JPS6134075B2 - - Google Patents
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- JPS6134075B2 JPS6134075B2 JP55090928A JP9092880A JPS6134075B2 JP S6134075 B2 JPS6134075 B2 JP S6134075B2 JP 55090928 A JP55090928 A JP 55090928A JP 9092880 A JP9092880 A JP 9092880A JP S6134075 B2 JPS6134075 B2 JP S6134075B2
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- JP
- Japan
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- heat storage
- storage tank
- heat
- cavity
- melt
- Prior art date
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/14—Thermal energy storage
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、蓄熱槽内において過冷却状態にあ
る潜熱蓄熱材の融液(スラリー状の半融状態の融
液を含む)に、結晶開始の足掛かりとして結晶核
形物質を作用させて、過冷却の進行を防止し、結
晶成長(凝固)を促すための過冷却防止方法と、
この方法に使用するための蓄熱槽に関するもので
あり、結晶核形成物の探索の困難性を解決するこ
とを目的としている。
る潜熱蓄熱材の融液(スラリー状の半融状態の融
液を含む)に、結晶開始の足掛かりとして結晶核
形物質を作用させて、過冷却の進行を防止し、結
晶成長(凝固)を促すための過冷却防止方法と、
この方法に使用するための蓄熱槽に関するもので
あり、結晶核形成物の探索の困難性を解決するこ
とを目的としている。
潜熱の利用による蓄熱法にあつては、潜熱蓄熱
材はその融点で大量の潜熱を吸収−排出しながら
融解−凝固の相変化を行うもので、特に顕熱利用
に比し、大量の熱を一定温度(融点)で保持でき
ることから大いに有望な蓄熱法と考えられている
が、凝固の際(潜熱による放熱の際)に過冷却現
象があり、そのままでは、本質的に凝固→発熱
(放熱)が進行しないという難点がある。この現
象は、特に水和塩を利用した蓄熱材において著し
い。
材はその融点で大量の潜熱を吸収−排出しながら
融解−凝固の相変化を行うもので、特に顕熱利用
に比し、大量の熱を一定温度(融点)で保持でき
ることから大いに有望な蓄熱法と考えられている
が、凝固の際(潜熱による放熱の際)に過冷却現
象があり、そのままでは、本質的に凝固→発熱
(放熱)が進行しないという難点がある。この現
象は、特に水和塩を利用した蓄熱材において著し
い。
これについては、従来より、蓄熱材融液に対す
る結晶核形成物を蓄熱材融液に対して混合させて
過冷却現象を防止せんとする方法がある。
る結晶核形成物を蓄熱材融液に対して混合させて
過冷却現象を防止せんとする方法がある。
しかし、結晶核形成物としての条件、
(1) 融点が、蓄熱材の融点より所定以上に高いも
のであること。
のであること。
(2) 過冷却状態にある蓄熱材に使用させれば、必
らず結晶成長(凝固)が行なわれるものであつ
て、かつ自己の融点以下の温度で、結晶核形成
物として化学的に安定であること(一般には、
最低30回程度の凝固−融解のヒートサイクルに
使えることとされている
〔ASHRAESTANDARD〕(米国緩冷房技術者
協会規格)94−77の5−1項〕)。
らず結晶成長(凝固)が行なわれるものであつ
て、かつ自己の融点以下の温度で、結晶核形成
物として化学的に安定であること(一般には、
最低30回程度の凝固−融解のヒートサイクルに
使えることとされている
〔ASHRAESTANDARD〕(米国緩冷房技術者
協会規格)94−77の5−1項〕)。
(3) 蓄熱材中での、結晶核形成物の溶解・分解に
よる、蓄熱材の組成の変化を、極力小さく抑制
できるものであること。(蓄熱材の組成が変化
してしまうと、蓄熱材の融点が降下し、潜熱型
蓄熱槽から熱を取出す時に、蓄熱材が最初に持
つていた融点以下の温度でしか潜熱による熱が
取り出せなくなる。従つて、蓄熱材が最初に持
つていた融点での温度で熱を得ようとするなら
ば、蓄熱槽から取り出された潜熱による熱に対
して、更に熱を加えて最初の融点まで昇温させ
るために、別個に補助加熱手段を設けなければ
ならない。)等の全ての事項を満足する物質を
接索することは容易なことではない。
よる、蓄熱材の組成の変化を、極力小さく抑制
できるものであること。(蓄熱材の組成が変化
してしまうと、蓄熱材の融点が降下し、潜熱型
蓄熱槽から熱を取出す時に、蓄熱材が最初に持
つていた融点以下の温度でしか潜熱による熱が
取り出せなくなる。従つて、蓄熱材が最初に持
つていた融点での温度で熱を得ようとするなら
ば、蓄熱槽から取り出された潜熱による熱に対
して、更に熱を加えて最初の融点まで昇温させ
るために、別個に補助加熱手段を設けなければ
ならない。)等の全ての事項を満足する物質を
接索することは容易なことではない。
結晶核形成物におけるこの探索の困難性は、潜
熱による放熱作用時に、蓄熱材融液に対する結晶
核形成物を、蓄熱槽内にある蓄熱材中に直接に用
意して、蓄熱槽内で過冷却状態にある蓄熱材融液
に対して、直接に作用させることにより、結晶開
始の足掛かりを得ようとしていることに起因して
いる。
熱による放熱作用時に、蓄熱材融液に対する結晶
核形成物を、蓄熱槽内にある蓄熱材中に直接に用
意して、蓄熱槽内で過冷却状態にある蓄熱材融液
に対して、直接に作用させることにより、結晶開
始の足掛かりを得ようとしていることに起因して
いる。
この発明は、潜熱による放熱作用時に、蓄熱材
融液に対する結晶核形成物を、蓄熱槽内にある蓄
熱材中に直接に用意して、蓄熱槽内で過冷却状態
にある蓄熱材融液に対して、直接に作用させなく
ても、蓄熱材融液と同じ組成の結晶核形成物を、
ヒートサイクル中は常時、蓄熱槽本体内の蓄熱材
融液とは別の所に用意しておき、潜熱による放熱
作用時において、過冷却状態にある蓄熱槽本体内
の蓄熱材融液に、前記結晶核形成物を作用可能と
させて、それにより結晶開始の足掛かりを得るこ
とにより、前記した結晶核形成物の探索の困難性
を解消できるものであることに着目し、研究を重
ねた結果に創案されたものである。
融液に対する結晶核形成物を、蓄熱槽内にある蓄
熱材中に直接に用意して、蓄熱槽内で過冷却状態
にある蓄熱材融液に対して、直接に作用させなく
ても、蓄熱材融液と同じ組成の結晶核形成物を、
ヒートサイクル中は常時、蓄熱槽本体内の蓄熱材
融液とは別の所に用意しておき、潜熱による放熱
作用時において、過冷却状態にある蓄熱槽本体内
の蓄熱材融液に、前記結晶核形成物を作用可能と
させて、それにより結晶開始の足掛かりを得るこ
とにより、前記した結晶核形成物の探索の困難性
を解消できるものであることに着目し、研究を重
ねた結果に創案されたものである。
この発明の要旨は、蓄熱槽に、一端が蓄熱槽本
体内の潜熱蓄熱材中に開口し、他端側が蓄熱槽内
の気密性を保持させつつ蓄熱槽本体外に突出する
空胴部を形成して、該空胴部内に対して、ヒート
サイクル中は、該空胴部における少くとも蓄熱槽
本体外への突出側である奥部側の空所に位置する
結晶核形成物を、その融点以下に維持し、前記空
胴部における蓄熱材中に開口した一端部分に位置
した蓄熱槽本体内の蓄熱材の融液が、その融点以
下にある時に、前記空胴部の奥部側空所に位置す
る結晶核形成物から、前記空胴部における蓄熱材
中に開口した一端部分にかけて位置する蓄熱槽内
の蓄熱材の融液の一部を、結晶化させることので
きる冷却能体が作用している状態において、空胴
部の奥部側空所に結晶核形成物が位置し、該結晶
核形成物まで蓄熱槽本体内の蓄熱材の融液の一部
が気密的に切れ目なく導かれているとした潜熱蓄
熱材の過冷却防止方法と、蓄熱槽に、一端が蓄熱
槽本体内の潜熱蓄熱材中に開口し、他端側が蓄熱
槽内の気密性を保持させつつ蓄熱槽本体外に突出
する空胴部を形成する空胴体を形成し、該空胴体
内の空胴部における、少くとも蓄熱槽本体外への
突出側である奥部側の空所に蓄熱材と同じ組成の
結晶を若しくは蓄熱材と異なる組成の結晶核形成
物を最初の結晶核形成物として配することのでき
る構成と前記最初の結晶核形成物の配される空所
まで、蓄熱槽本体内の融液状態にある蓄熱材の一
部を、常時、蓄熱槽本体内の蓄熱材の融液の温度
変化による該融液の体積変化にも対応して、気密
的に切れ目なく導き維持することのできる構成
と、前記空所に配された最初の結晶核形成物と接
触している部分の蓄熱材の融液の一部を結晶化さ
せて、該結晶化部分と最初の結晶核形成物とより
成る結晶核形成物を形成して、該結晶核形成物を
その融点以下に維持することができると共に、前
記空胴部における蓄熱材中に連通した一端部分に
位置した蓄熱槽本体内の蓄熱材の融液が、その融
点以下にある時に、前記空胴部の奥部側空所に位
置する結晶核形成物から、前記空胴部における蓄
熱材中に開口した一端部分にかけて位置する蓄熱
槽本体内の蓄熱材の融液の一部を、結晶化させる
ことのできる1若しくは複数の冷却能体とを有す
る前述の過冷却防止方法に使用する蓄熱槽とにあ
る。
体内の潜熱蓄熱材中に開口し、他端側が蓄熱槽内
の気密性を保持させつつ蓄熱槽本体外に突出する
空胴部を形成して、該空胴部内に対して、ヒート
サイクル中は、該空胴部における少くとも蓄熱槽
本体外への突出側である奥部側の空所に位置する
結晶核形成物を、その融点以下に維持し、前記空
胴部における蓄熱材中に開口した一端部分に位置
した蓄熱槽本体内の蓄熱材の融液が、その融点以
下にある時に、前記空胴部の奥部側空所に位置す
る結晶核形成物から、前記空胴部における蓄熱材
中に開口した一端部分にかけて位置する蓄熱槽内
の蓄熱材の融液の一部を、結晶化させることので
きる冷却能体が作用している状態において、空胴
部の奥部側空所に結晶核形成物が位置し、該結晶
核形成物まで蓄熱槽本体内の蓄熱材の融液の一部
が気密的に切れ目なく導かれているとした潜熱蓄
熱材の過冷却防止方法と、蓄熱槽に、一端が蓄熱
槽本体内の潜熱蓄熱材中に開口し、他端側が蓄熱
槽内の気密性を保持させつつ蓄熱槽本体外に突出
する空胴部を形成する空胴体を形成し、該空胴体
内の空胴部における、少くとも蓄熱槽本体外への
突出側である奥部側の空所に蓄熱材と同じ組成の
結晶を若しくは蓄熱材と異なる組成の結晶核形成
物を最初の結晶核形成物として配することのでき
る構成と前記最初の結晶核形成物の配される空所
まで、蓄熱槽本体内の融液状態にある蓄熱材の一
部を、常時、蓄熱槽本体内の蓄熱材の融液の温度
変化による該融液の体積変化にも対応して、気密
的に切れ目なく導き維持することのできる構成
と、前記空所に配された最初の結晶核形成物と接
触している部分の蓄熱材の融液の一部を結晶化さ
せて、該結晶化部分と最初の結晶核形成物とより
成る結晶核形成物を形成して、該結晶核形成物を
その融点以下に維持することができると共に、前
記空胴部における蓄熱材中に連通した一端部分に
位置した蓄熱槽本体内の蓄熱材の融液が、その融
点以下にある時に、前記空胴部の奥部側空所に位
置する結晶核形成物から、前記空胴部における蓄
熱材中に開口した一端部分にかけて位置する蓄熱
槽本体内の蓄熱材の融液の一部を、結晶化させる
ことのできる1若しくは複数の冷却能体とを有す
る前述の過冷却防止方法に使用する蓄熱槽とにあ
る。
この発明において、ヒートサイクル中とは、蓄
熱槽が蓄熱槽として機能している期間中を言う。
そして、放熱作動時とは、ヒートサイクル中にお
いて、奪熱媒体を介して蓄熱槽内の熱を蓄熱槽外
に取り出すべく、その様にシステムが作動して、
奪熱媒体が蓄熱槽本体内を流れている期間を言
う。この期間においては、奪熱量が少くかつ蓄熱
槽本体内を流れる給熱媒体による蓄熱槽への給熱
量が多い場合には、奪熱量と給熱量との間のプラ
ス・マイナスの関係で、蓄熱状態にあることがあ
り得る。そして、ヒートサイクル中における非放
熱時とは、ヒートサイクル中において、奪熱媒体
が蓄熱槽本体内を流れていない期間を言う。
熱槽が蓄熱槽として機能している期間中を言う。
そして、放熱作動時とは、ヒートサイクル中にお
いて、奪熱媒体を介して蓄熱槽内の熱を蓄熱槽外
に取り出すべく、その様にシステムが作動して、
奪熱媒体が蓄熱槽本体内を流れている期間を言
う。この期間においては、奪熱量が少くかつ蓄熱
槽本体内を流れる給熱媒体による蓄熱槽への給熱
量が多い場合には、奪熱量と給熱量との間のプラ
ス・マイナスの関係で、蓄熱状態にあることがあ
り得る。そして、ヒートサイクル中における非放
熱時とは、ヒートサイクル中において、奪熱媒体
が蓄熱槽本体内を流れていない期間を言う。
この発明において、空胴体に形成される空胴部
は、少くともその奥部側空所に最初の結晶核形成
物を配することができ、蓄熱槽本体内の蓄熱材融
液の一部が、蓄熱槽本体内の蓄熱材融液から該蓄
熱材融液外にかけて気密的に切れ目なく位置する
ために必要であり、空胴部の他端側が蓄熱槽本体
外に突出するとは、蓄熱槽本体の内面形状に対し
て、突出している状態を云う。従つて、蓄熱槽本
体の外面投影形状に対しては、突出していない場
合もある(例えば、第11図、第12図の各図の
状態)。又は、空胴部は、一端が蓄熱槽本体の槽
壁部(天壁部と側壁部と底壁部との各場合を含
む)内面において蓄熱材中に開口する構成の場合
には、全部が蓄熱槽本体外に位置する(例えば、
第6図、第7図の各図の状態)。そして、空胴部
は、空胴部が蓄熱槽本体の天壁部に形成され蓄熱
材が蓄熱槽本体内の上部に所定の空間を残して収
容されて、天壁部内面と蓄熱材上面との間に間隔
が生じる構成の場合には、一端側は蓄熱槽本体内
の蓄熱材中に突出してその端が開口し、他端側が
蓄熱槽本体外に突出する(例えば、第1図、第3
図から第5図、第8図から第15図の各図の状
態)。
は、少くともその奥部側空所に最初の結晶核形成
物を配することができ、蓄熱槽本体内の蓄熱材融
液の一部が、蓄熱槽本体内の蓄熱材融液から該蓄
熱材融液外にかけて気密的に切れ目なく位置する
ために必要であり、空胴部の他端側が蓄熱槽本体
外に突出するとは、蓄熱槽本体の内面形状に対し
て、突出している状態を云う。従つて、蓄熱槽本
体の外面投影形状に対しては、突出していない場
合もある(例えば、第11図、第12図の各図の
状態)。又は、空胴部は、一端が蓄熱槽本体の槽
壁部(天壁部と側壁部と底壁部との各場合を含
む)内面において蓄熱材中に開口する構成の場合
には、全部が蓄熱槽本体外に位置する(例えば、
第6図、第7図の各図の状態)。そして、空胴部
は、空胴部が蓄熱槽本体の天壁部に形成され蓄熱
材が蓄熱槽本体内の上部に所定の空間を残して収
容されて、天壁部内面と蓄熱材上面との間に間隔
が生じる構成の場合には、一端側は蓄熱槽本体内
の蓄熱材中に突出してその端が開口し、他端側が
蓄熱槽本体外に突出する(例えば、第1図、第3
図から第5図、第8図から第15図の各図の状
態)。
そして又、空胴部を形成する空胴体は、蓄熱槽
本体と材質を違える、又は蓄熱槽本体と着脱自在
とする、或いは製作上の利便さ等のために、蓄熱
槽本体とは別の物品のみから成る場合(例えば、
第1図・第3図、第4図から第10図の各図の状
態のもの)もあり、その端が蓄熱槽本体内の蓄熱
材中に開口する一端側を、蓄熱槽本体若しくは該
槽本体における空胴体取付部材により形成され
(この場合、空胴体取付部材は、蓄熱槽本体の一
部を成すと共に空胴体の一端側をも成す)、蓄熱
槽本体外に突出する他端側を、蓄熱槽本体とは別
の物品により形成される場合(例えば、一端側が
空胴体取付部材により形成されるものとして、第
11図から第15図の各図の状態のもの。又、該
各図において、空胴体取付部材は熱伝導性の低い
材料より成るとされるべきものであるから、蓄熱
槽本体と実質的に一体のものとすることができ
る)もあり、更には、空胴体全体が蓄熱槽本体と
実質的に一体のもの(例えば、第10図実施例に
おいて、空胴体49は熱伝導性の低い材料より成
るので、空胴体取付部材を排して、蓄熱槽本体1
と空胴体49とを同一の素材として蓄熱槽本体と
一体のものとすることができる)であつても良
い。この発明において、最初の結晶核形成物の配
される奥部側空所まで、蓄熱槽本体内の蓄熱材の
融液の一部を、常時、蓄熱槽本体内の蓄熱材の融
液の温度変化による該融液の体積変化にも対応し
て、気密的に切れ目なく導き維持することのでき
る構成とは、蓄熱槽本体内の蓄熱材の融液に温度
変化がなく従つて体積変化がない時はもちろんの
こと、蓄熱槽本体内の蓄熱材の融液の温度降下に
よる該融液の収縮又は温度上昇による該融液の膨
張がある時には、該収縮・膨張に対して蓄熱槽本
体や空胴体に不都合や無理を及ぼすことなく対処
して、前記奥部側空所まで蓄熱槽本体内の蓄熱材
の融液の一部を常時気密的に切れ目なく導き維持
することのできる構成でなければならない。この
発明において、最初の結晶核形成物の配される奥
部側空所まで、蓄熱槽本体内の蓄熱材の融液の一
部を常時、蓄熱槽本体内の蓄熱材の融液の温度変
化による該融液の体積変化にも対応して、気密的
に切れ目なく導き維持することのできる手段とし
ては、例えば、奥部側空所を蓄熱材融液の液面よ
りも上位に位置させ、毛細管現象により導き維持
する場合(例えば、第1図から第4図、第8図か
ら第10図。第13図から第15図の各図の状
態)と、空胴部を蓄熱槽本体内の蓄熱材融液の液
面より低いレベルに置き、蓄熱材融液の自重によ
り、導き維持する場合(例えば、第7図、第11
図、第12図の各図の状態)と、蓄熱槽本体内に
シリンダー筒部の一端を開口させ、ピストンを蓄
熱材融液に向つて前進させることにより奥部側空
所に導き維持する場合(例えば、第5図、第6図
の各図の状態)等とがある。
本体と材質を違える、又は蓄熱槽本体と着脱自在
とする、或いは製作上の利便さ等のために、蓄熱
槽本体とは別の物品のみから成る場合(例えば、
第1図・第3図、第4図から第10図の各図の状
態のもの)もあり、その端が蓄熱槽本体内の蓄熱
材中に開口する一端側を、蓄熱槽本体若しくは該
槽本体における空胴体取付部材により形成され
(この場合、空胴体取付部材は、蓄熱槽本体の一
部を成すと共に空胴体の一端側をも成す)、蓄熱
槽本体外に突出する他端側を、蓄熱槽本体とは別
の物品により形成される場合(例えば、一端側が
空胴体取付部材により形成されるものとして、第
11図から第15図の各図の状態のもの。又、該
各図において、空胴体取付部材は熱伝導性の低い
材料より成るとされるべきものであるから、蓄熱
槽本体と実質的に一体のものとすることができ
る)もあり、更には、空胴体全体が蓄熱槽本体と
実質的に一体のもの(例えば、第10図実施例に
おいて、空胴体49は熱伝導性の低い材料より成
るので、空胴体取付部材を排して、蓄熱槽本体1
と空胴体49とを同一の素材として蓄熱槽本体と
一体のものとすることができる)であつても良
い。この発明において、最初の結晶核形成物の配
される奥部側空所まで、蓄熱槽本体内の蓄熱材の
融液の一部を、常時、蓄熱槽本体内の蓄熱材の融
液の温度変化による該融液の体積変化にも対応し
て、気密的に切れ目なく導き維持することのでき
る構成とは、蓄熱槽本体内の蓄熱材の融液に温度
変化がなく従つて体積変化がない時はもちろんの
こと、蓄熱槽本体内の蓄熱材の融液の温度降下に
よる該融液の収縮又は温度上昇による該融液の膨
張がある時には、該収縮・膨張に対して蓄熱槽本
体や空胴体に不都合や無理を及ぼすことなく対処
して、前記奥部側空所まで蓄熱槽本体内の蓄熱材
の融液の一部を常時気密的に切れ目なく導き維持
することのできる構成でなければならない。この
発明において、最初の結晶核形成物の配される奥
部側空所まで、蓄熱槽本体内の蓄熱材の融液の一
部を常時、蓄熱槽本体内の蓄熱材の融液の温度変
化による該融液の体積変化にも対応して、気密的
に切れ目なく導き維持することのできる手段とし
ては、例えば、奥部側空所を蓄熱材融液の液面よ
りも上位に位置させ、毛細管現象により導き維持
する場合(例えば、第1図から第4図、第8図か
ら第10図。第13図から第15図の各図の状
態)と、空胴部を蓄熱槽本体内の蓄熱材融液の液
面より低いレベルに置き、蓄熱材融液の自重によ
り、導き維持する場合(例えば、第7図、第11
図、第12図の各図の状態)と、蓄熱槽本体内に
シリンダー筒部の一端を開口させ、ピストンを蓄
熱材融液に向つて前進させることにより奥部側空
所に導き維持する場合(例えば、第5図、第6図
の各図の状態)等とがある。
シリンダー装置を利用しての場合、蓄熱槽本体
内は蓄熱材融液により満杯にされる。そして、蓄
熱材融液の昇温による蓄熱材融液の膨張は、膨張
