JPS6150435B2 - - Google Patents
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- JPS6150435B2 JPS6150435B2 JP52049561A JP4956177A JPS6150435B2 JP S6150435 B2 JPS6150435 B2 JP S6150435B2 JP 52049561 A JP52049561 A JP 52049561A JP 4956177 A JP4956177 A JP 4956177A JP S6150435 B2 JPS6150435 B2 JP S6150435B2
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Landscapes
- Television Systems (AREA)
Description
本発明はテレビジヨン信号の垂直帰線期間中に
文字等の画像を伝送するシステムに関する。 従来から考案されている文字伝送システムたと
えばテレスキヤンシステムでは、これを受信して
テレビジヨン受像機の画面全体に文字を多行(n
行)表示すると第1図の如く表示される。各1行
は漢字を表わす場合は少くとも15〜16ドツトは必
要であるので縦16ドツト即ち16ラインに設定され
ている。また、各行間のスペースは1行分すなわ
ち16ラインにしている。もし、このスペースを1
行分以外の幅に選ぶと、スペースを形成しない図
形表示の場合と多行の文字表示の場合とで、主メ
モリへの画像信号の蓄え方を変更する必要が生じ
て受信機が複雑になるので、どうしても上記のよ
うにする必要があつて伝送できる文字や図形に制
約がある。又、縦16ドツト以上の画素から成る小
図形の伝送においても、文字の1行とスペースの
1行の計2行分を用いる必要があつて、それ以外
には変更できない不便があつた。 そこで本発明はかかる従来の欠点を解消して、
自由な文字や図形を伝送することができ、しか
も、受信機側の構成も簡単にかつ自由にでき、ま
た、メモリの消費電力を少なくし、左端の位置の
そろつたわかり易い表示をすることのできる装置
を提供するものである。 先ず本発明の方式における画像の表示原理を第
2図を参照して述べる。なお、以下の説明ではテ
レビジヨン画面に水平走査線の1本(1ライン)
を1Hと表わす。通常のテレビジヨン受像機では
垂直オーバスキヤンが約10%有り、中央の約220
〜230Hの部分を表示されている。そこで、ここ
では充分な余裕をみることにして垂直方向では
192H(=24H×8行)を用いることとし、一
方、水平方向では256ドツトとして、第2図に示
す如く、256ドツト×182H分=49152ドツトの点
の絵素で一画面を構成するものとする。これは
1024×48に分解でき、1KビツトのRAM或はシフ
トレジスタを用いれば丁度48個で主メモリが構成
できるので有利である。 この画面の分解の仕方は、第2図中に実線で示
す如く各行24Hずつの8行に分割し、漢字、仮名
まじり又は第2図中の破線で示す如く、各行の上
部を使つて送受する。この部分は15〜20Hの適当
な値に選定すればよく、スペースは4H以上あれ
ば読解上支障はない。図形の場合には下部H数を
自由に選択する。 次に各行の画像信号の送受について第3図,第
4図を参照して説明する。先ず、送受される番組
の数を8種類とし、垂直帰線期間中の第20H目お
よび第283H目(以下第20H目についてのみ述べ
る)に第3図Aのように時系列配列して重畳する
ものとする。重畳する1H期間では1番組当り25
ビツトを割り当て、その1ビツトをコントロール
ビツトとし、残りの24ビツトを、送受すべき1画
面のうち1行の縦方向1列分の24ビツトの画像信
号に割り当てる。即ち、たとえばAなる番組の第
1行目が第4図Aに示すように、「文字伝送…
…」であり、他のBなる番組の第n行目が第4図
Bに示すように「テレビジヨン……」であるとす
る(C番組以下は省略する)と、送出側で第4図
A,Bに示す鎖線のように各行の縦1列の画像を
取り出し、上方のものから順に文字を構成する各
点の白黒に対応させて第3図Bに示す如き信号波
形の画像信号を得る。なお、A番組、B番組およ
びその他の各番組共に画面上のどの位置のすなわ
ち第何行目の画像の縦1列分をどの1H間に重畳
するかは任意であり、各番組共に開始、終了、改
行等が独立に行なえる。 本方式における第1の特徴は、第3図に示すよ
うに画像情報(200ビツト)の前に24ビツトのコ
ード信号を付加し、そのうちの2/3即ち16ビツト
を用いて受信機におけるサンプリングの基準とな
るパイロト信号を送り、残りの8ビツトでスター
トコードを構成した点にある。 従つて、全部で224ビツトの情報を送受するこ
とになり、その各1ビツトの幅は、テレビジヨン
信号の伝送帯域内で自由に選べ、また、白黒テレ
ビジヨン放送の如くカラーバースト信号が無くて
もパイロツト信号から受信用のサンプリングクロ
ツクが容易に再生できる。 また、第2の特徴は、コントロール信号1ビツ
トを用いることにより複雑な制御信号が送れるこ
とにある。即ち、たとえばコントロール信号が、
“O”の時はその後の24ビツトの信号を画像信号
として用いてこれを主メモリに記憶させてテレビ
ジヨン受像機の水平・垂直走査に合わせて読み出
すように制御することにより、画面上に第4図の
如き文字を表示することができる。一方、コスト
ロール信号が“1”の時はそれに読く24ビツトの
信号は画像信号ではなくて表示或は記憶の方法等
を決める制御信号であることを表わし、この24ビ
ツトを制御用に用いる。その内訳の一例を下記第
1表に示す。その制御の種類は224だけ存在し得
る現実には100種類以下で充分足りる。
文字等の画像を伝送するシステムに関する。 従来から考案されている文字伝送システムたと
えばテレスキヤンシステムでは、これを受信して
テレビジヨン受像機の画面全体に文字を多行(n
行)表示すると第1図の如く表示される。各1行
は漢字を表わす場合は少くとも15〜16ドツトは必
要であるので縦16ドツト即ち16ラインに設定され
ている。また、各行間のスペースは1行分すなわ
ち16ラインにしている。もし、このスペースを1
行分以外の幅に選ぶと、スペースを形成しない図
形表示の場合と多行の文字表示の場合とで、主メ
モリへの画像信号の蓄え方を変更する必要が生じ
て受信機が複雑になるので、どうしても上記のよ
うにする必要があつて伝送できる文字や図形に制
約がある。又、縦16ドツト以上の画素から成る小
図形の伝送においても、文字の1行とスペースの
1行の計2行分を用いる必要があつて、それ以外
には変更できない不便があつた。 そこで本発明はかかる従来の欠点を解消して、
自由な文字や図形を伝送することができ、しか
も、受信機側の構成も簡単にかつ自由にでき、ま
た、メモリの消費電力を少なくし、左端の位置の
そろつたわかり易い表示をすることのできる装置
を提供するものである。 先ず本発明の方式における画像の表示原理を第
2図を参照して述べる。なお、以下の説明ではテ
レビジヨン画面に水平走査線の1本(1ライン)
を1Hと表わす。通常のテレビジヨン受像機では
垂直オーバスキヤンが約10%有り、中央の約220
〜230Hの部分を表示されている。そこで、ここ
では充分な余裕をみることにして垂直方向では
192H(=24H×8行)を用いることとし、一
方、水平方向では256ドツトとして、第2図に示
す如く、256ドツト×182H分=49152ドツトの点
の絵素で一画面を構成するものとする。これは
1024×48に分解でき、1KビツトのRAM或はシフ
トレジスタを用いれば丁度48個で主メモリが構成
できるので有利である。 この画面の分解の仕方は、第2図中に実線で示
す如く各行24Hずつの8行に分割し、漢字、仮名
まじり又は第2図中の破線で示す如く、各行の上
部を使つて送受する。この部分は15〜20Hの適当
な値に選定すればよく、スペースは4H以上あれ
ば読解上支障はない。図形の場合には下部H数を
自由に選択する。 次に各行の画像信号の送受について第3図,第
4図を参照して説明する。先ず、送受される番組
の数を8種類とし、垂直帰線期間中の第20H目お
よび第283H目(以下第20H目についてのみ述べ
る)に第3図Aのように時系列配列して重畳する
ものとする。重畳する1H期間では1番組当り25
ビツトを割り当て、その1ビツトをコントロール
ビツトとし、残りの24ビツトを、送受すべき1画
面のうち1行の縦方向1列分の24ビツトの画像信
号に割り当てる。即ち、たとえばAなる番組の第
1行目が第4図Aに示すように、「文字伝送…
…」であり、他のBなる番組の第n行目が第4図
Bに示すように「テレビジヨン……」であるとす
る(C番組以下は省略する)と、送出側で第4図
A,Bに示す鎖線のように各行の縦1列の画像を
取り出し、上方のものから順に文字を構成する各
点の白黒に対応させて第3図Bに示す如き信号波
形の画像信号を得る。なお、A番組、B番組およ
びその他の各番組共に画面上のどの位置のすなわ
ち第何行目の画像の縦1列分をどの1H間に重畳
するかは任意であり、各番組共に開始、終了、改
行等が独立に行なえる。 本方式における第1の特徴は、第3図に示すよ
うに画像情報(200ビツト)の前に24ビツトのコ
ード信号を付加し、そのうちの2/3即ち16ビツト
を用いて受信機におけるサンプリングの基準とな
るパイロト信号を送り、残りの8ビツトでスター
トコードを構成した点にある。 従つて、全部で224ビツトの情報を送受するこ
とになり、その各1ビツトの幅は、テレビジヨン
信号の伝送帯域内で自由に選べ、また、白黒テレ
ビジヨン放送の如くカラーバースト信号が無くて
もパイロツト信号から受信用のサンプリングクロ
ツクが容易に再生できる。 また、第2の特徴は、コントロール信号1ビツ
トを用いることにより複雑な制御信号が送れるこ
とにある。即ち、たとえばコントロール信号が、
“O”の時はその後の24ビツトの信号を画像信号
として用いてこれを主メモリに記憶させてテレビ
ジヨン受像機の水平・垂直走査に合わせて読み出
すように制御することにより、画面上に第4図の
如き文字を表示することができる。一方、コスト
ロール信号が“1”の時はそれに読く24ビツトの
信号は画像信号ではなくて表示或は記憶の方法等
を決める制御信号であることを表わし、この24ビ
ツトを制御用に用いる。その内訳の一例を下記第
1表に示す。その制御の種類は224だけ存在し得
る現実には100種類以下で充分足りる。
【表】
次に、このような方式による受信装置の一例に
つき、第5図を参照して述べる。図中、1はチユ
ーナー及び映像中間周波増幅回路、2は映像検波
回路、3は周期分離回路で、これらは通常のテレ
ビジヨン受像機のものと同様のものである。一方
4は波形成形回路で、テレビジヨン伝送帯域を通
過して歪を生じている信号のパルス波形を送出側
と同じ第3図Bにのような正しいパルス波形に戻
す。5は垂直・水平同期信号を用いて第20H目
(及び283H目、以下同様)に重畳されている第3
図にような信号を抜取るためのゲートパルスを発
生する回路、6はその出力で、波形成形回路4の
出力をゲートして第20H目の信号のみを取り出す
ゲート回路、7は波形成形回路4のの出力に含ま
れているパイロツト信号に同期したクロツクパル
スを再生する回路、8は取り出した信号中のスタ
ートコード(“11001001”)を検出し、サンプリン
グクロツク発生回路9で発生するサンプリングク
ロツクの位相を合わせる回路である。サンプリン
グクロツク発生回路9は、A番組……H番組の合
計200ビツトの画像信号をサンプリングするため
のクロツクを発生する回路である。10は水平同
期信号或はそれと同期したパルス(フライバツク
パルス等)を計数するラインカウンタ、11はバ
ツフアメモリ15から主メモリ18へ画像信号と
転送するための転送クロツクを発生する回路、1
2は主メモリ18の内容をテレビジヨン受像機の
水平・垂直走査に合わせて読み出すための表示ク
ロツクを発生する回路である。さらに、13はA
番組〜H番組のどの番組を指定するかを入力する
番組指定回路、14は番組指定回路13の指定に
従つてサンプリングクロツク発生回路9の出力中
から指定番組の25ビツト分のサンンプリングクロ
ツクのみを取り出す回路で、クロツクゲート14
の出力でバツフアメモリ15とコントロールビツ
ト検出回路16とをクロツクしてゲート回路6の
出力から指定した番組例えばB番組の25ビツトの
信号を取り出す。始めの1ビツトのコントロール
ビツトは、1ビツトメモリからなるコントロール
ビツト検出回路16へ入り、残りの24ビツトの信
号がバツフアメモリ15へ入る。このバツフアメ
リ15の一例としては8ビツトの直列入力−並列
出力型シフトレジスタを3個縦続接続したものを
用いることができ、そのヘ並列出力中の必要なも
のを制御コード検出回路17へ接続しておく。1
9は主メモリ18から読み出した画像信号を増幅
する回路、20は表示用の陰極線管である。 さて、今、番組指定回路13からB番組を指定
したとする。このときにはB番組該当部分の25ビ
ツトのサンプリングクロツクで第3図に示すよう
な信号からB番組の部分が取り出される。このと
