JPS6130469B2 - - Google Patents

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JPS6130469B2
JPS6130469B2 JP16074176A JP16074176A JPS6130469B2 JP S6130469 B2 JPS6130469 B2 JP S6130469B2 JP 16074176 A JP16074176 A JP 16074176A JP 16074176 A JP16074176 A JP 16074176A JP S6130469 B2 JPS6130469 B2 JP S6130469B2
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JP
Japan
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signal
line
image
memory
still image
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Application number
JP16074176A
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English (en)
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JPS5383516A (en
Inventor
Masayoshi Hirashima
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP16074176A priority Critical patent/JPS5383516A/ja
Publication of JPS5383516A publication Critical patent/JPS5383516A/ja
Publication of JPS6130469B2 publication Critical patent/JPS6130469B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、文字等の静止画像を縦横に多くの絵
素に分解し、かつ2値信号として伝送する如き静
止画像伝送システムにおいて用いる静止画像受信
装置に関する。 最近、我国で開発され提案されている静止画像
伝送システムとして、テレビジヨン放送信号の垂
直帰線期間中に2値信号や静止画像信号を多重化
して伝送する方式が知られている。その方式は大
別して2種類に分類され、いずれも文字等の静止
画像を縦横に多くの絵素に分解して逐次伝送する
ものであるが、その伝送方式は一方が横送りであ
るのに対し、他方が縦送りである点で相違してい
る。まず、その相違について第1図とともに説明
する。 第1図において、Xを付したものは横送りの伝
送方式を示し、Yを付したものは縦送りの伝送方
式を示す。 まず、横送りによる伝送方式では、伝送すべき
たとえば1行14文字の文字画像をX1の如く絵素
に分解し、これを上端から順に一点鎖線のように
水平方向に走査して1ライン当り240ビツトづつ
のX2のような画像信号を取り出す。取り出した
画像信号X2は1ライン分づつテレビジヨン放送
信号の垂直帰線期間中の任意の1水平期間に多重
化して送出する。これを上端のラインから下端の
ラインまでくり返す。一方、受信側ではこの画像
信号X2を受信して自己のメモリに順次記憶し、
これから読み出してX4のように陰極線管上に文
字画像を表示する。X4中の実線部は既に受信し
終つたライン,斜線部は受信中のライン,破線部
はこれから受信するライン、のそれぞれの画像で
ある。このように、この横送り方式では文字画像
は上方から1ライン分づつ伝送され表示される。 第2図に、この横送り方式によりテレビジヨン
信号に静止画像信号を重畳している態様を示す。
ここでは、標準テレビジヨン信号の垂直帰線期間
中の第20H目(および第283H目、以下、第20H目
についてのみ説明し、第283H目については省略
する)の水平走査期間に、静止画像の1水平ライ
ン分の画像信号X2と、この画像信号が天気予
報・ニユース等のいずれの番組のものであるかを
示す4ビツトの番組コード信号PCと、この画像
信号X2が静止画像の上から何本目の水平ライン
のものであるかを示す8ビツトのライン番号コー
ド信号LNと、これら各信号X2,PC,LNの基
準位相を示すスタート信号STXとを重畳して伝
送している。なお、Hsは水平同期信号、Buはカ
ラーバースト信号である。また、各信号X2,
PC,LNは“1”か“C”かの2値信号として伝
送し、その基本クロツク周波数は色副搬送波周波
数3.58MHzの8/5倍のものとする。 一方、縦送りによる伝送方式では、伝送すべき
文字画像を同様にY1の如く絵素に分解し、これ
を左端から順に1点鎖線のように垂直方向に走査
して1列当り16ビツトづつのB2のような画像信
号を取り出す。取り出した画像信号Y2は1列分
づつテレビジヨン放送信号の垂直帰線期間中の任
意の水平期間に多重化して炭出する。これを左端
の列から右端の列までくり返す。ただし、この方
式では1水平期間に“イ”〜“ホ”の5種類の番
組の画像信号を伝送するようにしており、このた
めに5つの番組の文字画像をそれぞれY1のよう
に分解し、それぞれの番組のものから取り出した
画像信号をY2のように“イ”〜“ホ”番組の順
に時系列配置して多重化している。受信側ではこ
の画像信号のうち受信希望のもののみを選択して
メモリに記憶し、これから読み出してY4のよう
に陰極線管上に文字画像を表示する。Y4中の実
線部は既に受信し終つた列、斜線部は受信中の
列、破線部はこれから受信する列、のそれぞれの
画像である。このように、この縦送り方式では文
字画像は左方から1列分づつ伝送され表示され
る。 第3図にこの横送り方式によりテレビジヨン信
号に静止画像信号を重畳している態様を示す。こ
こでは標準テレビジヨン信号の垂直帰線消去期間
中の第20H目(および283H目、以下、第20H目の
みについて説明し、第283H目については省略す
る)に5種類の静止画像の番組の静止画像信号Y
イ,Yロ,Yハ,Yニ,Yホを多重化している。
この伝送方式では、第1図Y1のように一つの文
字の画像を縦方向16点×横方向16点のマトリクス
状の絵素に分解して表わし、かつこの分解した文
字画像を縦方向に走査して得た縦1列分の16点の
絵素の画像信号を単位として第20H目に5種類の