体積分のピストンの後退により対処され、又蓄熱
材融液の降温による該融液の収縮は、収縮体積分
のピストンの前進により対処されて、常時、奥部
側空所まで蓄熱槽本体内の蓄熱材の融液の一部
が、気密的に切れ目なく導き維持される。
内は蓄熱材融液により満杯にされる。そして、蓄
熱材融液の昇温による蓄熱材融液の膨張は、膨張
体積分のピストンの後退により対処され、又蓄熱
材融液の降温による該融液の収縮は、収縮体積分
のピストンの前進により対処されて、常時、奥部
側空所まで蓄熱槽本体内の蓄熱材の融液の一部
が、気密的に切れ目なく導き維持される。
毛細管現象、及び空胴部の位置の設定による場
合は、蓄熱槽本体内を蓄熱材融液により満杯にす
ると、蓄熱材融液の膨張による体積分を蓄熱槽に
おいて対処することができないので、蓄熱槽本体
内には蓄熱材融液を満たすことなく、蓄熱槽本体
内の上部に所定の空間を残して蓄熱材融液を収容
して膨張に対処する。又、蓄熱材融液の降温によ
る該融液の収縮は、蓄熱槽本体内の蓄熱材融液の
液面の若干の低下により対処される。こうして、
常時、奥部側空所まで蓄熱槽本体内の蓄熱材の融
液の一部が、気密的に切れ目なく導き維持され
る。
合は、蓄熱槽本体内を蓄熱材融液により満杯にす
ると、蓄熱材融液の膨張による体積分を蓄熱槽に
おいて対処することができないので、蓄熱槽本体
内には蓄熱材融液を満たすことなく、蓄熱槽本体
内の上部に所定の空間を残して蓄熱材融液を収容
して膨張に対処する。又、蓄熱材融液の降温によ
る該融液の収縮は、蓄熱槽本体内の蓄熱材融液の
液面の若干の低下により対処される。こうして、
常時、奥部側空所まで蓄熱槽本体内の蓄熱材の融
液の一部が、気密的に切れ目なく導き維持され
る。
最初の結晶核形成物の配される奥部側空所ま
で、蓄熱槽本体内の蓄熱材融液の一部を、毛細管
現象にて切れ目なく導き維持することのできる手
段としては、例えば、空胴部内全体に繊維質の物
質を配する場合(例えば、毛細管現象によるとし
た前記各図の状態)と、空胴体を細い内径のガラ
ス管の如き毛管とする場合等とがある。
で、蓄熱槽本体内の蓄熱材融液の一部を、毛細管
現象にて切れ目なく導き維持することのできる手
段としては、例えば、空胴部内全体に繊維質の物
質を配する場合(例えば、毛細管現象によるとし
た前記各図の状態)と、空胴体を細い内径のガラ
ス管の如き毛管とする場合等とがある。
空胴部における径は、この発明におけるいずれ
の実施例図でも、蓄熱槽に対して相当の太さを有
しているが、結晶核形成物まで蓄熱材融液の一部
を切れ目なく導き維持することのできる手段を毛
細管現象とした場合に限らず、直径1mm以下、例
えば髪の毛1本程の径であつても、実用に供し得
るものである。この発明の実施例図中、最初の結
晶核形成物の配される空所まで蓄熱槽本体内の蓄
熱材融液の一部を切れ目なく導き維持することの
できる手段として、繊維質物質による毛細管現象
を採用している実施例では、空胴体の内面と繊維
質物質との間に間隙が形成されているが、これは
単に、空胴部を形成する空胴体とその内部の繊維
質物質とが、明瞭に別物であることの理解のため
であり、実際には、次記する理由により空胴部を
形成する空胴体の内面と繊維質物質との間は密着
している。従つて又、該密着により繊維質物質が
空胴体より抜け落ちることはない。空胴部は、奥
部側端部ができる限り、外気と閉鎖され、又、結
晶核形成物まで切れ目なく導かれる蓄熱材融液の
一部は、如何なる場合も、蓄熱槽本体内の蓄熱材
融液からできる限り、気密的に導かれる必要があ
る。
の実施例図でも、蓄熱槽に対して相当の太さを有
しているが、結晶核形成物まで蓄熱材融液の一部
を切れ目なく導き維持することのできる手段を毛
細管現象とした場合に限らず、直径1mm以下、例
えば髪の毛1本程の径であつても、実用に供し得
るものである。この発明の実施例図中、最初の結
晶核形成物の配される空所まで蓄熱槽本体内の蓄
熱材融液の一部を切れ目なく導き維持することの
できる手段として、繊維質物質による毛細管現象
を採用している実施例では、空胴体の内面と繊維
質物質との間に間隙が形成されているが、これは
単に、空胴部を形成する空胴体とその内部の繊維
質物質とが、明瞭に別物であることの理解のため
であり、実際には、次記する理由により空胴部を
形成する空胴体の内面と繊維質物質との間は密着
している。従つて又、該密着により繊維質物質が
空胴体より抜け落ちることはない。空胴部は、奥
部側端部ができる限り、外気と閉鎖され、又、結
晶核形成物まで切れ目なく導かれる蓄熱材融液の
一部は、如何なる場合も、蓄熱槽本体内の蓄熱材
融液からできる限り、気密的に導かれる必要があ
る。
何んとなれば、結晶核形成物が外気と接触し
て、潮解、風解蒸発等の作用を起して、結晶核形
成物の組成を変化させたり、結晶核形成物を溶解
させたりしてはならない。
て、潮解、風解蒸発等の作用を起して、結晶核形
成物の組成を変化させたり、結晶核形成物を溶解
させたりしてはならない。
そして又、蓄熱槽本体内からの空胴部内への気
体及び蒸気の混入は防がねばならない。
体及び蒸気の混入は防がねばならない。
特に、蒸気は、空胴部内に位置した蓄熱材融液
を希薄溶液とさせてしまい、結晶核形成物から開
始された結晶成長を希薄溶液部で容易に停止させ
易い。
を希薄溶液とさせてしまい、結晶核形成物から開
始された結晶成長を希薄溶液部で容易に停止させ
易い。
空胴部は、特には、蓄熱槽が大きい場合、若し
くは蓄熱材の単位体積当りの蓄熱能力が大きい場
合の様に、空胴部内からの結晶化が蓄熱槽本体内
の蓄熱材融液の全体に及ぶまでに多くの時間を要
する場合に、蓄熱槽の大きさ、蓄熱材の蓄熱能力
の大きさに応じて、個数を増して蓄熱槽本体内の
蓄熱材融液全体の結晶化を早めるのが良い(例え
ば、第8図の状態)。
くは蓄熱材の単位体積当りの蓄熱能力が大きい場
合の様に、空胴部内からの結晶化が蓄熱槽本体内
の蓄熱材融液の全体に及ぶまでに多くの時間を要
する場合に、蓄熱槽の大きさ、蓄熱材の蓄熱能力
の大きさに応じて、個数を増して蓄熱槽本体内の
蓄熱材融液全体の結晶化を早めるのが良い(例え
ば、第8図の状態)。
空胴部の奥部側空所に最初の結晶核形成物を配
することのできる手段としては、例えば、空胴体
の奥部側頂部に着脱可能な栓を配する場合(例え
ば、第1図から第3図、第5図から第7図、第1
0の各図の状態)と、空胴体における少くとも蓄
熱槽本体外に突出する部分を蓄熱槽本体とは別に
蓄熱槽本体と着脱可能に設け、先ず空胴体におけ
る該突出部分の内面に最初の結晶核形成物を付着
して後、空胴体における該突出部分を蓄熱槽本体
に気密的に取着する場合(例えば、第4図、第8
図、第9図、第11図から第15図の各図の構成
に基く)等がある。
することのできる手段としては、例えば、空胴体
の奥部側頂部に着脱可能な栓を配する場合(例え
ば、第1図から第3図、第5図から第7図、第1
0の各図の状態)と、空胴体における少くとも蓄
熱槽本体外に突出する部分を蓄熱槽本体とは別に
蓄熱槽本体と着脱可能に設け、先ず空胴体におけ
る該突出部分の内面に最初の結晶核形成物を付着
して後、空胴体における該突出部分を蓄熱槽本体
に気密的に取着する場合(例えば、第4図、第8
図、第9図、第11図から第15図の各図の構成
に基く)等がある。
栓を利用しての場合、冷却能体を作用させた状
態において、栓を外し空胴体内面の奥部側に最初
の結晶核形成物を付着させて配する場合(この場
合、この後に該最初の結晶核形成物まで蓄熱槽本
体内の蓄熱材融液の一部を導く)と、冷却能体を
作用させた状態において、栓を外し先ず空胴部内
全体に蓄熱槽本体内の蓄熱材融液の一部を、結晶
核形成物の融点以下で導いておいてから、空胴部
の奥部側空所に、最初の結晶核形成物を投ずる場
合とがある。
態において、栓を外し空胴体内面の奥部側に最初
の結晶核形成物を付着させて配する場合(この場
合、この後に該最初の結晶核形成物まで蓄熱槽本
体内の蓄熱材融液の一部を導く)と、冷却能体を
作用させた状態において、栓を外し先ず空胴部内
全体に蓄熱槽本体内の蓄熱材融液の一部を、結晶
核形成物の融点以下で導いておいてから、空胴部
の奥部側空所に、最初の結晶核形成物を投ずる場
合とがある。
又、蓄熱槽本体に着脱可能な空胴体による場
合、最初の結晶核形成物は空胴体内面の奥部側に
のみ付着されて配されても良いし、蓄熱材と同じ
組成の結晶であれば、空胴体内の空胴部内全体に
満たされて配されても良い。要は、空胴体内面の
奥部側に最初の結晶核形成物を配されるというこ
とである。
合、最初の結晶核形成物は空胴体内面の奥部側に
のみ付着されて配されても良いし、蓄熱材と同じ
組成の結晶であれば、空胴体内の空胴部内全体に
満たされて配されても良い。要は、空胴体内面の
奥部側に最初の結晶核形成物を配されるというこ
とである。
空胴部内全体に蓄熱材と同じ組成の結晶を満た
した場合は、空胴部において少くとも奥部側空所
に配された部分の最初の結晶核形成物が、後記す
る冷却能体の作用を受けて、そのままヒートサイ
クル中の結晶核形成物となる。
した場合は、空胴部において少くとも奥部側空所
に配された部分の最初の結晶核形成物が、後記す
る冷却能体の作用を受けて、そのままヒートサイ
クル中の結晶核形成物となる。
栓を利用しての場合と蓄熱槽本体に着脱可能な
空胴体による場合とを問わず最初の結晶核形成物
が、空胴部の奥部側空所にのみ配される場合、蓄
熱材と同じ組成のものであると否とにかかわら
ず、一旦、蓄熱槽本体内から導かれている蓄熱材
融液の一部が結晶核形成物の融点以下で最初の結
晶核形成物に接触されて、該接触部における蓄熱
材融液が結晶化されれば、以後は該接触部周辺に
おける結晶状態が冷却能体により維持され続ける
ので、前記接触部周辺における結晶化後は、最初
の結晶核形成物と前記接触部周辺における蓄熱材
の結晶とが、通常ヒートサイクル中の結晶核形成
物とされる。
空胴体による場合とを問わず最初の結晶核形成物
が、空胴部の奥部側空所にのみ配される場合、蓄
熱材と同じ組成のものであると否とにかかわら
ず、一旦、蓄熱槽本体内から導かれている蓄熱材
融液の一部が結晶核形成物の融点以下で最初の結
晶核形成物に接触されて、該接触部における蓄熱
材融液が結晶化されれば、以後は該接触部周辺に
おける結晶状態が冷却能体により維持され続ける
ので、前記接触部周辺における結晶化後は、最初
の結晶核形成物と前記接触部周辺における蓄熱材
の結晶とが、通常ヒートサイクル中の結晶核形成
物とされる。
この結晶核形成物は、最初の結晶核形成物の周
囲が蓄熱材の結晶で覆われている場合もあり、前
記接触部をほぼ境界として空胴部の奥部側端寄り
に最初の結晶核形成物が位置して蓄熱槽本体寄り
に蓄熱材の結晶が位置する場合もある。
囲が蓄熱材の結晶で覆われている場合もあり、前
記接触部をほぼ境界として空胴部の奥部側端寄り
に最初の結晶核形成物が位置して蓄熱槽本体寄り
に蓄熱材の結晶が位置する場合もある。
結晶核形成物の融点は、最初の結晶核形成物
が、蓄熱材と同じ組成の結晶である場合、若しく
は異なる組成のものであつてもその融点が蓄熱材
の融点と同じかそれよりも高い場合には、蓄熱材
の融点と同じとされる。
が、蓄熱材と同じ組成の結晶である場合、若しく
は異なる組成のものであつてもその融点が蓄熱材
の融点と同じかそれよりも高い場合には、蓄熱材
の融点と同じとされる。
最初の結晶核形成物が蓄熱材と異なる組成であ
つて、かつその融点が蓄熱材の融点よりも低い場
合には、最初の結晶核形成物の融点が、通常ヒー
トサイクル中の結晶核形成物の融点とされる。
つて、かつその融点が蓄熱材の融点よりも低い場
合には、最初の結晶核形成物の融点が、通常ヒー
トサイクル中の結晶核形成物の融点とされる。
これは、最初の結晶核形成物が融解した際の融
液により、結晶核形成物における蓄熱材と同じ組
成の結晶部分が溶解されることのないためであ
る。
液により、結晶核形成物における蓄熱材と同じ組
成の結晶部分が溶解されることのないためであ
る。
この発明によれば、空胴部の奥部側端部は、外
気とできる限り閉鎖されるので、結晶核形成物が
潮解・風解・蒸発等の作用を受けることが先ずな
い。又、蓄熱槽本体内の蓄熱材融液の一部は、該
蓄熱材融液中から気密的に切れ目なく結晶核形成
物まで導かれるので、蒸気及び気体により空胴部
内の蓄熱材融液を希薄溶液化させたり、結晶核形
成物を潮解させたり、風解させることがない。そ
して、結晶核形成物は少なくとも蓄熱材融液と接
触する部分は蓄熱材と同じ組成の結晶である。
気とできる限り閉鎖されるので、結晶核形成物が
潮解・風解・蒸発等の作用を受けることが先ずな
い。又、蓄熱槽本体内の蓄熱材融液の一部は、該
蓄熱材融液中から気密的に切れ目なく結晶核形成
物まで導かれるので、蒸気及び気体により空胴部
内の蓄熱材融液を希薄溶液化させたり、結晶核形
成物を潮解させたり、風解させることがない。そ
して、結晶核形成物は少なくとも蓄熱材融液と接
触する部分は蓄熱材と同じ組成の結晶である。
従つて、この発明によれば、蓄熱槽本体内に蓄
熱材と異なる組成のものが混入したり発生した
り、し難く、従つて蓄熱槽本体内の蓄熱材の組成
が変化し難い。
熱材と異なる組成のものが混入したり発生した
り、し難く、従つて蓄熱槽本体内の蓄熱材の組成
が変化し難い。
次に、冷却能体について述べる。例えば、その
中の1つとして、蓄熱槽本体外に位置した空胴体
若しくは空胴体部分の外部周辺の強制冷却作用を
授けられた若しくは強制冷却作用を授けられない
ままの空気自体がある(例えば、第1図、第3
図、第8図の各図の状態のもの)。
中の1つとして、蓄熱槽本体外に位置した空胴体
若しくは空胴体部分の外部周辺の強制冷却作用を
授けられた若しくは強制冷却作用を授けられない
ままの空気自体がある(例えば、第1図、第3
図、第8図の各図の状態のもの)。
他の1つとして、空胴部内の熱を吸熱するため
の吸熱体が空胴部の内・外いずれか一方若しくは
双方に配される強制冷却機構がある(例えば、空
胴部外に配するものとして、第2図、第4図、第
5図から第7図、第9図、第11図、第16図の
各図の状態のもの。又、空胴部内に配するものと
して、第10図の状態のもの)。そして、その中
の1つとしては、空胴部を構成する空胴体自体若
しくはその空胴体の部分自体を、空胴部内の熱を
吸熱するための吸熱体として、構成品に含む強制
冷却機構がある(例えば、第11図、第12図の
各図の状態のもの。符号60のものが該空胴体部
分に該当)。単に、空胴部の奥部側空所に配され
た最初の結晶核形成物と接触している部分の蓄熱
材の融液の一部を結晶化させて、該結晶化部分と
最初の結晶核形成物とより成る結晶核形成物を形
成して、該結晶核形成物をその融点以下に維持さ
せる作用と、前記空胴部における蓄熱材中に開口
した一端部分に位置した蓄熱槽本体内の蓄熱材の
融液がその融点以下にある時に、前記空胴部の奥
部側空所に位置する結晶核形成物から前記空胴部
における蓄熱材中に開口した一端部分にかけて位
置する蓄熱槽本体内の蓄熱材の融液の一部を、結
晶化させる作用との2つの作用のための1若しく
は複数の冷却能体としては、当然にその数を1と
して、前記空気自体が、充分に冷却能体と成り得
る。例えば蓄熱槽を主として冬季向けの低温潜熱
型蓄熱槽として、潜熱蓄熱材にチオ硫酸ナトリウ
ムの5水温(Na2S2O3・5H2O)(融点:48℃前
後)を使用し、前記低温蓄熱槽を1年間の四季を
通して機能させた場合であつても、日本において
は1年間の四季を通じて敢えて言えば夏季におい
ても、周囲の気温が非作為的に48℃を越える環境
は、あつたとしても特殊な環境で極く希と考えら
れるので、大体の場合、融液状態(蓄熱状態)に
ある蓄熱槽本体内の蓄熱材からの熱伝導を考慮に
入れても、蓄熱槽本体外の空胴体外部周辺の空気
自体のみを、一年間の四季を通じて前記した冷却
能体とすることができる。
の吸熱体が空胴部の内・外いずれか一方若しくは
双方に配される強制冷却機構がある(例えば、空
胴部外に配するものとして、第2図、第4図、第
5図から第7図、第9図、第11図、第16図の
各図の状態のもの。又、空胴部内に配するものと
して、第10図の状態のもの)。そして、その中
の1つとしては、空胴部を構成する空胴体自体若
しくはその空胴体の部分自体を、空胴部内の熱を
吸熱するための吸熱体として、構成品に含む強制
冷却機構がある(例えば、第11図、第12図の
各図の状態のもの。符号60のものが該空胴体部
分に該当)。単に、空胴部の奥部側空所に配され
た最初の結晶核形成物と接触している部分の蓄熱
材の融液の一部を結晶化させて、該結晶化部分と
最初の結晶核形成物とより成る結晶核形成物を形
成して、該結晶核形成物をその融点以下に維持さ
せる作用と、前記空胴部における蓄熱材中に開口
した一端部分に位置した蓄熱槽本体内の蓄熱材の
融液がその融点以下にある時に、前記空胴部の奥
部側空所に位置する結晶核形成物から前記空胴部
における蓄熱材中に開口した一端部分にかけて位
置する蓄熱槽本体内の蓄熱材の融液の一部を、結
晶化させる作用との2つの作用のための1若しく
は複数の冷却能体としては、当然にその数を1と
して、前記空気自体が、充分に冷却能体と成り得
る。例えば蓄熱槽を主として冬季向けの低温潜熱
型蓄熱槽として、潜熱蓄熱材にチオ硫酸ナトリウ
ムの5水温(Na2S2O3・5H2O)(融点:48℃前
後)を使用し、前記低温蓄熱槽を1年間の四季を
通して機能させた場合であつても、日本において
は1年間の四季を通じて敢えて言えば夏季におい
ても、周囲の気温が非作為的に48℃を越える環境
は、あつたとしても特殊な環境で極く希と考えら
れるので、大体の場合、融液状態(蓄熱状態)に
ある蓄熱槽本体内の蓄熱材からの熱伝導を考慮に
入れても、蓄熱槽本体外の空胴体外部周辺の空気
自体のみを、一年間の四季を通じて前記した冷却
能体とすることができる。
特に冬季に限れば、専ら、前記空気自体のみを
冷却能体とすることができる。
冷却能体とすることができる。
また、例えば蓄熱槽を主として夏季向けの高温
蓄熱槽として、潜熱蓄熱材に水酸化ストロンチウ
ムの8水塩(Sr(OH)2・8H2O)(融点:88℃前
後)を使用した場合には、高温蓄熱槽の寿命中
は、専ら(即ち四季を通じて)蓄熱槽本体外の空
胴体外部周辺の空気自体のみを、前記した冷却能
体とすることができる。
蓄熱槽として、潜熱蓄熱材に水酸化ストロンチウ
ムの8水塩(Sr(OH)2・8H2O)(融点:88℃前
後)を使用した場合には、高温蓄熱槽の寿命中
は、専ら(即ち四季を通じて)蓄熱槽本体外の空
胴体外部周辺の空気自体のみを、前記した冷却能
体とすることができる。
この発明には、蓄熱槽本体外の空胴体外部周辺
の空気自体が、前記した冷却能体に成り得ない場
合に、前記空胴部に対して強制冷却機構が配され
る。
の空気自体が、前記した冷却能体に成り得ない場
合に、前記空胴部に対して強制冷却機構が配され
る。
この強制冷却機構は、3つの作用を有する。即
ち、空気自体が冷却能体と成り得る先に述べた2
つの作用と、潜熱による熱を得るべく蓄熱槽を含
むシステムが作動された際において、空胴部の奥
部側空所に配される結晶核形成物と、該結晶核形
成物まで切れ目なく導かれている蓄熱材融液の一
部との境界位置、即ち潜熱蓄熱材の融点にある融
液結晶化の位置(図示例では符号M)を、早く蓄
熱槽本体内の過冷却状態にある蓄熱材融液に到達
させて、空胴部内の結晶核形成物から蓄熱槽本体
内の蓄熱材融液にかけての結晶成長(凝固)を積
極的に早めることができる作用とである。
ち、空気自体が冷却能体と成り得る先に述べた2
つの作用と、潜熱による熱を得るべく蓄熱槽を含
むシステムが作動された際において、空胴部の奥
部側空所に配される結晶核形成物と、該結晶核形
成物まで切れ目なく導かれている蓄熱材融液の一
部との境界位置、即ち潜熱蓄熱材の融点にある融
液結晶化の位置(図示例では符号M)を、早く蓄
熱槽本体内の過冷却状態にある蓄熱材融液に到達
させて、空胴部内の結晶核形成物から蓄熱槽本体
内の蓄熱材融液にかけての結晶成長(凝固)を積
極的に早めることができる作用とである。
尚、先の2つの作用は、専ら前記空気自体によ
るものとして、放熱作動時に、結晶成長を、積極
的に早める作用のみのために、強制冷却機構を配
することもある(例えば、第9図実施例の場
合)。この強制冷却機構を最も必要とする場合
は、先の2つの作用を達成させるためであるが、
強制冷却機構の稼動頻度としては、少くとも日本
のように、日照の強さ・気温に、急激な変化のな
い気候では、太陽熱型集熱器の型式(集熱温
度)、蓄熱槽の型式(蓄熱材の融点)に適合せる
季節において蓄熱槽を利用する場合には、専ら、
潜熱による放熱作動時に空胴部内の結晶核形成物
から蓄熱槽本体内の蓄熱材融液にかけての結晶成
長を、積極的に早めるべく、稼動させる場合が圧
倒的に多いであろう。
るものとして、放熱作動時に、結晶成長を、積極
的に早める作用のみのために、強制冷却機構を配
することもある(例えば、第9図実施例の場
合)。この強制冷却機構を最も必要とする場合
は、先の2つの作用を達成させるためであるが、
強制冷却機構の稼動頻度としては、少くとも日本
