JPS61288064A - イオンビ−ムアシスト成膜装置 - Google Patents

イオンビ−ムアシスト成膜装置

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JPS61288064A
JPS61288064A JP60129971A JP12997185A JPS61288064A JP S61288064 A JPS61288064 A JP S61288064A JP 60129971 A JP60129971 A JP 60129971A JP 12997185 A JP12997185 A JP 12997185A JP S61288064 A JPS61288064 A JP S61288064A
Authority
JP
Japan
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ion beam
dome
chamber
film
film formation
Prior art date
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Pending
Application number
JP60129971A
Other languages
English (en)
Inventor
Kuniyoshi Ohashi
大橋 国美
Susumu Abe
進 阿部
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、カメラおよび複写機の光学系の反射防止膜も
しくは反射増加膜をイオンビームアシスト成膜する場合
に、イオンビーム束の照射域のみを成膜可能にする遮蔽
体を備えた成膜装置に関する。
[従来の技術] 従来より、カメラ等の光学系で使用するためにガラス基
板に反射防止膜又は反射増加膜を蒸着させる際に、イオ
ン照射の介添を必要とするものがある。
第5図は、従来のイオンビームアシスト成膜装置の1例
を示す縦断面図で、成膜室51内に架設されたトレイ5
2上に成膜対象の基板53を載置し、イオンビーム54
を照射装置55から照射しつつ成膜を行うものである。
イオンビーム54の照射方向は垂直から偏向していて、
トレイ52の一部が重点的に一照射され、トレイ52は
モータ56により展望台式に回動しながらイオン照射を
浴びるようになっている。
[発明が解決しようとする問題点」 本発明は、上記の如き従来の成膜装置では、量産のため
にトレイ上に多数の基板を並置した場合に、イオンビー
ムの照射位置が自ら決定され、そのためイオンビーム照
射域以外に成膜されるため、成膜の密着性や耐環境性を
低下させ、かつ製品にバラツキを生じてしまうという欠
点があることを、解決すべき問題点とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明において、上記の問題点を解決するために講じら
れた手段は、円筒状の成膜室内の天頂部に架設されたド
ームの上面に成膜対象の基板を複数個載置し、該成膜室
の床面に配設された照射装置からイオンビームを照射し
つつ前記基板へ成膜を行うイオンビームアシスト成膜装
置であって、ドームの下方で所要領域外への蒸着物質を
遮蔽する遮蔽体を配設したことを特徴とするイオンビー
ムアシスト成膜装置である。
遮蔽体は、半円板形状のものが好ましく、更には半円板
形状の遮蔽体が、円周に添う複数の帯状部に分割され、
かつ各帯状部が二重層を摺動させることにより遮蔽面積
を拡大・縮小可能な二重構造を有するのが好ましい。
上記遮蔽体の取付高度は特に限定されないが、事情が許
す限りドームに近接した下方である方が遮蔽効果を高め
ることは言うまでもない。
[作 用] イオンビームのエネルギーは、ビームの照射領域内で必
ずしも均一ではない、第4図(a)は、イオンビームの
エネルギー分布を示すグラフであって、縦軸にエネルギ
ーを電流密度(ILA/C112)で示し、横軸にドー
ム中心からの距離(C■)を示している。イオンビーム
の照射中心がドーム中心から20c+s離れた位置であ
ったとすると、照射装置5にかけられたイオンエネルギ
ーがそれぞれ1.5にマ 。
1.0にマ 、 0.8KVの場合のドーム上における
エネルギー分布は、実験結果によれば、第4図の曲線(
イ)、(ロ)および(ハ)のとおりである。
従って、第4図(b)に示されるように、利用されるべ
きイオンビーム照射領域4′は、ドーム2の全面積に対
して約4分の1ということになる。
本発明による成膜装置は、上記に対応できるものが好ま
しく、遮蔽体は円周に沿って例えば外周部、間両部、内
周部のような帯状部で構成され、各帯状部が伸縮自在で
あれば、遮蔽面積および遮蔽形状を変えることができ、
イオンビームのエネルギー分布に対応して、手動又は自
動的に遮蔽部分をコントロールすることができる。
[実施例] 以下、本発明を、実施例とその図面を参照して詳細に説
明する。
第1図は、遮蔽体を備えたイオンビームアシスト成膜装
置の1例を示す縦断面図である。第1図において、成膜
機構は、円筒状の成膜室l内の天頂部にドーム2を配置
し、このドーム2の上面に成膜対象のガラス基板3を載
置し、このガラス基板3ヘイオンビーム4を照射する照
射装置5と、抵抗加熱源6aおよび6bと、EBガン蒸
着源7とを成膜室1の床面に配設して概略構成されてい
る。照射装置5は、電源5aに駆動されると共に、イオ
ンビーム室内にArガスを導入する配管が接続され、ガ
ス導入弁8が付設されている。イオンビームの照射装置
5は、必ずしも成膜室lの中央に位置せず、室内の一方
の周縁位置から斜めにドーム2の半円を照射するように
なっていて、ドーム2はその周縁に架設されたレールハ
に支持されつつ回動して全基板にイオンビーム4を照射
させるが、イオンビーム4の照射されない側のドーム2
