあ
る。このフランジ支持装置37,39は、第2
図、第3図より明らかなように、形鋼7の載置面
よりも下方位置で、かつワークに側方から穿孔加
工を行なう両側のドリル9,9′を含む垂直面内
に配設してあり、適宜な支持部材41,43を介
して固定バイス21、可動バイス23にそれぞれ
固装してある。フランジ支持装置37,39は、
例えば第4図において示すごとく、油圧シリンダ
ーのごとき流体圧機構にて構成されている。すな
わち、フランジ支持装置37,39は同一の構成
よりなり、シリンダー本体45とピストンロツド
のごとき作動杆47、およびこの作動杆47を作
動させるための作動制御機構49等より構成して
ある。シリンダー本体45は、適宜な手段にて固
定バイス21、可動バイス23のそれぞれに固装
して設けてある。作動杆47は、シリンダー本体
45内に上下方向移動自在(昇降自在)に内装し
てある。作動杆47の上部はピストン51を形成
してあり、このピストン51はシール部材53,
55を介してシリンダー室57を密閉している。
作動杆47の下部におけるシリンダー本体45に
は、適宜な凹部59が設けてある。作動杆47の
下端部には、作動杆47の径よりも大径の平座金
のごとき係止部材61が適宜な締結具63を介し
て固装してある。そして、前記凹部59の底部6
5と係止部材61との間には、圧縮コイルスプリ
ングのごとき弾機67が弾装してある。したがつ
て、ピストン51は常態においては、弾機67を
介して常時下方に押圧付勢されていることにな
る。シリンダー室57は連通路69を介して外部
と連通しているが、この連通路69の入口部には
適宜な継手71が装着してある。シリンダー室5
7はこの継手を介して作動制御機構49と連繋し
てある。作動制御機構は、第4図において示すご
とく、油タンクT、油圧ポンプのごとき駆動装置
P、ソレノイドバルブSOL、シーケンスバルブ
V、およびパイロツトチエツクバルブCV1等より
構成してある。ソレノイドバルブSOLは、2位
置切換可能に構成してあり、シーケンスバルブV
はチエツクバルブCV2を内蔵せしめて構成してあ
る。前記継手71は油管73を介してパイロツト
チエツクバルブCV1と連通連結してあり、パイロ
ツトチエツクバルブCV1は油管75を介してシー
ケンスバルブVと連通連結してある。シーケンス
バルブVは油管77を介してソレノイドバルブ
SOLに連通連結してあり、ソレノイドバルブ
SOLは油管79,81を介して駆動装置P、油
タンクTにそれぞれ連通せしめてある。なお、作
動装置29は油管83を介して油管77と連通連
結してある。また、詳細な図示は省略するが、駆
動装置PとソレノイドバルブSOLとの間には、
通常の油圧回路と同様に、フランジ支持装置3
7,39の油圧シリンダー内の圧力が所定以上に
なるのを防止するためのリリーフ弁が設けられて
いるものである。ソレノイドバルブSOLは、前
記のごとく2位置切換可能に構成してあるが、常
態においては弾機85の作用により第4図におい
て右方向に位置せしめられている。すなわち、常
態においては油管83,77が油タンクTと連通
するようになつている。また、常態においては、
油管79はパイロツト管87を介してパイロツト
チエツクバルブCV1と連通して、パイロツトチエ
ツクバルブCV1にパイロツト圧力を導入するよう
になつている。一方、ソレノイドバルブSOLが
励磁されると、バルブの位置が弾機85に抗して
左側に切り換えられ、油管83,77が油管79
を介して駆動装置Pと連通連結するようになつて
いる。
以上の構成において、この実施例の作用につい
て説明する。
て説明する。
H形鋼のごとき形鋼7を搬送ローラーを介して
支持ローラー19,19上の位置まで搬送する。
形鋼7が所定位置まで搬送された後に形鋼7の移
動を適宜に停止する。つぎに、ソレノイドバルブ
SOLを励磁して駆動装置Pからの圧油を作動装
置29に圧送する。すると、作動装置29の作動
杆35が伸張作動せしめられ、この作動杆35に
よりクランプ部材27,27のそれぞれが弾機3
3に抗して形鋼7をクランプする方向に作動せし
められる。すなわち、形鋼7は固定バイス21、
可動バイス23に備えられたクランプ部材27,
27により横方向から挾圧固定される。
支持ローラー19,19上の位置まで搬送する。
形鋼7が所定位置まで搬送された後に形鋼7の移
動を適宜に停止する。つぎに、ソレノイドバルブ
SOLを励磁して駆動装置Pからの圧油を作動装
置29に圧送する。すると、作動装置29の作動