のように、日照の強さ・気温に、急激な変化のな
い気候では、太陽熱型集熱器の型式(集熱温
度)、蓄熱槽の型式(蓄熱材の融点)に適合せる
季節において蓄熱槽を利用する場合には、専ら、
潜熱による放熱作動時に空胴部内の結晶核形成物
から蓄熱槽本体内の蓄熱材融液にかけての結晶成
長を、積極的に早めるべく、稼動させる場合が圧
倒的に多いであろう。
空胴部の一端側が、蓄熱槽本体内の槽壁部から
蓄熱材融液中にまで突出する場合において、強制
冷却機構を蓄熱槽本体外において配する他、蓄熱
槽本体内においても配することができる(例え
ば、第10図、第14図の各図の状態)。そし
て、蓄熱槽本体の内・外に配される両強制冷却機
構は、常時接続している構成の場合(例えば、第
10図実施例)と、放熱作動時において少くとも
蓄熱槽本体内における蓄熱材融液の結晶開始の時
まで、接続かつ作用している構成の場合(例え
ば、第14図実施例)とがある。
蓄熱材融液中にまで突出する場合において、強制
冷却機構を蓄熱槽本体外において配する他、蓄熱
槽本体内においても配することができる(例え
ば、第10図、第14図の各図の状態)。そし
て、蓄熱槽本体の内・外に配される両強制冷却機
構は、常時接続している構成の場合(例えば、第
10図実施例)と、放熱作動時において少くとも
蓄熱槽本体内における蓄熱材融液の結晶開始の時
まで、接続かつ作用している構成の場合(例え
ば、第14図実施例)とがある。
常時接続している構成の場合、ヒートサイクル
中、空胴部の奥部側空所に位置した結晶核形成物
をその融点以下に維持させる冷却能体は、専ら、
蓄熱槽本体外の空胴体外部周辺の空気自体を良し
として、強制冷却機構は、放熱作動時において、
空胴部内の結晶核形成物から蓄熱槽本体内の蓄熱
材融液にかけての結晶成長を、積極的に早めるべ
く、少くとも蓄熱槽本体内における蓄熱材融液の
結晶開始の時まで、作用させるのを良しとするも
のである。
中、空胴部の奥部側空所に位置した結晶核形成物
をその融点以下に維持させる冷却能体は、専ら、
蓄熱槽本体外の空胴体外部周辺の空気自体を良し
として、強制冷却機構は、放熱作動時において、
空胴部内の結晶核形成物から蓄熱槽本体内の蓄熱
材融液にかけての結晶成長を、積極的に早めるべ
く、少くとも蓄熱槽本体内における蓄熱材融液の
結晶開始の時まで、作用させるのを良しとするも
のである。
又、放熱作動時において少くとも蓄熱槽本体内
における蓄熱材融液の結晶開始の時まで、接続か
つ作用している構成の場合、蓄熱槽本体外の強制
冷却機構は、ヒートサイクル中における非放熱時
に、空胴部の奥部側空所に位置した結晶核形成物
が、その融点若しくは該融点より若干の低温度に
まで上昇した場合に作用させるものであり、蓄熱
槽本体内・外の両強制冷却機構は、放熱作動時に
おいて、空胴部内の結晶核形成物かつ蓄熱槽本体
内の蓄熱材融液にかけての結晶成長を、積極的に
早めるべく、少くとも蓄熱槽本体内における蓄熱
材融液の結晶開始の時まで、作用させるものであ
る。
における蓄熱材融液の結晶開始の時まで、接続か
つ作用している構成の場合、蓄熱槽本体外の強制
冷却機構は、ヒートサイクル中における非放熱時
に、空胴部の奥部側空所に位置した結晶核形成物
が、その融点若しくは該融点より若干の低温度に
まで上昇した場合に作用させるものであり、蓄熱
槽本体内・外の両強制冷却機構は、放熱作動時に
おいて、空胴部内の結晶核形成物かつ蓄熱槽本体
内の蓄熱材融液にかけての結晶成長を、積極的に
早めるべく、少くとも蓄熱槽本体内における蓄熱
材融液の結晶開始の時まで、作用させるものであ
る。
冷媒流体を循環させる型式の強制冷却機構が、
空胴部の外部側に配される場合、空胴部の奥部側
空所に位置した結晶核形成物に対する冷却効果を
低下させないため、強制冷却機構は断熱カバーで
覆うのが良い(例えば、第2図において2点鎖線
の状態)。
空胴部の外部側に配される場合、空胴部の奥部側
空所に位置した結晶核形成物に対する冷却効果を
低下させないため、強制冷却機構は断熱カバーで
覆うのが良い(例えば、第2図において2点鎖線
の状態)。
蓄熱槽が、冬季向けの低温蓄熱槽とされて、冬
季において屋外よりも温暖な地下室等に設置され
る場合、冬季を通じて、専ら、強制冷却機構が冷
却能体とされる場合もあり得よう。
季において屋外よりも温暖な地下室等に設置され
る場合、冬季を通じて、専ら、強制冷却機構が冷
却能体とされる場合もあり得よう。
又、念のため、述べれば、この発明における蓄
熱槽運転中の1つの状態として、太陽熱型集熱器
の型式・蓄熱槽の型式に比較して気温が低くかつ
日照が弱い場合等には、当然のことながら、蓄熱
時においても、蓄熱槽本体内の蓄熱材が、融点以
下になつた時に、空胴部内にある蓄熱材全体から
更には蓄熱槽本体内の蓄熱材の一部(若しくは希
には全部)にかけての結晶成長が行われて、前記
融液結晶化の位置が蓄熱槽本体内の蓄熱材中に移
動することもあろう。
熱槽運転中の1つの状態として、太陽熱型集熱器
の型式・蓄熱槽の型式に比較して気温が低くかつ
日照が弱い場合等には、当然のことながら、蓄熱
時においても、蓄熱槽本体内の蓄熱材が、融点以
下になつた時に、空胴部内にある蓄熱材全体から
更には蓄熱槽本体内の蓄熱材の一部(若しくは希
には全部)にかけての結晶成長が行われて、前記
融液結晶化の位置が蓄熱槽本体内の蓄熱材中に移
動することもあろう。
以下、この発明の実施例を図に従つて、説明す
る。尚、各実施例図間において共通する符号のも
のは、共通する構成のものを示すものとする。第
1図において、1は蓄熱槽本体(以下、他の実施
例を含めて槽本体と略称する)、2は槽本体1内
に収容された、例えばチオ硫酸ナトリウムの5水
塩(Na2S2O3・5H2O)等の過冷却状態を含む潜
熱蓄熱材の融液(以下、融液2と略称する)、
3,4はそれぞれ、蓄熱槽において蓄熱・放熱を
行わせるべく、給熱媒体・奪熱媒体を槽本体1内
に循環させるための給熱用のパイプ、奪熱用のパ
イプで、当然熱伝導性の良好な材質より成るパイ
プが使用され、給熱媒体、奪熱媒体のそれぞれを
供給・回収するための槽本体1外に位置する断熱
性を有すパイプ3′,4′と、槽本体1の槽壁部に
おいて接続される。
る。尚、各実施例図間において共通する符号のも
のは、共通する構成のものを示すものとする。第
1図において、1は蓄熱槽本体(以下、他の実施
例を含めて槽本体と略称する)、2は槽本体1内
に収容された、例えばチオ硫酸ナトリウムの5水
塩(Na2S2O3・5H2O)等の過冷却状態を含む潜
熱蓄熱材の融液(以下、融液2と略称する)、
3,4はそれぞれ、蓄熱槽において蓄熱・放熱を
行わせるべく、給熱媒体・奪熱媒体を槽本体1内
に循環させるための給熱用のパイプ、奪熱用のパ
イプで、当然熱伝導性の良好な材質より成るパイ
プが使用され、給熱媒体、奪熱媒体のそれぞれを
供給・回収するための槽本体1外に位置する断熱
性を有すパイプ3′,4′と、槽本体1の槽壁部に
おいて接続される。
尚、図示実施例では、給熱用・奪熱用の各熱交
換器として、図面上、説明上の簡略化のため、単
に1本のパイプを数回コイル状に巻いたのみの給
熱用パイプ3、奪熱用パイプ4を示しているが、
実際には給熱用・奪熱用の各熱交換器共、プレー
トフインの付いたパイプやエロフインチユーブ等
から成り、槽本体1内に密に配されている。又、
給熱用熱交換器と奪熱用熱交換器とを兼用とさせ
て、該熱交換器内には、ヒートサイクル中におけ
る非放熱時に給熱用の温水を通し、放熱作動時に
奪熱用の水を通す構成のものであつても良い。
換器として、図面上、説明上の簡略化のため、単
に1本のパイプを数回コイル状に巻いたのみの給
熱用パイプ3、奪熱用パイプ4を示しているが、
実際には給熱用・奪熱用の各熱交換器共、プレー
トフインの付いたパイプやエロフインチユーブ等
から成り、槽本体1内に密に配されている。又、
給熱用熱交換器と奪熱用熱交換器とを兼用とさせ
て、該熱交換器内には、ヒートサイクル中におけ
る非放熱時に給熱用の温水を通し、放熱作動時に
奪熱用の水を通す構成のものであつても良い。
以上に述べたものは、それぞれ一般の蓄熱槽に
おける各構成を示し、第9図実施例(強制冷却機
構を構成する強制冷却用パイプと、奪熱用パイプ
とが連絡されている)を除いて、以後の各実施例
においても共通するものであるが、第1図実施例
にあつては、次記する特有の構成が付加される。
おける各構成を示し、第9図実施例(強制冷却機
構を構成する強制冷却用パイプと、奪熱用パイプ
とが連絡されている)を除いて、以後の各実施例
においても共通するものであるが、第1図実施例
にあつては、次記する特有の構成が付加される。
即ち5は空胴体で、槽本体1の天壁部の開孔6
に熱伝導性の低い材料より成る空胴体取付部材7
を介して着脱自在に嵌着の空胴体で、下端側は融
液2面上方の空間を通つて融液2中に浸漬して下
端が開口し、かつ、その上端側は槽本体1外へ上
の方に向つて突き出ている。
に熱伝導性の低い材料より成る空胴体取付部材7
を介して着脱自在に嵌着の空胴体で、下端側は融
液2面上方の空間を通つて融液2中に浸漬して下
端が開口し、かつ、その上端側は槽本体1外へ上
の方に向つて突き出ている。
この空胴体5は、槽本体1の天壁部への嵌着部
分ほぼ中央で一体的に接続されていて、上端側5
-1は熱伝導性の高い材料より成り、下端側5-2は
熱伝導性の低い材料より成つている。又、前記接
続部分からは、熱伝導性の良い金属線5-3が、空
胴体5の内面によつて形成される空胴部を通り抜
けて融液2中に延出している。そして、奪熱用パ
イプ4は、空胴体5の下端開口と該開口より突出
している金属線5-3部分との周辺を通る様にも配
管されていて、奪熱用媒体は、奪熱用パイプ4内
を当初、空胴体5の下端開口と該開口より突出し
ている金属線5-3部分との周辺を通つて循環する
ように配慮されている。
分ほぼ中央で一体的に接続されていて、上端側5
-1は熱伝導性の高い材料より成り、下端側5-2は
熱伝導性の低い材料より成つている。又、前記接
続部分からは、熱伝導性の良い金属線5-3が、空
胴体5の内面によつて形成される空胴部を通り抜
けて融液2中に延出している。そして、奪熱用パ
イプ4は、空胴体5の下端開口と該開口より突出
している金属線5-3部分との周辺を通る様にも配
管されていて、奪熱用媒体は、奪熱用パイプ4内
を当初、空胴体5の下端開口と該開口より突出し
ている金属線5-3部分との周辺を通つて循環する
ように配慮されている。
尚、空胴体5は、下端側が融液2面下にある槽
本体1の側壁部内面特にその上部に直接に開口し
て、上端側が槽本体1外へ上の方に向つて突出し
ても良い。8は空胴体5の上端開孔9に着脱自在
の栓である。空胴体5の内面によつて形成される
空胴部の全体には、熱伝導性の低い木綿等の繊維
質物質10が密に挿着され、下端が融液2中に位
置している。融液2は毛細管現象でこの繊維質物
質10中を伝つて上昇する。
本体1の側壁部内面特にその上部に直接に開口し
て、上端側が槽本体1外へ上の方に向つて突出し
ても良い。8は空胴体5の上端開孔9に着脱自在
の栓である。空胴体5の内面によつて形成される
空胴部の全体には、熱伝導性の低い木綿等の繊維
質物質10が密に挿着され、下端が融液2中に位
置している。融液2は毛細管現象でこの繊維質物
質10中を伝つて上昇する。
11′は、繊維質物質10上端に配された、即
ち、空胴体5内の空胴部における蓄熱槽本体1外
への突出側である奥部側の空所5′(以下、奥部
側空所5′と略称する)に配された融液2と同じ
組成の結晶若しくは融液2と異なる組成の最初の
結晶核形成物、11は繊維質物質10上部即ち奥
部側空所5′で最初の結晶核形成物11′の下位に
位置した結晶核形成物である。
ち、空胴体5内の空胴部における蓄熱槽本体1外
への突出側である奥部側の空所5′(以下、奥部
側空所5′と略称する)に配された融液2と同じ
組成の結晶若しくは融液2と異なる組成の最初の
結晶核形成物、11は繊維質物質10上部即ち奥
部側空所5′で最初の結晶核形成物11′の下位に
位置した結晶核形成物である。
以上より明らかな如く、本実施例にあつては融
液2の一部を結晶核形成物11まで切れ目なく導
き維持する手段として繊維質物質10による毛細
管現象を利用している。
液2の一部を結晶核形成物11まで切れ目なく導
き維持する手段として繊維質物質10による毛細
管現象を利用している。
上述の繊維質物質10の空胴体5への装着に際
しては、繊維質物質10全体に融液2の結晶から
成る最初の結晶核形成物を付着させた状態で、空
胴体5内の空胴部に密に挿着するものであつても
良い。
しては、繊維質物質10全体に融液2の結晶から
成る最初の結晶核形成物を付着させた状態で、空
胴体5内の空胴部に密に挿着するものであつても
良い。
尚、栓8は、奥部側空所5′に、最初の結晶核
形成物11′を配するために必要であり、又、融
液2の一部を、奥部側空所5′に配された最初の
結晶核形成物11′にまで切れ目なく導く際に、
奥部側空所5′に空気が圧縮されある程度以上た
まつてしまい、空胴体5内の空胴部が充分に有効
に活用出来ないと思われる場合には、奥部側空所
5′にたまつた空気を取り除くために必要であ
る。更に栓8は、奥部側空所5′に先に、最初の
結晶核形成物11′が存在しない場合には、融液
2の一部を奥部側空所5′まで冷却しながら切れ
目なく導き維持しても、最初の結晶核形成物1
1′が奥部側空所5′に投じられなければ奥部側空
所5′まで切れ目なく導き維持されている融液2
の一部は過冷却状態のままでいる事になるので、
この栓8を外して奥部側空所5′の頂部を開口
し、そこから最初の結晶核形成物11′を投じ
て、過冷却状態にある融液2の一部を結晶化させ
るために必要である。
形成物11′を配するために必要であり、又、融
液2の一部を、奥部側空所5′に配された最初の
結晶核形成物11′にまで切れ目なく導く際に、
奥部側空所5′に空気が圧縮されある程度以上た
まつてしまい、空胴体5内の空胴部が充分に有効
に活用出来ないと思われる場合には、奥部側空所
5′にたまつた空気を取り除くために必要であ
る。更に栓8は、奥部側空所5′に先に、最初の
結晶核形成物11′が存在しない場合には、融液
2の一部を奥部側空所5′まで冷却しながら切れ
目なく導き維持しても、最初の結晶核形成物1
1′が奥部側空所5′に投じられなければ奥部側空
所5′まで切れ目なく導き維持されている融液2
の一部は過冷却状態のままでいる事になるので、
この栓8を外して奥部側空所5′の頂部を開口
し、そこから最初の結晶核形成物11′を投じ
て、過冷却状態にある融液2の一部を結晶化させ
るために必要である。
尚、奥部側空所5′に最初の結晶核形成物1
1′を配する手段として、槽本体1に着脱自在な
空胴体5の内面の奥部側に最初の結晶核形成物1
1′を付着させた後、空胴体5を槽本体1に気密
的に取着する手段を採用した場合には、栓8がな
いと、融液2の一部が奥部側空所5′にまで導か
れると、奥部側空所5′には空気がたまつたまま
となるが、このたまつたままの空気は定量である
ので、それが微量である場合には、該空気による
結晶核形成物11の潮解・風解等の影響度は少い
ため第4図中の空胴体5Bの如く、栓8は必ずし
も必要とされるものではない。既述した理由に基
いて空胴体5内の空胴部に作用すべく強制冷却機
構が配される場合がある。
1′を配する手段として、槽本体1に着脱自在な
空胴体5の内面の奥部側に最初の結晶核形成物1
1′を付着させた後、空胴体5を槽本体1に気密
的に取着する手段を採用した場合には、栓8がな
いと、融液2の一部が奥部側空所5′にまで導か
れると、奥部側空所5′には空気がたまつたまま
となるが、このたまつたままの空気は定量である
ので、それが微量である場合には、該空気による
結晶核形成物11の潮解・風解等の影響度は少い
ため第4図中の空胴体5Bの如く、栓8は必ずし
も必要とされるものではない。既述した理由に基
いて空胴体5内の空胴部に作用すべく強制冷却機
構が配される場合がある。
第2図では、2点鎖線で図示の如く、空胴体5
における槽本体1外に位置した部分の周囲に配さ
れ、内部に冷媒水を循環させる螺旋状のパイプ1
2が、強制冷却機構における、空胴部内の熱を吸
熱するための吸熱体とされている。12′は強制
冷却用パイプ12に対するカバー本体、12″は
カバーキヤツプである。
における槽本体1外に位置した部分の周囲に配さ
れ、内部に冷媒水を循環させる螺旋状のパイプ1
2が、強制冷却機構における、空胴部内の熱を吸
熱するための吸熱体とされている。12′は強制
冷却用パイプ12に対するカバー本体、12″は
カバーキヤツプである。
第2図の構成の場合、空胴部を形成する空胴体
5の内面自身が、空胴部内からの直接的な吸熱面
となる。もし、採用する最初の結晶核形成物1
1′の融点と、ヒートサイクル中における槽本体
1外の空胴体5外部周辺の空気の温度との関係か
ら、該空気自身が、奥部側空所5′に位置した結
晶核形成物11をその融点以下に維持させる冷却
能と、潜熱による放熱作用時に結晶核形成物11
まで導かれている融液2の一部を過冷却状態にさ
せる冷却能とを奏する冷却能体と成り得る場合に
は、上述の強制冷却機構は必ずしも必要とされな
い。
5の内面自身が、空胴部内からの直接的な吸熱面
となる。もし、採用する最初の結晶核形成物1
1′の融点と、ヒートサイクル中における槽本体
1外の空胴体5外部周辺の空気の温度との関係か
ら、該空気自身が、奥部側空所5′に位置した結
晶核形成物11をその融点以下に維持させる冷却
能と、潜熱による放熱作用時に結晶核形成物11
まで導かれている融液2の一部を過冷却状態にさ
せる冷却能とを奏する冷却能体と成り得る場合に
は、上述の強制冷却機構は必ずしも必要とされな
い。
本実施例による構成では、空胴体5が槽本体1
への嵌着部分ほぼ中央で熱伝導性の良い材料より
成る上端側5- 1と熱伝導性の低い材料より成る下
端側5- 2とが接続され、該接続部分からは熱伝導
性の良い金属線5- 3が空胴部を通り抜けて融液2
中に延出している構成と、空胴部内に融液2の一
部が位置する構成と、奪熱用パイプ4が、空胴体
5の下端開口と該開口より突出している金属線5
- 3部分との周辺を通る様にも配管されて、奪熱媒
体は、奪熱用パイプ4内を当初、前記周辺を通つ
て循環する構成とにより、槽本体1内の熱が槽本
体1外に逃げ難い反面、結晶核形成物11から空
胴部における槽本体1内の蓄熱材中に開口した下
端部分にかけての融液2の一部の結晶成長を促進
させ、かつ空胴部における槽本体1内の蓄熱材中
に開口した下端部分から結晶核形成物11にかけ
ての融液2の一部の融点以下状態の進行を促進さ
せることが可能である。
への嵌着部分ほぼ中央で熱伝導性の良い材料より
成る上端側5- 1と熱伝導性の低い材料より成る下
端側5- 2とが接続され、該接続部分からは熱伝導
性の良い金属線5- 3が空胴部を通り抜けて融液2
中に延出している構成と、空胴部内に融液2の一
部が位置する構成と、奪熱用パイプ4が、空胴体
5の下端開口と該開口より突出している金属線5
- 3部分との周辺を通る様にも配管されて、奪熱媒
体は、奪熱用パイプ4内を当初、前記周辺を通つ
て循環する構成とにより、槽本体1内の熱が槽本
体1外に逃げ難い反面、結晶核形成物11から空
胴部における槽本体1内の蓄熱材中に開口した下
端部分にかけての融液2の一部の結晶成長を促進
させ、かつ空胴部における槽本体1内の蓄熱材中
に開口した下端部分から結晶核形成物11にかけ
ての融液2の一部の融点以下状態の進行を促進さ
せることが可能である。
尚、第1図実施例の構成において、空胴体下端
側5- 2を空胴体取付部材7と一体構成として空胴
体上端側5- 1を該一体構成物に着脱可能とし、金
属線5- 3を、上端を空胴体取付部材7の上端側5
-1着脱部分において上端側5-1と接触させ、下端
を空胴部における槽本体1内の蓄熱材中に開口し
た下端部分において奪熱用パイプ4と触れさせる
ことによつても同様の効果を得ることができる。
側5- 2を空胴体取付部材7と一体構成として空胴
体上端側5- 1を該一体構成物に着脱可能とし、金
属線5- 3を、上端を空胴体取付部材7の上端側5
-1着脱部分において上端側5-1と接触させ、下端
を空胴部における槽本体1内の蓄熱材中に開口し
た下端部分において奪熱用パイプ4と触れさせる
ことによつても同様の効果を得ることができる。
いずれの構成による場合であつても、第10図
の実施例を除いた他の実施例にも適用若しくは応
用するが良い。
の実施例を除いた他の実施例にも適用若しくは応
用するが良い。
上述の如き構成より成る本実施例の作用は次記
の如くである。今、槽本体1外の空胴体5外部周
辺の空気が冷却能として作用している状態、若し
くは空胴体5に配した強制冷却用パイプ12中に
冷媒が循環している状態から、融液2の一部が、
奥部側空所5′にまで切れ目なく導かれたとす
る。
の如くである。今、槽本体1外の空胴体5外部周
辺の空気が冷却能として作用している状態、若し
くは空胴体5に配した強制冷却用パイプ12中に
