JPS6135157B2 - - Google Patents
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- JPS6135157B2 JPS6135157B2 JP10658077A JP10658077A JPS6135157B2 JP S6135157 B2 JPS6135157 B2 JP S6135157B2 JP 10658077 A JP10658077 A JP 10658077A JP 10658077 A JP10658077 A JP 10658077A JP S6135157 B2 JPS6135157 B2 JP S6135157B2
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Landscapes
- Mirrors, Picture Frames, Photograph Stands, And Related Fastening Devices (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は彫刻により成形された無機材料物品お
よび、その製造方法に関するものであり、更に詳
しく述べるならば、手工彫刻により成形された、
不燃性、低比重の、無機材料工芸物品、および、
その製造方法に関するものである。
よび、その製造方法に関するものであり、更に詳
しく述べるならば、手工彫刻により成形された、
不燃性、低比重の、無機材料工芸物品、および、
その製造方法に関するものである。
学校教材又は、手工工芸用として、彫刻用無機
材料素材としては、従来、素焼板などが知られて
いる。しかし、従来の素焼板は、比重が大で、破
損し易く、彫刻が容易でなく、また、釉薬塗布後
の焼成において、収縮率が大きいため変形又は破
損し易く、かつ、焼成に長時間を要するなどの欠
点があるため、一般に広く利用されていない。
材料素材としては、従来、素焼板などが知られて
いる。しかし、従来の素焼板は、比重が大で、破
損し易く、彫刻が容易でなく、また、釉薬塗布後
の焼成において、収縮率が大きいため変形又は破
損し易く、かつ、焼成に長時間を要するなどの欠
点があるため、一般に広く利用されていない。
本発明の目的は、従来の彫刻用無機材料素材の
上記欠点を解消し、彫刻が容易で、軽く、破損し
にくく、かつ釉薬塗布後の焼成の容易な無機材料
素材から得られた彫刻成形物品、および、その製
造方法を提供することにある。
上記欠点を解消し、彫刻が容易で、軽く、破損し
にくく、かつ釉薬塗布後の焼成の容易な無機材料
素材から得られた彫刻成形物品、および、その製
造方法を提供することにある。
本発明の彫刻成形された無機材料物品は、所望
形状に成形され、かつ、表面の少なくとも一部に
彫刻が施されている焼結成形基材層と、この成形
基材層の少なくとも彫刻面上に形成され、かつ焼
成された釉薬層とを有する無機材料物品におい
て、前記焼結成形基材層が、少なくとも(1)硅酸ソ
ーダと、(2)無定形シリカとアルミナと燐酸とおよ
び硫黄末との混合物からなる、前記硅酸ソーダを
水不溶性化するための添加剤と、(3)発泡無機材料
と、を含み、前記硅酸ソーダと、前記水溶化添加
剤との重量比が50:1ないし1:1の範囲内にあ
り、かつ、前記硅酸ソーダと前記水不溶性化添加
剤との合計重量と、前記発泡無機材料の重量との
比が1:4ないし3:1の範囲内にある混合物の
焼結多孔質化された成形物であることを特徴とす
るものである。
形状に成形され、かつ、表面の少なくとも一部に
彫刻が施されている焼結成形基材層と、この成形
基材層の少なくとも彫刻面上に形成され、かつ焼
成された釉薬層とを有する無機材料物品におい
て、前記焼結成形基材層が、少なくとも(1)硅酸ソ
ーダと、(2)無定形シリカとアルミナと燐酸とおよ
び硫黄末との混合物からなる、前記硅酸ソーダを
水不溶性化するための添加剤と、(3)発泡無機材料
と、を含み、前記硅酸ソーダと、前記水溶化添加
剤との重量比が50:1ないし1:1の範囲内にあ
り、かつ、前記硅酸ソーダと前記水不溶性化添加
剤との合計重量と、前記発泡無機材料の重量との
比が1:4ないし3:1の範囲内にある混合物の
