JPS61292564A - 回転検出装置 - Google Patents

回転検出装置

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Publication number
JPS61292564A
JPS61292564A JP13508285A JP13508285A JPS61292564A JP S61292564 A JPS61292564 A JP S61292564A JP 13508285 A JP13508285 A JP 13508285A JP 13508285 A JP13508285 A JP 13508285A JP S61292564 A JPS61292564 A JP S61292564A
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JP
Japan
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signal
pulse train
detection
detection pulse
signals
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JP13508285A
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Yoji Yamada
洋史 山田
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPS61292564A publication Critical patent/JPS61292564A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両のおける回転体の回転速度3回転方向1
回転角度等の検出に用いられる回転検出装置に関する。
(従来の技術) 車両においては、車速等の計測のため、変速機の出力軸
等の回転状態を検出する各種の回転検出装置が実用に供
されている。斯かる回転検出装置の一般的なものは、回
転状態が検出されるべき回転体に伴ってもしくはそれに
連動して回転する回転円板が備えられ、その回転円板が
円周方向に沿って多数の光反射部、光透過部、あるいは
、着磁部等の被検出部が環状に配列形成されたものとな
されるとともに、被検出部を光学的あるいは磁気的に検
出して被検出部の配列に応じた検出信号を発生する検出
器が回転円板に対して設置されて構成され、回転状態が
検出されるべき回転体の回転時に、検出器から得られる
検出信号の周波数あるいは位相等が回転体の回転状態に
応じたものとなるようにされ、る。
このような回転円板を備えた回転検出装置においては、
回転円板に環状に配列形成される被検出部の細密度によ
って検出精度が左右されることになるが、例えば、各被
検出部が光反射部あるいは透孔等の光透過部とされる場
合、回転円板に多数の光反射部あるいは光透過部を形成
するに際しての加工上の限界があってその細密度を充分
に高めることが困難となる。また、各光反射部あるいは
光透過部が細密度を高めるべく狭小なものとされると、
検出器から得られる検出信号のS/N比が低下してしま
うという不都合が生じることになる。
このため、回転円板に配列形成される光反射部あるいは
光透過部の細密度を所定範囲内にとどめたもとで検出精
度の向上を図るためのいくつかの方策が提案されており
、例えば、実開昭55−172856号公報にも記載さ
れている如く、回転円板に、光反射部あるいは光透過部
の環状配列を回転円板の径方向に2重に設け、それら内
側及び外側の光反射部あるいは光透過部の環状配列の夫
々に対応する2個の光学的検出器を配して、各光学的検
出器から得られる検出信号を合成し、その結果、検出精
度が実質的に高められることになる検出出力を得るよう
になすことが知られている。
しかしながら、上述の如くに、回転円板を備えた回転検
出装置が、回転円板に内側及び外側の光反射部あるいは
光透過部の環状配列が2重に形成されるものとされる場
合には、回転円板の作成工程が複雑化して回転円板を容
易に得ることができなくなり、また、回転円板が大型化
する傾向となるという問題を伴い、その結果、装置の製
造コストが嵩むとともに装置全体が大型化することにな
ってしまう。
そのため、複数の被検出部が回転中心を包囲して環状に
配列形成され、回転状態が検出されるべき回転体に伴っ
てもしくはそれに連動して回転する回転円板と、この回
転円板に近接して配されて被検出部の配列に応じた検出
パルス列信号を発生する複数の検出器とを備えるものと
され、複数の検出器がそれらの夫々から得られる検出パ
ルス列信号が所定の相互位相差を有するものとなるよう
に配置されて、各検出パルス列信号が合成されることに
より、検出精度の向上が図られることになる回転検出出
力信号が、回転円板が大型化されず、かつ、容易に作成
できるものとされたもとで得られるようにされた回転検
出信号発生装置が考えられている。
そして、斯かる回転円板と所定の相互位相差を有する複
数の検出パルス列信号が得られる複数の検出器とを備え
た回転検出信号発生装置からの各検出パルス列信号が、
それらを共通に必要とする、例えば、メータ制御ユニッ
ト、アンチロックブレーキ制御ユニットオートクルーズ
制御ユニット等の複数の制御ユニットに供給され、各制
御ユニットは、複数の検出パルス列信号に基づいて、回
転状態が検出されるべき回転体の回転速度をあらわす回
転検出出力信号、さらには、回転状態が検出されるべき
回転体の回転方向をあらわす信号を得て、夫々に要求さ
れている制御を行う。
(発明が解決しようとする問題点) 上述の如くに、複数の制御ユニットの夫々に所定の相互
位相差を有する複数の検出パルス列信号が供給され、各
制御ユニットにおいて、供給される複数の検出パルス列
信号に基づいて回転検出出力信号及び他の必要に応じた
信号が形成される制御システムのもとにおいては、複数
の制御ユニットの夫々が、複数の検出パルス列信号に基
づいて回転検出出力信号及び他の必要に応じた信号を形
成するための論理回路部を内蔵するものとされる。
即ち、複数の検出パルス列信号を共通に用いて夫々の制
御動作を行うようにされた複数の制御ユニットが、共通
に供給される複数の検出パルス列信号から同一の信号を
得るための論理回路部を個々に備えるものとなり、信号
処理部の重複設置がなされていることになる。斯かる信
号処理部の重複設置は、真に必要とされる数基上の数の
信号処理部が設置されて、夫々が非効率的な使用状態に
おかれるという不合理のみならず、各信号処理部への信
号供給のための配線が複雑化し、かつ、配線量の増大を
まねくという不都合を生じることになる。
斯かる点に鑑み、本発明は、複数の被検出部が回転中心
を包囲して環状に配列形成され、車両における回転状態
が検出されるべき回転体に応じて回転する回転部材、及
び、夫々が回転部材に近接して配されて被検出部の配列
に応じた検出パルス列信号を発生するものとされ、各検
出パルス列信号が所定の相互位相差を有するものとなる
ように配置された複数の検出器を含み、複数の検出器か
ら夫々得られる検出パルス列信号に基づいて、車両の各
部に設置される複数の制御ユニットの夫々の制御動作が
行われるべく使用されるにあたって、複数の検出パルス
列信号から、各制御ユニットにおいて必要とされる、検
出されるべき回転体の回転速度もしくは回転方向に対応
する信号あるいは各検出パルス列信号の異常をあらわす
信号等を形成するための論理回路部が効率に優れた使用
状態におかれることになるとともに、複数の制御ユニッ
トに対する信号供給における簡素化が図られるようにさ
れた回転検出装置を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上述の目的を達成すべく、本発明に係る回転検出装置は
、複数の被検出部が回転中心を包囲して配列形成され、