番組の静止画像のそれぞれの縦1列分の16点の絵
素の16ビツトづつの画像信号Yイ,……,Yホを
順次多重化している。イニシヤルパルスIPは各信
号を抜取るためのクロツクの周期をとるための基
準位相をあらわす信号である。各番組の静止画像
用の画像信号Yイ,……,Yホはそれぞれ静止画
像の縦1列分の16ビツトの文字画像信号の他にチ
ヤンネルセパレーシヨンビツトCSとストツプビ
ツトSPの各1ビツトを加えた合計18ビツトで構
成している。第20H目にはこのように5種類の番
組の静止画像用の画像信号Yイ,……,Yホが含
まれているので、今仮にロ番組の静止画像を指定
して受信するとすれば、第3図bのようにロ番組
の静止画像用の画像信号Yロが送られてくる位置
に抜取り用のゲートパルスを発生し、信号Yロの
みを取り出して記憶し、ロ番組の静止画像を表示
するようにする。 ところで、このような各伝送方式においては、
文字画像を分解して1ライン分づつまたは1列分
づつ順次伝送しており、しかも多くの番組の文字
画像を伝送するために各番組の画像信号を交互に
送出するようになされているので、このために受
信側では受信した画像信号を組立てて文字画像を
形成するまでの画像形成時間および受信を希望す
る番組を指定してからその番組を実際に受信でき
るまでの待時間が必然的に必要となる。 この両時間を上記の2方式について検討する
と、まず、横送り方式では番組数は9種類であ
り、しかも同一番組の画像信号が3Cフイールド
(0.5秒)づつ連続して伝送されるように定められ
ているので、第1図X1のような1行が18ライン
の文字画像を受信し表示するのに有する形成時間
は18フイールド期間すなわち0.3秒である。しか
し、いずれかの番組を指定してからその番組の文
文画像を受信し表示できるまでの待時間は、9番
組分の伝送が1巡し終るまで待たなければならな
い場合が最長であるが、その場合には0.5秒×9
番組分の4.5秒に上述の0.3秒を加えた4.8秒も待た
なければならない。 一方、縦送り方式では番組数は5種類であり、
これらが第1図Y2のように同一水平期間に多重
化されるように実験規格が定められているので、
番組を指定すれば直ちにその番組の文字画像を受
信し表示を開始することができ、待時間はほとん
ど雰である。しかし、第1図Y1のように1文字
が16列、スペースが2列の文字画像の場合、1つ
の完全な文字を受信し表示するのに必要な形成時
間は、1つ前の文字の第1列目の伝送中に番組を
指定し、その次の文字から完全な受信表示する場
合に最長となるが、この場合には34フイールド期
間すなわち0.57秒にもなる。また、1行の14文字
を受信し表示するのに必要な形成時間は、最短で
も250フイールド期間すなわち4.17秒であり、最
長では268フイールド期間すなわち4.47秒となつ
て、文字画像全体を完成するのに必要な時間が長
くなつてしまう。 このように、従来の2つの方式では、画像形成
時間もしくは待時間のいずれか一方が長くなり過
ぎてしまう性質があり、このために望ましい静止
画像伝送ができないという欠点があつた。 そこで本発明はかかる従来の欠点を解消して、
横送り方式においても番組指定後の待時間を短く
して望ましい静止画像伝送を行うことのできる装
置を提供することを目的とするものである。 また、横送り方式も縦送り方式もともに待時間
を短く伝送でき、しかも受信のための回路構成も
簡易化できる装置を提供することも目的とするも
のである。 さらに、横送り方式の受信の際に複数行の静止
画像をわかり易く表示することのできる装置を提
供することを目的とするものである。 以下、本発明の一実施例について説明する。 まず、本発明において用いる静止画像の伝送方
式の一例を第4図を参照して説明する。 図示した方式では、横送り方式で伝送する場合
には第7図X1のように、14個の文字によつて1
行の文字画像を構成し、各単位の文字は縦16ビツ
ト(一般的にはyビツト)×横16ビツト(一般的
にはxビツト)に分解して、16ライン(yライ
ン)×16列(x列)で構成する。ただし、各文字
の左端の縦1ビツト(1列)はスペースとして用
いる。従つて、14文字の1ラインは224ビツトで
構成される。次に、このような、1行の文字画像
を横方向の任意の数のNブロツクに分割する。図
示した例では第7図X1に示すように2文字づつ
に分割して〜の7ブロツクにする。そして、
左方のブロツクから順に、ブロツク内で上端のラ
インから順次一点鎖線のように水平方向に走査し
て1ライン当り32ビツトづつの画像信号を取り出
す。この動作は各ブロツク毎に行ない、左方のブ
ロツクの16ライン分を終了した後に次の右方のブ
ロツクに移つてくり返す。 一方、縦送り方式で伝送する場合には、第7図
Y1のように、やはり14個の文字で1行の文字画
像を構成し、各単位の文字は縦16ビツト(一般に
はy′ビツト)×横16ビツト(一般的にはx′ビツ
ト)で構成する。この場合も各文字の左端の縦1
ビツト(1列)はスペースとして用いる。14文字
の1ラインは縦送り方式の場合と同一のビツト数
にしており、224ビツトである。縦送り方式にお
ける画像信号の取り出し方は第1図Yで示したも
のと同一であり、左端から順に1点鎖線のように
垂直方向に走査して1列当り16ビツトづつの画像
信号を取り出す。 次に、このようにして取り出した画像信号をテ
レビジヨン放送信号に多重化する方式を第5図に
示す。本方式でも従来と同様に垂直帰線期間中の
任意の1水平期間に多重化するようにしており、
ここでは第20H目と第283H目(以下、第20H目に
ついてのみ記載し、第283H目については省略す
る)に多重化して伝送する。多重化する第20H目
の水平期間では第5図Aのようにその中央部分に
合計224ビツトの信号を2値信号として多重化す
るものとする。この1水平期間に多重化する信号
の合計ビツト数を文字画像の1ライン当りのビツ
ト数と等しくしておくことは受信装置における多
種クロツクを作成するための回路構成を簡易化で
きるという点で有利なものである。ただし、これ
に限定されることはない。 信号の第1,2ビツト目は“1”,“0”として
スタート信号STXとする。 残りの222ビツトは37ビツトづつの6群に分割
してそれぞれを“イ”〜“ヘ”の6種類の番組に
割当て、横送り,縦送りの両方式ともに1フイー
ルド当り6番組づつ時系列配置して伝送する。 各番組用の37ビツトの信号群においては、最初
の5ビツトに各種制御用のコード信号を多重化
し、続く第6〜37ビツト目に画像信号を多重化す
る。コード信号の第1ビツト目は横送り方式の信
号であるか縦送り方式の信号であるかを示す方式