杆35が伸張作動せしめられ、この作動杆35に
よりクランプ部材27,27のそれぞれが弾機3
3に抗して形鋼7をクランプする方向に作動せし
められる。すなわち、形鋼7は固定バイス21、
可動バイス23に備えられたクランプ部材27,
27により横方向から挾圧固定される。
一般に、H形鋼等の形鋼7は材料自身に歪があ
り、特にフランジ部F,F′においては曲り、倒
れ等が生じているのが一般的である。したがつ
て、この歪を何ら矯正することなしに形鋼7を支
持ローラー19,19上に載置支持して固定し、
ウエブW面に孔加工しようとすると、ドリル1
5,15,…のスラスト荷重により形鋼7が歪量
に相当する量だけずれる(たわむ)虞れがある。
この場合には、孔加工の不良やドリル15,1
5,…の切損等を生じ、いづれの場合においても
良好なる穿孔加工ができなくなる。
り、特にフランジ部F,F′においては曲り、倒
れ等が生じているのが一般的である。したがつ
て、この歪を何ら矯正することなしに形鋼7を支
持ローラー19,19上に載置支持して固定し、
ウエブW面に孔加工しようとすると、ドリル1
5,15,…のスラスト荷重により形鋼7が歪量
に相当する量だけずれる(たわむ)虞れがある。
この場合には、孔加工の不良やドリル15,1
5,…の切損等を生じ、いづれの場合においても
良好なる穿孔加工ができなくなる。
この実施例においては、フランジ支持装置3
7,39と作動制御機構49との作用により、前
記した形鋼7の歪量に相当するずれの量を補充す
ることができるので、安定的にかつ正確なる孔加
工作業を行なうことができる。この形鋼7の歪量
に相当するずれの量を補充して形鋼7を安定的に
支持する作用について説明する。前記のごとく、
クランプ部材27,27が作動装置29の作動に
より形鋼7を確実にクランプすると、作動装置2
9の作動杆35の作動が停止します。この状態に
なると駆動装置Pからの圧送油はそれ以上作動装
置29内に送り込むことができず、この油はシー
ケンスバルブV、パイロツトチエツクバルブCV1
を経てフランジ支持装置37内に送り込まれる。
常態においては、フランジ支持装置37の作動杆
47は弾機67の弾性力により最下降位置に下降
している。油がシリンダー室57内に圧送される
と、作動杆47が弾機67に抗して上昇し、作動
杆47が形鋼7のフランジF,F′の下端面に当
接した位置で停止する。したがつて、フランジ
F,F′の下端面のいづれか一方が歪により支持
ローラー19,19に接触せずに浮き上つた状態
にある場合においても、フランジ支持装置37の
ピストン51がその浮き上つたフランジF,
F′の下端面を支持するので、形鋼7はその材料
自体の歪の量のいかんにかかわらず安定的に支持
される。すなわち、フランジ支持装置37によれ
ば、形鋼7のフランジF,F′が水平なドリル
9,9′に対応した部分の下面を、その歪の形状
に合わせて支持することができるので、形鋼7の
歪による形状の変化、歪の量にかかわらず確実に
支持できることになる。したがつて、ウエブW面
をドリル15,15,…により穿孔加工する際に
生じるスラスト荷重に対しても、形鋼7がズレを
生じることがなく安定的かつ確実に穿孔加工を行
なうことができる。油は圧縮性が小さいので、シ
リンダー室57内の油はドリル15,15,…の
推力(スラスト荷重)に対しても圧縮されず、フ
ランジF,F′の下面を有効に支持し得るのであ
る。
7,39と作動制御機構49との作用により、前
記した形鋼7の歪量に相当するずれの量を補充す
ることができるので、安定的にかつ正確なる孔加
工作業を行なうことができる。この形鋼7の歪量
に相当するずれの量を補充して形鋼7を安定的に
支持する作用について説明する。前記のごとく、
クランプ部材27,27が作動装置29の作動に
より形鋼7を確実にクランプすると、作動装置2
9の作動杆35の作動が停止します。この状態に
なると駆動装置Pからの圧送油はそれ以上作動装
置29内に送り込むことができず、この油はシー
ケンスバルブV、パイロツトチエツクバルブCV1
を経てフランジ支持装置37内に送り込まれる。
常態においては、フランジ支持装置37の作動杆
47は弾機67の弾性力により最下降位置に下降
している。油がシリンダー室57内に圧送される
と、作動杆47が弾機67に抗して上昇し、作動
杆47が形鋼7のフランジF,F′の下端面に当
接した位置で停止する。したがつて、フランジ
F,F′の下端面のいづれか一方が歪により支持
