JPS6134577B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6134577B2
JPS6134577B2 JP57227373A JP22737382A JPS6134577B2 JP S6134577 B2 JPS6134577 B2 JP S6134577B2 JP 57227373 A JP57227373 A JP 57227373A JP 22737382 A JP22737382 A JP 22737382A JP S6134577 B2 JPS6134577 B2 JP S6134577B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear ratio
engine
signal
correction value
continuously variable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP57227373A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59121243A (ja
Inventor
Tetsushi Nishioka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP57227373A priority Critical patent/JPS59121243A/ja
Publication of JPS59121243A publication Critical patent/JPS59121243A/ja
Publication of JPS6134577B2 publication Critical patent/JPS6134577B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/66Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings
    • F16H61/662Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members
    • F16H61/66254Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members controlling of shifting being influenced by a signal derived from the engine and the main coupling

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、無段変速機の変速比制御方法に関す
るものである。
従来の無段変速機の変速比制御方法としては、
特開昭56−46152号及び特開昭57−90450号に記載
されたものがある。これらに記載された無段変速
機の変速比制御方法では、常にエンジンの燃料消
費率が最も良好である状態においてエンジンが運
転されるように無段変速機の変速比を制御してい
た。すなわち、エンジンの全性能曲線上において
燃料消費率が最小となる点を結んだ理想制御ライ
ンを無段変速機の制御装置に記憶させておき、こ
れと検出した実際の自動車の運転状態(エンジン
回転速度、スロツトル開度、車速等)を比較し、
実際のエンジンの運転状態が、記憶させてある理
想制御ライン上の運転状態と一致するように、無
段変速機の変速比を制御していた。第1図にエン
ジンの理想制御ラインの1例を示す。太い線で示
す理想制御ラインGは2つの部分から構成されて
いる。すなわち、実際に燃料消費率が最小となる
点を結んだ線Bとエンジン回転速度が一定の線A
とである。理想制御ラインGの線Aにおいてエン
ジン回転速度を一定値(第1図に示す例では
1000rpm)としてあるのは、一般にこれ以下のエ
ンジン回転速度においては、エンジンの作動が不
安定となるからである。線Aにおけるエンジン回
転速度は、エンジン毎の性能のばらつき及び各エ
ンジンについての経時的性能変化等を考慮に入れ
て、ある程度余裕のある値に設定されている(す
なわち、多少高目に設定してある)。
しかしながら、従来の無段変速機の変速比制御
方法においては、上記のように比較的高めに設定
された理想制御ラインGの線Aのエンジン回転速
度に沿つて制御を行なうようにしてあつたため、
安定度の高いエンジンの場合には、又は同じエン