き、コントロールビツトが“0”であるとする
と、バツフアメモリ15の記憶内容は画像信号で
あるので、その後の第21H目〜第44H目の24H間
に毎H1ビツトずつこれを主メモリ18へ転送す
る。更に1ビツトだけ余分に主メモリ18にロー
ルシフトクロツクを加えると、既知のテレスキヤ
ンシステムにおける受信機と同様に画面上で文字
が右方から左方へと電光サイン状にロールしてゆ
く表示が行える。この場合、主メモリ18とし
て、16×256=4096ビツトのものを用意してスペ
ース部分を除く16ビツトの画像信号のみを記憶さ
せれば、従来の受信機とほぼ同一構成となり、ス
タート検出回路8とコントロールビツト検出回路
16とが追加されたことになる。 本システムで用いることのできる最小限の受信
機としては以上でよいが、この場合には文字は1
行のみ表示されることになる。 次に本システムの受信装置におけるクロツク再
生部分について第6図を参照して述べる。なお以
下の説明では、番組数は8番組、信号の1ビツト
のパルス幅は230nsec(即ちデータレート約
4.35MPH)とし、各波形およびコード信号の配列
等は第3図に依るものとする。 第6図において、24は遅延回路であり、ゲー
トパルス発生回路5からの第20H目抜き取り用の
ゲートパルスの前縁を第7図におけるt10の位置
即ちカラーバースト信号とコード信号との間の位
置まで遅延させて、フリツプフロツプ22をセツ
トする。これによりフリツプフロツプ22のQ出
力は第7図中にGで示す如くコード信号の少し前
から高レベルとなる。 一方、23は中心周波数が2.17MHzの帯域増幅
回路で、第7図Aのような受信信号からパイロツ
ト信号の基本波成分のみを通過させる。従つてそ
の出力は第7図Bの如くなりパイロツト信号の部
分のみ正弦波状に取り出されるが、それ以外の部
分でも2.17MHzの成分があれば出力として現われ
るのでゲート回路24でパイロツト信号の部分
(t10〜t35)のみを先のフリツプフロツプ22の出
力Gによりゲートして取り出す。ゲート回路24
の出力を充分大きな振幅にしパルス波形に波形成
形しておくと、容量26と抵抗27でこれを微分
すれば第7図Cのような微分出力を得ることがで
き、またその出力を反転器25で反転し、容量2
9と抵抗30で微分すれば第7図Dのような逆極
性の微分出力を得ることができる。ダイオード2
8と31により両微分出力C,Dの正極性パルス
のみを取り出し第7図Eのように合成する。これ
を4.35MHzの同調増幅器33で増幅すれば第7図
Hのような4.35MHzの信号を得る。一方両微分出
力の合成信号Eをカウンタ32で15個計数して第
7図Fのよなパルスを得、これでフリツプ22を
リセツトすればそのQ出力は第7図Gの如くt35
で低レベルとなる。従つて以降はゲート24が遮
断されて第7図Eの破線で示したパルスは現われ
ず、同調増幅器33の出力はHの如く4.35MHzの
成分のみとなる。パルスFを微分出力Eの15個目
ではなく16個目としても、又12〜14個目としても
支障はない。実験的には、クロツクパルス発生回
路34を水晶振動子を用いたリンギング発生回路
とした場合でも微分出力Eの12個以上の繰返しが
あればその後約1H間はリンギング波形が持続
し、かつ、そのt35以降のクロツクパルスIの位
相がパイロツト信号の位相に良好に合致すること
が確認されており、またクロツクパルス発生回路
34が発振回路の場合の位相引込についてもほぼ
同様である。図示の例ではこの点に鑑み1ビツト
の余裕をみてパルスFを15個目で発生させてい
る。クロツクパルス発生回路34の出力Hは波形
成形回路35でパルス成形してクロツクパルスI
を得る。 このクロツクパルスIをスタートコード検出回
路8中の8ビツトの直列入力−並列出力型シフト
レジスタ8Rへ供給し、受信信号中のt37〜t51迄
の8ビツトのスタートコード信号を取り出し、そ
の出力を8入力ANDゲートと反転器からなる検
知回路8Gに加えて“11001001”なるスタートコ
ードで検知し、t50で第7図Jのような検出出力
を得、これでサンプリングクロツク発生回路9の
計数開始を規制する。 以上のように、この回路によれば簡単にサンプ
リングクロツクの再生とスタートコード信号の検
出とを行なうことができる。 次にコントロールビツトの検出部分について述
べる。バツフアメモリ15は前述の如く24ビツト
のメモリであり、コントロールビツト検出回路1
6は1ビツトのメモリであるので、これを直列に
接続して合計25ビツトのメモリとし、受信信号の
うちのA番組〜H番組のいずれかの番組の25ビツ
トの位置でクロツクして、受信信号をメモリすれ
ば、検出回路16には第3図B中に斜線を付して
示した1ビツトがメモリされるので、その内容が
“1”か“0”かを判定すればよい。最も簡略化
した1行の横ロール表示形の受信機では、この部
分を省略して受信した信号をそのまま横ロールで
表示してもよい。 次に画面全面に8行の表示を行うための構成に
ついて述べる。ここでは伝送信号中のいずれかの
番組の信号のコントロールビツト“1”になつて
いて続く24ビツトに制御信号が送られてきている
場合には、この制御信号としては何行目の画像で
あるかを示す行コードのみが“0000”〜“0111”
の0行目〜7行目を指定するコード信号に送られ
ていて、その他の制御信号は送られていないもの
とする。主メモリ18を第8図に示す如く8行の
表示に合わせて8分割し、第1〜8行目の各行用
のメモリ181〜188とする。この行メモリ1
81〜188は、いずれも、6K(256×24)ビ
ツトのシフトレジスタ181SR〜188SRとそ
の入出力制御用のゲートを備えたものであり、こ
こでは説明の便宜上高速動作をするスタテイツク
シフトレジスタとする。もちろんダイナミツクシ
フトレジスタでもよい。 各行に対応する行メモリ181〜188への書
込みは以下の如く行われる。即ち、指定した番組
の信号を受信してコントロールビツトを16で検
出すると、その出力は高レベルから低レベルへ
変化し、行コードメモリ17M及び、制御コード
検出回路17Dがバツフアメモリ15中の24ビツ
トの制御コード信号を抜取りかつ判別する。制御
コード検出回路17Dで、は、ここでは前述の如
く制御コード中の10〜13ビツト目の行コード信号
以外の各ビツトが“0”のため、この時は行メモ
リ181〜188の書換えが行われるようにフリ
ツプフロツプ17Fへのセツトパルスのみが出力
され、フリツプフロツプ17Fは常にセツトされ
てそのQ出力は高レベルとなり、ANDゲート3
6を導通可能にする。 一方10Bは20H目検出回路5の出力が終つた
後に、即ち第21H目の始めから水平パルスを計数
して24分の1に分周するカウンタで、第45H目の
始めで最初の出力を出し、以降24H毎に出力を繰
返す。カウンタ10Bの出力はさらにカウンタ1
0Cでカウントし、9分の1分周する。従つて、
カウンタ10Cの出力は第45H目迄は“0000”で
あり、この時出力セレクタ42は行メモリ181
〜188のいずれの出力も選択しない。即ち出力
セレクタ42は9個以上の入力の選択が可能なも
のとする。その後、第45H目〜第68H目では1行
目用の行メモリ181の出力を選択して取出す。 一方、フリツプフロツプ44は第20H目の終り
でセツトされカウンタ10Bの出力でリセツトさ
れるので、そのQ出力は第21H目〜第44H目の
24H間のみ高レベルである。故にANDゲート36
はこの第21H目〜第44H目までの間は毎Hの第
256ビツト目に256ビツト目検出回路40から出力
される主メモリ18のクロツクの終りの256ビツ
ト目のみ導通し、行メモリ181を構成する
ANDゲート181aをこの間導通可能にする。 他方、デコーダ37が第1行目の行コード信号
を検出するとANDゲート181aは第21H目〜第
44H目の間の毎Hのメモリのクロツクの第256ビ
ツト目のみ導通可能となるが、行コードを含むフ
イールド中は、F.F.45の出力が低レベルであ
るので導通せず、次のフイールドでF.F.45がリ
セツトされてから毎フイールドの第21H目〜第
44H目の主メモリのクロツクの第256ビツト目で
ANDゲート181aが導通する。181aが導
通し、その出力が高レベルとなるとANDゲート
181dが導通し、一方、反転器181bの出力
は低レベルとなつてANDゲート181cが遮断
され、シフトレジスタ181SRの循環ループが
断たれる。従つて、この時第256ビツト目の画像
信号が書換えられ、バツフアメモリ15の出力、
即ち、第3図のコントロールビツトの次の1ビツ
トの信号(第1表の2番目に当る。以下この番号
を使う)が主メモリ18のシフトレジスタ181
SRへ書き込まれる。その前の第255ビツト目は前
の信号のデータそのままでクロツクされる。次の
22Hでは、3番目が256ビツト目に書き込まれ
る。以下同様に第44H目まで進むと、第4図A,
Bに示すような信号又は図形の縦1列の画像信号
が、第1行目シフトレジスタ181SRの最後に
書込まれる。 さて、主メモリ48内の記憶されている画像を
電光サイン状に右方から左方へとロールさせつつ
新たな画像信号を転送して書き換えるには、シフ
トパルスが必要である。この転送方法において、
第9図と共に簡単に述べる。まず、第8図中の行
メモリ181のANDゲート181gは、F.F.45
の出力が高レベルになつているとき、即ち、書
換えをすべきフイールドでデコーダ37が行メモ
リ181へバツフアメモリ5の内容を書込むこと
を指定しているときに、第1行目の第21H目(又
は第20H目)の前縁の幅の狭いパルスをシフトパ
ルスとして通過させる。これをORゲート181
hに加えて通常の主メモリクロツク発生回路39
の出力の主メモリクロツクの他に、毎フイールド
もう1ビツトだけこのシフトパルスを余計に加え
てシフトレジスタ181SRをクロツクする。こ
れにより、行コードを検出したフイールドではじ
め行メモリ181のシフトレジスタ181SRの
内容が第9図Aであつたとすれば、次のフイール
ドの第21H目の始めでは第9図Bの如くデータを
1ビツトだけ左方にずらせ、続いて24H間にわた
つて毎256ビツト目を書換えて新しい画像信号の
データA1,B1……X1をシフトレジスタ181SR
の最後の部分に第9図Cのように書込む。なお、
第9図A〜Cに於てシフトレジスタ181SR内
のデータ配列はa1,a2……a256の次にb1が続き最
後のx256の次にa1が続くという一連の形であるこ
とはいうまでもなく、表示の第1ラインでa1〜
a256の256ビツトが読み出され、以後第2……ラ
インでb1,b2……b256……が読み出され、第24ラ
インでx1〜x256が読み出される。 更に次のフイールドでA2,B2……X2の画像信
号がA1,B1……X1の後に書込まれ、a2,b2……x2
が消滅し、これを256フイールドくり返すことに
より1行分の画像信号のデータを書換える。この
途中の状態で画像信号を読み出して表示すれば文
字(図形)が画面を右方から左方へ動くようにロ
ールして表示されることになる。なお主メモリ1
8は全部第21H目から24H×9行=216H間の間毎
Hクロツクされてもよく、又第21H目〜第44H目
の間と表示すべき24H期間との合計48Hの間にの
みクロツクされてもよく、さらに、書換え時以外
は表示期間の24H期間のみクロツクしてもよい
が、クロツクは毎H当り256ビツトであり、これ
は、主メモリクロツク発生回路39で形成されて
いる。行メモリ182〜188も上記の行メモリ
181と全く同一構成であり、行コードメモリ1
7Mで検出した行メモリの出力に従い、行メモリ
181〜188が順次選択されて書換えられる。
その動作は上記の行メモリ181の場合と同じで
ある。 かくして、(1+256)フイールド×8行=2056
フイールド即ち約34.3秒で1画面の8行(192ラ
イン)分の画像信号が書換えられる。 さらに第8図について補足説明すれば、38は
主メモリクロツク発生回路39のクロツクパルス
の始めと終りを決めるゲートパルス発生回路で、
水平パルスを遅延させて主メモリクロツク発生回
路39のスタートを決め、256ビツト目の終り即
ち256ビツト目検出回路40の出力の終りで主メ
モリクロツクの発生を停止させるようなゲートパ
ルス発生回路である。一方、カウンタ10Cは前
述の如くカウンタ10Bの出力を9個計数するカ
ウンタで、その出力が“0”の24H間に主メモリ
18へ書込みを行ない、この出力“1”になると
F.F.41がセツトされてそのQ出力が高レベルと
なり、AND43を導通可能にして出力セレクタ
42の出力即ち行メモリ181〜188の出力を
通過させる。なお、ANDゲート43にはゲート
パルス発生回路38の出力が加えられていて、出
力セレクタ42の出力を水平方向てゲートし、シ
フトレジスタ181SR〜188SRの出力(各H
の最終ビツトで、第9図Aのa256,b256……x256が
相当)が“1”の時12画面の左右の端にその出力
が表示されることを防止している。なお、カウン
タ10Cと出力セレクタ42により行メモリ18
1の内容は第45H目〜第68H目,12、行メモリ1
82の内容は第69H目〜第92H目の間に、行メモ
リ188の内容は第213H目〜第236H目に出力レ
