JPS61284313A - ラフイングカツタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） この発明は波形刃を有するラフイングカッタに関する。

（従来技術） 従来の波刃形を有するラフイング力ツタの切れ刃群（Ｇ
）の配置は第３図及び第４図（イ）に示す切刃展開図に
示すように通常右刃右ねじれを有するものであり、溝（
１１によって瘤成される切刃には波形刃（２）が形成さ
れ、その波形刃の切れ刃群（ωの配置はニック（６）に
より形成され、溝のねじれ角（のに対して交差する方向
に設け′られている。すなわち波形刃の配置ねじれ角軸
（α）は左ねじれとなっている。

その場合、波形をなす各波形刃（２）の頭部を連ねた包
絡線（４）は第４図（ロ）に示すようになり、切削作用
η は先行刃に対して後進刃は底再側（Ｊ３）へ向って位相
ずれが発生し順次分担切削となる。

一方、送シが作用した場合は、各波形刃（２）が切削に
関与する切込み断面は第４図（ハ）に示すようになり、
またｌ刃当りの最大切込み深さは″１回転当シの送シ量
Ｃｆ）　（ｍ／ｒｅｖ　）でもって順次分担切削されて
いる。その場合に第４図（ハ）に示すように、ある切刃
群、例えばＧＩＩにおける１波形刃が切削に関与する切
刃稜線（ａ）、（ｂ）は軸方向には（Ｔ）となり、波形
刃の山の頂点ＣＰ）ｔ−基準にしてａ）ｂの関係をもっ
て切削されている。

（発明が解決しようとする問題点） この場合、ａｉ主切削部としたとき、切ぐず生成あるい
は切ぐず流出を調べてみると幅広に形成される主切削部
（ａ）は底刃側（Ｂ）に位置しているためそのすくい角
はラジアルレーキ（軸直角断面における切刃すくい角）
とアキシャルレーキ（ねじれ角θ）の合成角として作用
しアキシャルレーキがラジアルレーキよりはるかに大き
いため第５図に示すように生成切シくず（５）の流出方
向は軸方向柄側（Ｓ）に向い、切りくず（５）は切れ刃
すくい面のねじれに沿って比較的大きな半径をもつ横向
きカール形となって、その先端は隣接する切れ刃もしく
は谷部（７）　（ニック底部）へ達し、切りくずの再切
削現象を生じさせている。このため、摩耗の促進、切削
抵抗の増大など幾多の障害が生じ、ラフイングカッタの
寿命を短縮する要因となっている。

（問題点を解決するための手段） 本発明はすくい面における波形刃の配置ねじれ角（α）
を溝（１）のねじれ角（のと同一方向に配置し、波形刃
の切刃稜線長さを波形刃の山の頂点（功ヲ基準として鈍
角側を主切刃としたことによって、上述の問題点を解決
したものである。

（作　用） 本発明は上述のような構造を有するために各切刃のすく
い面（３）における波形刃（２）は軸方向に位相ずれが
発生し、順次分担切削が行われることになる。さらに主
切刃（ａ）　ｆｊ！：波形刃の山の頂点（ｐ）から鈍角
側に形成したので順次分担切削された切くず（５）の流
出方向は第２図に示す如く軸心（０−０）にほぼ直角方
向、即ちねじれ溝（１）に向う。

（実　施　例） 本発明の実施例について説明すると、右刃右ねじれを有
する通常のラフイングカッタにおいて、波形刃の配置は
第１図の展開図で示すように前記配列とは逆にニック（
７）によって形成され、その波形刃（２）の配置ねじれ
角（α）はすくい面（３）において右ねじれ方向に、即
ち、溝（１］と同一方向に配置させたものである。その
場合の包絡線（４）は第１図に示すように従来品とまっ
たく同様になる。しかし、切削は底刃側ＣＢ）から柄側
（Ｉ９）へ向って位相ずれが発生し、順次分担切削され
ることになる。さらに、送りが作用した場合に各波形刃
（２）で切削される切込断面形状は第１図（ハ）に示す
ように前項の場合と同様になるが、主切刃部（ａ）は前
項の場合とは逆に切刃稜線は波形刃（２）の山の頂点ω
）より柄側（Ｓ）の位置にあり、生成される切りぐずの
流出方向はアキシャルレーキ（溝（１１０ねじれ角）の
影響によシ第２図に示す如く軸心（０−０）にほぼ直角
方向、即ち、ねじれ溝（１）の底、部（６）に向かう。

