JPS6132859Y2 - - Google Patents
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- JPS6132859Y2 JPS6132859Y2 JP6907682U JP6907682U JPS6132859Y2 JP S6132859 Y2 JPS6132859 Y2 JP S6132859Y2 JP 6907682 U JP6907682 U JP 6907682U JP 6907682 U JP6907682 U JP 6907682U JP S6132859 Y2 JPS6132859 Y2 JP S6132859Y2
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- Japan
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- torsion bar
- cab
- link
- bar arm
- chassis frame
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- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 22
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 13
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 10
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 2
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 2
- 241000021559 Dicerandra Species 0.000 description 1
- 235000010654 Melissa officinalis Nutrition 0.000 description 1
- 230000003139 buffering effect Effects 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 239000000865 liniment Substances 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Springs (AREA)
- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は車両用テイルト型キヤブに使用され
るトーシヨンバーアームのロツク機構に関する。
るトーシヨンバーアームのロツク機構に関する。
キヤブオーバ型トラツク(車両ともいう)では
エンジンの点検整備等をしやすくするために、キ
ヤブをテイルト(前傾)できるような構造になつ
ている。そして、キヤブをテイルトするにあた
り、小さな力で、かつ容易にテイルトできるよう
にするための機構としては、油圧を利用したも
の、あるいはトーシヨンバーを使用したもの等が
ある。トーシヨンバーを使用したテイルト機構で
は、キヤブをシヤシフレームに固定する際に、ト
ーシヨンバーに対して捩り力が与えられており、
この捩り力(テイルト力ともいう)を利用してキ
ヤブをテイルトさせようとするものである。
エンジンの点検整備等をしやすくするために、キ
ヤブをテイルト(前傾)できるような構造になつ
ている。そして、キヤブをテイルトするにあた
り、小さな力で、かつ容易にテイルトできるよう
にするための機構としては、油圧を利用したも
の、あるいはトーシヨンバーを使用したもの等が
ある。トーシヨンバーを使用したテイルト機構で
は、キヤブをシヤシフレームに固定する際に、ト
ーシヨンバーに対して捩り力が与えられており、
この捩り力(テイルト力ともいう)を利用してキ
ヤブをテイルトさせようとするものである。
そして、従来、トーシヨンバーを利用したテイ
ルト機構では、キヤブの定常架装状態において
は、トーシヨンバーのテイルト力がトーシヨンバ
ーアームを介して常時キヤブに作用するようにな
つていたため、キヤブはトーシヨンバーアームに