焼結多孔質化された成形物であることを特徴とす
るものである。
上記本発明の彫刻成形された無機材料物品は、
本発明方法によつて製造されるものである。本発
明方法は、少なくとも(1)硅酸ソーダと、(2)無定形
シリカと、アルミナと、燐酸と、硫黄末との混合
物からなる、前記硅酸ソーダを水不溶性化するた
めの添加剤と、(3)発泡無機材料と、を含み、前記
硅酸ソーダと前記水溶化添加剤との重量比が50:
1ないし1:1の範囲内にあり、かつ、前記硅酸
ソーダと前記水不溶性化添加剤との合計重量と前
記発泡無機材料の重量との比が1:4ないし3:
1の範囲内にある混合物を混練し、得られた混練
物を所望の形状に成形し、得られた成形物を300
℃ないし1000℃の温度で焼結多孔質化し、得られ
た焼結多孔質成形物の表面の少なくとも一部に彫
刻により所望の成形を施し、前記焼結多孔質成形
物の少なくとも前記彫刻面に釉薬を施し、次にこ
れを500ないし1300℃の温度で焼成することを含
むものである。
本発明方法によつて製造されるものである。本発
明方法は、少なくとも(1)硅酸ソーダと、(2)無定形
シリカと、アルミナと、燐酸と、硫黄末との混合
物からなる、前記硅酸ソーダを水不溶性化するた
めの添加剤と、(3)発泡無機材料と、を含み、前記
硅酸ソーダと前記水溶化添加剤との重量比が50:
1ないし1:1の範囲内にあり、かつ、前記硅酸
ソーダと前記水不溶性化添加剤との合計重量と前
記発泡無機材料の重量との比が1:4ないし3:
1の範囲内にある混合物を混練し、得られた混練
物を所望の形状に成形し、得られた成形物を300
℃ないし1000℃の温度で焼結多孔質化し、得られ
た焼結多孔質成形物の表面の少なくとも一部に彫
刻により所望の成形を施し、前記焼結多孔質成形
物の少なくとも前記彫刻面に釉薬を施し、次にこ
れを500ないし1300℃の温度で焼成することを含
むものである。
本発明に用いられる硅酸ソーダは、一般に市販
されているものでよく、従つて、硅酸ソーダ2又
は3号を本発明に使用することができる。
されているものでよく、従つて、硅酸ソーダ2又
は3号を本発明に使用することができる。
本発明に用いられる添加剤は、基材層の焼成温
度において、硅酸ソーダを水不溶性化することの
できる物質であつて、無定形シリカと、アルミナ
と、燐酸と、および硫黄末との混合物からなるも
のである。これらの成分の混合比としては、無定
形シリカ1重量部に対し、アルミニウム、燐酸お
よび硫黄末をそれぞれ0.5〜1.5重量部の範囲内の
量で使用することが好ましい。
度において、硅酸ソーダを水不溶性化することの
できる物質であつて、無定形シリカと、アルミナ
と、燐酸と、および硫黄末との混合物からなるも
のである。これらの成分の混合比としては、無定
形シリカ1重量部に対し、アルミニウム、燐酸お
よび硫黄末をそれぞれ0.5〜1.5重量部の範囲内の
量で使用することが好ましい。
硅酸ソーダと、その水不溶化添加剤とは、発泡
無機材料に対する結合マトリツクスを形成し、こ
れを加熱焼成すると、焼結多孔質化する。
無機材料に対する結合マトリツクスを形成し、こ
れを加熱焼成すると、焼結多孔質化する。
このため、本発明の焼結成形基材層において
は、多孔質な発泡無機材料が多孔質結合マトリツ
クス中に分散しており、焼結成形体全体が多孔質
となる。従つて本発明の焼結成形基材層は木質の
ように彫刻が容易で、軽量であり、しかも強度が
すぐれている。更に、釉薬層の焼成温度にも十分
耐え、寸法や形状にくるいを生ずることがない。
は、多孔質な発泡無機材料が多孔質結合マトリツ
クス中に分散しており、焼結成形体全体が多孔質
となる。従つて本発明の焼結成形基材層は木質の
ように彫刻が容易で、軽量であり、しかも強度が
すぐれている。更に、釉薬層の焼成温度にも十分
耐え、寸法や形状にくるいを生ずることがない。
本発明に用いられる発泡無機材料は、成形基材
層の焼成温度において、硅酸ソーダおよび添加剤
とともに多孔性材料を形成し得る材料であつて、
バーミキユライト、パーライト、シラスバルー
ン、アルミナパルプ、カナマイト、アーモスフエ
ア、シリカバルーン、ダイヤバルーン、マイクロ
バルーン、およびガラスマイクロバルーンからな
る群から選ばれた少なくとも1種を用いることが
