JPS6130763Y2 - - Google Patents

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JPS6130763Y2
JPS6130763Y2 JP16195180U JP16195180U JPS6130763Y2 JP S6130763 Y2 JPS6130763 Y2 JP S6130763Y2 JP 16195180 U JP16195180 U JP 16195180U JP 16195180 U JP16195180 U JP 16195180U JP S6130763 Y2 JPS6130763 Y2 JP S6130763Y2
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【考案の詳細な説明】 本考案は連続鋳造機の短辺側鋳片支持装置に係
り、短辺側鋳片を支持する鋳片支持装置を常に鉛
直に保つ連続鋳造機の短辺側鋳片支持装置に関す
る。
連続鋳造においては古くは1チヤージ毎に連続
鋳造作業が中断されていたが、最近では生産量増
大、歩留の向上等の要請から、鋳型への鋳込みを
停止することなく鋳片幅の変更を行なう連続鋳造
(以下連続鋳と称する)が実施されるようになつ
てきた。
一般にタンデイシユから鋳型に鋳込まれた溶鋼
は鋳型壁に接する部分より冷却されて凝固し凝固
殻(シエル)を形成する。この場合鋳片の冷却に
伴なう幅方向の収縮により、鋳型短辺と鋳片殻と
の間に空隙が生じる。この空隙が発生するとその
部分は冷却が遅れるので、これを防止するために
鋳型には下方に至るに従つて狭くなる一定のテー
パを設けている。従つて鋳片幅に応じてテーパの
大きさも変化させることが必要で、通常は鋳片幅
に応じた大きさのテーパが設けられている。
一方鋳型下方には鋳型域内で形成されたシエル
が、鋳片シエル内の溶鋼圧力に対して十分な強度
を有しないことから発生するバルジング現象を防
止する目的でサポートロールまたはグクーリング
ブレート、クーリンググリツト等が鋳片の支持ま
たは冷却のために設けられている。その範囲は鋳
造速度や2次冷却状態によつて異なるが、弾性梁
として考えれば、スパンの長い長辺側鋳片では鋳
型下方から引抜矯正装置帯まで連続的に必要であ
る。これに対して短辺側鋳片では梁スパンが長辺
側の10〜20%程度であること、および鋳片冷却の
進行が速いことから、鋳片のバルジング防止の支
持域は、鋳造条件や鋼種によつて異なるが、鋳型
下方0.3〜3.0mの範囲内が一般的である。通常鋳
型下方の短辺側鋳片支持方法は、支持域が鋳型下
方1.0m程度までは鋳型バツクアツプフレームと
一体構造となるように取付け、1.0m以上の場合
は鋳型バツクアツプフレームとは別の支持装置を
設けることが一般的である。
第1図は従来の鋳型短辺および短辺側鋳片支持
装置を示す模式断面図である。すなわち、鋳型短
辺2は水冷の鋳型短辺バツクアツプフレーム4に
取付けられており、かつ鋳型短辺バツクアツプフ
レーム4はこの背面に設けられた連結ピン6A,
6Bを介して上下の進退棒8A,8Bに連結され
ており、進退棒8A,8Bは進退棒筒支持金具1
0A,10Bによつて鋳型短辺駆動装置12に取
付けられた進退棒筒14A,14B内に収容され
ている。鋳型短辺2および鋳型短辺バツクアツプ
フレーム4の下方には鋳片支持装置16が設けら
れ、上部の鋳型短辺バツクアツプフレーム4に溶
接またはボルト止めされて一体となつている。
本発明者らは先に特願昭55−3925号によつて連
続鋳造時の鋳片幅変更方法を開示したが、この場
合には第1図に示す従来装置では鋳型短辺2は鋳
片幅を変更する範囲の中央値を基準にして、鋳造
時の鋳片幅収縮量に見合う勾配をつけるように水
平面に対してαの角度でセツトされ、また鋳型下
方の短辺側鋳片支持装置16は水平面に対して直
角に、かつ鋳片1に対して空隔δを有し、バルジ
ングを抑制するとともに鋳片冷却ができるように
セツトする。従つて幅変更範囲の中央値より広い
幅の鋳造を実施する際、短辺側鋳片支持装置16
は、第2図に示すように鋳造方向に向つて鋳片1
に食込むような状態になる。この傾向は幅変更範
囲が広い程、鋳片支持装置16の長さが長い程著
しい。この結果鋳片1は第3図のように内部方向
