JPS6128887Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6128887Y2 JPS6128887Y2 JP1982127726U JP12772682U JPS6128887Y2 JP S6128887 Y2 JPS6128887 Y2 JP S6128887Y2 JP 1982127726 U JP1982127726 U JP 1982127726U JP 12772682 U JP12772682 U JP 12772682U JP S6128887 Y2 JPS6128887 Y2 JP S6128887Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- washer
- screw
- drill
- thread
- seal packing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000012856 packing Methods 0.000 claims description 11
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Bolts, Nuts, And Washers (AREA)
- Gasket Seals (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、金属製薄板部材を重ね合わせて互い
に締結するのに用いる薄板用ドリルねじに関する
ものである。
に締結するのに用いる薄板用ドリルねじに関する
ものである。
例えば折版屋根板をドリルねじを用いて取り付
ける場合、第5図に例示する如く、下側にシール
パツキン28を収容する空所部27を有する座金
26をドリルねじ21に組み込んで使用される。
この場合、ねじ山25周囲におけるシールを確実
にするため、弾性の大きい厚いシールパツキン2
8を用い、また、該シールパツキンを中心部へ弾
性変形させるために、座金26の空所部27は断
面が円錐台形状に構成され、しかも座金26を締
付けたときに、シールパツキン28が外側へはみ
出すのを防いで内側へ十分に圧縮させることによ
り、ねじ山25の周囲に確実に密着させるために
は、座金26を高くして、空所部27を大きくす
る必要がある。一方、折版屋根板を構成する薄板
部材31,32の厚みがほとんど1m/m以下で
通常のドリルねじ21のねじピツチより小さいた
め、締結時にドリル部24で穿設された開口周縁
30とねじ山25との係合が不確実であり、しか
も薄板部材の強度が低いので、締付けトルクによ
り開口周縁30が頭部側へ引き上げられ、ために
ねじ山25と薄板部材31,32との引掛りが僅
かになつて、充分な締結力が得られないだけでは
なく、締付けトルクで薄板部材31,32が破断
する欠点があつた。
ける場合、第5図に例示する如く、下側にシール
パツキン28を収容する空所部27を有する座金
26をドリルねじ21に組み込んで使用される。
この場合、ねじ山25周囲におけるシールを確実
にするため、弾性の大きい厚いシールパツキン2
8を用い、また、該シールパツキンを中心部へ弾
性変形させるために、座金26の空所部27は断
面が円錐台形状に構成され、しかも座金26を締
付けたときに、シールパツキン28が外側へはみ
出すのを防いで内側へ十分に圧縮させることによ
り、ねじ山25の周囲に確実に密着させるために
は、座金26を高くして、空所部27を大きくす
る必要がある。一方、折版屋根板を構成する薄板
部材31,32の厚みがほとんど1m/m以下で
通常のドリルねじ21のねじピツチより小さいた
め、締結時にドリル部24で穿設された開口周縁
30とねじ山25との係合が不確実であり、しか
も薄板部材の強度が低いので、締付けトルクによ
り開口周縁30が頭部側へ引き上げられ、ために
ねじ山25と薄板部材31,32との引掛りが僅
かになつて、充分な締結力が得られないだけでは
なく、締付けトルクで薄板部材31,32が破断
する欠点があつた。
本考案は上記欠点を解消し、薄板部材を重ね合
わせて強固かつ確実に締結できる薄板用ドリルね
じを提供せんとするものである。
わせて強固かつ確実に締結できる薄板用ドリルね
じを提供せんとするものである。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。ドリルねじ1は、ねじ軸部2と該ねじ軸部2
の一端に連設された頭部3と、ねじ軸部2の他端
に連設されたドリル部4とから成つている点は通
常のドリルねじと同一であるが、ねじ軸部2のね
じ山5が標準のねじ山に比べて非常に高く形成さ
れ、かつ第2図に示すように、頭部3側のフラン
ク面5aの傾斜角度、すなわちねじ軸線O−Oに
直交する直線Lに対する傾斜角度Aが10度以下の
緩い角度になつている。
る。ドリルねじ1は、ねじ軸部2と該ねじ軸部2
の一端に連設された頭部3と、ねじ軸部2の他端
に連設されたドリル部4とから成つている点は通
常のドリルねじと同一であるが、ねじ軸部2のね
じ山5が標準のねじ山に比べて非常に高く形成さ
れ、かつ第2図に示すように、頭部3側のフラン
ク面5aの傾斜角度、すなわちねじ軸線O−Oに
直交する直線Lに対する傾斜角度Aが10度以下の
緩い角度になつている。
ドリルねじ1に組み込まれる座金6は、下側に
シールパツキン8を収容する空所部7を設けた円
錐台形状をなし、その取付孔9の下側に板押え座
金10が設けられている。板押え座金10は、座
金6と別体に製作したものを座金6に組み付けて
もよいが、第4図に示すように、座金6と一体に
成形することも可能である。
シールパツキン8を収容する空所部7を設けた円
錐台形状をなし、その取付孔9の下側に板押え座
金10が設けられている。板押え座金10は、座
金6と別体に製作したものを座金6に組み付けて
もよいが、第4図に示すように、座金6と一体に
成形することも可能である。
第3図は、上記構成の薄板用ドリルねじを用い
て2枚の薄板部材11,12を締結した状態を示
しており、ねじ山5の高さが標準のねじ山に比べ
て高く、かつ頭部3側のフランク面5aの傾斜角
