JP2559168Y2 - シャックル - Google Patents
シャックルInfo
- Publication number
- JP2559168Y2 JP2559168Y2 JP8447891U JP8447891U JP2559168Y2 JP 2559168 Y2 JP2559168 Y2 JP 2559168Y2 JP 8447891 U JP8447891 U JP 8447891U JP 8447891 U JP8447891 U JP 8447891U JP 2559168 Y2 JP2559168 Y2 JP 2559168Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shackle
- bolt
- nut
- arm
- screwed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Hooks, Suction Cups, And Attachment By Adhesive Means (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はシャックルの改良に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】従来のシャックルには、例えば図3,4
に示すようなものがある。図3のシャックル(B')では、
U字型のシャックル本体(1')の両アーム部(2')(3')に通
孔(14')(14')を穿設し、これに段付シャックルボルト
(9')を挿通し、段付シャックルボルト(9')の先端にナッ
ト(10')掛けしただけのものである。これによれば、段
付シャックルボルト(9')の先端段部(12')によってシャ
ックル本体(1')の幅(W1)が確定されてるため、幅(W1)以
上にナット(10')を締め込んで行く事ができない。それ
故、ナット(10')が緩んで段付シャックルボルト(9')が
抜け落ち易いという欠点がある。
に示すようなものがある。図3のシャックル(B')では、
U字型のシャックル本体(1')の両アーム部(2')(3')に通
孔(14')(14')を穿設し、これに段付シャックルボルト
(9')を挿通し、段付シャックルボルト(9')の先端にナッ
ト(10')掛けしただけのものである。これによれば、段
付シャックルボルト(9')の先端段部(12')によってシャ
ックル本体(1')の幅(W1)が確定されてるため、幅(W1)以
上にナット(10')を締め込んで行く事ができない。それ
故、ナット(10')が緩んで段付シャックルボルト(9')が
抜け落ち易いという欠点がある。
【0003】又、図4のシャックル(C'')場合は、シャ
ックル本体(1'')のアーム部(3'')の一方を螺子孔(13'')
にする事によってナット(10'')とでダブルナット掛け構
造となり、図3の場合に比べてナット(10'')の緩みを防
止する事ができるものの、尚、シャックルボルト(9'')
が段付であるために前端段部(12'')によってシャックル
ボルト(9'')の首下寸法(W2)が確定され、ナット(10'')
を締め込んだ時、シャックル本体(1'')のばね力を利用
できなかつた。従って、図3の場合に比べてナット(1
0'')の脱落は少ないもののやはり安全性で不安があっ
た。
ックル本体(1'')のアーム部(3'')の一方を螺子孔(13'')
にする事によってナット(10'')とでダブルナット掛け構
造となり、図3の場合に比べてナット(10'')の緩みを防
止する事ができるものの、尚、シャックルボルト(9'')
が段付であるために前端段部(12'')によってシャックル
ボルト(9'')の首下寸法(W2)が確定され、ナット(10'')
を締め込んだ時、シャックル本体(1'')のばね力を利用
できなかつた。従って、図3の場合に比べてナット(1
0'')の脱落は少ないもののやはり安全性で不安があっ
た。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案の解決課題は、
シャックルボルト(A)とシャックル本体とを一体化でき
ると同時にナットを締め込んだ時にシャックル本体の弾
発力を利用し、加えてダブルナット効果も相乗的に作用
させる事の出来る脱落防止作用の十分なシャックルを提
供するにある。
シャックルボルト(A)とシャックル本体とを一体化でき
ると同時にナットを締め込んだ時にシャックル本体の弾
発力を利用し、加えてダブルナット効果も相乗的に作用
させる事の出来る脱落防止作用の十分なシャックルを提
供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案のシャックル(A)
は、 U字型で一方のアーム部(2)にシャックルボルト用
螺子孔(4)が螺設されており、他方のアーム部(3)に通孔
(5)が穿設されたシャックル本体(1)と、 首部にアーム用雄螺子部(6)が螺設され、脚部先端
外周にナット用雄螺子部(6)が螺設されており、且つ脚
部の先端面に固定用螺子孔(8)が螺設されており、前記
アーム用雄螺子部(6)が前記アーム部(2)のシャックルボ
ルト用螺子孔(4)に螺入され、且つ、脚部先端が他のア
ーム部(3)の通孔(5)に挿入されているシャックルボルト
(9)と、 シャックルボルト(9)の先端のナット用雄螺子部(7)
に螺着されたナット(10)と、 シャックルボルト(9)の先端の固定用螺子孔(8)に螺