車両における回転状態が検出されるべき回転体に応じて
回転する回転部材と、この回転部材に近接して配されて
被検出部の配列に応じた検出パルス列信号を発生するn
個(nは3以上の正整数)の検出器が、それらのうちの
隣合う2個から得られる第1及び第2の検出パルス列信
号を実質的に2π/nの相互位相差を有するものとすべ
く配置され、かつ、第1の検出パルス列信号を形成する
各検出パルスと第2の検出パルス列信号を形成する各検
出パルスとを部分的にオーバーラツプさせるものとされ
て形成される検出信号発生部と、検出信号発生部から得
られる検出パルス列信号に基づいて、回転状態が検出さ
れるべき回転体の回転速度もしくは回転方向に対応する
信号あるいは各検出パルス列信号の異常をあらわす信号
等を形成する論理回路部を備えるものとされ、論理回路
部が車両における配線集中部を形成するジャンクション
ボックス内に設けられて構成される。
(作 用) 上述の如くに構成された本発明に係る回転検出装置にお
いては、検出信号発生部におけるn個の検出器の夫々か
ら得られる検出パルス列信号が、複数のワイヤハーネス
が接続されて配線集中部を形成するジャンクションボッ
クス内に設けられた論理回路部に供給され、この論理回
路部において、各検出器からの複数の検出パルス列信号
に基づき、回転状態が検出されるべき回転体の回転速度
に応じた回転検出出力信号、検出されるべき回転体の回
転方向に応じた信号、各検出パルス列信号の異常をあら
わす信号等の複数の信号が形成される。
そして、論理回路部から得られる複数の信号が、ジャン
クションボックスから車両の各部に設置された複数の制
御ユニットに分配供給される。
この結果、回転状態が検出されるべき回転体の回転検出
を高精度に行うことができることになるとともに、斯か
る高精度な回転検出を可能とする複数の検出パルス列信
号に基づいて各種の信号を得るための論理回路部が、そ
の重複設置が回避されて効率良く使用されるものとされ
、かつ、各部の配線が簡略化されることになる。
(実施例) 以下、本発明の実施例について図面を参照して述べる。
第1図は、本発明に係る回転検出装置の一例を示す。こ
の例は、車両における回転体である、例えば、変速機の
出力軸の回転状態を検出するものとされ、円板内蔵部1
0と、車両における配線集中部を形成すべく車体の所定
位置に設置され、車体の各所に配設された複数のワイヤ
ハーネスの夫々の一端が連結されるジャンクションボッ
クス27内に納められた論理回路ブロック28とを備え
るものとされている。
円板内蔵部10は、回転円板14と、それに関連して配
されて回転円板14に設けられた被検出部を検出し、検
出パルス列信号を発生する3個の検出器20A、20B
及び20Cとを有するものとされており、具体的には、
例えば、第2図に示される如くに構成される。
第2図に示される円板内蔵部10の一例は、一点鎖線で
表されるケース11を備えており、このケース11内に
は、例えば、変速機の出力軸の回転を伝達するケーブル
12が連結されたシャフト13と、このシャフト13に
固着された回転円板14とが配置されている。この回転
円板14には、多数の略矩形とされた同一寸法の透孔1
6が、各透孔16の幅に等しい間隔を置き、回転円板1
4の回転中心を包囲して環状に配列形成されている。
これら透孔16の夫々が被検出部としての光透過部とさ
れ、また、隣合う2個の透孔16の間が光遮断部18と
されている。
回転円板14の回転中心の周囲には、3個の光電型とさ
れた検出器20A、20B及び20Cが回転円板14に
近接し、かつ、等間隔で、即ち、回転円板14の回転中
心に関して120°ずつの角度割りをもって配置されて
おり、これら検出器20A、20B及び20Cはケース
11の内面に固定されている。
検出器20A、20B及び20Cの夫々は同一構成のも
のとされており、例えば、第3図に検出器20Aが例示
される如く、全体としてコ字状に形成され、その上辺部
21aと下辺部21bとで回転円板14を挾むものとさ
れる。回転円板14の上方に位置するものとなる上辺部
21aの内部には、発光ダイオード等の発光素子22が
設けられ、また、回転円板14の下方に位置するものと
なる下辺部21bの内部には、フォトトランジスタ等の
受光素子24が設けられており、これら発光素子22と
受光素子24とは、回転円板14に設けられた透孔16
の環状配列部を介して互いに対向している。従って、発
光素子22と受光素子24との間に光遮断部18が位置
する状態では、発光素子22からの光が光遮断部18に
よって遮断されて受光素子24に到達せず、発光素子2
2と受光素子24との間に透孔16が位置する状態で、
発光素子22からの光が透孔16を通じて受光素子24
に到達することになる。
受光素子24は発光素子22からの光の到達に応じて信
号を発生し、それによって、回転円板14の回動時には
、受光素子24は各透孔16に対応する検出パルスを発
生し、従って、受光素子24からは、透孔16の配列に
応じた検出パルス列信号が、被検出部に関しての検出出
力信号として得られる。
この場合、回転円板14に設けられた透孔16の環状配
列は、回転円板14の回転中心に関して120°ずつの
角度割りをもって配置された検出器20A、20B及び
20Cの夫々が、回転円板14の回動時に、それらのう
ちの隣合う2個、即ち、検出器2OA及び20B、検出
器20B及び20C1もしくは、検出器20C及び20
Aの夫々の受光素子24から得られる2つの検出パルス
列信号が実質的に2π/3の相互位相差を有するものと
なる位置に配置されたことになるように、かつ、これら
2つの検出パルス列信号の一方を形成する各検出パルス
と他方を形成する各検出パルスとが相互にオーバーラツ
プする部分を有するものとなるように設定されている。
そして、検出器20A、20B及び20Cの夫々には車
体に配設されたワイヤハーネス中の3本のワイヤWが連
結されており、これらのワイヤWを通じてバッテリから
検出器2OA、20B及び20Cの夫々における発光素
子22への電力供給がなされ、また、バッテリから検出
器20A、20B及び20Gの夫々における受光素子2
4への電力供給及びその受光素子24からの検出パルス
列信号の導出がなされる。このようにして各検出パルス
列信号を発生する検出器20A、20B及び20Cによ
り、検出信号発生部が形成されているのである。
上述の如くにしてケース11内に回転円板14が収容さ
れ、また、ケース11の内面に3個の検出器20A、2
0B及び20Cが固定されて形成される円板内蔵部10
において、検出信号発生部を形成する検出器20A、2
0B及び20Gの夫々は論理回路ブロック28に接続さ
れている。
論理回路ブロック28には、第1図に示される如く、円
板内蔵部10に設けられた検出器20A。
20B及び20Cの夫々における受光素子24が発生す
る検出パルス列信号Pa、Pb及びPcが夫々供給され
る、検出出力形成部及び出力選択部を含む出力送出部3
0.異常検出部40、異常対策信号形成部50、及び、
前後進判別部80が含まれている。そして、出力送出部
30には、異常検出部40からの異常検出信号Pe及び
異常対策信号形成部50からの異常対策信号Cxも供給
され、また、異常検出部40からの信号Pr及びPdが
異常対策信号形成部50に供給される。
出力送出部30には、第4図に示される如く、検出器2
0Aからの検出パルス列信号Paと検出器20Bからの
検出パルス列信号pbとが供給される第1のアンドゲー
ト回路31.検出器20Bからの検出パルス列信号Pt
yと検出器20Cからの検出パルス列信号Pcとが供給
される第2のアンドゲート回路32.検出器20Cから
の検出パルス列信号Pcと検出器20Aからの検出パル
ス列信号Paとが供給される第3のアンドゲート回路3
3、及び、各アンドゲート回路31.32及び33から
得られる信号P+、Pz及びP3が供給されるオアゲー
ト回路34から成り、オアゲート回路34の出力信号P
nが回転検出出力とされる検出出力形成部30Aが形成