クタ42の出力として取り出されるのはいうまで
もない。 さて、以上述べたような受信機で、1行の水平
方向のビツト数が256ビツトよりも短い文が送ら
れて来て途中で改行されると表示文字は画面の左
端へ到達せず第10図Aの如く途中で止まり、見
にくくなる。そこで、第10図Bの如く左端がそ
ろうように早送り回路を設ける必要が生じる。次
にこのような早送りを行なう手段について説明す
る。 第11図に於て、47は行コード信号を検出し
た時にセツトされるフリツプフロツプで、行コー
ド信号の検出はコントロールビツト検出回路16
及び行コードメモリ17Mにより行なわれる。行
コード信号を検出した時、第10図Aの2行目の
如く書換えられた2行目の先頭の文字“P”が画
面の左端に達しない時にはフリツプフロツプ47
がセツトされる。即ち、行コード信号が検出され
るとコントロールビツト検出回路16の出力と行
コードメモリ17Mの出力とから、そのフイール
ドの大半(たとえば第20H目以降)で低レベルに
なる信号を得ることは容易であり、この信号をフ
リツプフロツプ47へ加えると共に反転器53へ
加え、反転してNANDゲート55を導通させる。
従つて、行コード信号を検出したフイールドの第
45H目(の始め)で必ずフリツプフロツプ57は
リセツトされ、過度状態を除くとフリツプフロツ
プ57は通常リセツトされている。従つて、その
Q出力は低レベルである。 一方、51はシフトパルスを数えるカウンタで
シフトパルスの第256ビツト目の後縁で高レベル
のパルスを出力するように設計しておけば、通常
は低レベルである。従つて、行コードを検出した
場合はフリツプフロツプ57がセツトされている
場合以外はフリツプフロツプ47のR端子が高レ
ベルになつていて、フリツプフロツプ47は行コ
ード信号を検出するとセツトされてその出力は
低レベルに、Q出力は高レベルとなり、NANDゲ
ート48を導通させ49を遮断する。NANDゲー
ト49は、通常のシフトパルス(即ち第21H目の
前縁)を通過させるゲートであり、NANDゲート
48は早送りシフトパルスを通過させるゲートで
ある。 第8図において主メモリクロツク発生回路39
の出力側に、第11図の59〜61の部分を追加
するとフリツプフロツプ59は第20H目の終り
(即ち第2H目の始め)でセツトされ、カウンタ1
0Cの“8”の計数出力即ち8行目の終り(第
236H目の終り)でリセツトされ、第21H目〜第
236H目の間フリツプフロツプ59のQ出力は高
レベルとなり、ANDゲート60の出力には第21H
目〜第236H目の間、毎H256ビツトのパルスが得
られる。これを各行メモリ181〜188へ供給
すれば第8図の動作と何ら変りがない。 一方ANDゲート61の出力には第20H目のみ高
レベルである20H目検出回路5の出力で主メリク
ロツク発生回路39の出力がゲートされて、第
20H目のみAND60の出力と同じクロツクを得
る。これがNANDゲート48及びNORゲート5
0を介して256分の1分周回路として働くカウン
タへ伝えられ、かつ、主メモリ18へもシフトク
ロツクとして伝えられる。 従つて、主メモリ18の行メモリ182は、第
20H目の間に主メモリクロツクで早送りシフトさ
れることになる。後の番組(例えばH)では、次
のフイールドの第20H目で早送りされるが、これ
でも支障はない。シフトパルスの数はカウンタ5
1で数えられており、例えば第10図Aの2行目
“P”の位置で行コードが送られて来たとすると
不足分nビツトだけ早送りされ、その間フリツプ
フロツプ47のQ出力がNORゲート52へ加え
られて2行目用の行メモリ182のANDゲート
182fを遮断するので、第10図A中の“Z”
の後には何も書込まれず(“O”が書込まれる)
“P”〜“Z”がそのまま左方へ移動し、“P”が
左端に達して停止する。即ち、“P”が左端に来
た時はnビツトの早送り後であり、カウンタ51
の出力に高レベルのパルスが現われてフリツプフ
ロツプ47をリセツトしてNANDゲート48を遮
断し、また、NORゲート52の出力は高レベル
に戻る。一方、NANDゲート56は、行コード信
号を検出していない時の第21H目の期間のみ、カ
ウンタ51の出力を通過させるので、行コード検
出中は常に高レベルのままである。 次の行が丁度256ビツト(256フイールド間に)
シフトして、行コードが来る直前のフイールドの
第21H目の前縁で、カウンタ51の出力に高レベ
ル信号が現われると、ANDゲート54が導通
し、NANDゲート56の出力が高レベルから低レ
ベルへと変化し、フリツプフロツプ57がセツト
されてそのQ出力が高レベルとなり、NORゲー
ト58の出力が低レベルとなつて、フリツプフロ
ツプ47をリセツトし続ける。従つて次のフイー
ルドで行コード信号が検出されてもフリツプフロ
ツプ47はセツトされない。 更に、該行コード信号を検出したフイールドの
第45H目では、NANDゲート55の出力が低レベ
ルとなつて、フリツプフロツプ57がリセツトさ
れて先の説明の状態に戻り、次に、行の途中で次
の行コード信号が送られて来ても、あるいは丁度
1行終つてから次の行コード信号が送られて来て
も、上に述べたいずれかの状態となる。従つて、
第11図の如き回路により早送りができることに
なる。 なお、第11図に示してない他の行メモリ18
1,183〜188へもANDゲート60,NOR
ゲート52および50の出力が同様に供給され、
各行メモリ181〜188が同様に書換えられる
ことはいう迄もない。従つてこの方式では、書換
中の行のみ表示が右方から左方へロールシフトす
ることになる。 なお、このような表示が望ましくない時には、
書換終了までブランキングをかけておけばよく、
また、もう1行分余計にメモリを設け、1行書込
み終了毎に所定の主メリの行メモリへ1行分ずつ
転送することも勿論可能である。 次に、このような装置において表示のスタート
および停止を行なう手段について述べる。手動に
よる停止は、第8図中のANDゲート36及び各
行メモリ181〜188中のゲート181g〜1
88gを手動スイツチで遮断すれば容易である
が、送信側からその制御を行うこともできる。例
えば、第1表の制御コード中の第6ビツト目をこ
の目的に使うものとすると、2〜5ビツト目が仮
に“0001”の時で6ビツト目が“1”ならば表示
を停止し、“0”ならば停止を解除し、即ち表示
をスタートするものとする。第8図に於て、制御
コード検出回路17Dではコントロールビツトが
“1”の時に行コードメモリ17Mと同様にバツ
フアメモリ15の出力を続み取るが、前述の如く
第1表中の2〜6ビツト目を読み取り、6ビツト
目が“1”の時に負パルスを出力してフリツプフ
ロツプ17Fをリセツトする。これによりフリツ
プフロツプ17FのQ出力は低レベルとなり、
ANDゲート36が遮断され、書き換えは行われ
ない。しかし、第8図の如くシフトパルスを供給
しておくと、もしストツプ信号の後のフイールド
で行コード信号が送られて来れば、その後のみロ
ールし、画像信号のデータがロールシフトする。 一般に、送信側では、ストツプコード信号を送
つた後は画像信号を送らないものと考えられる
が、ある一画面の終りに必ずストツプコード信号
を入れて、同じ画面をくり返し送出されることが
あるとすれば第12図に示す如く、ANDゲート
62によりシフトパルスをフリツプフロツプ17
FのQ出力でゲートすればよい。この状態で次に
スタートコード信号を検出するまで画像信号のデ
ータの書換えは行われず、従つて画面上の文字が
全部静止しているのはいう迄もない。 スタートコード信号を制御コード検出回路17
Dで検出すると、正の狭いパルス或は負のパルス
がフリツプフロツプ17FのR端子へのパルス出
力端子とは別の端子に生じる。従つて、フリツプ
フロツプ17FがセツトされてそのQ出力が高レ
ベルになる。以下前述の如く、各行の書換えが行
われる。 次に、このような装置に応用して書換中の行を
表示しないようにする手段を第13図と共に述べ
る。第13図中で63―1,63―2,……63
―8はANDゲートで、64―1,64―2,…
…64―8は反転器、37は出力が高レベルとな
るセレクタデコーダであり、その出力を反転して
ANDゲート63―1〜63―8へ加える。行コ
ード信号が仮に第2行目を示す”2”であるとす
ると、ANDゲート63―2が遮断され、行メリ
182が書き換えられ、かつこの間画面には第2
行目は表示されない。 次にこの装置に応用してメモリクロツクを減少
させてシフトレジスタの電力を低減することがで
きる手段について述べる。第14図に示す如く、
各行メモリ181〜188にANDゲート181
j〜181kを追加し、主メモリ18へ主メモリ
クロツク発生回路39から毎H供給される主メモ
リクロツクをゲートすればよい。例えば第1行目
の表示期間である第45H目〜第68H目ではカウン
タ10Cの“1”出力が高レベルになるので、
ANDゲート181jが導通して行メモリ181
のシフトレジスタ181SRのみがクロツクさ
れ、この間他の行の行メモリ182〜188のシ
フトレジスタ182SR〜188SRはクロツクさ
れない。なお、第1行目の行コード“1”をデコ
ーダ37で検出している時は、その前の第21H目
〜第44H目で第1行目の行メモリ181中のAND
ゲート181kが導通し、行メモリ181のシフ
トレジスタ181SRがクロツクされる。なお1
81j〜181kの出力は導通期間は毎Hの第
256ビツト目である。ANDゲート181gの出力
はシフトパルスである。 次に、このような装置における番組切換時及び
テレビジヨン受信から画像情報受信に切換えた時
の動作を説明する。第15図に於て、切換スイツ
チにより番組の切換えが行われた時及びテレビジ
ヨン受信から画像情報受信への切換時には正パル
スをNORゲート65へ供給し、その出力でフリ
ツプフロツプ66をセツトする。そのQ出力とデ
コーダ37の1行目の出力とをORゲート67へ
加え、その出力を行メモリ181へ加えておけ
ば、切換後で行コード信号の検出までの間は、常
に第1行目に文字画像が表示され、待時間なく、
何らかの情報が表示できる。ORゲート67を行
メモリ188とデコーダ37の8行目出力端子と
の間に設けると、前記の行コード信号の検出迄の
間画面の下1行に文字画像が表示される。 以上説明したような受信機の性能と、従来の文
字情報受信機の性能の比較を第2表に示す。表か
らも明らかな如く、本方式では最も簡単な受信機
から非常に複雑なものまで受信機側即ち放送受信
者側で自由に選択できるという特徴を有する。現
在、受信機用のメモリのコストは高価であるが、
将来的には現在の価格よりも大幅に低下するもの
と予想され、メモリが安価になれば2画面分のメ
モリを有する受信機も実用に供せるであろう。 さらに本装置においては、主メモリとしてのシ
フトレジスタを各行に分割し、各行メモリ毎に記
憶再生を行なうようにしたのでシフトレジスタの
電力消費を少なくすることができ、かつ早送りシ
フトによつて表示画像の左端をそろえることによ
りわかり易い表示を行なうこともできるものであ
る。
つき、第5図を参照して述べる。図中、1はチユ
ーナー及び映像中間周波増幅回路、2は映像検波
回路、3は周期分離回路で、これらは通常のテレ
ビジヨン受像機のものと同様のものである。一方
4は波形成形回路で、テレビジヨン伝送帯域を通
過して歪を生じている信号のパルス波形を送出側
と同じ第3図Bにのような正しいパルス波形に戻
す。5は垂直・水平同期信号を用いて第20H目
(及び283H目、以下同様)に重畳されている第3
図にような信号を抜取るためのゲートパルスを発
生する回路、6はその出力で、波形成形回路4の
出力をゲートして第20H目の信号のみを取り出す
ゲート回路、7は波形成形回路4のの出力に含ま
れているパイロツト信号に同期したクロツクパル
スを再生する回路、8は取り出した信号中のスタ
ートコード(“11001001”)を検出し、サンプリン
グクロツク発生回路9で発生するサンプリングク
ロツクの位相を合わせる回路である。サンプリン
グクロツク発生回路9は、A番組……H番組の合
計200ビツトの画像信号をサンプリングするため
のクロツクを発生する回路である。10は水平同
期信号或はそれと同期したパルス(フライバツク
パルス等)を計数するラインカウンタ、11はバ
ツフアメモリ15から主メモリ18へ画像信号と
転送するための転送クロツクを発生する回路、1
2は主メモリ18の内容をテレビジヨン受像機の
水平・垂直走査に合わせて読み出すための表示ク
ロツクを発生する回路である。さらに、13はA
番組〜H番組のどの番組を指定するかを入力する
番組指定回路、14は番組指定回路13の指定に
従つてサンプリングクロツク発生回路9の出力中
から指定番組の25ビツト分のサンンプリングクロ
ツクのみを取り出す回路で、クロツクゲート14
の出力でバツフアメモリ15とコントロールビツ
ト検出回路16とをクロツクしてゲート回路6の
出力から指定した番組例えばB番組の25ビツトの
信号を取り出す。始めの1ビツトのコントロール
ビツトは、1ビツトメモリからなるコントロール
ビツト検出回路16へ入り、残りの24ビツトの信
号がバツフアメモリ15へ入る。このバツフアメ
リ15の一例としては8ビツトの直列入力−並列