識別信号Tとし、横送り方式の場合に“1”,縦
送り方式の場合に“0”とする。第2〜5ビツト
目は受信装置の記憶動作を制御する制御コード信
号とし、たとえば下記第1表のように設定する。
【表】 ただし、表中の空白部の信号は表中の他
の制御項目に応じて決定される。
次に、各番組用の信号群“イ”〜“ヘ”の第6
〜37ビツト目には、各番組毎に上記説明した方式
で作成した画像信号を多重化する。横送り方式の
場合には、“イ”〜“ヘ”の各番組の文字画像で
それぞれブロツク毎に上方から順に1ラインづつ
水平方向に取り出した1ライン当り32ビツトの画
像信号Xイ〜Xヘへを第5図AおよびXのように
多重化する。多重化の順番は、最初のフイールド
ではブロツクの第1ライン目、次のフイールド
ではブロツクの第2ライン目、……、16フイー
ルド目ではブロツクの第16ライン目、17フイー
ルド目ではブロツクの第1ライン目、……のよ
うに、左方のブロツクから順にかつブロツク内で
は上方のラインから順に多重化する。従つて1つ
のブロツクは連続した16フイールド期間で伝送
し、1行の文字画像は連続した112フイールド期
間で伝送する。 一方、縦送り方式の場合には、“イ”〜“ヘ”
の各番組の文字画像で左方の列から順に1列毎に
垂直方向に取り出した1列当り16ビツトの画像信
号Yイ〜Yヘを第8図Yのように第6〜21ビツト
目に多重化し、残りの第22〜37ビツト目は空白に
する。多重化の順番は、最初のフイールドでは第
1列目、次のフイールドでは2列目、……のよう
に左方の列から順にする。従つて、1行の文字画
像は連続した224フイールドで伝送する。縦送り
方式で2倍の高速伝送を行なう場合には、第6〜
21ビツト目と第22〜37ビツト目とに続く2列分の
画像信号を多重化すればよい。 このように、横送り方式も縦送り方式もともに
同一フイールド中に6番目の画像信号を時系列配
置して多重化することにより、受信側ではいつ番
組指定なつても直ちにその番組組の画像信号を受
信することができ、いずれの方式でも待時間を無
くすることができる。 また、この方式によれば、横送り方式において
は1行が16ビツトからなる文字画像の1つの分割
ブロツクを16フイールド期間で伝送するので受信
側では各ブロツクの2文字を約0.27秒で形成する
ことができる。1つ前のブロツクの第1ライン目
の伝送中に番組を指定した最悪の場合でもそのブ
ロツクの文字画像は不完全なものとなるが番組指
定から31フイールド後すなわち約0.5秒後には次
のブロツクの文字画像を完全な形で形成すること
ができ、読解可能な文字画像を形成するのに必要
な形成時間を少なくしてわかり易い表示を行なう
ことができる。なお、7ブロツクの14文字からな
る1行の文字画像全体は約2秒で形成することが
できる。 次に、このような2値信号をテレビジヨン放送
信号に多重化する場合のデータレートとしては、
伝送用クロツクを色副搬送波を用いて作成できる
ことが望ましいのでその1ビツトの幅τを、 1/τ=c=m/nsc (ただし、scは色副搬送波周波数、m,nは
自然数)とする。ここではたとえば6/5scと
する。 以上のようにして決定した本方式の規格例を下
記第2表に規格例(1)として示す。なお、毎フイー
ルドに6番組づつ伝送するかわりに、1フイール
ド毎に異なる3番組づつ交互に伝送し、かつ1フ
イールドでの1番組当りのビツト数を2倍にして
もよい。その場合の規格例を第2表に規格例(2)と
して示す。また、データレート周波数cをc
=8/5scに設定して多重化する番組数を8種類に 増加させた場合の規格例を第2表中に規格例(3),
(4)として示す。
【表】
【表】 次に、上述のような方式で伝送される静止画像
信号を受信して静止画像を表示する本発明の一実
施例の受信装置を第6図を参照して説明する。 この実施例の装置は、文字画像を7行表示する
ことのできる容量の記憶装置を備えたもので、横
送り方式による静止画像信号を受信したときには
第7図に示すように上方の行の上方のラインから
順にメモリに記憶して7行の文字画像を表示し、
縦送り方式による静止画像信号を受信したときに
は第9図に示すように1行だけの文字画像を右方
から左方にロールさせながら表示するものであ
る。 第6図において、1はテレビジヨン受像機の映
像検波回路等の受信回路、2は波形成形回路で受
信回路1の出力を2値信号に波形成形する。3は
同期分離回路で、その出力の水平垂直両同期信号
を用いてラインカウンタ4で第20H目(および第
283H目、以下第20H目についてのみ説明して、
第283H目については省略する)の1H期間だけ高
レベルになる20H目抜取パルスを発生し、これに
よつて波形整形回路2の出力を20H目抜取回路5
でゲートして第20H目の部分に多重化されている
静止画像信号のみを取り出す。 次いで受像希望の静止画像番組の画像信号のみ
を抜取るための抜取クロツクパルスを番組選択ク
ロツク発生回路6で発生し、これをORゲート7
を介してバツフアメモリ8を加え、ここで第5図
の如き6種類の番組の画像信号Yイ……Yヘのう
ちから受信希望の番組の画像信号の部分のみを抜
取り、一時的に記憶蓄積する。 一方、9は色副搬送波scの発振回路であり、
ここで発生した色搬送波をPLL回路構成の基本ク
ロツク発生回路10に加え、ここで位相が色副搬
送scおよび水平同期信号と同期した6scの基
本クロツクを形成する。即ち、10Cは6scの
発振回路で直流制御電圧により周波数が変化する
もの、10dは1/6分周回路で、その出力はsc
である。1/6分周回路10dと色副搬送波発生回
路9との出力の位相差を位相比較器10aで比較
し、両者の位相差(周波数差)の検出出力を10
bで積分し、高周波分を取り抜り除きかつ増幅し
て帰還ループを形成することにより、発振回路1
0cの発振位相を色副搬送波scの位相に引込ま
せている。次に発振回路10cの出力を抜取クロ
ツク発生回路11中の分周回路11aで1/5分周
し、抜取りクロツクパルスcを形成する。クロ
ツクカウンタ12中の12aはORゲートで、後
述の如く、第20H目では表示クロツク発生回路1
3の出力がなく、抜取クロツク発生回路11の出
力のみがORゲート12aを通過して225ビツトの
カウンタ12bへ加えられる。 一方、STX検出回路14′ではスタート信号
STXを検出して、その始めの位相でパルスを発
生し、抜取クロツク発生回路11中のF.F.11
bをセツトし、その出力をNORゲート11c
を介して反転器11dへ伝える。NORゲート1
1cの他の入力は分周回路11aの1/5分周パル
スであり、幅の狭い正極性パルスである。F.F.