ローラー19,19に接触せずに浮き上つた状態
にある場合においても、フランジ支持装置37の
ピストン51がその浮き上つたフランジF,
F′の下端面を支持するので、形鋼7はその材料
自体の歪の量のいかんにかかわらず安定的に支持
される。すなわち、フランジ支持装置37によれ
ば、形鋼7のフランジF,F′が水平なドリル
9,9′に対応した部分の下面を、その歪の形状
に合わせて支持することができるので、形鋼7の
歪による形状の変化、歪の量にかかわらず確実に
支持できることになる。したがつて、ウエブW面
をドリル15,15,…により穿孔加工する際に
生じるスラスト荷重に対しても、形鋼7がズレを
生じることがなく安定的かつ確実に穿孔加工を行
なうことができる。油は圧縮性が小さいので、シ
リンダー室57内の油はドリル15,15,…の
推力(スラスト荷重)に対しても圧縮されず、フ
ランジF,F′の下面を有効に支持し得るのであ
る。
加工が終了してソレノイドバルブSOLが解磁
されると、駆動装置Pからの圧油はパイロツト管
87を経てパイロツトチエツクバルブCV1にパイ
ロツト圧力を加え、シリンダー室57内の油は、
パイロツトチエツクバルブCV1、チエツクバルブ
CV2およびソレノイドバルブSOLを経てタンクT
に還流される。
されると、駆動装置Pからの圧油はパイロツト管
87を経てパイロツトチエツクバルブCV1にパイ
ロツト圧力を加え、シリンダー室57内の油は、
パイロツトチエツクバルブCV1、チエツクバルブ
CV2およびソレノイドバルブSOLを経てタンクT
に還流される。
なお、上記実施例においては、形鋼7を例示し
て説明したが、ワークは形鋼のみに限定されるも
のではなく、曲りやたわみ等を生じているワーク
であればその適用ができるものである。
て説明したが、ワークは形鋼のみに限定されるも
のではなく、曲りやたわみ等を生じているワーク
であればその適用ができるものである。
以上のごとき実施例の説明より理解されるよう
に、要するに本考案の要旨は実用新案登録請求の
範囲に記載のとおりであるから、固定バイスに対
して接近離反自在の可動バイスに備えた作動装置
の作動によりワークを横方向から挾圧固定するも
のであり、ワークの下方位置に配設した支持装置
に備えた昇降自在の作動杆によりワークを下方か
ら支持するものであるが、本考案においては、作
動制御機構の制御により、ワークを横方向から挾
圧固定した後に作動杆がワークの下部側を支持す
るものである。したがつてワークの上下方向のう
ねり或いは歪み等に対応して下方向から支持する
とき、作動杆によつてワークが押上げられるよう
なことがなく、ワークを載置部材に載置した状態
で確実に固定できるものである。しかも作動杆は
両側の水平なドリルを含む垂直面内に配設してあ
つて、水平なドリルに対応したワークの下側を支
持することとなるので、垂直なドリルによつて穿
孔加工を行なうときに大きな加圧力がワークに作
用した場合であつても、ワークが水平なドリルと
対応した部分が下方向へ変形するようなことがな
いものである。よつて、ワークの正確な位置に穿
孔加工を行なうことができると共に、穿孔加工時
におけるワークの変形によるドリルの折損等を防
止できるものである。
に、要するに本考案の要旨は実用新案登録請求の
範囲に記載のとおりであるから、固定バイスに対
して接近離反自在の可動バイスに備えた作動装置
の作動によりワークを横方向から挾圧固定するも
のであり、ワークの下方位置に配設した支持装置
に備えた昇降自在の作動杆によりワークを下方か
ら支持するものであるが、本考案においては、作
動制御機構の制御により、ワークを横方向から挾
圧固定した後に作動杆がワークの下部側を支持す
るものである。したがつてワークの上下方向のう
ねり或いは歪み等に対応して下方向から支持する
とき、作動杆によつてワークが押上げられるよう
なことがなく、ワークを載置部材に載置した状態
で確実に固定できるものである。しかも作動杆は
両側の水平なドリルを含む垂直面内に配設してあ
つて、水平なドリルに対応したワークの下側を支
持することとなるので、垂直なドリルによつて穿
孔加工を行なうときに大きな加圧力がワークに作
用した場合であつても、ワークが水平なドリルと
対応した部分が下方向へ変形するようなことがな
いものである。よつて、ワークの正確な位置に穿
孔加工を行なうことができると共に、穿孔加工時
におけるワークの変形によるドリルの折損等を防
止できるものである。
なお、本考案は、適宜の設計的変更を行なうこ
