JPS6132631B2 - - Google Patents
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- JPS6132631B2 JPS6132631B2 JP56115543A JP11554381A JPS6132631B2 JP S6132631 B2 JPS6132631 B2 JP S6132631B2 JP 56115543 A JP56115543 A JP 56115543A JP 11554381 A JP11554381 A JP 11554381A JP S6132631 B2 JPS6132631 B2 JP S6132631B2
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01P—MEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
- G01P3/00—Measuring linear or angular speed; Measuring differences of linear or angular speeds
- G01P3/64—Devices characterised by the determination of the time taken to traverse a fixed distance
- G01P3/80—Devices characterised by the determination of the time taken to traverse a fixed distance using auto-correlation or cross-correlation detection means
- G01P3/806—Devices characterised by the determination of the time taken to traverse a fixed distance using auto-correlation or cross-correlation detection means in devices of the type to be classified in G01P3/68
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Measuring Volume Flow (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は固体、液体等一定方向へ走行・流動
する走行体の速度を測定するための速度測定方法
および装置に関するものである。
する走行体の速度を測定するための速度測定方法
および装置に関するものである。
従来、固体や液体などの走行体の速度を測定す
る方法として相関法が知られている。この測定方
法は第1図に示すように、走行体1に向けて配置
した2箇の検出素子2a,2bにより走行体1の
表面状態や温度などに基づくランダム信号X
(t)、Y(t)を検出し前記ランダム信号X
(t)、Y(t)から相互相関計3によつて求めた
相互相関関数RABが最大となる遅れ時間τdを求
め、前記検出素子2a,2b相互の間隔lと前記
遅れ時間τdとから走行体1の速度v(=l/τ
d)を算出するものである。このような相関法に
よれば、非接触でかつ連続的に走行体1の速度を
測定することができる利点があるが、従来ではラ
ンダム信号をピツクアツプするにあたつて、走行
体1に向けて所定箇所に固定した2箇の検出素子
を用いて行なつていたために、下記のような問題
があつた。
る方法として相関法が知られている。この測定方
法は第1図に示すように、走行体1に向けて配置
した2箇の検出素子2a,2bにより走行体1の
表面状態や温度などに基づくランダム信号X
(t)、Y(t)を検出し前記ランダム信号X
(t)、Y(t)から相互相関計3によつて求めた
相互相関関数RABが最大となる遅れ時間τdを求
め、前記検出素子2a,2b相互の間隔lと前記
遅れ時間τdとから走行体1の速度v(=l/τ
d)を算出するものである。このような相関法に
よれば、非接触でかつ連続的に走行体1の速度を
測定することができる利点があるが、従来ではラ
ンダム信号をピツクアツプするにあたつて、走行
体1に向けて所定箇所に固定した2箇の検出素子
を用いて行なつていたために、下記のような問題
があつた。
すなわち上述した相関法による計測精度は、ラ
ンダム信号をピツクアツプすべき2点間の距離l
と相互相関関数演算の時のむだ時間τの変化幅Δ
τとによつて決まるので、計測精度を向上させる
