JPS61293808A - 無機質材料の抄造法 - Google Patents

無機質材料の抄造法

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JPS61293808A
JPS61293808A JP11498385A JP11498385A JPS61293808A JP S61293808 A JPS61293808 A JP S61293808A JP 11498385 A JP11498385 A JP 11498385A JP 11498385 A JP11498385 A JP 11498385A JP S61293808 A JPS61293808 A JP S61293808A
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JP
Japan
Prior art keywords
paper
papermaking
fourdrinier
layer
cake
Prior art date
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Pending
Application number
JP11498385A
Other languages
English (en)
Inventor
塚本 彰
雅昭 久保
安広 佐藤
三浦 健治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] この発明は、水硬性無機質材料の成形技術の分野に属し
、特に抄造法の改良に関する。
また、建築用板材、特にセメント系建築用板材の製造技
術の分野にも属する。
[背景技術] 従来、長網式抄造機を使用し各種の無機系板材を製造し
ていた。この方法により製造された板材は建築用板とし
て賞月されている。しかし、幾つかの欠点があり、その
ため用途が限定されていた。たとえば、長網式抄造機に
より製造された板材には、以下のような欠点があった。
(1)  一般的には、板材の表面、裏面間で密度の差
が生じて、物性上不都合であった。
たとえば、密度に差があると、吸水性に差異が生じて反
りが発生し、あるいは凍害の原因となり、場合によって
はクランクが発生する。
(2)表面層に補強用の繊維が多(なり、表面の地合が
悪くなる。
以上の事情に関して、本発明者らは鋭意研究した結果、
長網式抄造機について以下のことが判明した。
まず、長網式抄造機においては、抄造コンベアの上にあ
る抄造ケーキの脱水効率を向上させるため、減圧脱水方
式を採用している。その結果として、減圧に伴い、板材
に空気の侵入が起こり、それが空気の通り道となる。つ
まり微細な孔が穿けられる。一方、脱水が進むと、表面
層に空気が入り込み、水に溶けている成分、水の移行に
伴って流下する非溶性成分が板材の上部層で少なくなり
、反対に下部層は溶解性成分あるいは流下に伴って移行
をした成分が多くなる。
これらの理由のため表面層は粒径の大きい材料成分、繊
維質成分などが多くなるが、反対に下部層は緻密な成分
が多くなるものと推定された。この結果として表面層と
裏面層との物性に差が生じ、前記種々の不都合が生じる
のである。
以上のような事柄から、長網式抄造機において物性の改
善を図るためには、脱水操作により生成する空気の流通
、すなわち通気を制限する必要がある。好ましくは通気
を防止し、空気の通路を閉塞する必要があることが判明
したのである。
[発明の目的] この発明は、抄造法による板材の製造技術を改良して、
以て得られる板材の特性の改善を図ることを目的とする
[発明の開示] この発明は、長網式抄造機による無機質材料の抄造法に
おいて、抄き上げられつつある抄造ケーキの上面ないし
上層に、通気を制限する層を設けることを特徴とする無
機質材料の抄造法を提供するものである。以下、この発
明の詳細な説明するこの発明においては、長網式抄造機
において抄き上げられつつある、いわゆる抄造ケーキの
状態において、そのケーキを空気が貫通することにより
穿孔されることを防止することが課題となった。そこで
、いわば空気の遮蔽用の層を前記ケーキの上面ないし上
層に配置するのである。具体的には、ケーキの上面をシ
ート状物で被覆することにより前記通気の制限を行うの
である。
ここで使用する被覆用のシートとしては、通気性のない
材料が選択される。たとえばポリプロピレン、ポリエチ
レン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリ
デンなどのプラスチックスシート、あるいはアクリロニ
トリル・ブタジェン、アクリロニトリル・スチレンなど
のゴムシート、織物の表面をプラスチックスあるいはゴ
ムで被覆したシート、または金属シート、ロールなども
採用できる。
また、他の被覆の手段として抄造の際に、あるいは抄造
の後半に微粒子状の物質、あるいは使用している無機質
材料と同質のセメント材微粒子、または後工程で使用す
る目止め剤を抄造直前のスラリに、あるいはケーキの上
に撒布する方法も実用可能である。すなわち、このよう
にしてもケーキの上層に緻密で通気性の少ない層が配置
されることになり、結局通気を制限することが出来るの
である。
なお、長網式抄造機においては抄造用のフェルトを使用