出力型シフトレジスタを3個縦続接続したものを
用いることができ、そのヘ並列出力中の必要なも
のを制御コード検出回路17へ接続しておく。1
9は主メモリ18から読み出した画像信号を増幅
する回路、20は表示用の陰極線管である。 さて、今、番組指定回路13からB番組を指定
したとする。このときにはB番組該当部分の25ビ
ツトのサンプリングクロツクで第3図に示すよう
な信号からB番組の部分が取り出される。このと
き、コントロールビツトが“0”であるとする
と、バツフアメモリ15の記憶内容は画像信号で
あるので、その後の第21H目〜第44H目の24H間
に毎H1ビツトずつこれを主メモリ18へ転送す
る。更に1ビツトだけ余分に主メモリ18にロー
ルシフトクロツクを加えると、既知のテレスキヤ
ンシステムにおける受信機と同様に画面上で文字
が右方から左方へと電光サイン状にロールしてゆ
く表示が行える。この場合、主メモリ18とし
て、16×256=4096ビツトのものを用意してスペ
ース部分を除く16ビツトの画像信号のみを記憶さ
せれば、従来の受信機とほぼ同一構成となり、ス
タート検出回路8とコントロールビツト検出回路
16とが追加されたことになる。 本システムで用いることのできる最小限の受信
機としては以上でよいが、この場合には文字は1
行のみ表示されることになる。 次に本システムの受信装置におけるクロツク再
生部分について第6図を参照して述べる。なお以
下の説明では、番組数は8番組、信号の1ビツト
のパルス幅は230nsec(即ちデータレート約
4.35MPH)とし、各波形およびコード信号の配列
等は第3図に依るものとする。 第6図において、24は遅延回路であり、ゲー
トパルス発生回路5からの第20H目抜き取り用の
ゲートパルスの前縁を第7図におけるt10の位置
即ちカラーバースト信号とコード信号との間の位
置まで遅延させて、フリツプフロツプ22をセツ
トする。これによりフリツプフロツプ22のQ出
力は第7図中にGで示す如くコード信号の少し前
から高レベルとなる。 一方、23は中心周波数が2.17MHzの帯域増幅
回路で、第7図Aのような受信信号からパイロツ
ト信号の基本波成分のみを通過させる。従つてそ
の出力は第7図Bの如くなりパイロツト信号の部
分のみ正弦波状に取り出されるが、それ以外の部
分でも2.17MHzの成分があれば出力として現われ
るのでゲート回路24でパイロツト信号の部分
(t10〜t35)のみを先のフリツプフロツプ22の出
力Gによりゲートして取り出す。ゲート回路24
の出力を充分大きな振幅にしパルス波形に波形成
形しておくと、容量26と抵抗27でこれを微分
すれば第7図Cのような微分出力を得ることがで
き、またその出力を反転器25で反転し、容量2
9と抵抗30で微分すれば第7図Dのような逆極
性の微分出力を得ることができる。ダイオード2
8と31により両微分出力C,Dの正極性パルス
のみを取り出し第7図Eのように合成する。これ
を4.35MHzの同調増幅器33で増幅すれば第7図
Hのような4.35MHzの信号を得る。一方両微分出
力の合成信号Eをカウンタ32で15個計数して第
7図Fのよなパルスを得、これでフリツプ22を
リセツトすればそのQ出力は第7図Gの如くt35
で低レベルとなる。従つて以降はゲート24が遮
断されて第7図Eの破線で示したパルスは現われ
ず、同調増幅器33の出力はHの如く4.35MHzの
成分のみとなる。パルスFを微分出力Eの15個目
ではなく16個目としても、又12〜14個目としても
支障はない。実験的には、クロツクパルス発生回
路34を水晶振動子を用いたリンギング発生回路
とした場合でも微分出力Eの12個以上の繰返しが
あればその後約1H間はリンギング波形が持続
し、かつ、そのt35以降のクロツクパルスIの位
相がパイロツト信号の位相に良好に合致すること
が確認されており、またクロツクパルス発生回路
34が発振回路の場合の位相引込についてもほぼ
同様である。図示の例ではこの点に鑑み1ビツト
の余裕をみてパルスFを15個目で発生させてい
る。クロツクパルス発生回路34の出力Hは波形
成形回路35でパルス成形してクロツクパルスI
を得る。 このクロツクパルスIをスタートコード検出回
路8中の8ビツトの直列入力−並列出力型シフト
レジスタ8Rへ供給し、受信信号中のt37〜t51迄
の8ビツトのスタートコード信号を取り出し、そ
の出力を8入力ANDゲートと反転器からなる検
知回路8Gに加えて“11001001”なるスタートコ
ードで検知し、t50で第7図Jのような検出出力
を得、これでサンプリングクロツク発生回路9の
計数開始を規制する。 以上のように、この回路によれば簡単にサンプ
リングクロツクの再生とスタートコード信号の検
出とを行なうことができる。 次にコントロールビツトの検出部分について述
べる。バツフアメモリ15は前述の如く24ビツト
のメモリであり、コントロールビツト検出回路1
6は1ビツトのメモリであるので、これを直列に
接続して合計25ビツトのメモリとし、受信信号の
うちのA番組〜H番組のいずれかの番組の25ビツ
トの位置でクロツクして、受信信号をメモリすれ
ば、検出回路16には第3図B中に斜線を付して
示した1ビツトがメモリされるので、その内容が
“1”か“0”かを判定すればよい。最も簡略化
した1行の横ロール表示形の受信機では、この部
分を省略して受信した信号をそのまま横ロールで
表示してもよい。 次に画面全面に8行の表示を行うための構成に
ついて述べる。ここでは伝送信号中のいずれかの
番組の信号のコントロールビツト“1”になつて
いて続く24ビツトに制御信号が送られてきている
場合には、この制御信号としては何行目の画像で
あるかを示す行コードのみが“0000”〜“0111”
の0行目〜7行目を指定するコード信号に送られ
ていて、その他の制御信号は送られていないもの
とする。主メモリ18を第8図に示す如く8行の
表示に合わせて8分割し、第1〜8行目の各行用
のメモリ181〜188とする。この行メモリ1
81〜188は、いずれも、6K(256×24)ビ
ツトのシフトレジスタ181SR〜188SRとそ
の入出力制御用のゲートを備えたものであり、こ
こでは説明の便宜上高速動作をするスタテイツク
シフトレジスタとする。もちろんダイナミツクシ
フトレジスタでもよい。 各行に対応する行メモリ181〜188への書
込みは以下の如く行われる。即ち、指定した番組
の信号を受信してコントロールビツトを16で検
出すると、その出力は高レベルから低レベルへ
変化し、行コードメモリ17M及び、制御コード
検出回路17Dがバツフアメモリ15中の24ビツ
トの制御コード信号を抜取りかつ判別する。制御
コード検出回路17Dで、は、ここでは前述の如
く制御コード中の10〜13ビツト目の行コード信号
以外の各ビツトが“0”のため、この時は行メモ
リ181〜188の書換えが行われるようにフリ
ツプフロツプ17Fへのセツトパルスのみが出力
され、フリツプフロツプ17Fは常にセツトされ
てそのQ出力は高レベルとなり、ANDゲート3
6を導通可能にする。 一方10Bは20H目検出回路5の出力が終つた
後に、即ち第21H目の始めから水平パルスを計数
して24分の1に分周するカウンタで、第45H目の
始めで最初の出力を出し、以降24H毎に出力を繰
返す。カウンタ10Bの出力はさらにカウンタ1
0Cでカウントし、9分の1分周する。従つて、
カウンタ10Cの出力は第45H目迄は“0000”で
あり、この時出力セレクタ42は行メモリ181
〜188のいずれの出力も選択しない。即ち出力
セレクタ42は9個以上の入力の選択が可能なも
のとする。その後、第45H目〜第68H目では1行
目用の行メモリ181の出力を選択して取出す。 一方、フリツプフロツプ44は第20H目の終り
でセツトされカウンタ10Bの出力でリセツトさ
れるので、そのQ出力は第21H目〜第44H目の
24H間のみ高レベルである。故にANDゲート36
はこの第21H目〜第44H目までの間は毎Hの第
256ビツト目に256ビツト目検出回路40から出力
される主メモリ18のクロツクの終りの256ビツ
ト目のみ導通し、行メモリ181を構成する
ANDゲート181aをこの間導通可能にする。 他方、デコーダ37が第1行目の行コード信号
を検出するとANDゲート181aは第21H目〜第
44H目の間の毎Hのメモリのクロツクの第256ビ
ツト目のみ導通可能となるが、行コードを含むフ
イールド中は、F.F.45の出力が低レベルであ
るので導通せず、次のフイールドでF.F.45がリ
セツトされてから毎フイールドの第21H目〜第
44H目の主メモリのクロツクの第256ビツト目で
ANDゲート181aが導通する。181aが導
通し、その出力が高レベルとなるとANDゲート
181dが導通し、一方、反転器181bの出力
は低レベルとなつてANDゲート181cが遮断
され、シフトレジスタ181SRの循環ループが
断たれる。従つて、この時第256ビツト目の画像
信号が書換えられ、バツフアメモリ15の出力、
即ち、第3図のコントロールビツトの次の1ビツ
トの信号(第1表の2番目に当る。以下この番号
を使う)が主メモリ18のシフトレジスタ181
SRへ書き込まれる。その前の第255ビツト目は前
の信号のデータそのままでクロツクされる。次の
22Hでは、3番目が256ビツト目に書き込まれ
る。以下同様に第44H目まで進むと、第4図A,
Bに示すような信号又は図形の縦1列の画像信号
が、第1行目シフトレジスタ181SRの最後に
書込まれる。 さて、主メモリ48内の記憶されている画像を
電光サイン状に右方から左方へとロールさせつつ
新たな画像信号を転送して書き換えるには、シフ
トパルスが必要である。この転送方法において、
第9図と共に簡単に述べる。まず、第8図中の行
メモリ181のANDゲート181gは、F.F.45
の出力が高レベルになつているとき、即ち、書
換えをすべきフイールドでデコーダ37が行メモ
リ181へバツフアメモリ5の内容を書込むこと
を指定しているときに、第1行目の第21H目(又
は第20H目)の前縁の幅の狭いパルスをシフトパ
ルスとして通過させる。これをORゲート181
hに加えて通常の主メモリクロツク発生回路39
の出力の主メモリクロツクの他に、毎フイールド
もう1ビツトだけこのシフトパルスを余計に加え
てシフトレジスタ181SRをクロツクする。こ
れにより、行コードを検出したフイールドではじ
め行メモリ181のシフトレジスタ181SRの
内容が第9図Aであつたとすれば、次のフイール
ドの第21H目の始めでは第9図Bの如くデータを
1ビツトだけ左方にずらせ、続いて24H間にわた
つて毎256ビツト目を書換えて新しい画像信号の
データA1,B1……X1をシフトレジスタ181SR
の最後の部分に第9図Cのように書込む。なお、
第9図A〜Cに於てシフトレジスタ181SR内
のデータ配列はa1,a2……a256の次にb1が続き最
後のx256の次にa1が続くという一連の形であるこ
とはいうまでもなく、表示の第1ラインでa1〜
a256の256ビツトが読み出され、以後第2……ラ
インでb1,b2……b256……が読み出され、第24ラ
インでx1〜x256が読み出される。 更に次のフイールドでA2,B2……X2の画像信
号がA1,B1……X1の後に書込まれ、a2,b2……x2
が消滅し、これを256フイールドくり返すことに
より1行分の画像信号のデータを書換える。この
途中の状態で画像信号を読み出して表示すれば文
字(図形)が画面を右方から左方へ動くようにロ
ールして表示されることになる。なお主メモリ1
8は全部第21H目から24H×9行=216H間の間毎
Hクロツクされてもよく、又第21H目〜第44H目
の間と表示すべき24H期間との合計48Hの間にの
みクロツクされてもよく、さらに、書換え時以外
は表示期間の24H期間のみクロツクしてもよい
が、クロツクは毎H当り256ビツトであり、これ
は、主メモリクロツク発生回路39で形成されて
いる。行メモリ182〜188も上記の行メモリ
181と全く同一構成であり、行コードメモリ1
7Mで検出した行メモリの出力に従い、行メモリ
181〜188が順次選択されて書換えられる。
その動作は上記の行メモリ181の場合と同じで
ある。 かくして、(1+256)フイールド×8行=2056
フイールド即ち約34.3秒で1画面の8行(192ラ
イン)分の画像信号が書換えられる。 さらに第8図について補足説明すれば、38は
主メモリクロツク発生回路39のクロツクパルス
の始めと終りを決めるゲートパルス発生回路で、
水平パルスを遅延させて主メモリクロツク発生回
路39のスタートを決め、256ビツト目の終り即
ち256ビツト目検出回路40の出力の終りで主メ
モリクロツクの発生を停止させるようなゲートパ
ルス発生回路である。一方、カウンタ10Cは前
述の如くカウンタ10Bの出力を9個計数するカ
ウンタで、その出力が“0”の24H間に主メモリ
18へ書込みを行ない、この出力“1”になると
F.F.41がセツトされてそのQ出力が高レベルと
なり、AND43を導通可能にして出力セレクタ
42の出力即ち行メモリ181〜188の出力を
通過させる。なお、ANDゲート43にはゲート
パルス発生回路38の出力が加えられていて、出