に曲げられコーナー割れや内部割れを発生して鋳
片性状を悪化するばかりでなく、鋳型短辺2の下
方で直接冷却に供されたスプレー水による吹上げ
現象を誘発する等操業にも悪影響が生じる。
一方第4図に示すように狭幅の鋳造を実施する
場合は、鋳片支持装置は鋳造方向に向つて鋳片1
から離れる状態となり、短辺側鋳片1を支持する
目的に設けた短辺側鋳片支持装置16はその役目
を果さなくなる欠点がある。
また幅拡大時、特に広幅域での幅拡大時におい
ては、第2図に示したような傾向が一段と増長さ
れ、鋳造速度が大きい程この増長度合が著しくな
るので、幅変更時の鋳造速度を抑制することにも
なる。従つて幅変更時間率(全鋳造時間に対する
幅変更時間の割合)が高い程、生産性が悪くなり
連連鋳本来の効果が制限される欠点もある。
本考案の目的は、連連鋳における鋳片幅変更の
際の前記従来装置の欠点を解消し短辺側鋳片支持
装置の鋳片側面を常に鉛直かつ鋳片と適正な間隔
を保持することにより鋳片性状を良好にし、生産
性を向上させる連続鋳造機の短辺側鋳片支持装置
を提供せんとするものである。
本発明の要旨とするところは、連続鋳造機の鋳
型短辺バツクアツプフレームの下端にその下流側
に配置される短辺側鋳片支持装置バツクアツプフ
レームの上端を枢着して回動可能ならしめ、前記
短辺側鋳片支持装置バツクアツプフレームの背面
側には前記鋳型短辺バツクアツプフレームの位置
移動に際し、短辺側鋳片支持装置バツクアツプフ
レームを鉛直保持位置に位置移動させる駆動装置
を連結したことにある。
本考案の実施例を添付図面を参照して説明す
る。第5図は本考案による短辺側鋳片支持装置の
模式断面図である。本考案は鋳型短辺バツクアツ
プフレーム4と鋳型短辺2の下方の鋳片支持装置
16をピン7を介して鋳片幅方向に回動可能に取
付けている。鋳型短辺バツクアツプフレーム4に
は、それぞれ上下に進退棒筒支持金具10A,1
0Bにて支持された進退棒筒14A,14B内に
進退棒8A,8Bが連結ピン6A,6Bを介して
鋳片幅方向に回動可能に取付けられ、鋳型短辺駆
動装置12にて駆動されるようになつているのは
従来装置と同様であるが、本考案では短辺側鋳片
支持装置16のできるだけ下方にも進退棒支持金
具10Cで支持された進退棒筒14C内に進退棒
8Cが設けられ、ピン6Cを介して鋳片幅方向に
回動自在に駆動装置18に連結されている。この
場合鋳型短辺バツクアツプフレーム4と短辺側鋳
片支持装置バツクアツプフレーム16を鋳片幅方
向に移動させる進退棒8A,8B,8Cはスクリ
ユージヤツキによる駆動方式または停止精度の高
いデジタルシリンダーによる駆動方式等、往復運
動できるものならいかなる方式でもよい。また鋳
型短辺バツクアツプフレーム4は、鋳型のなす傾
斜すなわちテーパ量を測定できる傾斜計20を鋳
型バツクアツプフレーム4に固定して取付ける
か、または進退棒の駆動装置14から上下の進退
棒8A,8Bの移動距離を検出して鋳型バツクア
ツプフレーム4の傾斜すなわちテーパ量を演算で
きる機能を持たせるようにすることが可能であ
る。本考案の短辺側鋳片支持装置16と鋳型短辺
駆動装置14、及び制御装置22により鋳込中の
鋳片幅を変更する方法について説明する。まず、
鋳片幅Lに対して鋳片冷却に伴なう収縮量に見合
う適正なテーパを有する鋳型バツクアツプフレー
ム4の上下進退棒8,8Bの水平位置を決め、か
つ鋳片支持バツクアツプフレーム用進退棒8Cは
フツトシユーまたはクーリングプレート等との鋳
片側の面が鉛直になるよう水平位置を決める。以
上の状態に調整した後、鋳造を開始する。その後
鋳片幅の変更が生じた場合は、例えば幅拡大時は
第5図に示すように鋳造速度に適応する量だけ上
部進退棒8Aを反鋳片側に後退させて鋳型勾配を
強化すると同時に鋳片支持フレーム用進退棒8C
もフツトシユー等の面が鉛直になるようにすなわ
ち鋳型短辺バツクアツプフレーム4と鋳片支持バ
ツクアツプフレーム16のなす角度βが大きくな
るよう、反鋳片側へ後退させる。ただし鋳型下部
進退棒8Bは幅変更前の状態に維持する。以上の
状態にある鋳型短辺2と短辺側鋳片支持装置16
を求めるべき鋳片幅に見合う位置まで後退させた
後、その鋳片幅に適応するテーパになるよう鋳型
下部進退棒8Bは動かさず、鋳型上部進退棒8A
を前進させ、強化したテーパを解除する。同時に
