JPS6136302A - 光重合性組成物 - Google Patents
光重合性組成物Info
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- JPS6136302A JPS6136302A JP15756884A JP15756884A JPS6136302A JP S6136302 A JPS6136302 A JP S6136302A JP 15756884 A JP15756884 A JP 15756884A JP 15756884 A JP15756884 A JP 15756884A JP S6136302 A JPS6136302 A JP S6136302A
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- Japan
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- salt
- compound
- polymerizable compound
- group
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- Other Resins Obtained By Reactions Not Involving Carbon-To-Carbon Unsaturated Bonds (AREA)
- Epoxy Resins (AREA)
- Polymerisation Methods In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は光重合性組成物に関し、更に詳しくは、新規な
光重合触媒を含有することにより短時間で光硬化する光
重合性組成物に関する。
光重合触媒を含有することにより短時間で光硬化する光
重合性組成物に関する。
各種のカチオン重合性化合物、とりわけそれらの中でも
エポキシ樹脂はその粘着力、接着性、耐薬品性及び電気
絶縁性などの電気的特性に優れているので、塗装材料、
電気絶縁材料、各種積層材料、接着剤などの用途分野で
汎用されている。
エポキシ樹脂はその粘着力、接着性、耐薬品性及び電気
絶縁性などの電気的特性に優れているので、塗装材料、
電気絶縁材料、各種積層材料、接着剤などの用途分野で
汎用されている。
現在、これらの用途分野に使用されるエポキシ樹脂はそ
のほとんどが熱硬化性のものであるため、加熱処理を嫌
う製品への応用や連続加工を施す製品分野への応用には
有効に適合できないという問題がある。
のほとんどが熱硬化性のものであるため、加熱処理を嫌
う製品への応用や連続加工を施す製品分野への応用には
有効に適合できないという問題がある。
近年、この問題を解消するため、エポキシ樹脂に光触媒
として特殊な塩を配合し、ここに可視−紫外線域(通常
365r+s+付近の波長)の光を照射して該塩をカチ
オン重合開始剤としての酸に変換しエポキシ樹脂を光硬
化させるという方法が採用されるようになった。
として特殊な塩を配合し、ここに可視−紫外線域(通常
365r+s+付近の波長)の光を照射して該塩をカチ
オン重合開始剤としての酸に変換しエポキシ樹脂を光硬
化させるという方法が採用されるようになった。
このような光触媒としては、例えば、ジアゾニウム塩型
、芳香族ヨードニウム塩型、芳香族スルホニウム塩型、
芳香族アンモニウム塩型、ピリジウム塩型、チオピリリ
ウム塩型、ビリリウム塩型のものが知られている。これ
らの光触媒はいずれも、光照射を受けると塩の分解が起
り、その結果陰性基部分が例えばHBF& 、HBF4
のような強酸となってエポキシ樹脂(モノマー)を重合
させる。
、芳香族ヨードニウム塩型、芳香族スルホニウム塩型、
芳香族アンモニウム塩型、ピリジウム塩型、チオピリリ
ウム塩型、ビリリウム塩型のものが知られている。これ
らの光触媒はいずれも、光照射を受けると塩の分解が起
り、その結果陰性基部分が例えばHBF& 、HBF4
のような強酸となってエポキシ樹脂(モノマー)を重合
させる。
しかしながら、これらの光触媒の場合、光照射の際には
いずれもが強酸を生成するにもかかわらず、例えば他に
シリカ、アルミナのようなフィラーや二酸化チタン、カ
ドミウムレフトメディウムのような色素が共存している
と、エポキシ樹脂は充分に光硬化しない。とくに、塗膜
形成においてその膜厚が厚くなると光硬化が困難になる
。
いずれもが強酸を生成するにもかかわらず、例えば他に
シリカ、アルミナのようなフィラーや二酸化チタン、カ
ドミウムレフトメディウムのような色素が共存している
