JPS6130586B2 - - Google Patents

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JPS6130586B2
JPS6130586B2 JP52112272A JP11227277A JPS6130586B2 JP S6130586 B2 JPS6130586 B2 JP S6130586B2 JP 52112272 A JP52112272 A JP 52112272A JP 11227277 A JP11227277 A JP 11227277A JP S6130586 B2 JPS6130586 B2 JP S6130586B2
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JP
Japan
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suture
knot
weight
tissue
lubricious coating
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JP52112272A
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English (en)
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JPS5338186A (en
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Ansonii Paashiakanto Binsento
Patoritsuku Randeii Henrii
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DEEUISU ANDO JETSUKU Inc
Original Assignee
DEEUISU ANDO JETSUKU Inc
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Publication date
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Priority claimed from US05/724,804 external-priority patent/US4047533A/en
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Publication of JPS5338186A publication Critical patent/JPS5338186A/ja
Publication of JPS6130586B2 publication Critical patent/JPS6130586B2/ja
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L17/00Materials for surgical sutures or for ligaturing blood vessels ; Materials for prostheses or catheters
    • A61L17/14Post-treatment to improve physical properties
    • A61L17/145Coating
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/04Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for suturing wounds; Holders or packages for needles or suture materials
    • A61B17/06Needles ; Sutures; Needle-suture combinations; Holders or packages for needles or suture materials
    • A61B17/06166Sutures
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B2017/00004(bio)absorbable, (bio)resorbable, resorptive
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10MLUBRICATING COMPOSITIONS; USE OF CHEMICAL SUBSTANCES EITHER ALONE OR AS LUBRICATING INGREDIENTS IN A LUBRICATING COMPOSITION
    • C10M2209/00Organic macromolecular compounds containing oxygen as ingredients in lubricant compositions
