JPS6136810Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6136810Y2 JPS6136810Y2 JP6953182U JP6953182U JPS6136810Y2 JP S6136810 Y2 JPS6136810 Y2 JP S6136810Y2 JP 6953182 U JP6953182 U JP 6953182U JP 6953182 U JP6953182 U JP 6953182U JP S6136810 Y2 JPS6136810 Y2 JP S6136810Y2
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- Japan
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- cylindrical
- cylindrical member
- protrusion
- outer circumferential
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 14
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 14
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- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 3
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- 238000013213 extrapolation Methods 0.000 claims description 2
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- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 3
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Landscapes
- Steering Controls (AREA)
- Support Of The Bearing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は樹脂軸受に関するもので、とくに車の
ステアリングコラムに使用するような振動および
衝撃等の吸収に優れた樹脂軸受を提供することを
目的とする。
ステアリングコラムに使用するような振動および
衝撃等の吸収に優れた樹脂軸受を提供することを
目的とする。
従来、自動車のステアリングコラムには、第1
図に示すように、ハンドル軸aを回動自在に軸支
するためにステアリングコラムbとの間にボール
ベアリングやスラストベアリング等の転がり軸受
cが介挿されており、精度が良いことから軸aと
のガタが少なく回転が滑らかである利点を有する
ものであるが、ステアリングコラムbの振動およ
び衝撃が転がり軸受cを介して直接ハンドル軸a
に伝播され、ハンドルの振動等が運転者に不快感
を与える欠点を有することから、第2図に示すよ
うな金属環dの内周に内表面をテフロン樹脂eに
よつてコーテイングしたゴム弾性材fを設け、内
表面の凹凸によつてステアリングコラムb内にハ
ンドル軸aを軸支し、振動吸収性能および衝撃吸
収性能を向上せしめた樹脂軸受が使用されてい
る。しかし、この種の樹脂軸受ではテフロン樹脂
eおよびゴム弾性体fが永年の使用に際してヘタ
リを生じ、ハンドル軸aの軸受部にガタを生ずる
問題を有していた。
図に示すように、ハンドル軸aを回動自在に軸支
するためにステアリングコラムbとの間にボール
ベアリングやスラストベアリング等の転がり軸受
cが介挿されており、精度が良いことから軸aと
のガタが少なく回転が滑らかである利点を有する
ものであるが、ステアリングコラムbの振動およ
び衝撃が転がり軸受cを介して直接ハンドル軸a
に伝播され、ハンドルの振動等が運転者に不快感
を与える欠点を有することから、第2図に示すよ
うな金属環dの内周に内表面をテフロン樹脂eに
よつてコーテイングしたゴム弾性材fを設け、内
表面の凹凸によつてステアリングコラムb内にハ
ンドル軸aを軸支し、振動吸収性能および衝撃吸
収性能を向上せしめた樹脂軸受が使用されてい
る。しかし、この種の樹脂軸受ではテフロン樹脂
eおよびゴム弾性体fが永年の使用に際してヘタ
リを生じ、ハンドル軸aの軸受部にガタを生ずる
問題を有していた。
本考案は、上記問題に鑑み、これを解決すべく
なされたもので、適宜弾性を備える合成樹脂材を
もつてなり、軸を内挿される円筒状部材に軸方向
に走る膨出部を円周方向に等配形成して、内周側
に凹条溝を形成するとともに、外周側に突条を形
成し、上記円筒状部材の軸方向中央部において、
上記突条を欠除して円筒外周部を形成し、上記円
筒状部材に、上記突条を内接して筒状のハウジン
グを外挿するとともに、該ハウジングに、上記円
筒外周部と離間して、ゴム状弾性体よりなる外挿
リングを介挿して構成するものである。
なされたもので、適宜弾性を備える合成樹脂材を