できる。
層の焼成温度において、硅酸ソーダおよび添加剤
とともに多孔性材料を形成し得る材料であつて、
バーミキユライト、パーライト、シラスバルー
ン、アルミナパルプ、カナマイト、アーモスフエ
ア、シリカバルーン、ダイヤバルーン、マイクロ
バルーン、およびガラスマイクロバルーンからな
る群から選ばれた少なくとも1種を用いることが
できる。
前記硅酸ソーダと、前記水不溶化添加剤との重
量比は、50:1ないし1:1の範囲内に設定され
る。
量比は、50:1ないし1:1の範囲内に設定され
る。
また、前記硅酸ソーダと前記水不溶化添加剤と
の合計重量と、前記発泡無機材料重量比も、1:
4ないし3:1の範囲内に定められる。
の合計重量と、前記発泡無機材料重量比も、1:
4ないし3:1の範囲内に定められる。
硅酸ソーダ、水不溶化添加剤および発泡無機材
料は、従来慣用の方法および装置を用いて均一に
混練される。このとき、まず、硅酸ソーダと発泡
無機材料とをよく混和し、この混合物に水不溶化
添加剤を徐々に添加して均一に混和することが好
ましい。
料は、従来慣用の方法および装置を用いて均一に
混練される。このとき、まず、硅酸ソーダと発泡
無機材料とをよく混和し、この混合物に水不溶化
添加剤を徐々に添加して均一に混和することが好
ましい。
得られた混練物を、所望の形状、寸法に成形す
る。このときの成形装置および方法は、従来慣用
のいかなるものを用いてもよい。例えば、上記混
合物を成形金型に装入し、加圧(必要あれば加熱
を併用する)を行つて所望の形状の素材を得るこ
とができる。たとえば、上記加圧加熱のために、
80ないし300℃の温度、および1ないし50Kg/cm2
の圧力のホツトプレスを用いてもよい。
る。このときの成形装置および方法は、従来慣用
のいかなるものを用いてもよい。例えば、上記混
合物を成形金型に装入し、加圧(必要あれば加熱
を併用する)を行つて所望の形状の素材を得るこ
とができる。たとえば、上記加圧加熱のために、
80ないし300℃の温度、および1ないし50Kg/cm2
の圧力のホツトプレスを用いてもよい。
上記の工程により、所望の形状を有し、低比重
の成形素材が得られる。更にこの成形素材を300
℃〜1000℃、好ましくは750〜850℃の温度で6〜
7分間焼成すると、混合物成分の分子間に結合を
生じ、寸法安定で、水不溶性化され、強度の高
い、焼結多孔質成形基材が得られる。
の成形素材が得られる。更にこの成形素材を300
℃〜1000℃、好ましくは750〜850℃の温度で6〜
7分間焼成すると、混合物成分の分子間に結合を
生じ、寸法安定で、水不溶性化され、強度の高
い、焼結多孔質成形基材が得られる。
上記成形基材に対し、所望の彫刻を施す。彫刻
は手工によるものであつてもよいし、機械彫刻で
あつてもよい。上記成形基材は、従来素焼板等に
くらべて、任意の寸法(特に大寸法)のものが容
易に得られ、かつ、軟質であるので、従来慣用の
彫刻刀を用いて木材よりも容易に彫刻が可能であ
り、しかも、もろさが少ないので、極めて細い線
でも彫刻することができる。
は手工によるものであつてもよいし、機械彫刻で
あつてもよい。上記成形基材は、従来素焼板等に
くらべて、任意の寸法(特に大寸法)のものが容
易に得られ、かつ、軟質であるので、従来慣用の
彫刻刀を用いて木材よりも容易に彫刻が可能であ
り、しかも、もろさが少ないので、極めて細い線
でも彫刻することができる。
得られた焼成基材の少なくとも彫刻面に釉薬を
塗布し、乾燥後500ないし1300℃の温度で1分間
以上焼成する。これによつて比重が0.3ないし
1.00であり、美麗な彫刻表面を有する不燃性の無
機材料工芸物品が得られる。
塗布し、乾燥後500ないし1300℃の温度で1分間
以上焼成する。これによつて比重が0.3ないし
1.00であり、美麗な彫刻表面を有する不燃性の無
機材料工芸物品が得られる。
上記物品の種類用途には限定がなく、例えば壁
飾り、ネームプレート、ペンダント、額縁、時計
文字盤、モザイク画、飾り皿、鏡枠、物敷、ペン
立て、陶板、ブロツク、箱、カレンダー板、帖
挿、温度計台、コースター、箸置き、人形、灰
皿、耐熱用台板、すだれ用小片、テーブル用タイ
ル、木箱用タイル、ランプスタンドなどに用いる
