JPS61291887A

JPS61291887A - 分割移動炉床式炉の水平動駆動方法

Info

Publication number: JPS61291887A
Application number: JP13355685A
Authority: JP
Inventors: 吉野　喬雄; 長沼　巖
Original assignee: Chugai Ro Co Ltd
Current assignee: Chugai Ro Co Ltd
Priority date: 1985-06-18
Filing date: 1985-06-18
Publication date: 1986-12-22
Also published as: JPH022076B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、炉長方向で移動炉床を複数分割あるいは炉幅
方向に複数列の移動炉床を備えた分割移動炉床式炉の水
平動駆動方法に関するものである。

なお、本発明における分割移動炉床式炉とは、ウオーキ
ングビーム式炉、ウオーキングハース式炉およびウオー
キングビームとウオーキングハースとの組み合わせ炉な
どであり、材料を矩形あるいは楕円運動する搬送部材に
より順次搬送させて、加熱あるいは熱処理を行う形式の
炉を意味する。

（従来技術とその問題点）炉長方向で複数に分割した移動炉床を備えた移動炉床式
炉あるいは炉幅方向に複数列の移動炉床を備えた移動炉
床式炉では、隣接する移動炉床を一体的に、あるいは独
立して駆動する操業が行われる。

たとえば、前者の移動炉床式炉においては、同一搬送速
度で連続的に材料を抽出側に搬送するとき、また、後者
の移動炉床式炉では、長尺材を複数列の移動炉床で支持
して抽出側に搬送するときである。この場合、各分割移
動炉床の水平動は、同調駆動させる必要がある。

そのため、たとえば、前者では、特開昭５６−３８４１
６号公報に開示されるように、上下動のみ独立駆動する
連結部材を介して、隣接する移動炉床を接続したり、あ
るいは、特公昭５５−５１４９５号公報に開示されるよ
うに、上下および水平動をそれぞれ独立駆動可能とする
油圧シリンダを介して接続する方式が採用されている。

しかしながら、前記いずれの形式のものも、水平動を油
圧シリンダで行うものであり、油圧シリンダで大重量の
分割移動炉床を前後動させると、−油圧シリンダの特性
上、油圧シリンダにかかる慣性が大きい。しから、この
慣性は、分割移動炉床上の材料負荷量毎に変化し、停止
り精度は±３．０ＩＲｘ／回と悪い。また、油圧シリン
ダにおける速度特性はリニヤでないため、起動、停止時
のショックが大きいばかりか、作動油等の保守管理が煩
わしい。

さらに、連結部材方式では、連結部材が凸部材と凹部材
とからなるため、両者間にはかなりの隙間があり、前記
精度はより悪いものであるばかりか、水平動が、常に、
一体で駆動されるため、たとえば、特定の移動炉床上の
鋼片のみを搬送さ仕る場合、他の移動炉床は下限位置で
待機した状態で往復水平動を行なうことになり、その間
、搬送形態に制約が生じるとともに、水平動用動力か増
大せざるを得ないものである。

一方、油圧シリンダ方式では、前記連結部材方式による
搬送形態の制約はないが、油圧を使用する関係上、作動
油、油圧配管等の保守管理が煩わしいものである。

（問題点を解決するための手段）本発明は、水平動および昇降動する移動炉床を複数備え
た分割移動炉床上炉において、前記各移動炉床に電動式
水平動駆動装置を配設して、少なくとも移動炉床の水平
動を独立駆動可能とするととらに、移動炉床同調駆動時
に、各移動炉床の起動から停止までの水平ストローク量
を検出して、検出ストローク量に差があれば、その差を
解消するように、前記電動式水平動装置の駆動モータの
回転数を補正しながら移動炉床に水平動を与えるように
したらのである。

（実施例）つぎに、本発明を一実施例である図面にしたがって説明
する。

図面は、移動炉床ｌを炉長方向に２分割したものを示し
、各分割移動炉床ＩＡ、ＩＢは、下記する水平動駆動装
置３ａ、３ｂにより、互いに独立あるいは一体的に水平
移動するとともに、たとえば、偏心輪等からなる、従来
周知の図示しない昇降動駆動装置により昇降し、材料Ｗ
を、図示しない固定炉床上でアイドリングさせたり、移
動炉床１と固定炉床とに交互に移載さ仕て搬送するらの
である。