冷媒が循環している状態から、融液2の一部が、
奥部側空所5′にまで切れ目なく導かれたとす
る。
この時、上端開孔9を通じて空胴体5内面の奥
部側に最初の結晶核形成物11′が付着されてい
る場合には、最初の結晶核形成物11′と接触し
た融液2部分が、過冷却状態から直ちに結晶化さ
れる。
部側に最初の結晶核形成物11′が付着されてい
る場合には、最初の結晶核形成物11′と接触し
た融液2部分が、過冷却状態から直ちに結晶化さ
れる。
空胴体5内面の奥部側に最初の結晶核形成物1
1′が付着されていない場合には、栓8を外して
上端開孔9を通じて、奥部側空所5′にまで到達
して過冷却状態にある融液2の一部に対して、最
初の結晶核形成物11′を投じると、最初の結晶
核形成物11′と接触した融液2部分が、過冷却
状態から直ちに結晶化される。
1′が付着されていない場合には、栓8を外して
上端開孔9を通じて、奥部側空所5′にまで到達
して過冷却状態にある融液2の一部に対して、最
初の結晶核形成物11′を投じると、最初の結晶
核形成物11′と接触した融液2部分が、過冷却
状態から直ちに結晶化される。
いずれの場合であつても、奥部側空所5′に最
初の結晶核形成物11′が配され、かつ最初の結
晶核形成物まで融液2の一部が切れ目なく導かれ
いるならば、栓8を上端開孔9に組付ける。
初の結晶核形成物11′が配され、かつ最初の結
晶核形成物まで融液2の一部が切れ目なく導かれ
いるならば、栓8を上端開孔9に組付ける。
最初の結晶核形成物11′との接触部分から開
始された結晶化現象は、徐々に進行してその位置
が降下するが、しかし、槽本体1内の融液2が、
その融点よりも所定以上に高温にあると、結晶化
の進行は、潜熱蓄熱材の融点にある融液結晶化の
位置Mで停止する。即ち、最初の結晶核形成物1
1′が、槽本体1内の蓄熱材と同じ組成の結晶で
ある場合、若しくは異なる組成のものであつて
も、その融点が、槽本体1内の蓄熱材の融点と同
じかそれよりも高い場合には、融液結晶化の位置
Mにおいて、融液2の一部と結晶核形成物11の
結晶とが共存可能である。つまり、蓄熱槽本体1
内の融液2から融液結晶化の位置Mまでは融液2
の一部で収められ、融液結晶化の位置Mでは、蓄
熱槽本体1の蓄熱材と同じ組成の液体と結晶とが
共存し、更に上に行くと、温度は蓄熱材の融点以
下となり結晶核形成物11だけとなる。各実施例
図中では、融液結晶化の位置Mの状態を、最初の
結晶核形成物11′が槽本体1内の蓄熱材と同じ
組成の結晶の場合若しくは異なる組成であつても
その融点が槽本体1内の蓄熱材の融点と同じかそ
れよりも高い場合として図示し、又、液体状態を
破線部分で、結晶状態を斜格子部分で図示した。
始された結晶化現象は、徐々に進行してその位置
が降下するが、しかし、槽本体1内の融液2が、
その融点よりも所定以上に高温にあると、結晶化
の進行は、潜熱蓄熱材の融点にある融液結晶化の
位置Mで停止する。即ち、最初の結晶核形成物1
1′が、槽本体1内の蓄熱材と同じ組成の結晶で
ある場合、若しくは異なる組成のものであつて
も、その融点が、槽本体1内の蓄熱材の融点と同
じかそれよりも高い場合には、融液結晶化の位置
Mにおいて、融液2の一部と結晶核形成物11の
結晶とが共存可能である。つまり、蓄熱槽本体1
内の融液2から融液結晶化の位置Mまでは融液2
の一部で収められ、融液結晶化の位置Mでは、蓄
熱槽本体1の蓄熱材と同じ組成の液体と結晶とが
共存し、更に上に行くと、温度は蓄熱材の融点以
下となり結晶核形成物11だけとなる。各実施例
図中では、融液結晶化の位置Mの状態を、最初の
結晶核形成物11′が槽本体1内の蓄熱材と同じ
組成の結晶の場合若しくは異なる組成であつても
その融点が槽本体1内の蓄熱材の融点と同じかそ
れよりも高い場合として図示し、又、液体状態を
破線部分で、結晶状態を斜格子部分で図示した。
尚、最初の結晶核形成物11′が槽本体1内の
蓄熱材と異なる組成のものであつて、かつその融
点が前記蓄熱材の融点よりも低い場合には、結晶
核形成物11の融点の位置の下位に位置して、融
液結晶化の位置Mが形成され、2の融点の位置の
間は、最初の結晶核形成物11′の融点より高い
温度にある、前記蓄熱材の結晶で収められて結晶
核形成物11の一部を構成し、融液結晶化の位置
Mでは、前記蓄熱材と同じ組成の液体と結晶とが
共存することとなる(図示省略)。
蓄熱材と異なる組成のものであつて、かつその融
点が前記蓄熱材の融点よりも低い場合には、結晶
核形成物11の融点の位置の下位に位置して、融
液結晶化の位置Mが形成され、2の融点の位置の
間は、最初の結晶核形成物11′の融点より高い
温度にある、前記蓄熱材の結晶で収められて結晶
核形成物11の一部を構成し、融液結晶化の位置
Mでは、前記蓄熱材と同じ組成の液体と結晶とが
共存することとなる(図示省略)。
以後、融液結晶化の位置Mは、蓄熱温度の変
化、冷却能体としての空気の温度の変化等の要因
に基き、その位置が変化するものであるが、空胴
体5内の空胴部内に導かれる融液2の一部が、奥
部側空所5′に配された最初の結晶核形成物1
1′に直接に接触することは決してなく、空胴体
5内の空胴部内に導かれる融液2の一部は、必ら
ず、融液結晶化の位置Mを介して、融液結晶化の
位置Mよりも上位に位置した融液2と同じ組成の
結晶と接触するものとなる。
化、冷却能体としての空気の温度の変化等の要因
に基き、その位置が変化するものであるが、空胴
体5内の空胴部内に導かれる融液2の一部が、奥
部側空所5′に配された最初の結晶核形成物1
1′に直接に接触することは決してなく、空胴体
5内の空胴部内に導かれる融液2の一部は、必ら
ず、融液結晶化の位置Mを介して、融液結晶化の
位置Mよりも上位に位置した融液2と同じ組成の
結晶と接触するものとなる。
かくして、最初の結晶核形成物11′と融液結
晶化の位置Mよりも上位に位置した融液2と同じ
組成の結晶とにより、ヒートサイクル中における
結晶核形成物11が形成されかつ維持されること
となつた。さて、潜熱による蓄熱及び蓄熱材の融
点以上での顕熱による蓄熱は、蓄熱材の融点以上
の給熱媒体を給熱用パイプ3を通して行う。
晶化の位置Mよりも上位に位置した融液2と同じ
組成の結晶とにより、ヒートサイクル中における
結晶核形成物11が形成されかつ維持されること
となつた。さて、潜熱による蓄熱及び蓄熱材の融
点以上での顕熱による蓄熱は、蓄熱材の融点以上
の給熱媒体を給熱用パイプ3を通して行う。
次に、蓄熱材の融点以上での顕熱による放熱と
潜熱による放熱、及び蓄熱材の融点以下での顕熱
による放熱は、蓄熱材の融点以下の奪熱媒体を奪
熱用パイプ4中に、当初空胴体5の下端開口と該
開口より突出している金属線5-3部分との周辺に
通して、循環させて融液2から熱を奪う。
潜熱による放熱、及び蓄熱材の融点以下での顕熱
による放熱は、蓄熱材の融点以下の奪熱媒体を奪
熱用パイプ4中に、当初空胴体5の下端開口と該
開口より突出している金属線5-3部分との周辺に
通して、循環させて融液2から熱を奪う。
熱を奪われた融液2の温度は降下し始め、繊維
質物質10中の融液2の一部は、槽本体1外の空
胴体5外部周辺の空気若しくは強制冷却機構によ
る冷却以外に蓄熱槽本体1内からも冷却され、融
液結晶化の位置Mは、空胴体上端側5-1内面、金
属線5-3に沿つて次第に下がり、遂には槽本体1
内の融液2と直接遭遇する。
質物質10中の融液2の一部は、槽本体1外の空
胴体5外部周辺の空気若しくは強制冷却機構によ
る冷却以外に蓄熱槽本体1内からも冷却され、融
液結晶化の位置Mは、空胴体上端側5-1内面、金
属線5-3に沿つて次第に下がり、遂には槽本体1
内の融液2と直接遭遇する。
この時点では、槽本体1内において融液結晶化
の位置Mと融液2とが直接遭遇した周辺は、既に
冷却が充分行なわれて融点以下状態にあつて、直
ちに結晶成長が行なわれ、この結晶成長は融点以
下状態部分の拡大に合せて槽本体1内に拡がつて
行く。この槽本体1内の結晶進行態様を第3図に
示す。この結晶成長が行なわれている間、槽本体
1は潜熱による放熱を行ない、この熱を奪熱用パ
イプ4中を流れる奪熱媒体が奪つて行く。
の位置Mと融液2とが直接遭遇した周辺は、既に
冷却が充分行なわれて融点以下状態にあつて、直
ちに結晶成長が行なわれ、この結晶成長は融点以
下状態部分の拡大に合せて槽本体1内に拡がつて
行く。この槽本体1内の結晶進行態様を第3図に
示す。この結晶成長が行なわれている間、槽本体
1は潜熱による放熱を行ない、この熱を奪熱用パ
イプ4中を流れる奪熱媒体が奪つて行く。
尚、第4図の、自己の内部に冷媒水を循環させ
る螺旋状の強制冷却用パイプ12を有する強制冷
却機構は、冷却制御器14で制御され、空胴体5
内の空胴部の奥部側空所5′に位置した結晶核形
成物11を、その融点以下に維持させるのに必要
な時のみ作用するものである。
る螺旋状の強制冷却用パイプ12を有する強制冷
却機構は、冷却制御器14で制御され、空胴体5
内の空胴部の奥部側空所5′に位置した結晶核形
成物11を、その融点以下に維持させるのに必要
な時のみ作用するものである。
即ち、冷却制御器14はモータ16を介してポ
ンプ17を動かすON、OFFスイツチとなる。1
3は電源18は冷媒水槽である。該冷却制御器1
4における検温部としての熱電対15を、空胴体
5Bにおける槽本体1外に位置した部分の壁好ま
しくは奥部側において最初の結晶核形成物11′
が位置する辺りの壁に埋込む。
ンプ17を動かすON、OFFスイツチとなる。1
3は電源18は冷媒水槽である。該冷却制御器1
4における検温部としての熱電対15を、空胴体
5Bにおける槽本体1外に位置した部分の壁好ま
しくは奥部側において最初の結晶核形成物11′
が位置する辺りの壁に埋込む。
第4図の強制冷却機構の場合、熱電対15を含
む冷却制御器14と、モータ16と、ポンプ17
と、強制冷却用パイプ12と、冷媒水を収容した
冷媒水槽18と、1式の配線・配管類とが1組み
の強制冷却機構を構成している。
む冷却制御器14と、モータ16と、ポンプ17
と、強制冷却用パイプ12と、冷媒水を収容した
冷媒水槽18と、1式の配線・配管類とが1組み
の強制冷却機構を構成している。
冷却制御器14における設定温度を、結晶核形
成物11の融点若しくは該融点より若干低温度に
設定して、冷却制御器14は、熱電対15からの
信号でそれ以上の温度でon動作する様にしてお
き、冷却制御器14が熱電対15による設定温度
以上の温度の検出をしたならば、電源13からの
電圧がモータ16を介してポンプ17にかかつて
ポンプ17を作動させ、冷媒水槽18内の冷媒水
を、結晶核形成物11を冷却すべく強制冷却用パ
イプ12中循環させる。
成物11の融点若しくは該融点より若干低温度に
設定して、冷却制御器14は、熱電対15からの
信号でそれ以上の温度でon動作する様にしてお
き、冷却制御器14が熱電対15による設定温度
以上の温度の検出をしたならば、電源13からの
電圧がモータ16を介してポンプ17にかかつて
ポンプ17を作動させ、冷媒水槽18内の冷媒水
を、結晶核形成物11を冷却すべく強制冷却用パ
イプ12中循環させる。
この様にして、槽本体1外の空胴体5B外部周
辺の空気温度が、結晶核形成物11の融点以上に
なつても、結晶核形成物11は融解しないでいる
ことが可能となる。
辺の空気温度が、結晶核形成物11の融点以上に
なつても、結晶核形成物11は融解しないでいる
ことが可能となる。
尚、ヒートサイクルを重ねて行くうちに、槽本
体1内の蓄熱材は、その上部と下部とでは、組成
の成分比が大きく違つてきてしまう場合がある。
この様な場合に備えては、マグネテイツクスター
ラー(Magnetic Stirrer)等の撹拌器を槽本体1
に取り付けておいて、槽本体1内の蓄熱材が融液
状態の時に撹拌する様にしても良いし、又は蓄熱
材中に増粘剤を添加させても良い。
体1内の蓄熱材は、その上部と下部とでは、組成
の成分比が大きく違つてきてしまう場合がある。
この様な場合に備えては、マグネテイツクスター
ラー(Magnetic Stirrer)等の撹拌器を槽本体1
に取り付けておいて、槽本体1内の蓄熱材が融液
状態の時に撹拌する様にしても良いし、又は蓄熱
材中に増粘剤を添加させても良い。
ここまでの実施例は、融液2の一部を結晶核形
成物11まで導く手段に、繊維質物質10による
毛細管現象を利用したが、次に述べるところの実
施例は、これと異なり、強制的に押し上げて導か
んとしたものである。
成物11まで導く手段に、繊維質物質10による
毛細管現象を利用したが、次に述べるところの実
施例は、これと異なり、強制的に押し上げて導か
んとしたものである。
即ち、第5図実施例において、図中19はこの
実施例における槽本体で、天壁部にはシリンダー
筒部20を設けた。21はシリンダー筒部20と
対をなし、その運動方向に融液2を導くための空
胴部22を設けたピストンで、該ピストン21は
シリンダー筒部20と着脱可能とされかつ既述実
施例における空胴体5にも相当する。
実施例における槽本体で、天壁部にはシリンダー
筒部20を設けた。21はシリンダー筒部20と
対をなし、その運動方向に融液2を導くための空
胴部22を設けたピストンで、該ピストン21は
シリンダー筒部20と着脱可能とされかつ既述実
施例における空胴体5にも相当する。
尚、シリンダー筒部20とピスト21とは蓄
熱・放熱による膨脹・収縮で隙間を生じると、融
液2が洩れるおそれがあるので、同じ膨脹率の材
質で製作するを良しとする。23は空胴部22上
端の螺孔24にパツキン25を介して螺着のネジ
付栓である。
熱・放熱による膨脹・収縮で隙間を生じると、融
液2が洩れるおそれがあるので、同じ膨脹率の材
質で製作するを良しとする。23は空胴部22上
端の螺孔24にパツキン25を介して螺着のネジ
付栓である。
本実施例にあつては、かくの如き構成であるか
ら、ピストン21の自重又はこれに圧力をかける
ことにより、融液2の一部を空胴部22の奥部側
空所5′に配された最初の結晶核形成物11′まで
切れ目なく導き維持することができ、又、所定の
冷却能体により冷却され融液結晶化の位置Mが生
成され、結晶核形成物11が形成・維持されるこ
ととなる。以後の蓄熱・放熱のプロセスは第1図
から第3図までで述べた既述実施例の場合と同様
である。
ら、ピストン21の自重又はこれに圧力をかける
ことにより、融液2の一部を空胴部22の奥部側
空所5′に配された最初の結晶核形成物11′まで
切れ目なく導き維持することができ、又、所定の
冷却能体により冷却され融液結晶化の位置Mが生
成され、結晶核形成物11が形成・維持されるこ
ととなる。以後の蓄熱・放熱のプロセスは第1図
から第3図までで述べた既述実施例の場合と同様
である。
本実施例による場合、強制冷却パイプ12が、
空胴部22の形成部分外部に装着されてピストン
21と共に動く動作があるため、強制冷却用パイ
プ12と冷媒水を循環させるためのポンプとの接
続には、ピストン21が動くためフレキシブルな
ホースが利用される。
空胴部22の形成部分外部に装着されてピストン
21と共に動く動作があるため、強制冷却用パイ
プ12と冷媒水を循環させるためのポンプとの接
続には、ピストン21が動くためフレキシブルな
ホースが利用される。
又、この実施例にあつては、ピストン21に油
圧又は空気圧等の圧力をかける場合は、油圧又は
空気圧に使われる油又は空気を、強制冷却用パイ
プ12内に循環させて冷却媒質とすることも可能
である。
圧又は空気圧等の圧力をかける場合は、油圧又は
空気圧に使われる油又は空気を、強制冷却用パイ
プ12内に循環させて冷却媒質とすることも可能
である。
尚、潜熱による放熱が完了した時点では、蓄熱
槽本体19内は、結晶で占有されるので、空気圧
又は油圧は解除されて良いが、潜熱による蓄熱を
する時には、融液2の一部が、結晶核形成物11
まで、常時切れ目なく導かれ維持される様に、必
らず油圧又は空気圧をかける必要がある。又、第
1図実施例・第5図実施例共、図示省略したが、
槽本体の天壁部に、例えば第7図実施例の螺孔3
4・ネジ付栓33・パツキン35による如き、融
液2収容用の構成が設けられる。
槽本体19内は、結晶で占有されるので、空気圧
又は油圧は解除されて良いが、潜熱による蓄熱を
する時には、融液2の一部が、結晶核形成物11
まで、常時切れ目なく導かれ維持される様に、必
らず油圧又は空気圧をかける必要がある。又、第
1図実施例・第5図実施例共、図示省略したが、
槽本体の天壁部に、例えば第7図実施例の螺孔3
4・ネジ付栓33・パツキン35による如き、融
液2収容用の構成が設けられる。
次に示す実施例は、融液2の一部を、強制的に
押し上げて結晶核形成物11まで導いている点
は、第5図実施例のものと同じであるが、結晶核
形成物11のある場所が、融液2押し上げ機構中
にない点で異なる例である。
押し上げて結晶核形成物11まで導いている点
は、第5図実施例のものと同じであるが、結晶核
形成物11のある場所が、融液2押し上げ機構中
にない点で異なる例である。
即ち、第6図実施例において、図中26は天壁
部に、既述実施例の空胴体5にも相当する突起筒
部27を装着すると共に、天壁部に形成された螺
孔28に、油圧又は空気圧用のシリンダー筒部2
9をパツキン30を介して螺着した槽本体、尚、
該螺孔28は、融液2を槽本体26内に充填する
際の入口でもある。尚、突起筒部27は槽本体2
6の側壁から突出されても良い。
部に、既述実施例の空胴体5にも相当する突起筒
部27を装着すると共に、天壁部に形成された螺
孔28に、油圧又は空気圧用のシリンダー筒部2
9をパツキン30を介して螺着した槽本体、尚、
該螺孔28は、融液2を槽本体26内に充填する
際の入口でもある。尚、突起筒部27は槽本体2
6の側壁から突出されても良い。
31はシリンダー筒部29に装着のピストン、
23は第5図実施例におけるネジ付栓と同様に、
該突起筒部27の上端螺孔24にパツキン25を
介して螺着のネジ付栓である。
23は第5図実施例におけるネジ付栓と同様に、
該突起筒部27の上端螺孔24にパツキン25を
介して螺着のネジ付栓である。
かくの如き構成とすることにより、ピストン3
1にかかる油圧又は空気圧で、ピストン31が槽
本体26内に送り込まれ、融液2の一部が、槽本
体26の突起筒部27の中を上昇することにな
る。
1にかかる油圧又は空気圧で、ピストン31が槽
本体26内に送り込まれ、融液2の一部が、槽本
体26の突起筒部27の中を上昇することにな
る。
尚、ピストン31にかける圧力は、潜熱による
放熱が完了した時点では、槽本体26内は結晶で
占有されるので、油圧又は空気圧は解除されて良
いが、潜熱による蓄熱をする時には、第5図実施
例の場合と同様に、必らず、油圧又は空気圧をか
ける必要がある。
放熱が完了した時点では、槽本体26内は結晶で
占有されるので、油圧又は空気圧は解除されて良
いが、潜熱による蓄熱をする時には、第5図実施
例の場合と同様に、必らず、油圧又は空気圧をか
ける必要がある。
又、ピストン31後方への圧力は、油圧又は空
気圧によらずして、シリンダー筒部29内におい
てピストン31の後方へ配した圧縮コイルバネに
よるものとしても良く(図示省略)、又、ピスト
ン31を重量体としてその自重によるものとして
も良い。融液結晶化の位置Mの生成、結晶核形成
物11の形成・維持、蓄熱・放熱のプロセスは既
述実施例の場合と同様である。
気圧によらずして、シリンダー筒部29内におい
てピストン31の後方へ配した圧縮コイルバネに
よるものとしても良く(図示省略)、又、ピスト
ン31を重量体としてその自重によるものとして
も良い。融液結晶化の位置Mの生成、結晶核形成
物11の形成・維持、蓄熱・放熱のプロセスは既
述実施例の場合と同様である。
尚、既述の突起筒部27とこれに付属の構成を
複数設け、槽本体26内において複数個所にて結
晶成長を開始させるとしてもよい。
複数設け、槽本体26内において複数個所にて結
晶成長を開始させるとしてもよい。
かくすることにより、蓄熱槽が大きい場合や若
しくは蓄熱材の単位体積当りの蓄熱能力が大きい
場合にあつても、槽本体26内の隅々にまで融液
2の結晶化が進行するのに要する時間を短縮化さ
せることができる(このことについては、第8図
実施例で詳細を述べる)。
しくは蓄熱材の単位体積当りの蓄熱能力が大きい
場合にあつても、槽本体26内の隅々にまで融液
2の結晶化が進行するのに要する時間を短縮化さ
せることができる(このことについては、第8図
実施例で詳細を述べる)。
次に示す実施例は、融液2の一部を結晶核形成
物11まで押し上げている点は第5図、第6図の
各実施例の場合と同様であるが、押し上げる原動
力が、融液2自身の重量である点で異なる例であ
る。
物11まで押し上げている点は第5図、第6図の
各実施例の場合と同様であるが、押し上げる原動
力が、融液2自身の重量である点で異なる例であ
る。
即ち、第7図実施例において、図中32は本実
施例における槽本体で天壁部には融液2収容用の
螺孔34を設け、これにパツキン35を介してネ
ジ付栓33を螺着すると共に、側壁部に穿孔の穴
36にL字管37を密に取り付けた。当該L字管
37が既述実施例の空胴体5にも相当し、よつ
て、その上端螺孔24にはパツキン25を介して
ネジ付栓23が螺着されてある。
施例における槽本体で天壁部には融液2収容用の
螺孔34を設け、これにパツキン35を介してネ
ジ付栓33を螺着すると共に、側壁部に穿孔の穴
36にL字管37を密に取り付けた。当該L字管
37が既述実施例の空胴体5にも相当し、よつ
て、その上端螺孔24にはパツキン25を介して
ネジ付栓23が螺着されてある。
L字管37内の空胴部の奥部側空所5′の位置
は、融液2の一部が、確実に奥部側空所5′に位
置した結晶核形成物11まで導かれる様に、槽本
体32内の融液2面の位置と同等か、それより低
く設定されるものであり、その様に設定される限
り、L字管37の代りに水平管を採用しても良
い。
は、融液2の一部が、確実に奥部側空所5′に位
置した結晶核形成物11まで導かれる様に、槽本
体32内の融液2面の位置と同等か、それより低
く設定されるものであり、その様に設定される限
り、L字管37の代りに水平管を採用しても良
い。
本実施例の構成にあつては、実際には、ネジ付
栓33を取り外して融液2を槽本体32内に収容
していくと、当該融液2はL字管37内に満たさ
れて行く。この時、栓23を取り外しておき螺孔
24より空気が逃げて融液2が奥部側空所5′ま
で速かにかつ好適に達する様にする。
栓33を取り外して融液2を槽本体32内に収容
していくと、当該融液2はL字管37内に満たさ
れて行く。この時、栓23を取り外しておき螺孔
24より空気が逃げて融液2が奥部側空所5′ま
で速かにかつ好適に達する様にする。
槽本体32内の融液2の液面が、奥部側空所
5′にまで達したら、融液2の供給を一時停止
し、強制冷却パイプ12内に冷媒水が循環されて
奥部側空所5′に位置した部分の融液2の一部が
過冷却されていることを確認し、最初の結晶核形
成物11′を螺孔24から投入してヒートサイク
ル中の結晶核形成物11を得る。
5′にまで達したら、融液2の供給を一時停止
し、強制冷却パイプ12内に冷媒水が循環されて
奥部側空所5′に位置した部分の融液2の一部が
過冷却されていることを確認し、最初の結晶核形
成物11′を螺孔24から投入してヒートサイク
ル中の結晶核形成物11を得る。
次にパツキン25を介して螺孔24にネジ付栓
23を螺着する。
23を螺着する。
次に、再び融液2を槽本体32の中に入れ、上
部に若干の空間を残して、槽本体32内を融液2
でほぼ満たしたところで、パツキン35を介して
螺孔34にネジ付栓33を螺着する。
部に若干の空間を残して、槽本体32内を融液2
でほぼ満たしたところで、パツキン35を介して
螺孔34にネジ付栓33を螺着する。
そして、以上の説明から、第7図実施例におい
ては、L字管37は一端が、槽本体32の底壁部
に開口されても良いことが理解できるであろう。
融液結晶化の位置Mの生成、結晶核形成物11の
形成・維持、蓄熱・放熱のプロセスは既述実施例
の場合と同様である。
ては、L字管37は一端が、槽本体32の底壁部
に開口されても良いことが理解できるであろう。
融液結晶化の位置Mの生成、結晶核形成物11の
形成・維持、蓄熱・放熱のプロセスは既述実施例
の場合と同様である。
尚、第5図から第7図の各実施例において、ネ
ジ付栓23・螺孔24・パツキン25は必らずし
も必要とされるものでない。
ジ付栓23・螺孔24・パツキン25は必らずし
も必要とされるものでない。
即ち、ピストン21、突起筒部27、L字管3
7から成る各空胴体を、槽本体19,26,32
に対して着脱可能にかつ気密的に装着可能なもの
として、空胴部内全体に蓄熱材と同じ組成の最初
の結晶核形成物11′を満して槽本体19,2
6,32に装着して後、強制冷却用バイプ12は
冷媒水を循環させておいてから、槽本体19,2
6,32内に蓄熱材を収容すれば良いのである。
7から成る各空胴体を、槽本体19,26,32
に対して着脱可能にかつ気密的に装着可能なもの
として、空胴部内全体に蓄熱材と同じ組成の最初
の結晶核形成物11′を満して槽本体19,2
6,32に装着して後、強制冷却用バイプ12は
冷媒水を循環させておいてから、槽本体19,2
6,32内に蓄熱材を収容すれば良いのである。
以下、空胴体内の空胴部の内部において、少く
とも奥部側空所5′位置した結晶核形成物11
を、単に、結晶核形成物11と略称する。
とも奥部側空所5′位置した結晶核形成物11
を、単に、結晶核形成物11と略称する。
又、各種実施例中、融液2の一部を、最初の結
晶核形成物11′の配される奥部側空所5′まで、
切れ目なく導き維持することのできる手段とし
て、毛細管現象によらずして、第5図から第7図
の各実施例の如く、強制的に導き維持する手段を
採用した場合には、融液2はスラリー状の半融状
態の融液であつても良い。
晶核形成物11′の配される奥部側空所5′まで、
切れ目なく導き維持することのできる手段とし
て、毛細管現象によらずして、第5図から第7図
の各実施例の如く、強制的に導き維持する手段を
採用した場合には、融液2はスラリー状の半融状
態の融液であつても良い。
又、第1図から第4図の実施例の如く毛細管現
象により導き維持する手段を採用した場合であつ
ても、粘度が低くければ、融液2はスラリー状で
あつても良い。
象により導き維持する手段を採用した場合であつ
ても、粘度が低くければ、融液2はスラリー状で
あつても良い。
更に、蓄熱材中に混入された異物等によつて、
万一にも空胴部がつまることのない様に、空胴部
における槽本体内の蓄熱材中への開口端に若しく
は該開口端を覆う如きに、ネツト・フイルター等
を空胴体と不離に適宜に装着するのが良い。尚、
第1図から第4図の実施例の如く、繊維質物質1
0により毛細管現象を得るものでは、繊維質物質
10自体がフイルターの役目をも果し得る。
万一にも空胴部がつまることのない様に、空胴部
における槽本体内の蓄熱材中への開口端に若しく
は該開口端を覆う如きに、ネツト・フイルター等
を空胴体と不離に適宜に装着するのが良い。尚、
第1図から第4図の実施例の如く、繊維質物質1
0により毛細管現象を得るものでは、繊維質物質
10自体がフイルターの役目をも果し得る。
第8図実施例は、槽本体内での、各所における
結晶化現象発生の時期を、出来るだけ一様にする
ための実施例である。蓄熱槽が大きくなる程、若
しくは蓄熱材の単位体積当りの蓄熱能力が大きい
程、槽本体内において、場所により、蓄熱材融液
に結晶化現象が生ずるのに要する時間が、大きく
異なり、放熱作動時に、潜熱による放熱だけに基
いては、必要とされる熱量を供給できないことが
ある。従つて大きい蓄熱槽では若しくは蓄熱材の
単位体積当りの蓄熱能力が大きい場合では、槽本
体内に結晶化現象発生の個所を複数設け、槽本体
内の隅々にまで結晶化が進行するのに要する時間
を短縮する必要がある。
結晶化現象発生の時期を、出来るだけ一様にする
ための実施例である。蓄熱槽が大きくなる程、若
しくは蓄熱材の単位体積当りの蓄熱能力が大きい
程、槽本体内において、場所により、蓄熱材融液
に結晶化現象が生ずるのに要する時間が、大きく
異なり、放熱作動時に、潜熱による放熱だけに基
いては、必要とされる熱量を供給できないことが
ある。従つて大きい蓄熱槽では若しくは蓄熱材の
単位体積当りの蓄熱能力が大きい場合では、槽本
体内に結晶化現象発生の個所を複数設け、槽本体
内の隅々にまで結晶化が進行するのに要する時間
を短縮する必要がある。
第8図実施例では、この要請に応ずるべく、第
4図に示した空胴体5Bを槽本体に複数設けると
したものである。尚、41は大きい槽本体、43
は放熱作動時に熱を奪う目的で奪熱媒体を通す奪
熱用パイプ、42は蓄熱時に、給熱媒体を通す給
熱用パイプである。給熱用パイプ42及び奪熱用
パイプ43にはフインFが付けられて、蓄熱材と
両パイプ42,43との間の熱交換が効率良く行
なわれている。
4図に示した空胴体5Bを槽本体に複数設けると
したものである。尚、41は大きい槽本体、43
は放熱作動時に熱を奪う目的で奪熱媒体を通す奪
熱用パイプ、42は蓄熱時に、給熱媒体を通す給
熱用パイプである。給熱用パイプ42及び奪熱用
パイプ43にはフインFが付けられて、蓄熱材と
両パイプ42,43との間の熱交換が効率良く行
なわれている。
その他、空胴体5Bと槽本体41との組合せ構
成に関連する各種構成部並びにその作用は、既述
実施例の場合と同様である。
成に関連する各種構成部並びにその作用は、既述
実施例の場合と同様である。
第9図実施例は、融液結晶化の位置Mの生成、
結晶核形成物11の形成・維持のための強制冷却
用パイプ47を、槽本体44内の奪熱用パイプ4
6に結び付けたもので、放熱作動時に、少くと
も、融液2の融点若しくは最初の結晶核形成物1
1′の融点よりも低温にある奪熱媒体を、強制冷
却用パイプ47内に通し、更に続けて連結管48
を介して槽本体44内の奪熱用パイプ46内に通
す様にして、本来奪熱用パイプ46内だけを通し
ていた前記低温の奪熱媒体を強制冷却用パイプ4
7内にも通して、結晶核形成物11から融液2に
かけての結晶成長を、積極的に早めるようにした
ものである。尚、奪熱後の奪熱媒体はシステム外
へ放出される。45は給熱用パイプである。給熱
用パイプ45、奪熱用パイプ46が、槽本体44
の槽壁部において交わる点45″,45″,46″
は、槽本体44外の断熱性を有するパイプ4
5′,46′との接続部を示すものであり、当然に
槽本体44における連結管48の貫通個所と共
に、槽本体44の内・外は閉鎖される構成であ
る。
結晶核形成物11の形成・維持のための強制冷却
用パイプ47を、槽本体44内の奪熱用パイプ4
6に結び付けたもので、放熱作動時に、少くと
も、融液2の融点若しくは最初の結晶核形成物1
1′の融点よりも低温にある奪熱媒体を、強制冷
却用パイプ47内に通し、更に続けて連結管48
を介して槽本体44内の奪熱用パイプ46内に通
す様にして、本来奪熱用パイプ46内だけを通し
ていた前記低温の奪熱媒体を強制冷却用パイプ4
7内にも通して、結晶核形成物11から融液2に
かけての結晶成長を、積極的に早めるようにした
ものである。尚、奪熱後の奪熱媒体はシステム外
へ放出される。45は給熱用パイプである。給熱
用パイプ45、奪熱用パイプ46が、槽本体44
の槽壁部において交わる点45″,45″,46″
は、槽本体44外の断熱性を有するパイプ4
5′,46′との接続部を示すものであり、当然に
槽本体44における連結管48の貫通個所と共
に、槽本体44の内・外は閉鎖される構成であ
る。
その他、空胴体5Bと槽本体44との組合せ構
成に関連する各種構成部並びにその作用は、既述
実施例の場合と同様である。
成に関連する各種構成部並びにその作用は、既述
実施例の場合と同様である。
第10図A,B実施例は、強制冷却機構と成り
得る構成が、槽本体の内と外とに位置して、両者
が、常時接続されかつ空胴体内の空胴部の内部に
配される場合の強制冷却機構の例で、ペルチエ効
果(Peltier effect)を利用した電子冷却素子
と、ヒートパイプ(heat pipe)と、一端がヒー
トパイプの蒸発側と接触し他端側が蓄熱槽本体内
の蓄熱材中にまで延出する熱良導体とを組み合せ
ている。
得る構成が、槽本体の内と外とに位置して、両者
が、常時接続されかつ空胴体内の空胴部の内部に
配される場合の強制冷却機構の例で、ペルチエ効
果(Peltier effect)を利用した電子冷却素子
と、ヒートパイプ(heat pipe)と、一端がヒー
トパイプの蒸発側と接触し他端側が蓄熱槽本体内
の蓄熱材中にまで延出する熱良導体とを組み合せ
ている。
即ち、図中49は空胴体、50は空胴体49の
上端に嵌着するキヤツプ、10′は毛細管現象を
利用するための繊維質物質を示し、そして、5
1,52,53はペルチエ効果(Peltier
effect)を利用した電子冷却素子を構成する主要
な部品で、51PはP型素子を51NはN型素子
をそれぞれ示し、共にキヤツプ50を貫通し、5
2,53は共に電気的不良導体であるが熱伝導性
の良い材料から成るものであつて、52が高温側
素子でキヤツプ50の外側に位置し、53が低温
側素子でキヤツプ50の内側に位置している。
上端に嵌着するキヤツプ、10′は毛細管現象を
利用するための繊維質物質を示し、そして、5
1,52,53はペルチエ効果(Peltier
effect)を利用した電子冷却素子を構成する主要
な部品で、51PはP型素子を51NはN型素子
をそれぞれ示し、共にキヤツプ50を貫通し、5
2,53は共に電気的不良導体であるが熱伝導性
の良い材料から成るものであつて、52が高温側
素子でキヤツプ50の外側に位置し、53が低温
側素子でキヤツプ50の内側に位置している。
尚、52′,52″は高温側素子52に付着され
た電気的良導体、53′は低温側素子53に付着
された電気的良導体であり、電気的良導体5
2′,52″,53′を介して電線54A・N型素
子51N・P型素子51P・電線54Bの順で電
流が流れるものである。
た電気的良導体、53′は低温側素子53に付着
された電気的良導体であり、電気的良導体5
2′,52″,53′を介して電線54A・N型素
子51N・P型素子51P・電線54Bの順で電
流が流れるものである。
55はヒートパイプ(heat pipe)であり、凝
縮側端面55″を低温側素子53に接触させてい
る。56はステンレス鋼棒、銅棒等から成る熱良
導体であり、一端がヒートパイプ55における蒸
発側端面55′に接触し、他端側が槽本体1内の
蓄熱材中にまで延出している。この熱良導体56
は、放熱作動時に、結晶核形成物11から融液2
にかけての結晶成物をより積極的に早めるために
必要である。電子冷却素子を構成する各部品、ヒ
ートパイプ55、熱良導体56の相互において、
固着を必要とされる接合面同志は、ろう付け、接
着等の適宜手段により固着されている。
縮側端面55″を低温側素子53に接触させてい
る。56はステンレス鋼棒、銅棒等から成る熱良
導体であり、一端がヒートパイプ55における蒸
発側端面55′に接触し、他端側が槽本体1内の
蓄熱材中にまで延出している。この熱良導体56
は、放熱作動時に、結晶核形成物11から融液2
にかけての結晶成物をより積極的に早めるために
必要である。電子冷却素子を構成する各部品、ヒ
ートパイプ55、熱良導体56の相互において、
固着を必要とされる接合面同志は、ろう付け、接
着等の適宜手段により固着されている。
本実施例にあつて、空胴体49・キヤツプ50
は共に、槽本体1からの熱の逃げを少くすると共
に低温側素子53によるヒートパイプ55、熱良
導体56への冷却効果を低くめることのない様
に、熱伝導性の低い材料から成る。
は共に、槽本体1からの熱の逃げを少くすると共
に低温側素子53によるヒートパイプ55、熱良
導体56への冷却効果を低くめることのない様
に、熱伝導性の低い材料から成る。
尚、槽本体1外において空胴体49の内外を貫
通している49′は、熱良導体若しくはヒートパ
イプ等より成る熱交換体であり、一端側が奥部側
空所5′に他端側が空胴体49外に突出位置して
いて、ヒートサイクル中における非放熱時に槽本
体1外の空胴体49外部周辺の空気自体の冷却能
体を介して、奥部側空所5′の結晶核形成物11
を維持するためとして設けられる。
通している49′は、熱良導体若しくはヒートパ
イプ等より成る熱交換体であり、一端側が奥部側
空所5′に他端側が空胴体49外に突出位置して
いて、ヒートサイクル中における非放熱時に槽本
体1外の空胴体49外部周辺の空気自体の冷却能
体を介して、奥部側空所5′の結晶核形成物11
を維持するためとして設けられる。
そして、ヒートサイクル中における非放熱時に
も、結晶核形成物11を維持するためとして空胴
部内に対して強制冷却作用させる場合、ヒートサ
イクル中における非放熱時において槽本体1内か
ら槽本体1外への熱の逃げをできるだけ少くする
ためとして、熱良導体56は除外されても良い。
も、結晶核形成物11を維持するためとして空胴
部内に対して強制冷却作用させる場合、ヒートサ
イクル中における非放熱時において槽本体1内か
ら槽本体1外への熱の逃げをできるだけ少くする
ためとして、熱良導体56は除外されても良い。
又、空胴体49下位の細径部の内径と熱良導体
56の線径とは、それぞれ例えば1.5mmと0.5mm程
で充分である。又、電子冷却素子、ヒトパイプ、
55、熱良導体56の材質は、融液2状態を含む
蓄熱材と化学変化を起こさない材質が選ばれるこ
とは言うまでもない。又、低温側素子53が、空
胴部内の熱を吸熱するための吸熱体において元的
な吸熱体となり、低温側素子53の下端面が、空
胴部内の熱の吸熱面として元的な吸熱面となる。
56の線径とは、それぞれ例えば1.5mmと0.5mm程
で充分である。又、電子冷却素子、ヒトパイプ、
55、熱良導体56の材質は、融液2状態を含む
蓄熱材と化学変化を起こさない材質が選ばれるこ
とは言うまでもない。又、低温側素子53が、空
胴部内の熱を吸熱するための吸熱体において元的
な吸熱体となり、低温側素子53の下端面が、空
胴部内の熱の吸熱面として元的な吸熱面となる。
本実施例の構成による場合、ペルチエ効果を利
用した電子冷却素子、ヒートパイプ55、熱良導
体56が1組みで1つの制御冷却機構を構成し、
融液結晶化の位置Mの生成、結晶核形成物11の
形成、維持の役目と、放熱作動時において結晶核
形成物11から融液2にかけての結晶成長を、積
極的に早める役目とを果すことが可能である。
用した電子冷却素子、ヒートパイプ55、熱良導
体56が1組みで1つの制御冷却機構を構成し、
融液結晶化の位置Mの生成、結晶核形成物11の
形成、維持の役目と、放熱作動時において結晶核
形成物11から融液2にかけての結晶成長を、積
極的に早める役目とを果すことが可能である。
本実施例にあつては、繊維質物質10′に、熱
伝導性の良い金属製の繊維質物質が使用される場
合、繊維質物質10′自体が熱良導体56の代用
と成り得るので、熱良導体56は除外されて良
い。
伝導性の良い金属製の繊維質物質が使用される場
合、繊維質物質10′自体が熱良導体56の代用
と成り得るので、熱良導体56は除外されて良
い。
電子冷却素子、ヒートパイプ55は、いずれか
一方でも良く、ヒートパイプ55のみの場合、凝
縮側の端面55″に、内部に冷却水が流れる冷却
体等をあてがう。
一方でも良く、ヒートパイプ55のみの場合、凝
縮側の端面55″に、内部に冷却水が流れる冷却
体等をあてがう。
本実施例による場合、空胴体外部側にも第2図
の如きコイル状の強制冷却パイプ12を配するこ
とができる。双方、配するのは、冷却力を強くす
るためで、放熱作動時に空胴体49内の空胴部内
部の結晶核形成物11から蓄熱槽本体1の融液2
にかけての結晶成長を、積極的により早めること
ができる。
の如きコイル状の強制冷却パイプ12を配するこ
とができる。双方、配するのは、冷却力を強くす
るためで、放熱作動時に空胴体49内の空胴部内
部の結晶核形成物11から蓄熱槽本体1の融液2
にかけての結晶成長を、積極的により早めること
ができる。
その他、空胴体と槽本体との組合せ構成に関連
する各種構成部並びにその作用は既述実施例の場
合と同様である。
する各種構成部並びにその作用は既述実施例の場
合と同様である。
第11図実施例は、空胴体において槽本体外に
突出する他端側自体が、強制冷却機構における、
空胴部内の熱を吸熱するための吸熱体とされる場
合の例であつて、かつ空胴体内の空胴部が槽本体
の天壁部に形成されて槽本体の外面投影形状から
突出しない場合の例であつて、奥部側空所5′ま
で融液2の一部を切れ目なく導き維持するのに、
融液2の自重を利用している。尚、強制冷却に
は、第10図実施例と同じくペルチエ効果を利用
した電子冷却素子によるもので行なつた。
突出する他端側自体が、強制冷却機構における、
空胴部内の熱を吸熱するための吸熱体とされる場
合の例であつて、かつ空胴体内の空胴部が槽本体
の天壁部に形成されて槽本体の外面投影形状から
突出しない場合の例であつて、奥部側空所5′ま
で融液2の一部を切れ目なく導き維持するのに、
融液2の自重を利用している。尚、強制冷却に
は、第10図実施例と同じくペルチエ効果を利用
した電子冷却素子によるもので行なつた。
60は、空胴体上端側であり、かつ空胴部内の
熱を吸熱するため吸熱体としての低温側素子でも
あり、そして空胴体上端側60の下方鍔部の左右
において環状熱良導体65を介して直立している
のはそれぞれN型素子58N・P型素子58Pで
あり、N型素子58N・P型素子58Pの上端に
またがつて熱良導体62,64を介して位置して
いるのが高温側素子59である。尚、61,63
は電線である。以上、1組みの強制冷却機構を構
成する電子冷却素子における各部品の相互におい
て、固着を必要とされる接合面同志は、適宜手段
により固着されている。
熱を吸熱するため吸熱体としての低温側素子でも
あり、そして空胴体上端側60の下方鍔部の左右
において環状熱良導体65を介して直立している
のはそれぞれN型素子58N・P型素子58Pで