力セレクタ42の出力を水平方向てゲートし、シ
フトレジスタ181SR〜188SRの出力(各H
の最終ビツトで、第9図Aのa256,b256……x256が
相当)が“1”の時12画面の左右の端にその出力
が表示されることを防止している。なお、カウン
タ10Cと出力セレクタ42により行メモリ18
1の内容は第45H目〜第68H目,12、行メモリ1
82の内容は第69H目〜第92H目の間に、行メモ
リ188の内容は第213H目〜第236H目に出力レ
クタ42の出力として取り出されるのはいうまで
もない。 さて、以上述べたような受信機で、1行の水平
方向のビツト数が256ビツトよりも短い文が送ら
れて来て途中で改行されると表示文字は画面の左
端へ到達せず第10図Aの如く途中で止まり、見
にくくなる。そこで、第10図Bの如く左端がそ
ろうように早送り回路を設ける必要が生じる。次
にこのような早送りを行なう手段について説明す
る。 第11図に於て、47は行コード信号を検出し
た時にセツトされるフリツプフロツプで、行コー
ド信号の検出はコントロールビツト検出回路16
及び行コードメモリ17Mにより行なわれる。行
コード信号を検出した時、第10図Aの2行目の
如く書換えられた2行目の先頭の文字“P”が画
面の左端に達しない時にはフリツプフロツプ47
がセツトされる。即ち、行コード信号が検出され
るとコントロールビツト検出回路16の出力と行
コードメモリ17Mの出力とから、そのフイール
ドの大半(たとえば第20H目以降)で低レベルに
なる信号を得ることは容易であり、この信号をフ
リツプフロツプ47へ加えると共に反転器53へ
加え、反転してNANDゲート55を導通させる。
従つて、行コード信号を検出したフイールドの第
45H目(の始め)で必ずフリツプフロツプ57は
リセツトされ、過度状態を除くとフリツプフロツ
プ57は通常リセツトされている。従つて、その
Q出力は低レベルである。 一方、51はシフトパルスを数えるカウンタで
シフトパルスの第256ビツト目の後縁で高レベル
のパルスを出力するように設計しておけば、通常
は低レベルである。従つて、行コードを検出した
場合はフリツプフロツプ57がセツトされている
場合以外はフリツプフロツプ47のR端子が高レ
ベルになつていて、フリツプフロツプ47は行コ
ード信号を検出するとセツトされてその出力は
低レベルに、Q出力は高レベルとなり、NANDゲ
ート48を導通させ49を遮断する。NANDゲー
ト49は、通常のシフトパルス(即ち第21H目の
前縁)を通過させるゲートであり、NANDゲート
48は早送りシフトパルスを通過させるゲートで
ある。 第8図において主メモリクロツク発生回路39
の出力側に、第11図の59〜61の部分を追加
するとフリツプフロツプ59は第20H目の終り
(即ち第2H目の始め)でセツトされ、カウンタ1
0Cの“8”の計数出力即ち8行目の終り(第
236H目の終り)でリセツトされ、第21H目〜第
236H目の間フリツプフロツプ59のQ出力は高
レベルとなり、ANDゲート60の出力には第21H
目〜第236H目の間、毎H256ビツトのパルスが得
られる。これを各行メモリ181〜188へ供給
すれば第8図の動作と何ら変りがない。 一方ANDゲート61の出力には第20H目のみ高
レベルである20H目検出回路5の出力で主メリク
ロツク発生回路39の出力がゲートされて、第
20H目のみAND60の出力と同じクロツクを得
る。これがNANDゲート48及びNORゲート5
0を介して256分の1分周回路として働くカウン
タへ伝えられ、かつ、主メモリ18へもシフトク
ロツクとして伝えられる。 従つて、主メモリ18の行メモリ182は、第
20H目の間に主メモリクロツクで早送りシフトさ
れることになる。後の番組(例えばH)では、次
のフイールドの第20H目で早送りされるが、これ
でも支障はない。シフトパルスの数はカウンタ5
1で数えられており、例えば第10図Aの2行目
“P”の位置で行コードが送られて来たとすると
不足分nビツトだけ早送りされ、その間フリツプ
フロツプ47のQ出力がNORゲート52へ加え
られて2行目用の行メモリ182のANDゲート
182fを遮断するので、第10図A中の“Z”
の後には何も書込まれず(“O”が書込まれる)
“P”〜“Z”がそのまま左方へ移動し、“P”が
左端に達して停止する。即ち、“P”が左端に来
た時はnビツトの早送り後であり、カウンタ51
の出力に高レベルのパルスが現われてフリツプフ
ロツプ47をリセツトしてNANDゲート48を遮
断し、また、NORゲート52の出力は高レベル
に戻る。一方、NANDゲート56は、行コード信
号を検出していない時の第21H目の期間のみ、カ
ウンタ51の出力を通過させるので、行コード検
出中は常に高レベルのままである。 次の行が丁度256ビツト(256フイールド間に)
シフトして、行コードが来る直前のフイールドの
第21H目の前縁で、カウンタ51の出力に高レベ
ル信号が現われると、ANDゲート54が導通
し、NANDゲート56の出力が高レベルから低レ
ベルへと変化し、フリツプフロツプ57がセツト
されてそのQ出力が高レベルとなり、NORゲー
ト58の出力が低レベルとなつて、フリツプフロ
ツプ47をリセツトし続ける。従つて次のフイー
ルドで行コード信号が検出されてもフリツプフロ
ツプ47はセツトされない。 更に、該行コード信号を検出したフイールドの
第45H目では、NANDゲート55の出力が低レベ
ルとなつて、フリツプフロツプ57がリセツトさ
れて先の説明の状態に戻り、次に、行の途中で次
の行コード信号が送られて来ても、あるいは丁度
1行終つてから次の行コード信号が送られて来て
も、上に述べたいずれかの状態となる。従つて、
第11図の如き回路により早送りができることに
なる。 なお、第11図に示してない他の行メモリ18
1,183〜188へもANDゲート60,NOR
ゲート52および50の出力が同様に供給され、
各行メモリ181〜188が同様に書換えられる
ことはいう迄もない。従つてこの方式では、書換
中の行のみ表示が右方から左方へロールシフトす
ることになる。 なお、このような表示が望ましくない時には、
書換終了までブランキングをかけておけばよく、
また、もう1行分余計にメモリを設け、1行書込
み終了毎に所定の主メリの行メモリへ1行分ずつ
転送することも勿論可能である。 次に、このような装置において表示のスタート
および停止を行なう手段について述べる。手動に
よる停止は、第8図中のANDゲート36及び各
行メモリ181〜188中のゲート181g〜1
88gを手動スイツチで遮断すれば容易である
が、送信側からその制御を行うこともできる。例
えば、第1表の制御コード中の第6ビツト目をこ
の目的に使うものとすると、2〜5ビツト目が仮
に“0001”の時で6ビツト目が“1”ならば表示
を停止し、“0”ならば停止を解除し、即ち表示
をスタートするものとする。第8図に於て、制御
コード検出回路17Dではコントロールビツトが
“1”の時に行コードメモリ17Mと同様にバツ
フアメモリ15の出力を続み取るが、前述の如く
第1表中の2〜6ビツト目を読み取り、6ビツト
目が“1”の時に負パルスを出力してフリツプフ
ロツプ17Fをリセツトする。これによりフリツ
プフロツプ17FのQ出力は低レベルとなり、
ANDゲート36が遮断され、書き換えは行われ
ない。しかし、第8図の如くシフトパルスを供給
しておくと、もしストツプ信号の後のフイールド
で行コード信号が送られて来れば、その後のみロ
ールし、画像信号のデータがロールシフトする。 一般に、送信側では、ストツプコード信号を送
つた後は画像信号を送らないものと考えられる
が、ある一画面の終りに必ずストツプコード信号
を入れて、同じ画面をくり返し送出されることが
あるとすれば第12図に示す如く、ANDゲート
62によりシフトパルスをフリツプフロツプ17
FのQ出力でゲートすればよい。この状態で次に
スタートコード信号を検出するまで画像信号のデ
ータの書換えは行われず、従つて画面上の文字が
全部静止しているのはいう迄もない。 スタートコード信号を制御コード検出回路17
Dで検出すると、正の狭いパルス或は負のパルス
がフリツプフロツプ17FのR端子へのパルス出
力端子とは別の端子に生じる。従つて、フリツプ
フロツプ17FがセツトされてそのQ出力が高レ
ベルになる。以下前述の如く、各行の書換えが行
われる。 次に、このような装置に応用して書換中の行を
表示しないようにする手段を第13図と共に述べ
る。第13図中で63―1,63―2,……63
―8はANDゲートで、64―1,64―2,…
…64―8は反転器、37は出力が高レベルとな
るセレクタデコーダであり、その出力を反転して
ANDゲート63―1〜63―8へ加える。行コ
ード信号が仮に第2行目を示す”2”であるとす
ると、ANDゲート63―2が遮断され、行メリ
182が書き換えられ、かつこの間画面には第2
行目は表示されない。 次にこの装置に応用してメモリクロツクを減少
させてシフトレジスタの電力を低減することがで
きる手段について述べる。第14図に示す如く、
各行メモリ181〜188にANDゲート181
j〜181kを追加し、主メモリ18へ主メモリ
クロツク発生回路39から毎H供給される主メモ
リクロツクをゲートすればよい。例えば第1行目
の表示期間である第45H目〜第68H目ではカウン
タ10Cの“1”出力が高レベルになるので、
ANDゲート181jが導通して行メモリ181
のシフトレジスタ181SRのみがクロツクさ
れ、この間他の行の行メモリ182〜188のシ
フトレジスタ182SR〜188SRはクロツクさ
れない。なお、第1行目の行コード“1”をデコ
ーダ37で検出している時は、その前の第21H目
〜第44H目で第1行目の行メモリ181中のAND
ゲート181kが導通し、行メモリ181のシフ
トレジスタ181SRがクロツクされる。なお1
81j〜181kの出力は導通期間は毎Hの第
256ビツト目である。ANDゲート181gの出力
はシフトパルスである。 次に、このような装置における番組切換時及び
テレビジヨン受信から画像情報受信に切換えた時
の動作を説明する。第15図に於て、切換スイツ
チにより番組の切換えが行われた時及びテレビジ
ヨン受信から画像情報受信への切換時には正パル
スをNORゲート65へ供給し、その出力でフリ
ツプフロツプ66をセツトする。そのQ出力とデ
コーダ37の1行目の出力とをORゲート67へ
加え、その出力を行メモリ181へ加えておけ
ば、切換後で行コード信号の検出までの間は、常
に第1行目に文字画像が表示され、待時間なく、
何らかの情報が表示できる。ORゲート67を行
メモリ188とデコーダ37の8行目出力端子と
の間に設けると、前記の行コード信号の検出迄の
間画面の下1行に文字画像が表示される。 以上説明したような受信機の性能と、従来の文
字情報受信機の性能の比較を第2表に示す。表か
らも明らかな如く、本方式では最も簡単な受信機
から非常に複雑なものまで受信機側即ち放送受信
者側で自由に選択できるという特徴を有する。現
在、受信機用のメモリのコストは高価であるが、
将来的には現在の価格よりも大幅に低下するもの
と予想され、メモリが安価になれば2画面分のメ
モリを有する受信機も実用に供せるであろう。 さらに本装置においては、主メモリとしてのシ
フトレジスタを各行に分割し、各行メモリ毎に記
憶再生を行なうようにしたのでシフトレジスタの
電力消費を少なくすることができ、かつ早送りシ
フトによつて表示画像の左端をそろえることによ
りわかり易い表示を行なうこともできるものであ
る。
【表】
さて、次にこのような装置において、通常のテ
レビジヨン番組の表示状態から文字放送の受信状
態に切換えた時に、指定したどの番組でもその番
組の1行の文字を直ちに表示することができるよ
うにした本発明の一実施例について説明する。 第16図はその一実施例で、上述の第8図及び
第11〜15図で示したものに更に上記目的のた
めの回路を追加している。この装置の特徴は、テ
レビジヨン番組表示中には8行分のメモリを1行
分ずつに8分割して送信されている8種類の番組
の画像信号をそれぞれ1行分ずつロールシフトさ
せつつ各行の行メモリに書込んで記憶している点
にある。即ち、第4図のA番組の画像信号を行メ
モリ181へ、B番組をメモリ182へ、……以
下順次書込み、H番組を行メモリ188へ書込ん
でいる。そして、例えば、テレビジヨン番組の表
示状態から文字放送のD番組受信状態に番組指定
回路13が操作されて切換えられると、即座に行
メモリ184の記憶内容が読み出されて画面の第
3行目の位置に表示され、その後コントロールビ
ツトが検出されるまでの間ロールシフト状態で表
示される。次の行コード検出時以降は前述と同様
にその行コードに従つて指定番組の画像信号が各
行メモリ181〜188に書込まれ読出されて行
毎に表示が行われる。 まず、テレビジヨン番組表示中の動作について
第16,17図とともに説明する。テレビジヨン
番組表示状態になる前は必ず文字放送表示状態か
電源スイツチオフの状態である。従つて第16図
中のNORゲート91にそれらの切換時に発生パ
ルスを加えておくとその出力はテレビジヨン番組
表示の始めに必ず一度負パルスを発生し、これに
