JPS61282872A - 定着装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、上側ユニ゛ットと下側ユニットとを開閉可能
な複写機、プリンター等の画像形成装置に適用しうる定
着装置に関し、より厳密には、トナー像を転写した用紙
を、互いに圧接可能であり回転する上側ローラと下側ロ
ーラの間を通過させて熱または圧力の作用で定着を行な
う定着装置に関するものである。

従来技術 上側ユニットと下側ユニットとを開閉可能な複写機、プ
リンター等の画像形成装置に用いられる定着装置として
は、上゛側ユニットと下側ユニットの開閉に連動して上
側ローラと下側ローラとが圧接、離間する次の２つのタ
イプのものが知られている。１つは、上側ローラと下側
ローラが共に下側ユニットに設けられているタイプのも
ので、もう１つは、上側ローラが上側ユニットに、そし
て下側ローラが下側ユニットに設けられているタイプの
ものである。

前者のタイプとしては、例えば第５図に示すような定着
装置が公知である。この定着装置では、下側ローラ１０
３が下側ユニット１０２に設けられ、上側ローラ１０４
は、下側ユニツ）１０２に上下揺動自在に支承されたア
ーム１０５に装着されている。アーム１０５には、上側
ユニツ）　１０１に対向する押圧機構１０６が装着され
、上側ユニッ）１０１を閉じた時に該上側ユニットの受
片１０７によってアーム１０５を下方に押圧揺動せしめ
て上側ローラ１０４と下側ローラ１０３とを圧接させる
構造となっている。また紙づまり、メンテナンス時に上
側ユニット１０１を開放して両ローラ１０３．１０４を
離間させるために、アーム１０５を上方に揺動付勢する
手段１０８が設けられている。

この定着装置の欠点は、上側ユニットを閉じた時に両ロ
ーラを圧接させるための構成が複雑な押圧機構と、上側
ユニット開放時に両ローラを離間させる手段とを要する
こと、駆動モータ、コントロール基板・電源ユニットを
上側ユニットに設ける場合馬上側ユニットの揺動に対応
して揺動するローラ駆動用の揺動伝動ギアを必要とする
こと、さらにこの場合定着ヒーターやサーミスター等の
電線が長くなり、配線が複雑となることなど、構成が複
雑であることである。

次に、もう１つのタイプに属する定着装置、即チ上側ユ
ニットに上側ローラが、そして下側ユニットに下側ロー
ラが設けられているタイプの定着装置に於ては、両ロー
ラ相互の位置関係の精度、特に軸方向の平行度を正確に
保つための位置合わせに難があり、信頼性に欠けるのが
欠点である。

上記のごとき従来の欠点を解消するため、本発明者は、
まだ公知とはなっていないが、上側ローラと下側ローラ
とを上側ユニットに配置する構成とした定着装置を提案
した。この定着装置に於ては、上側ユニットと下側ユニ
ットを開放した際、下側ローラが自重により上側ローラ
から離間するようになっているので、構成が簡潔で、従
って軽量に低コストに製造できる利点があるが、反面用
紙ジャム時に上側ユニットと下側ユニットを開放して用
紙を取り出そうとする場合に作業がやりすらいという不
具合が生じることがその後明らかとなった。これは、上
側ユニットと下側ユニットを開放しても、排紙側で用紙
搬送路を形成している上下ガイド板の間隔が変わらない
ことに起因している。

目　　　的 本発明は、従来のこの種の定着装置の欠点を解消すると
ともに、ジャム時の用紙の除去を容易に行なうことがで
きるような定着装置を提供すると・とを目的とする。

構　　成 本発明は、上記目的を達成するため、上側ローラと下側
ローラが上側ユニットに配置され、上側ローラが、上側
ユニットに位置固定的に支持手段によって支持され、上
側ローラに平行に配置される下側ローラが、上側ローラ
へ圧接する方向へ且つ上側ローラから離間する方向へ移
動可能に上側ユニットに支持手段によって支持され、該
下側口にあって下側ローラをほぼ下半分にて蔽っている
保護カバーと一体的に形成され、該下側ローラ支持手段
に当接することにより下側ローラを前記圧接方向へ押圧
する付勢手段が下側ユニットに設けられていることを、
特徴とするものである。

