JPS6131917Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6131917Y2 JPS6131917Y2 JP14297081U JP14297081U JPS6131917Y2 JP S6131917 Y2 JPS6131917 Y2 JP S6131917Y2 JP 14297081 U JP14297081 U JP 14297081U JP 14297081 U JP14297081 U JP 14297081U JP S6131917 Y2 JPS6131917 Y2 JP S6131917Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- swimming pool
- water
- tank
- upper deck
- ballast tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000009182 swimming Effects 0.000 claims description 37
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 19
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 2
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 239000012779 reinforcing material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Cleaning Or Clearing Of The Surface Of Open Water (AREA)
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はスイミングプールを備えた船舶に関す
る。
る。
従来の船舶において、娯楽設備の一つとして設
けられているスイミングプールは、一般的には船
尾部の居室の屋上等に設けられている。しかしな
がら、このようにスイミングプールを居住区に隣
接して設けると、安全のため漏水対策が必要で、
水密性を確保するためにスイミングプールを二重
底にする等の工夫が必要となつて、構造が複雑と
なり、コストが高価になると共に保守にも手数が
かかり、しかも不要な空間が生じるのでスペース
の有効利用という面からも問題であつた。
けられているスイミングプールは、一般的には船
尾部の居室の屋上等に設けられている。しかしな
がら、このようにスイミングプールを居住区に隣
接して設けると、安全のため漏水対策が必要で、
水密性を確保するためにスイミングプールを二重
底にする等の工夫が必要となつて、構造が複雑と
なり、コストが高価になると共に保守にも手数が
かかり、しかも不要な空間が生じるのでスペース
の有効利用という面からも問題であつた。
本考案は上記の点に鑑み、漏水対策が不要でし
かもスペースの有効利用を図ることができるスイ
ミングプール付船舶を提供することを目的とす
る。
かもスペースの有効利用を図ることができるスイ
ミングプール付船舶を提供することを目的とす
る。
すなわち本考案は、〓舷側のバラストタンクの
天井部を構成する上甲板に、前記バラストタンク
内方に入込む凹部を設けてスイミングプールを構
成したものであり、スイミングプールがバラスト
タンクの一部として作用するので、結果としてバ
ラストタンクの容積を全く減少させることなくそ
の一部をスイミングプールとして活用でき、スペ
ースの有効利用を図ることができる。しかも、例
えスイミングプールから漏水したとしても、水は
バラストタンクに流入するだけであるから、水密
のためにスイミングプールを二重底にする等の対
策が不要であり、構造が簡単でコストが安価であ
ると共に保守も容易で、かつ不要な空間を生じ
ず、このことからもスペースの有効利用を図るこ
とができる。
天井部を構成する上甲板に、前記バラストタンク
内方に入込む凹部を設けてスイミングプールを構
成したものであり、スイミングプールがバラスト
タンクの一部として作用するので、結果としてバ
ラストタンクの容積を全く減少させることなくそ
の一部をスイミングプールとして活用でき、スペ
ースの有効利用を図ることができる。しかも、例
えスイミングプールから漏水したとしても、水は
バラストタンクに流入するだけであるから、水密
のためにスイミングプールを二重底にする等の対
策が不要であり、構造が簡単でコストが安価であ
ると共に保守も容易で、かつ不要な空間を生じ
ず、このことからもスペースの有効利用を図るこ
とができる。
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図〜第3図において、1はタンカーであ
り、2はタンカー1の船側外板、3は上甲板、4
は荷油槽、5はウイングウオーターバラストタン
ク(以下ウイングタンクと称す)である。6は前
記ウイングタンク5の上方に設置されたスイミン
グプールであり、このスイミングプール6は、上
