JPS6134570Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6134570Y2 JPS6134570Y2 JP1976059653U JP5965376U JPS6134570Y2 JP S6134570 Y2 JPS6134570 Y2 JP S6134570Y2 JP 1976059653 U JP1976059653 U JP 1976059653U JP 5965376 U JP5965376 U JP 5965376U JP S6134570 Y2 JPS6134570 Y2 JP S6134570Y2
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- JP
- Japan
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- head
- magnetic
- ferrite core
- face
- slider
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- Expired
Links
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Landscapes
- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は耐摩耗性にすぐれた構造を有する磁気
ヘツドに関する。更に詳しくは一般にセラミツク
質から成るヘツド支持部材(以後スライダーと呼
ぶ)のヘツド端面にガラス質膜を形成すると共
に、フエライトコアの端面をヘツド端面よりも低
く位置させることにより耐摩耗特性を改良した磁
気ヘツドの製作を目的としたものである。
ヘツドに関する。更に詳しくは一般にセラミツク
質から成るヘツド支持部材(以後スライダーと呼
ぶ)のヘツド端面にガラス質膜を形成すると共
に、フエライトコアの端面をヘツド端面よりも低
く位置させることにより耐摩耗特性を改良した磁
気ヘツドの製作を目的としたものである。
磁気ヘツドの応用範囲は音響やビデオ機器、コ
ンピユーター周辺機器等へと著しく拡大しており
テープ、カード、ドラム、デイスク等に形成され
た磁性媒体との電磁変換素子として重要な役割を
有している。これら磁気ヘツドは電磁特性と共に
耐摩耗特性も重要視され、音響機器におけるテー
プ走行による摩耗等、問題となることが少なくな
い現状であり、録音、再生においては音の変調や
雑音、周波数特性の低下等を引き起こし、データ
の記録、再生においてはヘツドの浮上特性不良や
ビツトの欠落を生じる懸念が常に存在している。
ンピユーター周辺機器等へと著しく拡大しており
テープ、カード、ドラム、デイスク等に形成され
た磁性媒体との電磁変換素子として重要な役割を
有している。これら磁気ヘツドは電磁特性と共に
耐摩耗特性も重要視され、音響機器におけるテー
プ走行による摩耗等、問題となることが少なくな
い現状であり、録音、再生においては音の変調や
雑音、周波数特性の低下等を引き起こし、データ
の記録、再生においてはヘツドの浮上特性不良や
ビツトの欠落を生じる懸念が常に存在している。
磁気ヘツドの改良としては材質、機構、形状面
において硬質パーマロイやホツトプレスフエライ
ト、或いは動圧浮上ヘツド等が一部実用化されて
いる。しかし、いずれにおいてもヘツドと磁性媒
体とが接触するため、ヘツド摩耗は必然的に起こ
り、時にはフエライトやセラミツク、粒子の欠落
によりドラムやデイスク、テープ上の情報に損傷
を与えることがあつた。
において硬質パーマロイやホツトプレスフエライ
ト、或いは動圧浮上ヘツド等が一部実用化されて
いる。しかし、いずれにおいてもヘツドと磁性媒
体とが接触するため、ヘツド摩耗は必然的に起こ
り、時にはフエライトやセラミツク、粒子の欠落
によりドラムやデイスク、テープ上の情報に損傷
を与えることがあつた。
そこで本考案では情報担体と接触するヘツド面
を非晶質体であるガラス質で形成し、耐摩耗性を
改善したヘツドを製作することができた。
を非晶質体であるガラス質で形成し、耐摩耗性を
改善したヘツドを製作することができた。
以下、図面に従つて説明する。
第1図は従来型のデジタル記録用2チヤンネル
磁気ヘツドの外観図である。第2図はその断面
図。1はMn−Znフエライトコア、2はチタン酸
バリウムセラミツクからなるスライダー、第3図
は本考案による磁気ヘツドで、1はフエライトコ
ア、2はセラミツクスライダー、3は例えば
SiO2をターゲツトとしたスパツタリングによつ
て形成され、一般に知られるように非晶質のガラ
ス質層となる。このガラス質層はスパツタリング
時の酸素の化学反応によりSiO2とSiOの混在した
酸化ケイ素層となる。これら第2図、第3図に示
す2種類の磁気ヘツドを磁気ドラム装置に装着
し、動圧浮上型のコンタクトスタート、ストツプ
試験を10000回行なつた。その結果第2図の従来
型ヘツドはスライダー、コア表面に多数の条痕を
生じ、コア周縁部に幾つかの欠けがみられてお
り、試験後の再生出力は試験前に比較して21%の
低下を示した。
磁気ヘツドの外観図である。第2図はその断面
図。1はMn−Znフエライトコア、2はチタン酸
バリウムセラミツクからなるスライダー、第3図
は本考案による磁気ヘツドで、1はフエライトコ
ア、2はセラミツクスライダー、3は例えば
SiO2をターゲツトとしたスパツタリングによつ
て形成され、一般に知られるように非晶質のガラ
ス質層となる。このガラス質層はスパツタリング
時の酸素の化学反応によりSiO2とSiOの混在した
酸化ケイ素層となる。これら第2図、第3図に示
す2種類の磁気ヘツドを磁気ドラム装置に装着
し、動圧浮上型のコンタクトスタート、ストツプ
試験を10000回行なつた。その結果第2図の従来
型ヘツドはスライダー、コア表面に多数の条痕を
生じ、コア周縁部に幾つかの欠けがみられてお
り、試験後の再生出力は試験前に比較して21%の
低下を示した。
これはフエライトのコアの損傷により、コアの
磁気特性が著しく低下したためである。
磁気特性が著しく低下したためである。
一方、本考案による磁気ヘツドは、第3図に示
すように、従来のセラミツクスライダー2の磁性
媒体と接する端面に、酸化ケイ素からなるガラス