    • C10M2209/10Macromolecular compoundss obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • C10M2209/103Polyethers, i.e. containing di- or higher polyoxyalkylene groups
    • C10M2209/107Polyethers, i.e. containing di- or higher polyoxyalkylene groups of two or more specified different alkylene oxides covered by groups C10M2209/104 - C10M2209/106
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10MLUBRICATING COMPOSITIONS; USE OF CHEMICAL SUBSTANCES EITHER ALONE OR AS LUBRICATING INGREDIENTS IN A LUBRICATING COMPOSITION
    • C10M2215/00Organic non-macromolecular compounds containing nitrogen as ingredients in lubricant compositions
    • C10M2215/02Amines, e.g. polyalkylene polyamines; Quaternary amines
    • C10M2215/04Amines, e.g. polyalkylene polyamines; Quaternary amines having amino groups bound to acyclic or cycloaliphatic carbon atoms
    • C10M2215/042Amines, e.g. polyalkylene polyamines; Quaternary amines having amino groups bound to acyclic or cycloaliphatic carbon atoms containing hydroxy groups; Alkoxylated derivatives thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10NINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS C10M RELATING TO LUBRICATING COMPOSITIONS
    • C10N2040/00Specified use or application for which the lubricating composition is intended
    • C10N2040/46Textile oils
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10NINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS C10M RELATING TO LUBRICATING COMPOSITIONS
    • C10N2050/00Form in which the lubricant is applied to the material being lubricated
    • C10N2050/015Dispersions of solid lubricants
    • C10N2050/02Dispersions of solid lubricants dissolved or suspended in a carrier which subsequently evaporates to leave a lubricant coating

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明はポリオキシエチレンブロツクとポリオ
キシプロピレンブロツクとを包含する潤滑性吸収
性共重合体の薄い潤滑性被覆をその上に有して結
び目の下方への移行と取り扱い易さとを促進する
ようにしたポリフイラメント重合体ストランドか
らなり、結び目の下方への移行特性を改善し、組
織抗力を改善した吸収性又は非吸収性外科縫合糸
に関するものであり、前記生吸収性共重合体は25
℃においてペースト状ないし固体であるような分
子量を有する。 潤滑性被覆は縫合糸を形成する未被覆ストラン
ドの重量を基にしてその約0.1〜25重量%であ
り、この被覆を施すことによつてがたつく音と磨
擦の両者がいづれも十分に減りこま結びが縫合糸
上を動いて創端を制御することができる。 本発明はまた生体組織中の創端を閉じる方法に
関するものである。この方法は上記の潤滑性の被
覆を有する外科縫合糸で生体組織中の創端を縫合
し、縫合糸をこま結びに結び、こま結びを下方に
移行して所望位置の組織に近づけ、こま結びの上
に更によりかけ(throw)を加え、そして約48時
間以内に潤滑性吸収性共重合体を縫合糸から生吸
収して除いて結び目の安定性を増加し、治癒過程
中に生組織によつて縫合糸ストランドが吸収され
るまで吸収性外科縫合糸を生組織中に残すことか
ら成つており、縫合糸は少くとも15日間有用な組
織保持強度を与えられ、90日以内に実質的に完全