着された固定ボルト(11)とで構成された事を特徴とす
る。
は、 U字型で一方のアーム部(2)にシャックルボルト用
螺子孔(4)が螺設されており、他方のアーム部(3)に通孔
(5)が穿設されたシャックル本体(1)と、 首部にアーム用雄螺子部(6)が螺設され、脚部先端
外周にナット用雄螺子部(6)が螺設されており、且つ脚
部の先端面に固定用螺子孔(8)が螺設されており、前記
アーム用雄螺子部(6)が前記アーム部(2)のシャックルボ
ルト用螺子孔(4)に螺入され、且つ、脚部先端が他のア
ーム部(3)の通孔(5)に挿入されているシャックルボルト
(9)と、 シャックルボルト(9)の先端のナット用雄螺子部(7)
に螺着されたナット(10)と、 シャックルボルト(9)の先端の固定用螺子孔(8)に螺
着された固定ボルト(11)とで構成された事を特徴とす
る。
【0006】
【実施例】図1,2は、本考案にかかるシャックル(A)の
正面図とその断面図で、シャックル本体(1)はU字型に
形成されており、一方のアーム部(2)にシャックルボル
ト用螺子孔(4)が螺設されており、他方のアーム部(3)に
通孔(5)が穿設されている。
正面図とその断面図で、シャックル本体(1)はU字型に
形成されており、一方のアーム部(2)にシャックルボル
ト用螺子孔(4)が螺設されており、他方のアーム部(3)に
通孔(5)が穿設されている。
【0007】シャックルボルト(9)は、首部にアーム用
雄螺子部(6)が螺設され、脚部先端外周にナット用雄螺
子部(7)が螺設されており、且つ脚部の先端面に固定用
螺子孔(8)が螺設されている。これら螺子部(6)の螺設方
向は同一方向でも良いが、首部のアーム用雄螺子(6)に
対して脚部先端外周のナット用雄螺子部(7)は逆ねじ
に、前記ナット用雄螺子部(7)に対しては脚部の先端面
に開口する固定用螺子孔(8)を逆ねじに螺設してもよ
い。これにより、よりねじの緩みを防ぐ事ができる。
雄螺子部(6)が螺設され、脚部先端外周にナット用雄螺
子部(7)が螺設されており、且つ脚部の先端面に固定用
螺子孔(8)が螺設されている。これら螺子部(6)の螺設方
向は同一方向でも良いが、首部のアーム用雄螺子(6)に
対して脚部先端外周のナット用雄螺子部(7)は逆ねじ
に、前記ナット用雄螺子部(7)に対しては脚部の先端面
に開口する固定用螺子孔(8)を逆ねじに螺設してもよ
い。これにより、よりねじの緩みを防ぐ事ができる。
【0008】ナット(10)と固定ボルト(11)の形状は一般
的なものであり、又、シャックル(A)の構成部材の材質
は、鋳物、SS鋼、SCM鋼その他一般的なものであ
る。
的なものであり、又、シャックル(A)の構成部材の材質
は、鋳物、SS鋼、SCM鋼その他一般的なものであ
る。
【0009】しかして、シャックル本体(1)の一方のア
ーム部(2)のシャックルボルト用螺子孔(4)に、シャック
ルボルト(9)の首に形成されたアーム用雄螺子部(6)を螺
着して両者を締結し、シャックル本体(1)の他方のアー
ム部(3)の通孔(5)にシャックルボルト(9)の先端部分を
挿入する。このようにアーム部(2)のシャックルボルト
用螺子孔(4)に、シャックルボルト(9)の首に形成された
アーム用雄螺子部(6)を螺着して両者を締結する事によ
り、両者の一体化が図られ、シャックルボルト(9)の緩
みが防止される。続いて、シャックルボルト(9)の先端
部分のナット用雄螺子部(7)にナット(10)を螺着し、若
干シャックル本体(1)が撓むまで締め込む。これによ
り、ナット(10)にシャックル本体(1)の弾発力が働く。
ーム部(2)のシャックルボルト用螺子孔(4)に、シャック
ルボルト(9)の首に形成されたアーム用雄螺子部(6)を螺
着して両者を締結し、シャックル本体(1)の他方のアー
ム部(3)の通孔(5)にシャックルボルト(9)の先端部分を
挿入する。このようにアーム部(2)のシャックルボルト
用螺子孔(4)に、シャックルボルト(9)の首に形成された
アーム用雄螺子部(6)を螺着して両者を締結する事によ
り、両者の一体化が図られ、シャックルボルト(9)の緩
みが防止される。続いて、シャックルボルト(9)の先端
部分のナット用雄螺子部(7)にナット(10)を螺着し、若
干シャックル本体(1)が撓むまで締め込む。これによ
り、ナット(10)にシャックル本体(1)の弾発力が働く。
【0010】最後にシャックルボルト(9)の先端面に開
口している固定用雄螺子部(8)に固定ボルト(11)を螺入
し、シャックルボルト(9)の先端部分に螺着されたナッ
ト(10)に固定ボルト(11)の頭部を圧接する。
口している固定用雄螺子部(8)に固定ボルト(11)を螺入
し、シャックルボルト(9)の先端部分に螺着されたナッ
ト(10)に固定ボルト(11)の頭部を圧接する。
【0011】これにより、シャックルボルト(9)にはシ
ャックル本体(1)の弾発力と固定ボルト(11)の圧接力と
が作用し、強固に固定されて従来のシャックル(A)には
ない脱落防止作用が発揮される。特に、ねじ方向を前述
のように互いに逆ねじにしておくと、一方のねじ部に緩
み方向の力が加わると他方には締め込み方向の力となっ
て働き、緩みを防ぐ効果がある。
ャックル本体(1)の弾発力と固定ボルト(11)の圧接力と
が作用し、強固に固定されて従来のシャックル(A)には
ない脱落防止作用が発揮される。特に、ねじ方向を前述
のように互いに逆ねじにしておくと、一方のねじ部に緩
