JPS6133364A - 磁石式連続輸送方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分舒〕 本発明は磁石を設けた移動体が、駆動源により周回する
ようにした磁−性コンベアユニットに追随して、所定の
走行路を走行するようにした磁石式連続輸送方式に関す
る。

〔従来技術〕

第６図は例えば特公昭５８−２３２ｔ７゛０号公報に示
された従来の磁石式連続輸送方式を示す平面図であり、
図において１及び２は隣接した磁性べ　　　・ルトコン
ベアユニットを示し、各々駆動輪３．３′、従動輪４，
４′・及び磁性ベル）５．５’を有している。

駆動輪３，６′は各々誘導電動機６，６′を駆動源とし
、それぞれ交流電源７から供給される電圧により回転速
度Ｖ、　、Ｖ、で駆動される。８は複数の磁石９を有し
、磁性ベルトコンベアユニット１，２に磁気吸着されて
追随走行する移動体、１ｏは移動体８の車輪である。１
１は駆動輪６，３′の回転速度を検出する速度検出器、
１２は速度検出器１１の検出信号により誘導電動機６．
６′を制御する制御器である。

上記のように構成した従来の磁石式連続輸送方式の動作
を移動体８の加速の場合すなわち駆動輪３．３′の回転
速度■１．　ｖ２がＶｔ　＜　Ｖｔの場合について説明
する。

移動体８が矢印Ａ方向へ後方側の磁性ベルトコンベアユ
ニット１に磁気吸着されて追随走行し、図に示すように
移動体８の先行部磁石９が先方側磁性ベルトコンベアユ
ニット２に進入したときに、この先行部磁石９により先
方側磁性ベルトコンベアユニット２との磁気吸着力が発
生し、前方側磁性ベルトコンベアユニット２の誘導電動
機６′に磁気吸着力に応じた負荷がが−るようになる。

誘導電動機６に負荷がか＼ると、それまで無負荷状態で
回転速度Ｖ２で磁性ベルト５′を周回させていた誘導電
動機６′は、一旦後方側の誘導電動機６が負荷状態で回
動していた移動体８の走行速度Ｖｔ近く（■（〈Ｖ、）
まで滑り減速した後、負荷に応じ走行速度■まで加速さ
れて安定する。なお加速の際、後方側の誘導電動機６が
自速以上となり発電機として作動することを防ぐため、
速度検出器１１により駆動輪６の回転速度を検出し、そ
の検出信号により制御器１２を作動させ、誘導電動機６
を７ＩＪ−の状態で回転するよう制御する。

上記したような動作を隣接する磁性ベルトコンベアユニ
ット間で順次繰返すことにより、移動体８を摺動音の発
生を少なく滑％、か°に加速することができる。

しかしながら上記した従来の磁石式連続輸送方式におい
ては、移動体の加減速時に先方側磁性ベルトコンベアユ
ニットの駆動源である誘導電動機のみで加減速するため
、移動体の高加減速が困難であった。

〔発明の目的〕

本発明は上記問題を改善した磁石式連続輸送方式を提供
することを目的とするものである。

〔発明の概要〕

本発明の磁石式連続輸送方式は磁性ベルトコンベアユニ
ットの駆動源には極致変換誘導電動機を使用し、速度差
を有する相隣接する磁性ベルトコンベアユニット間にあ
って、後方側から前方側へ移動体の先行部磁石が進入し
たとき、後方側駆動源の極数を切換え、後方側磁性ベル
トコンベアユニットの周回速度を高速にすることにより
、磁性ベル）コンベアユニットに追随走行する移動体の
高加減速を行う輸送方式である。

〔発明の実施例〕

第１図は本発明の一実施例を示す平面図であり、１〜５
，７〜１０は上記従来の輸送方式と同一のものである。

１ろ、１３′は磁性ベルトコンベアユニツ）１，２の駆
動輪６，３′を各々駆動する極数変換誘導電動機である
。極数変換誘導電動機１６゜１６′は巻線接続を切換え
ることにより、極数が変わるようにした誘導電動機であ
り、多極数で使用した場合は回転速度が遅く、少極数で
使用した場合は回転速度が早くなる。１４．１４’は駆
動輪３゜６′の回転トルクあるいは回転速度を検出する
検出器、１５．１５’は検出器１４．１４’の検出信号
を入力しくｚ極数変換誘導電動機１３．１３／の極数変
換を行う極致変換制御器である。

上記のように構成した磁石式連続輸送方式の動作を移動
体８を加速する場合について説明する。

この場合、極数変換誘導電動機は順次前方側に行くに従
って回転速度が早いものになり、かつ各電動機は通常多
極数すなわち回転速度が遅い方の極数で使用している。

移動体８が後方側の磁性ベルトコンベアユニット１に追
随走行し、図に示すように移動体８の先行部磁石９が周
回速度の早い先方側磁性ベルトコンベアユニット２に進
入し、先行部磁石９に、より先方側磁性ベルトコンベア
ユニット２との磁気吸着状態を確保したときに、後方側
の駆動源である極数変換誘導電動機１６の極数を少極数
すなわち回転速度が早い方の極数に切換える。いまこれ
らの順次隣接する磁性ベルトコンベアユニットの各極数
変換誘導電動機の極数と速度を例えば表１に示すように
する。

表　　１ すなわち後方側の極数変換誘導電動機１３の極数を切換
え、少極数としたときの速度と、前方側の極数変換誘導
電動機１３／が多極数のときの速度が同じになるように
定めておくと、上記したように、後方側の極数変換誘導
電動機１６の極数を切換えると、前後２台の磁性ベルト
コンベアユニット１，２で移動体８を加速することがで
きる。

この後方側の極数変換誘導電動機１６の極数変換を行う
時期は、例えば移動体８が前方側の早い磁性ベルトコン
ベアユニット２により力を・受けて加速し始めた時、あ
るいは移動体８が前方側の早い磁性ベルトコンベアユニ
ット２により力を受は加速され、移動体８に吸着してい
る後方側磁性ベルトコンベアユニット１の極数変換誘導
電動機１３の回転速度が設定速度を越えてブレーキ力を
発生し始めた時が考えられるが、これらの場合は極数を
変換した前後の電動機のトルクを合わせるのが困難であ
り、トルクの急変が発生するため乗り心地の悪化につな
がる。これを防止するため、後方側の極数変換誘導電動
機１６のトルクあるいは速度がある所定値に達したごと
を検出器１４．で検出して極数変換を行う。すなわち極
数変換電動機１６の低速時と高速時の速度−トルク曲線
を第２図に示すようにしておき、移動体８が前方側の早
い磁性ベルトコンベアユニット２により力を受は加速さ
れ、後方側極数変換電動機１３の低速時のトルクＴＬが
高速時のトルクＴｎと交わる速度篤で極数変換を行うと
トルクの急変もなく滑らかに高速まで加速することがで
きる。この動作を順次繰返し所定の速度まで移動体８の
加速を行う。

なお第２図から明らかなように速度Ｖ。で極数変換を行
わない場合は、トルクは移動体８の加速にしたがって小
さくなり速度■・を越えると制動力が発生する。したが
って、この制動力の発生を防止するため後方側電動機に
クラッチ等を入れる場合よりも速度Ｖ。で極数変換を行
った場合の方がよりトルクの変化を防止することができ
滑らかに移動体８を運行できる。

〔発明の効果〕

本発明は以上説明したように磁性ベルトコンベアユニッ
トの駆動源として極数変換誘導電動機を使用し、加減速
時に後方側駆動源の極数を切換え、２後方側磁性ベルト
コンベアユニツトの周回速度を前方側周回速度と同じに
することがら、磁性ベルトコンベアユニットに追随走行
する移動体の加減速を高速化することが可能となり、さ
らに高加減速の必要性がない場合は駆動電動機の容量を
小さくすることが可能となる。

また極数変換を極数変換誘導電動機のトルク又は速度が
あらかじめ定められた所定値に達した時に行うためトル
クの急変がなく滑らかに移動体を走行させることができ
、乗り心地の向上も図れる効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す平面図、第２図は第１図
に示した実施例に使用する極数変換誘導電動機の速度−
トルク曲線特性図、第６図は従来の輸送方式を示す平面
図である。 １．２・・・磁性ヘルトコンベアユニツ）、３．３’・
・・駆動輪、４．４’・・・従動輪Ｎ５，５’・・・磁
性ベルト、８・・・移動体、９・・・磁石、１３１１３
’・・・極数変換誘導電動機。 代理人　弁理士　　木　村　三　朗 第１図 第２図 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、駆動源により周回するようにした磁性ベルトコンベ
   アユニットを所望数延設して磁性ベルトコンベアライン
   を形成し、該ラインに沿う走行路を走行する移動体には
   定常的な磁力を有する磁石を設け、該磁石と磁性ベルト
   コンベアユニット間の磁気吸引力により移動体を同ユニ
   ットの周回に追随走行させると共に、隣接した磁性ベル
   トコンベアユニットの周回速度に速度差を設けて移動体
   の加減速を行うようにした連続輸送方式において、前記
   駆動源には極数変換誘導電動機を使用し、速度差を有す
   る相隣接する磁性ベルトコンベアユニット間にあって、
   後方側から前方側へ移動体の先行部磁石が進入したとき
   、後方側駆動源の極数を切換え、後方側磁性ベルトコン
   ベアユニットの周回速度を高速にすることを特徴とする
   磁石式連続輸送方式。 ２、後方側駆動源の極数切換えを、後方側駆動源の駆動
   トルク又は回転速度があらかじめ定められた所定値に達
   した時に行う特許請求の範囲第１項記載の磁石式連続輸
   送方式。