に吸収されるかまたは生組織中に非吸収性外科縫
合糸が残されるかしてそれによつて組織が補強さ
れる。 手術用縫合糸の取扱特性の中で結び目を下方に
移行することに関するものが一層重要である。し
ばしば用いられる技法は初めに結び目を結んだ外
部の位置から所望の度合いの堅さを保持しつつ組
織に対する位置にまで下方に移行することの出来
るこま結びを結ぶことである。結び目をきちんと
締めつけて個々の状態に対して外科医が選択する
程度の堅さを以て結び目が保持されるようにし、
次いで初めのこま結びのよりかけに向つてダブリ
ングを追加する。ある場合には初めのよりかけが
2撚りで次に1回よりかけを行なつて外科結びを
形成させ必要なら上部に更によりかけを加えて追
加のこま結びを形成させる。 配置の容易さと対照的に結び目の安定性が必要
である。結び目を結ぶことの容易であることが望
まれるとしても、容認できる時間の間すべらずに
結び目が保持されることが必須要件である。 ある縫合材料は非常に滑らかであるので結び目
を下方に移行することが非常に容易でありしばし
ば容易にとけた状態になる。他の縫合糸は結び目
が閉鎖するか又はその下方への移行を受付ない傾
向があるので組織に接してよりかけ(throw)を
きちんとしめつけることが難しく単に僅かのより
かけだけが必要であり安定性には問題がない材料
から成つている。心臓に隣接する組織の如く絶え
ず動いている組織における結び目は、ギブス内に
創傷とともに保持される結び目のような不動の組
織における結び目よりも結びのとける状態になる
機会がより大きい。 Nicholsらの米国特許第2734502号(1956年2月
14日)絹縫合糸及び結紮糸には絹縫合糸の被覆と
してのポリ(アルキル)メタクリレート及び熱被
覆ダイ、システムの使用が示されている。 SchmittおよびPolistinaの米国特許3297033号
(1967年1月10日)外科縫合糸にはポリグリコー
ル酸の合成縫合糸が示され、取扱又は吸収速度を
改変するために繊維の表面をシリコーン、蜜ろう
などで被覆することのできることが開示されてい
る。 PerciaccanteおよびLandiの米国特許出願第
724804号(1976年9月20日出願)、「吸収性外科縫
合糸の下方への移行」には外科縫合糸一般の結び
目の下方への移行、被覆及び潤滑に関する先行技
術が一般的に開示されている。 外科縫合糸を一般に重合体物質で被覆、着色お
よび調整することは周知である。シリコーン、ワ
ツクス、ポリテトラフルオロエチレン及び他の重
合体が使用されて来た。改善された縫合糸を得る
独特の利点を有する特定の被覆材料が絶えず求め
られている。 改善された結び目の下方への移行特性及び低下
した組織抗力を有する外科縫合糸には、潤滑性の
生吸収性共重合体の薄い潤滑性被膜を有する多繊
条性重合体ストランドが包含される。潤滑性の生
吸収性共重合体は結び目の下方への移行及び取扱
性を補助するポリオキシエチレンブロツクとポリ
オキシプロピレンブロツクとを包含し、且つ25℃
でペースト状ないし固体であるような分子量を有
する。 一具体化例において、この潤滑性生吸収性共重
合体は式: を有する。式中R1及びR2の一方はメチル基で他
方は水素であり、nとmは化合物が25℃でペース
ト状ないし固体であるように十分大きく、Rは2
〜約6個の反応性水素原子を有し6個を超えない
炭素原子を有する比較的低分子量の反応性炭化水
素化合物の残基であり、またcはRを形成する化
合物の反応性水素の数である。 他の具体化例では重合体ストランドはこれを加
水分解的減成に付して無毒性の組織と両立する吸
収性組成分となる組織吸収性重合体からなつてお
り、この重合体はグリコール酸エステル結合を有
する。なお他の具体化例では組織吸収性重合体は
ポリグリコール酸である。 なおまた他の具体化例では重合体ストランドは
絹、木綿、ナイロン、非吸収性ポリエステル、ポ
リプロピレン及びポリエチレンからなる群から選
ばれる。 潤滑性の被膜は縫合糸を形成する未被覆ストラ
ンドの重量を基にして未被覆ストランドの約0.1
〜25重量%であり、この被膜によつてがたつく音
と摩擦がともに十分に低下されこま結びが創端を
制御しつつ縫合糸上を動くことができる。 生組織中の創傷を閉じる方法には上記の潤滑性
被膜を有する外科縫合糸で生組織中の創端を縫合
し、縫合糸をこま結びに結び、こま結びを下方に
移行して所望位置の組織に近づけ、こま結び上に
さらによりかけを加え、そして約48時間以内に潤
滑性吸収性共重合体を縫合糸から生吸収して縫合
糸から除いて結び目の安定性を増加し、治癒過程
中に縫合糸ストランドが生組織によつて吸収され
るまで吸収性外科縫合糸を生組織中に残すことか
らなつており、縫合糸は少くとも15日間有用な組
織保持力を与えられ、90日以内に実質的に完全に
吸収されるかまたは生組織中に非吸収性縫合糸が
残されるかしてそれによつて組織が補強される。 吸収性ポリグリコール酸縫合糸は前記の米国特
許第3297033号明細書に記載されている。生組織
中に吸収される他の合成吸収性縫合糸も亦被覆さ
れてよく改良された結果をもたらす。現在市場の
受け入れ条件を満たす吸収性縫合糸は組織中にお
ける減成または吸収がグリコール酸エステル結合
の加水分解による減成に由来するような縫合糸で
ある。そのような材料は現在デキソン(Dexon