み方向の力が加わると他方には締め込み方向の力となっ
て働き、緩みを防ぐ効果がある。
【0012】
【考案の効果】叙述のように本考案のシャックルにあっ
ては、シャックル本体の一方のアーム部にシャックルボ
ルト用螺子孔が螺設され、このシャックルボルト用螺子
孔にシャックルボルトの首部のアーム用雄螺子部が螺着
されているので、シャックル本体とシャックルボルトと
がこの部分で一体化される事によりシャックルボルトの
緩み防止がなされ、更に、前記シャックルボルトの先端
部分をシャックル本体の他方のアーム部の通孔に挿入
し、脚部先端外周のナット用雄螺子部にナットを螺着
し、且つ、シャックルボルトの脚部の先端面に開口して
いる固定用螺子孔に固定ボルトを螺着しているので、ナ
ットと固定ボルトによるダブルナット効果が期待され、
加えて、シャックル本体が若干締め込まれる程度にナッ
トを螺着した場合にはシャックル本体の弾発力もナット
に働き、ナットが極めて強固に保持されてシャックルボ
ルトにあらゆる方向の外力が加わってもナットの脱落が
防止されるという効果が発揮出来される。
ては、シャックル本体の一方のアーム部にシャックルボ
ルト用螺子孔が螺設され、このシャックルボルト用螺子
孔にシャックルボルトの首部のアーム用雄螺子部が螺着
されているので、シャックル本体とシャックルボルトと
がこの部分で一体化される事によりシャックルボルトの
緩み防止がなされ、更に、前記シャックルボルトの先端
部分をシャックル本体の他方のアーム部の通孔に挿入
し、脚部先端外周のナット用雄螺子部にナットを螺着
し、且つ、シャックルボルトの脚部の先端面に開口して
いる固定用螺子孔に固定ボルトを螺着しているので、ナ
ットと固定ボルトによるダブルナット効果が期待され、
加えて、シャックル本体が若干締め込まれる程度にナッ
トを螺着した場合にはシャックル本体の弾発力もナット
に働き、ナットが極めて強固に保持されてシャックルボ
ルトにあらゆる方向の外力が加わってもナットの脱落が
防止されるという効果が発揮出来される。
【図1】本考案の1実施例の正面図
【図2】図1の断面図
【図3】従来例の正面図
【図4】他の従来例の正面図
(A)…本考案のシャックル (1)…シャックル本体 (2)…一方のアーム部 (3)…他方のアーム部 (4)…シャックルボル
ト用螺子孔 (5)…通孔 (6)…アーム用雄螺子部 (7)…固定用螺子孔 (9)…シャックルボルト (10)…ナット (11)…固定ボルト
ト用螺子孔 (5)…通孔 (6)…アーム用雄螺子部 (7)…固定用螺子孔 (9)…シャックルボルト (10)…ナット (11)…固定ボルト
Claims (1)
- 【請求項1】 U字型で一方のアーム部にシャック
ルボルト用螺子孔が螺設されており、他方のアーム部に
通孔が穿設されたシャックル本体と、首部にアーム用雄
螺子部が螺設され、脚部先端外周にナット用雄螺子部が
螺設されており、且つ脚部の先端面に固定用螺子孔が螺
設されており、前記アーム用雄螺子部が前記アーム部の
螺子孔に螺入され、且つ、脚部先端が他のアーム部の通
孔に挿入されているシャックルボルトと、シャックルボ
ルト先端のナット用雄螺子部に螺着されたナットと、シ
ャックルボルトの先端の固定用螺子孔に螺着された固定
ボルトとで構成された事を特徴とするシャックル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8447891U JP2559168Y2 (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | シャックル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8447891U JP2559168Y2 (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | シャックル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0527326U JPH0527326U (ja) | 1993-04-09 |
JP2559168Y2 true JP2559168Y2 (ja) | 1998-01-14 |
Family
ID=13831754
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8447891U Expired - Fee Related JP2559168Y2 (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | シャックル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2559168Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102391622B1 (ko) * | 2020-12-31 | 2022-04-28 | 김중호 | 걸이물 이동방지 샤클 |
-
1991
- 1991-09-19 JP JP8447891U patent/JP2559168Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0527326U (ja) | 1993-04-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |