JPS62233714A - 超音波距離計を用いたキヤンバ−検出方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） ？−の益日日糾　債に竹　座’＆ＴＦＶｒつイ１す４（
与六ｈ−ス板材のキャンパーを超音波距離計を用いて検
出する方法に関するものである。

（従来技術とその問題点） 厚板圧延にあっては、圧延途中において厚板がその幅方
向に湾曲する現象、すなわち板キャンパーが発生すると
いう問題点がある。

このような板キャンパー発生のために所要板幅の矩形厚
板が得られず、あるいは予め板幅が十分となるように圧
延して、所要寸法の矩形厚板を不要部切断により得る必
要がある等、大幅な歩留りの低下を招来することとなっ
ていた。

したがって、板キャンパーを除去するために種々の工夫
が試みられているが、その前提と巳て板ギヤ／バーを正
確に定量することが要求される。

この種のキャンパー検出方式としては、（ｉ）　　レー
ザー距離計方式 （ｉｉ）　　下部光源方式 Ｑ均　ＣＣＤ（電荷結合素子）カメラ方式（財）ステレ
オカメラ方式 などがあるが、いずれの方式とも高価であり、さらに、
（ｉｉ）　、（ホ）、（ロ）の方式については、保守性
が悪い、水蒸気の影響を受は易い、設置スペースが大き
いなどの欠点がある。

これに対して、超音波距離計を用いた場合には次のよう
な利点がある。

（ａ）　　安価 （ｂ）　　設置スペースが小さい （Ｃ）超音波は周波数が高く、塵、高熱などの影響が少
なく、耐環境性が良好 このような超音波距離計を用いた従来のキャンパー検出
においては、超音波の音速が温度によって変化するとこ
ろから、温度計により雰囲気温度を測定して音速の温度
補正を行ないつつ、キャンパーを算出していた。

しかしながら、このような従来方法では、精度を温度計
により左右され、また正確な温度測定が困難な場所や温
度変化の激しい場所では、正確に算出できなかった。

この発明は、このような事情に鑑みて提案されたもので
、その目的は、温度変化の激しい場所や正確な温度測定
が困難な場所でも正確にキャンパー量を測定し得５る超
音波距離計を用いたキャンパー検出方法を提供すること
にある。

（問題点を解決するだめの手段） この発明に係る超音波距離計を用いたキャンパー検出方
法は、 板材のパスラインの幅方向両側に、超音波距離計を対向
させて一対で設置するとともに、この幅方向一対の超音
波距離計をパスライン長手方向に複数設置し、 幅方向一対の超音波距離計の設定距離ｌ。と、この設定
距離の超音波伝播時間ｔ。とから、音速Ｖを算出し、 この音速Ｖと、板材で反射して戻ってくる時間ｔから、
板材センターのパスラインセンターからのずれＡｌを求
め、 各点でのずれＡｌからキャンパーΔｙ　を算出し温度計
を用いずに、伝播時間などから直接音速を算出し、これ
に基づいて距離を求めることにより高精度の測定が行な
えるようにしたものである。

（実　施　例） 以下この発明を図示する一実施例に基づいて説明する。

第１図に示すように、板材Ｐのパスラインの幅方向両側
に超音波距離計を対向させて一対で設置するとともに、
この幅方向一対の超音波距離計をパスライン長手方向に
間隔をおいて３箇所設置し計６台の超音波距離計ＩＡ〜
３Ｂを用いる。

この超音波距離計ＩＡ〜３Ｂは、第２図に示すように、
送受信超音波センサＳを上下に２段配置して構成され、
上部のセンサＳｕで、測定箇所近傍の超音波の音速を直
接測定し、温度変化により変動する前記音速に基づいて
、下部のセンサＳ１および演算処理装置４により、以下
の手順でキャンパー量を算出する。

（ｉ）　　幅方向一対の超音波距離計の設定距離をｄ。

トスれば、ＩＡのセンサＳｕからｌＢのセンサＳｌに届
く迄の伝播時間をｔ。１とすれば、この時の音速ｖ１　
　は、次式で与えられる。

ｖ１＝ｌｏ／ｌｏ、・・（１） （ｉｉ）とのｖｌ　　を用いれば、ＩＡのセンサｓｉ、
（りるいはＩＢのセンサＳＬ　　と板材側面までの距離
は次のように求まる。

１Ａ１＝ｖ１・ｔＡ／２・・（２） ｌＢ１＝ｖ１・ｔＢ／２・・（３） ｔＡ、ｔＢ：板材で反射して戻ってくる時間（ホ）この
ｌＡｌ　、ｌＢ１を用いて、この位置での板材Ｐのセン
ターＣ２のパスラインセンターＣ１からのずれΔｅ１が
次式で求められる。

ここで、この値がプラスならばパスラインセンターＣＩ
　　よりＢ側へ、マイナスならばＡ側にずれていること
になる。

（財）　２，３のセンサについても、同様の演算処理を
行なってΔｇ２　＋Δ１３を求める。

（ｖ）　　Δ６１　＋Δ１２　＋Δ１３　　より第３図
に示すような演算処理を行なって、キャンパー量Δｙを
算出する。

Δｙ−Δ１２−α　（Δ１３−Δｊ２）　　　　・　・
（５）α：センサ１，２．３の長手方向設置間隔によっ
て決まる比例定数 なお、以上は３点についてずれを測定する場合を示した
が、これに限定されない。

（発明の効果） 前述のとおり、この発明によれば、超音波距離計を用い
て、距離を測定する測定位置近傍の超音波の音速を直接
測定し、この音速に基づいて板材のずれを算出するよう
にしたため、温度変化の激しい場所や正確な温度測定が
困難な場所でも正確にキャンパー量を測定できる。

さらに、温度計を用いないので、他の機器によって精度
を左右されずに、超音波距離計だけの精度が問題である
ため、高精度な検出が可能である。

また、検出器が超音波距離計だけなので、安価な検出方
法である。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図はこの発明に係る検出方法を示す概略平
面図、概略正面図、第３図はキャンパー量の検出原理を
表わすグラフである。 ＩＡ、ＩＢ、２Ａ、２Ｂ、３Ａ、３Ｂ・・超音波距離計
、４・・演算処理装置。 ヤ１

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）板材のパスラインの幅方向両側に、超音波距離計
   を対向させて一対で設置するとともに、この幅方向一対
   の超音波距離計をパスライン長手方向に複数設置し、 幅方向一対の超音波距離計の設定距離ｌ＿０と、この設
   定距離の超音波伝播時間ｔ＿０とから、音速ｖを算出し
   、 この音速ｖと、板材で反射して戻ってくる時間ｔから、
   板材センターのパスラインセンターからのずれΔｌを求
   め、 各点でのずれΔｌからキャンパーΔｙを算出することを
   特徴とする超音波距離計を用いたキャンパー検出方法。