よりフリツプフロツプ92がリセツトされ、その
Q出力が“0”レベル出力が“1”レベルにな
る。従つて、テレビジヨン番組表示中はANDゲ
ート75,77および101が導通し、74,7
8および100が遮断される。 68は1ライン分200ビツトの記憶容量を有す
るスタテイツクシフトレジスタからなる1ライン
メモリで、この1ラインメモリ68へは毎20H毎
にサンプリングロツク発生回路9の出力即ち第1
7図Bに示すようなA番組からH番組までの200
ビツトのクロツクがANDゲート70とORゲート
69を介して供給されていて、ゲート回路6の出
力中の200ビツト分の画像信号がメモリされる。
即ち、第20H目ではANDゲート70が導通し、反
転器72を出力が低レベルであるからANDゲー
ト71は遮断されている。 一方、24ビツトのバツフアメモリ15の入力回
路ではANDゲート74が遮断され、ANDゲート
75が導通しているので、1ラインメモリ68の
出力がORゲート73を介してバツフアメモリ1
5へ加えられる。このときクロツクパルスは、
ANDゲート78が遮断されているのでANDゲー
ト77を介して25ビツトクロツク発生回路103
からの出力毎にH25ビツトずつのクロツクパルス
が伝えられる状態になるが、この第20H目では25
ビツトクロツク発生回路103の出力は発生され
ていないのでバツフアメモリ15及びコントロー
ルビツト検出回路16はクロツクされない。 一方、フリツプフロツプ96はラインカウンタ
で構成されている44Hパルス発生回路79から第
44H目に発生されるゲートパルスの後縁でセツト
され、第18図Bに示す如く第45Hの始めからそ
のQ出力は高レベルになる。従つて、ラインカウ
ンタ10中の1行分のライン数を計数する1/24分
周カウンタ10Bは第45H目からカウントし始
め、24H毎に出力を出す。このカウンタ10Bの
出力を1/9分周カウンタ10Cでカウントすれ
ば、何行目かをあらわす出力が得られ、はじめに
は“0000”を1行目とする4ビツトの行コードが
カウンタ10Cの出力として得られる。カウンタ
10Cの出力が9行目になつた時、即ち8行目終
了時にフリツプフロツプ96をリセツトするので
そのQ出力は第18図Bに示す如く第45〜236H
目まで高レベルになる。 カウンタ10Bの出力中各行の1ライン目を示
すもの即ち第45H目、第69H目……において第1
7図Cに示す如く、始めの部分に連続した25ビツ
トのクロツクパルスを25ビツトクロツク発生回路
103で発生させるようにしておくと、第45H目
までは25ビツトクロツク発生回路103の出力は
なく1ラインメモリ68は第20H目で受信した各
番組の画像信号を読込んだままであり、第45H目
の始めで上記の25ビツトのクロツクで1ラインメ
モリ68、バツフアメモリ15およびコントロー
ルビツト検出回路16をクロツクすると、1ライ
ンメモリ68の中の始めの25ビツト分即ち第4図
Aの25ビツト分が15および16へ転送されるこ
とになる。 一方、98は水平同期信号の前縁を検出してパ
ルス発生する回路で、毎H1ビツトの書換えを可
能にしている。ANDゲート101が導通してい
るので、バツフアメモリ15及びラインメモリ6
8を毎Hの始め(終りと見なしてもよい)に1ビ
ツトクロツクし、データを1ビツトずつ動かす。
F.F.96のQ出力は第45H目の始めから高レベルに
なるが、ANDゲート101への入力までの間に
適当な時間の遅延をかけるか、或はF.F.96を応
答速度の遅いIC(DTL等)で構成しパルス発生
回路98を高速TTL(シヨツトキー形等)で構
成しておくとF.F.96が第44H目の終り即ち第45H
目の始めでセツトされ、その出力がANDゲート
101の入力端で高レベルに達するまでにパルス
発生回路98の出力パルスが終了し、第45H目の
始めには出力は現われず、従つてバツフアメモリ
15をクロツクすることはない。 一方、NORゲート94の出力はF.F.92のQ出
力が低レベルのため高レベルを保ち、256ビツト
目検出回路40の出力を全部通過させるので、書
換え期間以外にも書換えゲートがANDゲート3
6の出力として現われる。しかし、ANDゲート
104がF.F.92のQ出力よつて遮断されるので
行メモリ181〜188の各aのゲートが遮断さ
れ、各行メモリ181〜188はデコーダ10D
の出力が高レベルの時即ちメモリ内容を表示する
ためのクロツクのみでクロツクされ、かつ、この
時の第256ビツト目で書換えが行われる。即ち行
メモリ181のシフトレジスタ181SRは第45
〜68H目の24H間、毎Hの256ビツト目で書き換
えられる。これは前述の第8図の場合の第21〜
44H目の書換えと同じである。 また、セレクタ102へはF.F.92のQ出力と
コントロールビツト検出回路16のコントロール
検出出力とが加えられ、コントロールビツト検出
出力がなくてF.F.92のQ出力が低レベルの時は
1/9分周回路10Cの出力がセレクタ102の出
力としてデコーダ37へ伝えられるので、その出
力は第45〜68H目では“0”出力となり行メモリ
181への出力のみ高レベルとなつて、第17図
に示す行メモリ181の各ANDゲートa.g,kを
導通可能にする。又、F.F.45の出力はコント
ロールビツト検出時以外は高レベルであるから第
45〜68H目間の毎Hの256ビツト目でANDゲート
181aの出力が高レベルとなり、データが入れ
替わる点は前述と同一である。以下第46〜68H目
まで同一である。 一方、シフトパルスは早送り回路68(第11
図参照)から供給されており、早送り以外の時は
毎21H目の前縁のパルスである。早送り回路68
へF.F.92のQ出力を供給して早送りを禁止すれ
ば各行の間隔が開かず、従来のいわゆるテレスキ
ヤンの1行横ロールの形態で書込み、読出しが行
われる。これは第11図中のANDゲート48に
F.F.92のQ出力を接続することで行われる。 以上述べた如く第1行目の行メモリ181へは
第4図のA番組の24ビツトの映像信号が書込まれ
る。 次に、第69H以降では、デコーダ37の出力が
“0001”即ち第2行目を示し、2行目の行メモリ
182へ第4図のB番組の24ビツトの映像信号が
書き込まれる。以下同様にして8行目の行メモリ
188へG番組の24ビツトの映像が第213〜236H
目で書込まれるまで、第4図のA〜Gの8番組
200ビツトの信号中のコントロールビツト以外の
192ビツトが8行の行メモリ181〜188へそ
れぞれ書込まれる。従つて送信されて来る信号が
そのまま全部書込まれていることになる。このま
ま読出せば画面上で8行の文字が一斉に右から左
へロール表示されるのはいうまでもない。 一方、主メモリ18からの読み出しはテレビジ
ヨン画像受信中はF.F.92のQ出力が低レベルの
ため行メモリ181〜188の負論理のORゲー
トnの出力が低レベルとなつてANDゲート1を
遮断し、シフトレジスタSRの出力を後段へ伝え
ず、出力は表示されない。又ANDゲートkは第
21〜44H目間でデコーダ37の出力が高レベルの
時のみ導通し、256×24ビツトのクロツクパルス
を行メモリ181〜188に供給しており、テレ
ビジヨン画像受信と文字受信とではその動作は変
化しない。行メモリ181〜188のゲートgの
出力のシフトパルスも又同様にテレビジヨン画像
受信と文字受信には関係しない。ANDゲートj
の出力は本来各メモリを表示する区間のみに毎
H256ビツトずつ表われるが、テレビジヨン画像
受信中はその出力にクロツクパルスが現われても
メモリの出力は表示されないことは既に述べた通
りである。 なお、第16図中の回路はセレクタ10Cの使
い方が第14図中のものと一つだけずれている
が、これは第14図の場合のセレクタ10Cの
“0”出力をF.F.97で形成し、第14図中のセ
レクタ10Cの“1”出力を第16図中のセレク
タ10Cの“0”出力にするよう回路を構成して
いるからである。 以上述べた如く毎Hに送られて来る信号は、各
番組共メモリに記憶されているので、電源スイツ
チ投入後或は文字受信からテレビジヨン画像受信
へ切換えた後約256フイールド(その間にコント
ロールビツトが来ればその分だけ長くかかる)後
には各行共にメモリに全部信号が記憶される。 次に、テレビジヨン番組受信から文字受信に切
換えて、仮にC番組を指定したとする。この時、
第16図中の指定番組をコード化するエンコーダ
95の出力は“0010”即ち10進数の“2”を表わ
す状態となる。なおA番組は10進の“0”、B番
組は“1”、D番組は“3”、……G番組は“7”
である。 前述のようにF.F.92はテレビジヨン番組受信
から文字受信の切換えでセツトされてそのQ出力
は高レベルとなり、ANDゲート74,77,1
00を導通可能とし、75,78,101を遮断
する。また、20H目ゲートパルス発生回路15の
出でセツトされ45H目パルス発生回路80の出力
でリセツトされるF.F.97の出力が負論理NOR
ゲート94の出力に反転されて出て来ることにな
り、ANDゲート36は第21〜44H目のみ導通可能
となる。従つて、書換ゲートパルスは第21〜44H
目の毎Hの第256ビツト目に現われ、第8図の場
合と同様にして書換えが行われる。但し、デコー
ダ37の出力はF.F.92のQ出力が低レベルのた
めエンコーダ95の出力に変つているので、行コ
ード検出まではC番組表示用のメモリ即ち行メモ
リ183へ書込みが行われる。 他の行メモリ切換え時に約1フイールド幅のク
リアパルスが供給され、切換え後1フイールド間
で行メモリの内容がクリアされる。これはNAND
ゲートPによつて行われる。 一方、行メモリ183においてはデコーダ37
の出力が高レベルのためNANDゲートrの出力が
低レベルになる。これはF.F.93がF.F.92の
出力が高レベルから低レベルへ変化した時即ちテ
ルビジヨン番組受信から文字受信への切換え時に
セツトされてそのQ出力が高レベルであるので
NANDゲートrの入力が両方ともに高レベルにな
つているためである。従つて、行メモリ183P
の出は高レベルのままで行メモリ183のシフト
レジスタSRはクリアされない。 各行メモリ181〜188の各NANDゲートS
へはF.F.93の出力が伝えられてデコーダ37
の出力に無関係に、NANDゲートSの出力は高レ
ベルとなり、またF.F.92のQ出力も高レベルの
ために負論理ORゲートnの出力が高レベルとな
り、ANDゲート1は全部導通する。しかし、C
番組用の行メモリ183以外の行メモのシフトレ
ジスタSRの内容は全て“0”であり、画面には
表示されず、行メモリ183の記憶内容のみが表
示される。すなわち、C番組の1行の文字のみが
表示される。しかも、デコーダ37の出力がC番
組の部分のみ高レベルであるので第3行目で画像
信号の書き換えが行われかつロールしながらC番
組の文字が表示される。 次に、コントロールビツトを検出するとコント
ロールビツト検出回路16の出力が低レベルにな
りバツフアメモリ15の内容が行コード検出回路
17Mに記憶され、かつ、セレクタ102は行コ
ード検出回路17Mの出力を通過させてデコーダ
37へ供給する。デコーダ37は検出した行コー
ドが仮に3行目を示すものであれば行メモリ18
3への出力のみが高レベルになる。従つて、以降
行メモリ183へ書き込みが行われる。この書き
込みは第21〜44H目に行われる第8図の場合と同
一である。このときの読み出しは第19図中に示
すようにF.F.93がコントロールビツト検出回路
16の出力でリセツトされてF.F.93のQ出力
が低レベル出力が高レベルとなり、行メモリ1
81〜188の各NANDゲートrが遮断される
NANDゲートSが導通し、NANDゲートSの出力
は書き込み中の行メモリ183についてのみ低レ
ベルとなつて表示を禁止する。これは第13図で
説明したものと同一の動作である。即ち書き換え
中は表示されず、テレビジヨン番組受信から文字
受信への切換え後の信号は行コード検出前の1行
分が第3行目に表示されていることになる。次
に、第3行目の行コードを受信すると、第2行目
の行メモリ182の内容が表示され、行メモリ1
83の出力はANDゲート1が閉じて出力されず
書き換えられる。 なお、番組指定後に次に2行目のコード信号を
検出した場合は画面に何も表示されず、最大256
フイールド間無表示となるがそのようになる確率
は1/8であり、実用上支障はない。しかし、これ
を避けるにはF.F.93をもう一度セツトすればよ
く、その方法はエンコーダ95の出力と行コード
検出回路17Mの出力とを比較して一致した時点
で1回だけ行わせるようにF.F.92のQ出力及び
F.F.93のQ出力を組合わせて、次の行コードま
での間該当する行メモリのNANDゲートSを遮断
すればよい。 以上述べた如く、テレビジヨン番組受信から文
字受信に切換えた後、直ちに1行表示を行わせ、
次の行コードから所定の位置に書込みが行われ、
かつ書込みが終了した行から表示される。 さて、第16図中の25ビツトクロツク発生回路
103について第20図を用いて説明する。ここ
で、10Bは上述したような5ビツトのバイナリ
カウンタで、その5ビツトの出力をゲート103
Gへ供給し、その出力が“00001”の時に検出用
のゲート103Gの出力が零レベルになつてF.