されている。また、さらに、異常対策信号形成部50か
らの異常対策信号Cxが供給される、入力信号周波数を
3逓倍する周波数逓倍回路36と、検出出力形成部30
Aのオアゲート回路34から得られる出力信号Pnが供
給される固定接点35a、異常対策信号CXが周波数逓
倍回路36でその周波数が3逓倍されて得られる信号C
x’が供給される固定接点35b、及び、異常検出部4
0から得られる異常検出信号Peによって制御され、固
定接点35a及び35bの一方に選択的に接続される可
動接点35cを有するスイッチ回路35とから成る出力
選択部30Bが形成されている。
異常検出部40は、第5図に示される如く、検出器20
A、20B及び20Cからの検出パルス列信号Pa、P
b及びPcの夫々が供給されるオアゲート回路41及び
アンドゲート回路42と、オアゲート回路41から得ら
れる信号Prが直接供給されるとともに、アンドゲート
回路42から得られる信号Pdがインバータ43を介し
て供給されるアンドゲート回路44とで成り、アンドゲ
ート回路44の出力信号が異常検出信号Peとされる。
異常対策信号形成部50においては、第5図に示される
如く、検出パルス列信号Pa、Pb及びPcが夫々セッ
ト端子Sに供給されるとともに、異常検出部40のオア
ゲート回路41から得られる信号Prがインバータ57
によりレベル反転されて得られる信号Pr’が各リセッ
ト端子Rに供給されるRSフリップ・フロップ51.5
2及び53と、これらRSフリップ・フロップ51,5
2及び53の夫々の出力端子Qに得られる信号S1.3
2及びS3が遅延回路51a、52a及び53aにより
微小時間だけ遅延されて得られる信号Sl’、S2’及
びSi’が夫々データ端子りに供給されるとともに、信
号Prが各クロック端子Cに供給されるD−フリップ・
フロップ54゜55及び56と1、検出パルス列信号P
a、Pb及びPcが夫々インバータ67.68及び69
によりレベル反転されて得られる信号Pa’ 、Pb’
及びPc’ が夫々セット端子Sに供給されるとともに
、異常検出部40のアンドゲート回路42から得られる
信号Pdが各リセット端子Rに供給されるRSフリップ
・フロップ61.62及び63と、これらRSフリップ
・フロップ61.62及び63の夫々の出力端子Qに得
られる信号S、。
S8及びS、が遅延回路61a、62a及び63aによ
り微小時間だけ遅延されて得られる信号S?’+S11
″及びS、°が夫々データ端子りに供給されるとともに
、信号Pdが各クロック端子Cに供給されるD−フリッ
プ・フロップ64.65及び66とが配され、D−フリ
ップ・フロップ54及び64の夫々から得られる信号S
A及びSl。
がオアゲート回路58に、D−フリップ・フロップ55
及び65の夫々から得られる信号S5及びS、がオアゲ
ート回路59に、また、D−フリップ・フロップ56及
び66の夫々から得られる信号S6及びS1□がオアゲ
ート回路60に、夫々供給される。
さらに、オアゲート回路58からの信号S4もしくはS
、。が直接アンドゲート回路71に供給されるとともに
インバータ77によりレベル反転されてアンドゲート回
路72に供給され、オアゲート回路59からの信号S5
もしくはS11が直接アンドゲート回路72に供給され
るとともにインバータ78によりレベル反転されてアン
ドゲート回路73に供給され、また、オアゲート回路6
0からの信号S6もしくはS1□が直接アンドゲート回
路73に供給されるとともにインバータ79によりレベ
ル反転されてアンドゲート回路71に供給される。また
、アンドゲート回路71.72及び73には、検出パル
ス列信号Pa、Pb及びPcが夫々供給される。
そして、アンドゲート回路71.72及び73の夫々か
ら得られる信号C,,C2及びC5がオアゲート回路7
6に供給され、オアゲート回路76の出力信号が異常対
策信号Cxとされる。
上述の如くに構成された円板内蔵部10と論理回路ブロ
ック28との組み合せのもとにおいては、車両の走行時
に回転円板14が車速に応じて回転せしめられることに
なり、検出器20A、20B及び20Cのいずれもが正
常に動作している状態においては、検出器20A、20
B及び20Cから夫々、第6図A、 B及びCにおける
時点t1以前の期間T0、及び、第7図A、 B及びC
における時点t4以前の期間T4において示される如く
、順次に2π/3、即ち、120’ずつの位相差を有す
るものとされた検出パルス列信号Pa、Pb及びPcが
得られる。これらの検出パルス列信号Pa、Pb及びP
cは、それらのうちの120°の相互位相差を存する2
つ、即ち、検出パルス列信号Pa及びpb、’pb及び
Pc、もしくは、Pc及びPaのうちの一方を形成する
各検出パルスと他方を形成する各検出パルスとが、相互
にオーバーラツプする部分、即ち、同時に高レベルをと
る部分を有するものとされている。
斯かる検出パルス列信号Pa、Pb及びPcは、夫々、
上述の如くの態様で、出力送出部30の検出出力形成部
30Aにおける第1.第2及び第3のアンドゲート回路
31.32及び33に供給される。そして、第1のアン
ドゲート回路31からば検出パルス列信号Paを形成す
る各検出パルスと検出パルス列信号Pbを形成する各検
出パルスとのオーバーランプ部分に対応するパルスの列
により形成される信号P1が得られ、第2のアンドゲー
ト回路32からは検出パルス列信号pbを形成する各検
出パルスと検出パルス列信号Pcを形成する各検出パル
スとのオーバーラツプ部分に対応するパルスの列により
形成される信号P2が得られ、さらに、第3のアンドゲ
ート回路33からは検出パルス列信号Pcを形成する各
検出パルスと検出パルス列信号Paを形成する各検出パ
ルスとのオーバーランプ部分に対応するパルスの列によ
り形成される信号P3が得られる。これら信号P1.P
2及びP3はオアゲート回路34に供給され、オアゲー
ト回路34からは、信号P、、P2及びP3が合成され
て得られる、第6図りにおける期間T0、及び、第7図
りにおける期間T4において示される如くのパルス列信
号とされた出力信号Pnが得られる。この出力信号Pn
を形成するパルス列信号は、検出パルス列信号Pa、P
b及びPcの夫々の周波数の3倍の周波数を有するもの
となり、これが回転検出出力とされる。
従って、この回転検出出力により、回転円板14に設け
られた透孔16の環状配列に応じて得られる検出パルス
列信号Pa、PbもしくはPcを直接に回転検出出力と
する場合に比して、著しく高められた検出精度のもとで
の回転検出がなされることになる。
上述の如くに、検出出力形成部30Aから、検出パルス
列信号Pa、Pb及びPcの夫々が正常に得られ、その
周波数の3倍の周波数を有する出力信号Pnが得られる
ことになる状態においては、論理回路ブロック28の異
常検出部40におけるオアゲート回路41及びアンドゲ
ート回路42にも、上述の第6図A、 B及びCにおけ
る期間T0、及び、第7図A、 B及びCにおける期間
T4において示される検出パルス列信号Pa、Pb及び
Pcが供給される。その結果、オアゲート回路41及び
アンドゲート回路42からは、夫々、第6図E及びFに
おける期間T。、及び、第7図E及びFにおける期間T
4において示される如くの、高レベルhをとる信号Pr
及び低レベルβをとる信号Pdが得られる。そして、高
レベルhをとる信号Prがそのまま、また、低レベルl
をとる信号Pdがインバータ43で高レベルhをとる信
号に変換されてアンドゲート回路44に供給され、アン
ドゲート回路44からは、第6図Gにおける期間To 
、及び、第7図Gにおける期間T4において示され為如
くの、高レベルhをとる異常検出信号Peが得られる。
このようにして、検出器20A、20B及び20Cから
の検出パルス列信号Pa、Pb及びPcのいずれもが適
正に得られている状態においては、異常検出部40にお
けるオアゲート回路41及びアンドゲート回路42から
得られる信号Pr及びPdが、夫々、高レベルh及び低