と、エポキシ樹脂は充分に光硬化しない。とくに、塗膜
形成においてその膜厚が厚くなると光硬化が困難になる
。
これは、照射された光エネルギーが共存するフィラー、
色素等に吸収されてしまい、光触媒の分解に活用される
べき光エネルギーが光触媒に充分に供給されないためで
あろうと考えられる。また、上記したような光触媒は、
その極大吸収波長が光硬化に常用する紫外線ランプの照
射波長域(365n11付近)よりも可成り短波長側に
位置しているので、該紫外線ランプの光の吸収効果が充
分とはいえないためであろうと推察できる。
色素等に吸収されてしまい、光触媒の分解に活用される
べき光エネルギーが光触媒に充分に供給されないためで
あろうと考えられる。また、上記したような光触媒は、
その極大吸収波長が光硬化に常用する紫外線ランプの照
射波長域(365n11付近)よりも可成り短波長側に
位置しているので、該紫外線ランプの光の吸収効果が充
分とはいえないためであろうと推察できる。
このため、これら触媒に各種の置換基を付加するなどの
手段により吸収波長をより長波長側に移行させる方法、
又はこれら触媒のスペクトル感度を特定の範囲に移行さ
せうる光増感剤を添加する方法などが試みられているが
、これらの方法はいずれも照射した光エネルギーを光触
媒の陽性基部分そのものの分解に活用することにはなっ
ていない。
手段により吸収波長をより長波長側に移行させる方法、
又はこれら触媒のスペクトル感度を特定の範囲に移行さ
せうる光増感剤を添加する方法などが試みられているが
、これらの方法はいずれも照射した光エネルギーを光触
媒の陽性基部分そのものの分解に活用することにはなっ
ていない。
本発明は、新規な光触媒を含有することにより、短時間
の光照射で硬化する光重合性組成物の提供を目的とする
。
の光照射で硬化する光重合性組成物の提供を目的とする
。
本発明者らは、フィラー、色素等が共存しているため光
触媒への供給光エネルギーが少なくなっても、有効に光
分解する光触媒に関し鋭意探索調査したところ、後述の
化合物はその目的に合致するとの事実を見出し、それを
光触媒とすることによって本発明の光重合性組成物を開
発するに致った。
触媒への供給光エネルギーが少なくなっても、有効に光
分解する光触媒に関し鋭意探索調査したところ、後述の
化合物はその目的に合致するとの事実を見出し、それを
光触媒とすることによって本発明の光重合性組成物を開
発するに致った。
すなわち、本発明の光重合性組成物は、カチオン重合性
化合物と; 有機金属化合物の陽性基及び13F4□、PF6゜S
b F6 、 A s F6−の群から選ばれるいずれ
か1種の陰性基から成る光分解性塩とを必須成分とする
ことを特徴とする。
化合物と; 有機金属化合物の陽性基及び13F4□、PF6゜S
b F6 、 A s F6−の群から選ばれるいずれ
か1種の陰性基から成る光分解性塩とを必須成分とする
ことを特徴とする。
本発明の組成物は、まず、カチオン重合性化合物がマト
リックスである。カチオン重合性化合物としては、例え
ば、エポキシ化合物;ビニル有機単量体、ビニル有機低
重合体、環状有機エーテル、環状有機エステル、環状有
機スルフィド、環状アミン、環状有機ケイ素化合物など
があげられる。
リックスである。カチオン重合性化合物としては、例え
ば、エポキシ化合物;ビニル有機単量体、ビニル有機低
重合体、環状有機エーテル、環状有機エステル、環状有
機スルフィド、環状アミン、環状有機ケイ素化合物など
があげられる。
これらのものはそれぞれ単独で用いてもよいし、2種以
上を適宜に混合して用いてもよい。
上を適宜に混合して用いてもよい。
これらカチオン重合性化合物のうち、エポキシ化合物は
好適なものである。エポキシ化合物としては、通常知ら
れているエポキシ樹脂であれば何であってもよく格別限
定されるものではない。例えば、ビスフェノールA型エ
ポキシ樹脂;ビスフェノールF型エポキシ樹脂;フェノ
ールノボラック型エポキシ樹脂;脂環式エポキシ樹脂;
トリグリシシールイソシアネートやヒダントインエポキ
シの如き含複素環エポキシ樹脂;水添ビスフェノールA
型エポキシ樹脂;プロピレングリコール−ジグリシジル
エーテルやペンタエリスリトール−ポリグリシジルエー
テルなどの脂肪族系エポキシ樹脂;芳香族、脂肪族もし
くは脂環式のカルボン酸とエピクロルヒドリンとの反応
によって得られるエポキシ樹脂;スピロ環含有エポキシ
樹脂;オルソ・アリル・フェノールノボラック化合物と
エピクロルヒドリンとの反応生成物であるグリシジルエ
ーテル型エポキシ樹脂;ビスフェノールAのそれぞれの
水酸基のオルソ位にアリル基を有するジアリルビスフェ
