JPS6128734Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6128734Y2 JPS6128734Y2 JP5523780U JP5523780U JPS6128734Y2 JP S6128734 Y2 JPS6128734 Y2 JP S6128734Y2 JP 5523780 U JP5523780 U JP 5523780U JP 5523780 U JP5523780 U JP 5523780U JP S6128734 Y2 JPS6128734 Y2 JP S6128734Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drum
- ram
- elastic rod
- rod
- guide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000002985 plastic film Substances 0.000 claims description 19
- 230000008961 swelling Effects 0.000 claims 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 3
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Landscapes
- Auxiliary Devices For And Details Of Packaging Control (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(考案の技術分野)
この考案は、ドラム缶にプラスチツク製シート
などの圧縮性物体を能率的に詰込む装置に関する
ものである。プラスチツク製シート等をドラム缶
に詰める際被圧縮外力を失うと直ちに原形に復す
るが、本考案はこれを防ぐ装置に関するものであ
る。
などの圧縮性物体を能率的に詰込む装置に関する
ものである。プラスチツク製シート等をドラム缶
に詰める際被圧縮外力を失うと直ちに原形に復す
るが、本考案はこれを防ぐ装置に関するものであ
る。
(従来技術とその問題点)
原子力発電所など放射性物質を扱う場所では汚
染防止のため作業時にはしばしば床にプラスチツ
ク製シートなどが張りめぐらされる。このシート
類は作業終了後撤去され、ドラム缶に詰込んで一
定の区域内に保管することを義務づけられている
が、保管区域が狭いため汚染物を収容するドラム
缶の増加をできるだけ少くするよう努力が払われ
ている。
染防止のため作業時にはしばしば床にプラスチツ
ク製シートなどが張りめぐらされる。このシート
類は作業終了後撤去され、ドラム缶に詰込んで一
定の区域内に保管することを義務づけられている
が、保管区域が狭いため汚染物を収容するドラム
缶の増加をできるだけ少くするよう努力が払われ
ている。
従来、プラスチツク製シートを詰める際、その
上に他の廃棄物の中の湿度の高いウエスを多量に
かぶせ、その重量により若干の浮上り防止を図る
とともに、プラスチツクシートがドラム缶の外に
溢れるのを防いだ程度の技術しかなかつた。ただ
し、上部にかぶせるウエスもこれを置くのは最終
段階で、それ迄プラスチツクシートをドラム缶に
押込む場合には何らの浮上り防止対策も講じられ
なかつた。
上に他の廃棄物の中の湿度の高いウエスを多量に
かぶせ、その重量により若干の浮上り防止を図る
とともに、プラスチツクシートがドラム缶の外に
溢れるのを防いだ程度の技術しかなかつた。ただ
し、上部にかぶせるウエスもこれを置くのは最終
段階で、それ迄プラスチツクシートをドラム缶に
押込む場合には何らの浮上り防止対策も講じられ
なかつた。
又これらプラスチツク製シートなどは、油圧プ
レスを使用してドラム缶に押込んでもラムが上昇
すると直ちに復元しようとするため、缶容積の数
分の一しか収容されないし、これをより多く収容
するために、周囲から棒でついたりするため作業
者の被ばく量が多くなり、その改善がのぞまれて
いる。
レスを使用してドラム缶に押込んでもラムが上昇
すると直ちに復元しようとするため、缶容積の数
分の一しか収容されないし、これをより多く収容
するために、周囲から棒でついたりするため作業