ジンであつてもエンジンの運転状態が安定してい
るときには、理想制御ラインGの線Aにおいて必
要以上に高いエンジン回転速度となるように制御
されていた。このような場合、必要以上に燃料を
消費することとなり、常に最も燃料消費率の小さ
い状態で運転していることにならないという問題
点があつた。
本発明は、従来の無段変速機の変速比制御方法
における上記のような問題点に着目してなされた
ものであり、理想制御ラインのエンジン回転速度
一定部分のエンジン回転速度を、エンジンの運転
の安定度に応じて、基準のエンジン回転速度より
も低くなるように補正することにより、上記問題
点を解消することを目的としている。
以下、本発明をその実施例を示す添付図面の第
2〜7図に基づいて説明する。
第2図に、本発明による無段変速機の変速比制
御方法を実施するためのエンジン、無段変速機、
制御装置等を概略的に示す。エンジン2の吸入管
4にキヤブレター6が設けられており、キヤブレ
ター6のスロツトル弁8はスロツトル弁アクチユ
エータ10(後述の電子制御装置100からの電
気信号106によつて作動する)によつて開度が
調節されるようにしてある。すなわち、スロツト
ル弁8は、ストツパ12付きのワイヤ14を介し
てスロツトル弁アクチユエータ10によつて引張
られ、リターンスプリング16に抗して回動され
る。アクセルペダル18のストロークは、リンク
機構20を介してレバー22に伝えられる。レバ
ー22には変位・電気信号変換器であるアクセル
ペダルセンサ24の可動部が連結されており、こ
れによつてアクセルペダル18のストロークに対
応した電気信号26が得られるようにしてある。
アクセルペダルセンサ24からの電気信号26
は、後述の電子制御装置100に送られる。レバ
ー22はスプリング28及びワイヤ30によつて
安全スロツトル弁32に連結されているが、ワイ
ヤ30は固定部34を貫通しており、またワイヤ
30にはストツパ36が取り付けてある。ストツ
パ36は、アクセルペダル18を約10%踏み込ん
だときに固定部34に接続するように設定してあ
り、この状態(ストツパ36が固定部34に当つ
た状態)において安全スロツトル弁32の開度は
100%となるようにしてある。従つて、アクセル
ペダル18の以後のストローク(10%〜100%)
では、スプリング28が伸びるだけであつて、安
全スロツトル弁32は変化しない。安全スロツト
ル弁32にはリターンスプリング38による弁を
閉じる方向への力を作用させてある。エンジン2
の回転軸2aにエンジン回転速度センサ40が設
けてあり、これによつて得られる電気信号42は
電子制御装置100に送られる。エンジン2の回
転力はVベルト式無段変速機50に入力される。
無段変速機50は、遠心クラツチ52、駆動プー
リ54、従動プーリ56及びフアイナルドライブ
装置58を有している。遠心クラツチ52は所定
以上の回転速度になるとエンジン2の回転力を駆
動軸60を介して駆動プーリ54に伝達する。駆
動プーリ54は、駆動軸60に固着された固定円
すい板62と、固定円すい板62に対向配置され
てV字状プーリみぞを形成すると共に駆動プーリ
シリンダ室64に作動する油圧によつて駆動軸6
0の軸方向に移動可能である可動円すい板66と
から成つている。駆動プーリ54はVベルト68
によつて従動プーリ56と伝動可能に結合されて
いるが、この従動プーリ56は、従動軸70に固
着された固定円すい板72と、固定円すい板72
に対向配置されてV字状プーリみぞを形成すると
共に従動プーリシリンダ室74に作用する油圧に
よつて従動軸70の軸方向に移動可能である可動
円すい板76とから成つている。駆動プーリ54
から従動プーリ56への動力伝達の際に、駆動プ
ーリ54の可動円すい板66及び従動プーリ56
の可動円すい板76を軸方向に移動させてVベル
ト68との接触位置半径を変えることにより、駆
動プーリ54と従動プーリ56との回転比を変え
ることができる。例えば、駆動プーリ54のV字
状プーリみぞの幅を拡大すると共に従動プーリ5
6のV字状プーリみぞの幅を減少すれば、駆動プ
ーリ54側のVベルト接触位置半径は小さくな
り、従動プーリ56側のVベルト接触位置半径は
大きくなり、結局大きな変速比が得られることに
なる。可動円すい板66及び76を逆方向に移動
させれば、上記と全く逆に変速比は小さくなる。
従動軸70は、フアイナルドライブ装置58の減
速歯車78及び80を介して出力軸82及び84
に連結されている。従動軸70には、従動軸70
の回転速度(これは車速に対応している)を検出