)及びビクリル(Vicryl)の商標で販売され
ている。本発明は先行技術に記載されたまた開発
されているような他の合成吸収性外科縫合糸とと
もに使用しても良い。結び目の下方への移行特性
を改善するために合成吸収性縫合糸を被覆する問
題は被膜が無毒性であり且つ吸収性でなければな
らないとの要件によつて一層困難になる。 非吸収性縫合糸は生きている哺乳動物組織中の
生減成に耐える縫合糸であり、外科的に除去する
(例えば皮膚縫合糸)又は押出されなければ異物
として組織中に留まる。非吸収性縫合糸は長期間
に亘つてしばしば被術者の生きている間中生哺乳
動物組織中で強度を保持する。皮膚表面上の結び
目によつて皮膚の閉鎖に使用される非吸収性縫合
糸は治癒過程の適当な段階で外科医によつて除か
れる。非吸収性縫合糸中の結び目が生組織中に埋
設され、無限に残されるべき被術者に対してこの
潤滑剤は約48時間以内で非吸収性縫合糸から吸収
され、従つて潤滑作用が止まり結び目の安定性が
改善される。 非吸収性縫合糸は典型的には絹、木綿、ナイロ
ン、非吸収性ポリエステル(ダクロン)、ポリ
プロピレン、ポリエチレン又はリネンから成るも
のである。不銹鋼、単繊条またはその組み紐ある
いはタンタル又は白金のような金属でさえも使用
されている。 被膜に対して使用される「吸収性」又は「生吸
収性」とは、加水分解又は酵素による減成を受け
あるいはその固有の特性のために被術者によつて
縫合糸の表面から吸収され、無変化の状態である
いは加水分解又は減成された形で除かれるような
分子量及び溶解特性を有する被膜についていつて
いるのである。 潤滑性の被膜は結び目の下方への移行特性を補
助するだけでなくまた縫合糸の可撓性となめらか
さを増進するので縫合糸の配置中に皮膚又は他の
組織を一層容易に通すことができる。この摩擦の
低下は組織抗力の低下と称される。組織抗力の低
下に役立ちまた結び目の配置を滑らかにするこの
被膜はまた結び目を一層滑り易くする。 本発明の潤滑性被覆の他の意外なそして自明で
ない利点は潤滑性共重合体が数日以内に縫合糸か
ら吸収されるので結び目の安定性を保ちつつ創傷
が治癒することである。 吸収性被膜はその構造中にポリオキシエチレン
のブロツクとポリオキシプロピレンのブロツクと
を有する化合物群の1又はそれ以上から成つてい
る。説明を簡明容易にするために、これらの化合
物がその鎖中に僅か2又は3ブロツクを有してい
るかのように教示し、図示し処理する。しかしな
がら多量でない量のポリオキシプロピレンがポリ
オキシエチレンブロツク中に存在しても良いしま
た少量のポリオキシエチレンがポリオキシプロピ
レンブロツク中に存在しても良いことを理解すべ
きである。その製造法から見てそのような少溶の
混合物が鎖中に存在しても良くまたおそらく存在
し得るものと思はれる。市場で入手できる銘柄は
容認でき、低いかつ容認できる程度の毒性を有す
ることが見られる。 本発明の潤滑剤は式: (式中R1及びR2の一方はメチル基で他方は水
素であり、n及びmは化合物が25℃でペースト状
ないし固体であるほど十分に大きく、Rは2〜約
6個の反応性水素原子を有し、該化合物中に6個
を超えない炭素原子を有する比較的低分子量の反
応性水素化合物の残基であり、またcはRを形成
する化合物上の反応性水素の数である。) を有するものとして示し得る。25℃で少くともペ
ースト状であるこれらの化合物は合成吸収性多繊
条縫合糸に良好に付着するので好ましい。はつき
りした断言は出来ないがしかし一般にこの物質が
よりペースト状又は固体になるにつれてその有効
性は改善される。 これらの潤滑性生吸収性共重合体はポリオキシ
エチレンブロツクが主として親水性であり、ポリ
オキシプロピレンブロツクが主として疎水性であ
るのでしばしば表面活性剤として分類される。そ
の物質はワイアンドツト ケミカル カンパニ
ー、Michigan、USA、により式 (式中x,y及びzは整数である) に対してはプルロニツク(PLURONIC)、式 (式中n,m及びoは整数である) に対してはレバース、 プルロニツク
(REVERSE RLURONIC)、また式 〔式中R1
【式】 q及びrは整数である〕 に対してはテトロニツク(TETRONIC)の商標
で販売された。 合成吸収性縫合糸潤滑剤としてのこの目的には
x,y,z,n,m,o,q及びrの値は潤滑剤
が25℃でペースト状ないし固体であるような値で
ある。 ペーストは融点が室温以上、好ましくは約40℃
以上の不透明半固体である。 プルロニツクとして分類されるものは本発明に
特に有用である。 市場で入手できる製品を明細にのべるとほぼ第
1表に示す如くである。 組成物はすべて混合物であるのですべての値は
近似値であり、或る程度切り上げられている。
【表】 一般に約4750〜16250の分子量範囲のプルロニ
ツクはワツクス状固体であり、ポリオキシプロピ
レン部分は950〜4000の分子量を有し、約60〜80
%のポリオキシエチレン含量を有する。 ペーストは一般に3500〜6500の範囲の全分子量
を有しポリオキシプロピレンの分子量範囲は1700
〜5700で、30〜50%のポリオキシエチレン含量で
ある。ワツクス、ペースト、液体相互間の転移は
鋭敏ではない。 本発明のポリオキシエチレン−ポリオキシプロ
ピレン化合物の低毒性は次表に示されている。 潤滑性化合物及びその製造方法の一般背景の説