者の被ばく量が多くなり、その改善がのぞまれて
いる。
(考案の解決しようとする課題)
本考案は上記のようなドラム缶収容容積の無駄
を防ぐとともに、困難な収納作業のために作業者
が被ばくするのを極力少くすることのできる装置
を提供することを課題とするものである。
を防ぐとともに、困難な収納作業のために作業者
が被ばくするのを極力少くすることのできる装置
を提供することを課題とするものである。
(考案による解決手段)
ドラム缶の内径より長い弾性棒をドラム缶軸に
対し直交する方向に放射状に挿入するための底が
下に凸の溝を有するラムと、このラムの下方にあ
つて下部にラムの直下にドラム缶を位置させるた
めのドラム缶収容部を有し、このドラム缶収容部
の上部に頂部にラムの溝に対応する作用に弾性棒
を載置する案内凹部を備えたラムガイドを有する
床上に設けた案内装置とからなることを特徴とす
る。
対し直交する方向に放射状に挿入するための底が
下に凸の溝を有するラムと、このラムの下方にあ
つて下部にラムの直下にドラム缶を位置させるた
めのドラム缶収容部を有し、このドラム缶収容部
の上部に頂部にラムの溝に対応する作用に弾性棒
を載置する案内凹部を備えたラムガイドを有する
床上に設けた案内装置とからなることを特徴とす
る。
(解決手段の作用)
ラムガイドの上部までシート類が入つた段階で
弾性棒を案内凹部内に載置し、ラムを降下すると
ラムの溝にラムガイド上の棒が入り込み、この状
態でシート類を下方に押し下げ、圧縮可能な最下
端でラムを上昇させると、弾性棒はドラム缶壁に
留り、シート類の膨満を防止する。
弾性棒を案内凹部内に載置し、ラムを降下すると
ラムの溝にラムガイド上の棒が入り込み、この状
態でシート類を下方に押し下げ、圧縮可能な最下
端でラムを上昇させると、弾性棒はドラム缶壁に
留り、シート類の膨満を防止する。
(実施例)
第1図はこの装置を使つてプラスチツク製シー
トを圧縮した場合の側断面図で、1は汚染物格納
用ドラム缶、2は底が下に凸の十字溝5を下面に
有する油圧プレスのラム(プレス本体は図示せ
ず)、3はドラム缶に挿入する弾性棒4(第3
図)を載せる案内部6のついた兼用台のラムガイ
ドで、7は圧縮されたシート類である。弾性棒4
は2本のものを十字にしたものでもよいが、第3
図の如く十字形あるいは中心から6〜8本が放射
状に張出したものが好ましく、その形状は断面が
円或いは角の管・棒又は板材の向れでもよい。
トを圧縮した場合の側断面図で、1は汚染物格納
用ドラム缶、2は底が下に凸の十字溝5を下面に
有する油圧プレスのラム(プレス本体は図示せ
ず)、3はドラム缶に挿入する弾性棒4(第3
図)を載せる案内部6のついた兼用台のラムガイ
ドで、7は圧縮されたシート類である。弾性棒4
は2本のものを十字にしたものでもよいが、第3
図の如く十字形あるいは中心から6〜8本が放射
状に張出したものが好ましく、その形状は断面が
円或いは角の管・棒又は板材の向れでもよい。
第1図においてドラム缶1は床に設けられた案
内装置8の下部に設けたドラム缶収容部10によ
りプレスラム2の直下に位置させられる。また、
ライムガイド3の下端はドラム缶上面と僅かな隙
間δを有し、その上面はプラスチツク製シートな
どを投入したり、弾性棒4を定位置に取付けるの
に都合のよい高さになつている。ラムガイド3の
内径は十字溝5に沿つて曲げられ弾性を保持した
弾性棒4が下降しながら容易にドラム缶に移れる
ようドラム缶の内径と同じかあるいは少し小さく
してある。なお、ラムガイド3の上面には第2図
に示すラム2の十字溝5に対応する位置に棒4が
入るよう案内凹部6を設け、この凹部内に棒4を
載置することにより、ラム2が下降する際ラムの
十字溝5に棒4が自動的に嵌入するようになつて
いる。
内装置8の下部に設けたドラム缶収容部10によ
りプレスラム2の直下に位置させられる。また、
ライムガイド3の下端はドラム缶上面と僅かな隙
間δを有し、その上面はプラスチツク製シートな
どを投入したり、弾性棒4を定位置に取付けるの
に都合のよい高さになつている。ラムガイド3の
内径は十字溝5に沿つて曲げられ弾性を保持した
弾性棒4が下降しながら容易にドラム缶に移れる
ようドラム缶の内径と同じかあるいは少し小さく
してある。なお、ラムガイド3の上面には第2図
に示すラム2の十字溝5に対応する位置に棒4が
入るよう案内凹部6を設け、この凹部内に棒4を