11bの出力はリセツト時は高レベルであるか
ら、そのときNORゲート11cの出力は常に低
レベル、従つて反転器11dの出力は高レベルと
なつて、分周回路11aをクリアする。(低レベ
ルでクリアされる分周回路11aならば反転器1
1dを省略できる)。従つて、スタート信号STX
が検出され、F.F.11bがセツトされてから
NORゲート11cの出力が高レベルとなり、分
周回路11aでの分周が始まり、1/5分周毎にク
リアパルス(正極性)が現われて、自己リセツト
される。従つてスタート信号STXと分周回路1
1aの出力の抜取りクロツクパルスとの位相差は
1/6sc以下になり、データの各1ビツトの中央
付近のサンプリングパルスが容易に得られる。 クロツクカウンタ12bはサンプリングパルス
を225個数えてその出力でF.F.11b及びF.F.1
3bをリセツトする。従つて、225個目の出力パ
ルスの巾は細い(TTLの場合約10nsec)パルス
となり、これは、積分回路12cで容易に取り除
け、増幅回路12dで増巾したその出力として
224個の抜取りクロツクパルスcが得られるこ
ととなる。 一方、番組選択クロツク発生回路6において6
aは番組抜取ゲート形成回路であり、この場合は
6個のF.F.で形成され、第3図中のイ番組に対
応する第1ビツト目〜第37ビツト目までが高レベ
ルのゲートパルスaイ(cで数えると第3ビツ
ト目の始めから、第40ビツト目の始めまでの37ビ
ツトの幅)、ロ番組に対応する第38〜74ビツト目
が高レベルのaロ、……、以下へ番組に対応する
aヘまで各37ビツト幅のゲートパルスを形成して
いる。一方、セレクタ6bは手動で指定される3
〜4ビツトの番組コードによりゲートパルスaイ
〜aヘの中の1つ、例えばイ番組指定の時はaイ
を選んでANDゲート6cへ伝える。なおセレク
タ6cはメカニカルスイツチで構成し、指定した
番組のスイツチのみ導通するようにしてもよい。 このようにして、たとえばイ番組を指定すると
第20H目で第8図bイに示すような37個の抜取り
クロツクパルスがANDゲート6cの出力として
得られ、この出力をコード信号抜取回路14の中
の5ビツトのシフトレジスタ14a(直列入力、
並列出力形)と、ORゲート7へ伝える。ORゲー
ト7の他の入力は後述するようにバツフアメモリ
8からメインメモリ15へ画像信号を転送する時
にのみ加えられる転送クロツクパルスであるの
で、今の第20H目では番組選択クロツクパルスb
イ〜bヘのみが、32ビツトのシフトレジスタから
成るバツフアメモリ8へ加えられる。バツフアメ
モリ8とシフトレジスタ14aとは直列に接続さ
れているので全体で37ビツトのメモリと考えても
よく、37ビツトの抜取クロツクパルスでクロツク
するとコード信号の5ビツトがシフトレジスタ1
4aに入力され残りの画像信号の32ビツトがバツ
フアメモリ8へ入力されて書込まれる。 シフトレジスタ14aの5ビツトの出力中、最
初の1ビツト目は第5図X,Yに示す第1ビツト
目の横送り方式の信号であるか縦送り方式の信号
であるかを示す方式識別信号Tであり、まずこれ
が縦横判別回路14bで判別される。 ここではまずその出力が“1”となつていて横
送り方式の信号が受信されたとして説明する。シ
フトレジスタ14aの他4ビツトの出力中第2ビ
ツト目が“1”であると、そのときにはコード信
号は動作モード制御用のコード信号ではなく第
3,4,5ビツト目が画像信号の画面上のブロツ
クの位置を示すものである。 この第3,4,5ビツト目を(2ビツト目を含
めてもよい)転送用クロツクパルス発生回路16
中のブロツクセレクタ16bへ供給する。ブロツ
ク指定パルス発生回路16aは7個のF.F.から
成つていて第8図C中のブロツクゲートパルスC
―Cの7個の各32ビツト巾のパルスを形成し
ており、2進10進デコーダで第4表の第3,4,
5ビツト目を用いて左端から何番目のブロツクか
を判定し、シフトレジスタ14aの出力に従つ
て、決められた位置でゲートパルスを選択する。 たとえば、受信信号が横送方式のXの形の時で
コード信号が“11001”であれば、第1表から、
1番目のブロツクであることがわかり、ブロツク
セレクタ16bの出力は第8図Cに示すような
32ビツト巾のゲートパルスとなる。 一方、第20H目以外では、表示クロツク発生回
路13中の反転器13dの出力は高レベルである
ので、F.F.13bのJ端子は高レベルとなつて
セツト可能となり、遅延回路13cの出力でセツ
トされる。遅延回路13cは、水平同期信号を遅
延させ、表示クロツク発振回路13aの発振開始
時期が陰極線管の画面の左方の適当な位置にくる
ようにするパルス遅延回路で、単安定マルチバイ
ブレーターを用いればよい。F.F.13bが水平
同期信号の後縁から少し遅れて第8図中のeの表
示区間ゲートパルスの立上り位置でセツトされる
と、そのQ出力は第8図eの如く高レベルとな
り、ゲーテツド発振器からなる発振回路13aは
発振し始める。発振周波数は任意でであるが、陰
極線管上の表示に於て文字の縦横比から、縦16ビ
ツト×横16ビツトの場合は7MHz付近、縦18ビツ
ト×横15ビツトの場合は6MHz付近が適当であ
り、ここでは7MHzとしておく。 発振回路13aの出力はORゲート12aを介
して、カウンタ12bへ伝えられる。 一方、第20H目以外ではスタート信号STXは検
出されないからF.F.11bはセツトされず、第
21H目から、その出力は高レベルのままとな
り、反転器11dの出力も高レベルとなつて、1/
5分周回路11aカウンタはクリアされたままと
なつている。 カウンタ12bで発振回路13aの出力を225
ビツトだけカウントするとF.F.13bがリセツ
トされ、そのQ出力が低レベルとなつて発振は停
止する。従つて、第20H目の場合と同じく発振回
路13aの出力の225個目は細いパルスとなり、
増幅回路12dの出力は毎H当り224ビツトの表
示クロツクパルスになる。 以下、次のフイールドの第282H目まで同じ動
作が続く。即ち、毎H224ビツトのパルスがクロ
ツクカウンタ12の出力として得られる。 一方、転送用クロツクパルス発生回路16中の
ANDゲート16cへは、前述の如く、第8図中