F.103Fをリセツトしカウンタ103Cをカ
ウント可能にする。一方、主メモリクロツク発生
回路39の出力がカウンタ103Cへ供給されて
いるのでカウンタ103でクロツクパルスを25個
数え、26個目の始めてF.F.103Fをセツトす
る。従つて、F.F.103Fの出力は第17図
Cのような25ビツトの期間高レベルとなつて、
ANDゲート103Aの出力として第17図Cの
25ビツトのパルスを得る。 次に、セレクタ102について第21図を参照
して述べる。これは2段で構成されており、セレ
クタ回路102Sはエンコーダ95の出力と分周
回路10Cの出力をF.F.92の出力で切替えて選
択しており、テレビジヨン番組の受信中は分周回
路10Cの出力がセレクタ回路102Sの出力と
なり、文字受信への切換え後はエンコーダ95の
出力がセレクタ回路102Sの出力となる。一
方、テレビジヨン番組受信から文字受信への切換
え前はF.F.102FのJ入力が低レベルである
ので行コードが検出されてもセツトされず、また
切換え後も行コードが検出されるまではF.F.1
02Fはセツトされないので、その出力が高レ
ベルとなつてセレクタ回路102Sの出力をデコ
ーダ37へ伝え、行コード検出後F.F.102F
の出力が低レベルになつた後に行コード検出回路
17Mの出力がデコーダ37へ伝えられ、前述の
動作が行われる。 以上述べた如く、本発明によれば、テレビジヨ
ン番組受信から文字受信に切換えられた直後から
直ちに文字を1行表示できるという特徴があり、
また、バツフアメモリも小容量でよいという利点
がある。 なお、主メモリが安価に得られれば、3画面の
主メモリを備え、第1のメモリと第2のメモリに
交互に書換えを行わせ、第3のメモリで上記の動
作を行わせるようにすれば、番組切換時にも1行
即時表示される。又、書換も一頁ずつ行なうこと
もできることになる。
レビジヨン番組の表示状態から文字放送の受信状
態に切換えた時に、指定したどの番組でもその番
組の1行の文字を直ちに表示することができるよ
うにした本発明の一実施例について説明する。 第16図はその一実施例で、上述の第8図及び
第11〜15図で示したものに更に上記目的のた
めの回路を追加している。この装置の特徴は、テ
レビジヨン番組表示中には8行分のメモリを1行
分ずつに8分割して送信されている8種類の番組
の画像信号をそれぞれ1行分ずつロールシフトさ
せつつ各行の行メモリに書込んで記憶している点
にある。即ち、第4図のA番組の画像信号を行メ
モリ181へ、B番組をメモリ182へ、……以
下順次書込み、H番組を行メモリ188へ書込ん
でいる。そして、例えば、テレビジヨン番組の表
示状態から文字放送のD番組受信状態に番組指定
回路13が操作されて切換えられると、即座に行
メモリ184の記憶内容が読み出されて画面の第
3行目の位置に表示され、その後コントロールビ
ツトが検出されるまでの間ロールシフト状態で表
示される。次の行コード検出時以降は前述と同様
にその行コードに従つて指定番組の画像信号が各
行メモリ181〜188に書込まれ読出されて行
毎に表示が行われる。 まず、テレビジヨン番組表示中の動作について
第16,17図とともに説明する。テレビジヨン
番組表示状態になる前は必ず文字放送表示状態か
電源スイツチオフの状態である。従つて第16図
中のNORゲート91にそれらの切換時に発生パ
ルスを加えておくとその出力はテレビジヨン番組
表示の始めに必ず一度負パルスを発生し、これに
よりフリツプフロツプ92がリセツトされ、その
Q出力が“0”レベル出力が“1”レベルにな
る。従つて、テレビジヨン番組表示中はANDゲ
ート75,77および101が導通し、74,7
8および100が遮断される。 68は1ライン分200ビツトの記憶容量を有す
るスタテイツクシフトレジスタからなる1ライン
メモリで、この1ラインメモリ68へは毎20H毎
にサンプリングロツク発生回路9の出力即ち第1
7図Bに示すようなA番組からH番組までの200
ビツトのクロツクがANDゲート70とORゲート
69を介して供給されていて、ゲート回路6の出
力中の200ビツト分の画像信号がメモリされる。
即ち、第20H目ではANDゲート70が導通し、反
転器72を出力が低レベルであるからANDゲー
ト71は遮断されている。 一方、24ビツトのバツフアメモリ15の入力回
路ではANDゲート74が遮断され、ANDゲート
75が導通しているので、1ラインメモリ68の
出力がORゲート73を介してバツフアメモリ1
5へ加えられる。このときクロツクパルスは、
ANDゲート78が遮断されているのでANDゲー
ト77を介して25ビツトクロツク発生回路103
からの出力毎にH25ビツトずつのクロツクパルス
が伝えられる状態になるが、この第20H目では25
ビツトクロツク発生回路103の出力は発生され
ていないのでバツフアメモリ15及びコントロー
ルビツト検出回路16はクロツクされない。 一方、フリツプフロツプ96はラインカウンタ
で構成されている44Hパルス発生回路79から第
44H目に発生されるゲートパルスの後縁でセツト
され、第18図Bに示す如く第45Hの始めからそ
のQ出力は高レベルになる。従つて、ラインカウ
ンタ10中の1行分のライン数を計数する1/24分
周カウンタ10Bは第45H目からカウントし始
め、24H毎に出力を出す。このカウンタ10Bの
出力を1/9分周カウンタ10Cでカウントすれ
ば、何行目かをあらわす出力が得られ、はじめに
は“0000”を1行目とする4ビツトの行コードが
カウンタ10Cの出力として得られる。カウンタ
10Cの出力が9行目になつた時、即ち8行目終
了時にフリツプフロツプ96をリセツトするので
そのQ出力は第18図Bに示す如く第45〜236H
目まで高レベルになる。 カウンタ10Bの出力中各行の1ライン目を示
すもの即ち第45H目、第69H目……において第1
7図Cに示す如く、始めの部分に連続した25ビツ
トのクロツクパルスを25ビツトクロツク発生回路
103で発生させるようにしておくと、第45H目
までは25ビツトクロツク発生回路103の出力は
なく1ラインメモリ68は第20H目で受信した各
番組の画像信号を読込んだままであり、第45H目
の始めで上記の25ビツトのクロツクで1ラインメ
モリ68、バツフアメモリ15およびコントロー
ルビツト検出回路16をクロツクすると、1ライ
ンメモリ68の中の始めの25ビツト分即ち第4図
Aの25ビツト分が15および16へ転送されるこ
とになる。 一方、98は水平同期信号の前縁を検出してパ
ルス発生する回路で、毎H1ビツトの書換えを可
能にしている。ANDゲート101が導通してい
るので、バツフアメモリ15及びラインメモリ6
8を毎Hの始め(終りと見なしてもよい)に1ビ
ツトクロツクし、データを1ビツトずつ動かす。
F.F.96のQ出力は第45H目の始めから高レベルに
なるが、ANDゲート101への入力までの間に
適当な時間の遅延をかけるか、或はF.F.96を応
答速度の遅いIC(DTL等)で構成しパルス発生
回路98を高速TTL(シヨツトキー形等)で構
成しておくとF.F.96が第44H目の終り即ち第45H
目の始めでセツトされ、その出力がANDゲート
101の入力端で高レベルに達するまでにパルス
発生回路98の出力パルスが終了し、第45H目の
始めには出力は現われず、従つてバツフアメモリ
15をクロツクすることはない。 一方、NORゲート94の出力はF.F.92のQ出
力が低レベルのため高レベルを保ち、256ビツト
目検出回路40の出力を全部通過させるので、書
換え期間以外にも書換えゲートがANDゲート3
6の出力として現われる。しかし、ANDゲート
104がF.F.92のQ出力よつて遮断されるので
行メモリ181〜188の各aのゲートが遮断さ
れ、各行メモリ181〜188はデコーダ10D
の出力が高レベルの時即ちメモリ内容を表示する
ためのクロツクのみでクロツクされ、かつ、この
時の第256ビツト目で書換えが行われる。即ち行
メモリ181のシフトレジスタ181SRは第45
〜68H目の24H間、毎Hの256ビツト目で書き換
えられる。これは前述の第8図の場合の第21〜
44H目の書換えと同じである。 また、セレクタ102へはF.F.92のQ出力と
コントロールビツト検出回路16のコントロール
検出出力とが加えられ、コントロールビツト検出
出力がなくてF.F.92のQ出力が低レベルの時は
1/9分周回路10Cの出力がセレクタ102の出
力としてデコーダ37へ伝えられるので、その出
力は第45〜68H目では“0”出力となり行メモリ
181への出力のみ高レベルとなつて、第17図
に示す行メモリ181の各ANDゲートa.g,kを
導通可能にする。又、F.F.45の出力はコント
ロールビツト検出時以外は高レベルであるから第
45〜68H目間の毎Hの256ビツト目でANDゲート
181aの出力が高レベルとなり、データが入れ
替わる点は前述と同一である。以下第46〜68H目
まで同一である。 一方、シフトパルスは早送り回路68(第11
図参照)から供給されており、早送り以外の時は
毎21H目の前縁のパルスである。早送り回路68
へF.F.92のQ出力を供給して早送りを禁止すれ
ば各行の間隔が開かず、従来のいわゆるテレスキ
ヤンの1行横ロールの形態で書込み、読出しが行
われる。これは第11図中のANDゲート48に
F.F.92のQ出力を接続することで行われる。 以上述べた如く第1行目の行メモリ181へは
第4図のA番組の24ビツトの映像信号が書込まれ
る。 次に、第69H以降では、デコーダ37の出力が
“0001”即ち第2行目を示し、2行目の行メモリ
182へ第4図のB番組の24ビツトの映像信号が
書き込まれる。以下同様にして8行目の行メモリ
188へG番組の24ビツトの映像が第213〜236H
目で書込まれるまで、第4図のA〜Gの8番組
200ビツトの信号中のコントロールビツト以外の
192ビツトが8行の行メモリ181〜188へそ
れぞれ書込まれる。従つて送信されて来る信号が
そのまま全部書込まれていることになる。このま
ま読出せば画面上で8行の文字が一斉に右から左
へロール表示されるのはいうまでもない。 一方、主メモリ18からの読み出しはテレビジ
ヨン画像受信中はF.F.92のQ出力が低レベルの
ため行メモリ181〜188の負論理のORゲー
トnの出力が低レベルとなつてANDゲート1を
遮断し、シフトレジスタSRの出力を後段へ伝え
ず、出力は表示されない。又ANDゲートkは第
21〜44H目間でデコーダ37の出力が高レベルの
時のみ導通し、256×24ビツトのクロツクパルス
を行メモリ181〜188に供給しており、テレ
ビジヨン画像受信と文字受信とではその動作は変
化しない。行メモリ181〜188のゲートgの
出力のシフトパルスも又同様にテレビジヨン画像
受信と文字受信には関係しない。ANDゲートj
の出力は本来各メモリを表示する区間のみに毎
H256ビツトずつ表われるが、テレビジヨン画像
受信中はその出力にクロツクパルスが現われても
メモリの出力は表示されないことは既に述べた通
りである。 なお、第16図中の回路はセレクタ10Cの使
い方が第14図中のものと一つだけずれている
が、これは第14図の場合のセレクタ10Cの
“0”出力をF.F.97で形成し、第14図中のセ
レクタ10Cの“1”出力を第16図中のセレク
タ10Cの“0”出力にするよう回路を構成して
いるからである。 以上述べた如く毎Hに送られて来る信号は、各
番組共メモリに記憶されているので、電源スイツ
チ投入後或は文字受信からテレビジヨン画像受信
へ切換えた後約256フイールド(その間にコント
ロールビツトが来ればその分だけ長くかかる)後
には各行共にメモリに全部信号が記憶される。 次に、テレビジヨン番組受信から文字受信に切
換えて、仮にC番組を指定したとする。この時、
第16図中の指定番組をコード化するエンコーダ
95の出力は“0010”即ち10進数の“2”を表わ
す状態となる。なおA番組は10進の“0”、B番
組は“1”、D番組は“3”、……G番組は“7”
である。 前述のようにF.F.92はテレビジヨン番組受信
から文字受信の切換えでセツトされてそのQ出力
は高レベルとなり、ANDゲート74,77,1
00を導通可能とし、75,78,101を遮断
する。また、20H目ゲートパルス発生回路15の
出でセツトされ45H目パルス発生回路80の出力
でリセツトされるF.F.97の出力が負論理NOR
ゲート94の出力に反転されて出て来ることにな
り、ANDゲート36は第21〜44H目のみ導通可能
となる。従つて、書換ゲートパルスは第21〜44H
目の毎Hの第256ビツト目に現われ、第8図の場
合と同様にして書換えが行われる。但し、デコー
ダ37の出力はF.F.92のQ出力が低レベルのた
めエンコーダ95の出力に変つているので、行コ
ード検出まではC番組表示用のメモリ即ち行メモ
リ183へ書込みが行われる。 他の行メモリ切換え時に約1フイールド幅のク
リアパルスが供給され、切換え後1フイールド間
で行メモリの内容がクリアされる。これはNAND
ゲートPによつて行われる。 一方、行メモリ183においてはデコーダ37
の出力が高レベルのためNANDゲートrの出力が
低レベルになる。これはF.F.93がF.F.92の
出力が高レベルから低レベルへ変化した時即ちテ
ルビジヨン番組受信から文字受信への切換え時に
セツトされてそのQ出力が高レベルであるので
NANDゲートrの入力が両方ともに高レベルにな
つているためである。従つて、行メモリ183P
の出は高レベルのままで行メモリ183のシフト
レジスタSRはクリアされない。 各行メモリ181〜188の各NANDゲートS
へはF.F.93の出力が伝えられてデコーダ37
の出力に無関係に、NANDゲートSの出力は高レ
ベルとなり、またF.F.92のQ出力も高レベルの
ために負論理ORゲートnの出力が高レベルとな
り、ANDゲート1は全部導通する。しかし、C
番組用の行メモリ183以外の行メモのシフトレ
ジスタSRの内容は全て“0”であり、画面には
表示されず、行メモリ183の記憶内容のみが表
示される。すなわち、C番組の1行の文字のみが
表示される。しかも、デコーダ37の出力がC番
組の部分のみ高レベルであるので第3行目で画像
信号の書き換えが行われかつロールしながらC番
組の文字が表示される。 次に、コントロールビツトを検出するとコント
ロールビツト検出回路16の出力が低レベルにな
りバツフアメモリ15の内容が行コード検出回路
17Mに記憶され、かつ、セレクタ102は行コ
ード検出回路17Mの出力を通過させてデコーダ
37へ供給する。デコーダ37は検出した行コー
ドが仮に3行目を示すものであれば行メモリ18
3への出力のみが高レベルになる。従つて、以降
行メモリ183へ書き込みが行われる。この書き
込みは第21〜44H目に行われる第8図の場合と同
一である。このときの読み出しは第19図中に示
すようにF.F.93がコントロールビツト検出回路
16の出力でリセツトされてF.F.93のQ出力
が低レベル出力が高レベルとなり、行メモリ1
81〜188の各NANDゲートrが遮断される
NANDゲートSが導通し、NANDゲートSの出力
は書き込み中の行メモリ183についてのみ低レ
ベルとなつて表示を禁止する。これは第13図で
説明したものと同一の動作である。即ち書き換え
中は表示されず、テレビジヨン番組受信から文字
受信への切換え後の信号は行コード検出前の1行
分が第3行目に表示されていることになる。次
に、第3行目の行コードを受信すると、第2行目
の行メモリ182の内容が表示され、行メモリ1
83の出力はANDゲート1が閉じて出力されず
書き換えられる。 なお、番組指定後に次に2行目のコード信号を
検出した場合は画面に何も表示されず、最大256
フイールド間無表示となるがそのようになる確率
は1/8であり、実用上支障はない。しかし、これ
を避けるにはF.F.93をもう一度セツトすればよ
く、その方法はエンコーダ95の出力と行コード
検出回路17Mの出力とを比較して一致した時点
で1回だけ行わせるようにF.F.92のQ出力及び
F.F.93のQ出力を組合わせて、次の行コードま
での間該当する行メモリのNANDゲートSを遮断
すればよい。 以上述べた如く、テレビジヨン番組受信から文
字受信に切換えた後、直ちに1行表示を行わせ、
次の行コードから所定の位置に書込みが行われ、
かつ書込みが終了した行から表示される。 さて、第16図中の25ビツトクロツク発生回路
103について第20図を用いて説明する。ここ
で、10Bは上述したような5ビツトのバイナリ
カウンタで、その5ビツトの出力をゲート103
Gへ供給し、その出力が“00001”の時に検出用
のゲート103Gの出力が零レベルになつてF.