鋳片支持装置用進退棒8Cを前進させて、フツト
シユー24等の面を鉛直に、かつ鋳片1とフツト
シユー24との間隔δを上下で差がないように位
置決めし、適正な鋳片支持をはかる。この場合傾
斜計20の信頼性が向上し、かつ各進退棒8A,
8B,8Cの制御性を高めれば、より効果的であ
り、更に鋳造速度、鋳型短辺移動速度を含めて、
鋳片幅に見合つた鋳型テーパを有するよう、上記
進退棒の位置制御を行なつてもよい。また鋳片幅
縮小の時も同様である。
以上の実施例で明らかな如く、本考案によれ
ば、連続鋳造時、鋳片が鋳型から引き抜かれた
後、鋳型下部の形状に適合させ、鋳型短辺を支持
する短辺側鋳片支持装置を常に鉛直に保ち、鋳片
面と鋳片支持装置の鋳片側の面との距離δを一定
に維持することにより次の効果がある。
(イ) 特に広幅鋳片鋳造時において、 フツトシユー等の如き従来の短辺側鋳片支持
装置で内部側へ押込むような作用がなくなるの
で、 (1) 鋳片性状が良くなる。
(2) スプレー水の吹き上げ現象が解消できる。
(3) 鋳片矯正(圧縮)抵抗を減じるので鋳型短
辺移動装置の能力を低減できる。
(ロ) 特に狭幅鋳片鋳造時において、 鋳片を鋳片支持装置全域で支持できるので支
持域内では、バルジングの発生がない、従つて
通常鋳込中は勿論幅変更時も鋳造速度を低下さ
せる必要がなく、生産性も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は連続鋳造機の従来の短辺側鋳片支持装
置の実施例を示す模式断面図、第2図は従来方法
における幅変更範囲の中央値より広い幅の鋳造状
態を示す鋳型短辺および短辺側鋳片支持装置の断
面図、第3図は第2図の−線矢視断面図、第
4図は従来方法における幅変更範囲の中央値より
狭い幅の鋳造状態を示す第2図と同様の断面図、
第5図は本考案の実施例を示す模式断面図であ
る。 2……鋳型短辺、4……鋳型短辺バツクアツプ
フレーム、6A,6B,6C……ピン、7……ピ
ン、8A,8B,8C……進退棒、14……鋳型
短辺駆動装置、18……短辺側鋳片支持バツクア
ツプフレーム用駆動装置、22……制御装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 連続鋳造機の鋳型短辺バツクアツプフレームの
    下端にその下流側に配置される短辺側鋳片支持装
    置バツクアツプフレームの上端を枢着して回動可
    能ならしめ、前記短辺側鋳片支持装置バツクアツ
    プフレームの背面側には前記鋳型短辺バツクアツ
    プフレームの位置移動に際し、短辺側鋳片支持装
    置バツクアツプフレームを鉛直保持位置に位置移
    動させる駆動装置を連結したことを特徴とする連
    続鋳造機の短辺側鋳片支持装置。
JP16195180U 1980-11-12 1980-11-12 Expired JPS6130763Y2 (ja)

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JP16195180U JPS6130763Y2 (ja) 1980-11-12 1980-11-12

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JP16195180U JPS6130763Y2 (ja) 1980-11-12 1980-11-12

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JPS5786052U JPS5786052U (ja) 1982-05-27
JPS6130763Y2 true JPS6130763Y2 (ja) 1986-09-08

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JP16195180U Expired JPS6130763Y2 (ja) 1980-11-12 1980-11-12

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JPS5786052U (ja) 1982-05-27

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