する車速センサ86が設けてあり、車速センサ8
6からの電気信号88は電子制御装置100に送
られる。前述の駆動プーリシリンダ室64及び従
動プーリシリンダ室74は、油圧制御装置90の
変速制御弁92にそれぞれ通路91及び93を介
して接続されている。変速制御弁92の作動は電
子制御装置100からの電気信号102に基づい
て制御される。変速制御弁92にオイルポンプ9
4から供給されるライン圧はライン圧調圧弁96
によつて調圧されている。ライン圧調圧弁96は
電子制御装置100からの電気信号104よつて
制御されている。ライン圧調圧弁96には管路9
8を介して吸入管4の負圧も入力されている。電
子制御装置100には、前述のようにアクセルペ
ダルセンサ24、エンジン回転速度センサ40及
び車速センサ86からの電気信号26,42及び
88が入力されており、これらの電子信号に基づ
いて電子制御装置100は電気信号106,10
2及び104をそれぞれスロツトル弁アクチユエ
ータ10、変速制御弁92及びライン圧調圧弁9
6へ出力し、これら作動を制御している。
次に、この電子制御装置100の具体的構成に
ついて説明する。
第3図に電子制御装置100をブロツク図で示
す、前述のアクセルペダルセンサ24からの信号
26はスロツトル弁開度演算回路110に入力さ
れ、ここで所定の演算方式によつて演算されてス
ロツトル開度信号114が出力される。スロツト
ル弁開度演算回路110からのスロツトル開度信
号114はスロツトル弁アクチユエータドライバ
ー122、目標変速比演算回路210及びエンジ
ン安定度判定回路310に入力される。スロツト
ル弁アクチユエータドライバー122は、このス
ロツトル開度信号114に基づいてスロツトル弁
8が所定の開度となるように、信号106によつ
てスロツトル弁アクチユエータ10を駆動する。
スロツトル弁アクチユエータ10は一般的な電気
式サーボモータであるが、油圧又は空気圧式の位
置制御装置を用いても差し支えない。目標変速比
演算回路210には、スロツトル弁開度演算回路
110からのスロツトル開度信号114とエンジ
ン回転速度センサ40からエンジン回転速度信号
42とが入力される。目標変速比演算回路210
は、エンジン回転速度信号42のパルス波形周期
からエンジン回転速度を算出し、またスロツトル
開度信号114からスロツトル開度を算出し、こ
うして算出されたエンジン回転速度及びスロツト
ル開度から、あらかじめ設定してある演算方法に
よつて達成すべき目標変速比を算出する。この目
標変速比演算回路210によつて得られる目標変
速比は、エンジンを基準の理想制御ライン(これ
については後述する)に沿つて作動させるように
してある。目標変速比演算回路210からの目標
変速比信号145は、変速比補正部230におい
て必要に応じて所定量だけ補正され、補正目標変
速比信号147とされて比較回路240へ送られ
る。一方、エンジン回転速度センサ40からのエ
ンジン回転速度信号42及び車速センサ86から
の車速信号88が実変速比演算回路220に入力
され、実変速比演算回路220では両信号に基づ
いて実変速比が算出される。この実変速比演算回
路220からの実変速比信号154は、補正目標
変速比信号147共に比較回路240へ入力さ
れ、比較回路240では補正目標変速比信号14
7と実変速比信号154との比較が行なわれ、両
信号の偏差信号148が出力される。偏差信号1
48は変速制御弁ドライバー150に入力され、
変速制御ドライバー150はこの偏差信号148
が0になるようにする信号120を変速制御弁9
2へ送る。エンジン安定度判定回路には、スロツ
トル弁開度演算回路110からのスロツトル開度
信号114、エンジン回転速度センサ40からエ
ンジン回転速度信号42、及び車速センサ86か
らの車速信号88が入力され、この3つの信号に
基づいてエンジンの安定度が判断される。なお、
エンジン安定度判定回路310の詳細については
後述する。エンジン安定度判定回路310におけ
るエンジン安定度の判断結果を示す信号311は
変速比補正演算回路320へ送られ、ここで補正
量の算出が行なわれる。変速比補正値演算回路3
20で算出された補正量を示す信号321は変速
比補正部230へ送られる。エンジン安定度判定
回路310は、燃料給油検出センサ340からの
信号341によつて、作動する時間部330から
のトリガー信号331によつて作動を開始する。
実変速比演算回路220の出力信号である実変速
比信号154は、ライン圧関数発生回路156に
も送られ、ここで所定の関数にしたがつて変換さ
れ、変換された信号158はライン圧調圧弁ドラ
イバー160に送られる。ライン圧調圧弁ドライ
バー160は、その出力電気信号104によつて
ライン圧調圧弁96を作動させる。ライン圧は一
般に変速比が大きいほど高くする必要があり、ま
たエンジン出力トルクが大きいほど(吸気管負圧
が低いほど)高くする必要があるので、ライン圧
関数発生回路156は変速比に応じて所定の油圧
が得られるように電気信号154を電気信号15
8に変換する。
次に、作用について説明する。
前述のように目標変速比演算回路210は、ス
ロツトル弁開度演算回路110からのスロツトル
開度信号114とエンジン回転速度センサ40か
らのエンジン回転速度信号42に基づいて目標変
速比を算出する。この目標変速比演算回路210
によつて算出された目標変速比は、これに基づい
て無段変速機の制御が行なわれると、エンジンの
運転状態が第4図に示すA0線及びB線に沿つて
変化するようにしてある。このA0線は、前述の
第1図におけるA線と同じ値であり、設計上の基
準となる制御ラインである。すなわち、エンジン
毎の性能のばらつき及びエンジン性能の経時的変
化を考慮に入れて、ある程度高いエンジン回転速
度としてある。このような目標変速比を示す目標
変速比信号145が変速比補正部230に入力さ
れる。変速比補正部230においては、記憶して
ある変速比補正値に基づいて後述のように目標変
速比信号145の補正が行なわれる。変速比補正
値は、変速比補正演値算回路320からの信号3
21によつて所定期間毎に修正される。変速比補
正値の修正は、車両の燃料タンクに所定量以上の
燃料が給油されたとき毎に(いわゆる満タン状態
となつたとき毎に)行なわれる。すなわち、燃料
タンクがほぼ一杯になるように給油が行なわれた
ことが燃料給油検出センサ340によつて検出さ
れると、時間部330はエンジン安定度判定回路
310にトリガー信号331を出力する。
エンジン安定度判定回路310はマイクロコン
ピユータを用いた電子回路によつて構成されてお
り、その作用を第5図に示すフローチヤートに基
づいて説明する。まず、スロツトル弁開度演算回
路110からのスロツトル開度信号114、エン
ジン回転速度センサ40からエンジン回転速度信
号42、及び車速センサ86からの車速信号88
の各信号に読み込みが行なわれる(530)。読
み込んだ上記3つの信号がそれぞれ所定の値
C1、C2及びC3よりも小さい状態がT秒間にわた
つて続くかどうかが判断される(540)。な
お、値C1、C2及びC3は比較的小さい値に設定し
てあり、上記条件を満足する走行状態において
は、エンジンは制御ラインGの一定回転速度部分
(すなわち、線A0,A1………)上で運転される。
上記条件が満足されない場合には、再び各信号の
読み込みが行なわれる。上記条件が満足される
と、エンジン回転速度センサ40のエンジン回転
速度信号42に基づいてエンジンの1サイクル毎
の回転変動|△t max|が算出される(55
0)。第6図に6気筒4サイクルエンジンの場合
のクランク回転角度に対する回転速度の変動を示
す。第6図aはエンジン回転が安定している場合
であり、第6図bはエンジン回転が不安定な状態
を示す。前述の回転変動|△t max|は、クラ
ンク回転角度の0から720度までの間の回転速度
の最大値と最小値との差によつて示される。この
回転変動は、第6図a及びbから明らかなよう
に、エンジン回転が不安定な状態の場合に大きく
なる。次いで、上記のようにして検出したエンジ
ン1サイクル毎の回転変動|△t max|をNサ
イクルにわたつて平均する(560)。次いで、
この算出された平均値|△ |nを判定基
準値上限値△t1及び下限値△t2(ただし△t1>△
t2)と比較する(570)。平均値が判定基準上限
値△t1及び下限値△t2の間にある場合には、変速
比補正値の修正は行なわず現状を維持する。平均
値が判定基準下限値△t2よりも小さいときには
(このことはエンジンが非常に安定して回転して
いることを示す)、変速比補正値演算回路320
において現在の変速比補正値△iに所定値△αを
加算する(590)。平均値が判定基準上限値△
t1よりも大きい場合には(このことはエンジンの
回転が非常に不安定であることを示す)、変速比
補正値演算回路320において現在の変速比補正
値△iから所定値△αを減算する(580)。上
記のように変速比補正値演算回路320で演算さ
れた変速比補正値△iは、変速比補正部230へ