レベルlをとるものとなり、その結果、異常検出信号P
eが高レベルhをとるものとなる。
そして、この高レベルをとる異常検出信号Peが出力送
出部30の出力選択部30Bにおけるスイッチ回路35
の制御端に供給されるとともに、第1図に示される如く
、信号供給部を形成するジャンクションボックス27の
配線部を通じて接続された、警告ランプ49aの点滅制
御を行うランプ制御ユニット49に供給される。ランプ
制御ユニット49は、異常検出信号Peが高レベルをと
るときには、警告ランプ49aを消灯状態に保持する。
上述の如くに、検出パルス列信号Pa、Pb及びPcの
夫々が正常に得られる状態では、異常対策信号形成部5
0において、RSフリップ・フロップ51,5z及び5
3の夫々のセント端子Sに第6図A、 B及びCにおけ
る期間To、及び、第7図A、B及びCにおける期間T
、において示される検出パルス列信号Pa、Pb及びP
cが夫々供給されるとともに、RSフリップ・フロップ
61.62及び63の夫々のセット端子Sに上述の検出
パルス列信号Pa、Pb及びPcに基づいてインバータ
67.68及び69から得られる信号Pa”、pb’及
びPc’が供給される。
このとき、RSフリップ・フロップ51.52及び53
の夫々のリセット端子Rには、異常検出部40からの高
レベルをとる信号Prがインバータ57により低レベル
に反転されて供給されて、RSフリップ・フロップ51
.52及び53の夫々の出力端子Qからは継続的に高レ
ベルhをとる信号S+、Sz及びS3が得られ、これら
信号S1、S2及びS3が夫々遅延回路51a、52a
及び53aを通じて、第6図H,I及びJにおける期間
T。において示される如くの、継続的に高レベルをとる
信号SI”、S2°及びS3’  としてD−フリップ
・フロップ54.55及び56の夫々のデータ端子りに
供給される。D−フリップ・フロップ54.55及び5
6の夫々のクロック端子Cには、高レベルhをとる信号
Prがレベル反転により継続的に低レベルlをとるもの
として供給され、D−フリップ・フロップ54.55及
び56の夫々の出力端子Qに、第6図に、  L及びM
における期間T0において示される如くの、低レベルl
をとる信号S、、S、及びS6が得られて、これらが夫
々オアゲート回路58.59及び60の一方の入力端子
に供給される。
また、このとき、信号Pa’ 、Pb″及びPc゛が夫
々セット端子Sに供給されるRSフリップ・フロップ6
1.62及び63の夫々のリセット端子Rには、異常検
出部40から得られる、第6図Fにおける期間T。及び
第7図Fにおける期間T4において示される如くの、継
続的に低レベルlをとる信号Pdが供給されて、RSフ
リップ・フロップ61.62及び63の夫々の出力端子
Qには′m続的に高レベルhをとる信号St、Sll及
びS9が得られ、これら信号S7.Ss及びS、が夫々
遅延回路61a、62a及び63aを通じて、第7図H
,I及びJにおける期間T4において示される如くの、
継続的に高レベルをとる信号87″、Se’及びSq’
 としてD−フリップ・フロップ64.65及び66の
夫々のデータ端子りに供給される。D−フリップ・フロ
ップ64゜65及び66の夫々のクロック端子Cには、
低レベルβをとる信号Pdが継続的に供給され、D−フ
リップ・フロップ64.65及び66の夫々の出力端子
Qに、第7図に、L及びMにおける期間T4において示
される如くの、低レベルlをとる信号S、。+SI+及
びS1□が得られて、これらが大々オアゲート回路58
.59及び60の他方の入力端子に供給される。
このため、オアゲート回路58.59及び60の夫々の
出力信号はいずれも低レベルlをとるものとなり、その
ため、アンドゲート回路71,72及び73の夫々から
、第6図N、 O及びPにおける期間T0、及び、第7
図N、 O及びPにおける期間T4において示される如
くの、低レベル2をとる信号c、、CZ及びC8が得ら
れ、オアゲート回路76から得られる異常対策信号Cx
は継続的に低レベルをとるものとなる。
この低レベルをとる異常対策信号Cxは、出力送出部3
0の出力選択部30Bにおける周波数逓倍回路36に供
給される。
そして、この場合、出力送出部30のスイッチ回路35
の制御端には、異常検出部40から得られる高レベルを
とる異常検出信号peが供給されるので、スイッチ回路
35の可動接点35cが固定接点35aに接続され、ス
イッチ回路35の可動接点35cから、検出出力形成部
30Aから得られる、検出パルス列信号Pa、Pb及び
Pcの夫々の3倍の周波数を有する出力信号Pnが、回
転検出出力として送出される。
この出力送出部30から送出される出力信号Pnは、第
1図に示される如くに、信号供給部を形成するジャンク
ションボックス27の配線部を通じて出力送出部30に
接続された、出力信号Pnを必要とする複数の制御ユニ
ット、例えば、メータ制御ユニット45.アンチロック
ブレーキ′$制御ユニット46.パワーシート制御ユニ
ット47゜オートクルーズ制御ユニット48等に分配供
給される。これにより、円板内蔵部10に配された検出
器20A、20B及び20Cから夫々適切な検出パルス
列信号Pa、Pb及びPcが得られるときには、各制御
ユニット45〜48が変速機の出力軸の回転速度、従っ
て、車速に応じた精度の高い制御を行うものとされるこ
とになる。
これに対して、例えば、検出器2OA自体あるいはその
出力側での断線等の事故により検出パルス列信号Paが
適正に得られなくなった状態においては、各部の信号は
第6図A−Pにおける、上述の期間T0に続く、時点t
1からt2までの期間T、において示される如くとなる
。即ち、検出器20B及び20Cからの検出パルス列信
号Pb及びPcは、第6図B及びCにおける期間T、に
おいて示される如く正常に得られるが、検出器20Aか
らの検出パルス列信号Paは、第6図Aにおける期間T
1において示される如く、継続的に低レベルをとるもの
になってしまう。それにより、出力送出部30の検出出
力形成部30Aにおいて、アンドゲート回路31及び3
3から得られる信号P1及びP、は継続的に低レベルを
とり、アンドゲート回路32から得られる信号P2のみ
が検出パルス列信号Pcに同期したパルス列信号となる
その結果、オアゲート回路34からの出力信号Pnは、
第6図りにおける期間T、において示される如く、アン
ドゲート回路32の出力信号P2と同一のものとなって
しまう。
そして、このとき、異常検出部40におけるオアゲート
回路41からの信号Prは、第6図Eにおける期間T、
において示される如く、検出パルス列信号Pcにおける
立下り部に同期して低レベル部を有するものとなり、ま
た、アンドゲート回路42からの信号Pdは、第6図F
における期間T、において示される如く、低レベル!を
とるものとなる。その結果、アンドゲート回路44から
得られる異常検出信号Peは、第6図Gにおける期間T
、において示される如く、オアゲート回路41からの信
号Prと同一の、検出パルス列信号Pcにおける立下り
部に同期して低レベル部を有するものとなる。
この周期的に低レベルをとる異常検出信号Peが出力送
出部30の出力選択部30Bにおけるスイッチ回路35
の制御端に供給されるとともに、警告ランプ49aの点
滅制御を行うランプ制御ユニット49に供給される。ラ
ンプ制御ユニット49は、異常検出信号Peが周期的に
低レベルをとるときには、警告ランプ49aを点灯状態
とし、検出パルス列信号Pa、Pb及びPcのいずれか
が異常となったことを警告する。
上述の如くに、検出パルス列信号Paが異常になって継
続的に低レベルをとるものとなる状態では、異常対策信
号形成部50において、RSフリップ・フロップ51.
52及び53の夫々のセット端子Sに第6図A、B及び
Cにおける期間T。
において示される如くの、低レベルをとる検出パルス列
信号Pa及び正常な検出パルス列信号pb及びPcが夫
々供給されるとともに、RSフリップ・フロップ61.