あり、N型素子58N・P型素子58Pの上端に
またがつて熱良導体62,64を介して位置して
いるのが高温側素子59である。尚、61,63
は電線である。以上、1組みの強制冷却機構を構
成する電子冷却素子における各部品の相互におい
て、固着を必要とされる接合面同志は、適宜手段
により固着されている。
又、空胴体上端側60の下端部分は、天壁部よ
り槽本体57内の蓄熱材中に突出して下端が開口
し、槽本体57の一部を成すと共に空胴体下端側
をも成す熱不良導体製の空胴体取付部材66に、
パツキン67を介して螺着されていて、奥部側空
所5′が槽本体57内の蓄熱材の上面以下に位置
している。
り槽本体57内の蓄熱材中に突出して下端が開口
し、槽本体57の一部を成すと共に空胴体下端側
をも成す熱不良導体製の空胴体取付部材66に、
パツキン67を介して螺着されていて、奥部側空
所5′が槽本体57内の蓄熱材の上面以下に位置
している。
本実施例の場合、低温側素子そのものと成り得
て、空胴部を形成する自己の内面がそのまま空胴
部内からの直接的な吸熱面となる空胴体上端側6
0自身が冷却能力を有しているので、空胴部内の
冷却効果は高くなつている。
て、空胴部を形成する自己の内面がそのまま空胴
部内からの直接的な吸熱面となる空胴体上端側6
0自身が冷却能力を有しているので、空胴部内の
冷却効果は高くなつている。
かくして、電子冷却素子に電流が流れると、空
胴体上端側60が冷されて低温となつて、融液結
晶化の位置Mの生成、結晶核形成物11の形成・
維持をさせる役目と、放熱作動時において結晶核
形成物11から融液2にかけての結晶成長を積極
的に早める役目とを果すことが可能となつた。
胴体上端側60が冷されて低温となつて、融液結
晶化の位置Mの生成、結晶核形成物11の形成・
維持をさせる役目と、放熱作動時において結晶核
形成物11から融液2にかけての結晶成長を積極
的に早める役目とを果すことが可能となつた。
尚、第10図・第11図の各実施例とも、空胴
部を、一端を槽本体内の蓄熱材中に開口させて、
槽本体の側壁部若しくは底壁部に形成しても良
い。
部を、一端を槽本体内の蓄熱材中に開口させて、
槽本体の側壁部若しくは底壁部に形成しても良
い。
第12図実施例は、第11図実施例における1
組みの強制冷却機構の制御方法に関し、強制冷却
機構を放熱作動時、空胴部における少くとも槽本
体内の蓄熱材中に開口した一端部分に位置した蓄
熱材が、未だ未結晶であること、若しくは未結晶
で有り得ることを確認して、空胴部に対して作用
させ様とするものであつて、放熱作動時に、結晶
核形成物11から融液2にかけての結晶成長を、
積極的に早める様にしたものである。尚、ヒート
サイクル中における非放熱時の冷却能体は専ら、
既述実施例の場合と同様の空気自体によるものと
した。以下、これを説明する。
組みの強制冷却機構の制御方法に関し、強制冷却
機構を放熱作動時、空胴部における少くとも槽本
体内の蓄熱材中に開口した一端部分に位置した蓄
熱材が、未だ未結晶であること、若しくは未結晶
で有り得ることを確認して、空胴部に対して作用
させ様とするものであつて、放熱作動時に、結晶
核形成物11から融液2にかけての結晶成長を、
積極的に早める様にしたものである。尚、ヒート
サイクル中における非放熱時の冷却能体は専ら、
既述実施例の場合と同様の空気自体によるものと
した。以下、これを説明する。
72は、強制冷却機構を作用させる指示を出
す、タイマー72′付きの冷却制御器で、設定温
度は蓄熱材の融点若しくは該融点より若干の低温
度であり、放熱作動時においてスイツチ69を閉
じた際に、空胴体取付部材66の下端開口部分に
貫通して埋込まれた熱電対73によつて設定温度
以上の検出と設定温度未満の検出とのいずれかの
検出を行う。尚、タイマー72′は、冷却制御器
72の指示を受けて電源68からの電圧を、強制
冷却機構としての電子冷却素子にかけるものであ
る。
す、タイマー72′付きの冷却制御器で、設定温
度は蓄熱材の融点若しくは該融点より若干の低温
度であり、放熱作動時においてスイツチ69を閉
じた際に、空胴体取付部材66の下端開口部分に
貫通して埋込まれた熱電対73によつて設定温度
以上の検出と設定温度未満の検出とのいずれかの
検出を行う。尚、タイマー72′は、冷却制御器
72の指示を受けて電源68からの電圧を、強制
冷却機構としての電子冷却素子にかけるものであ
る。
スイツチ69を閉じた際に、設定温度以上の検
出を行うと、その検出がある間中、電子冷却素子
に電源68からの電圧をかける。スイツチ69を
閉じた際は、モーター70にも電源68からの電
圧がかかり、モーター70を回転させポンプ71
が動作して奪熱媒体が奪熱用パイプ4中に循環さ
れることにより、空胴体取付部材66の下端開口
部分の融液2の温度も次第に降下して行く。そし
て、空胴体取付部材66の下端開口部分の融液2
の温度が設定温度未満まで降下してその温度を検
出した時に、電子冷却素子には、タイマー72′
を介してタイマー72′が所定の時間作動してい
る間について、電源68からの電圧をかける。
出を行うと、その検出がある間中、電子冷却素子
に電源68からの電圧をかける。スイツチ69を
閉じた際は、モーター70にも電源68からの電
圧がかかり、モーター70を回転させポンプ71
が動作して奪熱媒体が奪熱用パイプ4中に循環さ
れることにより、空胴体取付部材66の下端開口
部分の融液2の温度も次第に降下して行く。そし
て、空胴体取付部材66の下端開口部分の融液2
の温度が設定温度未満まで降下してその温度を検
出した時に、電子冷却素子には、タイマー72′
を介してタイマー72′が所定の時間作動してい
る間について、電源68からの電圧をかける。
スイツチ69を閉じた際に、設定温度未満の検
出を行うと、電子冷却素子には、タイマー72′
を介してタイマー72′が所定の時間作動してい
る間について、電源68からの電圧をかける。
出を行うと、電子冷却素子には、タイマー72′
を介してタイマー72′が所定の時間作動してい
る間について、電源68からの電圧をかける。
尚、前記説明において、タイマー72′が作動
する所定の時間とは、空胴体取付部材66の下端
開口部分に位置した融液2が蓄熱材の融点若しく
は該融点より若干の低温度にある時に、強制冷却
機構が、奥部側空所5′に位置した結晶核形成物
11から空胴体取付部材66の下端開口部分にか
けて位置する融液2の一部を、結晶化させること
のできる時間であつて、これは、槽本体、空胴体
及び強制冷却機構の各構成・寸法・材料、蓄熱材
の種類、外気温度等の如何によつて設定される。
する所定の時間とは、空胴体取付部材66の下端
開口部分に位置した融液2が蓄熱材の融点若しく
は該融点より若干の低温度にある時に、強制冷却
機構が、奥部側空所5′に位置した結晶核形成物
11から空胴体取付部材66の下端開口部分にか
けて位置する融液2の一部を、結晶化させること
のできる時間であつて、これは、槽本体、空胴体
及び強制冷却機構の各構成・寸法・材料、蓄熱材
の種類、外気温度等の如何によつて設定される。
上記構成によれば、熱電対73、タイマー7
2′付きの冷却制御器72が、スイツチ69を閉
じた際に熱電対73によつて設定温度以上を検出
している間中は、強制冷却機構を作用させること
ができて、結晶核形成物11から融液2にかけて
の結晶成長を促進させることができる。又、熱電
対73によつて設定温度未満を検出してからタイ
マー72′が所定の時間作動している間までは、
強制冷却機能を作用させることができ、この時、
空胴体取付部材66の下端開口部分に位置した融
液2は、蓄熱材の融点以下若しくは該融点より若
干の低温度以下にあるから、如何なる場合例え
ば、奥部側空所5′に位置した結晶核形成物11
と空胴体取付部材66の下端開口部分に位置した
融液2とが融点以下にあつて、空胴部の途中にあ
る融液2の一部が融点以上にある場合にも、奥部
側空所5′に位置した結晶核形成物11から空胴
体取付部66の下端開口部分にかけて位置する融
液2の一部を結晶化させることができる。
2′付きの冷却制御器72が、スイツチ69を閉
じた際に熱電対73によつて設定温度以上を検出
している間中は、強制冷却機構を作用させること
ができて、結晶核形成物11から融液2にかけて
の結晶成長を促進させることができる。又、熱電
対73によつて設定温度未満を検出してからタイ
マー72′が所定の時間作動している間までは、
強制冷却機能を作用させることができ、この時、
空胴体取付部材66の下端開口部分に位置した融
液2は、蓄熱材の融点以下若しくは該融点より若
干の低温度以下にあるから、如何なる場合例え
ば、奥部側空所5′に位置した結晶核形成物11
と空胴体取付部材66の下端開口部分に位置した
融液2とが融点以下にあつて、空胴部の途中にあ
る融液2の一部が融点以上にある場合にも、奥部
側空所5′に位置した結晶核形成物11から空胴
体取付部66の下端開口部分にかけて位置する融
液2の一部を結晶化させることができる。
以上のことは、空胴部における槽本体内の蓄熱
材中に開口した一端部分(下端部分)に面して埋
込まれた熱電対によつて該部分の温度を検知する
構成の冷却制御器を有した、後述の第13図から
第15図の各実施例において、説明の省略、図示
の省略があつても同様である。
材中に開口した一端部分(下端部分)に面して埋
込まれた熱電対によつて該部分の温度を検知する
構成の冷却制御器を有した、後述の第13図から
第15図の各実施例において、説明の省略、図示
の省略があつても同様である。
さて、放熱作動時、スイツチ69を閉じると、
電源68の電圧がモータ70にかかり、モータ7
0が回転してポンプ71が動作し、融液2の熱を
奪うべく奪熱媒体が奪熱用パイプ4中を循環す
る。又、スイツチ69を閉じた際は、冷却制御器
72にも電圧がかかる。
電源68の電圧がモータ70にかかり、モータ7
0が回転してポンプ71が動作し、融液2の熱を
奪うべく奪熱媒体が奪熱用パイプ4中を循環す
る。又、スイツチ69を閉じた際は、冷却制御器
72にも電圧がかかる。
この時以後、冷却制御器72が、設定温度以上
を検出している間中、及び(若しくは)設定温度
未満を検出してからタイマー72′が所定の時間
作動している間までは、強制冷却機構としての電
子冷却素子にも電圧がかかり、電子冷却素子によ
る強制冷却機構が作用して、如何なる場合にも、
奥部側空所5′に位置した結晶核形成物11から
空胴体取付部材66の下端開口部分にかけて位置
する融液2の一部の結晶化を積極的に早めること
ができる。
を検出している間中、及び(若しくは)設定温度
未満を検出してからタイマー72′が所定の時間
作動している間までは、強制冷却機構としての電
子冷却素子にも電圧がかかり、電子冷却素子によ
る強制冷却機構が作用して、如何なる場合にも、
奥部側空所5′に位置した結晶核形成物11から
空胴体取付部材66の下端開口部分にかけて位置
する融液2の一部の結晶化を積極的に早めること
ができる。
第13図実施例は、第4図実施例と第12図実
施例とを組み合せたものに相当するもので、強制
冷却機構は、融液結晶化の位置Mの生成、結晶核
形成物11の形成・維持の役目と、放熱作動時に
おいて、結晶核形成物11から融液2にかけての
結晶成長を、積極的に早める役目とを果すことが
できる。
施例とを組み合せたものに相当するもので、強制
冷却機構は、融液結晶化の位置Mの生成、結晶核
形成物11の形成・維持の役目と、放熱作動時に
おいて、結晶核形成物11から融液2にかけての
結晶成長を、積極的に早める役目とを果すことが
できる。
74は電源としてのトランスで、2次側75に
は3つの端子B・C・Dがあつて、BD間の電圧
は、BC間の電圧より大きくなつている。
は3つの端子B・C・Dがあつて、BD間の電圧
は、BC間の電圧より大きくなつている。
スイツチ69開いている場合は、ソレノイド7
6に電流が流れずに接点77とC端子とが接続し
ていてBC間の電圧が冷却制御器78にかかる。
又、スイツチ69が閉じられた場合は、ソレノイ
ド76に電流が流れてキーK1が動作して接点7
9とD端子とが接続して、BD間の電圧は冷却制
御器80にかかる。
6に電流が流れずに接点77とC端子とが接続し
ていてBC間の電圧が冷却制御器78にかかる。
又、スイツチ69が閉じられた場合は、ソレノイ
ド76に電流が流れてキーK1が動作して接点7
9とD端子とが接続して、BD間の電圧は冷却制
御器80にかかる。
BD間の電圧をBC間の電圧よりも大きくするの
は、強制冷却用パイプ12を利用した冷却作用に
おいて、放熱作動時(即ちスイツチ69が閉じら
れた時)における空胴体5B内の空胴部の内部か
らの単位面積・単位時間当りの吸熱能力を、ヒー
トサイクル中における非放熱時(即ちスイツチ6
9が開いている時)のそれよりも多いものとさせ
て、放熱作動時における結晶核形成物11から融
液2にかけての結晶成長を、積極的により早める
ためである。この意味は第14図実施例において
も同様である。
は、強制冷却用パイプ12を利用した冷却作用に
おいて、放熱作動時(即ちスイツチ69が閉じら
れた時)における空胴体5B内の空胴部の内部か
らの単位面積・単位時間当りの吸熱能力を、ヒー
トサイクル中における非放熱時(即ちスイツチ6
9が開いている時)のそれよりも多いものとさせ
て、放熱作動時における結晶核形成物11から融
液2にかけての結晶成長を、積極的により早める
ためである。この意味は第14図実施例において
も同様である。
ポンプ17を介して強制冷却用パイプ12中に
冷媒水槽18内の冷媒水を循環させるモータ16
には、スイツチ69が開いている時には、BC間
の電圧をかけさせることができ、スイツチ69が
閉じられた時には、BD間の電圧をかけさせるこ
とができる。次にこれを説明する。
冷媒水槽18内の冷媒水を循環させるモータ16
には、スイツチ69が開いている時には、BC間
の電圧をかけさせることができ、スイツチ69が
閉じられた時には、BD間の電圧をかけさせるこ
とができる。次にこれを説明する。
冷却制御器78の検温部は、空胴体上端側5C
壁に埋込まれた熱電対15で、冷却制御器78の
設定温度は、結晶核形成物11の融点若しくは該
融点より若干の低温度に設定され、設定温度以上
を検出する。
壁に埋込まれた熱電対15で、冷却制御器78の
設定温度は、結晶核形成物11の融点若しくは該
融点より若干の低温度に設定され、設定温度以上
を検出する。
スイツチ69が開いてソレノイド76に電流が
流れず、キーK1が動作することなくC端子と接
点77とが接続されBC間の電圧が冷却制御器7
8にかかつている場合、冷却制御器78は、熱電
対15による設定温度以上の温度の検出をする
と、BC間の電圧をモータ16にかける。
流れず、キーK1が動作することなくC端子と接
点77とが接続されBC間の電圧が冷却制御器7
8にかかつている場合、冷却制御器78は、熱電
対15による設定温度以上の温度の検出をする
と、BC間の電圧をモータ16にかける。
又、冷却制御器80の設定温度は2つあり、そ
の1つは、空胴体上端側5C壁に埋込まれた熱電
対81を検温部として、結晶核形成物11の融点
若しくは該融点より若干の低温度であり、その設
定温度以上を検出し、他の1つは、空胴体取付部
材aに埋込まれた熱電対73を検温部として、第
12図実施例の冷却制御器72の場合と同様に設
定され同様の検出を行う。
の1つは、空胴体上端側5C壁に埋込まれた熱電
対81を検温部として、結晶核形成物11の融点
若しくは該融点より若干の低温度であり、その設
定温度以上を検出し、他の1つは、空胴体取付部
材aに埋込まれた熱電対73を検温部として、第
12図実施例の冷却制御器72の場合と同様に設
定され同様の検出を行う。
尚、結晶核形成物11の融点と蓄熱材の融点と
が同一の場合、冷却制御器80における熱電対7
3,81の感応部は共用させて1つとして良い。
が同一の場合、冷却制御器80における熱電対7
3,81の感応部は共用させて1つとして良い。
又、冷却制御器80は、第12図実施例におい
て冷却制御器72がタイマー72′を有している
のと同様の意味で、出力側にタイマー80′を有
している。
て冷却制御器72がタイマー72′を有している
のと同様の意味で、出力側にタイマー80′を有
している。
スイツチ69が閉じられてソレノイド76に電
流が流れると、キーK1が動作してD端子と接点
79とが接続されBD間の電圧が冷却制御器80
にかかる。この状態で、冷却制御器80は、熱電
対73による検出をした時には、熱電対81によ
る設定温度以上の温度の検出をした時はもちろん
しない時にも、モータ16にBD間の電圧をかけ
る。又、熱電対73による検出をしていない時、
即ちスイツチ69が閉じられて後一旦BD間の電
圧をモータ16にかけ終つた時まで以後には、熱
電対81による設定温度以上の温度の検出をした
時に、モータ16にBD間の電圧をかける。
流が流れると、キーK1が動作してD端子と接点
79とが接続されBD間の電圧が冷却制御器80
にかかる。この状態で、冷却制御器80は、熱電
対73による検出をした時には、熱電対81によ
る設定温度以上の温度の検出をした時はもちろん
しない時にも、モータ16にBD間の電圧をかけ
る。又、熱電対73による検出をしていない時、
即ちスイツチ69が閉じられて後一旦BD間の電
圧をモータ16にかけ終つた時まで以後には、熱
電対81による設定温度以上の温度の検出をした
時に、モータ16にBD間の電圧をかける。
ヒートサイクル中における非放熱時は、スイツ
チ69は開いているので、ソレノイド76には電
流が流れず、トランス74のC端子と接点77が
接続されていてBC間の電圧が冷却制御器78に
かかる。
チ69は開いているので、ソレノイド76には電
流が流れず、トランス74のC端子と接点77が
接続されていてBC間の電圧が冷却制御器78に
かかる。
結晶核形成物11が融解しそうになり、冷却制
御器78が、熱電対15による設定温度以上の温
度の検出をすると、BC間の電圧が冷却制御器7
8を介してモータ16にかかり、モータ16が回
転してポンプ17を動作させ、冷媒水槽18内の
冷媒水を強制冷却用パイプ12内に循環させて、
融解しそうになつた結晶核形成物11を冷却し、
結晶核形成物11を融解させることなく維持させ
る。
御器78が、熱電対15による設定温度以上の温
度の検出をすると、BC間の電圧が冷却制御器7
8を介してモータ16にかかり、モータ16が回
転してポンプ17を動作させ、冷媒水槽18内の
冷媒水を強制冷却用パイプ12内に循環させて、
融解しそうになつた結晶核形成物11を冷却し、
結晶核形成物11を融解させることなく維持させ
る。
放熱作動時はスイツチ69を閉じてモータ70
を回転させ、槽本体1内に蓄熱された熱を奪うべ
く、奪熱媒体を槽本体1内の奪熱用パイプ4中を
循環させるポンプ71を動作させる。
を回転させ、槽本体1内に蓄熱された熱を奪うべ
く、奪熱媒体を槽本体1内の奪熱用パイプ4中を
循環させるポンプ71を動作させる。
他方、スイツチ69が閉じられると、ソレノイ
ド76に電流が流れて、トランス74のD端子と
接点79とが接続されて、BD間の電圧が冷却制
御器80にかかる。冷却制御器80が、空胴体取
付部材aに埋込れた熱電対73による検出をする
と、BD間の電圧が、冷却制御器80を介してモ
ータ16にかかりモータ16が回転すると、ポン
プ17が動作されて強制冷却用パイプ12中に冷
媒水槽8内の冷媒水が循環され、空胴部内が冷却
されて結晶核形成物11からの融液2にかけての
結晶成長を、積極的に早めることができる。
ド76に電流が流れて、トランス74のD端子と
接点79とが接続されて、BD間の電圧が冷却制
御器80にかかる。冷却制御器80が、空胴体取
付部材aに埋込れた熱電対73による検出をする
と、BD間の電圧が、冷却制御器80を介してモ
ータ16にかかりモータ16が回転すると、ポン
プ17が動作されて強制冷却用パイプ12中に冷
媒水槽8内の冷媒水が循環され、空胴部内が冷却
されて結晶核形成物11からの融液2にかけての
結晶成長を、積極的に早めることができる。
冷却制御器80が、熱電対73による検出をし
ていない時には、前述したように熱電対81によ
る設定温度以上の温度の検出をした時に、BD間
の電圧がモータ16にかかり、モータ16が回転
してポンプ17を動作させ冷媒水槽18内の冷媒
水を、強制冷却用パイプ12内に循環させて、融
解しそうになつた結晶核形成物11を冷却し、結
晶核形成物11を融解させることなく維持させ
る。
ていない時には、前述したように熱電対81によ
る設定温度以上の温度の検出をした時に、BD間
の電圧がモータ16にかかり、モータ16が回転
してポンプ17を動作させ冷媒水槽18内の冷媒
水を、強制冷却用パイプ12内に循環させて、融
解しそうになつた結晶核形成物11を冷却し、結
晶核形成物11を融解させることなく維持させ
る。
尚、BC間の電圧=BD間の電圧とした場合に
は、スイツチ69を閉じた時と開いた時との、即
ち放熱作動時とヒートサイクル中における非放熱
時とのそれぞれの冷却作用において、空胴部内か