もつてなり、軸を内挿される円筒状部材に軸方向
に走る膨出部を円周方向に等配形成して、内周側
に凹条溝を形成するとともに、外周側に突条を形
成し、上記円筒状部材の軸方向中央部において、
上記突条を欠除して円筒外周部を形成し、上記円
筒状部材に、上記突条を内接して筒状のハウジン
グを外挿するとともに、該ハウジングに、上記円
筒外周部と離間して、ゴム状弾性体よりなる外挿
リングを介挿して構成するものである。
以下、第3図乃至第6図にしたがつて、本考案
樹脂軸受の一実施例を説明する。1はポリアセタ
ール等の表面潤滑性を有し適当な弾性を持つ合成
樹脂製の円筒状部材であり、適当な軸方向長さを
備え、軸方向に走る6本の膨出部2,2……が円
周方向に配設構成されて、軸孔3から後退する6
本の凹条溝4,4……と外周面5から突出する突
条6,6……を形成し、該各突条6,6……の中
央部は外周面5と同一面になるごとく切欠し、円
筒外周部7を形成する。また8はゴム状弾性体よ
りなる外挿リングであり上記円筒状部材1の円筒
外周部7に外挿されるとともに、該円筒外周部7
の外径よりわずかに大きい内径と、互いに対向す
る上記突条6,6と等しい外径を有し、かつ円筒
外周部7の長さよりわずかに短かい円筒状にな
る。上記外挿リング8を嵌合した円筒状部材1
は、SPCC製等の円筒状のハウジング9に内挿せ
しめられるもので、該ハウジング9の内径は上記
外挿リング8の外径と同一になり、一端(下端)
に軸挿孔10を有する内縁11を構成するととも
に、他端(上端)は上記円筒状部材1の内挿後、
絞りカシメ加工して軸挿孔12を有する絞り縁1
3を構成するもので、このとき該絞り縁13の内
縁と円筒状部材1間には小間〓gを構成するよう
にする。
樹脂軸受の一実施例を説明する。1はポリアセタ
ール等の表面潤滑性を有し適当な弾性を持つ合成
樹脂製の円筒状部材であり、適当な軸方向長さを
備え、軸方向に走る6本の膨出部2,2……が円
周方向に配設構成されて、軸孔3から後退する6
本の凹条溝4,4……と外周面5から突出する突
条6,6……を形成し、該各突条6,6……の中
央部は外周面5と同一面になるごとく切欠し、円
筒外周部7を形成する。また8はゴム状弾性体よ
りなる外挿リングであり上記円筒状部材1の円筒
外周部7に外挿されるとともに、該円筒外周部7
の外径よりわずかに大きい内径と、互いに対向す
る上記突条6,6と等しい外径を有し、かつ円筒
外周部7の長さよりわずかに短かい円筒状にな
る。上記外挿リング8を嵌合した円筒状部材1
は、SPCC製等の円筒状のハウジング9に内挿せ
しめられるもので、該ハウジング9の内径は上記
外挿リング8の外径と同一になり、一端(下端)
に軸挿孔10を有する内縁11を構成するととも
に、他端(上端)は上記円筒状部材1の内挿後、
絞りカシメ加工して軸挿孔12を有する絞り縁1
3を構成するもので、このとき該絞り縁13の内
縁と円筒状部材1間には小間〓gを構成するよう
にする。
上記構成の樹脂軸受は、たとえばハウジング9
をステアリングコラムの軸受部bに内挿固定する
とともに、円筒状部材1の軸孔3にその内径に相
当するハンドル軸aを挿通し、プツシユのごとく
組み付けて使用するもので、ハンドル軸aは円筒
状部材1の軸孔3と摺接回動するものである。し
かるにハンドル軸aを軸支する円筒状部材1がポ
リアセタール等の表面潤滑性を有する樹脂である
ため、摺動に際して摩擦低抗が小さく、したがつ
て回転トルクが小さく円滑な回転が得られる。ま
た外挿リング8が円筒外周部7と小間〓を持つよ
うに円筒状部材1に外挿されており、該円筒状部
材1の突条6,6……によつてハンドル軸aを弾
性保持するようになるため、低負荷の振動および
衝撃は、該円筒状部材1の弾性によつて吸収され
るとともに、大負荷により円筒状部材1が大きく
変形した場合には、円筒外周部7が外挿リング8
に当接し、該外挿リング8のゴム状弾性により強
く衝撃吸収するようになる。
をステアリングコラムの軸受部bに内挿固定する
とともに、円筒状部材1の軸孔3にその内径に相
当するハンドル軸aを挿通し、プツシユのごとく
組み付けて使用するもので、ハンドル軸aは円筒
状部材1の軸孔3と摺接回動するものである。し
かるにハンドル軸aを軸支する円筒状部材1がポ
リアセタール等の表面潤滑性を有する樹脂である
ため、摺動に際して摩擦低抗が小さく、したがつ
て回転トルクが小さく円滑な回転が得られる。ま
た外挿リング8が円筒外周部7と小間〓を持つよ
うに円筒状部材1に外挿されており、該円筒状部
材1の突条6,6……によつてハンドル軸aを弾
性保持するようになるため、低負荷の振動および
衝撃は、該円筒状部材1の弾性によつて吸収され
るとともに、大負荷により円筒状部材1が大きく
変形した場合には、円筒外周部7が外挿リング8
に当接し、該外挿リング8のゴム状弾性により強
く衝撃吸収するようになる。
また前記構成においてハウジング9の内壁に接
する突条6の頂面は曲面とし、負荷が掛かつたと
きに円周方向へ摺動し易く構成せしめられる。
する突条6の頂面は曲面とし、負荷が掛かつたと
きに円周方向へ摺動し易く構成せしめられる。
つぎに第7図は本考案の他の実施例を示すもの
で、前記第1実施例のゴム状弾性体よりなる外挿
リング8の内周面に環状の連続した曲面よりなる
凹凸条14を構成したもので、該凹凸条14の突