のCのゲートパルスが加えられており、出力は
転送用バツフアメモリクロツク発生回路17中の
ANDゲート17aへ加えられる。またブロツク
セレクタ16bの出力Cは、入力切換パルス発
生回路18中のANDゲート18aへ加えられて
いる。 次に、メインメモリ15の制御部分について説
明する。この装置ではメインメモリ15として、
第7図のように静止画像を7行表示できるよう
に、それぞれが1行分の画像信号の記憶容量を有
する7個の行メモリ15A,15B……15Gを
備えている。各行メモリ15A,15B……15
Gには、静止画像1行分すなわち224ビツト×16
ビツト=3584ビツトの容量を有するメモリ本体1
5a,15b……15gと、その入力制御のため
の入力ゲート群19A,19B……19Gおよび
クロツク制御のためのANDゲート20A,20
B……20Gを備えている。また、21はこれら
の7個の行メモリ15A,15B……15Gにク
ロツクを加えてこれらを動作させる期間を制御す
るための行メモリクロツク制御回路、22はこれ
らの7個の行メモリ15A,15B……15Gに
画像信号を供給して書き込む期間を制御するため
の行メモリ書込制御回路である。行メモリクロツ
ク制御回路21においてはラインカウンタ21a
で水平パルスを計数して陰極線管上での走査中の
表示位置をあらわす出力を発生し、これを用いて
2進―7進デコーダ21bで陰極線管上での7行
の文字画像の各行の表示期間にゲート出力を発生
する。たとえば、陰極線管の画面を垂直方向に14
分割して、 〔1V〕……第25H目〜孫40H目 〔2V〕……第41H目〜第56H目 〔3V〕……第57H目〜第72H目 〔4V〕……第73H目〜第88H目 〔5V〕……第89H目〜第104H目 〔6V〕……第105H目〜第120H目 〔13V〕……第217H目〜第232H目 〔14V〕……第233H目〜第248H目 とする。そしてこのうち奇数番目の区分をスペー
ス部分とし、偶数番目の区分を表示部分として、
〔2V〕,〔4V〕,〔6V〕……〔14V〕のそれぞれの期
間に順次ゲートパルスを発生して各行メモリ15
A,15B,……15GのANDゲートに加え、
この期間のみメモリ本体15にクロツクを供給す
るようにする。 一方、行メモリ書込制御回路22では、後述の
ように、コード信号のうちから改行コード信号を
受信した部分にこれをカウンタ22aで計数し、
その都度2進―7進デコーダ22bの出力を1つ
づつ移動させて、書込ゲートパルスを発生し、こ
れを入力ゲート群19に加えることにより行メモ
リ15A,5B,……15Gに上から順に1行分
づつ画像信号を書込むよう制御する。なお、この
カウンタ22aは改頁コード信号の検出時、電源
投入時、番組切換時等にリセツトして、これらの
場合には第1行目用の行メモリ15Aから書込む
ようにする。 さて、23はこのメインメモリ15に供給する
メインクロツクを作成するメインメモリ取出回路
であり、まず、このメインメモリ15から画像信
号を読み出す期間は上記の〔2V〕〜〔14V〕の第
41H目〜第248H目であるからF.F.23aをライ
ンカウンタ(水平パルスカウンタ)から取り出し
た第41H目と第249H目のパルスの始めでセツ
ト,リセツトし、そのQ出力によつてANDゲー
ト23bでクロツクカウンタ回路12の出力をゲ
ートすることにより、第41〜248H目の期間に第
8図に示すように毎H224ビツトのクロツクパ
ルスを取り出してこれをORゲート23cを介し
て各行メモリ15A〜15G中のANDゲート2
0へ供給する。 次に、データの書換えであるが、番組指定或は
電源SW投入直後以外を考えると、必ず第1表の
改行,改頁,行頭,クリア等のコードを受信でき
る。(予め無信号で、コードのみを1フイールド
目の20Hに送るようにしておく)。改行信号の後
16フイールド間“イ”番組の左から1,2番目の
ブロツク1の2文字の信号が送られてくる。 今、上記弐行メモリ書込制御回路22におい
て、いずれかの行のたとえば第1行目の行メモリ
15Aに画像信号を書込むべく書込制御信号が発
生されているとすると、この行メモリ15Aの入
力ゲート19Aのみの中のNADゲート19aが
導通して、第41H目から第57H目の間の18
H期間中の所定ラインのクロツク時に第9図の如
く新しい1ライン分の画像信号が書込まれてい
く。この目的の為には、まずバツフアメモリ8内
の画像信号が各行の第何ライン目のものであるか
を判別する必要がある。 転送用ラインパルス発生回路24はこの目的の
もので、ブロツクコード信号の変化を検出してそ
の変化時が各行の第1ライン目であると判別し、
以後1フイールド毎に1ラインづつ下方に移動す
るようカウントするものである。このためまず文
字のブロツクを示すコードを一度ラツチメモリ2
4aに蓄え、次のフイールドで、シフトレジスタ
14aに蓄えられたコード信号とブロツクコード
比較回路24bで比較する。従つて、今、たとえ
ば第1行目の文字画像の左端の第1,2番目のブ
ロツクが送られ始めてその文字コード信号(第
1表参照)“1001”が送られて来たとすると、そ
の直前のフイールドでは他のコードが送られてき
てこれが、前記ラツチメモリ24aに記憶されて
おり、最初のフイールドでは両者が一致しないの
でその不一致出力でフイールドカウンタ24cが
一旦リセツトされる。 従つて、ブロツクの文字の第1ラインのデー
タを受信したフイールドの第25H目ではカウンタ
24cの出力は“00001”である。 フイールドカウンタ24cは以降毎フイールド
の第25H目の始めをラインカウンタ4からの出力
によつてカウントする。 一方、16ラインカウンタ24dは、静止画像の
各行の表示期間〔2V〕,〔4V〕……〔14V〕の第
1ライン目の始めにORゲート24eの出力でリ
セツトされ、その後水平同期信号の後縁をカウン
トするよう設定されている。従つて、上記の新し
いブロツクになつてからの第nフイールドであれ
ば第nライン目でのみカウンタ24cの出力とカ
ウンタ24dの出力が一致し、ライン比較回路2
4の出力はその1H期間だけ高レベルとなる転
送用ラインパルスを発生する。 この転送用ラインパルスはANDゲート17
a,18aへ加えられ、16b,16cの出力と
