JPS6128904B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ポンプにより浴湯を強制的に循環さ
せる循環装置と貯湯型給湯装置を並設した二缶二
水路式循環・給湯器の電気制御回路に関する。

本発明の目的は、加熱制御を簡単なスイツチ操
作のみで全自動で制御運転できるようにした制御
回路を提供しようとするところにある。本発明の
他の目的は、循環湯の殺菌、浄化を前記制御回路
と関連せしめて自動的に行なうことができる制御
回路を提供しようとするところにある。本発明の
さらに他の目的は、貯湯機能を有する給湯装置を
並設して二系路の制御は個別にできると共に給湯
温度制御が自動的にできるようにした制御回路を
提供しようとするところにある。本発明のさらに
他の目的は、浴湯のポンプ循環に鑑み所望時循環
湯中に空気を混入せしめ、該空気泡の浴槽内破裂
による超音波発生で美容、健康増進作用を呈する
ようにした気泡発生装置の制御回路を有する制御
回路を提供しようとするところにある。

以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。

第１図は本発明制御回路を有する循環・給湯器
の系路構成を略示したものであり、以下説明す
る。

１は浴槽で、外部の熱交換器２との間を往管３
及び戻り管４で接続して循環回路を構成してい
る。５は往管から分岐して、熱交換器２を循環せ
ずに直接浴槽１へバイパスするように設けたバイ
パス管で、該管には気泡噴射機能をもたせるべく
空気導入混合用のエア電磁弁AVを介設してい
る。一方、該循環回路の往管３に於ける前記バイ
パス管５分岐部より浴槽１側には、循環ポンプ
Ｐ、湯温検知素子TS１、ろ過用切換弁Ｖを夫々
介設し、熱交換器２側には所要時熱交換器循環を
制御する水電磁弁WVを介設している。前記ろ過
用切換弁ＶにはフイルターFLが取り付けられて
おり、該弁の切換操作によつて、往管３内水はフ
イルターFLでろ過されて熱交換器２方向へ流れ
る順方向流と、熱交換器方向へは流れずフイルタ
ー内を逆流して切換弁Ｖのドレン抜口Vdから外
部に流れる逆方向が得られるようにしている。こ
のように切換えることでフイルターFLの清掃が
できるようにしているのである。６は給湯器側の
熱交換器で、一端は給水源に接続される給水管７
を、他端は蛇口８に接続される出湯管９を夫々接
続して給湯回路を構成している。１０は蛇口８と
熱交換器６の間に介設した貯湯タンクで、該タン
クと給水管７を還り管１１で接続して、循環加熱
ができるようしている。

この部分の実際的構造は一般の自然循環型貯湯
湯沸器と同様のもので、環り管１１は熱交換器６
よりも下位に配置される。TS２は貯湯タンク１
０内の湯温を検知する検知素子である。１２は燃
料供給管で、主電磁弁GV１を介設してその先方
を三分岐し、浴湯側熱交換器２を加熱するバーナ
Ｂ１、給湯側熱交換器６を加熱するバーナＢ２、
これら両バーナを着火するパイロツトバーナPB
に夫々接続している。GV２、GV３は夫々前記バ
ーナＢ１、Ｂ２を個別に制御する浴湯電磁弁と給
湯電磁弁である。

以上のような循環・給湯器の制御回路を第２図
により説明する。

交流電源１３にヒユーズＦを介してポンプＰ及
び後述するポンプリレーPRのａ接点Prが接続さ
れ、さらに降圧トランスＴの一次側が接続されて
いる。該トランスの二次側の一方側端子には整流
回路RF１を介して温度調節回路イ、ポンプ駆動
制御回路ロ、気泡発生制御回路ハ、燃料制御回路
ニ、温調リモコン回路ホを接続しており、又付属
回路としては後述する他方側端子に湯温検知素子
TS１の後述する凍結温度検知で回路を開く（オ
フする）凍結温度スイツチのｂ接点TS１―Ｓ
１、ポンプリレーａ接点Pr、ろ過用切換弁Ｖの
切換えとフイルターFLの湯掃を行なうモータを
制御する清掃駆動回路ヘ、整流回路RF２、定電
圧回路１４、浴湯を殺菌する殺菌回路ト、浴湯含
有塵埃を集める集塵回路チを接続している。

以下各回路について説明する。

まず、温度調節回路イは、浴湯と給湯の湯温検
知素子TS１、TS２を接続した温度調節器THA
と浴湯温度を任意に設定できる調節ダイヤルＤ１
及び表示ランプLaからなり、又必要に応じてリ
モコン切換え制御する場合の温調リモコン回路ホ
との切換スイツチ１５を接続している。給湯温度
は本実施例の場ね固定制御として、予め設定され
た特性の検知素子TS２を使用しているが、浴湯
側と同様に可変としてもよい。温調リモコン回路
ホは、浴湯温度調節ダイヤルＤ２とリモコン作動
を表示するランプLDとからなり、前記切換スイ
ツチ１５の端子に接続して切換え操作できるよう
にしており、ランプLb回路は一方を後述するメ
インスイツチSWを介して点灯回路を構成してい
る。この温調リモコン回路を設けることにより機
台に対して二ケ所からの遠隔制御ができる。例え
ば、温調リモコン回路ホを収納した操作盤を浴室
内に設置すれば、他のメインスイツチ等操作部
（以下メインリモコン部という）を収納した操作
盤は台所側に設置するといつた、必要に応じて操
作場所を二ケ所設けることができる。

次にポンプ駆動制御回路ロは、電源に直列にメ
インスイツチSWを接続し、該スイツチのオン―
オフで制御操作されるように、ポンプスイツチ
PSW及び浴湯の常時循環（換言すればポンプＰ
の常時運転）と間欠循環を切換える運転選択スイ
ツチ１６並びにポンプリレーPRの直列回路を電
源に接続している。この運転選択スイツチ１６の
一方側端子には、ポンプリレーPRとの間に湯温
検知素子TS１の設定湯温検知で回路を開く（オ
フする）高温スイツチのａ接点TS１―Ｓ３が介
設されて浴湯の間欠循環が得られるようにしてい
る。又、該高温スイツチ側回路には電源に接続さ
れた水電磁弁WVの一方側が接続されている。
TS１―Ｓ２はポンプスイツチＰ_SWとメインスイ
ツチSWに並列に接続された凍結温度スイツチの
ａ接点である。

次に気泡発生制御回路ハは、エア電磁弁AVと
ポンプリレーａ接点Pr及び制御スイツチ１７の
直列回路からなり電源に接続されている。

次に燃料制御回路ニであるが、該回路は、図示
しない放電制御電極回路、パイロツトバーナPB
点火検知器、該検知器の点火検知で動作するリレ
ー回路等からなる点火制御器IGAと主電磁弁GV
１の直列回路、浴湯側電磁弁GV２と浴湯熱交換
器２の過熱を検知して回路を開く（オフする）過
熱防止器１８と浴湯の熱交換器流通を例えば循環
差圧の発生等を感知して回路を閉じる（オンす
る）循環スイツチ１９と浴湯設定温度で回路を開
く（オフする）高温スイツチａ接点TS１―Ｓ４
の直列回路及び給湯電磁弁GV３と給湯熱交換器
６の過熱を検知して回路を開く（オフする）過熱
防止器２０と給湯設定温度で回路を開く（オフす
る）高温スイツチａ接点TS２―Ｓ１の直列回路
を並列にして前記図示しないパイロツトバーナ点
火検知リレーのａ接点Ｋ１に直列に接続した回路
とからなり、これら主電磁弁GV１側回路とから
バーナ側電磁弁GV２、GV３側回路は自動復帰型
点火スイツチIG_SWにより切換え操作さるもの
で、該スイツチの復帰時は主電磁弁側を開路（オ
フ）するようにしている。しかして該点火制御器
IGAの主電磁弁GV１を接続する回路には電源側
とにパイロツトバーナ点火検知リレーのａ接点Ｋ
２を介設して自己保持機能を付与し、点火スイツ
チIG_SWが復帰してもパイロツトバーナ燃焼検知
中は主電磁弁GV１の回路が開かないようにして
いる。該制御器IGA内の具体的回路は既知のもの
が利用できるのであり、本発明の特徴とするもの
ではないので逐一説明はしない。

次に付属回路について説明する。まず清掃駆動
回路ヘについて説明すれば、該回路は浴湯設定温
度で回路を開く高温スイツチａ接点TS１―Ｓ５
と後述する集塵用アルミ電極をブラツシング清掃
するブラツシング用モータＭ１の直列回路、ろ過
用切換弁Ｖの駆動モータＭ２と該モータによる切
換弁設定位置を浴湯の流れに対するフイルター
FLとの関係に於て順方向流及び逆方向流に切換
え設定する切換スイツチ２１直列回路とからなつ
ている。

尚、この清掃駆動回路は、全自動制御運転に於
ては該回路を設けた方がよりよい効果をもたらす
ことになるが、清掃を手動操作とすることもでき
る。

次に殺菌回路トは、定電流回路２２と銀電極２
３及び浴湯側の高温スイツチａ接点TS１―Ｓ６
とからなり、集塵回路チは定電流回路２４とアル
ミ電極２５及び浴湯側高温スイツチｂ接点TS１
―Ｓ７とからなつている。この銀電極２３とアル
ミ電極２５の取り付け位置は、本実施例ではフイ
ルターFLを介設しているので該フイルター部に
設けるものとする。

以上のような回路を有する本発明に於て、次に
その作用動作を説明するが、清掃駆動回路ヘ、殺
菌回路ト、集塵回路チは自動加熱制御の付属回路
であるのでまず基本となる加熱制御について説明
する。

図は電源１３を接続し、メインスイツチSW等
手動オン―オフスイツチ類は全てオフ、温度調節
の切換スイツチ１５はメインリモコン部側に、運
転選択スイツチ１６は強制運転側に夫々設定され
ている。

この状態では温度調節回路イが既に動作状態に
あるので、浴槽１に入浴設定湯温（調節ダイヤル
Ｄ１の設定湯温）より低温（常温程度）の水が満
たされ、給湯側の貯湯タンク１０にも低温水が満
たされているものとすれば、高温スイツチ接点
TS１―Ｓ３がオン、凍結温度で動作する接点TS
１―Ｓ２がオフ、高温スイツチ接点TS１―Ｓ４
がオン、給湯側の高温スイツチ接点TS２―Ｓ１
がオンとなつているのでメインスイツチSWをオ
ン投入し、次に点火スイツチIG_SWを点火制御器
IGA側回路端子にオン投入する。そうすると主電
磁弁GV１が開いてパイロツトバーナPB（第１図
参照）から燃料を噴出させると同時に点火制御器
IGAの図示しない放電回路が作動して電極放電
し、パイロツトバーナを点火すると共に該点火に
より点火検知器が動作して点火リレーを動作せし
めその接点Ｋ１、Ｋ２をオン動作させる。このパ
イロツトバーナ点火の視覚的確認は、制御器IGA
に点火確認ランプを介設することで容易に行なう
ことができる。しかして点火スイツチIG_SWの押
圧を解除すれば、該スイツチは加熱バーナ用電磁
弁GV２、GV３側回路に自動復帰して点火制御器
IGA回路をオフするが、パイロツトバーナ点火の
検知により接点Ｋ２の自己保持動作によつて主電
磁弁GV１の回路はオン保持されるのでパイロツ
トバーナ燃焼検知中は該弁がオフすることはな
い。

点火スイツチIG_SWの復帰で回路を構成された
浴湯電磁弁GV２と給湯電磁弁GV３のうち給湯電
磁弁GV３は直ちに動作し、給湯バーナＢ２への
燃料通路を開成する。かくしてバーナＢ２はパイ
ロツトバーナPBで着火されて給湯側熱交換器６
の加熱を開始する。該熱交換器は貯湯タンク１０
との間で還り管１１により循環回路を構成してい
るので内部水は循環昇温し、タンク内水が湯温検
知素子TS２の設定湯温にまで昇温すれば該素子
の検知動作で高温スイツチ接点TS２―Ｓ１をオ
フさせる。該オフにより電磁弁GV３は燃料通路
を閉成しバーナ燃焼を停止せしめる。又、かかる
後タンク内水温が低下してくれば素子TS２によ
り接点TS２―Ｓ１がオンしてバーナ加熱を再開
し、以後加熱、停止を繰り返すので給湯繰作時は
何時でも所望温度の湯が取り出せることになる。
熱交換器６が不測の事故で空焚きされた場合は過
熱防止器２０により直ちに電磁弁GV３回路を開
くので熱交換器等損傷を未然に防止することがで
きる。

次に浴湯側であるが、その電磁弁GV２回路は
循環感知スイツチ１９がオンしていないので未だ
動作していない。そこでポンプスイツチPSWを
オン投入すれば、運転選択スイツチ１６が既に強
制側に投入されているのでポンプリレーPRが動
作してその接点Prをオンせしめ、かくしてポン
プＰが起動する。ポンプの起動で浴水は循環を始
めるから、該循環を循環感知スイツチ１９が感知
してオンし電磁弁GV２を動作させる。該電磁弁
が動作して燃料通路を開成すれば浴湯バーナＢ１
がパイロツトバーナPBにより着火されて熱交換
器２の加熱を始め、浴水は循環して昇温される。
浴水が設定温度にまで昇温すれば、湯温検知素子
TS１の信号により高温スイツチ接点TS１―Ｓ４
がオフして電磁弁GV２回路を開きバーナ加熱を
停止させる。又、このときは高温スイツチ接点
TS１―Ｓ３もオフするので水電磁弁WVが閉成
し、従つて熱交換器２への循環を感知する循環ス
イツチ１９もオフとなる。即ち電磁弁GV２は二
重制御をうけるのである。浴湯温度が下がつてく
れば前記高温スイツツチ接点TS１―Ｓ３、TS１
―Ｓ４、１９により再加熱を開始し、以後これを
くり返す。このように強制運転のときはポンプＰ
運転が継続されてバーナ加熱は継続制御されるこ
とになる。