面が開放されかつ上端が前記上甲板3に当接する
鋼板製の箱体7から成り、前記上甲板3は前記箱
体7の上方部分が開口している。前記箱体7は、
底板8と、底板8の船首尾方向船首側の端縁から
上方に突出する船首側部材9と底板8の船首尾方
向船尾側の端縁から上方に突出する船尾側部材1
0と底板8の船幅方向両端縁からそれぞれ上方に
突出する側面部材11,12とから構成されてい
る。前記箱体7の内面上端部には、排水管13付
きオーバーフローウエイ14が設けられおり、前
記底板8の船尾側端部には、逆止弁付きの排水管
15が接続されている。前記上甲板3上には、ス
イミングプール6を囲むようにハンドレール16
が設置され、さらにその外側にコーミング17が
設置されており、前記ハンドレール16には出入
口(図示せず)が設けられている。また前記上甲
板3上にはハンドル18が設置されており、この
ハンドル18の操作により、リーチロツド19及
び傘歯車20を介して前記排水管15の開閉弁
(図示せず)が開閉される。21は前記箱体7の
側面部材11内面に取り付けられた梯子、22は
縦隔壁、23は縦梁、24は大梁、25は補強材
である。
る。第1図〜第3図において、1はタンカーであ
り、2はタンカー1の船側外板、3は上甲板、4
は荷油槽、5はウイングウオーターバラストタン
ク(以下ウイングタンクと称す)である。6は前
記ウイングタンク5の上方に設置されたスイミン
グプールであり、このスイミングプール6は、上
面が開放されかつ上端が前記上甲板3に当接する
鋼板製の箱体7から成り、前記上甲板3は前記箱
体7の上方部分が開口している。前記箱体7は、
底板8と、底板8の船首尾方向船首側の端縁から
上方に突出する船首側部材9と底板8の船首尾方
向船尾側の端縁から上方に突出する船尾側部材1
0と底板8の船幅方向両端縁からそれぞれ上方に
突出する側面部材11,12とから構成されてい
る。前記箱体7の内面上端部には、排水管13付
きオーバーフローウエイ14が設けられおり、前
記底板8の船尾側端部には、逆止弁付きの排水管
15が接続されている。前記上甲板3上には、ス
イミングプール6を囲むようにハンドレール16
が設置され、さらにその外側にコーミング17が
設置されており、前記ハンドレール16には出入
口(図示せず)が設けられている。また前記上甲
板3上にはハンドル18が設置されており、この
ハンドル18の操作により、リーチロツド19及
び傘歯車20を介して前記排水管15の開閉弁
(図示せず)が開閉される。21は前記箱体7の
側面部材11内面に取り付けられた梯子、22は
縦隔壁、23は縦梁、24は大梁、25は補強材
である。
前記箱体7の船首側部材9及び船尾側部材10
はウイングタンク5の大梁24の位置に配置され
ており、また側面部材11,12は縦梁23の位
置に配置されている。かくして、これらの部材9
〜12が船殻構造上の強度部材として機能してい
る。また前記上甲板3の開口は、応力の作用によ
る亀裂や損傷を防止するため、四隅の角部を大き
な円弧状に形成しており、かつ開口端縁に丸型の
鋼棒26を溶接付けして、使用上の安全性及び美
観を向上させている。また前記箱体7の底板8は
船首側から船尾側にかけて斜め下向きに若干傾斜
するように配置してあり、排水効率の向上を図つ
ている。また水切りコーミング17は、上甲板3
の洗浄時の油や汚水がスイミングプール6に流入
するのを防止するために設けている。
はウイングタンク5の大梁24の位置に配置され
ており、また側面部材11,12は縦梁23の位
置に配置されている。かくして、これらの部材9
〜12が船殻構造上の強度部材として機能してい
る。また前記上甲板3の開口は、応力の作用によ
る亀裂や損傷を防止するため、四隅の角部を大き
な円弧状に形成しており、かつ開口端縁に丸型の
鋼棒26を溶接付けして、使用上の安全性及び美
観を向上させている。また前記箱体7の底板8は
船首側から船尾側にかけて斜め下向きに若干傾斜
するように配置してあり、排水効率の向上を図つ
ている。また水切りコーミング17は、上甲板3
の洗浄時の油や汚水がスイミングプール6に流入
するのを防止するために設けている。
スイミングプール6への給水は、例えば上甲板
3に導設されている消防用配管から消防用のホー
スを利用して海水を供給する。またスイミングプ
ール6からの排水は、ハンドル18の操作により
リーチロツド19及び傘歯車20を介して排水管
15の開閉弁を開き、排水管15を通してウイン
グタンク5へ排水する。なお排水管15の逆止弁
と開閉弁とは両者が一体構造になつているものを
用いてもよい。船の動揺等でオーバーフローウエ
イ14に入つた水は、排水管13を通つてウイン
グタンク5へ排水される。このスイミングプール
6の設置場所は、左舷側あるいは右舷側のいずれ
でもよく、諸作業や通行の妨げにならない所で、
各種艤装品類が少なく、できるだけ居住区画に近
い位置が好ましい。なおオーバーフローウエイ1
4の排水管13には逆止弁を設けていないが、こ
れは、スイミングプール6に漲水した場合、スイ
ミングプール6の水量がウイングタンク5のバラ
スト量に算入されるので、ウイングタンク5の水
面が他のウイングタンクの水面よりも若干低くな