ことができる。
飾り、ネームプレート、ペンダント、額縁、時計
文字盤、モザイク画、飾り皿、鏡枠、物敷、ペン
立て、陶板、ブロツク、箱、カレンダー板、帖
挿、温度計台、コースター、箸置き、人形、灰
皿、耐熱用台板、すだれ用小片、テーブル用タイ
ル、木箱用タイル、ランプスタンドなどに用いる
ことができる。
本発明の工芸物品は他の素材、例えば、布帛、
紙、皮、ひも類、アルミ箔、金属板、プラスチツ
ク製品、その他と合体して、複合物品としてもよ
い。
紙、皮、ひも類、アルミ箔、金属板、プラスチツ
ク製品、その他と合体して、複合物品としてもよ
い。
以下に、本発明を実施例により説明する。
実施例 1(時計文字盤の製造)
完全に乾燥した発泡バーミキユライト390gに
310gの珪酸ソーダ3号を徐々に添加して十分に
混練し、この混合物に80gのBMA(無定形シリ
カ、アルミナ、リン酸および硫黄末の等重量混合
物)を徐々に添加してよく混練した。
310gの珪酸ソーダ3号を徐々に添加して十分に
混練し、この混合物に80gのBMA(無定形シリ
カ、アルミナ、リン酸および硫黄末の等重量混合
物)を徐々に添加してよく混練した。
底にフラツト板を敷いた金枠(28cm×28cm)に
上記混練物を装入しフオーミングを行つた。この
金枠を125℃のホツトプレスに入れ、厚さを規定
するために10mmのバーをプレスの間にはさみ、12
Kg/cm2の圧力で加圧圧縮を2分間施し、圧力を2
Kg/cm2に減じ、この状態に9分間保ち、次に圧力
を、12Kg/cm2に上げ、次に0Kg/cm2とする操作を
4回(8分間)繰りかえして脱気した。次に、成
形物を乾燥機に入れ190〜200℃で45分間乾燥し
た。得られた板状体を、800℃の焼成炉内で6分
間焼成し、次に、190〜200℃の乾燥機中に15分間
放置した。上記操作により厚さ10mm、比重0.70の
成形基材が得られた。
上記混練物を装入しフオーミングを行つた。この
金枠を125℃のホツトプレスに入れ、厚さを規定
するために10mmのバーをプレスの間にはさみ、12
Kg/cm2の圧力で加圧圧縮を2分間施し、圧力を2
Kg/cm2に減じ、この状態に9分間保ち、次に圧力
を、12Kg/cm2に上げ、次に0Kg/cm2とする操作を
4回(8分間)繰りかえして脱気した。次に、成
形物を乾燥機に入れ190〜200℃で45分間乾燥し
た。得られた板状体を、800℃の焼成炉内で6分
間焼成し、次に、190〜200℃の乾燥機中に15分間
放置した。上記操作により厚さ10mm、比重0.70の
成形基材が得られた。
この基板を25×25cmの正方形に切断し、時計器
材部分をとりつける孔およびみぞなどを彫刻刀又
はドリルで形成した。この板面に所望の模様を彫
刻刀を用い手工彫刻により形成した。
材部分をとりつける孔およびみぞなどを彫刻刀又
はドリルで形成した。この板面に所望の模様を彫
刻刀を用い手工彫刻により形成した。
上記彫刻された成形板に釉薬を塗布し、190〜
200℃の乾燥機で30分間乾燥し、760℃の焼成炉で
3分間焼成し、190〜200℃の乾燥機中で徐冷し
た。
200℃の乾燥機で30分間乾燥し、760℃の焼成炉で
3分間焼成し、190〜200℃の乾燥機中で徐冷し
た。
美麗な模様を有し、軽量の時計文字板が得られ
た。
た。
実施例 2(壁飾りの製造)
実施例1と同様の方法で成形基材を製造し、こ
れを27×27cmの正方形に切断し、その周縁から1
cm内部に1.5cmおきにドリルで多数の小孔を形成
した。また、基材の表面に所望の模様を彫刻刀に
より手工彫刻した。
れを27×27cmの正方形に切断し、その周縁から1
cm内部に1.5cmおきにドリルで多数の小孔を形成
した。また、基材の表面に所望の模様を彫刻刀に
より手工彫刻した。
この成形素材に所望の釉薬を施し、実施例1と
同様にして焼成し徐冷した。
同様にして焼成し徐冷した。
得られた成形品の周縁の小孔に皮ひもを通して
ふち取りを行い軽量で美しい壁飾りを得た。
ふち取りを行い軽量で美しい壁飾りを得た。
実施例 3(積層板彫刻像の製造)
実施例1と同じ方法によつて製造された4枚の
成形基材を、積層し、これらを、水ガラス300g
と、BMA100gとの混合物を接着剤として、125