載置することにより、ラム2が下降する際ラムの
十字溝5に棒4が自動的に嵌入するようになつて
いる。
弾性棒4の端部は、棒が湾曲した状態でドラム
缶との接触面が最も広くなるように製作され、摩
擦面を確保するとともに、ドラム缶1の内面を擦
りながら下降する際、缶内面に塗布された防食塗
料にかき傷をつけないように配慮されている。し
かも、この棒の弾性によるドラム缶面との摩擦力
でプラスチツク製シートが復元するのを防止する
ため、弾性棒の形状、寸法および材質の決定は重
要な条件で、実験の結果では外径27mm、内径19mm
のポリエチレン管で曲率半径500mmくらいに曲げ
たとき、この要求を満足する結果を得られてい
る。
缶との接触面が最も広くなるように製作され、摩
擦面を確保するとともに、ドラム缶1の内面を擦
りながら下降する際、缶内面に塗布された防食塗
料にかき傷をつけないように配慮されている。し
かも、この棒の弾性によるドラム缶面との摩擦力
でプラスチツク製シートが復元するのを防止する
ため、弾性棒の形状、寸法および材質の決定は重
要な条件で、実験の結果では外径27mm、内径19mm
のポリエチレン管で曲率半径500mmくらいに曲げ
たとき、この要求を満足する結果を得られてい
る。
なお、弾性棒4は一本棒を曲げて使用した場
合、強い反発力を受けると180度反転することも
あるのでそれを防ぐため実験では第3図の如く十
字形にし、4点でドラム缶内面に接触するように
したが、一体構造にして6点または8点でドラム
缶内面と接するようにすれば保持をさらに容易化
することができる。
合、強い反発力を受けると180度反転することも
あるのでそれを防ぐため実験では第3図の如く十
字形にし、4点でドラム缶内面に接触するように
したが、一体構造にして6点または8点でドラム
缶内面と接するようにすれば保持をさらに容易化
することができる。
第4図〜第5図の2aは本考案におけるラムの
別の実施例を示し、この例の場合はラムは第1図
の場合の如く一本物ではなく組立型である。そし
て棒4の嵌まる十字形の溝5aは前例と同様下向
きに凸の溝となつている。
別の実施例を示し、この例の場合はラムは第1図
の場合の如く一本物ではなく組立型である。そし
て棒4の嵌まる十字形の溝5aは前例と同様下向
きに凸の溝となつている。
さてこの装置を使つて作業する場合、従来のよ
うにやたらにプラスチツク製シートなどを押込む
必要はなく、ガイド3の上面までシート類が入つ
た段階で棒4を案内凹部6に載せ、ラム2を降下
させればよい。ラム2の十字溝5の曲率半径はラ
ムガイド3内における棒4の曲率半径より小さく
作つてあるので棒がラムとガイド面の間にはさみ
こまれる心配はない。
うにやたらにプラスチツク製シートなどを押込む
必要はなく、ガイド3の上面までシート類が入つ
た段階で棒4を案内凹部6に載せ、ラム2を降下
させればよい。ラム2の十字溝5の曲率半径はラ
ムガイド3内における棒4の曲率半径より小さく
作つてあるので棒がラムとガイド面の間にはさみ
こまれる心配はない。
かくしてラムは圧縮可能な最下端まで下降した
後上昇するが、棒4はドラム缶壁との摩擦力によ
り最下端の位置に残ることになる。
後上昇するが、棒4はドラム缶壁との摩擦力によ
り最下端の位置に残ることになる。
しかし、もしプラスチツク製シートの反発力が
摩擦力より強い場合は両方の力がバランスする位
置まで上昇する。ただし、ドラム缶には数ケ所に
周方向に深さ8mm以上の溝9があるので、棒が押
上げられてもその先端がこの溝に嵌入するとそれ
以上上昇することは不可能となる。
摩擦力より強い場合は両方の力がバランスする位
置まで上昇する。ただし、ドラム缶には数ケ所に
周方向に深さ8mm以上の溝9があるので、棒が押
上げられてもその先端がこの溝に嵌入するとそれ
以上上昇することは不可能となる。
(効果)
このようにしてガイド3の上面とドラム缶内の
棒4の間の空隙にプラスチツク製シートなどを放
りこみ、繰返し作業を行なえばドラム缶上面近く
まで圧縮されたシート類を充満させることも可能
で、現在の数倍の量を詰込むことが容易になつ
た。
棒4の間の空隙にプラスチツク製シートなどを放
りこみ、繰返し作業を行なえばドラム缶上面近く
まで圧縮されたシート類を充満させることも可能
で、現在の数倍の量を詰込むことが容易になつ
た。
