JPS6130671Y2 - - Google Patents

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JPS6130671Y2
JPS6130671Y2 JP1977052997U JP5299777U JPS6130671Y2 JP S6130671 Y2 JPS6130671 Y2 JP S6130671Y2 JP 1977052997 U JP1977052997 U JP 1977052997U JP 5299777 U JP5299777 U JP 5299777U JP S6130671 Y2 JPS6130671 Y2 JP S6130671Y2
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feed screw
seat
shaft
nut
base
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JP1977052997U
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JPS52142792U (ja
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【考案の詳細な説明】 本考案は歯科用治療椅子に関し、特に座席を昇
降させるための機構に関する。 一般に、歯科用治療椅子の座席昇降機構として
は、油圧シリンダ装置からなるものが多く用いら
れている。このような油圧式座席昇降機構は円滑
かつ静しゆくな運転が得られる利点があるが、高
価な油圧ポンプや電磁弁を用いるので、製作費が
割高で、保守・管理がやつかいな場合が多かつ
た。そして従来の座席昇降機構にあつては油圧管
路系の破損時に座席等が急速に落下して患者に危
害が及ぼされる可能性があり、使用に伴なつて摺
動部から圧力油が洩れ、清潔を常とする治療室が
汚損される等の致命的な欠点がある。 本考案は、このような従来の座席昇降機構の欠
点を解消するため、可逆電動モータで作動でき、
仮に故障しても座席が落下するおそれのない、保
守・管理の簡単な歯科用治療椅子の座席昇降機構
を提案するものである。 以下、図面について本考案を施こした歯科用治
療椅子の実施例を詳細に説明する。 第図は一部を切欠いて示す本考案を施こした
歯科用治療椅子の全体図であり、基台上には目
かくし2で覆われた据着ブラケツト3が固定され
ている。前記据着ブラケツト3には後方へ延長し
た一対の平行リンクの基部が支持軸,7
により軸支される。また前記各平行リンク
の先端には平行リンク、前記据着ブラケツ
ト3と共に平行運動機構を構成する台座9が支
点軸10,11によつて支持される。 前記基台と前記リンクの間には、詳細を第
2,3,4図に示された座席昇降機構Aが設けら
れる。この座席昇降機構Aは前記基台上に据着
けられた可逆電動モータ12を備え、この可逆電
動モータ12のケーシング3中には第3図に示
す軸受14a,14bによつてウオーム15が回
転可能に支持されている。前記ウオーム15はカ
ツプリング16によつて可逆電動モータ12の出
力軸12aに接手される。また第4図に示すよう
に前記ウオーム15を支持する軸17の直角な方
向には、前記ケーシング13から突出する回転軸
18が軸受19a,19bにより支持され、この
回転軸18上には前記ウオーム15と噛合うウオ
ーム・ホイール20がキー止めされる。そして前
記回転軸18の外端には駆動スプロケツト21が
固定され、この駆動スプロケツト21に掛けられ
たチエン22は軸に対し回転可能に支持された
駆動側傘歯車23と一体の従動スプロケツト24
にけさ掛けされる。前記軸上にはフオーク状の
揺動ブラケツト25が軸を中心にして揺動可能
に支持される。前記揺動ブラケツト25は前記軸
の直角な方向に延長する送りねじ26を支持
し、この送りねじ26の一端には前記駆動側傘歯
23と噛合う従動側傘歯車27が固定される。
また前記送りねじ26のねじ部28には、ナツト
29がねじ込まれる。好ましくはボール・ナツト
として知られる種のものを用いるとよい前記ナツ
29は、前記送りねじ26の先端を受け入れる
支持筒30の先端に固定される。前記支持筒30
の基部は前記リンクの中間部の軸31に揺動可
能に支持される。 なお、本明細書においては、送りねじ26、ナ
ツト29、支持筒30からなる組立を送りねじ・
ナツト装置と称するけれども、本考案の他の実施
例にあつては、送りねじ26を軸31に取着ける
と共に支持筒30を揺動ブラケツト25に支持さ
せ、前記支持筒30を従動側傘歯車27により旋
回させるようにしてもよい。 座席昇降機構Aは、以上のような構造であるか
ら可逆電動モータ12の回転運動はウオーム1
5、ウオーム・ホイール20、駆動スプロケツト
21、チエン22、従動スプロケツト24を介し
て駆動側傘歯車23に伝えられ、この従動側傘歯
27により送りねじ26が回転される。したが
つて、送りねじ26の回転に伴なつてナツト29
の噛合位置が変化し、平行リンクが軸7,
を中心として俯仰され、台座9が水平方向の姿
勢を保つたまま上・下動される。この場合、送り
ねじ26が軸を中心に揺動できる揺動ブラケツ
25に支持されているから、従動側傘歯車27
は軸を中心とする円周上を移動する。このた
め、平行リンクの俯仰によつて送りねじ
6への運動伝達が不正確になるようなことはな
い。 一方、上面を水平に形成された前記台座9上に
は、前記支点軸10を中心として傾けることがで
きかつ座席の一部を構成する座席フレーム32が
設けられる。前記座席フレーム32は前記支点軸
10に対して回転可能にはめられる取付ブラケツ
ト33を備え、全体を“へ”の文状に折曲つた枠
状に形成される。また前記台座9の頂部中央には
ブラケツト34が固定され、このブラケツト34
と前記座席フレーム32の前端寄りの部分には、
詳細を第2,5,6,7図に示された座席傾斜機
構Bが埋設される。前記座席傾斜機構Bは前記座
席フレーム32内に据着けられる第6,7図示の
可逆電動モータ35を備え、この可逆電動モータ
35のケーシング36内には軸受37a,37b
によつて回転可能に支持されたウオーム軸38が
位置される。このウオーム軸38はカツプリング
39によつて可逆電動モータ35の出力軸35a
が接手される。そして前記ウオーム軸38の直角
な方向には前記ウオーム軸38上のウオーム40
と噛合うウオームホイール41を支持したホイー
ル軸42が軸43a,43bによつて支持され
る。前記ホイール軸42には前記座席フレーム3
2の窓44(第5図示)を通つて延長した送りね
じ45が連設される。また前記送りねじ45には
ナツト46がねじ込まれ、このナツト46は前記
ブラケツト34上の支持軸47に揺動可能に支持
された支持筒48に固定される。前記可逆電動モ
ータ35のケーシング36は前記座席フレーム3
2内に設置した支持ブラケツト49上のピン49
aによつて揺動可能に支持されている。なお、前
記座席フレーム32の上面はクツシヨン・シート
32aによつて覆われる。 座席傾斜機構Bは、以上のような構造であるか
ら、可逆電動モータ35の回転運動はウオーム4
0、ウオームホイール41を介して送りねじ45
に伝えられ、送りねじ45の回転によつてナツト
46の止着位置が変化される。したがつて、支持
筒48と送りねじ45の全体長さが変えられるこ
とにより、座席フレーム32は軸10を中心とし
て扇動され、座席フレーム32が傾斜されること
になる。この場合、支持筒48の基部はブラケツ
ト34に、可逆電動モータ35のケーシング36
は支持ブラケツト49にそれぞれ揺動可能に支持
されているので、座席フレーム32の傾斜によつ
て座席傾斜機構Bに無理が生ずることはない。 他方、前記座席フレーム32の後端寄りの部分
には、軸方向に対向した一対の背板支持アーム5
0a,50bが設置され、これらの背板支持アー
ム50a,50bの先端には背板51が軸52
a,52bで支持される。また前記座席フレーム
32の後部には前記背板51を傾動させる背板起
倒機構Cが埋設される。 この背板起倒機構Cは前記可逆電動モータ35
と全く同一構造の可逆電動モータ35を備え、こ
の電動モータ35は前記座席フレーム32中に据
着けられた支持ブラケツト53aの支持ピン53
bに揺動可能に支持されている。前記可逆電動モ
ータ53によつて回転駆動される送りねじ54に
はこの送りねじ54の先端を受け入れる支持筒5
5に固定されたナツト56がねじ込まれる。また
前記座席フレーム32の後部には軸受57が固定
され、この軸受57に回転可能に支持された連結
軸58にはリンク59の基部が固定され、このリ
ンク59の先端には前記支持筒55の基部がピン
60によつて回動可能に接続される。前記連結軸
58の他端にはリンク・アーム61の基部が固定
される。そして前記背板51の側部には支点軸6
2が固定され、この支点軸62には作動レバー6
3の一端がこの支点軸62を中心に回転できるよ
うに支持される。この作動レバー63の他端には
前記リンク・アーム61の先端部がピン64によ
つて接手される。 背板起倒機構Cは以上のような構造であるか
ら、可逆電動モータ53の回転運動は送りねじ5
4に伝えられ、送りねじ54と支持筒55の全体
長さが変えられることによつてリンク59が連結
軸58を回動させる。したがつてこの連結軸58
に固定されたリンク・アーム61が作動レバー6
3の自由端を変位させるから、背板51は軸52