明には米国特許出願第724804号(1976年9月20日
出願)、Perciaccante and Landi、「吸収性外科縫
合糸の下方への移行特性」が参照される。このこ
とを参考のために本明細書に記入する。 縫合糸のストランドは、吸収性外科縫合糸を形
成する場合合成吸収性重合体ストランド上に
【表】 置かれる物質の量を決定する重量の基礎として使
用される。 潤滑性生吸収性共重合体の量は縫合糸を形成す
る未被覆ストランドの重量を基にして未被覆スト
ランドの約0.1〜25重量%である。表面をおおう
不連続被覆は摩擦およびがたつく音(びびり)
(CHatter)を低下するのを助けるので上記の共
重合体の被膜が連続していることは必要なことで
はない。潤滑性吸収性共重合体がストランドの内
部に滲透する場合にはそれは多量に存在するが、
種々の繊条自体は部分的に又は完全に被覆され
る。 被覆の重量が広範囲に亘つていることは本発明
の縫合糸を多くの種々の用途に適用し得ることゝ
なる。機械的の構造(すなわち組み紐または撚糸
などのために、およびストランドが繊条当り2デ
ニール以下乃至繊条当り6デニール以上である繊
条から作られ、より細い繊条ほどより滑らかな表
面を与えるために、被覆して縫合糸を形成するス
トランドの表面粗さにはかなりの変動があるかも
しれないので、また繊条が縫合糸を製造した後又
は熱処理中に引き伸ばされるかもしれないので、
表面の粗さは基本的に変り得る。より滑らかな表
面ほど類似程度の滑りに対する潤滑性生吸収性共
重合体の必要量はより少ない。 使用される種々の手術上の技法は所望の潤滑程
度と互に影響し合う。任意の与えられた型の結び
目に対しては、特定の技法にとつて結び目を下方
により容易に移行させる多量の潤滑剤はまた結び
目の、戻しの移行およびすべりの容易さ(これを
結び目の安定性と呼ぶ)を増加する。たとえ結び
目のすべりが一層容易になるとしても、ある手術
の手順には結び目の下方への移行が非常に自由で
あることが非常に望まれる。 結び目を結ぶときに外科医は結び目を結ぶ方法
と滑り易さとの間の相互作用に直面する。縫合糸
が比較的良好な潤滑性を持つているときには外科
医は、結び目の安定性のために、四角になるよう
にしたよりかけを加え乍ら、下方への移行の容易
なこま結びを用いることが出来る。一方縫合糸の
潤滑が良好でないときには外科医は結び目が一層
容易に動いて結び目を所定位置にまで下方に移行
させるダブル半結び又は他の型の結び目を用い、
その後ダブル半結びを引張つてこま結びにでき、
又は適当な結び目安定性を与えるために結び目に
向つてさらによりかけをかけることができる。こ
のようにして外科医は自らの結びの技法を特定の
縫合糸に適応させることができるしあるいは外科
医使用を望む技法に表面の潤滑性が最も適合する
縫合糸を入手することができる。一般的に云えば
それぞれ他方に対して適合性を持つている。外科
医はその好ましいとする特性を有する縫合糸を入
手しようと試み、次いでその時に有する縫合糸に
結び目を結ぶ自らの技法を適合させる。ある外科
医は下方への結び目の移行が非常に劣つた不銹鋼
の線に適合する結び技法を用いて該金属線で非常
に良好な結び目を作つている。他の外科医は結び
目の下方への移行がより一層容易な潤滑性の良好
な縫合糸を好ましいとしている。 結び目の下方への移行が容易であることと結び
目が安定であることとは多少相容れないので外科
医にとつてはよりかけを追加するかまたは選んだ
手術の手順に、特有の条件の下で保持されるよう
な結び目を用いることが必要である。潤滑性生吸
収性共重合体の量を変えることによつて外科医の
選択に適するように結び目の下方への移行を改変
することができる。 結び目の使用期間を全く変えることができる。 本発明の潤滑性生吸収性共重合体は生組織中で
縫合糸から除かれるので、潤滑剤が除かれるとと
もに結び目の安定性が増し、大体48時間位で結び
目の安定性が非常に改善される。 手術の要件は非常に多様であり、様々な被膜の
重量がその縫合糸を異なる条件に適応させる。一
般に外科医が潤滑度のより良好な縫合糸を望むな
らば多量の潤滑性生吸収性共重合体が使用され、
また反対に結び目の下方への移行性がより低いこ
と及びより大きい結び目の安定性に有利になるよ
うな組織抗力特性を進んで容認するならばこの特
有の歩みよりに有利になるように被覆水準は低下
させられる。 通常2〜8%の潤滑性生吸収性共重合体が、結
び目の下方への移行の容易さと結び目の安定性と
の間の歩みよりに有効な範囲を与える。 約5重量%のプルロニツクF−68の使用は繊条
の太さ2〜6デニールのポリグリコール酸の編組
縫合糸に必要な結節ランダウン要件と結節の安定
性要件との間の好ましい歩みよりである。 以下の実施例はある条件の下での異なる被覆及
び量の影響を示す。 実施例 1 結び目の下方への移行およびがたつき音に関す
る試験 繊条当り2デニール押出物からの一組みの2/0
USP XIX(直径0.339mm最大)ポリグリコール酸
編組縫合糸をプルロニツクF−68の水準を用いて
被覆したものと被覆しない対照とを共にこま結び
の下方移行試験に付した。 この試験では縫合糸を4インチ周のシリンダー
の周りにこま結びを用いて結ぶ。そのように作つ
てループをシリンダーから滑らせてはずし、試験
機の顎に配置する。試験機中でもとの自由端を引
張ることによつて結節を下方に移行させ、結び目