次に、本発明の１実施列を添付の図面を用いて説明する
。

以下では複写装置を例に説明するが、本発明による定着
装置はプリンター等の他の画像形成装置にも適用できる
。

第１図に側面図にて示した複写装置は、開閉可能な上側
ユニットｌと下側ユニット２とから構成されている。上
側ユニット１は、とンジ３を介して回動可能に下側ユニ
ット２に取り付けられている。上側ユニット１と下側ユ
ニット２とを閉じた後九両ユニットを複写作動可能な状
態に維持するために、上側ユニット１にはフック４が、
そして下側ユニット２にはフック４と掛合するキャッチ
ャ−５がそれぞれヒンジ３とは逆の側の各ユニット端部
に設けられている。

フントロール基板及び電源は、１つのユニット６として
上側ユニット１にまとめて配置されているため、電波障
害、静電気、アース等の対策が容易になる。さらに上側
ユニット１には、感光体ユニット７、光学ユニット８も
配置されている。

下側ユニット２には、給紙側より順に、着脱可能な給紙
カセット９、ローラから成る給紙部１０、転写部１１が
設けられている。１２は排紙トレイである。

本発明に係わる定着装置１３は上側ユニツ）１の排紙側
に配置され、即ち上側ユニツ）１と下側ユニット２を閉
じた時に、下側ユニット２の転写部１１よりも排紙方向
にて後方にセットされるように上側ユニット１に設けら
れている。第２図は、上側ユニットｌと下側ユニット２
を閉じた時の定着装置の操作側より３見た拡大側面図で
ある。

定着装置１３は、互いに平行に配置され且つ互いに圧接
可能な上側ローラ１５と下側ローラ１６とを有する。上
側ローラ１５は、定着装置の側板１４に位置固定的に軸
受によって回転自在に支持されている。上側ローラ１５
は、ジター発生の低減やコンペクト化を考慮して感光体
ユニット７が配置されている上側ユニット１に設けられ
る駆動モータ（図示せず）により、歯車（図示せず）を
介して駆動される。駆動モータは、上側ローラ１５を駆
動するためにのみ用いてもよいが、感光体等の他の複写
機構成要素の駆動と併用してもよい。

一般にローラ式定着装置では、転写部によってトナー像
を転写した用紙を、圧接しているローラ対の間を通過さ
せて熱または圧力の作用で定着を行なうが、図の例では
熱定着が適用されている。

このため上側ローラ１５はヒータ１７を内蔵している。

上側ローラ１５の周囲には、シリコンオイルを含浸した
定着バンド１８と、サーミスター１９とが配設されてい
る。２０は分離爪である。

軟質シリコンゴムから成り上側ローラ１５に平行に配置
される下側ローラ１６は、支持手段としてのレバー２１
によって側板１４で支持されている。レバー２１は、側
板１４に固定されるビン２２０−ラ１６をほぼ下半分に
て蔽っている保護カバー２３−３と一体的に形成されて
いる。レバー２１と、高イド板２３−１．２３−２と、
保護カバー２３−３とは、下側ローラ１６のハウジング
３０を成している。このように下側ローラハウジング３
０は、下側ローラの支持及び用紙の搬送並びに下側ロー
ラの保護といった複数の機能を持ち合わせ、従って低コ
ストに且つ組立を容易に製造することができる。

レバー２１の中央部には切欠き２４が形成され、この切
欠き２４に下側ローラ１６の軸受２５が係入する。レバ
ー２１の、ビン２２とは逆の側の端部には、突出部２６
が形成されている。突出部２６は、上側ユニット１と下
側ユニット２とを閉じた際、一端を下側ユニット２のベ
ースτに固定される付勢手段としてのばね２７の他端に
係入し、それによってレバー２１は上方へ付勢される。