前記水平動駆動装置３ａ、３ｂは、電動式ボールねじ機
構Ｔからなり、前記水平動駆動装置３ａ、３ｂは同調制
御装置２０を介して電気的に接続される。

そして、電動式ボールねじ機構Ｔは、第２図に示すよう
に、基台４上に２基の軸受５．５が設けられるとともに
、ボールねじ軸６が支持されている。また、前記ねじ軸
６の一端は、カップリング９ａ、１ｉｆｆｉ速機９ｂを
介してモータ７に連結、されている。

さらに、前記ねじ軸６には、その回転により軸方向に移
動するナツト８が螺合してあり、前記ねじ軸６．モータ
７、ナツト８とで電動式ボールねじ機構゛■゛を構成し
ている。２は、図示しない周知の昇降動駆動装置により
支持されている分割移動炉床Ｉ　Ａ（Ｉ　［３）のフレ
ームで、このフレーム２は、前記ナツト８と下記する係
合部材１０により昇降可能に接続しである。

すなわち、前記係合部材ｌＯは、前記ナツト８の両側に
設けた軸！■二二回目自在取り付けた抑圧ローラ１２と
、前記移動炉床フレーム２の下面に取り付けた、縦長孔
１４を有する連結部材１３とからなる。

そして、前記抑圧ローラ１２は連結部材１３の縦長孔１
４内に微少な間隙により回転自在に収納されている。

したがって、分割移動炉床Ｉ　Ａ、　Ｉ　Ｂはモータ７
　ａ、　７　ｂの駆動によりねじ軸６が回転し、これに
よるナツト８の移動につれて前後動するとと°らに、図
示しない昇降動駆動装置により昇降する。

なお、１５は前記ナツト８に設けた軸１１の先端に取り
付けられ、軸Ｉｔを保持する台車で、この台車１５は車
輪Ｉ６を介して前記基台４に設けた断面コ状のレール１
７内をナツト８の移動につれて移動するようになってお
り、分割移動炉床蓋Ａ、ｔＢの昇降動作時のねじ軸６の
たわみを防止している。

１８は前記ねじ軸６の回転数、つまり、分割移動炉床Ｉ
Ａ、ｌ［３の移動量を検出して、下記する同調制御装置
２０へ信号を発信するストローク量発信器である。

前記同調制御装置２０は、前記各ストローク量発信器１
８からのパルス信号を計数するカウンタ２１ａ、２１ｂ
、両カウンタ数の差を求める減算器２２と、この減算器
２２で求めた結果、ストローク量の小さいボールねじ機
構Ｔに増速指令を、他方に減速指令を出すＰＩコントロ
ーラ２３と、前記ＰＩコントローラ２３からの（＋）あ
るいは（−）信号が入れば、この信号による補正分を回
転数制御装置２６ａ、２６ｂに入力して、モータ７の回
転を増速、減速し、補正信号が人力されない場合には、
速度パターン設定器２４からの回転数設定指令を回転数
制御装置２６ａ、２６ｂに発信する加減算器２５ａ、２
５ｂとからなる。

なお、２７，２８．２９は、分割移動炉床ＩＡ。

ＩＢの単独、同調運転切り換え用接点である。

つぎに、前記構成からなる水平動駆動装置の動作を説明
する。

まず、各分割移動炉床ＩＡ、ＩＢを同調駆動させるには
、前記各接点２７．２８．２９を閉とすると、速度パタ
ーン設定器２４からの信号により、各モータ７　ａ、　
７　ｂがそれぞれ起動してねじ軸６が回転し、これによ
るナツト８の移動につれて、各分割移動炉床ＩＡ、ＩＩ
３は所定のストローク走行したのち、減速、停止する。

その後、分割移動炉床ＩＡ、ＩＩ３が図示しない昇降動
駆動装置により昇降し、材料Ｗは固定炉床に交互に移載
されて搬送される。

そして、もし、前記モータ７ａ、７ｂが起動したのち、
途中で、たとえば、移動炉床Ｉｎが移動炉床ＩＡのスト
ローク量より大となるストローク量のズレが生じると、
減算器２２からの補正信号によりＰＩコントローラ２３
が作動し、加減算器２５ａ、２５ｂを介して、回転数制
御装置２６ａに増速、回転数制御装置２６ｂに減速信号
が発信され、これにもとずきモータ７　ａ、　７　ｂの
回転数が変化し、やがて、両分側移動炉床ＩＡ、ＩＢの
水平ストローク量が同一となる。同一になると、Ｐ【コ
ントローラ２３からは修正信号が出な゛くなるため、以
後、速度パターン設定器２４からの設定信号によりモー
タ７は同調回転することになる。