るため、ウイングタンク5の水のスイミングプー
ル6へ逆流することは無いからである。
3に導設されている消防用配管から消防用のホー
スを利用して海水を供給する。またスイミングプ
ール6からの排水は、ハンドル18の操作により
リーチロツド19及び傘歯車20を介して排水管
15の開閉弁を開き、排水管15を通してウイン
グタンク5へ排水する。なお排水管15の逆止弁
と開閉弁とは両者が一体構造になつているものを
用いてもよい。船の動揺等でオーバーフローウエ
イ14に入つた水は、排水管13を通つてウイン
グタンク5へ排水される。このスイミングプール
6の設置場所は、左舷側あるいは右舷側のいずれ
でもよく、諸作業や通行の妨げにならない所で、
各種艤装品類が少なく、できるだけ居住区画に近
い位置が好ましい。なおオーバーフローウエイ1
4の排水管13には逆止弁を設けていないが、こ
れは、スイミングプール6に漲水した場合、スイ
ミングプール6の水量がウイングタンク5のバラ
スト量に算入されるので、ウイングタンク5の水
面が他のウイングタンクの水面よりも若干低くな
るため、ウイングタンク5の水のスイミングプー
ル6へ逆流することは無いからである。
第4図及び第5図はタンカー以外の船舶にスイ
ミングプールを設けた実施例を示しており、この
ようにウイングタンク5の形状が変わつてもスイ
ミングプール6は第1の実施例と全く同様に設置
できる。なお第4図及び第5図において27は貨
物艙、28はハツチ、29はハツチコーミング、
30はウイングタンク底板である。
ミングプールを設けた実施例を示しており、この
ようにウイングタンク5の形状が変わつてもスイ
ミングプール6は第1の実施例と全く同様に設置
できる。なお第4図及び第5図において27は貨
物艙、28はハツチ、29はハツチコーミング、
30はウイングタンク底板である。
このように、ウイングタンク5の天井部を構成
する上甲板3に、ウイグタンス5内に入込む箱体
7を設けてスイミングプール6としたので、スイ
ミングプールに漲水したときにその水がウイング
タンク5のバラスト水の一部として作用し、スイ
ミングプール6がウイングタンク5の一部として
作通することとなり、非常に有効なスペース利用
ができる。したがつて船種や船型あるいは居住区
構造体の大きさや形状等に関係なく充分な大きさ
のスイミングプール6を設置できる。またスイミ
ングプール6を設けるために居住区構造体を変形
させたりする必要もない。
する上甲板3に、ウイグタンス5内に入込む箱体
7を設けてスイミングプール6としたので、スイ
ミングプールに漲水したときにその水がウイング
タンク5のバラスト水の一部として作用し、スイ
ミングプール6がウイングタンク5の一部として
作通することとなり、非常に有効なスペース利用
ができる。したがつて船種や船型あるいは居住区
構造体の大きさや形状等に関係なく充分な大きさ
のスイミングプール6を設置できる。またスイミ
ングプール6を設けるために居住区構造体を変形
させたりする必要もない。
以上説明したように、本考案にかかるスイミン
グプール付船舶によれば舷側のバラストタンクの
天井部を構成する上甲板に、前記バラストタンク
内方に入込む凹部を設けてスイミングプールを構
成としたのでスイミングプールがバラストタンク
の一部として作用し、結果としてバラストタンク
の溶積を全く減少させることなくその一部をスイ
ミングプールとして活用でき、スペースの有効利
用を図ることができる。しかも、例えスイミング
プールから漏水したとしても、水はバラストタン
クに流入するだけであるから、水密のためにスイ
ミングプールを二重底にする等の対策が不要であ
り、構造が簡単でコストが安価であると共に保守
も容易で、かつ不要な空間を生じず、このことか
らもスペースの有効利用を図ることができる。
グプール付船舶によれば舷側のバラストタンクの
天井部を構成する上甲板に、前記バラストタンク
内方に入込む凹部を設けてスイミングプールを構
成としたのでスイミングプールがバラストタンク
の一部として作用し、結果としてバラストタンク
の溶積を全く減少させることなくその一部をスイ
ミングプールとして活用でき、スペースの有効利
用を図ることができる。しかも、例えスイミング
プールから漏水したとしても、水はバラストタン
クに流入するだけであるから、水密のためにスイ
ミングプールを二重底にする等の対策が不要であ
り、構造が簡単でコストが安価であると共に保守
も容易で、かつ不要な空間を生じず、このことか
らもスペースの有効利用を図ることができる。
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示し、第
1図はその平面図、第2図は第1図における−
線に沿う断面図、第3図は第1図における−
線に沿う断面図、第4図及び第5図は本考案の
別の実施例を示し、第4図はその平面図、第5図
は第4図における−線に沿う断面図である。 3……上甲板、4……ウイングウオーターバラ
ストタンク、6……スイミングプール。
1図はその平面図、第2図は第1図における−
線に沿う断面図、第3図は第1図における−
線に沿う断面図、第4図及び第5図は本考案の