62及び63の夫々のセット端子Sに上述の検出パルス
列信号Pa、Pb及びPcがインバータ67.68及び
69によりレベル反転して得られる信号Pa’ 、Pb
’及びPC”が供給される。
このとき、RSフリップ・フロップ51.52及び53
の夫々のリセット端子Rには、異常検出部40からの第
6同日における期間T、において示される如くの信号P
rがレベル反転されて得られる、検出パルス列信号Pc
における立下り部に同期して高レベル部を有する信号P
r’ が供給される。そして、RSフリップ・フロップ
51.52及び53の夫々の出力端子Qから得られる信
号S、、S2及びS、が夫々遅延回路51a、52a及
び53aを通じて得られる、第6図H,I及びJにおけ
る期間T、において示される如くの信号S+’、St’
及びS3°が、D−フリップ・フロップ54.55及び
56の夫々のデータ端子りに供給される。D−フリップ
・フロップ54゜55及び56の夫々のクロック端子C
には、第6図Eにおける期間T、において示される如く
の信号Prがレベル反転されて供給され、D−フリップ
・フロップ54.55及び56の夫々の出力端子Qに、
第6図に、 L及びMにおける期間T、において示され
る如くの、信号S4.Ss及びS6が得られて、これら
が夫々オアゲート回路58゜59及び60の一方の入力
端子に供給される。
また、このとき、信号Pa’ 、Pb’及びPC゛が夫
々セット端子Sに供給されるRSフリップ・フロップ6
1.62及び63の夫々のリセット端子Rには、異常検
出部40から得られる、第6図Fにおける期間T1にお
いて示される如くの、継続的に低レベルlをとる信号P
dが供給されて、RSフリップ・フロップ61.62及
び63の夫々の出力端子Qには継続的に高レベルhをと
る信号S7.Sl+及びS、が得られ、また、D−フリ
ップ・フロップ64.65及び66の夫々のクロック端
子Cにも、低レベルlをとる信号Pdが供給されて、D
−フリップ・フロップ64.65及び66の夫々の出力
端子Qに、継続的に低レベルβをとる信号S、。、Sl
、及びSI□が得られ、これらが夫々オアゲート回路5
8.59及び60の他方の入力端子に供給される。
このため、オアゲート回路58.59及び60からは、
第6図に、  L及びMにおける期間T、において示さ
れる如くの信号S、、S5及びSbがそのまま得られる
。そして、アンドゲート回路71には、第6図Kにおけ
る期間T、において示される如くの信号S4と、第6図
Mにおける期間T、において示される如くの信号S6が
インバータ79でレベル反転されて得られる信号と、継
続的に低レベルをとる検出パルス列信号Paとが供給さ
れ、アンドゲート回路71から得られる信号C1は、第
6図Nにおける期間T1において示される如く低レベル
lをとるものとなる。また、アンドゲート回路72には
、第6図りにおける期間T1において示される如くの信
号S5と、第6図Kにおける期間T、において示される
如くの信号S4がインバータ77でレベル反転されて得
られる信号と、正常な検出パルス列信号pbとが供給さ
れ、アンドゲート回路72からは、信号C2として、第
6図0における期間T、において示される如く、正常な
検出パルス列信号Pbが得られる。
さらに、アンドゲート回路73には、第6図Mにおける
期間T、において示される如くの信号s6と、第6図り
における期間T1において示される如くの信号S、がイ
ンバータ78でレベル反転されて得られる信号と、正常
な検出パルス列信号PCとが供給され、アンドゲート回
路73から得られる信号C3は、第6図Pにおける期間
T、において示される如く低レベルlをとるものとなる
従って、このとき、オアゲート回路76からは、異常対
策信号Cxとして、アンドゲート回路72から得られる
信号C2,即ち、正常な検出パルス列信号Pbが得られ
る。この異常対策信号Cxとしての検出パルス列信号p
bは、出力送出部30の出力選択部30Bにおける周波
数逓倍回路36に供給され、周波数が3逓倍された信号
Cx″ としてスイッチ回路35の固定接点35bに供
給される。
そして、この場合、出力送出部30のスイッチ回路35
の制御端には、異常検出部4oがら得られる周期的に低
レベルをとる異常検出信号Peが供給され、スイッチ回
路35は斯かる周期的に低レベルをとる異常検出信号P
eが供給されるときには、その可動接点35cが固定接
点35bに接続されるようになされている。これにより
、スイッチ回路35の可動接点35Cから、周波数逓倍
回路36からの、検出パルス列信号pbの周波数が3逓
倍されて得られる信号Cx’が、検出出力形成部30A
からの出力信号Pnに代わる検出出力として送出される
この出力送出部30から送出される信号Cx’は、出力
信号Pnに代えて各制御ユニット、即ち、メータ制御ユ
ニット45.アンチロックブレーキ制御ユニット46.
パワーシート制御ユニット47、オートクルーズ制御ユ
ニット48等に供給される。これにより、円板内蔵部1
0に配された検出器20Aからの検出パルス列信号Pa
が、異常となって継続的に低レベルをとるものとなる場
合には、正常な検出パルス列信号pbの周波数が3逓倍
されて得られる信号Cx’が、各制御ユニット45〜4
8に対する応急回転検出出力とされる状態が自動的にと
られることになる。
また、検出器20Bもしくは20C自体あるいはその出
力側での断線等の事故により検出パルス列信号pbもし
くはPcが適正に得られなくなった状態においては、各
部の信号は第6図A−Pにおける、上述の期間T1に続
く時点t2からt3までの期間T2、もしくは、期間T
2に続く時点t3以降の期間T3において示される如(
となり、検出器20A及び20Cがらの検出パルス列信
号Pa及びPcは、第6図A及びCにおける期間T2に
おいて示される如く適正に得られるが、検出器20Bか
らの検出パルス列信号Pbが、第6図Bにおける期間T
2において示される如<m続的に低レベルをとるものに
なる、もしくは、検出器20A及び20Bからの検出パ
ルス列信号Pa及びPbは、第6図A及びCにおける期
間T3において示される如く適正に得られるが、検出器
2゜Cからの検出パルス列信号Pcが、第6図Cにおけ
る期間T3において示される如く継続的に低レベルをと
るものになることになって、上述の検出器20A自体あ
るいはその出力側で断線等が生じて検出パルス列信号P
aが適正に得られなくなった状態と同様となる。
即ち、検出出力形成部30Aのオアゲート回路34、の
出力信号Pnは、第6図りにおける期間T2に示される
如く、アンドゲート回路33がら得られる信号P3と同
一のもの、もしくは、第6図りにおける期間T3に示さ
れる如く、アンドゲート回路31から得られる信号P1
と同一のものとなることになり、このとき、異常検出部
4oから得られる異常検出信号Peは、第6図Gにおけ
る期間T2もしくはT3において示される如く、オアゲ
ート回路41から得られる信号Prと同一の、周期的に
低レベルをとるものとなる。この周期的に低レベルをと
る異常検出信号Peも、出力送出部30の出力選択部3
0Bにおけるスイッチ回路35の制御端に供給されると
ともに・警告ランプ49aの点滅制御を行うランプ制御
ユニット49に供給され、ランプ制御ユニット49は警
告ランプ49aを点灯状態とする。