らの単位面積・単位時間当りの吸熱能力は同等と
なる。
は、スイツチ69を閉じた時と開いた時との、即
ち放熱作動時とヒートサイクル中における非放熱
時とのそれぞれの冷却作用において、空胴部内か
らの単位面積・単位時間当りの吸熱能力は同等と
なる。
第14図実施例は、第13図実施例と比較し
て、結晶核形成物11から融液2にかけての結晶
成長を、積極的に更により早く行なわるべく、槽
本体内に位置した空胴体部分の空胴部に対して
も、放熱作動時に、槽本体外に位置する強制冷却
機構と接続させることのできる、強制冷却機構を
配して、槽本体の内と外とに強制冷却機構を有す
る点が異なる。
て、結晶核形成物11から融液2にかけての結晶
成長を、積極的に更により早く行なわるべく、槽
本体内に位置した空胴体部分の空胴部に対して
も、放熱作動時に、槽本体外に位置する強制冷却
機構と接続させることのできる、強制冷却機構を
配して、槽本体の内と外とに強制冷却機構を有す
る点が異なる。
74は電源としてのトランスで、2次側には3
つの端子B・C・Dがあつて、BD間の電圧は、
BC間の電圧より大きくなつている。
つの端子B・C・Dがあつて、BD間の電圧は、
BC間の電圧より大きくなつている。
スイツチ69が開いている場合は、ソレノイド
76に電流が流れずに接点77とC端子とが接続
していてBC間の電圧が冷却制御器78にかか
る。又、スイツチ69が閉じられた場合は、ソレ
ノイド76に電流が流れてキーK1が動作して接
点79とD端子とが接続して、BD間の電圧は冷
却制御器80にかかる。
76に電流が流れずに接点77とC端子とが接続
していてBC間の電圧が冷却制御器78にかか
る。又、スイツチ69が閉じられた場合は、ソレ
ノイド76に電流が流れてキーK1が動作して接
点79とD端子とが接続して、BD間の電圧は冷
却制御器80にかかる。
冷却制御器78の検温部は、空胴体上端側5C
に埋込まれた熱電対15で、冷却制御器78の設
定温度は、結晶核形成物11の融点若しくは該融
点より若干の低温度に設定され、設定温度以上を
検出する。
に埋込まれた熱電対15で、冷却制御器78の設
定温度は、結晶核形成物11の融点若しくは該融
点より若干の低温度に設定され、設定温度以上を
検出する。
又、冷却制御器80の設定温度は2つあり、そ
の1つは、空胴体上端側5Cに埋込まれた熱電対
81を検温部として、結晶核形成物11の融点若
しくは該融点より若干の低温度であり、その設定
温度以上を検出し、他の1つは、空胴体取付部材
bに埋込まれた熱電対73を検温部として、第1
2図実施例の冷却制御器72の場合と同様に設定
され同様の検出を行う。尚、結晶核形成物11の
融点と蓄熱材の融点とが同一の場合、冷却制御器
80における熱電対73,81の感応部は共用さ
せて1つとして良い。
の1つは、空胴体上端側5Cに埋込まれた熱電対
81を検温部として、結晶核形成物11の融点若
しくは該融点より若干の低温度であり、その設定
温度以上を検出し、他の1つは、空胴体取付部材
bに埋込まれた熱電対73を検温部として、第1
2図実施例の冷却制御器72の場合と同様に設定
され同様の検出を行う。尚、結晶核形成物11の
融点と蓄熱材の融点とが同一の場合、冷却制御器
80における熱電対73,81の感応部は共用さ
せて1つとして良い。
又、冷却制御器80は、図示省略したが、第1
2図実施例において冷却制御器72がタイマー7
2′を有しているのと同様の意味で、出力側にタ
イマーを有する。
2図実施例において冷却制御器72がタイマー7
2′を有しているのと同様の意味で、出力側にタ
イマーを有する。
冷却制御器86は、槽本体82内・外の2つの
強制冷却用パイプ12,88の接続と切り離しと
の制御を、電磁3方弁87を介して行うためのも
のである。
強制冷却用パイプ12,88の接続と切り離しと
の制御を、電磁3方弁87を介して行うためのも
のである。
即ち、冷却制御器86は、冷却制御器80を介
してBD間の電圧を受けることができ、又空胴体
取付部材bに埋込まれた熱電対73に接続され、
更にその出力端子は、槽本体82内・外の2つの
強制冷却用パイプ12,88の接続と切り離しと
を、直接に行う電磁3方弁87に、接続されてい
る。
してBD間の電圧を受けることができ、又空胴体
取付部材bに埋込まれた熱電対73に接続され、
更にその出力端子は、槽本体82内・外の2つの
強制冷却用パイプ12,88の接続と切り離しと
を、直接に行う電磁3方弁87に、接続されてい
る。
又、電磁3方弁87は、冷却制御器86からの
電圧がかかつていない場合には、槽本体82外の
強制冷却用パイプ12と電磁3方弁87とを直接
に結ぶパイプWと、冷媒水槽18と電磁3方弁8
7とを直接に結ぶパイプYとを導通させる。
電圧がかかつていない場合には、槽本体82外の
強制冷却用パイプ12と電磁3方弁87とを直接
に結ぶパイプWと、冷媒水槽18と電磁3方弁8
7とを直接に結ぶパイプYとを導通させる。
そして、冷却制御器86からの電圧がかかつて
いる場合には、前記パイプWと、槽本体82内の
強制冷却用パイプ88を介して電磁3方弁87と
冷媒水槽18を結ぶパイプXとを導通させる。
いる場合には、前記パイプWと、槽本体82内の
強制冷却用パイプ88を介して電磁3方弁87と
冷媒水槽18を結ぶパイプXとを導通させる。
電磁3方弁87に、冷却制御器86からの電圧
がかかつていない場合としては、スイツチ69が
開いている場合と、スイツチ69が閉じられてい
ても冷却制御器80,86が空胴体取付部材bに
埋込まれた熱電対73による検出をしていない場
合(即ち、スイツチ69が閉じられて後1旦BD
間の電圧をモータ16にかけ終つた時まで以後)
とがある。又、冷却制御器86からの電圧がかか
つている場合とは、スイツチ69が閉じられたこ
とにより、冷却制御器80,86が、熱電対73
による検出をした場合である。
がかかつていない場合としては、スイツチ69が
開いている場合と、スイツチ69が閉じられてい
ても冷却制御器80,86が空胴体取付部材bに
埋込まれた熱電対73による検出をしていない場
合(即ち、スイツチ69が閉じられて後1旦BD
間の電圧をモータ16にかけ終つた時まで以後)
とがある。又、冷却制御器86からの電圧がかか
つている場合とは、スイツチ69が閉じられたこ
とにより、冷却制御器80,86が、熱電対73
による検出をした場合である。
尚、スイツチ69が開いている時には、冷却制
御器78と2つの冷却制御器80,86との間に
位置したソレノイド83に、電流が流れないから
キーK2は開いたままで、接点84とE、85と
Fが接続されることはなく、従つて2つの冷却制
御器80,86には、冷却制御器78を介してト
ランス74からのBC間の電圧がかかることがな
く、動作することはない。そして、冷却制御器7
8は、熱電対15による設定温度以上の温度の検
出をすると、当然にBC間の電圧を、モータ16
にかける。
御器78と2つの冷却制御器80,86との間に
位置したソレノイド83に、電流が流れないから
キーK2は開いたままで、接点84とE、85と
Fが接続されることはなく、従つて2つの冷却制
御器80,86には、冷却制御器78を介してト
ランス74からのBC間の電圧がかかることがな
く、動作することはない。そして、冷却制御器7
8は、熱電対15による設定温度以上の温度の検
出をすると、当然にBC間の電圧を、モータ16
にかける。
スイツチ69が閉じられた時には、ソレノイド
83に電流が流れて、キーK2が閉じられて接点
84とE、85とFが接続され、従つてBD間の
電圧を、モータ16にかけさせることができる。
尚、キーK2は、部分c、dが電気的良導体で、
他の部分は電気的不良導体であり、接点84と8
5、EとFが短絡されることはない。
83に電流が流れて、キーK2が閉じられて接点
84とE、85とFが接続され、従つてBD間の
電圧を、モータ16にかけさせることができる。
尚、キーK2は、部分c、dが電気的良導体で、
他の部分は電気的不良導体であり、接点84と8
5、EとFが短絡されることはない。
冷却制御器80は、スイツチ69が閉じられた
場合、熱電対73による検出をした時には、熱電
対81による設定温度以上の温度の検出をした時
はもちろん検出しない時にも、モータ16にBD
間の電圧をかける。
場合、熱電対73による検出をした時には、熱電
対81による設定温度以上の温度の検出をした時
はもちろん検出しない時にも、モータ16にBD
間の電圧をかける。
又、熱電対73による検出をしていない時、即
ちスイツチ69が閉じられて後一旦BD間の電圧
をモータ16にかけ終つた時まで以後には、熱電
対81による設定温度以上の温度の検出をした時
にのみ、モータ16にBD間の電圧をかける。
ちスイツチ69が閉じられて後一旦BD間の電圧
をモータ16にかけ終つた時まで以後には、熱電
対81による設定温度以上の温度の検出をした時
にのみ、モータ16にBD間の電圧をかける。
ヒートサイクル中における非放熱時は、スイツ
チ69が開いているので、ソレノイド76には電
流が流れず、トランス74のC端子と接点77が
接続されていてBC間の電圧が冷却制御器78に
かかる。又、同じく別のソレノイド83にも電流
が流れず、キーK2は、開いたままで、冷却制御
器86・電磁3方弁87に、BC間の電圧がかか
ることはなく、電磁3方弁87は、パイプWとパ
イプYとを導通させている。
チ69が開いているので、ソレノイド76には電
流が流れず、トランス74のC端子と接点77が
接続されていてBC間の電圧が冷却制御器78に
かかる。又、同じく別のソレノイド83にも電流
が流れず、キーK2は、開いたままで、冷却制御
器86・電磁3方弁87に、BC間の電圧がかか
ることはなく、電磁3方弁87は、パイプWとパ
イプYとを導通させている。
そして、結晶核形成物11が融解しそうにな
り、冷却制御器78が、熱量対15による設定温
度以上の温度の検出をすると、BC間の電圧が冷
却制御器78を介してモータ16にかかり、モー
タ16が回転してポンプ17を動作させ、冷媒水
槽18内の冷媒水を、槽本体82外に位置した強
制冷却用パイプ12内に循環させて、融解しそう
になつた結晶核形成物11を冷却し、結晶核形成
物11を融解させることなく維持させる。
り、冷却制御器78が、熱量対15による設定温
度以上の温度の検出をすると、BC間の電圧が冷
却制御器78を介してモータ16にかかり、モー
タ16が回転してポンプ17を動作させ、冷媒水
槽18内の冷媒水を、槽本体82外に位置した強
制冷却用パイプ12内に循環させて、融解しそう
になつた結晶核形成物11を冷却し、結晶核形成
物11を融解させることなく維持させる。
放熱作動時は、スイツチ69を閉じてモータ7
0を回転させ、槽本体82内に蓄熱された熱を奪
うべく、奪熱媒体を槽本体82内の奪熱用パイプ
4中に循環させるポンプ71を動作させる。
0を回転させ、槽本体82内に蓄熱された熱を奪
うべく、奪熱媒体を槽本体82内の奪熱用パイプ
4中に循環させるポンプ71を動作させる。
他方、スイツチ69が閉じられると、ソレノイ
ド76に電流が流れて、トランス74のD端子と
接点79が接続されて、BD間の電圧が冷却制御
器80にかかる。と同時に、ソレノイド83にも
電流が流れて、キーK2が閉じられ接点84と
E、85とFが接続され、冷却制御器80とモー
タ16とが接続される。
ド76に電流が流れて、トランス74のD端子と
接点79が接続されて、BD間の電圧が冷却制御
器80にかかる。と同時に、ソレノイド83にも
電流が流れて、キーK2が閉じられ接点84と
E、85とFが接続され、冷却制御器80とモー
タ16とが接続される。
冷却制御器80,86が、空胴体取付部材bに
埋込まれた熱電対73による検出をすると、BD
間の電圧が、冷却制御器80を介してモータ16
と更に冷却制御器86を介して電磁3方弁87と
にかかる。すると、電磁3方弁87は、パイプW
とパイプXとを導通させて、槽本体82内・外の
2つの強制冷却用パイプ12,88を接続させ
る。と同時に、モータ16は、ポンプ17を動作
させ、冷媒水槽18内の冷媒水を、接続された2
つの強制冷却用パイプ12,88中に循環させ
て、結晶核形成物11から融液2にかけての結晶
成長を、積極的に第13図の場合よりもより早め
ることができる。
埋込まれた熱電対73による検出をすると、BD
間の電圧が、冷却制御器80を介してモータ16
と更に冷却制御器86を介して電磁3方弁87と
にかかる。すると、電磁3方弁87は、パイプW
とパイプXとを導通させて、槽本体82内・外の
2つの強制冷却用パイプ12,88を接続させ
る。と同時に、モータ16は、ポンプ17を動作
させ、冷媒水槽18内の冷媒水を、接続された2
つの強制冷却用パイプ12,88中に循環させ
て、結晶核形成物11から融液2にかけての結晶
成長を、積極的に第13図の場合よりもより早め
ることができる。
冷却制御器80,86は、熱電対73による検
出をしていない時には、前述した様に電磁3方弁
87に、冷却制御器86からの電圧をかけること
なく、電磁3方弁87はパイプWとパイプYとを
導通させ、そして、熱電対81による設定温度以
上の温度の検出をした時に、BD間の電圧をモー
タ16にかけて、モータ16を回転させてポンプ
17を動作させ、冷媒水槽18内の冷媒水を、槽
本体82外に位置した強制冷却用パイプ12内に
循環させて、融解しそうになつた結晶核形成物1
1を冷却し、結晶核形成物11を融解させること
なく維持させる。
出をしていない時には、前述した様に電磁3方弁
87に、冷却制御器86からの電圧をかけること
なく、電磁3方弁87はパイプWとパイプYとを
導通させ、そして、熱電対81による設定温度以
上の温度の検出をした時に、BD間の電圧をモー
タ16にかけて、モータ16を回転させてポンプ
17を動作させ、冷媒水槽18内の冷媒水を、槽
本体82外に位置した強制冷却用パイプ12内に
循環させて、融解しそうになつた結晶核形成物1
1を冷却し、結晶核形成物11を融解させること
なく維持させる。
尚、BC間の電圧=BD間の電圧とした場合に
は、放熱作動時とヒートサイクル中における非放
熱時との、それぞれの冷却作用において、空胴部
内からの単位面積・単位時間当りの吸熱能力は同
等となる。
は、放熱作動時とヒートサイクル中における非放
熱時との、それぞれの冷却作用において、空胴部
内からの単位面積・単位時間当りの吸熱能力は同
等となる。
第15図実施例は、第12図実施例において、
スイツチ69を蛇口89として、該蛇口89の開
栓をフロースイツチ90で検出し、強制冷却機構
を既述実施例の強制冷却用パイプ12を有するも
のとした場合の実施例である。
スイツチ69を蛇口89として、該蛇口89の開
栓をフロースイツチ90で検出し、強制冷却機構
を既述実施例の強制冷却用パイプ12を有するも
のとした場合の実施例である。
尚、冷却制御器72は、図示省略しているが、
第12図実施例の場合と同様の意味で、出力側に
タイマーを有しているものとする。
第12図実施例の場合と同様の意味で、出力側に
タイマーを有しているものとする。
フロースイツチ90通過後の配管は、分岐させ
てそれぞれの分岐末端に1個別の蛇口を設けるも
のであつても良い。
てそれぞれの分岐末端に1個別の蛇口を設けるも
のであつても良い。
1つの蓄熱槽に対する奪熱媒体供給方式は、第
12図から第14図の各実施例の如きポンプによ
る奪熱媒体供給方式と第5図実施例の如き蛇口8
9の開栓による奪熱媒体供給方式(奪熱後の奪熱
媒体は蛇口を介してシステム外へ放出される)と
が同時に、個別に採用されていても良い。
12図から第14図の各実施例の如きポンプによ
る奪熱媒体供給方式と第5図実施例の如き蛇口8
9の開栓による奪熱媒体供給方式(奪熱後の奪熱
媒体は蛇口を介してシステム外へ放出される)と
が同時に、個別に採用されていても良い。
次に、この発明を、ソーラーシステム(Solar
System)の一部に応用した例を説明する。
System)の一部に応用した例を説明する。
即ち、第16図は、冷凍機を利用した蓄熱・冷
房システムとしてのソーラーシステムにおける低
温蓄熱槽(冬季向け)に、本発明を利用せんとす
る場合の一実施例を図示したものであり、空胴体
5B内の空胴部の内部の結晶核形成物が融解する
危険性のある夏の期間中に、冷凍機における蒸発
器を通つて循環する冷媒の一部を、空胴体5Bの
周囲に配される強制冷却用パイプ110中に循環
させる冷媒として利用せんとするものである。
房システムとしてのソーラーシステムにおける低
温蓄熱槽(冬季向け)に、本発明を利用せんとす
る場合の一実施例を図示したものであり、空胴体
5B内の空胴部の内部の結晶核形成物が融解する
危険性のある夏の期間中に、冷凍機における蒸発
器を通つて循環する冷媒の一部を、空胴体5Bの
周囲に配される強制冷却用パイプ110中に循環
させる冷媒として利用せんとするものである。
図中111は集熱器(第16図、実施例がソー
ラーシステムによらない場合、集熱器は温水ボイ
ラであつても良く、従つてまた、その場合には、
低温蓄熱槽は低温冬季向けに限らず、次の高温蓄
熱槽は高温夏期向けに限らない)、112は高温
蓄熱槽(夏期向け)1は冬季向けとされる際の低
温用蓄熱槽の槽本体、114は吸収式冷凍機であ
り、114′,114″が吸収式冷凍機114にお
ける蒸発器・再生器である(吸収器、凝縮器は図
示省略した)。115は高温蓄熱槽112を通つ
て温水となつた熱交換水を、吸収式冷凍機114
における再生器114″へ送るためのパイプ、1
16は吸収式冷凍機114における蒸発器11
4′によつて冷却された冷媒を、冷房機117ま
で送るためのパイプ、118は槽本体1を通つて
温水となつた熱交換水を、暖房機119等まで送
るためのパイプ、120の実線は、夏の期間中集
熱器111を通つて高温水となつた熱交換水を、
高温蓄熱槽112へ送るためのパイプ、121の
破線は冬の期間中集熱器111を通つて温水とな
つた熱交換水を、槽本体1へ送るためのパイプで
ある。
ラーシステムによらない場合、集熱器は温水ボイ
ラであつても良く、従つてまた、その場合には、
低温蓄熱槽は低温冬季向けに限らず、次の高温蓄
熱槽は高温夏期向けに限らない)、112は高温
蓄熱槽(夏期向け)1は冬季向けとされる際の低
温用蓄熱槽の槽本体、114は吸収式冷凍機であ
り、114′,114″が吸収式冷凍機114にお
ける蒸発器・再生器である(吸収器、凝縮器は図
示省略した)。115は高温蓄熱槽112を通つ
て温水となつた熱交換水を、吸収式冷凍機114
における再生器114″へ送るためのパイプ、1
16は吸収式冷凍機114における蒸発器11
4′によつて冷却された冷媒を、冷房機117ま
で送るためのパイプ、118は槽本体1を通つて
温水となつた熱交換水を、暖房機119等まで送
るためのパイプ、120の実線は、夏の期間中集
熱器111を通つて高温水となつた熱交換水を、
高温蓄熱槽112へ送るためのパイプ、121の
破線は冬の期間中集熱器111を通つて温水とな
つた熱交換水を、槽本体1へ送るためのパイプで
ある。
122,122、123,123は弁で、冬の
期間中は122,122が開いて123,123
が閉じられ、集熱器111で温められて温水とな
つた熱交換水を槽本体1へ送る。夏の期間中は1
22,122が閉じられ123,123が開いて
集熱器111からの高温水となつた熱交換水を、
高温蓄熱槽112へ送る。124は浴槽、台所等
の高温水を放出して使用する場所である。
期間中は122,122が開いて123,123
が閉じられ、集熱器111で温められて温水とな
つた熱交換水を槽本体1へ送る。夏の期間中は1
22,122が閉じられ123,123が開いて
集熱器111からの高温水となつた熱交換水を、
高温蓄熱槽112へ送る。124は浴槽、台所等
の高温水を放出して使用する場所である。
125は熱交換水を、集熱器111と高温蓄熱
槽112若しくは槽本体1との間で、循環させる
ためのポンプ、126は熱交換水を、高温蓄熱槽
112と吸収式冷凍機114における再生器11
4″との間で、循環させるためのポンプ、27は
冷媒を、吸収式冷凍機114における蒸発器11
4′と冷房機117との間で、循環させるための
ポンプ、128は熱交換水を、槽本体1と暖房機
119等との間で、循環させるためのポンプであ
る。図中、螺状部分は、熱交換を良好に行なうた
めに、パイプをコイル状に巻いたものである。
槽112若しくは槽本体1との間で、循環させる
ためのポンプ、126は熱交換水を、高温蓄熱槽
112と吸収式冷凍機114における再生器11
4″との間で、循環させるためのポンプ、27は
冷媒を、吸収式冷凍機114における蒸発器11
4′と冷房機117との間で、循環させるための
ポンプ、128は熱交換水を、槽本体1と暖房機
119等との間で、循環させるためのポンプであ
る。図中、螺状部分は、熱交換を良好に行なうた
めに、パイプをコイル状に巻いたものである。
そして、夏の期間中に冬季に利用されるとされ
た際の槽本体1における空胴体5B内の結晶核形
成物11が、融解される可能性に対処するべく、