が縫合糸の下流へ動くにつれて張力を図表上に記
録する。結び目が縫合糸の下流へ動くにつれて若
干のがたつく音又は下方移動張力の変動がある。
これを図式的にプロツトする。種々の被覆水準を
以てする一組みの試験から結び目の下方への移動
の最大の力は表に示した個々の範囲内にあること
が判る。 被覆縫合糸の結び目はすべて切断しないで縫合
糸の全長を下方に移動した。編組縫合糸の結び目
を切断する強度は7〜8ポンドの範囲内にあつ
た。未被覆組み紐に対しては結び目は閉鎖し縫合
糸は10試験中9試験で切断された。
【表】
【表】 これらの被覆を行なうに当つてはクロロホルム
中の縫合糸への被覆百分率の約2倍の濃度のプル
ロニツクF−68の溶液に組み紐を通した。 他の組み紐構造及び他のサイズを用いる場合同
量の被覆に対する結び目の下方移行の相対的な容
易さをより大きく又は小さくあつても良く、ある
いは逆に被覆の量を調整して所望の結び目下方移
行値を与えても良い。 溶媒中のプルロニツクの量を変えても良く、ま
たクロロホルム以外の溶媒を使用しても良い。 メチルアルコール、エチルアルコール、イソプ
ロピルアルコール、塩化メチレン、温キシレン
(約60℃)、テトラヒドロフラン、アセトン、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホキシドのよう
な他の有機溶媒、それらの混合物及び潤滑剤の他
の類似の溶媒を被覆に使用しても良い。移動する
ストランドに溶液を流しかけ、過剰分を滴下させ
ることは他の有用な被覆法である。 少量の水は潤滑剤の溶解度を増し、被覆の補助
になるが、しかし塗料系中に水分が存在すれば縫
合糸を速やかに乾燥し良く乾かさねばならないの
で縫合糸が水と接触する時間を最少にすべきであ
る。 一般に10%以下の含浸量水準で溶媒塗料系を使
用すること及び約10%以上の含浸量で加熱ダイを
使用することはより好都合である。 実施例 2 6dpf編組吸収性ポリグリコール酸縫合糸の2/0
サイズ縫合糸に市販2プルロニツクF−68及びF
−127の塗料を用いて一連の試験を行なつた。ク
ロロホルム中のプルロニツクの溶液を用いて塗装
を行なつた。塗被に用いた溶液中のプルロニツク
の濃度は組み紐中に得られるものの凡そ2倍であ
る。クロロホルム中に約2.8%のプルロニツクF
−68を含有する溶低は組み紐上に約1.4%のプル
ロニツクF−68を生じた。適宜の所望水準を確保
するために濃度の調整をすることができる。塗被
されるストランドはポリグリコール酸の6デニー
ル/繊条押出品を用いて2/0サイズ縫合糸に編組
した。対照として同ロツトの未塗被縫合糸ストラ
ンドを用いた。標準ATLAB ヤーン フリクシ
ヨン テスター モデルCS−151−026、カスタ
ム サイエンテイフイツク インスツルメント
Inc.Whippany、New Jersey 07981をヒユーレツ
トパツカード モデル 321 ジユアルチヤンネ
ル アンプリフアイヤレコーダーとともに試験機
に供給されヤーンテスターから出るストランドの
張力の記録に用いた。ビビリ(chatter)係数は
フイードテンシヨンに対する最小プル(T2)を差
引いたフイードテンシヨン(T1)に対する最大プ
ル(T3)の比率、すなわちT/T−T/Tであ
る。摩擦の 値は滑りを開始するT2の値である。 特に関心のある値は比率と低下率である。他の
型式の試験装置を用いると数値は変るかもしれな
いがしかし改善の指数としての相対比率は類似す
る。 この試験においては示したように被覆した未切
断ストランドを試験に用いた。縫合糸として使用
するにはそのようなストランドを慣用法を用いて
切断し、針を通し、包装し滅菌する。摩擦とビビ
リは長物で一層容易に測定される。 典型的な被覆水準及び縫合糸に対する静止摩
擦、ビビリ及び摩擦係数の低下を第4表に示す。
【表】 結び目の安定性の試験は結び目を結ぶ厳正な技
術に依存する。 2デニール/繊条構造のサイズ2/0のポリグリ
コール酸縫合糸を4.79%のプルロニツクF−68
で塗被し且つ異なる結び目を有するものに対して
行なつた結び目安定性に関する典型的な試験の結
果結び目をすべらせるか又は滑らすことなく切断
する力(ポンド)は次のようであることが示され
た。
【表】 実施例 3 実施例2の手順を用いてクロロホルム中のプル
ロニツクR生吸収性潤滑性共重合体の溶液を用
いて対照を含めた一連の試験を行なつた。第5表
に一連の重合体と濃度を用いて得られたビビリ及
び摩擦の改良が示される。
【表】 実施例 4 2/0USP縫合糸を形成するサイズのポリグリコ
ール酸ストランドの組紐をクロロホルム中のプル
ロニツクF−68の10%溶液中に浸漬し乾燥する。
含浸量はストランド自体の重量の約5重量%であ
る。 乾燥した被覆ストランドを慣用の手順に従つて
約137cm(54インチ)の区分に切断し、針に通
し、包装し、滅菌する。 そのように製造した縫合糸を外科処置に使用し
た。創傷部において組織に近づけるのに使用した
とき縫合糸を適当な位置に置いてこま結びに結
ぶ。こま結びは容易に下方に移行して使用する外
科医が望む程度にまでかたく創端を引張つた。縫
合糸は低い組織抗力及び優れた結び目下方移行特
性を示す。結び目が所望の最終位置になると結び
目を安定にするために更に3回のこま結びのより
かけを配置する。組織に埋没された結び目は縫合
糸表面から48時間以内に潤滑性生吸収性共重合体
が除かれさらに結び目の安定性が与えられる。縫
合糸自体は少くとも15日間組織保持強度を保持
し、90日内に実質的に吸収される。 こま結びで例示し試験したが結び目の下方移動
の容易さと低い組織抗力は多くの縫合糸の配置に
おいてまた結び目保持のために有用である。被覆
の量、及び結び目下方移行と低下した組織抗力の
相対値を変えて個々の手術情況の要求に適合させ
ることができる。 被覆した縫合糸を針に通すこと、その包装及び
滅菌は慣用の手順に従がう。 実施例 5 摩擦及びビビリ試験 一組の2/0USP XIX(直径0.339mm最大)絹縫
合糸組み紐をプルロニツクF−68の5水準及びプ
ルロニツクF−127の12水準で被覆した。 比較のために同ロツトからの組紐を被覆するこ
となしで4ブランク試験し、この4試験の平均を
比較値に用いた。 また比較のために市販のシリコーン塗被した絹
縫合糸(前記米国特許第3187752号明細書参照)
を用いて5試験を行なつた。 これらの塗被には縫合糸上の塗被に望む割合の
約2倍の濃度のクロロホルム中のプルロニツクの
溶液に組み紐を通し風乾した。 標準ATLABヤーン フリクシヨン テスター
モデルCS−151−026、カスタム サイエンテ
イフイツクインスツルメントInc、フイツパニ
ー、ニユージヤージーをヒユーレツト パツカー
ドモデル321 ジユアルチヤンネル アンプリフ
アイヤレコーダーとともに用い該試験機に供給さ
れ、ヤーンテスターから出るストランドの張力を
記録した。ビビリ係数はフイードテンシヨンに対
する最小プル(T2)を差し引いたフイードテンシ
ヨン(T1)に対する最大プル(T3)の比率、すな
わちT/T−T/Tである。摩擦の値は滑り始
めるT2の 値である。 特に関心のある値は比率と低下率である。他の
型式の試験装置を用いると数値は変るかもしれな
いがしかし改善の指数としての相対比率は類似す
る。 この試験において示したように被覆した未切断
ストランドを試験に用いた。縫合糸として使用す
るにはそのようなストランドを慣用法を用いて切
断し、針に通し包装し、滅菌する。摩擦及びビビ
リは長物で一層容易に測定される。 静止摩擦、ビビリ及び摩擦係数の低下は第6表
に示される。
【表】
【表】 他の編組構造及び他のサイズを用いて同量の被
覆に対して結び目の下方移行の相対的な容易さを
一層大きく又は小さくしても良く、あるいは逆に
被覆の量を調整して所望の結び目の下方移行値を
与えても良い。 溶媒中のプルロニツクの量を変えても良く、ま
たクロロホルム以外の溶媒を使用しても良い。 メチルアルコール、エチルアルコール、イソプ
ロピルアルコール、塩化メチレン、温キシレン
(約60℃)、テトラヒドロフラン、アセトン、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホキシドのよう
な他の有機溶媒、それらの混合物及び潤滑剤に対
する他の類似の溶媒を被覆に使用しても良い。移
動するストランドに溶液を流しかけ、過剰分を滴
下させることは他の有用な塗被技法である。 少量の水は潤滑剤の溶解度を増し、塗被の補助
になる。 一般に10%以下の含浸量水準で溶媒塗料系を使
用すること及び約10%以上の含浸量で加熱ダイを
使用することはより便宜である。 実施例 6 2/0ナイロン縫合糸組紐 実施例1記載の手順を用いて2/0縫合糸のサイ
ズのナイロン組紐に試験を行なつた。摩擦及びビ
ビリ係数の低下を第7表に示す。同一ロツトから
の未被覆組み紐と市販のシリコーン被覆したナイ
ロンをともに比較に用いた。ビビリの低下が特に
著しい。
【表】
【表】 実施例 7 2/0ダクロン組み紐縫合糸 実施例1の手順を用いて2/0縫合糸のサイズの
ポリエステル組み紐(ダクロン)に試験を行な
つた。摩擦及びビビリ係数の低下を第8表に示
す。 同ロツトからの未被覆組み紐及びシリコーン被
覆した組み紐を比較に用いた。未被覆組み紐の平
均を基礎に用いて改善を示した。
【表】 実施例のデータは例示である。摩擦の減少及び
ビビリの改良は縫合糸のすべてのサイズについて
得られる。異なる材料及び構造では結果は変動す
るかもしれない。 縫合糸を用いる外科医が所望する結果を与える
ために被覆の量及び下方への移行の容易さを変え
ることが出来る。 毛管現象が問題である縫合糸には、吸収性又は
非吸収性のどちらも、米国特許第2576576号明細
書に教示されるようなホスフアチド(精製レシチ
ンが好ましい)のコーテイングを追加の摩擦低下
剤としての本発明の塗被剤とともに用い毛管現象
及び摩擦を低下させても良い。レシチンは、特に
純粋でなければ、ある条件の下で組織刺激作用を
有する。 実施例 8 2/0USP縫合糸を形成するサイズの編組絹縫合
糸ストランドをクロロホルム中のプルロニツクF
−68の10%溶液に浸漬し乾燥する。含浸量はスト
ランド自体の重量の約5重量%である。 被覆し乾燥したストランドを慣用手順により約
137cm(54インチ)の区分に切断し、針に通し、
包装し、滅菌し乾燥する。 このようにして製造した絹縫合糸を外科処置に
使用する。創傷の点で組織に近づけるのに使用し
たとき縫合糸を適当な位置に配置しこま結びで結
ぶ。こま結びは下方に容易に移行して使用する外
科医が望む程度にかたく創端を引く。縫合糸は低
い組織抗力及び結び目の優れた下方移行を示す。