ノール化合物とエピクロルヒドリンとの反応生成物であ
るグリシジルエーテル型エポキシ樹脂などのいずれを用
いても差支えない。
好適なものである。エポキシ化合物としては、通常知ら
れているエポキシ樹脂であれば何であってもよく格別限
定されるものではない。例えば、ビスフェノールA型エ
ポキシ樹脂;ビスフェノールF型エポキシ樹脂;フェノ
ールノボラック型エポキシ樹脂;脂環式エポキシ樹脂;
トリグリシシールイソシアネートやヒダントインエポキ
シの如き含複素環エポキシ樹脂;水添ビスフェノールA
型エポキシ樹脂;プロピレングリコール−ジグリシジル
エーテルやペンタエリスリトール−ポリグリシジルエー
テルなどの脂肪族系エポキシ樹脂;芳香族、脂肪族もし
くは脂環式のカルボン酸とエピクロルヒドリンとの反応
によって得られるエポキシ樹脂;スピロ環含有エポキシ
樹脂;オルソ・アリル・フェノールノボラック化合物と
エピクロルヒドリンとの反応生成物であるグリシジルエ
ーテル型エポキシ樹脂;ビスフェノールAのそれぞれの
水酸基のオルソ位にアリル基を有するジアリルビスフェ
ノール化合物とエピクロルヒドリンとの反応生成物であ
るグリシジルエーテル型エポキシ樹脂などのいずれを用
いても差支えない。
本発明組成物の他の必須成分は、有機金属化合物の陽性
基及びBF4−、PFs、SbFら−、AsF「の群か
ら選ばれるいずれか1種の陰性基から成る光分解性塩で
ある。
基及びBF4−、PFs、SbFら−、AsF「の群か
ら選ばれるいずれか1種の陰性基から成る光分解性塩で
ある。
すなわち、その光分解性塩とは、次式:(式中、MはC
o、Feのいずれかを表わし、R1〜RIIは同じであ
っても異なっていてもよく、それぞれ、水素又は炭素数
1〜12のアルキル基を表わし;X−はBF4−、PF
6−、SbF6.AsF6−の少なくともいずれか1つ
を表わし;nは1〜3の整数を表わす) で示される。
o、Feのいずれかを表わし、R1〜RIIは同じであ
っても異なっていてもよく、それぞれ、水素又は炭素数
1〜12のアルキル基を表わし;X−はBF4−、PF
6−、SbF6.AsF6−の少なくともいずれか1つ
を表わし;nは1〜3の整数を表わす) で示される。
より具体的にその1例をあげれば、次式:%式%()
(式中、Xは上と同じ意味を有する)
で示される塩である。すなわち、ビス(η−シクロペン
タジェニル)コバルト(I[[)テトラフルオロホレー
ト、ビス(η−シクロペンタジェニル)コバルト(II
I)へキサフルオロホスフェート、ビス(η−シクロペ
ンタジェニル)コバルト(III)ヘキサフルオロアン
チモネート、ビス(η−シクロペンタジェニル)コバル
ト(III)ヘキサフルオロアルセネート、ビス(η−
へキサメチルベンゼン)コバルト (■)ビステトラフ
ルオロボレート。
タジェニル)コバルト(I[[)テトラフルオロホレー
ト、ビス(η−シクロペンタジェニル)コバルト(II
I)へキサフルオロホスフェート、ビス(η−シクロペ
ンタジェニル)コバルト(III)ヘキサフルオロアン
チモネート、ビス(η−シクロペンタジェニル)コバル
ト(III)ヘキサフルオロアルセネート、ビス(η−
へキサメチルベンゼン)コバルト (■)ビステトラフ
ルオロボレート。
ビス(η−へキサメチルベンゼン)コバルト(TJ)ビ
スへキサフルオロホスフェート、ビス(クーへキサメチ
ルベンゼン)コバルト(U)ビスヘキサフルオロアンチ
モネート、ビス(η−へキサメチルベンゼン)コバルト
(11)ビスへキサフルオロアルセネート、 (η−シ
クロペンタジェニル)(η−へキサメチルベンゼン)コ
バルト(III)ビステトラフルオロボレート、 (η
−シクロペンタジェニル)(η−へキサメチルベンゼン
)コバルト(III)ビスへキサフルオロホスフェート
、 (η−シクロペンタジェニル)(η−へキサメチル
ベンゼン)コバルト(I[l)ビスヘキサフルオロアン
チモネート、 (η−シクロペンタジェニル) (η−
へキサメチルベンゼン)コバルト(III)ビスへキサ
フルオロアルセネート、(η−シクロペンタジェニル)
(η−シクロへキサジェニル)コバルト(1)テトラフ
ルオロボレート、(η−シクロペンタジェニル)(η−
シクロヘキサジェニル)コバルト(III)へキサフル
オロホスフェート、(η−シクロペンタジェニル)(η
−シクロへキサジェニル)コバルト(Ill)ヘキサフ
ルオロアンチモネート、(η−シクロペンタジェニル)
(η−シクロへキサジェニル)コバルト(Ill)ヘ
キサフルオロアルセネート、ビス(η−シクロペンタジ
ェ=ル) 鉄(I[l)テトラフルオロボレート ビス
(η−シクロペンタジェニル)鉄(III)へキサフル