さらに、検出パルス列信号Paが継続的に低レベルをと
るものとなった場合と同様の動作のもとに、異常対策信
号形成部50のオアゲート回路58.59及び60から
は、第6図に、 L及びMにおける期間T、もしくはT
3において示される如くの信号Sa、Ss及びS、がそ
のまま得られ、それにより、オアゲート回路76からは
、異常対策信号Cxとして、アンドゲート回路73から
得られる信号C3、即ち、正常な検出パルス列信号Pc
、もしくは、アンドゲート回路71から得られる信号C
I、即ち、正常な検出パルス列信号Paが得られる。こ
の異常対策信号Cxとしての検出パルス列信号Pcもし
くはPaは、出力送出部30の出力選択部30Bにおけ
る周波数逓倍回路36に供給され、周波数が3逓倍され
ん信号CX°としてスイッチ回路35の固定接点35b
に供給される。
そして、斯かる場合にも、出力送出部30のスイッチ回
路35の制御端には、異常検出部40から得られる周期
的に低レベルをとる異常検出信号Peが供給されるので
、スイッチ回路35の可動接点35Cが固定接点35b
に接続され、可動接点35cから、周波数逓倍回路36
からの、検出パルス列信号PcもしくはPaの周波数が
3逓倍されて得られる信号Cx’ が、検出出力形成部
3OAからの出力信号Pnに代わる検出出力として送出
され、各制御ユニット45〜48に対する応急回転検出
出力とされる。
一方、例えば、検出器20Aに短絡事故が生じて検出パ
ルス列信号Paが適正に得られなくなっ    ′た状
態においては、各部の信号は第7図A−Pにおける、上
述の期間T4に続く、時点t4からt、までの期間T5
において示される如くとなる。
即ち、検出器20B及び20Cからの検出パルス列信号
pb及びPcは、第7図B及びCにおける期間TSにお
いて示される如く正常に得られるが、検出器20Aから
の検出パルス列信号Paは、第7図Aにおける期間T、
において示される如く、継続的に高レベルをとるものに
なってしまう。それにより、出力送出部30の検出出力
形成部30Aにおいて、アンドゲート回路31及び33
から得られる信号P、及びP、は継続的に高レベルをと
り、アンドゲート回路32から得られる信号P2のみが
検出パルス列信号Pcに同期したパルス列信号となる。
その結果、オアゲート回路34からの出力信号Pnは、
第7図りにおける期間T。
において示される如く、検出パルス列信号Pcにおける
立下り部に同期して低レベル部を有するものとなってし
まう。
そして、このとき2.異常検出部40におけるオアゲー
ト回路41からの信号Prは、第7図Eにおける期間T
、において示される如く、高レベルをとるものとなり、
また、アンドゲート回路42からの信号Pdは、第7図
Fにおける期間T、において示される如く、検出パルス
列信号Pcにおける立上り部に同期して高レベル部を有
するものとなる。その結果、アンドゲート回路44から
得られる異常検出信号Peは、第7図Gにおける期間T
5において示される如く、オアゲート回路42からの信
号Pdがレベル反転されたものに相当する、検出パルス
列信号pcにおける立上り部に同期して低レベル部を有
するものとなる。
この周期的に低レベルをとる異常検出信号Peも、出力
送出部30の出力選択部30Bにおけるスイッチ回路3
5の制御端に供給されるとともに、警告ランプ49aの
点滅制御を行うランプ制御ユニット49に供給され、ラ
ンプ制御ユニット49は警告ランプ49aを点灯させる
このように、検出パルス列信号Paが継続的に高レベル
をとるものとなる状態では、異常対策信号形成部50に
おいて、RSフリップ・フロップ51.52及び53の
夫々のセット端子Sに、高レベルをとる検出パルス列信
号Pa及び正常な検出パルス列信号pb及びpcが夫々
供給されるとともに、RSフリップ・フロップ61.6
2及び63の夫々のセット端子Sに、上述の検出パルス
列信号Pa、Pb及びPcがインバータ67.68及び
69によりレベル反転して得られる信号Pa”、Pb″
及びPc゛が供給される。
このとき、RSフリップ・フロップ51.52及び53
の夫々のリセット端子Rには、異常検出部40からの第
7図Mにおける期間T5において示される如くの信号P
rがレベル反転されて得られる、低レベルをとる信号P
r’が供給されて、RSフリップ・フロップ51.52
及び53の夫々の出力端子Qには継続的に高レベルをと
る信号Sl、S2及びS3が得られ、また、D−フリッ
プ・フロップ54.55及び56の夫々のクロック端子
Cにも、低レベルをとる信号Pr”が供給されて、D−
フリップ・フロップ54.55及び56の夫々の出力端
子Qに、継続的に低レベルをとる信号S、、SS及びS
6が得られ、これらが夫々オアゲート回路58.59及
び60の一方の入力端子に供給される。
また、このとき、信号p aI 、  p b +及び
Pc゛が夫々セット端子Sに供給されるRSフリップ・
フロップ61.62及び63の夫々のリセット端子Rに
は、異常検出部40から得られる、第7図Mにおける期
間T5において示される如くの、検出パルス列信号Pc
における立上り部に同期して高レベル部を有する信号P
dが供給される。そして、RSフリップ・フロップ61
.62及び63の夫々の出力端子Qに得られる信号Sヮ
+Sll及びS9が夫々遅延回路61a、62a及び6
3aを通じて得られる、第7図H,I及びJにおける期
間T、において示される如くの信号S、゛。
S、゛及びS9”が、D−フリップ・フロップ64.6
5及び66の夫々のデータ端子りに供給される。D−フ
リップ・フロップ64.65及び66の夫々のクロック
端子Cには、検出パルス列信号Pcにおける立上り部に
同期して高レベル部を有する信号Pdが供給されて、D
−フリップ・フロップ64.65及び66の夫々の出力
端子Qには、第7図に、L及びMにおける期間T、にお
いで示される如くの信号S、。+S11及びSI□が得
られ、これらが夫々オアゲート回路58.59及び60
の他方の入力端子に供給される。
このため、オアゲート回路58.59及び60からは、
第7図に、L及びMにおける期間T5において示される
如くの信号S、。、S++及びStzがそのまま得られ
る。そして、アンドゲート回路71には、第7図Mにお
ける期間T、において示される如くの信号S1゜と、第
7図Mにおける期間T、において示される如くの信号S
+Zがインバータ79でレベル反転されて得られる信号
と、wA続的に高レベルをとる検出パルス列信号Paと
が供給され、アンドゲート回路71から得られる信号C
8は、第7図Mにおける期間T5において示される如く
の低レベルlをとるものとなる。また、アンドゲート回
路72には、第7図りにおける期間T、において示され
る如くの信号SIlと、第7図Mにおける期間Tsにお
いて示される如くの信号S1゜がインバータ77でレベ
ル反転されて得られる信号と、正常な検出パルス列信号
Pbとが供給され、アンドゲート回路72からは、信号
C2として、第7図0における期間T、において示され
る如く、正常な検出パルス列信号pbが得られる。
さらに、アンドゲート回路73には、第7図Mにおける
期間T、において示される如くの信号S12と、第7図
りにおける期間T5において示される如くの信号S11
がインバータ78でレベル反転されて得られる信号と、
正常な検出パルス列信号PCとが供給され、アンドゲー