ためには、2点間の距離lを大きくする必要があ
るが、2点間の距離lを大きくし過ぎると、得ら
れるランダム信号の時間的ズレが大きくなり、そ
の結果相互相関関数RABの最大値が低下してその
明確な遅れ時間τdを検出することが困難になる
問題がある。一方、2点からピツクアツプされる
信号の時間的ズレは、走行体1の速度vと検出素
子2a,2b相互の距離lとによつて決まるの
で、信号の時間的ズレを、相互相関関数RABの最
大値の明確な遅れ時間τdを検出するに必要かつ
十分な値に設定するには、検出素子2a,2b相
互の距離lを走行体1の速度vに応じて適当な寸
法に設定する必要がある。したがつて、計測精度
を高めるためには、検出素子2a,2b相互の距
離lを、相互相関関数RABの最大値の遅れ時間τ
dを明確に検出し得る範囲内で走行体1の速度v
に応じて大きくする必要があるが、従来では2箇
の検出素子2a,2bを物理的に固定し、移動す
ることができないようにしているため、精度の良
い測定を行なうことができない場合があり、殊に
走行体1の速度vが変化するような場合には、検
出素子2a,2b相互の距離lが走行体1の速度
vに対して大きすぎたり、あるいは逆に小さすぎ
たりする状態が生じるので、測定精度が低下する
場合が生じる問題があつた。
ンダム信号をピツクアツプすべき2点間の距離l
と相互相関関数演算の時のむだ時間τの変化幅Δ
τとによつて決まるので、計測精度を向上させる
ためには、2点間の距離lを大きくする必要があ
るが、2点間の距離lを大きくし過ぎると、得ら
れるランダム信号の時間的ズレが大きくなり、そ
の結果相互相関関数RABの最大値が低下してその
明確な遅れ時間τdを検出することが困難になる
問題がある。一方、2点からピツクアツプされる
信号の時間的ズレは、走行体1の速度vと検出素
子2a,2b相互の距離lとによつて決まるの
で、信号の時間的ズレを、相互相関関数RABの最
大値の明確な遅れ時間τdを検出するに必要かつ
十分な値に設定するには、検出素子2a,2b相
互の距離lを走行体1の速度vに応じて適当な寸
法に設定する必要がある。したがつて、計測精度
を高めるためには、検出素子2a,2b相互の距
離lを、相互相関関数RABの最大値の遅れ時間τ
dを明確に検出し得る範囲内で走行体1の速度v
に応じて大きくする必要があるが、従来では2箇
の検出素子2a,2bを物理的に固定し、移動す
ることができないようにしているため、精度の良
い測定を行なうことができない場合があり、殊に
走行体1の速度vが変化するような場合には、検
出素子2a,2b相互の距離lが走行体1の速度
vに対して大きすぎたり、あるいは逆に小さすぎ
たりする状態が生じるので、測定精度が低下する
場合が生じる問題があつた。
この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、
常に精度良く測定することのできる速度測定方法
およびその方法を実施するための装置を提供する
ことを目的とするものである。
常に精度良く測定することのできる速度測定方法
およびその方法を実施するための装置を提供する
ことを目的とするものである。
すなわちこの発明は、3箇以上の信号検出素子
を走行体の走行方向に沿つて一直線上に配列して
おき、これら信号検出素子のうちから任意の2箇
の信号検出素子を選んで複数の組合わせを得、こ
れらの組合わせのうち、2つの信号の相互相関関
数の最大値が予め設定した値以上でかつ最も遅延
したものとなる信号検出素子の組合わせを探し出
すことにより、相互相関関数の最大値を明確に把
握し得る範囲内で2つの信号をピツクアツプすべ
き2点間の距離を可及的に大きくし、もつて精度
良く速度を測定し得るようにしたことを特徴とす
るものである。
を走行体の走行方向に沿つて一直線上に配列して
おき、これら信号検出素子のうちから任意の2箇
の信号検出素子を選んで複数の組合わせを得、こ
れらの組合わせのうち、2つの信号の相互相関関
数の最大値が予め設定した値以上でかつ最も遅延
したものとなる信号検出素子の組合わせを探し出
すことにより、相互相関関数の最大値を明確に把
握し得る範囲内で2つの信号をピツクアツプすべ
き2点間の距離を可及的に大きくし、もつて精度
良く速度を測定し得るようにしたことを特徴とす
るものである。
以下この発明を製銑工程におけるスラグの流速
を測定する場合を例にとつて具体的に説明する。
を測定する場合を例にとつて具体的に説明する。
まず、この発明の装置の一例を第2図を参照し
て説明すると、スラグ10が第2図の矢印方向に
所定速度vで流れているものとし、このスラグ1
0に対し3箇以上の信号検出素子11a,11b
………をスラグ10の流れ方向に沿つて一直線上
