JPS61296533A - 光学的情報記録再生方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ 本発明は情報記録媒体上に予め配設したトラックに沿っ
て光学的に情報を記録φ再生又は消去するに際し、目標
とするトランクの目的位置に光ビームを移動する光学的
情報記録再生方式に関する。

［従来技術１ 光学的記録再生装置においては、通常、情報記録媒体に
予め溝上又は畝上のトランクを設け、そのトラックに沿
って情報を光学的に記録・再生または消去するものであ
る。このトラックは、前記情報記録媒体が円盤状の場合
（以下、ディスク）には同心円状ないし渦巻上に設けら
れる。また、かかるトラックは、多量の情報を高密度か
つ整理して記録し、しかも高速度で再生アクセスするな
どの要請から複数のセクタに分割され、それぞれのトラ
ック及びセクタに番地（アドレス）が付されているもの
である。更に、各セクタは、その頭部に所謂ＩＤＸ／Ｓ
ＣＴ等の予め符号化されて記録されている前記アドレス
情報などを含むプレフォーマット部分と、それに引き続
く所望に情報を記録再生するデータ部（あらかじめ溝を
有して構成されるためプレグルーブ部とも称する）とか
ら構成されるのが一般的である。第６図に従来一般的に
用いられている光ディスクの概略構成図を示す。■はデ
ィスクで、その上面にトラック２を配設し、全周を等分
に分割してセクタ３を構成している。３１はセクタの１
部を構成するプレフォーマット部、３２はデータ部であ
る。しかして、上記ディスクを取付けた光学的情報記録
再生装置は、上位コンピュータの指示により半導体レー
ザより発光される微細に焦点を絞られたレーザ光を目標
とするトラックに急速に移動しく以下、トラックジャン
プと称する）ディスク上の目的とする位置に光ビームを
正確に位置合わせし、希望のデータを記録・再生または
消去することができる。

然るに、上位コンピュータからのトラックジャンプせよ
の旨の指示は、必ずしも光学的情報記録再生装置が最適
な状態にあるときになされるとは限らない。詰まり上記
コマンドは、上位コンピュータの要請により適時発っせ
られるものである。このため、下記の如き問題が生じる
。

即ち、前記光ビームはディスクからのもどり光を受けな
がらトラックに沿ってトラッキング制御され、目的とす
るトラックを自動追跡しているものである。

しかるに、前記プレフォーマット部とプレグルーブ部と
では一般にディスク上の表面形状が異なっており、例え
ばプレフォーマット部では平面状ディスク表面に入／８
（入は光ビームの波長）の深さのピットの列が連なって
設けられ、プレグルーブ部では入／８の深さの連続した
溝が設けられており、もどり光に差を生じる。ある。

更に、プレグルーブ部内でも、既に記録されている部分
と未記録の部分とではディスクからのもどり光の強度が
孔あき状態の有無により異ってくる。

かかるもどり光の強度変化に対しても目的とするトラッ
キングを行なわしめるために、一般にはトラッキング用
のサーボループのゲインをそれぞれに応じて変化させて
いる。しかるに、トラッキング用の制御信号であるもど
り光を検出して得たトラックエラー信号（所謂トラック
からの光ビームの位置ずれを検出した光電変換信号）に
含まれるオフセット分は、上記サーボゲインの切換えに
応じ変化してしまう。従って前記光ビームのトラッキン
グは、トラックエラー信号に応じてサーボ制御されてい
るので、前記もどり光の強度が変化する部分ではもとも
と光ビームは不安定な制御状態となている。即ち、光ビ
ームはトラックと直交する方向に大きな振動をくり返し
ている。このような状態において、一方、前記トラック
ジャンプをすべき旨のコマンドであるジャンプパルスは
、一般に隣接するトラック間の平均間隔に対応した移行
時間としての一定のパルス巾・パルス高さを有するパル
スであるから、光ビームのジャンプ開始位置が異なれば
それに応じて隣接するトランクへの着地位置も変るもの
である。従って、光ビームが大きく振動している前記の
如き状態でジャンプパルスが加わった場合には、その振
動によってジャンプ開始点が変動しているために、結果
的に着地位置も大きく変動し、安定かつ確実なトラック
ジャンプができなくなる問題を有している。