より常時押し上げられており、キヤブマウント部
においては、キヤブ重量の支持力以外にこのテイ
ルト力が重合され、キヤブの保持には大きな力が
必要になり、その結果シヤシフレーム側に取りつ
けられてキヤブを支承するキヤブマウンテイング
ブラケツトのクツシヨン材の効果が少なくなり、
車両走行時において、フロント及びリヤマウント
部、テイルト力の作用点を通してシヤシ側の振動
や騒音がトーシヨンバー及びトーシヨンバームを
介してキヤブ側に伝達され易くなるため、乗心
地、振動及び室内騒音、キヤブの耐久性等に影響
を及ぼす恐れがあつた。
ルト機構では、キヤブの定常架装状態において
は、トーシヨンバーのテイルト力がトーシヨンバ
ーアームを介して常時キヤブに作用するようにな
つていたため、キヤブはトーシヨンバーアームに
より常時押し上げられており、キヤブマウント部
においては、キヤブ重量の支持力以外にこのテイ
ルト力が重合され、キヤブの保持には大きな力が
必要になり、その結果シヤシフレーム側に取りつ
けられてキヤブを支承するキヤブマウンテイング
ブラケツトのクツシヨン材の効果が少なくなり、
車両走行時において、フロント及びリヤマウント
部、テイルト力の作用点を通してシヤシ側の振動
や騒音がトーシヨンバー及びトーシヨンバームを
介してキヤブ側に伝達され易くなるため、乗心
地、振動及び室内騒音、キヤブの耐久性等に影響
を及ぼす恐れがあつた。
この考案は上記にかんがみ、トーシヨンバーを
使用したテイルト機構を有する車両において、キ
ヤブテイルト時だけキヤブにテイルト力を伝え、
キヤブテイルト時以外には、キヤブにテイルト力
を作用させることのないトーシヨンバーアームの
ロツク機構の提供を目的とするものである。
使用したテイルト機構を有する車両において、キ
ヤブテイルト時だけキヤブにテイルト力を伝え、
キヤブテイルト時以外には、キヤブにテイルト力
を作用させることのないトーシヨンバーアームの
ロツク機構の提供を目的とするものである。
つぎに、この考案を図面に示す実施例にもとづ
いて説明する。
いて説明する。
第1図〜第3図において、テイルトキヤブを有
する車両1のシヤシフレーム2の前端上部にはフ
ロントマウンテイング装置3が設けられている。
また、前輪4より後方に位置するシヤシフレーム
2の上部にもリヤマウンテイング装置5が設けら
れている。そして、キヤブ6はフロントマウンテ
イング装置3とリヤマウンテイング装置5とによ
りシヤシフレーム2上に支持されるようになつて
いる。キヤブ6はフロントマウンテイング装置3
のテイルト軸7を中心として、第1図に実線で示
す定常位置から、二点鎖線で示すテイルト位置ま
で前傾されるようになつている。なお、フロント
マウンテイング装置3及びリヤマウンテイング装
置5には、従来と同様に、車両1の走行中におい
てシヤシフレーム2からキヤブ6へ伝達する振動
を緩衝するためのクツシヨン部材(図示せず)が
介装されている。
する車両1のシヤシフレーム2の前端上部にはフ
ロントマウンテイング装置3が設けられている。
また、前輪4より後方に位置するシヤシフレーム
2の上部にもリヤマウンテイング装置5が設けら
れている。そして、キヤブ6はフロントマウンテ
イング装置3とリヤマウンテイング装置5とによ
りシヤシフレーム2上に支持されるようになつて
いる。キヤブ6はフロントマウンテイング装置3
のテイルト軸7を中心として、第1図に実線で示
す定常位置から、二点鎖線で示すテイルト位置ま
で前傾されるようになつている。なお、フロント
マウンテイング装置3及びリヤマウンテイング装
置5には、従来と同様に、車両1の走行中におい
てシヤシフレーム2からキヤブ6へ伝達する振動
を緩衝するためのクツシヨン部材(図示せず)が
介装されている。
シヤシフレーム2とキヤブ6との間には、キヤ
ブ6をテイルト方向へ付勢するためのトーシヨン
バー8が介装されている。このトーシヨンバー8
はその一端が一側にあるシヤシフレーム2に取り
つけられたブラケツト9により回動可能に支承さ
れており、その他端が他側にあるシヤシフレーム
(図示せず)に取りつけられたブラケツト(図示
せず)側でシヤシフレーム2に固定されている。
トーシヨンバー8はブラケツト9から突出した端
部にトーシヨンバーアーム10の前端部10aが
取りつけられている。このトーシヨンバーアーム
10の前端部10bには屈曲リンク11が取りつ
けられている。この屈曲リンク11には、前リン
ク12と後リンク13とがあり、後リンク13の
後端はピン19によりトーシヨンバーアーム10
の後端10bに軸着されている。前リンク12の
後端と後リンク13の前端とは連結ピン14によ
り連結されており、またこの連結ピン14には上
ローラ15が回動可能に取りつけられている。前
リンク12の前端には、このリンク12の側部を
貫通してローラ軸16が固着されている。このロ
ーラ軸16はトーシヨンバーアーム10に設けら
た長穴10dに摺動可能に挿入されている。そし
て、ローラ軸16には、シヤシフレーム2の上方
に位置する箇所に、下ローラ17が回動可能に取
りつけられている。ローラ軸16は、下ローラ1
7の取りつけられていない方の端部に引張りばね
18の後端18bが取りつけられその前端18a
をトーシヨンバーアーム10に取りつけることに
より長孔10dの前方に当接されている。
ブ6をテイルト方向へ付勢するためのトーシヨン
バー8が介装されている。このトーシヨンバー8
はその一端が一側にあるシヤシフレーム2に取り
つけられたブラケツト9により回動可能に支承さ
れており、その他端が他側にあるシヤシフレーム
(図示せず)に取りつけられたブラケツト(図示
せず)側でシヤシフレーム2に固定されている。
トーシヨンバー8はブラケツト9から突出した端
部にトーシヨンバーアーム10の前端部10aが
取りつけられている。このトーシヨンバーアーム
10の前端部10bには屈曲リンク11が取りつ
けられている。この屈曲リンク11には、前リン
ク12と後リンク13とがあり、後リンク13の
後端はピン19によりトーシヨンバーアーム10
の後端10bに軸着されている。前リンク12の
後端と後リンク13の前端とは連結ピン14によ
り連結されており、またこの連結ピン14には上
ローラ15が回動可能に取りつけられている。前
リンク12の前端には、このリンク12の側部を
貫通してローラ軸16が固着されている。このロ
ーラ軸16はトーシヨンバーアーム10に設けら
た長穴10dに摺動可能に挿入されている。そし
て、ローラ軸16には、シヤシフレーム2の上方
に位置する箇所に、下ローラ17が回動可能に取
りつけられている。ローラ軸16は、下ローラ1
7の取りつけられていない方の端部に引張りばね
18の後端18bが取りつけられその前端18a
をトーシヨンバーアーム10に取りつけることに
より長孔10dの前方に当接されている。
屈曲リンク11は上記のように形成されている
ので、常時は引張りばね18により引きつけられ
たローラ軸16がトーシヨンバーアーム10の長
穴10dの下端に当接し、前・後リンク12,1
3が低い山形になつている。
ので、常時は引張りばね18により引きつけられ
たローラ軸16がトーシヨンバーアーム10の長
穴10dの下端に当接し、前・後リンク12,1
3が低い山形になつている。
トーシヨンバーアーム10の後端10b部に
は、ピン19によりトーシヨンバーアーム10に
取りつけられた一対の支持板20,20を介し
て、ストライカ21が下向きに取りつけられてい
る。
は、ピン19によりトーシヨンバーアーム10に
取りつけられた一対の支持板20,20を介し
て、ストライカ21が下向きに取りつけられてい
る。
トーシヨンバーアーム10は第3示に示すよう
に、キヤブ6が前傾状態にある時、トーシヨンバ
ー8により反時計方向に回動されている。そし
て、この時屈曲リンク11のローラ15はキヤブ
6の下面6aに当接するようになつている。
に、キヤブ6が前傾状態にある時、トーシヨンバ
ー8により反時計方向に回動されている。そし
て、この時屈曲リンク11のローラ15はキヤブ
6の下面6aに当接するようになつている。
シヤシフレーム2の上面には、ガイド支持板2
2が適数のボルト23により取りつけられてい
る。そしてガイド支持板22にはガイド部材25
が支持ピン24により軸着されている。このガイ
ド部材25はトーシヨンバーアーム10がキヤブ
6により押し下げられた場合、屈曲リンク11の
下ローラ17の位置する附近に設けられている。
ガイド部材25には、中央部が後方へ突出した頂
部26aを有し、山形に形成されたガイド部26
があり、このガイド部26の下端は後方へ略90度
折曲されて固定部26bとなり、その下面がガイ
ド支持板22の上面に当接している。ガイド部材
25には、支持ピン24より下方にレバー部27
が設けられている。
2が適数のボルト23により取りつけられてい
る。そしてガイド支持板22にはガイド部材25
が支持ピン24により軸着されている。このガイ
ド部材25はトーシヨンバーアーム10がキヤブ
6により押し下げられた場合、屈曲リンク11の
下ローラ17の位置する附近に設けられている。
ガイド部材25には、中央部が後方へ突出した頂
部26aを有し、山形に形成されたガイド部26
があり、このガイド部26の下端は後方へ略90度
折曲されて固定部26bとなり、その下面がガイ
ド支持板22の上面に当接している。ガイド部材
25には、支持ピン24より下方にレバー部27
が設けられている。
トーシヨンバーアーム10のストライカ21を
ロツクするストライカロツク28は従来公知のも
のであり、そのロツクケース29がシヤシフレー
ム2に取りつけられている。ストライカロツク2
8には前爪30と後爪31とがあり、各爪30,
31はボルト32,33によりロツクケース29
に軸着されている。前爪30はその下部がロツク
ケース29の下端部まで伸び、ここで略90度外側
(シヤシフレーム2の外側方)へ折曲されてワイ
ヤ止部30aになつている。前爪30はそのワイ
ヤ止部30aより上方に圧縮ばね34の一端が取
りつけられており、またこのばね34の他端が後
爪31の下部に取りつけられているので、この圧
縮ばね34の作用により前爪30と後爪31とは
常時閉じた状態になつている。そして、前・後爪
30及び31の間にストライカ21が押し込まれ
る際に、両爪30及び31は押し開かれ、その後
圧縮ばね34の作用によりストライカ21を両爪
30,31で把持するようになつている。
ロツクするストライカロツク28は従来公知のも
のであり、そのロツクケース29がシヤシフレー
ム2に取りつけられている。ストライカロツク2
8には前爪30と後爪31とがあり、各爪30,
31はボルト32,33によりロツクケース29
に軸着されている。前爪30はその下部がロツク
ケース29の下端部まで伸び、ここで略90度外側
(シヤシフレーム2の外側方)へ折曲されてワイ
ヤ止部30aになつている。前爪30はそのワイ
ヤ止部30aより上方に圧縮ばね34の一端が取
りつけられており、またこのばね34の他端が後
爪31の下部に取りつけられているので、この圧
縮ばね34の作用により前爪30と後爪31とは
常時閉じた状態になつている。そして、前・後爪
30及び31の間にストライカ21が押し込まれ
る際に、両爪30及び31は押し開かれ、その後
圧縮ばね34の作用によりストライカ21を両爪
30,31で把持するようになつている。
ガイド部材25のレバー部27の下部には、短
いチユーブ35が固着されており、このチユーブ
35には解除ワイヤ36が挿通されている。この
解除ワイヤ36はチユーブ35から前方へ突出し
た端部に、短かい丸棒状の止金37がT状に固着
されており、この止金37とチユーブ35の前端
との間には所定長さの隙間が設けられている。な
お、この解除ワイヤ36はリヤマウンテイング装
置5のロツク機構(図示せず)を操作するワイヤ
も兼ねたものとしても良い。
いチユーブ35が固着されており、このチユーブ
35には解除ワイヤ36が挿通されている。この
解除ワイヤ36はチユーブ35から前方へ突出し
た端部に、短かい丸棒状の止金37がT状に固着
されており、この止金37とチユーブ35の前端
との間には所定長さの隙間が設けられている。な
お、この解除ワイヤ36はリヤマウンテイング装
置5のロツク機構(図示せず)を操作するワイヤ
も兼ねたものとしても良い。
つぎに、この実施例の作用について説明する。
キヤブ6がテイルト位置まで前傾している場合
には、前述のようにトーシヨンバーアーム10は
トーシヨンバー8の作用により回動させられて、
トーシヨンバーアーム10後端10bの屈曲リン
ク11の上ローラ15がキヤブ6の下面6aに当
接している。なお、キヤブ6がテイルト位置にあ
るとき、キヤブ6をステー(図示せず)により固
定するのは従来と変りない。
には、前述のようにトーシヨンバーアーム10は
トーシヨンバー8の作用により回動させられて、
トーシヨンバーアーム10後端10bの屈曲リン
ク11の上ローラ15がキヤブ6の下面6aに当
接している。なお、キヤブ6がテイルト位置にあ
るとき、キヤブ6をステー(図示せず)により固
定するのは従来と変りない。
キヤブ6をテイルト位置から定常位置方向へ回
動するために、作業者等がキヤブ6を引き下げる
と、トーシヨンバーアーム10はトーシヨンバー
8の付勢力に抗してキヤブ6の下面6aにより押
し下げられ、第3図に示す位置から、第4図の2
点鎖線で示す位置まで下降し、屈曲リンク11の
下ローラ17がガイド部材25のガイド部26の
上部に当接する。この場合、下ローラ17は、ト
ーシヨンバーアーム10とローラ軸16とに介装
された引張りばね18により引きつけられて、ガ
イド部26に押圧される。なお、この時ガイド部
材25のレバー部27はシヤシフレーム2に取り
つけられた引張りばね38により前方へ引かれて
いるので反時計方向へ回動することはない。
動するために、作業者等がキヤブ6を引き下げる
と、トーシヨンバーアーム10はトーシヨンバー
8の付勢力に抗してキヤブ6の下面6aにより押
し下げられ、第3図に示す位置から、第4図の2
点鎖線で示す位置まで下降し、屈曲リンク11の
下ローラ17がガイド部材25のガイド部26の
上部に当接する。この場合、下ローラ17は、ト
ーシヨンバーアーム10とローラ軸16とに介装
された引張りばね18により引きつけられて、ガ
イド部26に押圧される。なお、この時ガイド部
材25のレバー部27はシヤシフレーム2に取り
つけられた引張りばね38により前方へ引かれて
いるので反時計方向へ回動することはない。
そして、キヤブ6が定常位置へ回動してゆく
と、トーシヨンバーアーム10はその下ローラ1
7がガイド部材25のガイド部26の頂部26a
を越える位置まで回動させられる。下ローラ17
が頂部26aに達すると、頂部26aにより後方
へ押されるので、ローラ軸16がトーシヨンバー
アーム10の長穴10dにガイドされて後方へ移
動する。このため、屈曲リンク11は前リンク1
2と後リンク13とのなす角度が小さくなるとと
もに、トーシヨンバーアーム10の後端が下降す
る(第4図に一点鎖線で示す)。トーシヨンバー
アーム10の下降にともないストライカ21も下
降し、ストライカロツク28によりロツクされ
る。そして、下ローラ17がガイド部26の頂部
26aを越えるとともに、ローラ軸16を引きつ
ける引張りばね18の作用により、前・後リンク
12,13のなす角度が大きくなる。このため、
屈曲リンク11は低い山形となり、屈曲リンク1
1の頂部にある上ローラ15がキヤブ6の下面6
aより下がり、両者の間に隙間dができる。この
時、リヤマウンテイング装置5にてキヤブ6は定
常位置に支持される。
と、トーシヨンバーアーム10はその下ローラ1
7がガイド部材25のガイド部26の頂部26a
を越える位置まで回動させられる。下ローラ17
が頂部26aに達すると、頂部26aにより後方
へ押されるので、ローラ軸16がトーシヨンバー
アーム10の長穴10dにガイドされて後方へ移
動する。このため、屈曲リンク11は前リンク1
2と後リンク13とのなす角度が小さくなるとと
もに、トーシヨンバーアーム10の後端が下降す
る(第4図に一点鎖線で示す)。トーシヨンバー
アーム10の下降にともないストライカ21も下
降し、ストライカロツク28によりロツクされ
る。そして、下ローラ17がガイド部26の頂部
26aを越えるとともに、ローラ軸16を引きつ
ける引張りばね18の作用により、前・後リンク
12,13のなす角度が大きくなる。このため、
屈曲リンク11は低い山形となり、屈曲リンク1
1の頂部にある上ローラ15がキヤブ6の下面6
aより下がり、両者の間に隙間dができる。この
時、リヤマウンテイング装置5にてキヤブ6は定
常位置に支持される。
従つて、トーシヨンバー8がトーシヨンバーア
ーム10を回動させる力は、定常位置にあるキヤ
ブ6には作用しない。
ーム10を回動させる力は、定常位置にあるキヤ
ブ6には作用しない。
つぎに、キヤブ6をテイルトさせるには、解除
ワイヤ36を後方へ引く。解除ワイヤ36が移動
すると、解除ワイヤ36に固定されたストライカ