℃のプレス上で接着した。このときの圧力は3
Kg/cm2であつた。次に、この積層体を120℃の乾
燥機で3時間乾燥し、冷却した。この積層体を、
25×12.5cmの矩形に切断した。これを更に190〜
200℃の乾燥機中で3時間加熱し、次に800℃の焼
成炉で6分間焼成した。次に190〜200℃の乾燥機
中で20分間徐冷した。
成形基材を、積層し、これらを、水ガラス300g
と、BMA100gとの混合物を接着剤として、125
℃のプレス上で接着した。このときの圧力は3
Kg/cm2であつた。次に、この積層体を120℃の乾
燥機で3時間乾燥し、冷却した。この積層体を、
25×12.5cmの矩形に切断した。これを更に190〜
200℃の乾燥機中で3時間加熱し、次に800℃の焼
成炉で6分間焼成した。次に190〜200℃の乾燥機
中で20分間徐冷した。
得られた焼成積層体から彫刻刀およびノミを用
いて手工彫刻を施して所望の形状の彫刻像を成形
した。この彫刻体に所望の釉薬を施し190〜200℃
の乾燥機で60分間乾燥し、760℃の焼成炉で3〜
4分間焼成し、190〜200℃の乾燥機中で30分間徐
冷した。軽量で美麗な陶芸様彫刻像が得られた。
いて手工彫刻を施して所望の形状の彫刻像を成形
した。この彫刻体に所望の釉薬を施し190〜200℃
の乾燥機で60分間乾燥し、760℃の焼成炉で3〜
4分間焼成し、190〜200℃の乾燥機中で30分間徐
冷した。軽量で美麗な陶芸様彫刻像が得られた。
実施例 4(足つき成形品の製造)
実施例1と同じ方法により25×25cmの正方形の
成形基材を製造した。但し金枠の底に破石模様の
凹凸を有する板を敷いた。
成形基材を製造した。但し金枠の底に破石模様の
凹凸を有する板を敷いた。
別に、実施例1と同じ方法により28×28cmの2
枚の正方形成形基材を製造し、これらを、水ガラ
ス150gとBMA50gとの混合物を接着剤として、
実施例3と同様の方法で積層接着した。この積層
体を、23×2.5cmの4個の長方形に切断した。
枚の正方形成形基材を製造し、これらを、水ガラ
ス150gとBMA50gとの混合物を接着剤として、
実施例3と同様の方法で積層接着した。この積層
体を、23×2.5cmの4個の長方形に切断した。
前記破石模様を有する成形基材の一面に、前記
4個の長方形の成形基材を、前記と同様の接着剤
で接着し、正方形をなす足を形成した。このとき
のプレス温度125℃、プレス圧力1.5Kg/cm2で所要
時間は30分であつた。
4個の長方形の成形基材を、前記と同様の接着剤
で接着し、正方形をなす足を形成した。このとき
のプレス温度125℃、プレス圧力1.5Kg/cm2で所要
時間は30分であつた。
得られた足つき成形品を120℃の乾燥機で3時
間、190〜200℃の乾燥機で3時間乾燥し、800℃
の焼成炉で6分間焼成し、190〜200℃の乾燥機で
20分間徐冷した。この足つき成形品に所望の彫刻
を施し、破石模様つき上板体の足からはみ出して
いる部分を切断除去し、所望の研磨を施した。
間、190〜200℃の乾燥機で3時間乾燥し、800℃
の焼成炉で6分間焼成し、190〜200℃の乾燥機で
20分間徐冷した。この足つき成形品に所望の彫刻
を施し、破石模様つき上板体の足からはみ出して
いる部分を切断除去し、所望の研磨を施した。
足つき成形品に所望の釉薬を塗布し、実施例1
と同様の方法で焼成、徐冷した。
と同様の方法で焼成、徐冷した。
本発明により得られる無機材料物品の焼結成形
基材層は、分散質も、結合マトリツクスも多孔質
であつて、木質のように容易に所望の彫刻を施す
ことができ、軽量で、実用上十分な強さを備え、
しかも釉薬層の焼成により形状寸法にくるいを生
ずることがない。このため本発明により美麗な彫
刻表面を有し、軽量不焼性の各種工芸物品を得る
ことができる。
基材層は、分散質も、結合マトリツクスも多孔質
であつて、木質のように容易に所望の彫刻を施す
ことができ、軽量で、実用上十分な強さを備え、
しかも釉薬層の焼成により形状寸法にくるいを生
ずることがない。このため本発明により美麗な彫
刻表面を有し、軽量不焼性の各種工芸物品を得る
ことができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 所望形状に成形され、かつ、表面の少なくと