送られ現在までの変速比補正値と入れ換えられ
る。
変速比補正部230における作用は第7図に示
すフローチヤートにしたがつて実行される。ま
ず、変速比補正値△iが0であるかどうかが判断
され(620)、変速比補正値が0の場合には目
標変速比信号145になんの修正も加えず、これ
を補正目標変速比信号147して出力する(65
0)。この場合、エンジンは線A0に沿つて制御さ
れることになる。一方、変速比補正値が0でない
場合には車速及びスロツトル開度が、変速比を補
正すべき領域にあるかどうかを判断する(63
0)。すなわち、エンジンが理想制御ラインの線
Bではなく線A0,A1………側の運転状態にある
かどうかが判断される。車速又はスロツトル開度
が上記領域にない場合には目標変速比信号145
に対する補正は行なわれない(650)。車速及
びスロツトル開度が上記領域にある場合には目標
変速比信号145に変速比補正値△iを加算し、
これを補正目標変速比信号147として出力する
(640)。これによつて目標変速比信号147は
エンジン回転速度が低い側に修正される。すなわ
ち、ラインAnに沿つて行なわれていた制御がラ
インAo+1に沿つた制御に切り換えられる。燃料
給油検出センサ340が一回作動する毎の変速比
補正値の修正量は、例えばエンジン回転速度
30rpmとしてある。例えば、現在まで基準の線
A0(1000rpm)に沿つて制御が行なわれていた
場合に、一回目の燃料の給油を行なつた際にエン
ジンが非常に安定な状態であればエンジン回転速
度が970rpmとなるように補正される。次いで、
2回目の給油を行なつた際エンジンが非常に安定
していればエンジン回転速度は940rpmとなるよ
うに制御される。逆に、エンジン回転が不安定な
場合には1000rpmに戻すように制御が行なわれ
る。また、エンジンが普通の安定状態にある場合
には、そのまま90rpmが維持される。以下、同様
にして燃料を給油する毎に上記のような修正が行
なわれる。従つて、エンジンの許容される安定度
の範囲内において最も燃料消費量の少ない状態と
なるように制御される。
なお、上記実施例では変速比補正値の修正は燃
料を給油したときに行なわれるようにしてある
が、所定時間走行毎又は所定距離走行毎に変速比
補正値の修正を行なうようにしても差し支えな
い。ただし、燃料の量を基準とした方が、車両の
荷重状態を同一状態とすることができ、エンジン
回転の安定度をより確実に検出することができ
る。更に荷重状態を厳密に統一するために、積載
荷重センサを設けて、荷重状態が同じときにのみ
エンジン回転の安定度を判定するようにすること
も可能である。また、エンジン回転の安定度の判
定用信号として、上記実施例ではエンジンの1サ
イクル毎の回転変動を使用したがオルタネータの
発電波形又はエンジン回転軸トルクの波形を用い
ても、それらの信号に応じた処理を行なえば、同
様の作用を得ることができる。なお、変速比補正
部230は車両のキーがオフとされているときに
おいても変速比補正値を記憶しておく必要がある
ため、常時バツテリーと接続されている。また、
バツテリーを取り外して電源が完全に切れた場合
には、変速比補正値は清算され、基準の目標変速
比、すなちラインA0にに沿つて制御が行なわれ
るように構成されている。
以上説明してきたように、本発明によると、車
両のほぼ一定の走行距離又は走行時間毎に、車両
の定常走行状態におけるエンジン回転の安定度を
検出し、エンジン回転の安定度に応じて変速比補
正値を算出し、変速比補正値を基準となる変速比
に対応する目標変速比信号に演算して補正目標変
速比信号とし、無段変速機の実際の変速比を示す
信号が補正目標変速比信号と一致するように無段
変速機の変速アクチユエータの作動を制御するよ
うにしたので、エンジンの安定度が許容される範
囲内においてエンジン回転速度を可能な限り低回
転速度側へ移動するように無段変速機の変速比の
制御を行なうことができ、無段変速機と組み合わ
せたエンジンの燃料消費量を減少することができ
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の理想制御ラインを示す線図、第
2図は本発明による無段変速機の変速比制御方法
を実施する制御装置、エンジン及び無段変速機を
概略的に示す図、第3図は本発明による無段変速
機の変速比制御方法を実施する装置のブロツク
図、第4図は本発明による変速比制御方法の理想
制御ラインを示す線図、第5図はエンジン安定度
判定回路の動作フローチヤートを示す図、第6図