ロツク28の前爪30が開く方向へ移動する。そ
して、解除ワイヤ36がさらに後方へ引かれて、
その前端の止金37がガイド部材25のレバー部
27を後方へ引くと、ガイド部材25は支持ピン
24を中心として反時計方向へ回動する。このた
め、ストライカロツク28はストライカ21のロ
ツクを解除するとともに、ガイド部26の頂部2
6aによる下ローラ17の係止が解除されるの
で、トーシヨンバーアーム10がトーシヨンバー
8により反時計方向へ回動される。これにより、
屈曲リンク11の上ローラ15がキヤブ6の下面
6aに当接した後、下面6aを押し上げる。
ワイヤ36を後方へ引く。解除ワイヤ36が移動
すると、解除ワイヤ36に固定されたストライカ
ロツク28の前爪30が開く方向へ移動する。そ
して、解除ワイヤ36がさらに後方へ引かれて、
その前端の止金37がガイド部材25のレバー部
27を後方へ引くと、ガイド部材25は支持ピン
24を中心として反時計方向へ回動する。このた
め、ストライカロツク28はストライカ21のロ
ツクを解除するとともに、ガイド部26の頂部2
6aによる下ローラ17の係止が解除されるの
で、トーシヨンバーアーム10がトーシヨンバー
8により反時計方向へ回動される。これにより、
屈曲リンク11の上ローラ15がキヤブ6の下面
6aに当接した後、下面6aを押し上げる。
なお、上記実施例においてはトーシヨンバーを
1本使用した場合について説明したが、トーシヨ
ンバーを2本使用した場合においても、同様の構
造で、これを対称に屈曲リンク及びローラガイド
等を設けることができる。
1本使用した場合について説明したが、トーシヨ
ンバーを2本使用した場合においても、同様の構
造で、これを対称に屈曲リンク及びローラガイド
等を設けることができる。
この考案は上記のように、トーシヨンバーとト
ーシヨンバーアームとを有するテイルト型キヤブ
を有する車両において、トーシヨンバーアームの
後端に2本の前・後リンクからなる山形の屈曲リ
ンクを設け、かつキヤブ下降時に屈曲リンクの前
リンクの一端を押圧して、屈曲リンクの上端とキ
ヤブの下面との間に隙間ができる位置まで屈曲リ
ンクにトーシヨンバーアームを押し下げさせるガ
イド部材と、屈曲リンクの上端とキヤブの下面と
が離れた状態においてトーシヨンバーアームをシ
ヤシフレームに係止する手段とによりトーシヨン
バーアームのロツク機構を構成したことにより、
車両の正常時においてはトーシヨンバーアームの
後端側の屈曲リンクがキヤブの下面に当接しない
ので、トーシヨンバーのテイルト力がキヤブに作
用しない。このため、従来のように、車両走行時
においてシヤシフレーム側の振動や騒音がキヤブ
側に伝達するのを防止してキヤブの乗心地を改善
することができる。
ーシヨンバーアームとを有するテイルト型キヤブ
を有する車両において、トーシヨンバーアームの
後端に2本の前・後リンクからなる山形の屈曲リ
ンクを設け、かつキヤブ下降時に屈曲リンクの前
リンクの一端を押圧して、屈曲リンクの上端とキ
ヤブの下面との間に隙間ができる位置まで屈曲リ
ンクにトーシヨンバーアームを押し下げさせるガ
イド部材と、屈曲リンクの上端とキヤブの下面と
が離れた状態においてトーシヨンバーアームをシ
ヤシフレームに係止する手段とによりトーシヨン
バーアームのロツク機構を構成したことにより、
車両の正常時においてはトーシヨンバーアームの
後端側の屈曲リンクがキヤブの下面に当接しない
ので、トーシヨンバーのテイルト力がキヤブに作
用しない。このため、従来のように、車両走行時
においてシヤシフレーム側の振動や騒音がキヤブ
側に伝達するのを防止してキヤブの乗心地を改善
することができる。
図はこの考案の一実施例を示し、第1図はトー
シヨンバーアームのロツク機構を有する車両の前
部側面図、第2図はトーシヨンバーアームのロツ
ク機構を示す斜視図、第3図はトーシヨンバーの
作用によりトーシヨンバーアームがキヤブを押し
上げた状態を示す図、第4図はトーシヨンバーア
ームの屈曲リンクがガイド部材に係合する状態を
示す説明図である。 1…車両、2…シヤシフレーム、3…フロント
マウンテイング装置、6…キヤブ、6a…下面、
7…テイルト軸、8…トーシヨンバー、10…ト
ーシヨンバーアーム、11…屈曲リンク、12…