［発明の目的１ 本発明は上記従来技術の有していた問題に鑑みなされた
もので、安定なトラックジャンプを行うことができ、か
つジャンプタイムをも含めた平均的なアクセス時間を安
定にし、かつ短縮した実用的な光学的情報記録再生装置
を提供することを目的とする。

［発明の概要］ 本発明は上記目的を達成する為に、トラックを予め配設
した光学的情報記録媒体に光ビームを照射して光学的に
情報の記録・再生または消去を行う光学的情報記録再生
方式において、光ビームのトラックジャンプ動作をトラ
ック上のプレフォーマット部で行なわせるようにしたも
のである。即ち、本発明によればプレフォーマット部で
は所謂記録済の部分だけで構成されていて戻り光の変動
が小さいので光ビームをトラックに対してトラッキング
制御する際のサーボゲインを切換える必要がなく、結果
としてトラックエラー信号に含まれるオフセット成分も
一定であるので、光ビームのトラックジャンプが安定に
行えるものである。即ち、光ビームのトラッキングが非
常に安定して行えるため、トラックジャンプも安定かつ
確実に行えるという作用をなすものである。

［実施例］ 以下、本発明を図面を参照して説明する。なお、以下の
図面において同一作用をなす同一部材には同一符号を付
しその説明を省略する。

第１図（Ａ）、ＣＢ）はディスク上に設けられたトラッ
ク及び該トラック上のセクタの部分を拡大し、本発明の
トラックジャンプの実施例を説明する為に略示した説明
図である。１はディスク、２はトラック、３はセクタ、
３１１，３１２゜３１３はプレフォーマット部、３２は
データ部を示している。第１図（Ａ）において、光ビー
ム４は、トラック２に沿ってトラッキングしつつプレフ
ォーマット部３１１に突入する。トラックジャンプ指示
を受けたのち、もどり光は後で示す光学系を介して光電
検出され、プレフォーマット部に予め設けられている特
殊コード（例えば一定周波数によるビット列）が電気信
号として検知され、光ビーム４は前記プレフ・オーマッ
ト部３１１内でジャンプを開始する（図中、４１）。

光ビームは隣接するトラック２１に到着し、最も近いプ
レフォーマット部３１２を読み出し、予め記録されてい
るアドレスを検出する。更に、前記プレ７オーマー２ト
部３１２に続くデータ部３２１を通過したのち、次のプ
レフォーマット部３１３を検知して、前記と同様、再び
トラックジャンプを開始する。かくして、目的とするト
ラック及びセクタに到達するものである。第１図（Ｂ）
においては、光ビーム４はプレフォーマット部３１４に
予め設けられた特殊コードを検知し、前記プレフォーマ
ット部３１４内でジャンプを開始する（図中、４２）。

光ビームは隣接するトラック２１に到着し、プレフォー
マット部３１５で前記と同様に特殊コードを検知して再
度ジャンプする（図中、４３）。かくの如くして目標数
のトラックジャンプを行なった時点で初めてプレフォー
マット部３１６の例えばインデックスコードあるいはア
ドレスを検知し、目的のトラックに到着したか否かを確
認する。しかして、万一、目的とするトラックに到達し
ていない場合には、前記トラックジャンプのループを再
度くり返すものである。

第２図に本発明に係る光学的情報記録再生装置の実施例
である全体構成図を示す。１は光ディスク、５は光ピツ
クアップで内部に半導体レーザ５１、コリメータレンズ
５２、偏光プリズム５３．１／４人５４、対物レンズ５
５、対物レンズ移動用コイル５６Ｔ、５６Ｆ、ハーフプ
リズム５７、ＲＦ信号検出用光検出器５８及びサーボ用
光検出器５９を有する。５０はキャリッジでピックアツ
プ５全体をディスク１の半径方向に移動する。６はＲＦ
倍信号値化回路で光検出器５８の検出したＲＦ倍信号Ａ
Ｃカップル回路７を通してＤＣ成分を除去した後２値化
して情報読出し信号とし上位のコンピュータ等に出力す
る。８は検出回路で、本発明の要部の１を構成するディ
スク１に予め配設されたプレフォーマット部（第１図）
を検出する。即ち、サーボ用光検出器５９の出力の総和
をＬＰＦ　１０を介して得たＤＣＳＵＮ信号を入力して
プレフォーマット検出信号をマイクロコンピュータ等に
なる制御回路１１に入力する。なお、ＤＣＳＵＮ信号は
、光検出器５８の出力をＬＰＦに通じても得ることがで
きる。