ト回路73から得られる信号C3は、第7図Mにおける
期間T5において示される如く低レベルlをとるものと
なる。
従って、このとき、オアゲート回路76からは、異常対
策信号Cxとして、アンドゲート回路72から得られる
信号C2,即ち、正常な検出パルス列信号pbが得られ
、出力送出部30の出力選択部30Bにおける周波数逓
倍回路36に供給されて、周波数が3逓倍された信号C
x’ としてスイッチ回路35の固定接点35bに供給
される。
そして、この場合、出力送出部30のスイッチ回路35
の制御端には、異常検出部40から得られる周期的に低
レベルをとる異常検出信号Peが供給されているので、
スイッチ回路35の可動接点35cは固定接点35bに
接続される。それにより、スイッチ回路35の可動接点
35cから、周波数逓倍回路36からの、検出パルス列
信号Pbの周波数が3逓倍されて得られる信号Cx’が
、検出出力形成部30Aの出力信号Pnに代わる検出出
力として送出される。
従って、円板内蔵部10に配された検出器20Aからの
検出パルス列信号Paが、異常となってm続的に高レベ
ルをとるものとなる場合にも、正常な検出パルス列信号
Pbの周波数が3逓倍されて得られる信号Cx’が、各
制御ユニット45〜48に対する応急回転検出出力とさ
れる状態が自動的にとられることになる。
また、検出器20Bもしくは20Cに短絡事故が生じて
検出パルス列信号pbもしくはPcが適正に得られなく
なった状態においては、各部の信号は第7図A−Pにお
ける、上述の期間Tsに続く時点t、からt6までの期
間Th、もしくは、期間T6に続く時点t、以降の期間
T7において示される如くとなり、検出器20A及び2
0Cからの検出パルス列信号Pa及びPcは、第7図A
及びCにおける期間T6において示される如く適正に得
られるが、検出器20Bからの検出パルス列信号pbが
、第7図Bにおける期間T6において示される如く継続
的に高レベルをとるものになる、もしくは、検出器2Q
A及び20Bからの検出パルス列信号Pa及びPbは、
第7図A及びCにおける期間T7において示される如く
適正に得られるが、検出器20Cからの検出パルス列信
号Pcが、第7図Bにおける期間T7において示される
如く継続的に高レベルをとるものになることになって、
上述の検出器20Aに短絡事故が生じて検出パルス列信
号Paが適正に得られなくなった状態と同様となる。
即ち、検出出力形成部30Aのオアゲート回路34の出
力信号Pnは、第7図りにおける期間T6に示される如
く、検出パルス列信号Paにおける立下り部に同期して
低レベル部を有するもの、もしくは、第7図りにおける
期間T1に示される如く、検出パルス列信号pbにおけ
る立下り部に同期して低レベル部を有するものとなるこ
とになり、このとき、異常検出部40から得られる異常
検出信号Peは、第7図Gにおける期間ThもしくはT
、において示される如く、オアゲート回路42から得ら
れる信号Pdがレベル反転されたものに相当する、周期
的に低レベルをとるものとなる。この周期的に低レベル
をとる異常検出信号Peも、出力送出部30の出力選択
部30Bにおけるスイッチ回路35の制御端に供給され
るとともに、警告ランプ49aの点滅制御を行うランプ
制御ユニット49に供給され、ランプ制御ユニット49
は警告ランプ49aを点灯状態とする。
さらに、検出パルス列信号Paがm続的に高レベルをと
るものとなった場合と同様の動作のもとに、異常対策信
号形成部50のオアゲート回路58.59及び60から
は、第7図に、  L及びMにおける期間T6もしくは
T7において示される如くの信号SIO+  S11及
びSItがそのまま得られ、それにより、オアゲート回
路76からは、異常対策信号Cxとして、アンドゲート
回路73から得られる信号C3、即ち、正常な検出パル
ス列信号Pc、もしくは、アンドゲート回路71から得
られる信号C8、即ち、正常な検出パルス列信号Paが
得られる。この異常対策信号Cxとしての検出パルス列
信号PcもしくはPaは、出力送出部30の出力選択部
30Bにおける周波数逓倍回路36に供給され、周波数
が3逓倍された信号CX゛としてスイッチ回路35の固
定接点35bに供給される。
そして、この場合にも、出力送出部30のスイッチ回路
350制御端には、異常検出部40から得られる周期的
に低レベルをとる異常検出信号Peが供給されるので、
スイッチ回路35の可動接点35Cが固定接点35bに
接続され、可動接点35cから、周波数逓倍回路36か
らの、検出パルス列信号Pcもしくはpaの周波数が3
逓倍されて得られる信号c xlが、検出出力形成部3
0Aからの出力信号Pnに代わる検出出力として送出さ
れ、各制御ユニット45〜48に対する応急回転検出出
力とされる。
上述の如くにして、論理回路ブロック28に設けられた
出力送出部30.異常検出部40及び異常対策信号形成
部50により、検出精度の向上を図ることができる回転
検出出力が得られ、しかも、検出パルス列信号Pa、P
b及びPcのうちのいずれかが異常なものとなった場合
には、異常を来していない他の検出パルス列信号が有効
に利用されての適切な対策が自動的にとられるのである
が、これに加えて、論理回路ブロック28に設けられた
前後進判別部80により車両の前進、後退及び停止状態
の判別信号が得られる。
即ち、前後進判別部80は、第8図に示される如く、6
個のD−フリップ・フロップ81,82゜83.84.
85及び86と6個のアンドゲート回路91.92,9
3,94.95及び96と2個のオアゲート回路97及
び98とを有している。
そして、検出パルス列信号Paが、D−フリップ・フロ
ップ81及び82のデータ端子りとD−フリップ・フロ
ップ85のクロック端子Cとに直接、また、D−フリッ
プ・フロップ86のクロック端子Cにレベル反転されて
供給され、検出パルス列信号pbが、D−フリ・7プ・
フロップ83及び84のデータ端子りとD−フリップ・
フロップ81のクロック端子Cとに直接、また、D−フ
リップ・フロップ82のクロック端子Cにレベル反転さ
れて供給され、さらに、検出パルス列信号Pcが、D−
フリップ・フロップ85及び86のデータ端子りとD−
フリップ・フロップ83のクロック端子Cとに直接、ま
た、D−フリップ・フロップ84のクロック端子Cにレ
ベル反転されて供給される。
D−フリップ・フロップ81.83及び85の夫々の出
力端子Qに得られる信号Fa、Fb及びFcがアンドゲ
ート回路91.93及び95の夫々の一方の入力端子に
、また、D−フリップ・フロップ82.84及び86の
夫々の出力端子Qに得られる信号Ra、Rb及びRcが
アンドゲート回路92.94及び96の夫々の一方の入
力端子に供給されるとともに、D−フリップ・フロップ
81、.83及び85の夫々の反転出力端子ごに得られ
る信号Fa’ 、Fb’及びFc’がアンドゲート回路
92.94及び96の夫々の他方の入力端子に、また、
D−フリップ・フロップ82,84及び86の夫々の反
転出力端子αに得られる信号Ra’ 、Rb’及びRc
’がアンドゲート回路91.93及び95の夫々の他方
の入力端子に供給され、アンドゲート回路91.93及
び95から夫々得られる出力信号Fl、F2及びF3が
オアゲート回路97に、また、アンドゲート回路92.