a図はエンジン安定時の回転速度変動を示す線
図、第6b図はエンジン不安定時の回転速度変動
を示す線図、第7図は変速比補正部の動作フロー
チヤートを示す図である。 2……エンジン、4……吸入管、6……キヤブ
レータ、8……スロツトル弁、10……スロツト
ル弁アクチユエータ、12……ストツパ、14…
…ワイヤ、16……リターンスプリング、18…
…アクセルペダル、20……リンク機構、22…
…レバー、24……アクセルペダルセンサ、26
……電気信号、28……スプリング、30……ワ
イヤ、32……安全スロツトル弁、34……固定
部、36……ストツパ、38……リターンスプリ
ング、40……エンジン回転速度センサ、42…
…エンジン回転速度信号、50……無段変速機、
52……遠心クラツチ、54……駆動プーリ、5
6……従動プーリ、58……フアイナルドライブ
装置、60……駆動軸、62……固定円すい板、
64……駆動プーリシリンダ室、66……可動円
すい板、68……Vベルト、70……従動軸、7
2……固定円すい板、74……従動プーリシリン
ダ室、76……可動円すい板、78,80……減
速歯車、82,84……出力軸、86……車速セ
ンサ、88……車速信号、90……油圧制御装
置、91,93……通路、92……変速制御弁、
94……オイルポンプ、96……ライン圧調圧
弁、98……管路、100……電子制御装置、1
02……電気信号、104……電気信号、106
……電気信号、110……スロツトル弁開度演算
回路、122……スロツトル弁アクチユエータド
ライバ、145……目標変速比信号、147……
補正目標変速比信号、150……変速制御弁ドラ
イバー、156……ライン圧関数発生回路、16
0……ライン圧調圧弁ドライバー、210……目
標変速比演算回路、220……実変速比演算回
路、230……変速比補正部、240……比較回
路、310……エンジン安定度判定回路、320
……変速比補正値演算回路、330……時間部、
340……燃料給油検出センサ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 車両のエンジン出力軸に連結される無段変速
    機の変速比制御方法において、 車両のほぼ一定の走行距離又は走行時間毎に、
    車両の定常走行状態におけるエンジン回転の安定
    度を検出し、エンジン回転の安定度に応じて変速
    比補正値を算出し、変速比補正値を基準となる変
    速比に対応する目標変速比信号に演算して補正目
    標変速比信号とし、無段変速機の実際の変速比を
    示す信号が補正目標変速比信号と一致するように
    無段変速機の変速アクチユエータの作動を制御す
    ることを特徴とする無段変速機の変速比制御方
    法。 2 変速比補正値の目標変速比信号に対する演算
    は、エンジンがその出力トルクの変化にかかわら
    ず一定の回転速度となるように制御される領域に
    おいてのみ実行される特許請求の範囲第1項記載
    の無段変速機の変速比制御方法。 3 補正目標変速比信号は、エンジン回転の安定
    度が高い場合には、エンジン回転速度を所定量減
    少させる値だけ現在の変速比補正値に修正を加
    え、安定度が普通の場合には、現在の補正値をそ
    のまま維持し、安定度が低い場合には、エンジン
    回転速度を所定量増大させる値だけ現在の変速比
    補正値に修正を加えることにより、算出される特
    許請求の範囲第1又は2項記載の無段変速機の変
    速比制御方法。 4 車両のほぼ一定の走行距離又走行時間は、燃
    料タンク内の燃料の量に基づいて検出される特許
    請求の範囲第1、2又は3項記載の無段変速機の
    変速比制御方法。
JP57227373A 1982-12-28 1982-12-28 無段変速機の変速比制御方法 Granted JPS59121243A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57227373A JPS59121243A (ja) 1982-12-28 1982-12-28 無段変速機の変速比制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57227373A JPS59121243A (ja) 1982-12-28 1982-12-28 無段変速機の変速比制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59121243A JPS59121243A (ja) 1984-07-13