なお、ニック（７）によシ形成される波形刃（２）の配
置ねじれ角（α）はすくい面（３）カら見た波形刃（２
）の配置を示すものであり、各波形刃（２）に付与され
る逃げ角はねじ状もしくは軸直角方向リング状に二番取
シ加工によって付与することができる。

（効　果） 本発明は上述のように波形刃を構成したので、切シ〈ず
の再切削現象は全く生じないのであり、かかる再切削現
象により惹起される刃欠けあるいは異常耗などの重大な
障害が除去される。このため工具寿命は従来品と比較し
て２倍から３倍に増大した。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の概略図であシ、（イ）はねじ
れ角（θ）と波形刃配置角（α）との展開図、６：１）
は波形刃の包絡線の概略図、を９は波形刃の主切刃部の
説明図、第２図は本発明における切ぐず流出状態を示す
説明図、第３図は従来品の側面図、第４図は従来品の概
略図であり、（イ）はねじれ角（θ〕と波形刃配置角（
α）との展開図、（ロ）は波形刃の包絡線の概略図、（
ハ）は波形刃の主切刃部の説明図、第５図は切ぐず流出
状態を示す説明図である。 １・・・溝　　　　　　２・・・波形刃３・・・すくい
面　　　ａ・・・切刃稜線（主切刃部）ｂ・・・切刃稜
線 α・・・波形刃の配置ねじれ角 代理人　弁理士　　河　内　潤　二 手続補正書 特許庁長官　　宇　　賀　　道　　部　　殿１、　　事
件の表示 昭和６０年特許願第１２４２５９号 ３、　　補正をする者 事件との関係　　特許出願人 名称　（５１９）株式会社　　不　二　越４、　　代理
人 居所　　東京都港区浜松町２丁目４ｔｉ１号自　　　発 ６、　　補正の対象 明細書の特許請求の範囲の欄、発明の詳細な説明の欄、
および図面 （別　　紙） ７、　　補正の内容 ７．１　　明細書の特許請求の範囲の欄を別紙の通り訂
正する。 ７．２　　明細書第１頁第２０行目の「ニック（６）」
を「ニック（７）」に訂正する。 ７．３　　同第３頁１３行目の「すくい面における」を
削除する。 ７．４　　同第３頁第２０行目の「軸方向に位相」を「
軸方向Ｓ側に位相」と訂正する。 ７．５　　同第４頁５行目の「溝（１）に向かう。」を
「溝（１）底部に向か−と訂正する。 ７．６　　同第４頁第１１行目の「すくい面（３）にお
いて」を削除する。 ７．７　　同第５頁６行目の「す（い面（３）から見た
」を削除する。 ７．８　　同第５頁第１４行目の「異常耗」を「異常摩
耗１に訂正する。 ７．９　　第１図を別紙の通り訂正する７、１０第４図
を別紙の通り訂正する。 波形刃（２）を有するラフイング力ツタにおいて溝（１
）のねじれ角（０）のねじれ方向と、波形刃の配置ねじ
れ角（α）のねじれ方向を同一とし、波形刃の山の頂点
（Ｐ）を基準にして鈍角側を主切刃としたことを特徴と
するラフィングカツタ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 波形刃（２）を有するラフイングカッタにおいて溝（１
   ）のねじれ角（θ）のねじれ方向と、スクイ面から見た
   波形刃の配置ねじれ角（α）のねじれ方向を同一とし、
   波形刃の山の頂点（Ｐ）を基準にして鈍角側を主切刃と
   したことを特徴とするラフイングカッタ。