JPS6260557A - 縫合糸被覆用カプロラクトン重合体 - Google Patents

縫合糸被覆用カプロラクトン重合体

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JPS6260557A
JPS6260557A JP61214987A JP21498786A JPS6260557A JP S6260557 A JPS6260557 A JP S6260557A JP 61214987 A JP61214987 A JP 61214987A JP 21498786 A JP21498786 A JP 21498786A JP S6260557 A JPS6260557 A JP S6260557A
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weight
suture
caprolactone
high molecular
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    • A61L17/00—Materials for surgical sutures or for ligaturing blood vessels ; Materials for prostheses or catheters
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    • A61L17/145—Coating

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は生体適合性材料を潤滑剤で被覆したマルチフィ
ラメントからなる外科手術用縫合糸に関する。更に詳し
くは、本発明は高分子量ポリカプロラクトンまたはカブ
ロラクトン９０重量％以上の高分子量共重合体で被覆し
だ外科手術用縫合糸に関する。
（従来の技術） 結び目滑シ特性の改善のため、編組縫合糸を潤滑剤で被
覆することは、当該技術分野において既知である。例え
ば米国特許第４，　０　８　０，　９　６　９号は、編
組（　ｂｒａｉｄｅｄ　）ポリグリコール酸フィラメン
トをジグリコレートポリエステルで被覆することを開示
している。米国特許第４，　０　２　７，　６　７　６
号は、生木吸収性のフィルム形成性重合体、生体吸収性
潤滑材のポリアルキレングリコールおよび疎水性材料か
らなる縫合糸用被覆を提供している。米国判゛許第３，
　８　６　７，　１．　９　０号は、乳酸とクリコール
酸の共重合体で被覆しだ４　リグリコール酸縫合糸に関
するものであり、グリコリド倫合糸にカプロラクトンを
添入することも指摘ｊ〜でいる。斯く形成された共重合
体は１５重重量板下のカプロラクトンを含有している。
また、このような共重合体を縫合糸の被覆に用いること
は提案されていない。
米国特許第ゐ９４２５３２号は、約２０００の低分子量
および５００センチポインズの６０℃溶融粘度を有する
ポリカプロラクトンのニアツクスｄ０リオール（　Ｎ１
ａｘ　Ｐｏ］．ｙｏ］．　）　Ｄ　−　５　６　０で被
覆した４リ工ステルマルチフイラメント縫合糸につき記
載している。
（発明が解決しようとする問題点） 本発明の目的は、表面が平滑で、１回結びの滑り、再配
置（　ｒｅｐｏｓｉ．ｔｉ○ｎｉｎｇ　）のための２同
結びの滑りおよび３回結びの保全が良好な縫合糸を提供
することである。
（問題点を解決するだめの手段） 本発明は、高分子量ポリカプロラクトン、９０重量係以
上のカプロラクトンと残りがその他の生体分解性単量体
に由来する高分子量共重合体および潤滑剤の合計重量基
準で、５０重重量板上の前記ポリカプロラクトンまたは
前記共重合体と５０重量係までのその他の生体吸収性潤
滑材の混合物からなる群から選択される潤滑剤で被覆し
だ編組マルチフィラメント生体適合性、生体吸収性材料
の外科手術用縫合糸を提供するものである。このカプロ
ラクトンの単独重合体または共重合体は、６０℃での溶
融粘度が約５ＱＯＯＯセンチポイズ（　ｃｐｓ）以上で
あるか、あるいは固体である。
一般に潤滑剤は縫合糸基準で約０．　５乃至１０重量係
存在する。
本発明は、前記の新規被覆縫合糸を外科用縫針に通した
釘付外科用縫合糸および殺菌した前記針付外科手術用被
覆従合糸を無菌の封入器に収納した外科手術用嶋合糸パ
ッケージをも提供するものである。
従来の生体分解性縫合糸材料は、本発明に全て使用でき
る。縫合糸は、生体組織内で副作用を惹起せぬよう、生
体吸収性でなければならない。本発明の縫合糸は、生体
組織に徐々に吸収されるような生体吸収性を有する。生