次に運転選択スイツチ１６を自動側に切換えた
場合、このときはポンプリレーPRは高温スイツ
チ接点TS１―Ｓ３により制御されることにな
る。自動運転をすると、湯温が設定値に至れば高
温スイツチ接点TS１―Ｓ３とバーナ電磁弁GV２
側の高温スイツチ接点TS１―Ｓ４がオフにな
り、浴湯バーナＢ１の燃焼停止と共にポンプＰの
運転が停止する。従つて循環感知スイツチ１９は
その回路をオフすることになり、この場合もその
電磁弁GV２回路は二重制御をうけることにな
る。浴湯温度が下がれば高温スイツチ接点TS１
―Ｓ３とTS１―Ｓ４がオンとなるのでポンプリ
レーPRがオンとなりバーナ加熱が再開され、以
後これをくり返す。熱交換器２の空焚きのときは
過熱防止器１８が作動して損傷を未然に防止す
る。通常の制御のときは上記二重制御でより一層
安全性が増す。

次に気泡発生制御回路ハによる超音波利用であ
るが、これの使用は運転選択スイツチ１６を強制
側に投入してポンプＰを常時運転せしめて制御ス
イツチ１７をオンする。そうするとエア電磁弁
AVが開成してバイパス管５中に空気を導入し浴
槽１内に気泡として噴出させるから必要に応じて
超音波の利用ができることになる。この場合、浴
湯が水電磁弁WVの高温スイツチ接点TS１―Ｓ
３により熱交換器２側とバイパス管５に分岐併
流、バイパス管側のみ流通という具合に断続制御
されるので、電磁弁WVの回路を高温スイツチ接
点TS１―Ｓ３に影響されないように接続（例え
ば強制運転時は常時開成による分岐併流式とする
が如く）してもよいが、ポンプ能力が小さい場合
は超音波利用の効果が弱くなるので図例のように
断続制御が好ましい。又、こうすることで超音波
の強弱切換えが自動的になされ、間欠刺激の効果
が得られることになる。

次に凍結防止制御について説明する。

ポンプ駆動制御回路口のポンプスイツチPSW
とメインスイツチSW回路には並列に浴湯の所定
低温（例えば５℃近傍）で湯温検知素子TS１に
よりオン動作する凍結温度スイツチ接点TS１―
Ｓ２が接続されているので、運転選択スイツチ１
６は強制側、自動側の何れでもかかわりなくメイ
ンスイツチSWのみをオン投入してパイロツトバ
ーナPBを点火しておけば、所定低温で加熱運転
がなされ、凍結温度検知作動の範囲内で加熱、停
止がくり返され凍結が防止される。この場合は給
湯側に於てもタンク１０内水が常時設定湯温に継
持され凍結を防止することになる。

次に、本発明は前記した付属回路を付設するこ
とで浴湯の殺菌、ろ過作用を得て衛生的な清浄湯
を得ることができる。

即ち、浴湯の循環構造的にはフイルターFLを
介設して清浄場を常に得られるよにしているが、
殺菌機能を付設することでより衛生的な湯が得ら
れ、又、フイルターFLの洗浄を自動的に行うこ
とでより一層自動化された循環装置を得ることが
できる。

これらの回路は先に説明した通りで、以下作用
について説明すれば、入浴温度までの浴湯加熱循
環中は凍結温度スイツチ接点TS１―Ｓ１、TS１
―Ｓ６、Prがオンしているから、殺菌用銀電極
２３は作動してそのイオン作用で循環湯の殺菌を
行なう。この電極は浴湯循環中であつても浴湯温
度が設定温度になるとその高温スイツチST１―
Ｓ６がオフとなつて殺菌作用を停止し、常時作用
による電力消費の不経済を防止する。一方アルミ
電極は、高温スイツチ接点TS１―Ｓ７がｂ接点
であるから、強制運転時で浴湯が設定湯温のとき
に集塵作動することになる。

又、フイルター部で集められた塵埃がフイルタ
ーFLの正常なろ過作用を阻害しないように、手
動の場合は適宜にろ過用切換弁Ｖを操作して該弁
からフイルターFLを逆流せしめてドレン抜口Vd
から排出するようにするが、フイルター清掃の上
記操作を自動的に行うときは、清掃駆動回路ヘに
より切換弁Ｖを駆動モータＭ２により切換スイツ
チ２１で流路切換えを行ない、同時にブラツシン
グ用モータＭ１でアルミ電極２５付着の塵埃を払
い落としてドレン抜口Vdから排出するようにす
ればよい。又、切換スイツチ２１の切換え操作を
も自動的に行なわせるには、例えばタイマ、リレ
ー或はフイルター部の循環圧力を検知して作動せ
しめる、等々適宜の手段を採用すればよい。

以上述べてきたたように本発明によれば、二缶
二水式貯湯型給湯付浴湯強制循環装置に於て、以
下の如き優れた制御回路を提供することができ
る。

(イ) 浴湯側と貯湯型給湯側の点火加熱制御を個別
の熱料電磁弁で行なうようにして並列的共用回
路としたので、回路的、構成的に至極単純化で
き、信頼性の向上、制御の容易性等に優れた効
果を奏する。

(ロ) 浴湯側に於て、循環運転を強制常時運転と自
動間欠運転に切換えるようにし、強制運転時に
気泡による超音波装置が利用できるようにした
ので、別個の該装置を準備することなく簡単且
つ手軽に超音波を得ることができる。

(ハ) フイルターの清掃操作に切換弁をモータ制御
で行なうようにしたから完全自動制御の循環装
置が得られ、使用者にとつて非常に便なる優れ
た制御回路を得ることができる。

(ニ) 浴湯の殺菌回路を簡単に付設することもでき
るので、循環路のフイルター装置と相まつてよ
り一層衛生的な浴湯を常時得ることができる。

(ホ) 浴湯塵埃の集塵に、フイルターのほか集塵電
極回路を設けることで集塵効果がより一層向上
し、且つフイルターの清掃が容易になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明回路を有する循環・給湯器の系
路路構成図、第２図は本発明の制御回路図であ
る。 １……浴槽、５……バイパス管、１０……貯湯
タンク、１６……運転選択スイツチ、AV……エ
ア電磁弁、TS１、TS２……湯温検知素子、Ｖ…
…ろ過用切換弁、FL……フイルター、SW……メ
インスイツチ、GV１……主電磁弁、イ……温度
調節回路、ロ……ポンプ駆動制御回路、ハ……気
泡発生制御回路、ニ……燃料制御回路、ヘ……清
掃駆動回路、ト……殺菌回路、チ……集塵回路。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ ポンプ及びフイルター並びに流路をフイルタ
   ーに対し順・逆方向に切換えるろ過用切換弁を介
   設した浴湯循環回路と貯湯機能を有する給湯回路
   とを並設した二缶二水路式循環・給湯器の循環・
   給湯制御回路であつて、上記二回路に湯温検知素
   子を各々有する温度調節回路と、ポンプの常時運
   転と前記温度調節回路で制御される間欠自動運転
   の何れかに切換えることのできるポンプ駆動制御
   回路と、浴湯加熱バーナ及び給湯加熱バーナへの
   燃料供給を個別に制御できる夫々の電磁弁回路を
   並列に接続してこれらに共通の点火制御回路を備
   えた燃料制御回路と、前記ろ過用切換弁の切換え
   駆動モータと切換えスイツチをポンプリレー接点
   に直列に接続した清掃駆動回路とからなる循環・
   給湯制御回路。 ２ ポンプ及びフイルター並びに流路をフイルタ
   ーに対し順・逆方向に切換えるろ過用切換弁を介
   設した浴湯循環回路及び該回路往き側から分岐し
   て空気混入用エア電磁弁を介設したバイパス管回
   路と貯湯機能を有する給湯回路とを並設した二缶
   二水路式循環・給湯器の循環・給湯制御回路であ
   つて、上記二回路に湯温検知素子を各々有する温
   度調節回路と、ポンプの常時運転と前記温度調節
   回路で制御される間欠自動運転の何れかに切換え
   ることのできるポンプ駆動制御回路と、浴湯加熱
   バーナ及び給湯加熱バーナへの燃料供給を個別に
   制御できる夫々の電磁弁回路を並列に接続してこ
   れらに共通の点火制御回路を備えた燃料制御回路
   と、前記エア電磁弁とポンプリレー接点並びに制
   御スイツチを直列に接続して気泡発生制御回路
   と、前記ろ過切換え駆動モータと切換えスイツチ
   をポンプリレー接点に直列に接続した清掃駆動回
   路とからなる循環・給湯制御回路。