オロホスフェート、ビス(η−シクロペンタジェニル)
鉄(III)ヘキサフルオロアンチモネート。
スへキサフルオロホスフェート、ビス(クーへキサメチ
ルベンゼン)コバルト(U)ビスヘキサフルオロアンチ
モネート、ビス(η−へキサメチルベンゼン)コバルト
(11)ビスへキサフルオロアルセネート、 (η−シ
クロペンタジェニル)(η−へキサメチルベンゼン)コ
バルト(III)ビステトラフルオロボレート、 (η
−シクロペンタジェニル)(η−へキサメチルベンゼン
)コバルト(III)ビスへキサフルオロホスフェート
、 (η−シクロペンタジェニル)(η−へキサメチル
ベンゼン)コバルト(I[l)ビスヘキサフルオロアン
チモネート、 (η−シクロペンタジェニル) (η−
へキサメチルベンゼン)コバルト(III)ビスへキサ
フルオロアルセネート、(η−シクロペンタジェニル)
(η−シクロへキサジェニル)コバルト(1)テトラフ
ルオロボレート、(η−シクロペンタジェニル)(η−
シクロヘキサジェニル)コバルト(III)へキサフル
オロホスフェート、(η−シクロペンタジェニル)(η
−シクロへキサジェニル)コバルト(Ill)ヘキサフ
ルオロアンチモネート、(η−シクロペンタジェニル)
(η−シクロへキサジェニル)コバルト(Ill)ヘ
キサフルオロアルセネート、ビス(η−シクロペンタジ
ェ=ル) 鉄(I[l)テトラフルオロボレート ビス
(η−シクロペンタジェニル)鉄(III)へキサフル
オロホスフェート、ビス(η−シクロペンタジェニル)
鉄(III)ヘキサフルオロアンチモネート。
ビス(η−シクロペンタジェニル)鉄(III)ヘキサ
フルオロアルセネート、ビス(η−へキサメチルベンゼ
ン)鉄(It)ビステトラフルオロボレート、ヒス(η
−へキサメチルベンゼン)鉄(n)ビスへキサフルオロ
ホスフェート、ビス(η−へキサメチルベンゼン)鉄(
It)ビスヘキサフルオロアンチモネート、ビス(η−
へキサメチルベンゼン)鉄(II)ビスへキサフルオロ
アルセネート。
フルオロアルセネート、ビス(η−へキサメチルベンゼ
ン)鉄(It)ビステトラフルオロボレート、ヒス(η
−へキサメチルベンゼン)鉄(n)ビスへキサフルオロ
ホスフェート、ビス(η−へキサメチルベンゼン)鉄(
It)ビスヘキサフルオロアンチモネート、ビス(η−
へキサメチルベンゼン)鉄(II)ビスへキサフルオロ
アルセネート。
(η−シクロペンタジェニル)(η−ヘキサメチルベン
ゼン)鉄(III)ビステトラフルオロボレート、(η
−シクロペンタジェニル)(η−ヘキサメチルベンゼン
)鉄(Ill)ビスへキサフルオロホスフェート (η
−シクロペンタジェニル)(η−へキサメチルベンゼン
)鉄(III)ビスヘキサフルオロアンチモネート、
(η−シクロペンタジェニル)(η−へキサメチルベン
ゼン) i (III)ビスヘキサフルオロアセチネー
ト等があげられる。
ゼン)鉄(III)ビステトラフルオロボレート、(η
−シクロペンタジェニル)(η−ヘキサメチルベンゼン
)鉄(Ill)ビスへキサフルオロホスフェート (η
−シクロペンタジェニル)(η−へキサメチルベンゼン
)鉄(III)ビスヘキサフルオロアンチモネート、
(η−シクロペンタジェニル)(η−へキサメチルベン
ゼン) i (III)ビスヘキサフルオロアセチネー
ト等があげられる。
これらの塩はそれぞれ単独で用いてもよいし、また2種
以上を適宜に混合して用いてもよい。これらの塩は、用
いるカチオン重合性化合物の種類によっては、その相溶
性を高めるために、これら塩のシクロペンタジェン環5
ベンゼン環、シクロヘキサジエン環などに新たにアルキ
ル基を導入すること、更には、既に存在しているアルキ
ル基を鎖長の長いアルキル基に置換することも可能であ
る。
以上を適宜に混合して用いてもよい。これらの塩は、用
いるカチオン重合性化合物の種類によっては、その相溶
性を高めるために、これら塩のシクロペンタジェン環5
ベンゼン環、シクロヘキサジエン環などに新たにアルキ
ル基を導入すること、更には、既に存在しているアルキ
ル基を鎖長の長いアルキル基に置換することも可能であ
る。
これらの塩は、その極大吸収波長が従来知られているも
のに比べて長波長側に位置し常用の紫外線ランプの照射
波長領域に接近している。そのため、これらの塩は紫外
線ランプから照射された光を効率よく吸収して光分解す
ることができる。
のに比べて長波長側に位置し常用の紫外線ランプの照射
波長領域に接近している。そのため、これらの塩は紫外
線ランプから照射された光を効率よく吸収して光分解す
ることができる。
この光分解の機構は、陽性基部分の中心金属が光還元を
受けることにより、塩が分解し強酸を発生するものと考
えられる。例えば次のような過程を経て強酸を発生する
ものと推考される。
受けることにより、塩が分解し強酸を発生するものと考
えられる。例えば次のような過程を経て強酸を発生する
ものと推考される。
PN s
すなわち、上記例の場合、塩の中心金属であるCo(I
I)が光照射によりCo (II)に還元され、塩は分
解しそれに伴なって酸を発生するものと推考される。
I)が光照射によりCo (II)に還元され、塩は分
解しそれに伴なって酸を発生するものと推考される。
本発明にかかるこの光触媒は、マトリックスであるカチ
オン重合性化合物100重量部に対し、0.5〜8重量
部配合される。0.5重量部より少ない場合には光触媒
としての効果が有効に発揮されず、8重量部より多くな
ると、組成物の腐食性が増し、導電性も増大するととも
に、そもそも全体のコストが上昇するので好ましくない
。
オン重合性化合物100重量部に対し、0.5〜8重量
部配合される。0.5重量部より少ない場合には光触媒
としての効果が有効に発揮されず、8重量部より多くな
ると、組成物の腐食性が増し、導電性も増大するととも
に、そもそも全体のコストが上昇するので好ましくない
。
本発明組成物は以上の2成分を必須成分とするが、必要
に応じては次のような添加剤を配合してもよい。
に応じては次のような添加剤を配合してもよい。
歪み解消のためのシリカ、アルミナ、炭酸カルシウム、
タルク、マイカ、アスベスト、ガラス細片のような無機
フィラー;ぬれ性を向上するための高級アルコール、ア
ルキルフェノールリン酸エステル塩、含フッ素系界面活
性剤、高級アミン脂肪酸塩のようなレベリング剤;接着
性を高めるためのシランカップリング剤、リン酸系カッ
プリング剤のようなカップリング剤;二酸化チタン、カ
ドミウムレッドメディウム、ナショナルファーストレッ
ドのような色素などである。
タルク、マイカ、アスベスト、ガラス細片のような無機
フィラー;ぬれ性を向上するための高級アルコール、ア
ルキルフェノールリン酸エステル塩、含フッ素系界面活
性剤、高級アミン脂肪酸塩のようなレベリング剤;接着
性を高めるためのシランカップリング剤、リン酸系カッ
プリング剤のようなカップリング剤;二酸化チタン、カ
ドミウムレッドメディウム、ナショナルファーストレッ
ドのような色素などである。
本発明の組成物は、以上のような各成分を常法により配
合して容易に調製することができる。また、短波長の光
を当てない限り室温で長時間貯蔵することができる。
合して容易に調製することができる。また、短波長の光
を当てない限り室温で長時間貯蔵することができる。
(発明の実施例)
実施例1〜17
カチオン重合性化合物として、A:ビスフェノールAグ
リシジルエーテルをベースとするエポキシ樹脂(シェル
社製、商品名EP828) 、B:脂環式エポキシ樹脂
(ダイセル社製、商品名上ロキサイド2021)を用意
した。
リシジルエーテルをベースとするエポキシ樹脂(シェル
社製、商品名EP828) 、B:脂環式エポキシ樹脂
(ダイセル社製、商品名上ロキサイド2021)を用意
した。
これら100重量部に、第1表に示した光触媒を表示の
割合で配合して各種の樹脂組成物を調製した。
割合で配合して各種の樹脂組成物を調製した。
各組成物をアルミ板の上に厚み10〜30μ■塗布し、
30W/cI11の紫外線ランプを3機備えた光照射装
置の中を通過させた。光硬化した塗膜の鉛筆硬度を調べ
た。このとき、塗膜の硬度がHに達するまでに必要な照
射時間を測り、それを第1表に一括して示した。
30W/cI11の紫外線ランプを3機備えた光照射装
置の中を通過させた。光硬化した塗膜の鉛筆硬度を調べ
た。このとき、塗膜の硬度がHに達するまでに必要な照
射時間を測り、それを第1表に一括して示した。
第1表
”(HO−6−)3・SbF、’−
〔発明の効果〕
本発明の光重合性組成物は、通常の紫外線ランプを用い
た光硬化において、その硬化速度が非常に大きい(硬化
時間が短い)。そして、紫外線を効率よく吸収するので
、照射エネルギーの節約に資する。
た光硬化において、その硬化速度が非常に大きい(硬化
時間が短い)。そして、紫外線を効率よく吸収するので
、照射エネルギーの節約に資する。
本発明の組成物は、金属、紙、木材、ガラス、プラスチ
ックなどの基材表面の保護、装飾に用いることができ、
また熱処理を嫌う製品を短時間で接着させるときの接着
剤として有用である。更には、印刷インキの硬化、積層
品、印刷板の構造にも適用できる。
ックなどの基材表面の保護、装飾に用いることができ、
また熱処理を嫌う製品を短時間で接着させるときの接着
剤として有用である。更には、印刷インキの硬化、積層
品、印刷板の構造にも適用できる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、カチオン重合性化合物と; 有機金属化合物の陽性基及びBF_4^、PF_6^−
、SbF_6^−、AsF_6^−の群から選ばれるい
ずれか1種の陰性基から成る光分解性塩とを必須成分と
することを特徴とする光重合性組成物。 2、カチオン重合性化合物と; 有機金属化合物の陽性基及びBF_4^−、PF_6^
−、SbF_6^−、ASF_6^−の群から選ばれる
いずれか1種の陰性基から成る光分解性塩とを必須成分
とし、更に必要に応じて各種添加剤を含有している特許
請求の範囲第1項記載の光重合性組成物。 3、該カチオン重合性化合物がエポキシ化合物である特
許請求の範囲第1項記載の光重合性組成物。 4、該光分解性塩が、次式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、MはCo、Feのいずれかを表わし;R^1〜
R^1^2は同じであっても異なっていてもよく、それ
ぞれ、水素又は炭素数1〜12のアルキル基を表わし;
X^−はBF_4^−、PF_6^−、SbF_6^−
、AsF_6^−の少なくともいずれか1つを表わし;
nは1〜3の整数を表わす) で示される塩である特許請求の範囲第1項又は第2項に
記載の光重合性組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15756884A JPS6136302A (ja) | 1984-07-30 | 1984-07-30 | 光重合性組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15756884A JPS6136302A (ja) | 1984-07-30 | 1984-07-30 | 光重合性組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6136302A true JPS6136302A (ja) | 1986-02-21 |
Family
ID=15652527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15756884A Pending JPS6136302A (ja) | 1984-07-30 | 1984-07-30 | 光重合性組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPS6136302A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0238480A (ja) * | 1988-07-28 | 1990-02-07 | Fsk Corp | 光硬化型接着剤形成用組成物およぴ接着剤組成物 |
WO2000040635A1 (en) * | 1998-12-31 | 2000-07-13 | 3M Innovative Properties Company | Photo-polymerizable compositions and articles made therefrom |
US6265459B1 (en) | 1998-12-31 | 2001-07-24 | 3M Innovative Properties Company | Accelerators useful for energy polymerizable compositions |
US6482868B1 (en) | 1998-12-31 | 2002-11-19 | 3M Innovative Properties Company | Accelerators useful for energy polymerizable compositions |
US6635689B1 (en) | 2000-06-26 | 2003-10-21 | 3M Innovative Properties Company | Accelerators for cationic polymerization catalyzed by iron-based catalysts |
-
1984
- 1984-07-30 JP JP15756884A patent/JPS6136302A/ja active Pending
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