a,52bを中心として傾倒される。 以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば従来のように圧力油洩れを伴なわない、可逆電
動モータを用いた座席昇降機構を得ることがで
き、しかもこの座席昇降機構は無理なく運転で
き、ウオーム歯車装置を用いるため、自己拘束作
用により座席が急速に落下するような不都合を解
消する。そして、本考案による座席昇降機構は純
機械的な構成であるため、保守・管理が簡単であ
り、特別に機械的な制動器を用いる必要がないの
で、寿命が長い安価な治療椅子が得られる。 また、本考案の座席昇降機構によれば、送りね
じ・ナツト装置が小径かつ小型であるため、設置
空間の小さな平行リンク内部に組込むことがで
き、しかも、可動部である送りねじ・ナツト装置
に余分な重量を付加しないので、駆動モータを小
型化できる。 さらに、本考案によれば、傘歯車装置の使用に
より消耗部品のない、軽量で動作が確実な駆動・
伝達を行ない得、患者に不快感を与える高速振動
は送りねじ・ナツト装置に伝えられないので、充
分に静しゆくな安楽な治療椅子を達成できる等の
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は一部を破断して示す本考案を施こした
歯科用治療椅子の全体斜面図、第2図は同治療椅
子の要部拡大断面図、第3図は電動モータの断面
図、第4図は第3図の−線に沿う断面図、第
5図は同治療椅子の要部拡大斜面図、第6図は別
の電動モータの断面図、第7図は第6図の−
線に沿う断面図である。 A……座席昇降機構、……基台、……
平行リンク、9……台座、12……可逆電動モー
タ、2327……傘歯車、25……揺動ブラケ
ツト、26……送りねじ、29……ナツト、32
……座席フレーム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 平行運動機構を構成する平行な一対のリンク
    によつて基台1に対し昇降自在に支持され
    た座席を備える歯科用治療椅子において、前記リ
    ンクのいずれか一方の基部を前記基台
    に支持する支持軸に支持されかつ前記基台
    据着けられたウオーム歯車装置を内蔵する可逆電
    動モータ12により回転駆動された駆動側傘歯車
    23と、前記支持軸を中心として揺動可能に支
    持された揺動ブラケツト25と他方のリンク
    軸の間に掛渡された送りねじ・ナツト装置26
    29と、前記駆動側傘歯車23に噛合されかつ前
    記送りねじ・ナツト装置の一端に固定されて前記
    送りねじ・ナツト装置の送りねじ26又はナツト
    29を旋回させることにより送りねじ・ナツト装
    置を伸縮させる従動側傘歯車27とを備える歯科
    用治療椅子の座席昇降機構。
JP1977052997U 1977-04-26 1977-04-26 Expired JPS6130671Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977052997U JPS6130671Y2 (ja) 1977-04-26 1977-04-26

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JP1977052997U JPS6130671Y2 (ja) 1977-04-26 1977-04-26

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Publication Number Publication Date
JPS52142792U JPS52142792U (ja) 1977-10-28
JPS6130671Y2 true JPS6130671Y2 (ja) 1986-09-08

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ID=28512055

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Citations (6)

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US3463145A (en) * 1967-01-11 1969-08-26 Christian A Whitaker Electrically activated therapeutic chair
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JPS52142792U (ja) 1977-10-28

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