質の膜3を形成したものであり、再生出力の変化
はほとんど認められず、フエライトコア1の損傷
も40倍の顕微鏡では全く認めることができなかつ
た。これはセラミツクスライダー2の表面にガラ
ス質の膜3を形成したことにより、フエライトコ
ア1の端面が、ガラス質の膜3の表面よりも低く
なり、その結果磁性媒体と直接接触することがな
くなつたため、従来のように磁性媒体との摺動に
よる摩耗がないためである。またセラミツクスラ
イダー2自体も、磁性媒体との摺動面がガラス質
の膜3によつて保護されているため、きわめて高
い耐摩耗性が得られるものである。なお、ガラス
質の膜3の厚みは、耐摩耗性の点からはできるだ
け厚い方が望ましいが、あまり厚くするとフエラ
イトコア1の端面と磁性媒体表面との間のすき間
が大きくなり、磁気ヘツドとしての記録、再生能
力が低下するので、0.2〜0.3ミクロンの厚みが、
記録、再生能力を低下させずに、かつ充分な耐摩
耗性が得られる。また第3図においては、セラミ
ツクスライダー2の端面に設けられた溝4にもガ
ラス質の膜3を形成した例を示しているが、この
部分には形成しなくとも同等の効果が得られる。
すように、従来のセラミツクスライダー2の磁性
媒体と接する端面に、酸化ケイ素からなるガラス
質の膜3を形成したものであり、再生出力の変化
はほとんど認められず、フエライトコア1の損傷
も40倍の顕微鏡では全く認めることができなかつ
た。これはセラミツクスライダー2の表面にガラ
ス質の膜3を形成したことにより、フエライトコ
ア1の端面が、ガラス質の膜3の表面よりも低く
なり、その結果磁性媒体と直接接触することがな
くなつたため、従来のように磁性媒体との摺動に
よる摩耗がないためである。またセラミツクスラ
イダー2自体も、磁性媒体との摺動面がガラス質
の膜3によつて保護されているため、きわめて高
い耐摩耗性が得られるものである。なお、ガラス
質の膜3の厚みは、耐摩耗性の点からはできるだ
け厚い方が望ましいが、あまり厚くするとフエラ
イトコア1の端面と磁性媒体表面との間のすき間
が大きくなり、磁気ヘツドとしての記録、再生能
力が低下するので、0.2〜0.3ミクロンの厚みが、
記録、再生能力を低下させずに、かつ充分な耐摩
耗性が得られる。また第3図においては、セラミ
ツクスライダー2の端面に設けられた溝4にもガ
ラス質の膜3を形成した例を示しているが、この
部分には形成しなくとも同等の効果が得られる。
本例では主にデジタル記録用を対象としたが、
耐摩耗性がより問題となるセンダストやパーマロ
イ等を使用する録音、録画用ヘツドにも充分応用
可能なものであり、製品の信頼性向上に大きく貢
献するものである。
耐摩耗性がより問題となるセンダストやパーマロ
イ等を使用する録音、録画用ヘツドにも充分応用
可能なものであり、製品の信頼性向上に大きく貢
献するものである。
第1図は磁気ヘツドの外観図を示す。第2図は
従来型ヘツドの断面図を示す。第3図は本考案に
よる磁気ヘツドの断面図を示す。 1……フエライトコア、2……セラミツクスラ
イダー、3……ガラススライダー、4……酸化ケ
イ素層。
従来型ヘツドの断面図を示す。第3図は本考案に
よる磁気ヘツドの断面図を示す。 1……フエライトコア、2……セラミツクスラ
イダー、3……ガラススライダー、4……酸化ケ
イ素層。
Claims (1)
- フエライトコアを支持するセラミツク製支持部
材の磁性媒体と接する端面に少なくとも1つの溝
を設け、前記溝に少なくとも1つの前記フエライ
トコアをその端面が前記支持部材の端面と同一平
面上に位置するように配置固定し、前記支持部材
の端面に厚み0.2〜0.3ミクロンのガラス質膜を形
成して前記フエライトコアの端面が前記ガラス質
膜の表面よりも低く位置するように構成したこと
を特徴とする磁気ヘツド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976059653U JPS6134570Y2 (ja) | 1976-05-12 | 1976-05-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976059653U JPS6134570Y2 (ja) | 1976-05-12 | 1976-05-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52151010U JPS52151010U (ja) | 1977-11-16 |
JPS6134570Y2 true JPS6134570Y2 (ja) | 1986-10-08 |
Family
ID=28519414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1976059653U Expired JPS6134570Y2 (ja) | 1976-05-12 | 1976-05-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6134570Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3584378A (en) * | 1969-09-07 | 1971-06-15 | Philips Corp | Method of making magnetic heads with means for preventing side erosion |
-
1976
- 1976-05-12 JP JP1976059653U patent/JPS6134570Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3584378A (en) * | 1969-09-07 | 1971-06-15 | Philips Corp | Method of making magnetic heads with means for preventing side erosion |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52151010U (ja) | 1977-11-16 |
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