し、この上にスラリないし被抄造材料を載せて、フェル
トを通して脱水しつつ抄造するのが通常の操作である。
本発明においても、ケーキの表面に通気制限層を配置す
のみならず、フェルトを通しての脱水を行う必要がある
。このためには、フェルトを通して減圧するか、ケーキ
の表面から加圧を施す必要がある。
本願発明は、無機質の水硬性材料の抄造法による板材の
製法に関する。この発明で使用される無機質水硬性材料
としては、ポルトランドセメント、スラグセメント、ア
ルミナセメントなど一般のセメント系バインダが使用さ
れる。またケイ酸カルシュウムなども対象とすることが
できる。要するに長網式抄造機により抄造可能な水硬性
材料が通用範囲になる。
なお、以上のほか抄造の際に、前記のような空気の遮蔽
を行うこと以外は、通常の長網式抄造機による抄造法が
採用可能である。また、抄造後の賦形、養生、乾燥、必
要に応じて施す表面処理ないし表面塗装などの工程は通
常の工程によって処理可能である。
以下、実施例に基づき説明する。
実施例1 長網式抄造機を使用して、セメントおよび補強用繊維か
らなるスラリを調整し、建築用板材を製造するに際して
、ポリエチレンシートで表面を被覆し、減圧下で抄造し
た。抄造後、従来と同じように養生、乾燥し、後加工を
施して建築用板材を製造した。
実施例2 表面被覆材として織物の表面を、アクリロニトリル・ブ
タジェンゴムで被覆したシートを使用して、抄造時に板
材の表面を覆って、実施例1と同じように製造した。
実施例3 抄造時に材料の含水率が多い段階で、表面からゴムロー
ルで加圧し、下部より減圧脱水しながら、実施例1と同
様にして製造した。
実施例4 長網式抄造機において、はぼ抄造が終わった段階で、板
材のマトリックス成分のみを、水面下へ落下させ、抄造
することにより、表面層にマトリックス成分が多くなる
ようにして抄造する。その後は実施例1と同じようにし
て製造した。
実施例5 長網式抄造機で抄造機のスラリー混合槽を出た時点で、
少量のマトリックス成分をスラリに撒布して、表面層に
マトリックス成分が多い系を作り、その後は実施例1と
同じようにして製造した。
比較例 長網式抄造機を使用して表面の被覆、加圧等の処理を施
すことなく抄造し、実施例1と同様にして養生、乾燥、
後加工を行い建築用板材を製造した。
以上の実施例1〜5および比較例で得た、製品の細孔径
分布と透水量を測定し、その結果を第1表に示した。な
お、細孔径分布は水銀圧入法で測定した。透水量は、2
0cmの高さの筒を板材の上に立て、その高さが24時
間後にどれ位変化したかを調べることにより測定した。
細孔径分布により透水量が大きく影響されることが判る
。その理由は、接触角と細孔径の関係を調べることによ
り推定することができる。すなわち、50μ以上の細孔
径があると、接触角だけでは透水量を制御することが出
来ないことによる。
[以下余白] 第1表

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)長網式抄造機による無機質材料の抄造法において
    、抄き上げられつつある抄造ケーキの上面ないし上層に
    、通気を制限する層を設けることを特徴とする無機質材
    料の抄造法。
JP11498385A 1985-05-27 1985-05-27 無機質材料の抄造法 Pending JPS61293808A (ja)

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JP11498385A JPS61293808A (ja) 1985-05-27 1985-05-27 無機質材料の抄造法

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JP11498385A JPS61293808A (ja) 1985-05-27 1985-05-27 無機質材料の抄造法

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53144926A (en) * 1977-05-24 1978-12-16 Matsushita Electric Works Ltd Method of making asbestos cement plate
JPS558133B1 (ja) * 1969-01-29 1980-03-01
JPS5731515A (en) * 1980-08-02 1982-02-20 Matsushita Electric Works Ltd Manufacture of inorganic substrate
JPS5919304B2 (ja) * 1975-04-29 1984-05-04 レスリ−・ハ−トリツジ・リミテツド 煙濃度測定用器具

Patent Citations (4)

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JPS5731515A (en) * 1980-08-02 1982-02-20 Matsushita Electric Works Ltd Manufacture of inorganic substrate

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