F.103Fをリセツトしカウンタ103Cをカ
ウント可能にする。一方、主メモリクロツク発生
回路39の出力がカウンタ103Cへ供給されて
いるのでカウンタ103でクロツクパルスを25個
数え、26個目の始めてF.F.103Fをセツトす
る。従つて、F.F.103Fの出力は第17図
Cのような25ビツトの期間高レベルとなつて、
ANDゲート103Aの出力として第17図Cの
25ビツトのパルスを得る。 次に、セレクタ102について第21図を参照
して述べる。これは2段で構成されており、セレ
クタ回路102Sはエンコーダ95の出力と分周
回路10Cの出力をF.F.92の出力で切替えて選
択しており、テレビジヨン番組の受信中は分周回
路10Cの出力がセレクタ回路102Sの出力と
なり、文字受信への切換え後はエンコーダ95の
出力がセレクタ回路102Sの出力となる。一
方、テレビジヨン番組受信から文字受信への切換
え前はF.F.102FのJ入力が低レベルである
ので行コードが検出されてもセツトされず、また
切換え後も行コードが検出されるまではF.F.1
02Fはセツトされないので、その出力が高レ
ベルとなつてセレクタ回路102Sの出力をデコ
ーダ37へ伝え、行コード検出後F.F.102F
の出力が低レベルになつた後に行コード検出回路
17Mの出力がデコーダ37へ伝えられ、前述の
動作が行われる。 以上述べた如く、本発明によれば、テレビジヨ
ン番組受信から文字受信に切換えられた直後から
直ちに文字を1行表示できるという特徴があり、
また、バツフアメモリも小容量でよいという利点
がある。 なお、主メモリが安価に得られれば、3画面の
主メモリを備え、第1のメモリと第2のメモリに
交互に書換えを行わせ、第3のメモリで上記の動
作を行わせるようにすれば、番組切換時にも1行
即時表示される。又、書換も一頁ずつ行なうこと
もできることになる。
第1図は従来の画像伝送システムにおける一例
の表示態様を示す正面図、第2図は本発明の画像
受信装置における一例の表示態様を示す正面図、
第3図A,Bは同装置で用いる伝送システムにお
ける一例の伝送態様を示す波形図、第4図A,B
は同システムにおける一例の伝送態様を示す模式
図、第5図は本発明に先立つて考案された画像受
信装置のブロツク線図、第6図は同受信装置の一
部の詳細な回路図、第7図A,B,C,D,E,
F,G,H,I,Jは同受信装置の動作を説明す
るための波形図、第8図,第11図,第12図,
第13図,第14図および第15図は同受信装置
の要部の詳細なブロツク線図、第9図A,B,
C,および第10図A,Bは同受信装置における
一例の表示態様を示す正面図、第16図,第19
図,第20図および第21図は本発明の一実施例
における画像信号装置の要部のブロツク線図、第
17図A,B,C,Dおよび第18図A,Bは同
装置の動作を説明するための波形図である。 1……チユーナ・VIF回路、2……検波回路、
3……同期分離回路、4……波形成形回路、5…
…ゲートパルス発生回路、6……ゲート回路、7
……クロツクパルス再生回路、8……スタートコ
ード検出回路、9……サンプリングクロツク発生
回路、10……ラインカウンタ、11……転送ク
ロツク発生回路、12……表示クロツク発生回
路、13……番組指定回路、14……クロツクゲ
ート、15……バツフアメモリ、16……コント
ロールビツト検出回路、17D……制御コード検
出回路、17M……行コードメモリ、18……主
メモリ、19……増幅回路、20……陰極線管、
181〜188……行メモリ、181SR〜18
8SR……シフトレジスタ、37……デコーダ、
38……メモリクロツクゲートパルス発生回路、
39……主メモリクロツク発生回路、40……
256ビツト目検出回路、41……フリツプフロツ
プ、42……出力セレクタ、43……ANDゲー
ト、44,45……フリツプフロツプ、46……
ANDゲート、47……フリツプフロツプ、4
8,49……NANDゲート、50……NORゲー
ト、51……カウンタ、52……NORゲート、
54……ANDゲート、55,56……NANDゲ
ート、57……フリツプフロツプ、58……
NORゲート、59……フリツプフロツプ、6
0,61……ANDゲート、68……バツフアメ
モリ、92,93,96,97……フリツプフロ
ツプ、95……エンコーダ。
の表示態様を示す正面図、第2図は本発明の画像
受信装置における一例の表示態様を示す正面図、
第3図A,Bは同装置で用いる伝送システムにお
ける一例の伝送態様を示す波形図、第4図A,B
は同システムにおける一例の伝送態様を示す模式
図、第5図は本発明に先立つて考案された画像受
信装置のブロツク線図、第6図は同受信装置の一
部の詳細な回路図、第7図A,B,C,D,E,
F,G,H,I,Jは同受信装置の動作を説明す
るための波形図、第8図,第11図,第12図,
第13図,第14図および第15図は同受信装置
の要部の詳細なブロツク線図、第9図A,B,
C,および第10図A,Bは同受信装置における
一例の表示態様を示す正面図、第16図,第19
図,第20図および第21図は本発明の一実施例
における画像信号装置の要部のブロツク線図、第
17図A,B,C,Dおよび第18図A,Bは同
装置の動作を説明するための波形図である。 1……チユーナ・VIF回路、2……検波回路、
3……同期分離回路、4……波形成形回路、5…
…ゲートパルス発生回路、6……ゲート回路、7
……クロツクパルス再生回路、8……スタートコ
ード検出回路、9……サンプリングクロツク発生
回路、10……ラインカウンタ、11……転送ク
ロツク発生回路、12……表示クロツク発生回
路、13……番組指定回路、14……クロツクゲ
ート、15……バツフアメモリ、16……コント
ロールビツト検出回路、17D……制御コード検
出回路、17M……行コードメモリ、18……主
メモリ、19……増幅回路、20……陰極線管、
181〜188……行メモリ、181SR〜18
8SR……シフトレジスタ、37……デコーダ、
38……メモリクロツクゲートパルス発生回路、
39……主メモリクロツク発生回路、40……
256ビツト目検出回路、41……フリツプフロツ
プ、42……出力セレクタ、43……ANDゲー
ト、44,45……フリツプフロツプ、46……
ANDゲート、47……フリツプフロツプ、4
8,49……NANDゲート、50……NORゲー
ト、51……カウンタ、52……NORゲート、
54……ANDゲート、55,56……NANDゲ
ート、57……フリツプフロツプ、58……
NORゲート、59……フリツプフロツプ、6
0,61……ANDゲート、68……バツフアメ
モリ、92,93,96,97……フリツプフロ
ツプ、95……エンコーダ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 絵素の集まりで表わされる文字あるいは図形
のパターンが上下にn(n≧2)等分され、かつ
水平方向にはm個の絵素に分解され、n等分され
た各部分の縦方向のx個の絵素を一群として相異
なる複数種類の番組の絵素群の画像信号がテレビ
ジヨン信号の垂直帰線期間中の任意の水平走査期
間に時分割配列して重畳して伝送され、さらに各
絵素群の画像信号の重畳位置の直前に各絵素群毎
に独立にコントロール信号が付加され、一定のコ
ントロール信号の場合にはその後の重畳位置に画
像信号にかえて制御コードが重畳されている信号
を受信し、前記画像信号をn等分されたn個の行
メモリからなるメモリに記憶して複数行のパター
ンを同時に表示するようにするとともに、前記コ
ントロール信号を検出し、前記一定のコントロー
ル信号に続く制御コードにより各絵素群のテレビ
ジヨン画面上での上下位置を示す行コード信号を
検出してその各絵素群が表示されるべき上下位置
を判別し、該行コード信号の判別結果に従つて該
当する行の行メモリを前記n個の行メモリから選
択し、前記制御コードが重畳されているフイール
ドの次のフイールドから伝送されてくる画像信号
を各フイールドのx水平期間に該x水平期間の各
水平期間の終りで1ビツトずつ前記選択した行メ
モリに書き込むようにして該行メモリの画像信号
を書き換え、かつ、毎フイールドに1ビツトずつ
のロールシフトパルスを前記行メモリに加えて前
記メモリ内の画像信号を11ビツトずつ横方向にず
らせつつ前記画像信号の書き換えを行うととも
に、この多重化された画像を表示しない状態にお
いては前記複数種類の番組の画像信号をそれぞれ
番組毎に前記n個の行メモリに順次記憶し、特定
の番組の画像の表示が指示されたときにその指定
番組の画像信号が記憶されている行メモリから画
像信号を読み出して表示するようにしたことを特
徴とする画像受信装置。 2 多重化された画像の番組が指定されてからそ
の後の行コード信号が検出されるまでの期間はロ
ールシフトさせながら画像信号を記憶しかつ表示
するようにしたことを特徴とする特許請求の範囲
第1項記載の画像受信装置。 3 番組が指定されたとき、当該番組以外の番組
の画像信号が記載されている行メモリを一旦クリ
アするようにしたことを特徴とする特許請求の範
囲第1項または第2項記載の画像受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4956177A JPS53133320A (en) | 1977-04-27 | 1977-04-27 | Picture receiving device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4956177A JPS53133320A (en) | 1977-04-27 | 1977-04-27 | Picture receiving device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53133320A JPS53133320A (en) | 1978-11-21 |
JPS6150435B2 true JPS6150435B2 (ja) | 1986-11-04 |
Family
ID=12834605
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4956177A Granted JPS53133320A (en) | 1977-04-27 | 1977-04-27 | Picture receiving device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS53133320A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5063836A (ja) * | 1973-10-08 | 1975-05-30 |
-
1977
- 1977-04-27 JP JP4956177A patent/JPS53133320A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5063836A (ja) * | 1973-10-08 | 1975-05-30 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53133320A (en) | 1978-11-21 |
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