JPS61288956A

JPS61288956A - 鋼管等のねじ切屑排除方法

Info

Publication number: JPS61288956A
Application number: JP60127936A
Authority: JP
Inventors: Masamutsu Numano; 沼野　正睦; Tetsuya Takara; 哲哉高良; Masahiro Nakagawa; 雅博中川; Tsuneo Yoshida; 恒夫吉田
Original assignee: NKK Corp; Nippon Kokan Ltd
Current assignee: JFE Engineering Corp
Priority date: 1985-06-14
Filing date: 1985-06-14
Publication date: 1986-12-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、ダイヘッドタイプのねし切り機にて金属管、
丸棒等（以下、パイプという）の端部にねじを切削する
際に発生する切屑を排除する方法に関するものである。

〔従来の技術〕

第２図に従来のダイヘッドタイプのねじ切り機の構成を
示す。図において（１）はねし切り機、（２）はスピン
ドルで、先端にテーパ機構（３）を備えており、電動機
（図示せず）により回転すると共に軸方向に移動し得る
ように構成されている。（４）はマスクスライドで、後
部には軸受（５）を介してテーパ機構（３）の傾斜面（
３ａ）に係合する傾斜部材（６）が連接されている。（
７）はダイヘッドで、油圧シリンダ等（図示せず）によ
りねじ切り機（１）全体を軸方向に移動させる。（８）
は一端にターニング（９）及びチェーザａ■が装着され
たチェーザブロックで、マスクスライド（４）にボルト
（１１）で固定されている。チェーザブロック（８）は
ダイヘッド（７）の正面に普通４個円周方向に等間隔に
配置されている。（１２）はインナサポートで、パイプ
（Ｐ）の端部の内側に挿入されろ。（１３）はダイヘッ
ドカバーで、ダイヘッド（７）を覆っており、その下部
には第３図に示すように切屑の排出口（１４）が設けら
れている。またダイヘッドカバー（１３）はシリンダ機
構（１５）により軸方向に移動可能であり、ダイヘッド
（７）に対し接近及び離隔可能となっている。（１６）
はダイヘッドカバー（１３）のパイプ出入穴（１７）端
部に設けられた切屑かき取り用の突起である。

第３図は第２図のＩ−Ｉ線におけろ縦断正面図で、図中
（１８）は切屑である。

上記のように構成されたねし切り機（１）では、パイプ
（Ｐ）が搬送ラインの所定位置でクランプされると、ダ
イヘッド（７）がダイヘッドカバー（Ｉ３）と−緒にパ
イプ（Ｐ）の端部に向って前進し、その端部をパイプ出
入穴（１７）の内部に受入れ、さらにスピンドル（２）
が回転しつつ前進することにより、マスクスライド（４
）がテーパ機構（３）によりパイプ中心方向に摺動する
ので、チェーザブロック（８）のターニング（９）及び
チェーザ叫がねじ切り位置にセットされる。

この状態でダイヘッド（７）をさらに前進させながらテ
ーパ機構（３）を徐々にかつ連続的に後退させると、マ
スクスライド（４）を介しチェーザブロック（８）がテ
ーパに沿って回転しながら前進するので、先行するター
ニング（９）によりパイプ（Ｐ）の端部表面をテーパ状
に切削すると共に、ターニング（９）より後位のチェー
ザ００１によってそのテーパ面にテーパねしを切削する
。

このねし切削中に切屑が発生するが、複数個のチェーザ
ブロック（８）がダイヘッド（７）の正面に設置され、
かつダイヘッド（７）全体をダイヘッドカバー（１３）
により隙間が微小となるように覆っているので、切屑中
の切屑（１８）はダイヘッド（７）、チェーザブロック
（８）及びダイヘッドカバー（１３）にて形成されたほ
ぼ閉じられた空間（第３図参照）内に分離されて入り、
ダイヘッドカバー（１３）下方の排出口（１４）より排
出される。しかし、切屑がダイヘッドカバー（１３）と
チェーザブロック（８）の微小な隙間に侵入したり、パ
イプ（Ｐ）にからみついたりすると、次のパイプの切削
加工に支障が生じるので、このような切屑を第４図（ａ
）〜（ｅ）に示すような手順に従って排除していた。す
なわち、ねじ切り上がり位置（第４図（ａ））から先ず
ダイヘッド（７）をねし切り原点位置（同図（ｂ））ま
で後退させ、ダイヘッドカバー（１３）とチェーザブロ
ック（８）間の隙間に侵入した切屑を排除する。次いで
、ダイヘッドカバー（１３）をシリンダ機構（１５）に
より後退させ、パイプ出入穴（１７）端部に設けられに
突起（１６）によりパイプ（Ｐ）にからまっている切屑
をかき取って排除する（第４図（ｂ）参照）。ダイヘッ
ドカバー（１３）はさらに後退し、ねじ切り原点位置の
ダイヘッド（７）に接近して次のパイプのねし加工に備
えて待機する（第４図（ｅ）参照）。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来のねじ切り機ではダイヘッドカバーを以上のような
手順で動作させろことにより切屑を排除していたが、第
４図（ｅ）に示すように一部の切屑がダイヘッドカバー
とチェーザブロックの隙間に残留することがあった。こ
れは、パイプにからまった切屑をダイヘッドカバーの突
起によってかき取った一部が、ダイヘッドやチェーザブ
ロック、ダイヘッドカバー等に引掛るためである。その
ため上記隙間に残留した切屑の一部と新しくできた切屑
とがからみ合い、ダイヘッド内に累積して、ついにはね
じ切り不能に陥らせるという問題点があった。この現象
は特に被削材が熱処理材等じん性の大きい材質の場合切
屑がねじれの大きい流れ型となるため顕著である。