さらに、作業者は従来のようにプラスチツク製
シートをついたり押込んだりする作業がなくな
り、従つて汚染物との接触も少く、作業時間も短
縮されるので被ばく量の減少が可能になつた。
シートをついたり押込んだりする作業がなくな
り、従つて汚染物との接触も少く、作業時間も短
縮されるので被ばく量の減少が可能になつた。
第1図は本考案のプラスチツク製シートなどの
膨満防止装置の縦断面図。第2図は第1図の矢
視図。第3図は棒4の平面図。第4図は本考案の
ラムの別の実施例。第5図は第4図の下面図。 図において;1……ドラム缶、2,2a……ラ
ム、3……ラムガイド、4……棒、5,5a……
(下に凸の)溝、6……案内凹部、7……シート
類、8……(ドラム缶の周方向の)溝。
膨満防止装置の縦断面図。第2図は第1図の矢
視図。第3図は棒4の平面図。第4図は本考案の
ラムの別の実施例。第5図は第4図の下面図。 図において;1……ドラム缶、2,2a……ラ
ム、3……ラムガイド、4……棒、5,5a……
(下に凸の)溝、6……案内凹部、7……シート
類、8……(ドラム缶の周方向の)溝。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 〔1〕 ドラム缶1の内径より長い弾性棒4と、該
弾性棒をドラム缶軸に対し直交する方向に放射
状に挿入するための底が下に凸の十字溝5を有
するラム2と、下部にラム2の直下にドラム缶
1を位置させるためのドラム缶収容部10を有
し、該ドラム缶収容部10の上部に頂部に弾性
棒4を載置する案内凹部6を備えたラムガイド
3を有する床上に設けた案内装置8とからなる
ことを特徴とする缶内に圧縮されたプラスチツ
ク製シートなどの膨満を防止する装置。 〔2〕 弾性棒を十字一体形としたことを特徴とす
る実用新案登録請求の範囲〔1〕記載のプラス
チツク製シートなどの膨満を防止する装置。 〔3〕 弾性棒を6点又は8点でドラム缶内面と接
するようにして一体構造化したとしたことを特
徴とする実用新案登録請求の範囲〔1〕記載の
プラスチツク製シートなどの膨満を防止する装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5523780U JPS6128734Y2 (ja) | 1980-04-24 | 1980-04-24 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5523780U JPS6128734Y2 (ja) | 1980-04-24 | 1980-04-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56156709U JPS56156709U (ja) | 1981-11-21 |
JPS6128734Y2 true JPS6128734Y2 (ja) | 1986-08-26 |
Family
ID=29649922
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5523780U Expired JPS6128734Y2 (ja) | 1980-04-24 | 1980-04-24 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6128734Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58127400U (ja) * | 1982-02-22 | 1983-08-29 | 松本 博司 | 廃棄物処理容器 |
JPS58127399U (ja) * | 1982-02-22 | 1983-08-29 | 松本 博司 | 廃棄物処理容器 |
JP5553986B2 (ja) * | 2008-12-18 | 2014-07-23 | 三菱重工業株式会社 | 廃棄物容器 |
-
1980
- 1980-04-24 JP JP5523780U patent/JPS6128734Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56156709U (ja) | 1981-11-21 |
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