も一部に彫刻が施されている焼結成形基材層と、
この成形基材層の少なくとも彫刻面上に形成さ
れ、かつ焼成された釉薬層とを有する無機材料物
品において、前記焼結成形基材層が少なくとも(1)
硅酸ソーダと、(2)無定形シリカとアルミナと燐酸
とおよび硫黄末との混合物からなる、前記硅酸ソ
ーダを水不溶性化するための添加剤と、(3)発泡無
機材料と、を含み前記硅酸ソーダと、前記水溶化
添加剤との重量比が50:1ないし1:1の範囲内
にあり、かつ、前記硅酸ソーダと前記水不溶性化
添加剤との合計重量と、前記発泡無機材料の重量
との比が、1:4ないし3:1の範囲内にある混
合物の焼結多孔質化された成形物であることを特
徴とする、彫刻成形された無機材料物品。 2 前記発泡無機材料が、バーミキユライト、パ
ーライト、シラスバルーン、アルミナパルプ、カ
ナマイト、アーモスフエア、シリカバルーン、ダ
イヤバルーン、マイクロバルーン、およびガラス
マイクロバルーンからなる群から選ばれた少なく
とも1種である特許請求の範囲第1項記載の物
品。 3 少なくとも(1)硅酸ソーダと、(2)無定形シリカ
と、アルミナと、燐酸と、硫黄末との混合物から
なる、前記硅酸ソーダを水不溶性化するための添
加剤と、(3)発泡無機材料と、を含み、前記硅酸ソ
ーダと前記水溶化添加剤との重量比が50:1ない
し1:1の範囲内にあり、かつ、前記硅酸ソーダ
と前記水不溶性化添加剤との合計重量と前記発泡
無機材料の重量との比が1:4ないし3:1の範
囲内にある混合物を混練し、得られた混練物を所
望の形状に成形し、得られた成形物を300℃ない
し1000℃の温度で焼結多孔質化し、得られた焼結
多孔質成形物の表面の少なくとも一部に彫刻によ
り所望の成形を施し、前記焼結多孔質成形物の少
なくとも前記彫刻面に釉薬を施し、次にこれを
500ないし1300℃の温度で焼成することを含む、
彫刻成形された無機材料物品の製造方法。 4 前記彫刻が手工によつてなされる、特許請求
の範囲第3項記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10658077A JPS5440811A (en) | 1977-09-07 | 1977-09-07 | Engrave molded inorganic material products and method of making same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10658077A JPS5440811A (en) | 1977-09-07 | 1977-09-07 | Engrave molded inorganic material products and method of making same |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5440811A JPS5440811A (en) | 1979-03-31 |
JPS6135157B2 true JPS6135157B2 (ja) | 1986-08-11 |
Family
ID=14437146
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10658077A Granted JPS5440811A (en) | 1977-09-07 | 1977-09-07 | Engrave molded inorganic material products and method of making same |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5440811A (ja) |
-
1977
- 1977-09-07 JP JP10658077A patent/JPS5440811A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5440811A (en) | 1979-03-31 |
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