体吸収性縫合材料の好適例は、コラーゲン、ポリクリコ
ール酸、ポリ乳酸、ポリヒドロキシ酪酸、キトサン、キ
チン、カルボキシメチルセルロース等である。縫合糸は
ポリゲルコール酸または８５チ以上のグリコール酸単位
を含有するグリコール酸共重合体で製造するのが好まし
い。
本発明の基本的潤滑剤は、高分子量ポリカプロラクトン
またはカプロラクトン９０重ｉ％以上とその他の生体分
解性単量体１０重量％以下の高分子量共重合体である。
このような生体分解性単量体の例は、グリコール酸、グ
リコリド、乳酸、ラクチドゝ、ｐ−ジオキサン、バレロ
ラクトンおよび組状脂肪族ヒドロキシカルボン酸から誘
導されるその他のラクトン、α−ヒトゞロキシ酪酸、エ
チレンカーボネート、リンゴばエステルラクトン、コハ
ク酸、アジピン酸およびその他の脂肪族ジカルボン酸な
らびにブタンジオールおよびヘキサンジオールのような
線状脂肪族ジオールである。
高分子量ポリカプロラクトンは、ε−カプロラクトンの
通常重合法により製造される。好適４１Ｊカプロラクト
ンは商業的に入手可能である。例えばユニオンカーバイ
ト社（’［Ｊｎｉｏｎ　Ｃａｒｂｉｄｅ　Ｃｏｒｐｏ−
ｒａｔｉｏｎ　）のＰＣＬ−３００およびＰＣＬ−７０
０があり、これは商品名トーン（Ｔｏｎｅ）Ｐ−３００
およびトーンＰ−７００としても知られておシ、メーカ
ーの報告によれば夫々約１５．０００および約４ｏ、　
ｏ　ｏ　。
の重量平均分子量を有する。カプロラクトンとその他の
単量体との共重合体は、−従来重合技術たとえば米国特
許第４．１９０．７２０号に記載の方法により製造する
ことができる。
以Ｆでポリカプロラクトンについて引用する際には、１
０％以下の生体分解性コモノマーを含有するカプロラク
トンの前記共重合体も包含するものとする。
高分子量ポリカプロラクトンは、一般に塩化メチレンの
ようなポリカプロラクトン溶剤の溶液からマルチフィラ
メント縫合糸に塗布される。四塩化炭素、クロロホルム
、酢酸エチル、シクロヘキサノン、メチルエチルケトン
、トルエンおよびキシレンなどその他のポリカプロラク
トンの既知溶剤も使用できる。溶剤中のポリカプロラク
トン濃度は溶剤基準で１乃至１０重量％の範囲である。
一般に、溶剤１００ｍ１当り約５１の市販ポリカプロラ
クトンが使用される。この好適濃度は容易に流動する組
成物を与え、被覆後の溶剤の蒸発が困難でなく、所望量
のポリカプロラクトンを縫合糸上に堆積させるであろう
。
縫合糸を被覆溶液に０．１乃至１０分間、好寸しくは０
．２−３分間浸漬し、室温または所望ならば若干高目の
温度で空気乾燥させる。この浸漬はかぜを回分浸漬する
ことによシ、あるいは連続長のヤーンを被覆溶液に連続
的に通すことにより遂行される。
この基本的潤滑剤の高分子量！　＋）カプロラクトンに
、潤滑剤合計重量の５０重ｆａ　％までその他の潤滑剤
を混合してもよい。このようなその他潤滑剤の例は、ポ
リ酸化エチレン、部分酸化ポリエチレンワックス、Ｎ、
Ｎ’−エチレンジアミンビス−ステアラミド、コレステ
ロールおよびラノステロールのようなステロール類のＣ
，。−Ｃ３ｏ脂肪酸エステルおよびエチレングリコール
とプロピレングリコールの共重合体のようなポリアルキ
レングリコールである。
被覆組成物は、他目的のだめのその油成分、たとえば染
料、酸化に対する安定剤まだは輻射線分解に対する安定
剤、抗生物質、殺菌剤、鎮痛剤、麻酔剤、抗炎症剤、成
長まだは傷冶ゆ促進剤およびその他の薬学的に活性な諸
成分を含有してもよい。
ポリカプロラクト７は、非毒性材料であって、生体組織
内で徐々に分解して無毒の代謝性中間体となることが知
られている。
丁記実施例は本発明を説明するものである。
実施例１−１５および２０は比較例であり、実施例１．
６−１９は本発明の実施例である。
実施例１−１９ ポリグリコール酸の未被覆縫合糸（４５，，７ｃＩｒＬ
（１８インチ）長）を１００ｍ１の被覆溶液に浸漬した
。溶剤、溶液中の被覆材料の重量百分率、被覆された縫
合糸上の被覆の重量百分率および縫合糸のサイズを第１
表に表記する。
縫合糸を被覆溶液に２乃至３分間浸漬し、室温で空気乾
燥した。被覆百分率は、被覆前後の縮合糸を分析用天秤
で秤量して計算した。被覆倫合糸全重量の・ξ−セント
として結果を表１に記す。空気乾燥後は、被覆縫合糸を
デシケータ−中に貯蔵した。
第１表中の略記と商品名は以下のことを表わす。
ＰＰ○：ポリ酸化エチレン ＰＧＡ：ポリグリコール酸 ’Ｅ’１ｕｒｏｃｏｌＰ−４０１０：　Ｊジプロピレン
グリコールＰＶＡ：ポリビニルアルコール ｐｖｐ：ポリビニルピロリトゝン Ｐｅｔｒａｃ　１６５：ワックス Ｐｅｔｒａｃ　２１５：　部分酸化ポリエチレンワック
ス（ばｌ・ロケミカルズ　カンパニー社（Ｐｅｔｒｏｃ
ｈｅｍｉ−ｃａｌｓ　Ｃｏｍｐａｎｙ工ｎｃ＋））ＰＥ
Ｇ：ポリエチレングリコール にθｍａｍｉｔｌθ：Ｎ、Ｎ’−エチレンジアミンビス
ーステアラミト９ ＰＣＬ：ポリカプロラクトン ５ｕｐｅｒ　５ｔｅｒｏｌ　Ｅｓｔｅｒ　：　ＣＲＯＤ
Ａ社製の０１０−”３０脂肪酸混合物のコレステロール
およびラノスチロールエステル ＰＣＬ（ＴｏｎｅＰ３００）の溶融粘度は、第７号スピ
／トゝルヲ有するズルソクフイールト″’ＲＶＴ粘度計
を用いて、２０および５　Ｑ　ｒｐｍで測定した。重合
体をビーカー内で溶融し、温度調節水浴で取り囲んだ。
温度は精度±Ｏ，１℃の電子温度計で測定した。
粘度は６０℃で５Ｌ２００Ｃｐｓであった。ＰＣＬ（Ｔ
ｏｎｅＰ７００）ば６０℃で固体である。ＰＣＬ（Ｔｏ
ｎｅＰ７００）の分子量は、ゲル浸透クロマトグラフィ
ーでの測定で１００，０００であった。（ジクロルメタ
ン中でのポリスチレン当量）第２表は、第１表の被覆縫
合糸の諸性質を示す。
縫合糸の一般的な風合および感触たとえば柔軟性、滑ら
かさ、および硬度は縫合糸を手で触シ指で引いて観察し
た。第２表に示した代表的な観察表現は剛直、絹状、ワ
ックス状である。
縫合糸の滑９　（ｓｌｉｐｄｏｗｎ）性質は、２回こま
結び（ｔｗｏ−ｔｈｒｏｗ　５ｑｕａｒｅ　ｋｎｏｔ　
）でしっかりと結び、続いて長い耳をつかんで引き難し
て測定した。縫合糸が結び目を通して引き出され、結び
目がプレードを滑った様子ならば、その滑りの容易さに
応じて優、良、可で表わした。結び目が捕捉され、ある
いは滑シが困難であった場合には、滑りの困難さに応じ
てロック（１ｏｃｋ　）、不可またはラチェット状（ｒ
ａｃｈｅｔｙ　）で表わした。
この滑り性質は、結んでいない縫合糸を水中に５秒間浸
漬し、その直後に試験する湿条件下での試験も行なった
。
縫合糸の結び目保全（５ｅｃｕｒｉｔｙ）は、３重こま
結びでしっかりと結び、結び目が滑るか縫合糸が切れる
まで縫合糸を患者の側から引っ張って試験した。結び目
が滑らなかった場合、結び目保全はエリであるとしだ。
縫合糸が滑らずに切れた場合、結び目はその点で縫合糸
を保持するのに十分であって、第２表では可で表わした
。
結び目保全は、結んでいない縫合糸を水中に５秒間浸漬
してその直後に試験する湿条件下で試験を行なった。
この湿時の結び目滑りは、２回縦結びでしっかりと結び
、結び目を滑らせて試験した。次に水につけた指でこす
り、結び目を湿らせた。続いて結び目を更に滑らせよう
と試みた。結び目が乾・湿時共に滑ったならば、その、
廃合糸は滑りの容易さに応じて可、良または優と表わし
だ。結び目が乾燥時には滑ったが湿時には滑べらなかっ
た場合、その縫合糸はロックであるとした。滑Ｑが湿時
・乾燥時共に乏しく、ロックとし難い場合には、その縫
合糸はエリまたはラチェット状であるとした。
比較例２０ ポリグリコール酸の未被覆縫合糸（１３７ｃｒｒＬ（５
４インチ）長、サイズ３−０）を、９５．０　ｍｌの塩
化メチレンと５．００．９のトーン（Ｔｏｎｅ　）　、
＋？リエステル０２４０（以前のニアツクスポリオール
（Ｎｉａｘ　Ｐｏ１ｙｏｌ）　Ｄ　５５　Ｑ、ユニオン
カーバイド社（Ｕｎｉｏｎ　Ｃａｒｂｉｄｅ　Ｃｏｒｐ
ｏｒａｔｉｏｎ　）　％　）を含有する被覆浴Ｍ１０ｏ
ｍｌに浸漬した。メーカーによるとトーンポリエステル
０２４００分子量は２０００゜粘度ば６０℃で５００　
ｃｐｓである。被覆浴液は、トーンポリエステル０２４
０を室温で２００ｍ１ビーカー内マグネチツクスターラ
ーを用いて３分間攪拌し、溶解させて得た。
縫合糸を被覆溶液に１分間浸漬し、室温で空気乾燥した
。縫合糸上の被覆チは５９であった。
結び目滑りおよび結び目保全を以下のようにして測定し
た。
結び目　　　　結　果 ２回こま結びの滑シ　　　　約１．３ｃｍ　（０，５イ
ンチ）滑る、ロックあり、かつ、破断 ３回こま結びの滑り　　　　ロックあシ３回縦結びの滑
り（乾時）　滑シ可 ２回縦結びの滑り（湿時）　滑シ可 （外５名）

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. （１）（１）高分子量カプロラクトン単独重合体、（２
    ）９０重量％以上のカプロラクトンと残部がその他の生
    体分解性単量体の高分子量共重合体および（３）５０重
    量％以上の前記のカプロラクトン単独重合体または共重
    合体と５０重量％までのその他の生体分解性潤滑剤との
    混合物から潤滑剤を選択し、前記のカプロラクトン単独
    重合体または共重合体が約５０，０００センチポイズ以
    上の６０℃における溶融粘度を有するか若しくは固体で
    あることを特徴とする潤滑剤で被覆された生体適合性、
    生体吸収性材料の編組マルチフィラメントからなる外科
    手術用縫合糸。
  2. （２）前記のその他の生体分解性潤滑剤がＣ＿１＿０−
    Ｃ＿３＿０脂肪酸スチロールエステルの混合物であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の縫合糸。
  3. （３）前記のスチロールがコレステロールとラノステロ
    ールの混合物であることを特徴とする特許請求の範囲第
    ２項に記載の縫合糸。
  4. （４）前記の生体適合性材料が吸収性であることを特徴
    とする特許請求の範囲第１項乃至第３項のいずれかに記
    載の縫合糸。
  5. （５）前記の生体適合性材料がポリグリコール酸または
    ８５％以上のグリコール酸単位を含有する共重合体であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第１項乃至第４項の
    いずれかに記載の縫合糸。
  6. （６）前記の潤滑剤が、縫合糸の重量にもとづき０．５
    乃至１０重量％量で存在することを特徴とする特許請求
    の範囲第１項乃至第５項のいずれかに記載の縫合糸。
  7. （７）（１）高分子量カプロラクトン単独重合体、（２
    ）９０重量％以上のカプロラクトンと残部がその他の生
    体分解性単量体の高分子量共重合体および（３）５０重
    量％以上の前記のカプロラクトン単独重合体または共重
    合体と５０重量％までのその他の生体分解性潤滑剤との
    混合物から潤滑剤を選択し、前記のカプロラクトン単独
    重合体または共重合体が約５０，０００センチポイズ以
    上の６０℃における溶融粘度を有することを特徴とする
    、潤滑剤で被覆された生体適合性の１以上のフィラメン
    トからなる針に通した外科手術用縫合糸。
  8. （８）前記の生体適合性材料がポリグリコール酸または
    ８５％以上のグリコール酸単位を含有する共重合体であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第７項に記載の針に
    通した外科手術用縫合糸。
  9. （９）（１）高分子量カプロラクトン単独重合体、（２
    ）９０重量％以上のカプロラクトンと残りがその他の生
    体分解性単量体の高分子量共重合体および（３）５０重
    量％以上の前記のカプロラクトン単独重合体または共重
    合体と５０重量％までのその他の生体分解性潤滑剤との
    混合物から潤滑剤を選択し、前記のカプロラクトン単独
    重合体または共重合体が約５０，０００センチポイズ以
    上の６０℃における溶融粘度を有するか若しくは固体で
    あることを特徴とする、潤滑剤で被覆された生体適合性
    材料の１以上のフィラメントからなる針に通した無菌の
    外科手術用縫合糸を含有する無菌の封入器からなる外科
    手術用縫合糸パッケージ。
  10. （１０）前記の生体適合性材料がポリグリコール酸また
    は８５％以上のグリコール酸単位を含有する共重合体で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第９項に記載のパ
    ッケージ。
JP61214987A 1985-09-11 1986-09-11 縫合糸被覆用カプロラクトン重合体 Granted JPS6260557A (ja)

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US06/774,636 US4624256A (en) 1985-09-11 1985-09-11 Caprolactone polymers for suture coating
US774636 1985-09-11

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JPS6260557A true JPS6260557A (ja) 1987-03-17
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JP (1) JPS6260557A (ja)
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