の論理積が形成されてバツフアメモリ8はこの第
nライン目の第8図中のCIの間のみ転送用クロ
ツクd中のdIによつてクロツクされる。又、
ANDゲート18aの出力はORゲート18cを介
して入力ゲート回路19A,19B,……19G
のANDゲート19aへ加えられてこれを導通さ
せ、バツフアメモリ8の内容がメモリ本体15a
へ伝えられ転送される。 次のフイールドでは、第2ライン目で、カウン
タ24cと24dの出力が一致し、第2ライン目
の32ビツトの画像信号がバツフアメモリ8からメ
モリ本体15aへ伝えられる。 以下同様にして、16フイールド間で、1,2番
目のブロツクの文字の画像信号がメモリ本体1
5aに転送される。 17フイールド目で、再び比較回路24bはコー
ド信号の変化を検出し、フイールドカウンタ24
cをクリアし、第17フイールド目の信号は、第8
図中dの次のdのクロツクによりバツフアメ
モリ8からメモリ本体15aへ伝えられる。以下
13,14番目の文字のブロツクまで全く同様であ
り、16×7=112フイールドで1行14文字文の画
像信号が書込まれる。 次のフイールドには無信号で、改行コードが送
られる都度、行メモリ15A,15B,……15
Gに順次同様の動作をくり返して画像信号を記憶
する。 ところでコード信号が毎フイールド変化した
り、送られて来ない時はシフトレジスタ14aの
出力とブロツクコードメモリ24aの出力とが偶
然一致する機会があるが、ブロツクセレクタ16
bの出力が現われないので、ANDゲート17
a,18aは遮断されており誤動作はない。 以上により7個の行メモリ15A〜15Gにそ
れぞれ1行分づつの画像信号が記憶されるので、
この各行メモリ15A〜15Gから読み出した画
像信号をORゲート25とANDゲート26を介し
て取り出し、陰極線管に加えることにより、第6
図のように横送り方式による7行の静止画像を表
示することができることになる。 次に、縦送り方式の静止画像の受信について述
べる。 縦送り方式受信の場合は、縦横判別回路14b
の出力が低レベルになり、反転器14cの出力が
高レベルになる。受信すべき番組を選択して、バ
ツフアメモリ8へ書込む動作及びメインメモリ1
5のクロツク等は、横送り方式受信の場合と全く
同様である。抜取つて、バツフアメモリ8へ書込
んだ画像信号をメインメモリ15中の各行メモリ
15A〜15Gに転送する方法は行メモリクロツ
ク制御回路21と行メモリ書込制御回路22で各
行メモリ15A〜15Gを上記と同様に選択しな
がら、従来と同様に毎H1ビツトづつ書換えれば
よい。 先ずバツフアメモリ8へは第5図Yの第6〜37
ビツト目の32ビツトが抜取られて書き込まれる
が、通常、第22〜37ビツト目の16ビツトは無信号
である。従つて、第6〜21ビツト目を転送すれば
よい。先の従来の説明ではデータの転送を256ビ
ツト目で行なつているが、今回はメインメモリの
1ライン分の容量が224ビツトであるので、1Hの
最後即ち第224ビツト目で行えばよく、この転送
パルスは、クロツクカウンタ12bよりゲート等
で選択して容易に得られる。 一方、反転器14cの出力が高レベルであるか
ら、ANDゲート17b,18b,27bおよび
NANDゲート28bが導通可能となり、これに反
し、縦横判別回路14bの出力が低レベルのため
ANDゲート17a,18aが遮断される。 先ず第20H目の第224ビツト目で、ロールパル
ス発生回路27中のANDゲート28bの出力に
クロツクパルスが出力される。これをANDゲー
ト23dとORゲート23cを介してメインメモ
リ15に加えることにより、メインメモリ15内
の動作中の行メモリ15A〜15Gの画像信号が
全体に1ビツトづつ左へずれる。 一方、これと同様に第224ビツト目で転送パル
スが取り出されてANDゲゲート18bに加えら
れる。この転送パルスはクロツクカウンタ12b
の出力が存在する間即ち1フイールド全体にわた
つて現われるが、第41H目〜第249H目までの出
力との論理積をANDゲート18bで形成すれ
ば、ORゲート18cの出力は第41〜249H目まで
の間に毎フイールド1ビツトづつ現われる。これ
を負論理ANDゲート23eを介してメインメモ
リ15中のNANDゲート19a,……19gに加
えて書換時の入力ゲート切換用に用いる。このう
ち、各行メモリ15A〜15Gにおいてはその動
作中の期間に発生される16ビツトづつを実際の書
換用に用いる。F.F.28aはラインカウンタ4から
取り出された第41H目と第249H目の出力によつ
て、第41H目の始めでセツトされて第249H目の
始めでリセツトされる。 このようにしてメインメモリ15の各Hのクロ
ツクの第224ビツト目で入力ゲート回路19A,
19B……19Gを切換え、バツフアメモリ8の
内容の画像信号を1ビツトだけ各メモリ15A,
……15Gのメモリ本体15a,……15gへ転
送する。 また、第225ビツト目にクロツクカウンタ12
bから取り出された書換パルスがANDゲート1
7b、ORゲート17c,7を介してバツフアメ
モリ8へ伝えられているので、バツフアメモリ8
の内容は1ビツトだけずれ、次のラインでの出力
には第5図Yの第7ビツト目が現われ、これが第
2ライン目の224ビツト目でメインメモリ15へ
転送される。 これを繰返すと第16ライン目までで、第5図Y
の第6〜21ビツト目の16ビツトの画像信号が行メ
モリ15A〜15G中のメモリ本体15a〜15
gの画面の右端の縦1列に相当する部分に記憶挿
入されることになり、この部分の最古のデータと
入れ替わる。従つて、表示は左へ縦1列進む。こ
れは、先に述べた縦送り方式の一般例と同じであ
る。図示のものでは、従来例に比し、7行分のメ
インメモリ15の容量があるので、表示には第41
〜249H目の期間のパルスをF.F.28aとNAND
ゲート28bで作成してANDゲート26に加こ
ることによりこの期間ANDゲートすれば7行表
示できる。 なお、このとき縦横判別回路14bで縦送り方
式を検出したときにその出力でスイツチ29a,
29bを電源側に切換えればメインメモリ15を
一旦クリアした後、7行目の行メモリ15Gのみ
に画像信号を書き込んで、最下行に1行のみ表示