〔問題点を解決するための手段及び作用〕本発明に係る
鋼管等のねし切屑排除方法は、ねじ切り終了後にダイヘ
ッドカバーをダイヘッドに近接した状態で一緒に後退さ
せることによって、かき取られた切屑がチェーザブロッ
クやダイヘッドカバー等に引掛る機会をなくし、その後
ダイヘッドカバーのみを前進させてダイヘッドから離隔
せしめ、両者の隙間に侵入した切屑を落下排出するよう
にしたものである。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図について説明する。

第１図（ａ）〜（ｄ）は本発明方法の手順を示す説明図
であり、各図は第４図（ａ）〜（ｃ）の場合と同様に簡
略に示しである。また、ねじ切り機の構成は第２図に示
したものと同一であるので、同じ符号を付して説明は省
略する。

まず、パイプ（Ｐ）の端部に対するねじ切り上がり位Ｍ
（第１図（ａ））からねじ切り原点位置（同図（ｂ））
まで、ダイヘッドカバー（１３）をダイヘッド（７）に
近接した状態で一緒に後退させろ。この後退のときに突
起（１６）によりパイプにからまった切屑をかき取るが
、かき取られた切屑はダイヘッドカバー（１３）やチェ
ーザブロック（８）等に引掛ったりすることなく落下排
出される。

次に、ダイヘッドカバー（１３）とチェーザブロック（
８）間の微小な隙間に侵入した切屑（１８）は、次のパ
イプに対するねじ切り開始までにダイヘッドカバー（１
３）のみをダイヘッド（７）から離隔するように前進せ
しめ、落下排出する（第１図（ｅ）参照）。

その後火のパイプが加工位置に搬入されると同時にダイ
ヘッドカバー（１３）を後退させ、次のねじ加工動作に
移行する（第１図（ｄ）参照）。

下記の表に示すデータは、切屑のからまりや残留に起因
する設備休止頻度を示すものである。

注）※Ｉ　　ＡＰＩ規格によるＮ８０．ｐＨ０を表す。

※２　　ＬＴＣは長ねし、ＢＴＣはバットレレスネジを
示す。

※３　設備休止となるまでのねじ切り口数を示す。

〔発明の効果〕

本発明によれば、切屑の処理性が著しく向上し、設備ト
ラブルは皆無となった。また、切屑のからまりや残留等
に起因するねし切り工具刃先欠損等の事故を防止するこ
とができ、工具寿命の延命に寄与するうえに、工具取替
頻度減少に伴う設備稼働率の向上、工具費の低減に多大
の貢献を果すものである。

【図面の簡単な説明】

第１図ｈ）〜（ｄ）は本発明方法の手順を示す説明図、
第２図は従来のパイプねじ切り機の縦断側面図、第３図
は第２図ＩＮ−を線におけろ縦断正面図、第４図（ａ）
〜（ｃ）は従来の切屑排除方法の手順を示す説明図であ
る。（１）：ねじ切り機、（７）：ダイヘッド、（８）：チ
ェーザブロック、（１３）：　ダイヘッドカバー。代理人　弁理士　　佐　藤　正　年第　２　図第３図第４図（ａ）　　　　　　　　　　　　（ｂ）（Ｃ）

Claims

【特許請求の範囲】ダイヘッドに対し、ダイヘッドカバーが接近及び離隔可
能なねじ切り機において、ダイヘッドにダイヘッドカバーが近接した状態でねじ切
りを行い、ねじ切り終了後ダイヘッドの後退に同期して
移動させ、その後ダイヘッドカバーをダイヘッドから離
隔するように前進させて切屑を排出させることを特徴と
する鋼管等のねじ切屑排除方法。