９１は前記サーボ用光検出器５９の検出信号からフォー
カスエラー信号発生回路９０を介して得られるフォーカ
スエラー信号にもとすいてフォーカスサーボするサーボ
回路、９２は前記サーボ用光検出信号を入力してトラッ
クエラー信号（以下、ＴＥＳ）を発生するトラックエラ
ー信号発生回路、９３はＴＥＳにもとすいてピックアッ
プ５の対物レンズ５５を移動しトラッキングさせるレン
ズトラッキングサーボ回路、９４はＬＰＦ９５を通した
ＴＥＳにもとすいてキャリッジ５０を移動しトラッキン
グさせるキャリッジトラッキングサーボ回路である。１
１１は上位コンピュータ等より指令されるジャンプ指令
信号である。

ジャンプ切換回路９６は、制御回路１１で生成されたジ
ャンプパルス９７をトラッキングコイル５６Ｔに選択的
に送るもので、通常はレンズトラッキングサーボ回路９
３の出力をトラッキングコイル５６Ｔに送っており、制
御回路１１からのジャンプ開始パルス９８の発生に伴な
いジャンプパルス９７側に切換えられている。

本実施例によれば、その作用は下記の通りである。即ち
、半導体レーザ５１の光ビームはコリメータレンズ５２
、偏光プリズム５３等を介してディスク１に照射され、
そのもどり光はハーフプリズム５７を介して１部はＲＦ
光信号用検出器５８に他は２ないし４分割ＰＩＮ光検出
器であるサーボ用光検出器５９に入力される。サーボ用
光検出器５９は光ビームがディスク上に適正な焦点を有
し、かつトラックに対して適正に位置追跡しているかを
検出しその１の出力はフォーカスエラー信号発生回路９
０フオーカスサーボ回路９１を介して対物レンズ５５の
フォーカシングコイル５６Ｆを駆動しフォーカス制御を
サーボルーズで行うものである。また光検出器５９の他
の１の出力はトラックエラー信号発生回路９２を介して
ＴＥＳとなりレンズトラッキングサーボ回路９３及び／
又はキャリッジサーボ回路９４を介してトラッキングコ
イル５６Ｔ及び／又はキャリッジ５０に動作し、所謂ト
ラッキング制御をサーボループで行うものである。一方
１本発明の要点であるプレフォーマット検出回路８は、
ＤＣＳＵＮ信号を入力してプレフォーマット部を検知し
検出信号を制御回路１１に入力する。制御回路は外部か
らのジャンプ指令信号１１１を受け、更に上記プレフォ
ーマット検出信号を受けてのち、ジャンプ開始パルス９
８を発生し、前記トラッキングサーボループを開放し、
レンズトラッキングサーボ回路９３、キャリッジサーボ
回路９４の少なくともいずれかを介してレンズ駆動用コ
イル５６Ｔ、あるいはキャリッジ５０をジャンプパルス
９７により駆動し光ビームを目的とするトラックにジャ
ンプさせるものである。

第３図（Ａ）に上記実施例のプレフォーマット検出回路
の１構成例を、（Ｂ）に動作説明図をそれぞれ示す。

第３図（Ａ）において７１は入力する上記ＤＣサム信号
、７２１は基準電圧、７２２は演算増幅器、７２３はイ
ンバータ、７２４はローパスフィルタ、７２５は比較器
である。第３図ＣＢ）を参照して動作を説明する。ＤＣ
サム信号７１はディスクのプレフォーマット部３１及び
データ部３２に応じてその出力レベルを変化する信号で
ある。入力する上記ＤＣサム信号は基準電圧７２１と加
算もしくは減算されフィート／しンク抵抗を有する演算
増幅器７２２によって増幅されインバータ７２３によっ
て反転した出力を比較器７２５の一方の入力端子に入力
する。他方、前記ＤＣサム信号７１はローパスフィルタ
７２４を介して比較器７２６の他の入力端子に加えられ
、両者が比較され、前記プレフォーマット部３１に対応
した正パルスを比較器７２５の出力にプレフォーマット
検出信号として生じるものである。