結び目が所望の最終位置になると更に3回、四角
になるようにした投げ込みを加へて結び目を安定
にする。 組織に埋没された結び目からは縫合糸表面から
48時間以内に潤滑性生吸収性共重合体が除かれさ
らに結び目が安定となる。 48時間後に試験動物から取出したときにこま結
びはこれに投げ込みを追加することなしに配置直
後よりも著しく大きな結び目安定性を示す。 人の組織において、観察できる範囲では、生吸
収性潤滑性被覆が組織に吸収されるとともに結び
目安定性が増加する。 こま結びで例示し試験したが結び目の下方移行
の容易さ及び低い組織抗力は殆んどの縫合糸の配
置においてまた結び目の保持に有用である。 被覆の量、及び結び目の下方移行と低下した組
織抗力の相対値を変えて個々の手術情況の要請に
適合させることができる。 被覆した縫合糸を針に通し、包装し且つ滅菌す
ることは慣用の手順に従がう。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 結び目の下方移行および取扱い易さを促進す
    るためにポリオキシエチレンブロツクとポリオキ
    シプロピレンブロツクとを包含する潤滑性吸収性
    共重合体の薄い潤滑性被覆をその上に有する多繊
    条重合体ストランドからなる結び目の下方移行特
    性が改善され組織抗力が低下された手術用縫合
    糸、ただし前記の生吸収性共重合体は25℃でペー
    スト状ないし固体であるような分子量を有するも
    のとする。 2 潤滑性生吸収性重合体が式: (式中R1とR2の一方はメチル基で他方は水素
    であり、nとmは化合物が25℃でペースト状ない
    し固体であるに十分大きく、Rは該化合物中に2
    〜約6個の反応性水素原子を有し、6個を超えな
    い炭素原子を有する比較的低分子量の反応性水素
    化合物の残基であり、またcはRを形成する化合
    物の反応性水素の数である。) を有する特許請求の範囲第1項記載の縫合糸。 3 重合体ストランドが加水分解による減成を受
    けて無毒性の組織と相容性の吸収性成分になる組
    織吸収性重合体のストランドであり、その重合体
    はグリコール酸エステル結合を有する特許請求の
    範囲第1項記載の縫合糸。 4 重合体ストランドが加水分解による減成を受
    けて無毒性の組織と相容性の吸収性成分になる組
    織吸収性重合体のストランドであり、その重合体
    はグリコール酸エステル結合を有する特許請求の
    範囲第2項記載の縫合糸。 5 組織吸収性重合体がポリグリコール酸である
    特許請求の範囲第3項記載の縫合糸。 6 組織吸収性重合体がポリグリコール酸である
    特許請求の範囲第4項記載の縫合糸。 7 重合体ストランドが絹、木綿、ナイロン、非
    吸収性ポリエステル、ポリプロピレン及びポリエ
    チレンからなる群から選ばれる特許請求の範囲第
    1項記載の縫合糸。 8 重合体ストランドが絹、木綿、ナイロン、非
    吸収性ポリエステル、ポリプロピレン及びポリエ
    チレンからなる群から選ばれる特許請求の範囲第
    2項記載の縫合糸。 9 潤滑性被覆が縫合糸を形成する未被覆ストラ
    ンドの重量を基にして未被覆ストランドの約0.1
    〜25重量%であり、該潤滑性被覆によりこま結び
    が創端を制御し乍ら縫合糸上を動き得るほど十分
    にビビリ及び摩擦がともに低下される特許請求の
    範囲第1項記載の縫合糸。 10 潤滑性被覆が縫合糸を形成する未被覆スト
    ランドの重量を基にして未被覆ストランドの約
    0.1〜25重量%であり、該潤滑性被覆によりこま
    結びが創端を制御し乍ら縫合糸上を動き得るほど
    十分にビビリ及び摩擦がともに低下される特許請
    求の範囲第2項記載の縫合糸。 11 潤滑性被覆が縫合糸を形成する未被覆スト
    ランドの重量を基にして未被覆ストランドの約
    0.1〜25重量%であり、該潤滑性被覆によりこま
    結びが創端を制御し乍ら縫合糸上を動き得るほど
    十分にビビリ及び摩擦がともに低下される特許請
    求の範囲第5項記載の縫合糸。 12 潤滑性被覆が縫合糸を形成する未被覆スト
    ランドの重量を基にして未被覆ストランドの約
    0.1〜25重量%であり、該潤滑性被覆によりこま
    結びが創端を制御し乍ら縫合糸上を動き得るほど
    十分にビビリ及び摩擦がともに低下される特許請
    求の範囲第6項記載の縫合糸。 13 潤滑性被覆が縫合糸を形成する未被覆スト
    ランドの重量を基にして未被覆ストランドの約
    0.1〜25重量%であり、該潤滑性被覆によりこま
    結びが創端を制御し乍ら縫合糸上を動き得るほど
    十分にビビリ及び摩擦がともに低下される特許請
    求の範囲第7項記載の縫合糸。 14 潤滑性被覆が縫合糸を形成する未被覆スト
    ランドの重量を基にして未被覆ストランドの約
    0.1〜25重量%であり、該潤滑性被覆によりこま
    結びが創端を制御しつつ縫合糸上を動き得るほど
    十分にビビリ及び摩擦がともに低下される特許請
    求の範囲第8項記載の縫合糸。
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