94及び96から夫々得られる出力信号R1+R2及び
R3がオアゲート回路98に供給される。
斯かる構成をとる前後進判別部80に、車両の前進時に
おいては、前述の第6図A、B及びCにおける期間T0
、及び、第7図A、 B及びCにおける期間T4におい
て示される如くの、順次に2π/3ずつの位相差を有す
るものとされた検出パルス列信号Pa、Pb及びPcが
供給される。
このとき、D−フリップ・フロップ81.83及び85
の夫々の出力端子Qから得られる信号Fa、Fb及びF
 C%及び、D−フリップ・フロップ82.84及び8
6の夫々の反転出力端子σから得られる信号Ra’ 、
Rb’及びRc’が高レベルをとるものとなって、アン
ドゲート回路91゜93及び95から夫々高レベルをと
る信号Fl。
F2及びF3が得られる。一方、D−フリップ・フロッ
プ81.83及び85の夫々の反転出力端子ζから得ら
れるFa’ 、Fb’及びFc’、及び、D−フリップ
・フロップ82.84及び86の夫々の出力端子Qから
得られるRa、Rb及びRcは低レベルをとるものとな
り、アンドゲート回路92.94及び96から夫々低レ
ベルをとるR、、R2及びR3が得られる。これにより
、オアゲート回路97から継続的に高レベルをとる信号
Maが得られるとともに、オアゲート回路98から継続
的に低レベルをとる信号Mbが得られる。
これに対して、車両の後退時においては、回転円板14
が前進時とは逆方向に回転し、検出パルス列信号Pa、
Pb及びPcが前進時とは逆の相互位相進遅関係を有す
るものとなる。従って、前後進判別部80には、P c
 −e P b −* P aの順序で順次に2π/3
ずつの位相遅れを有する検出パルス列信号Pa、Pb及
びPcが供給される。
このため、D−フリップ・フロップ81.83及び85
の夫々の出力端子Qから得られる信号Fa、Fb及びF
c、及び、D−フリップ・フロップ82.84及び86
の夫々の反転出力端子ζから得られる信号Ra’ 、R
b’及びRclが低レベルをとるものとなって、アンド
ゲート回路91゜93及び95から夫々低レベルをとる
信号F、。
F2及びF3が得られ、また、D−フリップ・フロップ
81.83及び85の夫々の反転出力端子σから得られ
る信号Fa’ 、Fb’及びFc”、及び、D−フリッ
プ・フロップ82.84及び86の夫々の出力端子Qか
ら得られる信号Ra、Rb及びRcが高レベルをとるも
のとなって、アンドゲート回路92.94及び96から
夫々高レベルをとる信号R,,R2及びR3が得られる
。これにより、オアゲート回路97から継続的に低レベ
ルをとる信号Maが得られるとともに、オアゲート回路
98から継続的に高レベルをとる信号Mbが得られる。
さらに、車両の停止時においては、検出パルス列信号P
a、  Pb及びPcの全てが継続的に低レベルをとる
状態、あるいは、そのうちの1つもしくは2つが継続的
に高レベルをとり、他のものが継続的に低レベルをとる
状態となるので、オアゲート回路97及び98から夫々
得られる信号Ma及びMbが共に継続的に低レベルをと
るものとなる。
このように、車両の前進時と後退時とにおいて高レベル
と低レベルとのレベル関係を逆にし、また、車両の停止
時において共に低レベルをとるものとなる信号Ma及び
Mbが、前後進判別信号として、第1図に示される如く
に、信号供給部を形成するジャンクションボックス27
の配線部を通じて前後進判別部80に接続された、前後
進判別信号を必要とする制御ユニット、例えば、電動ブ
レーキ(パーキングブレーキ)制御ユニット87゜4W
S (4輪操舵)制御ユニット88等に分配供給される
。これにより、電動ブレーキ制御ユニット87.4WS
制御ユニツト88等においては、供給された信号Ma及
びMbのレベルに応じて、車両の前進、後退及び停止状
態に対応した動作制御が行われる。
上述の如くにして、車両の前後進判別信号としての信号
Ma及びMbを送出するようにされた前後進判別部80
においては、上述の如く検出パルス列信号Pa、Pb及
びPcのいずれもが適性に得られる正常時だけでなく、
検出パルス列信号Pa、Pb及びPcのうちのいずれか
が適性に得られなくなる異常時においても、車両の前進
、後退及び停止状態の判別がなされる。
例えば、車両の前進もしくは後退時に検出パルス列信号
Paが継続的に高レベルもしくは低レベルをとるものと
なると、アンドゲート回路91及び92から得られる信
号F、及びR5は、ともに低レベルをとるものとなるが
、他のアンドゲート回路93〜96から夫々得られる信
号F2.R2、F3及びR3は、正常時と同一のレベル
をとるものとなるので、アオゲート回路97及び98か
ら夫々得られる信号Ma及びMbが夫々正常時と同一の
レベルをとるものとなる。
また、車両の前進もしくは後退時に検出パルス列信号p
bあるいはPcが継続的に高レベルもしくは低レベルを
とるものとなる場合にも、検出パルス列信号Paが継続
的に高レベルもしくは低レベルをとるものとなる場合と
同様にして、オアゲート回路97及び98から得られる
信号Ma及びMbが夫々正常時と同一のレベルをとるも
のとなる。
従って、前後進判別部80からは、検出パルス列信号P
a、Pb及びPcのいずれに異常を来しても、正常時と
同様に、車両の前進時には高レベルをとり、後退時及び
停止時には低レベルをとる信号Maと、車両の前進時及
び停止時には低レベルをとり、後退時には高レベルをと
る信号Mbとが得られ、これにより、車両の前進、後退
及び停止状態の判別がなされる。
なお、上述の例においては、回転円板14に被検出部と
しての透孔16が配列形成され、被検出部の配列に応じ
た検出パルス列信号を得る検出信号発生部には光電型の
検出器20A、20B及び20Cが用いられているが、
本発明に係る回転検出装置は、斯かる回転円板14に透
孔として設けられた被検出部と光電型の検出器との組合
せを有するものに限られることなく、回転円板14に透
孔に代えて光反射部を形成し、この光反射部とこれに光
を照射するとともに反射された光を受ける光電型の検出
器との組合わせを有するものとされてもよく、さらに、
回転円板14に、例えば着磁部等による、他の種々の被
検出部が配列形成され、検出信号発生部が、例えば電磁
型の検出器等の、充電型の検出器以外の種々の検出器を
備えるものとされてもよい。
さらに、上述の例では、検出信号発生部が3個の光電型
の検出器20A、20B及び20Gを含むものとされて
いるが、本発明に係る回転検出装置における検出信号発
生部は、3個の検出器を含むものに限られることなく、
3個以上の検出器を備えるものとされ得るものであり、
一般的には、n個(nは3以上の正整数)の検出器を備
えるものとされて、n個の検出器がそれらのうちの隣合
う2個から得られる第1及び第2の検出パルス列信号が
実質的に2π/nの相互位相差を有するものとなるよう
に配置される。
(発明の効果) 以上の説明から明らかな如く、本発明に係る回転検出装
置によれば、車両における回転状態が検出されるべき回
転体に応じて回転する回転部材に近接して配された複数
の検出部の夫々から、回転部材に配列形成された被検出
部の配列に応じて得られ、所定の相互位相差を有するも
のとされた複数の検出パルス列信号がジャンクションボ
ックスに供給され、ジャンクションボックス内の論理回
路部において、検出されるべき回転体の回転速度に対応
する回転検出出力信号、検出されるべき回転体の回転方
向に応じた信号、あるいは、各検出パルス列信号の異常
をあらわす信号等が複数の検出パルス列信号に基づいて
形成され、それらがジャンクションボックスから車両の
各部に設置された複数の制御ユニットに分配供給される
ことになるので、検出されるべき回転体の回転検出を高
精度に行うことができることになるとともに、斯かる高
精度な回転検出を可能とする複数の検出パルス列信号に
基づいて各種の信号を得るための論理回路部を効率良く
使用されるものとして、その重複設置を回避することが
でき、さらに、論理回路部に関連する各部の配線を簡略
化することができる。また、その結果として、コストダ
ウンを図ることができることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る回転検出装置の一例の全体を示す
概略構成図、第2図は第1図に示される例に用いられる
円板内蔵部の具体構成例を示す斜視図、第3図は第2図
に示される例に用いられる光電型の検出器の説明に供さ
れる側面図、第4図は第1図に示される例における出力
送出部の具体構成例を示すブロック図、第5図は第1図
に示される例における異常検出部及び異常対策信号形成
部の具体構成例を示すブロック図、第6図A−P及び第
7図A−Pは第1図に示される例の動作説明に供される
波形図、第8図は第1図に示される例における前後進判
別部の具体構成例を示すブロック図である。 図中、10は円板内蔵部、14は回転円板、16は透孔
、20A、20B及び20Cは検出器、28は論理回路
ブロック、30は出力送出部、30Aは検出出力形成部
、30Bは出力選択部、40は異常検出部、50は異常
対策信号形成部、80は前後進判別部である。 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  複数の被検出部が回転中心を包囲して配列形成され、
    車両における回転状態が検出されるべき回転体に応じて
    回転する回転部材と、該回転部材に近接して配されて上
    記被検出部の配列に応じた検出パルス列信号を発生する
    n個(nは3以上の正整数)の検出器が、それらのうち
    の隣合う2個から得られる第1及び第2の検出パルス列
    信号を実質的に2π/nの相互位相差を有するものとす
    べく配置され、かつ、上記第1の検出パルス列信号を形
    成する各検出パルスと上記第2の検出パルス列信号を形
    成する各検出パルスとを部分的にオーバーラップさせる
    ものとされて形成される検出信号発生部と、上記車両に
    おける配線集中部を形成するジャンクションボックス内
    に設けられ、上記検出信号発生部から得られる複数の検
    出パルス列信号に基づいて上記回転体の回転速度もしく
    は回転方向に対応する信号あるいは上記検出パルス列信
    号の異常をあらわす信号等を形成する論理回路部とを備
    えて構成される回転検出装置。
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