なお、プレフォーマット部３１に対応したＤＣサム信号
７１で出力レベルがより高い部分７１−１は、プレフォ
ーマット部３１を確実に識別するための特殊コード（た
とえば一定周波数によるピット列）に相当する。そこで
、基準電圧を７２１−１のレベルとし、特殊コードの部
分のみを認識するようにしてもよい。

第４図（Ａ）はプレフォーマット検出回路の他の実施例
を示す回路構成図であり同図（Ｂ）はその動作説明図で
ある。７３は光検出器５８の出力するＲＦ倍信号あり、
バンドパスフィルタ７３１を介してその出カフ３２を比
較器７３３に入力する。

比較器７３３の他の入力には基準電圧７３４が接続され
る。比較器７３３の出カフ３５はモノステーブルマルチ
７３６を介して前記プレフォーマット部３１に対応した
パルス７３７を出力するものである。なお、本実施例は
、プレフォーマット部３１にデータ部３２と異なる周波
数（例えばデータ部の有する基準周波数の数分の−の周
波数）の特殊なコードが記録されている場合に有効な作
用をなすものである。

第５図（Ａ）は前記実施例と同様にＲＦ倍信号入力する
プレフォーマット検出回路の他の実施例を示す回路構成
図であり同（Ｂ）はその動作説明図である。７４１は絶
対値検出回路で所謂余波整流作用をなすものである。バ
ンドパスフィルタ７３１を介した出力信号７３２は絶対
値化され出カフ４２を生じ、ローパスフィルタ７４３を
介した信号７４４を比較器７４５に入力する。比較器７
４５は基準電圧７４６と比較しその出カフ４７をプレフ
ォーマット部に対応して生じるものである。

なお、本発明では、プレフォーマット部であることを、
プレフォーマット部先端に設けたコード情報を用いて認
識するようにしてもよい。

［発明の効果］ 本発明によればディスク上のデータ部でなくプレフォー
マット部を認識して、トラックジャンプ動作を前記プレ
フォーマット部において行なわせることにより、トラッ
クサーボループのゲイン変動の影響を受けず、トラッキ
ングをサーボ制御するトランクエラー信号に重畳するオ
フセット分の変動の影響を受けることがないので、光ビ
ームのジャンプ操作を安定な制御状態下で行なわせるこ
とができる効果をなすものである。

しかして本発明によれば、光学的情報記録再生装置を高
速かつ安定に動作させ、アクセスさせ、必要な情報を確
実に記録・再生又は消去させることができるものである
。

【図面の簡単な説明】

第１図（Ａ）、（Ｂ）は本発明のトラックジャンプを説
明する説明図、第２図は本発明の光学的情報記録再生装
置の実施例を示す全体構成図、第３　（Ａ）、（Ｂ）は
本発明に係るプレフォーマット検出回路の構成図と動作
説明図、第４図（Ａ）、ＣＢ）は本発明の他のプレフォ
ーマット検出回路の構成図と波形図、第５図（Ａ）、（
Ｂ）は本発明の他のプレフォーマット検出回路を示す構
成図と波形図、第６図は光ディスクの概略図である。 １・・・ディスク ２・・・トラック ３・・・セクタ ３１・・・プレフォーマット部 ３２・・・データ部 ４・・・光ビーム ５・・・光ピツクアップ ５０・・・キャリッジ ７・・・ブレフォーマント検出回路 ８・・・制御回路 ８１・・・ジャンプ指令信号 ９２・・・トラックエラー信号発生回路９３・・・レン
ズトラッキングサーボ回路９４・・・キャリッジトラッ
キングサーボ回路特許出願人　　オリンパス光学工業株
式会社代理人　弁理士　　　奈　　　良　　　　　武第
　１　図（Ｂ） ４４ｚ　３１４ 第２図 第　３　図（Ａ） 第３　図（Ｂ） −を 第　４　図（Ａ） 第４図（Ｂ）

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）少なくともプレフォーマット部とデータ部とを有
   するトラックを設けた光学的情報記録媒体に光ビームを
   照射して光学的に情報の記録・再生または消去を行う光
   学的情報記録再生方式において、前記光ビームのトラッ
   ク ジャンプ動作を前記プレフォーマット部で行なわせるこ
   とを特徴とする光学的情報記録再生方式。
2. （２）前記トラックジャンプ動作はプレフォーマット部
   に予め設けられた所定の信号を検出して行なう特許請求
   の範囲第１項記載の光学的情報記録再生方式。