とにより、前記実施例以外のその他の態様で実施
し得るものである。
とにより、前記実施例以外のその他の態様で実施
し得るものである。
図面はこの考案の1実施例を示すものであつ
て、第1図はこの考案に係る装置を備えた穿孔装
置の正面図、第2図は要部の平面説明図、第3図
は要部の平断面説明図、第4図は要部の作動機構
を示す説明図である。 図面の主要な部分を表わす符号の説明、19…
…支持ローラー(載置部材)、37……フランジ
支持装置、49……作動制御機構。
て、第1図はこの考案に係る装置を備えた穿孔装
置の正面図、第2図は要部の平面説明図、第3図
は要部の平断面説明図、第4図は要部の作動機構
を示す説明図である。 図面の主要な部分を表わす符号の説明、19…
…支持ローラー(載置部材)、37……フランジ
支持装置、49……作動制御機構。
Claims (1)
- H形鋼等のごときワークに側方および上方から
穿孔加工を行なう複数のドリルを備えてなる穿孔
加工装置にして、ワークの移送方向に対し直交す
る方向の一側方に配設した固定バイス21に対し
て接近離反自在の可動バイス23を固定バイス2
1に対向する他側方に設けるとともに、可動バイ
ス23にワークを前記固定バイス21側へ押圧固
定する油圧シリンダーとピストン杆とよりなる作
動装置29を設け、前記ワークを載置支持した載
置部材の下方位置で、かつ側方から穿孔加工を行
なう両側のドリル9,9′を含む垂直面内に、ワ
ークの下部側を下方から支持自在の作動杆47を
昇降自在に備えた油圧シリンダーとピストン杆と
よりなる支持装置を配置して設け、前記作動装置
29の油圧シリンダーと該作動装置29へ作動用
の作動油を送るための油圧ポンプPとを接続する
油管83を設け、この油管83から分岐した分岐
油管を前記支持装置の油圧シリンダーに接続して
設けると共に、前記油管83内の圧力が所定圧以
上になつたときに接続作用するシーケンスバルブ
Vを前記分岐油管の途中に配設してなることを特
徴とする穿孔加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978008851U JPS6137447Y2 (ja) | 1978-01-30 | 1978-01-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978008851U JPS6137447Y2 (ja) | 1978-01-30 | 1978-01-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54114171U JPS54114171U (ja) | 1979-08-10 |
JPS6137447Y2 true JPS6137447Y2 (ja) | 1986-10-30 |
Family
ID=28818568
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1978008851U Expired JPS6137447Y2 (ja) | 1978-01-30 | 1978-01-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6137447Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS535390B1 (ja) * | 1967-06-06 | 1978-02-27 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52154785U (ja) * | 1976-05-20 | 1977-11-24 | ||
JPS535390U (ja) * | 1976-07-01 | 1978-01-18 |
-
1978
- 1978-01-30 JP JP1978008851U patent/JPS6137447Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS535390B1 (ja) * | 1967-06-06 | 1978-02-27 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54114171U (ja) | 1979-08-10 |
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