JPS6134577B2 true JPS6134577B2 (ja) 1986-08-08

Family

ID=16859785

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57227373A Granted JPS59121243A (ja) 1982-12-28 1982-12-28 無段変速機の変速比制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59121243A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2536497B2 (ja) * 1986-11-04 1996-09-18 トヨタ自動車株式会社 4輪駆動型車両用無段変速機の制御装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57188746A (en) * 1981-05-15 1982-11-19 Nippon Denso Co Ltd Idling rotation control method for internal combustion engine
JPS5970849A (ja) * 1982-10-15 1984-04-21 Toyota Motor Corp 車両用動力伝達装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57188746A (en) * 1981-05-15 1982-11-19 Nippon Denso Co Ltd Idling rotation control method for internal combustion engine
JPS5970849A (ja) * 1982-10-15 1984-04-21 Toyota Motor Corp 車両用動力伝達装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59121243A (ja) 1984-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3449239B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
CN1065324A (zh) 车辆用无级变速器
GB2115582A (en) Automatic control of engine speed
US20090082172A1 (en) Belt continuously variable transmission and line pressure control method thereof
JPS59187145A (ja) 自動車の駆動制御装置
JPS59166752A (ja) 無段変速機の変速比制御方法
JP3211714B2 (ja) 無段変速機の変速比制御装置
EP1455071A2 (en) Car start control apparatus
JPH051186B2 (ja)
JPH07113402B2 (ja) 無段変速機を用いた駆動システム装置
JPS6134577B2 (ja)
US6032095A (en) Control apparatus for an automatic transmission of a vehicle and method
JP2876324B2 (ja) 無段変速機の制御装置
JP4379098B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2827510B2 (ja) 車両用無段変速機の変速駆動装置
JP3498367B2 (ja) 流体式変速機搭載車両の制御装置
JPS6346931A (ja) 無段変速機の変速比制御方法
JPH04316759A (ja) 無段変速機の制御装置
JPH0719304A (ja) 車両用無段変速機のライン圧制御装置
JP3591395B2 (ja) 車両用油圧式無段変速機の変速制御装置
JPS6134576B2 (ja)
JPH0150610B2 (ja)
JP3605267B2 (ja) 内燃機関のバイパスエア制御装置
JPS61118541A (ja) エンジンのアイドル回転数制御装置
JP2739057B2 (ja) 車両用無段変速機のライン圧制御装置