することができる。 次にこの受信機の補助機能について説明する。
文字情報を放送局より送信する場合、前の情報を
消去したり、或は長く表示したい事があり、受信
側でも同じ要求があるので、これらの機能は、自
動・手動の両方が必要となる。 先ず表示内容を停止(保持)させたい時は、送
信側から第1表の第2〜5ビツト目“0011”のコ
ード信号を送ると、これをシフトレジスタ14a
でメモリし、記憶ロール切換回路27中の停止検
出回路27aを構成するデコーダで検出するとそ
の出力が低レベルとなり、ANDゲート27bを
介してANDゲート23dを遮断するので、スク
ロールクロツクは伝わらなくなり、ロールは停止
される。これは“イ”〜“ヘ”の各番組毎に独立
に指示できる。又、ANDゲート27bの他の入
力は手動切換でも低レベルにできるので、送信信
号と無関係にロールを停止させることもできる。
又ANDゲート27bの出力は、ANDゲート28
bへ伝えられており、ロールを弛停止している時
は書換えパルスが入力ゲート19A,19B.……
19Gへ加えられてもメインメモリ15中の記憶
画像信号を保持する。 次に表示内容のクリアについて述べる。クリア
信号としては第1表中の改頁コード信号及び2行
クリアコード信号があり、これらを改頁クリアコ
ード検出回路28aで検出し、(停止コード検出
回路27aおよび28aを2進10進デコーダで構
成すれば共通のICを使える)クリア信号を検出
すると、その出力は高レベルとなり、ANDゲー
ト28bへ伝えられる。ANDゲート27bの出
力が高レベルとなつていて即ちメモリ内容保持状
態でない時はANDゲート28bの出力が高レベ
ルとなり、NORゲート28cの出力は低レベル
となつてANDゲート29A,29B,……29
Gを遮断する。28aの出力は1フイールド間高
レベル(次の第20H目まで変化なし)が続くの
で、その間にメインメモリ15の内容は全部クリ
アされる。一方、手動クリアにより、NORゲー
ト28cの入力のもう一方を高レベルにすれば2
8aの出力の如何にかかわらず、クリアでき、
ANDゲート27bの出力がメモリ内容保持状態
即ち低レベルでもクリアできる。 縦送り方式の場合は、1Hに1番組当り32ビツ
トの送受信が可能であるので、2倍の速度で、送
受信することもできる。即ち早く送る時には、第
1表の行頭コード信号(改行と同じ意味だから不
要)を早送りと読み変えて、第223,224ビツト目
の2ビツトでバツフアメモリ9からメインメモリ
15への書き換えを行ない、第20Hの第223,224
ビツト目で2ビツトづつシフトすれば1フイール
ド当り2列ずつ左へ表示文字が動くことになる。
これらの切換えも容易に自動的に行なえる。又早
送りする時は、停止信号と併用し、毎秒3字程度
の読取り速度になるよう調整して送信すればよ
い。早送りは画面内容の(ドラマ等のセリフ)説
明等に使えば便利である。 以上本発明の一実施例について述べたが、送信
規格の選び方にはこの他にも種々考えられるが、
文字表示速度すなわち読解速度という制限の下
で、送信される番組の数が決まれば、1行完成に
要する時間と、読解できる一文字が出る迄の待時
間とは互に相反する要求で、待時間を含めて1字
完成を16〜31フイールドで行なえば1行(14字)
の場合、完成まで約4秒を要し、番組数が多くな
れば、1行完成は16フイールドで行なえても待時
間が(番組数)×(1行完成時間+スペース)にな
る。上記したもの以外の2,3の列を前掲第2表
に示しておく。 本発明のもう1つの特徴は、送信信号(コード
を含む)の全ビツト数と、受信側の1H当りの表
示ビツト数を等しくでき、回路を簡単にできる点
にもある。勿論等しく選ばなくても差仕えはな
い。又、1行当りの最大文字数を任意に決め得る
ので短い文なら早く改行できる。毎フイールド
1H1番組当り2字分ずつとなるが1行14字(又は
16字)中、1〜n字の場合、残りを送らなければ
{(14−2)/2}×16/60秒だけ早く次の行に変
え得 る。又、予め決めておけば、1行を14字,16字以
外で構成することもできる。又、実施例から明ら
かな如く、横送り受信機能にフリツプフロツプと
若干のゲートを追加するだけで、主メモリ、バツ
フアメモリ、クロツク発生回路等を全部共通に使
用できるという特徴を有する。 さらに、以上の説明は全て静止画像として文字
画像を伝送し、表示する場合について述べたが、
この他にも図形等の任意の静止画像に実施できる
ことはいうまでもない。 以上のように本発明の静止画像受信装置は、横
送り方式においては、複数の番組の静止画像を横
方向に複数個のブロツクに分割し、左方のブロツ
クから順にブロツク毎に上方のラインから順次水
平方向に走査して画像信号を取り出し、この複数
の番組の画像信号を時系列配置してテレビジヨ信
号の同一フイールドの垂直帰線期間に多重化し、
縦送り方式においては、複数の番組の静止画像を
左方の列から順次縦方向に走査して画像信号を取
り出し、この複数の番組の画像信号を時系列配置
してテレビジヨン信号の同一フイルドの垂直帰線
期間に多重化する方式により伝送される静止画像
信号を受信する受信回路と、受信した静止画像信
号のうち受信希望の番組のもののみを一時的に蓄
えるバツフアメモリと、それぞれが上記静止画像
の1行分の記憶容量を有している複数個の行メモ
リからなり上記バツフアメモリから転送された画
像信号を表示に適した所定の順序で1行分づつ記
憶するメインメモリと、このメインメモリから上
記画像信号を1行分づつ読み出して複数行の静止
画像を表示する表示手段とを備え、上記横送り方
式および縦送り方式による画像信号を共通のクロ
ツク回路を用いて上記バツフアメモリに蓄え、上
記横送り方式および縦送り方式の静止画像信号に
付されている判別コード信号を判別していずれの
方式の信号であるかを識別し、横送り方式である
ことを識別したときには、上記静止画像信号に付
されているブロツクコード信号を判別して当該画
像信号が上記複数個のブロツクのいずれのもので
あつてから当該ブロツクの上から何ライン目のも
のであるかを識別し、この識別出力によつて上記
バツフアメモリの画像信号を上記メインメモリの
所定の記憶位置に転送して記憶するようにし、縦
送り方式であることを識別したときにはその識別
出力によつて上記メインメモリ中の記憶位置を順
次ずらせながら右端の記憶位置に上記バツフアメ
モリの画像信号を転送して記憶するようにすると
ともに、上記メインメモリ中の上記複数個の行メ
モリはそれぞれが該当する1行分の静止画像の表
示期間にのみクロツクし、かつこの表示期間中に
上記バツフアメモリからの画像信号を各行メモリ
中の所定の表示位置に該当する記憶位置に転送す
る所定の記憶位置に転送することを特徴とするも
のであるので、横送り方式の静止画像をも番組指
定後に待時間なく受信し、表示することができる
ものである。 また、横送り方式の静止画像信号も縦送り方式
の静止画像信号も同一のクロツクで受信できるよ
うにしたので回路構成を簡易化でき、さらに、複
数行の表示をわかり易く表示することもできるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図X1,X2,X3,X4,Y1,Y2,
Y3,Y4は従来の静止画像の伝送方式を説明す
るための原理図、第2図は従来の横送り方式によ
る静止画像信号の波形図、第3図a,bは従来の
縦送り方式による静止画像信号の波形図、第4図
X1およびY1は本発明において用いる静止画像
の伝送方式を説明するための原理図、第5図A,
B,X,Yは同方式による静止画像信号の波形
図、第6図は本発明の一実施例における静止画像
受信装置の構成を示す回路図、第7図および第9
図は同装置での表示態様を示す正面図、第8図
A,aイ,aロ,aヘ,bイ,bヘ,B,C,
D,d,e,は同装置の動作を説明するための
波形図である。 1…受信回路、2…波形整形回路、3…同期分
離回路、4…20H目抜取パルス発生回路、5…
20H目抜取回路、6…番組選択クロツク発生回
路、8…バツフアメモリ、9…色副搬送波発振回
路、10…基本クロツク発生回路、11…抜取ク
ロツク発生回路、12…クロツクカウンタ、13
…表示クロツク発生回路、14…STX検出回
路、15…メインメモリ、15A,15B…15
G…行メモリ、16…転送用クロツクパルス発生
回路、17…転送用バツフアメモリクロツク発生
回路、18…入力切換パルス発生回路、19…入
力ゲート群、21…行メモリクロツク制御回路、
22…行メモリ書込制御回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 横送り方式においては、複数の番組の静止画
    像を横方向に複数符のブロツクに分割し、左方の
    ブロツクから順にブロツク毎に上方のラインから
    順次水平方向に走査して画像信号を取り出し、こ
    の複数の番組の画像信号を時系列配置してテレビ
    ジヨン信号の同一フイールドの垂直帰線期間に多
    重化し、縦送り方式においては、複数の番組の静
    止画像を左方の列から順次縦方向に走査して画像
    信号を取り出し、この複数の番組の画像信号を時
    系列配置してテレビジヨン信号の同一フイールド
    の垂直帰線期間に多重化する方式により伝送され
    る静止画像信号を受信する受信回路と、受信した
    静止画像信号のうち受信希望の番組のもののみ一
    時的に蓄えるバツフアメモリと、それぞれが上記
    静止画像の1行分の記憶容量を有している複数個
    の行メモリからなり上記バツフアメモリから転送
    された画像信号を表示に適した所定の順序で1行
    分ずつ記憶するメインメモリと、このメインメモ
    リから上記画像信号を1行分ずつ読み出して複数
    行の静止画像を表示する表示手段とを備え、上記
    横送り方式および縦送り方式による画像信号を共
    通のクロツク回路を用いて上記バツフアメモリに
    蓄え、上記横送り方式および縦送り方式の静止画
    像信号に付されている判別コード信号を判別して
    いずれの方式の信号であるかを識別し、横送り方
    式であることを識別したときには、上記静止画像
    信号に付されているブロツクコード信号を判別し
    て当該画像信号が上記複数個のブロツクのいずれ
    のものであつてかつ当該ブロツクの上から何ライ
    ン目のものであるかを識別し、この識別出力によ
    つて上記バツフアメモリの画像信号を上記メイン
    メモリの所定の記憶位置に転送して記憶するよう
    にし、縦送り方式であることを識別したときには
    その識別出力によつて上記メインメモリ中の記憶
    位置を順次ずらせながら右端の記憶位置に上記バ
    ツフアメモリの画像信号を転送して記憶するよう
    にするとともに、上記メインメモリ中の上記複数
    個の行メモリはそれぞれが該当する1行分の静止
    画像表示期間にのみクロツクし、かつこの表示期
    間中に上記バツフアメモリからの画像信号を行を
    示すコードに従い、行メモリを選択し各行メモリ
    中の所定の表示位置に該当する記憶装置に転送す
    ることを特徴とする静止画像受信装置。 2 1行分の静止画像信号の行頭に付されている
    改行コード信号を計数し、その計数出力により上
    記バツフアメモリから画像信号を転送する行メモ
    リを順次切換えることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の静止画像受信装置。
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US4394687A (en) * 1979-04-30 1983-07-19 Hutt Peter R Apparatus for decoding digital information processed for inclusion in wide band T.V. video signal

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JPS5383516A (en) 1978-07-24

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