一方、いずれか一方の分割移動炉床、たとえば、分割移
動炉床１１３のみを単独運転させる場合は、接点２７．
２８を開、接点２９を閉として、モータ７ｂを駆動すれ
ばよい。

前記実施例では移動炉床を長手方向に２分割した場合に
ついて述べたが、３分割以上であってらよく、また、炉
幅方向に分割したものにおいてら同様に適用されること
は勿論である。

さらに、各移動炉床の水平ストローク量を補正するに際
し、基準移動炉床の水平ストローク量に、池の移動炉床
の水平ストローク量を追従させるようにして、水平動途
中のズレを解消するようにしてもよいが、本実施例のよ
うに、一方の移動炉床を増速、他方の移動炉床を減速す
るようにすれば、短時間で、しかも、高精度にズレを解
消できる。

（効果）以上の説明で明らかなように、本発明にかかる分割移動
炉床毎の水平動駆動方法によれば、分割移動炉床毎に、
電動式水平動駆動装置を設けて各分割移動炉床を独立駆
動とし、かつ、各分割移動炉床の水平ストローク量を起
動から停止まで検出し、各ストローク量に差異があれば
、駆動モータの回転数を制御するため、各移動炉床が完
全に独立駆動できるとともに、各移動炉床を、たとえば
、±！肩肩以内で同調させることができる。

したがって、炉長方向で移動炉床を分割する炉では、各
移動炉床間で運転ザイクル」二の干渉がなく、鋼片の搬
送パターンを自由に選択できる。また、炉幅方向に分割
する炉では、鋼片の傾斜がなく、鋼片間隔を一定に保持
でき、搬送上のトラブルがなくなる。さらに、擦り、傷
の発生が防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の駆動方法を適用する一実施例を示す
分割移動炉床毎炉の概略説明図で、第２図は電動式水平
動駆動装置の詳細図、第３図は第２図の部分断面平面図
で、第４図は第２図の部分断面図である。ＩＡ、Ｉｒ３・・・分割移動炉床、３　ａ、　３　ｂ・
・・水平動駆動装置、４・・・基台、６ボールねし軸、
７ａ、７ｂ・・・モータ、８・・・ナツト、ＩＯ・・・
係合部材、１１・・・軸、１２・・・押圧ローラ、Ｉ３
・・連結部材、１４・・・縦長孔、１５・・・台車、１
８・・・ストローク量発信器、２０・・・同調制御装置
、２１ａ、２１ｂ・・・カウンタ、２２・・・減算器、
２５ａ、２５ｂ・・・加減算器、２３・・・ＰＩシコン
ローラ、２４・・・速度パターン設定器、２６ａ、２６
ｂ−・・回転数制御装置、２７．２８．２９・・・接点
、Ｔ・・・電動式ボールねじ機構、Ｗ・・・材料。

Claims

【特許請求の範囲】（Ｉ）水平動および昇降動する移動炉床を複数備えた分
割移動炉床式炉において、前記各移動炉床に電動式水平
動駆動装置を配設して、少なくとも移動炉床の水平動を
独立駆動可能とするとともに、移動炉床同調駆動時に、
各移動炉床の起動から停止までの水平ストローク量を検
出して、検出ストローク量に差があれば、その差を解消
するように、前記電動式水平動装置の駆動モータの回転
数を補正しながら移動炉床に水平動を与えることを特徴
とする分割移動炉床式炉の水平動駆動方法。（２）水平ストローク量が小である方の駆動モータに増
速、他方の駆動モータに減速の回転数補正を与えること
を特徴とする前記特許請求の範囲第１項に記載の分割移
動炉床式炉の水平動駆動方法。（３）前記電動式水平動駆動装置が、一方端に駆動モー
タを接続したボールねじ軸の両端部を軸受で支持すると
ともに、移動炉床フレームと前記ねじ軸に螺合させたナ
ットとを、該移動炉床フレームが昇降可能な係合部材に
より接続したものであることを特徴とする前記特許請求
の範囲第１項または第２項に記載の分割移動炉床式炉の
水平動駆動方法。