JPS6135872Y2 - - Google Patents

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JPS6135872Y2
JPS6135872Y2 JP1981115286U JP11528681U JPS6135872Y2 JP S6135872 Y2 JPS6135872 Y2 JP S6135872Y2 JP 1981115286 U JP1981115286 U JP 1981115286U JP 11528681 U JP11528681 U JP 11528681U JP S6135872 Y2 JPS6135872 Y2 JP S6135872Y2
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JP
Japan
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nozzle
flow path
fluid outlet
guide wall
negative pressure
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JP1981115286U
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JPS5820839U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、空気調和装置における流体吹出口構
造に関する。
一般に空気調和装置を装備した車両等にあつて
は、例えばNISSANサービ周報昭和52年8月第
340号(SK−1)スカイラインの第338頁乃至第
361頁に示されるものがあり、また第1図に示す
ように空気調和装置で形成した温調空気を車室内
に導くために、インストルメント1の前面適宜位
置に複数個の流体吹出口Fが開設されている。
これらの流体吹出口Fとしては、例えば第2図
に示すように、左右方向に吹出風偏向用のルーバ
2を複数段に連結して設けたものがある。このよ
うな構造からなる流体吹出口Fからは、流体吹出
口Fの前面略中央部に設けられた操作ツマミ3を
左右方向に操作し、ルーバ2全体を左右方向に所
定の角度に傾斜させることによつて所望の左右方
向の偏向流を得ることができ、又操作ツマミ3を
上下方向に操作し、流体吹出口Fを構成する外枠
4全体を上下方向に適宜に傾斜させることによつ
て所望の上下方向の偏向流を得ることができる
他、更に操作ツマミ3を左右及び上下方向に適宜
に操作することによつて流体吹出口Fから斜め方
向の偏向流を得ることもできる。
しかしながら、このような従来の流体吹出口構
造にあつては、適宜方向の偏向流を得るために操
作ツマミ3を左右方向及び/又は上下方向に操作
してルーバ2や流体吹出口Fの外枠4を適宜の角
度に調整しなければならないので、角度調整のた
めの操作が面倒である等の問題があつた。
本考案は上記の観点に立つてなされたものであ
り、その目的とするところは、流路方向と直交す
る支切壁に孔状のノズルを形成し、このノズルの
下流側にあつて流路面積を漸次拡開する案内壁を
ノズルの周囲にらつば状に設け、ノズル周縁の支
切壁と案内壁との間に負圧域を形成すると共に、
前記ノズルの略中心線上に回転可能な枢軸を設
け、この枢軸に偏向板を流路方向に対して傾斜さ
せて取付けることによつて、所望の吹出流を容易
に得ることができるようにした流体吹出口構造を
提供するものである。
以下添付図面に示す実施例に基いて本考案を詳
細に説明する。
第3図乃至第6図は本考案に係る流体吹出口構
造の一実施例を示したものである。この実施例に
おいて、運転席前方のインストルメント1に形成
された流体吹出口には、第3図に示すように外枠
が略八角柱に形成され、かつ前方開口部分が末広
がりに形成された流体吹出ユニツト5が嵌合され
る。この流体吹出ユニツト5は、外枠が幅広外壁
6と幅狭外壁7とが交互に配置されて組み立てら
れたものであり、幅広外壁6同志、及び幅狭外壁
7同志が互いに対向した位置に設けられている。
また、外枠の前後には開口が形成されており、後
部開口近傍には、中心部に流体吹出量を制御する
ための円孔状のノズル9が形成された仕切壁8が
設けられている。更にノズル9から前部開口にか
けては流路面積を漸次拡開する案内壁10,11
がノズル9の周囲にらつぱ状に設けられており、
ノズル9と、案内壁10,11によつて囲まれた
空間部とによつて末広がりの吹出流路12が形成
される。案内壁10,11は、第4図に示すよう
に、幅広外壁6の内側に形成される略矩形状の1
0a,10b,10c,10dと、幅狭外壁7の
内側に形成される略三角形状の案内壁11a,1
1b,11c,11dとで構成されている。又、
第4図乃至第6図に示すように、ノズル9の周縁
と案内壁10a,10b,10c,10d、及び
案内壁11a,11b,11c,11dとの間に
は流体の案内壁への偏向動作を確保する負圧域が
形成される。ノズル9の周縁と案内壁10a,1
0b,10c,10dとの間に形成される負圧域
は、第6図に示すように、案内壁10a,10
b,10c,10dの下端面と仕切壁8との間に
夫々構成された負圧制御室13によつて形成さ
れ、又案内壁11a,11b,11c,11dと
の間に形成される負圧域は、第4図及び第5図に
示すように、案内壁11a,11b,11c,1
1dの下端からノズル9の周縁に張り出した略三
角形状のノズル壁20a,20b,20c,20
dによつて該ノズル壁20a,20b,20c,
20dの下流側空間部に形成される。更に、後部
開口には、対向する位置にある幅狭外壁7,7間
に保持軸14が架け渡されており、この保持軸1
4の略中央位置には流路方向に嵌合穴16が形成
された軸受部材15が設けられている。
一方、前記外枠に形成された流体通路12内に
は、流体を偏向させるための枢軸18および偏向
板17が設けられる。枢軸18は前記ノズル9の
中心線上に配置され、後端部が軸受部材15の嵌
合穴16に回転可能に嵌合されている。また、偏
向板17は半円板状部材からなり、半円切断面を
前部開口側に向け、かつ流路方向に対し傾斜した
状態で枢軸18の中間部に固定されている。従つ
て、枢軸18の先端部に取り付けた操作ツマミ1
9を回転操作することによつて枢軸18が回転
し、同時に偏向板17も回転して偏向方向を変え
ることができる。
このように構成される流体吹出ユニツト5の外
枠を例えば第7図に示すような状態で流体吹出口
Fに装備した場合について説明すると、操作ツマ
ミ19を操作して枢軸18を回転し、偏向板17
を図示のように案内壁11aに対向させた偏向位
置にセツトした場合、流体吹出ユニツト5内に導
入された流体は仕切壁8のノズル9を通過すると
きに、偏向板17の傾斜面に沿つて右側に偏向し
て流れるが、更に第8図に示すように案内壁11
aとの間隙における偏向流の巻込み現象によつ
て、ノズル壁20aの下流側に負圧域が生じ、そ
の負圧作用によつて偏向流は更に案内壁11aに
引き寄せられるため、右側に大きく偏向する。従
つて、流体吹出口Fから吹き出される吹出流は、
略第7図に示したように扇形状の範囲内で流れ、
右横方向及び右斜め上下方向に流れる偏向流とし
て得られる。
第9図は、偏向板17を前述の位置から45゜上
方向に回転し、案内壁10aに対向させたもので
ある。この場合には、偏向板17に沿つて流れる
偏向流は、案内壁10a側偏向するが、更に案内
壁10aとの間隙における偏向流の巻き込み現象
によつて案内壁10aの負圧制御室13に負圧域
が生じ、その負圧作用によつて案内壁10aに引
き寄せられるため右斜め上方に大きく偏向して吹
き出され、また、第9図に扇形状の範囲で示した
ように一部が案内壁11a,11dに沿つて右横
方向及び上方向にも吹き出される。このように操
作ツマミ19で偏向板17を回転させることによ
つて所望方向の偏向流を得ることができる。偏向
流の吹き出し角度は偏向板の取付傾斜角度を適宜
変えることによつて調整することができる。
尚、本実施例では、流体吹出ユニツトを八角形
状に形成した例について説明したが、本考案では
八角形状に限定されず、少なくとも左右及び上下
方向に拡開する案内壁により形成される流体通路
を有していればよい。又、上記実施例では、ツマ
ミの手動操作により偏向板を回転させる手段につ
いて説明したが、モータ、又は電磁石等を用いて
偏向板を回転させてもよい。
以上説明したように、本考案に係る流体吹出口
構造によれば、流路方向と直交する支切壁に孔状
のノズルを形成し、このノズルの下流側にあつて
流路面積を漸次拡間する案内壁をノズルの周囲に
らつば状に設け、ノズル周縁の支切壁と案内壁と
の間に負圧域を形成すると共に、前記ノズルの略
中心線上に回転可能な枢軸を設け、この枢軸に偏
向板を流路方向に対して傾斜させて取付けたから
ノズルを通過する吹出流は偏向板の偏向作用と負
圧域における負圧作用とによつて案内壁に沿つて
大きく偏向するため、広い範囲で偏向流を得るこ
とができ、温度により快適にすることができる。
又、このような偏向流は偏向板を適宜回転させる
だけで所望方向に得られ、かつ偏向板の回転調整
は枢軸を回転操作するだけで行なえるので、従来
の偏向流調整手段に比べて容易に調整できる等の
効果を奏する。
また本考案に係る流体吹出口構造は、車室内の
温調に限らず、ビル内の温調又は一般家屋の温調
にも適用できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は車両におけるインストルメントの流体
吹出口を示す斜視図、第2図は従来の流体吹出口
構造の一例を示す正面図、第3図は本考案に係る
流体吹出口構造の一例を示す分解斜視図、第4図
は流体吹出口構造の正面図、第5図は第4図の
−線断面図、第6図は第4図の−線断面
図、第7図は流体吹出流の一態様を示した正面説
明図、第8図は第7図の−線断面図、第9図
は流体吹出流の他の態様を示した正面説明図であ
る。 9……ノズル、10,11……案内壁、12…
…吹出流路、17……偏向板、18……枢軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 流路方向と直交する支切壁に孔状のノズルを形
    成し、このノズルの下流側にあつて流路面積を漸
    次拡開する案内壁をノズルの周囲にらつぱ状に設
    け、ノズル周縁の支切壁と案内壁との間に負圧域
    を形成すると共に、前記ノズルの略中心線上に回
    転可能な枢軸を設け、この枢軸に偏向板を流路方
    向に対して傾斜させて取付けたことを特徴とする
    流体吹出口構造。
JP11528681U 1981-08-04 1981-08-04 流体吹出口構造 Granted JPS5820839U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11528681U JPS5820839U (ja) 1981-08-04 1981-08-04 流体吹出口構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11528681U JPS5820839U (ja) 1981-08-04 1981-08-04 流体吹出口構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5820839U JPS5820839U (ja) 1983-02-08
JPS6135872Y2 true JPS6135872Y2 (ja) 1986-10-18

Family

ID=29909553

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11528681U Granted JPS5820839U (ja) 1981-08-04 1981-08-04 流体吹出口構造

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JP (1) JPS5820839U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5467862A (en) * 1977-11-11 1979-05-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd Controller of direction of stream

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5467862A (en) * 1977-11-11 1979-05-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd Controller of direction of stream

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Publication number Publication date
JPS5820839U (ja) 1983-02-08

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