度が小さくなつているので、ドリル部4により穿
設された薄板部材11,12の開口周縁13とね
じ山5との係合が確実であると共に、締結時に頭
部3側へ引き上げられようとする開口周縁13が
板押え座金10によつて抑圧されるから、締付け
トルクによつて薄板部材11,12が破断するの
を有効に防止できる。
て2枚の薄板部材11,12を締結した状態を示
しており、ねじ山5の高さが標準のねじ山に比べ
て高く、かつ頭部3側のフランク面5aの傾斜角
度が小さくなつているので、ドリル部4により穿
設された薄板部材11,12の開口周縁13とね
じ山5との係合が確実であると共に、締結時に頭
部3側へ引き上げられようとする開口周縁13が
板押え座金10によつて抑圧されるから、締付け
トルクによつて薄板部材11,12が破断するの
を有効に防止できる。
上述のように、本考案は、ドリルねじに組み付
ける座金が、その下側に厚いシールパツキンを収
容する円錐台形状の大きな空所部を有しているも
のにおいて、前記座金と前記シールパツキンとの
間に板押え座金が設けられているから、ねじ締付
け時に、前記ドリルねじで穴明けされた薄板部材
のの開口周縁が前記シールパツキンの圧縮に伴い
頭部側へ引き上げられるのを前記板押え座金で有
効に阻止することができ、しかも、前記ドリルね
じのねじ山の高さが標準のねじ山に比べて高く、
かつ頭部側のフランク面の傾斜角度が小さくなつ
ているので、前記開口周縁と前記ねじ山との係合
が確実となる。したがつて、本考案のドリルねじ
を用いれば、薄板部材を重ね合わせて強固かつ確
実に締結することができる。
ける座金が、その下側に厚いシールパツキンを収
容する円錐台形状の大きな空所部を有しているも
のにおいて、前記座金と前記シールパツキンとの
間に板押え座金が設けられているから、ねじ締付
け時に、前記ドリルねじで穴明けされた薄板部材
のの開口周縁が前記シールパツキンの圧縮に伴い
頭部側へ引き上げられるのを前記板押え座金で有
効に阻止することができ、しかも、前記ドリルね
じのねじ山の高さが標準のねじ山に比べて高く、
かつ頭部側のフランク面の傾斜角度が小さくなつ
ているので、前記開口周縁と前記ねじ山との係合
が確実となる。したがつて、本考案のドリルねじ
を用いれば、薄板部材を重ね合わせて強固かつ確
実に締結することができる。
第1図は本考案に係る薄板用ドリルねじの一部
縦断正面図、第2図は同ねじ軸部の拡大断面図、
第3図は同使用状態を示す要部縦断正面図、第4
図は座金の別の実施例を示す要部断面図、第5図
は従来品の使用状態を示す要部縦断正面図であ
る。 1……ドリルねじ、2……ねじ軸部、3……頭
部、4……ドリル部、5……ねじ山、5a……フ
ランク面、6……座金、7……空所部、8……シ
ールパツキン、9……取付孔、10……板押え座
金、11,12……薄板部材、13……開口周
縁。
縦断正面図、第2図は同ねじ軸部の拡大断面図、
第3図は同使用状態を示す要部縦断正面図、第4
図は座金の別の実施例を示す要部断面図、第5図
は従来品の使用状態を示す要部縦断正面図であ
る。 1……ドリルねじ、2……ねじ軸部、3……頭
部、4……ドリル部、5……ねじ山、5a……フ
ランク面、6……座金、7……空所部、8……シ
ールパツキン、9……取付孔、10……板押え座
金、11,12……薄板部材、13……開口周
縁。
Claims (1)
- ねじ軸部の一端に頭部を有し、他端にドリル部
を有するドリルねじと、該ドリルねじに組み付け
られ、その下側に厚いシールパツキンを収容する
円錐台形状の空所部を有する座金とからなり、前
記座金と前記シールパツキンとの間に板押え座金
が設けられ、かつ前記ねじ部のねじ山が標準のね
じ山に比べて高く、かつ頭部側のフランク面の傾
斜角度が小さくなつていることを特徴とする薄板
用ドリルねじ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12772682U JPS5930915U (ja) | 1982-08-23 | 1982-08-23 | 薄板用ドリルねじ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12772682U JPS5930915U (ja) | 1982-08-23 | 1982-08-23 | 薄板用ドリルねじ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5930915U JPS5930915U (ja) | 1984-02-25 |
JPS6128887Y2 true JPS6128887Y2 (ja) | 1986-08-27 |
Family
ID=30289993
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12772682U Granted JPS5930915U (ja) | 1982-08-23 | 1982-08-23 | 薄板用ドリルねじ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5930915U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4848857A (ja) * | 1971-10-19 | 1973-07-10 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56155116U (ja) * | 1980-04-21 | 1981-11-19 |
-
1982
- 1982-08-23 JP JP12772682U patent/JPS5930915U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4848857A (ja) * | 1971-10-19 | 1973-07-10 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5930915U (ja) | 1984-02-25 |
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