その結果レバー２１によって支持されている下側ローラ
１６は上側ローラ１５と圧接した状態で保持される。上
側ユニツ）１を上方へ回動させて上側ユニットｌと下側
ユニット２とを開放すると、上側ユニット１の回動に伴
なってレーバー２１からばね２７が離れ、その結果ばね
２７と係合、していたレバ一端部が自由になるため、レ
バー２１で支持されている下側ローラ１６及びレバー２
１と一体的に形成されてｐる下側ローラハウジング３０
は、ビン２２を支点として自重により下方へ回動する。

よって下側ローラ１６が上側ローラ１５から離間し圧接
ｆａが解かれるとともに、下側ローラハウジング３０全
体が上側ローラユニットから離間するため、排紙口２８
はジャムの処理がしやすい程度に開放される（第３図）
。

下側ローラ１６及び下側ローラハウジング３゜の下方へ
の回動け、下側ローラハウジング３０に外側へ向けて突
設したストッパー２９−１と、定着装置側板１４に内側
へ向けて突設したストンＲ−２９−２とによって制限さ
れている。

熱定着を適用する場合には、第４図に示すごとく、下側
ローラハウジング３０に、ジャム処理時等に操作者の手
が触れてやけどをしないようにフィン３０／を設けるの
が好都合である。

また下側ローラハウジング３０は、耐熱性樹脂のガラス
繊維強化エンジニャリングプラスチック、特に不飽和ポ
リエステル樹脂の熱硬化性成形材料から成るのが好都合
である。

さらに下側ローラハウジング３０の材料として、静電気
対策を考慮しカーボン入りの導電性材料を使用すること
ができるが、この場合下側ローラの軸受２５も同様に導
電性の材料を使うのが有利である。

効　　果 本発明による定着装置は、下側ローラが自重により上側
ローラから離間するようにしたので、従来のこの種の装
置に比べ構成が簡潔で、従って軽量に低コストに製造で
きるばかりでなく、下側ローラハウジング全体が上側ロ
ーラユニットから離間し、排紙口が開放されるため、ジ
ャム、メンテナンス等の際に紙を容易に取り除くことが
可能になった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による定着装置を備えた複写機の側面図
、第２図は上側ローラと下側ローラが圧接している状態
にて示した本発明による定着装置の拡大側面図、第３図
は下側ローラが上側ローラから離間した状態を示した第
２図に対応する図、第４図は下側ローラハウジングのフ
ィン構造を示す図、第５図は従来の定着装置の一例を示
す図である。 １・・・上側ユニット、２・・・下側ユニット、１５・
・・上側ローラ、１６・・・下側ローラ、２３−３・・
・保護カバー、２７・・・ばね、３０・・・下側ローラ
ハウジング 第１図 第２図 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 上側ユニットと下側ユニットとを開閉可能な画像形成装
   置の定着装置であって、トナー像を転写した用紙を、互
   いに圧接可能であり回転する上側ローラと下側ローラの
   間を通過させて熱または圧力の作用で定着を行なう前記
   定着装置に於て、上側ローラと下側ローラが上側ユニッ
   トに配置され、上側ローラが、上側ユニットに位置固定
   的に支持手段によって支持され、上側ローラに平行に配
   置される下側ローラが、上側ローラへ圧接する方向へ且
   つ上側ローラから離間する方向へ移動可能に上側ユニッ
   トに支持手段によって支持され、該下側ローラ支持手段
   が、排紙側にて用紙搬送路を形成している下ガイド板及
   び排紙側とは逆の側で用紙搬送路を形成している下ガイ
   ド板並びに両下ガイド板の間にあって下側ローラをほぼ
   下半分にて蔽っている保護カバーと一体的に形成され、
   該下側ローラ支持手段に当接することにより下側ローラ
   を前記圧接方向へ押圧する付勢手段が下側ユニットに設
   けられていることを特徴とする定着装置。