(又は、冬期向けにその使用を限られることのな
い蓄熱槽において放熱作動時に、結晶核形成物1
1から蓄熱槽本体1内の融液2にかけての結晶成
長を、積極的に早めるべく、) 吸収式冷凍機114における蒸発器114′と
冷房機117との間を循環する冷媒の一部を、強
制冷却用パイプ110中にも循環させるとしたも
のである。
た際の槽本体1における空胴体5B内の結晶核形
成物11が、融解される可能性に対処するべく、
(又は、冬期向けにその使用を限られることのな
い蓄熱槽において放熱作動時に、結晶核形成物1
1から蓄熱槽本体1内の融液2にかけての結晶成
長を、積極的に早めるべく、) 吸収式冷凍機114における蒸発器114′と
冷房機117との間を循環する冷媒の一部を、強
制冷却用パイプ110中にも循環させるとしたも
のである。
尚、この発明は、以上の実施例に限定されるこ
となく、この発明の精神に基く他の実施例を包含
する。従つて当然に、以上に述べた実施例を組み
合せたものも包含する。
となく、この発明の精神に基く他の実施例を包含
する。従つて当然に、以上に述べた実施例を組み
合せたものも包含する。
この発明は、以上に説明したが如き構成・作用
を有するから、結晶核形成物の探索の困難性を解
消するものであつて、以下に示す効果を有するも
のである。
を有するから、結晶核形成物の探索の困難性を解
消するものであつて、以下に示す効果を有するも
のである。
(1) 結晶核形成物は、最初の結晶核形成物が蓄熱
材と異なる組成のものであつても、最初の結晶
核形成物は蓄熱材と同じ組成の結晶を介して蓄
熱材融液の一部と接触することになる。
材と異なる組成のものであつても、最初の結晶
核形成物は蓄熱材と同じ組成の結晶を介して蓄
熱材融液の一部と接触することになる。
従つて、最初の結晶核形成物として、蓄熱材
と同じ組成の結晶若しくは異なる組成の結晶核
形成物のいずれをも、使用できる。
と同じ組成の結晶若しくは異なる組成の結晶核
形成物のいずれをも、使用できる。
(2) 従つてまた、この発明は、蓄熱材の種類に制
限されることなく適用できる。
限されることなく適用できる。
(3) 結晶核形成物は、少くとも蓄熱材融液と接触
する部分が、蓄熱材と同じ組成の結晶であり、
かつヒートサイクル中融解することがないの
で、ヒートサイクル中、化学的に安定であり、
かつ繰り返し何回でも使える。
する部分が、蓄熱材と同じ組成の結晶であり、
かつヒートサイクル中融解することがないの
で、ヒートサイクル中、化学的に安定であり、
かつ繰り返し何回でも使える。
(4) 加温による蓄熱材の組成の変化を生じさせな
い限りにおいて、蓄熱材の融点を越えた顕熱部
分において、蓄熱材の蓄熱温度を上昇させるこ
とが可能である。
い限りにおいて、蓄熱材の融点を越えた顕熱部
分において、蓄熱材の蓄熱温度を上昇させるこ
とが可能である。
(5) 蓄熱材の組成を、変化させる条件が少いの
で、ヒートサイクル中の蓄熱材の融点の降下の
幅が、小さい。
で、ヒートサイクル中の蓄熱材の融点の降下の
幅が、小さい。
(6) 又、この発明における蓄熱槽は、蓄熱槽本体
外に突出する空胴部を形成するものであるが、
空胴部は蓄熱槽の気密性を保持させて突出する
ものであるから、この発明における蓄熱槽内に
顕熱蓄熱材を収容させて、顕熱型蓄熱槽として
使用するに何んら差し支えない。
外に突出する空胴部を形成するものであるが、
空胴部は蓄熱槽の気密性を保持させて突出する
ものであるから、この発明における蓄熱槽内に
顕熱蓄熱材を収容させて、顕熱型蓄熱槽として
使用するに何んら差し支えない。
第1図はこの発明の実施例における蓄熱槽の縦
断面図、第2図は第1図中における要部の拡大
図、第3図は第1図に示す蓄熱槽における結晶進
行態様図、第4図は第1図実施例のものに、強制
冷却機構とこれに備えられた制御系を付加した場
合の実施例図、第5図から第15図の各図は、
各々、他のそれぞれの実施例における蓄熱槽の縦
断面図で、第10図Bは第10図A中における要
部の拡大図、第16図は本発明をソーラーシステ
ムに応用した場合の実施例図である。 符号の説明、1:蓄熱槽の本体、2;蓄熱槽の
本体内の過冷却状態を含む潜熱蓄熱材の融液、
3;給熱用パイプ、4;奪熱用パイプ、5,5
B;空胴体、5′;空胴体内の空胴部の奥部側空
所、10;繊維質物質、11;結晶核形成物、1
1′;最初の結晶核形成物、12;強制冷却用パ
イプ、M;空胴体内の空胴部の内部における融液
結晶化の位置。
断面図、第2図は第1図中における要部の拡大
図、第3図は第1図に示す蓄熱槽における結晶進
行態様図、第4図は第1図実施例のものに、強制
冷却機構とこれに備えられた制御系を付加した場
合の実施例図、第5図から第15図の各図は、
各々、他のそれぞれの実施例における蓄熱槽の縦
断面図で、第10図Bは第10図A中における要
部の拡大図、第16図は本発明をソーラーシステ
ムに応用した場合の実施例図である。 符号の説明、1:蓄熱槽の本体、2;蓄熱槽の
本体内の過冷却状態を含む潜熱蓄熱材の融液、
3;給熱用パイプ、4;奪熱用パイプ、5,5
B;空胴体、5′;空胴体内の空胴部の奥部側空
所、10;繊維質物質、11;結晶核形成物、1
1′;最初の結晶核形成物、12;強制冷却用パ
イプ、M;空胴体内の空胴部の内部における融液
結晶化の位置。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 蓄熱槽内の潜熱蓄熱材における過冷却防止方
法において、蓄熱槽に、一端が蓄熱槽本体内の蓄
熱材中に開口し、他端側が蓄熱槽内の気密性を保
持させつつ蓄熱槽本体外に突出する空胴部を形成
して、該空胴部内に対して、ヒートサイクル中
は、該空胴部における少くとも蓄熱槽本体外への
突出側である奥部側の空所に位置する結晶核形成
物を、その融点以下に維持し、前記空胴部におけ
る蓄熱材中に開口した一端部分に位置した蓄熱槽
本体内の蓄熱材の融液が、その融点以下にある時
に、前記空胴部の奥部側空所に位置する結晶核形
成物から、前記空胴部における蓄熱材中に開口し
た一端部分にかけて位置する蓄熱槽内の蓄熱材の
融液の一部を、結晶化させることのできる冷却能
体が作用している状態において、空胴部の奥部側
空所に結晶核形成物が位置し、該結晶核形成物ま
で蓄熱槽本体内の蓄熱材の融液の一部が気密的に
切れ目なく導かれていることを特徴とする潜熱蓄
熱材における過冷却防止方法。 2 蓄熱槽に、一端が蓄熱槽本体内の蓄熱材中に
開口し、他端側が蓄熱槽内の気密性を保持させつ
つ蓄熱槽本体外に突出する空胴部を形成する空胴
体を形成し、該空胴体内の空胴部における少くと
も蓄熱槽本体外への突出側である奥部側の空所
に、蓄熱材と同じ組成の結晶を若しくは蓄熱材と
異なる組成の結晶核形成物を最初の結晶核形成物
として配することのできる構成と、前記最初の結
晶核形成物の配される空所まで、蓄熱槽本体内の
融液状態にある蓄熱材の一部を、常時、蓄熱槽本
体内の蓄熱材の融液の温度変化による該融液の体
積変化にも対応して、気密的に切れ目なく導き維
持することのできる構成と、前記空所に配された
最初の結晶核形成物と接触している部分の蓄熱材
の融液の一部を結晶化させて、該結晶化部分と最
初の結晶核形成物とより成る結晶核形成物を形成
して該結晶核形成物をその融点以下に維持するこ
とができると共に、前記空胴部における蓄熱材中
に開口した一端部分に位置した蓄熱槽本体内の蓄
熱材の融液が、その融点以下にある時に、前記空
胴部の奥部側空所に位置する結晶核形成物から、
前記空胴部における蓄熱材中に開口した一端部分
にかけて位置する蓄熱槽本体内の蓄熱材の融液の
一部を、結晶化させることのできる1若しくは複
数の冷却能体とを有することを特徴とする蓄熱
槽。 3 最初の結晶核形成物の配される空所まで、蓄
熱材融液の一部を気密的に切れ目なく導き維持す
ることのできる構成と、空所に最初の結晶核形成
物を配することのできる構成とをば、蓄熱槽本体
の天壁部若しくは側壁部に、上端側が蓄熱槽本体
外へ上の方に向つて突出し、下端が蓄熱槽本体内
に上部に所定の空間を残して収容された蓄熱材中
に開口する空胴部を形成する空胴体を形成すると
共に、該空胴体の内部が蓄熱槽本体内の蓄熱材融
液を気密的に毛細管現象にて吸い上げることので
きる構成と、前記空胴体と蓄熱槽本体の天壁部若
しくは側壁部への形成に際し、空胴体における少
くとも蓄熱槽本体外に突出する部分が、蓄熱槽本
体に対し着脱可能なものとした構成とによるもの
とした特許請求の範囲第2項に記載の蓄熱槽。 4 最初の結晶核形成物の配される空所まで、蓄
熱材融液の一部を気密的に切れ目なく導き維持す
ることのできる構成と、空所に最初の結晶核形成
物を配することのできる構成とをば、蓄熱槽本体
天壁部に、一端が蓄熱槽本体内に開口するシリン
ダー筒部を設け、これに蓄熱槽本体側端面が蓄熱
槽本体内に開口する空胴部を形成する空胴体から
成るピストンを装着する構成と、該ピストンのシ
リンダー筒部への装着が着脱可能な構成とによる
ものとした特許請求の範囲第2項に記載の蓄熱
槽。 5 最初の結晶核形成物の配される空所まで、蓄
熱材融液の一部を気密的に切れ目なく導き維持す
ることのできる構成と、空所に最初の結晶核形成
物を配することのできる構成とをば、蓄熱槽本体
の天壁部若しくは側壁部に、上端側が蓄熱槽本体
外へ上の方に向つて突出し、下端が蓄熱槽本体内
に開口する空胴部を形成する空胴体を形成すると
共に、空胴体とは別個所に、一端が蓄熱槽本体内
に開口されるシリンダー筒部と、該シリンダー筒
部に装着されるピストンとよりなるシリンダー装
置を設ける構成と、前記空胴体の蓄熱槽本体への
形成に際し、空胴体における少くとも蓄熱槽本体
外に突出する部分が、蓄熱槽本体に対し着脱可能
なものとした構成とによるものとした特許請求の
範囲第2項に記載の蓄熱槽。 6 最初の結晶核形成物の配される空所まで、蓄
熱材融液の一部を気密的に切れ目なく導き維持す
ることのできる構成と、空所に最初の結晶核形成
物を配することのできる構成とをば、蓄熱槽本体
の槽壁部に、蓄熱槽本体内に上部に所定の空間を
残して収容された蓄熱材の上面以下に位置され
て、一端が蓄熱槽本体内に開口すると共に他端側
が蓄熱槽本体外に突出する空胴部を形成する空胴
体を形成する構成と、該空胴体の蓄熱槽本体の槽
壁部への形成に際し、空胴体における少くとも蓄
熱槽本体外に突出する部分が、蓄熱槽本体に対し
着脱可能なものとした構成とによるものとした特
許請求の範囲第2項に記載の蓄熱槽。 7 空所に最初の結晶核形成物を配することので
きる構成をば、空胴体の奥部側頂部に着脱可能な
栓を配する構成によるものとした特許請求の範囲
第2項に記載の蓄熱槽。 8 最初の結晶核形成物の配される空所まで、蓄
熱材融液の一部を気密的に切れ目なく導き維持す
ることのできる構成と、空所に最初の結晶核形成
物を配することのできる構成とを1組みとして、
複数組みとする特許請求の範囲第2項又は第3項
又は第4項又は第6項に記載の蓄熱槽。 9 空胴体と該空胴体の蓄熱槽本体への装着とに
係る構成を複数とし、シリンダー装置を1とする
特許請求の範囲第5項に記載の蓄熱槽。 10 冷却能体をば、蓄熱槽本体外の空胴体外部
周辺の空気のみとする特許請求の範囲第2項に記
載の蓄熱槽。 11 冷却能体をば、空胴体内の空胴部内に作用
させるべく配した強制冷却機構のみとした特許請
求の範囲第2項に記載の蓄熱槽。 12 冷却能体をば、蓄熱槽本体外の空胴体外部
周辺の空気と、空胴体内の空胴部内に作用させる
べく配した強制冷却機構とによる構成のものとし
た特許請求の範囲第2項に記載の蓄熱槽。 13 強制冷却機構をば、蓄熱槽本体外に位置す
る空胴体内若しくは空胴体部分内の空胴部外に配
する構成のものとした特許請求の範囲第11項又
は第12項に記載の蓄熱槽。 14 強制冷却機構をば、奪熱後システム外に放
出される系の奪熱媒体が、蓄熱槽本体内の蓄熱材
に到達する前の部分において、空胴部の外部側を
流れる構成のものとし、ヒートサイクル中におけ
る非放熱時に、空所に位置した結晶核形成物をそ
の融点以下に維持するのは、専ら、蓄熱槽本体外
の空胴体外部周辺の空気によるものとした特許請
求の範囲第12項に記載の蓄熱槽。 15 強制冷却機構をば、蓄熱槽本体外に位置す
る空胴体内若しくは空胴体部分内の空胴部内に配
する構成のものとした特許請求の範囲第11項又
は第12項に記載の蓄熱槽。 16 強制冷却機構をば、蓄熱槽本体外に位置す
る空胴体内若しくは空胴体部分内の空胴部外と空
胴部内との双方に配する構成のものとした特許請
求の範囲第11項又は第12項に記載の蓄熱槽。 17 強制冷却機構をば、蓄熱槽本体外に位置す
る空胴体部分内の空胴部外と空胴部内とのいずれ
か一方に配する他に、蓄熱槽本体内に位置する空
胴体部分内の空胴部外と空胴部内とのいずれか一
方に配する構成のものとした特許請求の範囲第1
1項又は第12項に記載の蓄熱槽。 18 強制冷却機構をば、蓄熱槽本体外に位置す
る空胴体部分内の空胴部外と空胴部内との双方に
配する他、蓄熱槽本体内に位置する空胴体部分内
の空胴部外と空胴部内との双方に配する構成のも
のとした特許請求の範囲第11項又は第12項記
載の蓄熱槽。 19 強制冷却機構において、常時、蓄熱槽本体
の内・外に位置する強制冷却機構が接続している
構成のものとした特許請求の範囲第17項又は第
18項に記載の蓄熱槽。 20 強制冷却機構をば、放熱作動時において少
くとも蓄熱槽本体内における蓄熱材融液の結晶開
始の時まで、強制冷却機構を作用させる制御系を
備える構成のものとし、ヒートサイクル中におけ
る非放熱時に空所に位置した結晶核形成物をその
融点以下に維持するのは、専ら、蓄熱槽本体外の
空胴体外部周辺の空気によるものとした特許請求
の範囲第12項又は第13項又は第15項又は第
16項又は第17項又は第18項又は第19項に
記載の蓄熱槽。 21 強制冷却機構をば、ヒートサイクル中、空
所に位置した結晶核形成物がその融点若しくは該
融点より若干の低温度にまで上昇したことを検知
して強制冷却機構を作用させる制御系を備えたも
のとした特許請求の範囲第12項又は第13項又
は第15項又は第16項に記載の蓄熱槽。 22 強制冷却機構をば、ヒートサイクル中にお
ける非放熱時に空所に位置した結晶核形成物がそ
の融点若しくは該融点より若干の低温度にまで上
昇したことを検知して強制冷却機構を作用させる
制御と、放熱作動時において少くとも蓄熱槽本体
内における蓄熱材融液の結晶開始の時まで強制冷
却機構を作用させる制御と、後者の制御による冷
却作用の持つ空胴部内からの単位面積・単位時間
当りの吸熱能力が、前者の制御による冷却作用の
持つ空胴部内からの単位面積・単位時間当りの吸
熱能力と同等かそれ以上の制御とを行える制御系
を備えたものとした特許請求の範囲第12項又は
第13項又は第15項又は第16項に記載の蓄熱
槽。 23 強制冷却機構をば、ヒートサイクル中にお
ける非放熱時に空所に位置した結晶核形成物がそ
の融点若しくは該融点より若干の低温度にまで上
昇したことを検知して、蓄熱槽本体外に位置する
強制冷却機構を作用させる制御と、放熱作動時に
おいて少くとも蓄熱槽本体内における蓄熱材融液
の結晶開始の時まで蓄熱槽本体の内・外に位置す
る強制冷却機構を作用させる制御と、後者の制御
による冷却作用の持つ空胴部内からの単位面積・
単位時間当りの吸熱能力が、前者の制御による冷
却作用の持つ空胴部内からの単位面積・単位時間
当りの吸熱能力と同等かそれ以上の制御とを行え
る制御系を備えたものとした特許請求の範囲第1
7項又は第18項に記載の蓄熱槽。 24 強制冷却機構をば、ヒートサイクル中にお
ける非放熱時に空所に位置した結晶核形成物がそ
の融点若しくは該融点より若干の低温度にまで上
昇したことを検知して、蓄熱槽本体外に位置する
強制冷却機構を作用させる制御と、放熱作動時に
おいて少くとも蓄熱槽本体内における蓄熱材融液
の結晶開始の時まで、蓄熱槽本体の内・外に位置
するいずれの強制冷却機構をも作用させる制御と
後者の制御による冷却作用の持つ空胴部内からの
単位面積・単位時間当りの吸熱能力が、前者の制
御による冷却作用の持つ空胴部内からの単位面
積・単位時間当りの吸熱能力と同等かそれ以上の
制御とを行える制御系を備えたものとした特許請
求の範囲第18項に記載の蓄熱槽。 25 蓄熱槽本体外に位置する空胴体内若しくは
空胴体部分内の空胴部外に配する強制冷却機構を
ば、蓄熱槽本体外に位置する空胴体自体若しくは
空胴体部分自体を、強制冷却機構における空胴部
内の熱を吸熱する吸熱体とする構成のものとした
特許請求の範囲第11項又は第12項又は第13
項又は第16項又は第17項又は第18項又は第
19項又は第20項又は第21項又は第22項又
は第23項又は第24項に記載の蓄熱槽。 26 蓄熱槽本体外に位置する空胴体内若しくは
空胴体部分内の空胴部外に配する強制冷却機構を
ば、蓄熱槽を、蓄熱槽を通つて温水若しくは高温
水となつた熱交換水を熱源水として利用し、蒸発
器における気化熱により冷房用の冷媒を冷却する
冷凍機を備えた蓄熱・冷房システムにおける蓄熱
槽として、前記強制冷却機構に対して前記蒸発器
の気化熱により冷却された冷媒を利用する構成の
ものとした特許請求の範囲第11項又は第12項
又は第13項又は第15項又は第16項又は第1
7項又は第18項又は第19項又は第20項又は
第21項又は第22項又は23項又は第24項に
記載の蓄熱槽。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9092880A JPS5716789A (en) | 1980-07-03 | 1980-07-03 | Preventing method of overcooling of latent heat accumulating material and heat accumulating vessel for use in this method |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9092880A JPS5716789A (en) | 1980-07-03 | 1980-07-03 | Preventing method of overcooling of latent heat accumulating material and heat accumulating vessel for use in this method |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5716789A JPS5716789A (en) | 1982-01-28 |
| JPS6134075B2 true JPS6134075B2 (ja) | 1986-08-05 |
Family
ID=14012091
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9092880A Granted JPS5716789A (en) | 1980-07-03 | 1980-07-03 | Preventing method of overcooling of latent heat accumulating material and heat accumulating vessel for use in this method |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5716789A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63135761A (ja) * | 1986-11-28 | 1988-06-08 | 株式会社デンソー | 自動車用冷凍サイクル装置 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5924187A (ja) * | 1982-07-30 | 1984-02-07 | Hitachi Ltd | 蓄熱装置 |
| JPS59185991A (ja) * | 1983-04-08 | 1984-10-22 | Nok Corp | 過冷却防止方法 |
| JPS6033491A (ja) * | 1983-08-03 | 1985-02-20 | Hitachi Ltd | 蓄熱容器 |
-
1980
- 1980-07-03 JP JP9092880A patent/JPS5716789A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63135761A (ja) * | 1986-11-28 | 1988-06-08 | 株式会社デンソー | 自動車用冷凍サイクル装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5716789A (en) | 1982-01-28 |
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