前リンク、13…後リンク、14…連結ピン、1
5…上ローラ、16…ローラ軸、17…下ロー
ラ、21…ストライカ、25…ガイド部材、26
…ガイド部、26a…頂部、28…ストライカロ
ツク。
シヨンバーアームのロツク機構を有する車両の前
部側面図、第2図はトーシヨンバーアームのロツ
ク機構を示す斜視図、第3図はトーシヨンバーの
作用によりトーシヨンバーアームがキヤブを押し
上げた状態を示す図、第4図はトーシヨンバーア
ームの屈曲リンクがガイド部材に係合する状態を
示す説明図である。 1…車両、2…シヤシフレーム、3…フロント
マウンテイング装置、6…キヤブ、6a…下面、
7…テイルト軸、8…トーシヨンバー、10…ト
ーシヨンバーアーム、11…屈曲リンク、12…
前リンク、13…後リンク、14…連結ピン、1
5…上ローラ、16…ローラ軸、17…下ロー
ラ、21…ストライカ、25…ガイド部材、26
…ガイド部、26a…頂部、28…ストライカロ
ツク。
Claims (1)
- シヤシフレームに取りつけられたトーシヨンバ
ーに前端部が取着されてトーシヨンバーの捩り力
により後端部がキヤブに対して前傾力を与えるト
ーシヨンバーアームを有し、シヤシフレームに設
けられたフロントマウンテイング装置部のテイル
ト軸を中心として前傾可能に形成されたテイルト
キヤブを有する車両において、前端部がトーシヨ
ンバーアームにガイドされて移動可能な前リンク
と後端部がトーシヨンバーアームの後端に軸着さ
れた後リンクとを有し、前リンクの後端部と後リ
ンクの前端部とが互いに連結され、かつこの両リ
ンクの連結部においてキヤブ下面を押圧可能に形
成された山形の屈曲リンクと、キヤブが前傾位置
から回動して定常位置に達する時、シヤシフレー
ムに取付けられて、前リンクの前端部を案内して
屈曲リンクの軸着部のトーシヨンバーアームから
の高さを変化させることにより、トーシヨンバー
アームを押し下げかつ前リンクの押圧を解除して
屈曲リンクの軸着部とキヤブ下面との間に隙間を
形成させるガイド部材と、キヤブの定常位置にお
いてトーシヨンバーアームをシヤシフレームに係
止する手段とを設けたことを特徴とするテイルト
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6907682U JPS58170280U (ja) | 1982-05-11 | 1982-05-11 | テイルトキヤブのテイルト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6907682U JPS58170280U (ja) | 1982-05-11 | 1982-05-11 | テイルトキヤブのテイルト装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58170280U JPS58170280U (ja) | 1983-11-14 |
JPS6132859Y2 true JPS6132859Y2 (ja) | 1986-09-25 |
Family
ID=30078818
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6907682U Granted JPS58170280U (ja) | 1982-05-11 | 1982-05-11 | テイルトキヤブのテイルト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58170280U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5999875U (ja) * | 1982-12-24 | 1984-07-05 | 日産ディーゼル工業株式会社 | チルトキヤブ用ト−シヨンバ− |
-
1982
- 1982-05-11 JP JP6907682U patent/JPS58170280U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58170280U (ja) | 1983-11-14 |
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