の半円下方に、本発明による遮蔽体8が配設されている
第2図は、本発明による遮蔽体の1例を示す平面図で、
遮蔽体8は、中心部から周縁部へ軽度の傾斜を有する山
笠状の半円を外周部3a、間両部3b、内周部9cの3
部分に分割され、かつそれらの各部分が上下二重構造に
なっていて、その二重構造が摺動することにより、部分
毎に拡大もしくは縮小することができる。
実施例1 まず、成膜室1の真空度をI X 10′5Torrに
し、一方で、ガス導入弁8を開放して、約3〜5SCC
MのArガスをイオンビーム室に導入し、電源5aをオ
ンにして照射装置5からイオンビーム4をドーム2に搭
載された複数個の基板3に5分間照射して、基板3をイ
オン洗浄する。このときのイオンエネルギーは!、2 
Keマとする。洗浄後、基板3の表面に抵抗加熱源6a
により、第3図(a)に示されるように、機械的膜厚8
50〜750人のアルミ(A文)第1層3aを形成させ
る。続いて、この第1層の上に、別な抵抗加熱源8bに
より、光学的膜厚入/4(入=450nm)の弗化マグ
ネシウム(MgF2)膜の第2層3bを形成させる。そ
のときの真空度は3X 1O−5Tartで、イオンエ
ネルギーはIKeマである。
第2層の上に、今度はEBガン蒸着源7により、光学的
膜厚4/入(λ−450n層)の酸化ジルコニウム(Z
r02 )膜、又は二酸化チタン(Ti02 )膜の第
3層3Cを形成させる。このときの真空度およびイオン
エネルギーは、第2層における条件と同じである。
このようにして得られたアルミ(Ai)反射増加膜につ
いて、本発明の遮蔽体を設置した場合と設置しない場合
との品質の比較を行い、第1表の結果を得た。
実施例2 まず、成膜室lの真空度を1×lO″′11丁orrに
し、一方で、ガス導入弁8を開放して、約3〜5SCC
MのArガスをイオンビーム室に導入し、電源5aをオ
ンにして照射装置5からイオンビーム4をドーム2に搭
載された複数個の基板3に5分間照射して、基板3をイ
オン洗浄する。このときのイオンエネルギーはl 、 
2Keマである。洗浄後、基板3の表面に抵抗加熱[8
a又はEBガン蒸着源7により、第3図(b)に示され
るように、機械的膜厚850〜750 Aの銅(Cu)
膜第1層3a’を形成させる。続いて、この第1層の上
に、別な抵抗加熱源6bにより、光学的膜厚入/4(入
−4501111)の弗化マグネシウム(MgFz )
膜の第2層3b’を形成させる。そのときの真空度は3
 X 10′5Torrで、イオンエネルギーはIKe
マである。さらに、第2層の上に、EBガン蒸着源7に
より、光学的膜厚λ/4(λ−450nm)の酸化ジル
コニウム(Zr02 )膜の第3層3c’を形成させる
。このときの真空度は、3 X 10’ Torrで、
イオンエネルギーは0.8Keマである。
このようにして得られた銅(Cu))反射増加膜につい
て、本発明の遮蔽体を設置した場合と設置しない場合と
の品質の比較を行い、第2表の結果を得た。
[発明の効果] 以上、説明したとおり、本発明によれば、ガラス基板に
対する密着性、耐溶剤性および耐環境性に優れた反射増
加膜等を得ることの可能なイオンビームアシスト成膜装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の成膜装置の一実施例を示す縦断面図、
第2図は本発明による遮蔽体の一例の平面図、第3図は
反射増加膜の部分拡大断面図、第4図はイオンビーム照
射領域の説明図、第5図は従来例の縦断面図である。 1.51・・・・・・成膜室、2・・・・・・ドーム、
3.53・・・基板、   4,54・・・・・・イオ
ンビーム、5.55・・・・・・照射装置、 B・・・
・・・抵抗加熱源、7・・・・・・EBガン蒸着源、 
 8・・・・・・ガス導入弁、9・・・・・・遮蔽体。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)円筒状の成膜室内の天頂部に架設されたドームの
    上面に成膜対象の基板を複数個載置し、該成膜室の床面
    に配設された照射装置からイオンビームを照射しつつ前
    記基板へ成膜を行うイオンビームアシスト成膜装置であ
    って、ドームの下方で所要領域外への蒸着物質を遮蔽す
    る遮蔽体を配設したことを特徴とするイオンビームアシ
    スト成膜装置。
  2. (2)遮蔽体が半円板形状を有する特許請求範囲の範囲
    第1項記載のイオンビームアシスト成膜装置。
  3. (3)半円板形状の遮蔽体が、円周に沿う複数の帯状部
    に分割され、かつ各帯状部が二重層を摺動させることに
    より遮蔽面積を拡大・縮小可能な二重構造を有すること
    を特徴とする特許請求の範囲第2項に記載のイオンビー
    ムアシスト成膜装置。
JP60129971A 1985-06-17 1985-06-17 イオンビ−ムアシスト成膜装置 Pending JPS61288064A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01244403A (ja) * 1988-03-25 1989-09-28 Nissin Electric Co Ltd 光学膜の作製方法
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WO2013047605A1 (ja) * 2011-09-30 2013-04-04 株式会社シンクロン 成膜方法及び成膜装置
JP5638147B2 (ja) * 2011-09-30 2014-12-10 株式会社シンクロン 成膜方法及び成膜装置
JP2015034348A (ja) * 2011-09-30 2015-02-19 株式会社シンクロン 成膜方法及び成膜装置

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