に配置しておく。なお、符号12は信号検出素子
11a,11b………とスラグ10との間に配置
した倍率mの光学系である。前記信号検出素子1
1a,11b………は、スラグ10から発する光
を電気信号に変換して出力するものであつて、ス
ラグ10の流れ方向に対し最上流側にある第1番
目の信号検出素子11aは増幅器13を介して相
互相関計14に接続されており、また第2番目以
降の信号検出素子11b,………は切換器15に
それぞれ接続されている。この切換器15は増幅
器16を介して前記相互相関計14に接続され、
前記第2番目以降の信号検出素子11b,………
によつて得られた各信号を個別に順次相互相関計
14に対して出力するようになつている。相互相
関計14は、前記第1番目の信号検出素子11a
から入力された信号と切換器15から入力された
各信号とを順次比較して各々について相互相関関
数を求めるとともにその最大値を算出するよう構
成されており、この相互相関計14には、選択器
17および遅延時間検出器18がそれぞれ接続さ
れている。選択器17は相互相関計14によつて
算定された相互相関関数の最大値が予め設定した
値以上の場合に前記切換器15に対し信号を出力
し、切換器15から相互相関計14に対して送出
する信号を第2番目の信号検出素子11bによつ
て得られる信号から順次第3番目以降のものに切
換えるものであつて、第1番目の信号検出素子1
1aから得られた信号を一方の関数とした各相互
相関関数の最大値のうち、予め設定した値以上で
かつ最も遅延した最大値が遅延時間検出器18に
出力されるようになつている。さらにこの遅延時
間検出器18に演算器19が接続される一方、そ
の演算器19に前記切換器15が接続されてお
り、この演算器19において、前記遅延時間検出
器18から入力される前記最も遅延した最大値の
遅れ時間と当該最も遅延した最大値を与える信号
を出力する信号検出素子(仮りに11iとする)
から第1番目の信号検出素子11aまでの距離に
基づいてスラグ10の速度を算出するように構成
されている。
て説明すると、スラグ10が第2図の矢印方向に
所定速度vで流れているものとし、このスラグ1
0に対し3箇以上の信号検出素子11a,11b
………をスラグ10の流れ方向に沿つて一直線上
に配置しておく。なお、符号12は信号検出素子
11a,11b………とスラグ10との間に配置
した倍率mの光学系である。前記信号検出素子1
1a,11b………は、スラグ10から発する光
を電気信号に変換して出力するものであつて、ス
ラグ10の流れ方向に対し最上流側にある第1番
目の信号検出素子11aは増幅器13を介して相
互相関計14に接続されており、また第2番目以
降の信号検出素子11b,………は切換器15に
それぞれ接続されている。この切換器15は増幅
器16を介して前記相互相関計14に接続され、
前記第2番目以降の信号検出素子11b,………
によつて得られた各信号を個別に順次相互相関計
14に対して出力するようになつている。相互相
関計14は、前記第1番目の信号検出素子11a
から入力された信号と切換器15から入力された
各信号とを順次比較して各々について相互相関関
数を求めるとともにその最大値を算出するよう構
成されており、この相互相関計14には、選択器
17および遅延時間検出器18がそれぞれ接続さ
れている。選択器17は相互相関計14によつて
算定された相互相関関数の最大値が予め設定した
値以上の場合に前記切換器15に対し信号を出力
し、切換器15から相互相関計14に対して送出
する信号を第2番目の信号検出素子11bによつ
て得られる信号から順次第3番目以降のものに切
換えるものであつて、第1番目の信号検出素子1
1aから得られた信号を一方の関数とした各相互
相関関数の最大値のうち、予め設定した値以上で
かつ最も遅延した最大値が遅延時間検出器18に
出力されるようになつている。さらにこの遅延時
間検出器18に演算器19が接続される一方、そ
の演算器19に前記切換器15が接続されてお
り、この演算器19において、前記遅延時間検出
器18から入力される前記最も遅延した最大値の
遅れ時間と当該最も遅延した最大値を与える信号
を出力する信号検出素子(仮りに11iとする)
から第1番目の信号検出素子11aまでの距離に
基づいてスラグ10の速度を算出するように構成
されている。
すなわち最も遅延した最大値を採用することに
より、検出に最も適した検出素子の位置を確定で
きるように構成されている。
より、検出に最も適した検出素子の位置を確定で
きるように構成されている。
つぎに上記のように構成した装置の作用すなわ
ちこの発明の測定方法について説明すると、溶鉱
炉から排出されるスラグ10は1500℃程度の高温
であつて強い光を発しているので、前記信号検出
素子11a,11b………には光学系12を介し
てスラグ10の表面の一定範囲の像が映る。その
場合スラグ10は所定速度で流動しているうえに
その表面状態は一様ではないので、各信号検出素
子11a,11b………によつて時間の経過と共
に例えば第3図に示すようなランダム信号が得ら
れる。これらのランダム信号のうち第1番目の信
号検出素子11aによつて得られた信号(以下第
1番目の信号という)は増幅器13を介して相互
相関計14に入力され、他の信号検出素子11
b,11c………によつて得られた信号は切換器
15に送られる。測定開始時には切換器15はス
タート状態にあつて、第2番目の信号検出素子1
1bで得られた信号(以下第2番目の信号とい
う)を相互相関計14に送出するが、スラグ10
の流速が極端に遅くない場合には、これら第1番
目および第2番目の信号は近似しているので、相
互相関計14においてこれらの信号によつて定ま
る相互相関関数の最大値は大きな値を示し、その
最大値が予め設定した値よりも大きくなることに
より、前記選択器17が信号を出力し、その結果
切換器15が切換つて第3番目の信号検出素子1
1cによつて得られたランダム信号が切換器15
から相互相関計14に送出される。そして第1番
目の信号と第3番目の信号とによつて定まる相互
相関関数の最大値が予め設定した値よりも大きけ
れば、前記選択器17が信号を出力し、その結果
切換器15が前述のように切換わる。以下同様
に、第1番目の信号を一方の関数とし、切換器1
5から送出される信号を他方の関数とした相互相
関関数の最大値が予め設定した値以上であれば、
切換器15が選択器17の出力信号により順次切
換わる。
ちこの発明の測定方法について説明すると、溶鉱
炉から排出されるスラグ10は1500℃程度の高温
であつて強い光を発しているので、前記信号検出
素子11a,11b………には光学系12を介し
てスラグ10の表面の一定範囲の像が映る。その
場合スラグ10は所定速度で流動しているうえに
その表面状態は一様ではないので、各信号検出素
子11a,11b………によつて時間の経過と共
に例えば第3図に示すようなランダム信号が得ら
れる。これらのランダム信号のうち第1番目の信
号検出素子11aによつて得られた信号(以下第
1番目の信号という)は増幅器13を介して相互
相関計14に入力され、他の信号検出素子11
b,11c………によつて得られた信号は切換器
15に送られる。測定開始時には切換器15はス
タート状態にあつて、第2番目の信号検出素子1
1bで得られた信号(以下第2番目の信号とい
う)を相互相関計14に送出するが、スラグ10
の流速が極端に遅くない場合には、これら第1番
目および第2番目の信号は近似しているので、相
互相関計14においてこれらの信号によつて定ま
る相互相関関数の最大値は大きな値を示し、その
最大値が予め設定した値よりも大きくなることに
より、前記選択器17が信号を出力し、その結果
切換器15が切換つて第3番目の信号検出素子1
1cによつて得られたランダム信号が切換器15
から相互相関計14に送出される。そして第1番
目の信号と第3番目の信号とによつて定まる相互
相関関数の最大値が予め設定した値よりも大きけ
れば、前記選択器17が信号を出力し、その結果
切換器15が前述のように切換わる。以下同様
に、第1番目の信号を一方の関数とし、切換器1
5から送出される信号を他方の関数とした相互相
関関数の最大値が予め設定した値以上であれば、
切換器15が選択器17の出力信号により順次切
換わる。
ところで、スラグ10は流動中にその表面状態
が逐次変化しているので、第1番目の信号と第2
番目以降の信号との相関関係(類似の度合)は次
第に低くなり、したがつて相互相関計14によつ
て求まる相互相関関数の最大値は切換器15が動
作して切換わる毎に次第に低くなる。なお、相互
相関計14で求まる各相互相関関数の最大値の低
下度合について説明すると、第1番目の信号と第
2番目以降の信号との相関関係は、スラグ10の
流動速度が遅く、その表面状態が短かい距離を流
れる間に変化してしまう場合には前記最大値の低
下度合は急激になり、また逆にスラグ10の流動
速度が速く、その表面状態がほぼ同一状態に長く
持続する場合には、前記最大値の低下度合は緩慢
になる。そして切換器15が例えばi番目の信号
を送出すべく切換わり、その信号と第1番目の信
号とによつて定まる相互相関関数の最大値が予め
設定した値とほぼ同等にまで低くなると、その最
大値が最も遅延した最大値として遅延時間検出器
18に入力され、遅延時間検出器18は測定開始
時すなわち第1番目の信号検出素子11aの出力
時から前記最も遅延した最大値の発生時までの時
間を算定し、遅れ時間τdとして演算器19に出
力する。一方、切換器15は最終的にi番目の信
号を送出すべく切換つたことによりその旨の信号
を演算器19に出力する。ここで、前記各信号検
出素子11a,11b………相互の間隔をΔlと
すれば、第1番目の信号検出素子11aからi番
目の信号検出素子11iまでの距離は(i−1)
×Δlとなるが、スラグ10の表面は光学系12
によつてm倍されて信号検出素子11a,11b
………に投影されているので、前記の距離(i−
1)×Δlはスラグ表面上の実距離では(i−
1)×Δl/mである。この実距離は信号検出素
子11a,11b………相互の間隔Δlおよび光
学系12の倍率mを演算器19に予め入力してお
けば、演算器19に対し切換器15から前述した
ように信号が入力されることにより(すなわちi
の値が指示されることにより)求まり、一方演算
器19には前記遅れ時間τdが入力され、したが
つて演算器19は(i−1)×(Δl/m)×1/
τdを計算し、スラグ10の速度vを算出する。
が逐次変化しているので、第1番目の信号と第2
番目以降の信号との相関関係(類似の度合)は次
第に低くなり、したがつて相互相関計14によつ
て求まる相互相関関数の最大値は切換器15が動
作して切換わる毎に次第に低くなる。なお、相互
相関計14で求まる各相互相関関数の最大値の低
下度合について説明すると、第1番目の信号と第
2番目以降の信号との相関関係は、スラグ10の
流動速度が遅く、その表面状態が短かい距離を流
れる間に変化してしまう場合には前記最大値の低
下度合は急激になり、また逆にスラグ10の流動
速度が速く、その表面状態がほぼ同一状態に長く
持続する場合には、前記最大値の低下度合は緩慢
になる。そして切換器15が例えばi番目の信号
を送出すべく切換わり、その信号と第1番目の信
号とによつて定まる相互相関関数の最大値が予め
設定した値とほぼ同等にまで低くなると、その最
大値が最も遅延した最大値として遅延時間検出器
18に入力され、遅延時間検出器18は測定開始
時すなわち第1番目の信号検出素子11aの出力
時から前記最も遅延した最大値の発生時までの時
間を算定し、遅れ時間τdとして演算器19に出
力する。一方、切換器15は最終的にi番目の信
号を送出すべく切換つたことによりその旨の信号
を演算器19に出力する。ここで、前記各信号検
出素子11a,11b………相互の間隔をΔlと
すれば、第1番目の信号検出素子11aからi番
目の信号検出素子11iまでの距離は(i−1)
×Δlとなるが、スラグ10の表面は光学系12
によつてm倍されて信号検出素子11a,11b
………に投影されているので、前記の距離(i−
1)×Δlはスラグ表面上の実距離では(i−
1)×Δl/mである。この実距離は信号検出素
子11a,11b………相互の間隔Δlおよび光
学系12の倍率mを演算器19に予め入力してお
けば、演算器19に対し切換器15から前述した
ように信号が入力されることにより(すなわちi
の値が指示されることにより)求まり、一方演算
器19には前記遅れ時間τdが入力され、したが
つて演算器19は(i−1)×(Δl/m)×1/
τdを計算し、スラグ10の速度vを算出する。
上述の説明から明らかなように上記の測定装
置、測定方法では、スラグ10の流動速度が遅
く、比較的短い距離を流れる間にその表面状態が
変化する場合には、第1番目の信号検出素子11
aに近い位置にある信号検出素子を選択し、また
スラグ10の流動速度が速く、比較的長い距離に
亘つてその表面状態がほぼ同一状態に保たれる場
合には、第1番目の信号検出素子11aから離れ
た位置にある信号検出素子を選択し、いずれの場
合でも相互相関関数の明確な最大値のうち最も遅
延した最大値の遅れ時間τdを検出することがで
きるから、スラグ10の流速の緩急に拘わらず、
常に正確な速度vを測定することができる。
置、測定方法では、スラグ10の流動速度が遅
く、比較的短い距離を流れる間にその表面状態が
変化する場合には、第1番目の信号検出素子11
aに近い位置にある信号検出素子を選択し、また
スラグ10の流動速度が速く、比較的長い距離に
亘つてその表面状態がほぼ同一状態に保たれる場
合には、第1番目の信号検出素子11aから離れ
た位置にある信号検出素子を選択し、いずれの場
合でも相互相関関数の明確な最大値のうち最も遅
延した最大値の遅れ時間τdを検出することがで
きるから、スラグ10の流速の緩急に拘わらず、
常に正確な速度vを測定することができる。
なお、上述の説明では信号検出素子の具体例を
挙げなかつたが、前述したような動作を行なう信
号検出素子としては、リニアアレイセンサー、
CCD等の集積化した半導体素子を採用すること
ができ、このような素子を用いれば、装置を小型
化し得るとともに高速切換えが可能となり、測定
精度が更に向上することは言うまでもない。ま
た、上述の説明は製銑工程におけるスラグ10の
流速を測定する場合を例に採つたものであるが、
この発明はスラグ10の流速測定を行なう場合に
限られるものではなく、温水等の流体や鋼板、鋼
球等の固体などの速度測定にも応用することがで
きるのであり、このような自発光のない走行体の
速度を測定する場合には、所定の光源から走行体
に光を照射して生じる反射光を光電変換素子から
なる信号検出素子で電気信号に変えればよく、あ
るいは走行体が所定の温度を有するものであれ
ば、温度を電気信号に変える素子でランダム信号
をピツクアツプすればよい。さらに上述の説明で
は選択器17の出力信号により切換器15を動作
させるようにしたが、この発明では上記のような
選択器17を特に用いる必要はなく、作業者が相
互相関計14の出力を見て切換器15を動作させ
るようにしてもよい。またさらに、上記実施例で
は第1番目の信号検出素子11aによりピツクア
ツプした信号を一方の関数として相互相関関数を
求める場合について説明したが、この発明は上記
実施例に限られるものではなく、要は走行体の走
行方向に沿つて一直線上に配列した3箇以上の信
号検出素子のうちから、任意に2箇の信号検出素
子を選んで、これらから得られる信号に基づいて
相互相関関数を算定し、かつその最大値の遅延時
間を求めればよい。
挙げなかつたが、前述したような動作を行なう信
号検出素子としては、リニアアレイセンサー、
CCD等の集積化した半導体素子を採用すること
ができ、このような素子を用いれば、装置を小型
化し得るとともに高速切換えが可能となり、測定
精度が更に向上することは言うまでもない。ま
た、上述の説明は製銑工程におけるスラグ10の
流速を測定する場合を例に採つたものであるが、
この発明はスラグ10の流速測定を行なう場合に
限られるものではなく、温水等の流体や鋼板、鋼
球等の固体などの速度測定にも応用することがで
きるのであり、このような自発光のない走行体の
速度を測定する場合には、所定の光源から走行体
に光を照射して生じる反射光を光電変換素子から
なる信号検出素子で電気信号に変えればよく、あ
るいは走行体が所定の温度を有するものであれ
ば、温度を電気信号に変える素子でランダム信号
をピツクアツプすればよい。さらに上述の説明で
は選択器17の出力信号により切換器15を動作
させるようにしたが、この発明では上記のような
選択器17を特に用いる必要はなく、作業者が相
互相関計14の出力を見て切換器15を動作させ
るようにしてもよい。またさらに、上記実施例で
は第1番目の信号検出素子11aによりピツクア
ツプした信号を一方の関数として相互相関関数を
求める場合について説明したが、この発明は上記
実施例に限られるものではなく、要は走行体の走
行方向に沿つて一直線上に配列した3箇以上の信
号検出素子のうちから、任意に2箇の信号検出素
子を選んで、これらから得られる信号に基づいて
相互相関関数を算定し、かつその最大値の遅延時
間を求めればよい。
以上の説明で明らかなようにこの発明の速度測
定方法および装置によれば、相関法によつて速度
を測定するにあたつて、走行体の速度を測定する
に必要な2つの信号を検出するための2点間の距
離を、相互相関関数の最大値が十分大きくかつそ
の明確な遅延時間を検出し得る範囲内で可及的に
大きな距離とすることができ、換言すれば走行体
の速度の緩急に応じてその速度に適した距離とす
ることができるので、走行体の速度の緩急に拘わ
らず常に精度の良い速度測定を行なうことができ
る。
定方法および装置によれば、相関法によつて速度
を測定するにあたつて、走行体の速度を測定する
に必要な2つの信号を検出するための2点間の距
離を、相互相関関数の最大値が十分大きくかつそ
の明確な遅延時間を検出し得る範囲内で可及的に
大きな距離とすることができ、換言すれば走行体
の速度の緩急に応じてその速度に適した距離とす
ることができるので、走行体の速度の緩急に拘わ
らず常に精度の良い速度測定を行なうことができ
る。
第1図は相関法による従来の速度測定法を原理
的に示すブロツク線図、第2図はこの発明の装置
の一例を原理的に示すブロツク線図、第3図はそ
の信号検出素子によつて得られた信号の一例を示
す波形図である。 10……スラグ、11a,11b,………11
i……信号検出素子、14……相互相関計、15
……切換器、18……遅延時間検出器、19……
演算器。