別の実施例を示し、第4図はその平面図、第5図
は第4図における−線に沿う断面図である。 3……上甲板、4……ウイングウオーターバラ
ストタンク、6……スイミングプール。
Claims (1)
- 舷側のバラストタンクの天井部を構成する上甲
板に、前記バラストタンク内方に入込む凹部を設
けてスイミングプールを構成したことを特徴とす
るスイミングプール付船舶。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14297081U JPS5846696U (ja) | 1981-09-25 | 1981-09-25 | スイミングプ−ル付船舶 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14297081U JPS5846696U (ja) | 1981-09-25 | 1981-09-25 | スイミングプ−ル付船舶 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5846696U JPS5846696U (ja) | 1983-03-29 |
JPS6131917Y2 true JPS6131917Y2 (ja) | 1986-09-17 |
Family
ID=29935981
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14297081U Granted JPS5846696U (ja) | 1981-09-25 | 1981-09-25 | スイミングプ−ル付船舶 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5846696U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6319925B1 (ja) * | 2017-02-14 | 2018-05-09 | ジャパンマリンユナイテッド株式会社 | 船舶 |
-
1981
- 1981-09-25 JP JP14297081U patent/JPS5846696U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5846696U (ja) | 1983-03-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN201195590Y (zh) | 水上漂浮建筑船舶 | |
US4241683A (en) | Liquid cargo tank construction | |
WO2013167805A1 (en) | Marine vessel | |
US4409919A (en) | Ship's double bottom and bag segregated ballast system | |
JPS6131917Y2 (ja) | ||
US4100873A (en) | Floating craft | |
JP3489820B2 (ja) | バラスト管頭金具 | |
US5699750A (en) | Self-bailing watersprite with positive buoyancy | |
JPH0421005B2 (ja) | ||
GB2174347A (en) | Liquid ballasting and de-ballasting systems for a vessel | |
KR20130002508A (ko) | 선미 피크 탱크의 구조 | |
FI56511C (fi) | Foerfarande vid praomtransportfartyg av floater-typ. | |
CN213974370U (zh) | 一种大型集装箱船货舱污水井布置方案 | |
CN109080792A (zh) | 一种船坞内半船不起浮的配载方法 | |
JP2003276675A (ja) | 船首スラスター用外板開口部の船体抵抗低減装置 | |
US3103907A (en) | Floatable dock system | |
JPH0577781A (ja) | タンカーの交通装置 | |
GB2047187A (en) | Double-skinned convertible tanker | |
US3113544A (en) | Underdeck tunnel for tankers | |
JPS5851674Y2 (ja) | 船舶における燃料油タンクのエヤ抜き兼オ−バフロ−管装置 | |
CN210149497U (zh) | 一种低干舷亲水浮动构筑物 | |
US20230192236A1 (en) | Water craft and method for manufacturing such a water craft | |
US5176097A (en) | Self bailing boat | |
RU193886U1 (ru) | Плавучий док | |
CN211571843U (zh) | 一种布置在坐底式海工平台上的取水装置 |