面と円筒状部材1の円筒外周部7間には適当な間
〓を有するように構成してなる。この実施例で
は、円筒状部材1が大負荷によつて大きく変形し
円筒外周部7が外挿リング8に当突したとき、曲
面になる凹凸条14との当突により緩衝効果を更
に向上することができるものである。
で、前記第1実施例のゴム状弾性体よりなる外挿
リング8の内周面に環状の連続した曲面よりなる
凹凸条14を構成したもので、該凹凸条14の突
面と円筒状部材1の円筒外周部7間には適当な間
〓を有するように構成してなる。この実施例で
は、円筒状部材1が大負荷によつて大きく変形し
円筒外周部7が外挿リング8に当突したとき、曲
面になる凹凸条14との当突により緩衝効果を更
に向上することができるものである。
以上説明したように本考案の樹脂軸受によれ
ば、軸の振動を二層の衝撃吸収材によりそれぞれ
独立して二段階に緩衝するため、振動、衝撃等の
荷重をその時の負荷に応じた状況で吸収し、滑ら
かな回転を期待することができるばかりでなく、
軸との摩擦抵抗がきわめて小さいため、回転トル
クのロスが少ない等の特徴を有し、本考案の実用
的効果はきわめて大きい。
ば、軸の振動を二層の衝撃吸収材によりそれぞれ
独立して二段階に緩衝するため、振動、衝撃等の
荷重をその時の負荷に応じた状況で吸収し、滑ら
かな回転を期待することができるばかりでなく、
軸との摩擦抵抗がきわめて小さいため、回転トル
クのロスが少ない等の特徴を有し、本考案の実用
的効果はきわめて大きい。
図面は本考案樹脂軸受の一実施例を示すもの
で、第1図および第2図はそれぞれ従来のステア
リングコラム軸受を示す正断面図、第3図は本考
案樹脂軸受の平面図、第4図は第3図におけるA
−A線断面図、第5図および第6図は第4図にお
けるB−B線およびC−C線断面図、第7図は本
考案の他の実施例を示す要部縦断面図である。 1……円筒状部材、2……膨出条、3……軸
孔、4……凹条溝、6……突条、7……円筒外周
部、8……外挿リング、9……ハウジング、1
0,12……軸挿孔、14……凹凸条、a……ハ
ンドル軸、b……ステアリングコラム。
で、第1図および第2図はそれぞれ従来のステア
リングコラム軸受を示す正断面図、第3図は本考
案樹脂軸受の平面図、第4図は第3図におけるA
−A線断面図、第5図および第6図は第4図にお
けるB−B線およびC−C線断面図、第7図は本
考案の他の実施例を示す要部縦断面図である。 1……円筒状部材、2……膨出条、3……軸
孔、4……凹条溝、6……突条、7……円筒外周
部、8……外挿リング、9……ハウジング、1
0,12……軸挿孔、14……凹凸条、a……ハ
ンドル軸、b……ステアリングコラム。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 適宜の弾性を備える合成樹脂材を用いてなる
円筒状部材1に、軸方向に走る膨出条2を円周
方向に等配形成して、内周側に凹条溝4を形成
するとともに、外周側に突条6を形成し、上記
円筒体1の軸方向中央部に、上記突条6を切欠
して円筒外周部7を形成し、上記円筒状部材1
に、上記突条6を内接して筒状のハウジング9
を外挿するとともに、該ハウジング9に、ゴム
状弾性体よりなり、上記円筒外周部7と離間す
る外挿リング8を介挿してなることを特徴とす
る樹脂軸受。 2 円筒状部材1の円筒外周部7に離間対向する
外挿リング8の内周面が、連続した曲面によつ
て構成される凹凸条になることを特徴とする実
用新案登録請求の範囲第1項記載の樹脂軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6953182U JPS58172117U (ja) | 1982-05-14 | 1982-05-14 | 樹脂軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6953182U JPS58172117U (ja) | 1982-05-14 | 1982-05-14 | 樹脂軸受 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58172117U JPS58172117U (ja) | 1983-11-17 |
JPS6136810Y2 true JPS6136810Y2 (ja) | 1986-10-25 |
Family
ID=30079259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6953182U Granted JPS58172117U (ja) | 1982-05-14 | 1982-05-14 | 樹脂軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58172117U (ja) |
-
1982
- 1982-05-14 JP JP6953182U patent/JPS58172117U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58172117U (ja) | 1983-11-17 |
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