的に示すブロツク線図、第2図はこの発明の装置
の一例を原理的に示すブロツク線図、第3図はそ
の信号検出素子によつて得られた信号の一例を示
す波形図である。 10……スラグ、11a,11b,………11
i……信号検出素子、14……相互相関計、15
……切換器、18……遅延時間検出器、19……
演算器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 3箇以上の信号検出素子を測定すべき走行体
の走行方向に沿つて一直線上に配列しておき、こ
れら信号検出素子のうちから任意の2箇の信号検
出素子からなる複数の組合わせを選択し、その各
組合わせのうち、各信号検出素子からの出力信号
の相互相関関数の最大値が予め設定した値以上で
かつ最も遅延した最大値となる信号検出素子の組
合わせを探し出し、得られた組合わせにおける2
箇の信号検出素子間の距離とその相互相関関数の
最大値の遅延時間とから走行体の速度を検出する
ことを特徴とする速度測定方法。 2 測定すべき走行体の走行方向に沿つて一直線
上に配列された3箇以上の信号検出素子と、これ
ら信号検出素子のうち任意の2箇の信号検出素子
を選択してそれらの信号を送出する切換器と、そ
の切換器から送出される2つの出力信号に基づい
て相互相関関数を求める相互相関計と、前記相互
相関関数の最大値のうち予め設定した値以上でか
つ最も遅延した最大値の遅延時間を求める遅延時
間検出器と、その遅延時間および前記最も遅延し
た最大値を与える信号を出力した2箇の信号検出
素子相互の間の距離に基づいて走行体の速度を算
出する演算器とを具備していることを特徴とする
速度測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56115543A JPS5817367A (ja) | 1981-07-23 | 1981-07-23 | 速度測定方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56115543A JPS5817367A (ja) | 1981-07-23 | 1981-07-23 | 速度測定方法およびその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5817367A JPS5817367A (ja) | 1983-02-01 |
JPS6132631B2 true JPS6132631B2 (ja) | 1986-07-28 |
Family
ID=14665131
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56115543A Granted JPS5817367A (ja) | 1981-07-23 | 1981-07-23 | 速度測定方法およびその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5817367A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0212540U (ja) * | 1988-07-09 | 1990-01-25 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FI82141C (fi) * | 1984-01-24 | 1991-01-10 | Beloit Corp | Foerfarande och anordning foer maetning av straolhastigheten hos en pappersmaskins inloppslaoda. |
JPS60263863A (ja) * | 1984-06-12 | 1985-12-27 | Asia Kosoku Kk | 実体像による表面流速分布監視方法 |
JPH0711529B2 (ja) * | 1985-10-16 | 1995-02-08 | 株式会社村田製作所 | 焦電形センサアレイ |
-
1981
- 1981-07-23 JP JP56115543A patent/JPS5817367A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0212540U (ja) * | 1988-07-09 | 1990-01-25 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5817367A (ja) | 1983-02-01 |
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