JPS61282648A - 自動2輪車等の変速装置 - Google Patents

自動2輪車等の変速装置

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JPS61282648A
JPS61282648A JP60123957A JP12395785A JPS61282648A JP S61282648 A JPS61282648 A JP S61282648A JP 60123957 A JP60123957 A JP 60123957A JP 12395785 A JP12395785 A JP 12395785A JP S61282648 A JPS61282648 A JP S61282648A
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JP
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gear
transmission
speed change
shift
main
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JP60123957A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Hayashi
勉 林
Masaya Kato
加藤 正家
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、自動2輪車又は自動3輪車などに使用され
る主変速装置と副変速装置からなる変速装置であって、
同一のシフト機構によって主変速装置及び副変速装置そ
れぞれの変速操作を行うようにしたものに関する。
(従来の技術) 自動2輪車又は自動3輪車などに緑も多く利用されてい
る変速装置として、多段歯車装着軸を二列平行に配置し
、対向する歯車相互を常時噛合わせてなるものがある。
これは、歯車の組合せを適宜選択して、エンジン出力軸
の回転数を変速又は等速のままで後輪などの駆動輪に動
力伝達するものである。
ところで、変速装置は、走行条件の変化に適合できるよ
う、エンジンの動力性能を効率的に引き出すための装置
である。したがって、自動2輪車などに対して高性能化
の要請が高くなればなるほど、より多段にキメ細かく変
速して走行性能を追求しようとする。そのため、この要
請を満足させるべく、より歯車の数を増して多段化した
り、従来の変速装置を主変速装置とし、これに副変速装
置を並列に接続配置することが行われる。
この副変速装置を付設する場合は、主副両変速装置夫々
に別体の操作部材を設け、例えば、主変速装置の変速操
作は足により、また、副変速装置の変速操作は手動で行
うなど、各変速装置毎に別々に操作していた。
(発明が解決しようとする問題点) と記、副変速装置の接続又は多段化の方法は、いずれも
にも問題点が存在する。
すなわち、前者の副変速装置を接続する点については、
従来の主変速装置に対して、これと平行°に別の歯車装
着軸を少なくとも一以上並列接続しなければならない、
したがって、主・副の変速装置全体としては前後方向に
拡大せざるを得ない。
この結果変速装置が大きくなって、重量も増大するので
、車体レイアウト設計や走行性能の向上及び経済性等の
点で不利となる。
そのうえ、従来のように主・副の変速装置が夫々別個の
変速操作部材を有し、両者が相互に関連なく操作される
とすれば、足及び手などを別々に使って操作しなければ
ならないから、煩に堪えない。しかも、主・副の変速装
置夫々の変速位置を最適条件の組合となるよう瞬時に選
択・決定することは至難の技であり、折角の副変速装置
の能力を十分に活用できない場合もある。
また、後者の多段化については、歯車数の増加及びこれ
に伴なうシフト装置類の追加により、変速装置の横幅が
拡大する点に問題がある。自動2輪車など車体を傾斜さ
せて旋回するものは、走行性能上バンク角が重要な要素
となっている。すなわち、バンク角が大きければ、それ
だけ車体の重心を下げることができ、また旋回性能も向
上するので、より操縦が快適となる。ところが、変速装
置は、通常その底部付近に配置されるのが一般的である
から、バンク角を大きくする目的では変速装置の横幅を
できるだけ狭くしなければならない、しかし、前記多段
歯車式のもでは、どうしても多数の歯車を横幅方向に配
設しなければならず、変速装置の横幅を容易には狭くで
きない。
その結果、一定大きさのバンク角を確保するための車体
レイアウト設計も困難を極めることになる。さらに、歯
車が多段になればなるほど重量が増加し、加速や燃費な
どの走行性能を低下させる原因となり、経済性等の点で
も不利である。
本発明は、これら問題点を解決するため、副変速装置を
付設して変速装置の多段化を実現しながら、さらに、主
・副側変速装置の変速操作を同一の機構によって連係操
作可能とし、しかも、変速装置の横幅を狭くし、かつ、
前後方向に対しても拡大を許さず、より重量を軽減する
ことを目的とする。
(発明の構成) 本発明は、上記目的を達成するため、自動2輪車等の変
速装置を、同軸上に複数の歯車を軸装した歯車列を複数
列平行に配設し、対向する歯車を噛合い可能とした主変
速装置と、内歯付リングギア、該リングギアの内側に同
心配置されたサンギア、該サンギアと前記リングギアと
の間に噛合い配置されたピニオンギア、該ピニオンギア
ヲ支持するビニオンキャリアの各要素を有する遊星歯車
機構からなる副変速装置とから構成し、該副変速装置と
前記主変速装置とを同軸で接続し、かつ、前記主変速装
置及び前記副変速装置それぞれの変速操作を行う操作部
材を同一のシフト機構によって操作するようにした。
(発明の作用) 多段歯車式の主変速装置と遊星歯車機構の副変速装置を
接続し、かつ、主・副の変速装置それぞれの変速操作部
材を同一のシフト機構によって操作するようにしである
。したがって、−のシフト機構を操作すれば、それぞれ
の変速操作部材が連係して操作され、キー副側変速装置
におけるそれぞれの変速位置が所定の順序で組合され、
秩序ある変速操作がなされる。
また、副変速装置を付設しであるから、遊星歯車機構一
つにつき、 (主変速装置の段数)×2段 の変速段数となる。但し、この変速段数には等速段も含
む。
(実施例) 第1図はこの発明に係る自動2輪車用変速装置の一実施
例を示す概略線図であり、この変速装置は、公知の常時
噛合式3速用主変速装置Tmと、これに接続させた副変
速装置Tsとからなる。
主変速装置Tmは、平歯車を3段2列に組合せたもので
あり、クランクケース(後述)内において、図示を省略
したクランク軸の後方(進行方向を基準とする。以下に
おける方向の記載も同様とする。)に平行に配設された
第1の歯車軸であるメインシャフト2と、このメインシ
ャフト2のさらに後方に平行に配設されている第2の歯
車軸であるカウンターシャフト3を有し、メインシャフ
ト2には歯車Ml−M2・M3を軸装し、カウンターシ
ャフト3にはこれら歯車Ml−M2−M3のそれぞれと
異なる歯数比をもって噛合う歯車C1@C2拳03を軸
装している。歯車Cl−C2及び歯車C2・C3の間並
びに歯車M2とM3の間にクラッチCLl・2・3が設
けられており、これらを適宜能・続させて歯車の組合せ
を変え異る変速比の動力経路を選択する。
副変速装置Tsは、内歯付のりングギアR、ピニオンギ
アP、ピニオンギアPを支持するキャリアC及びサンギ
アSで構成される遊星歯車機構からなる。リングギアR
はカウンターシャフト3の端部と連続して、入力部とな
り、キャリアCは出力軸に連続している。サンギアSは
、固定とキャリア連結の2位置(ロー側及びハイ側)を
選択可能となっている。
第2図はこの実施例を具体的に示す断面図である。主変
速装置Tm及び副変速装置Tsはいずれもクランクケー
ス1内に収納されている。
(主変速装置) 主変速袋M T mは、メインシャフト2、カウンター
シャフト3及びこれらに軸装された複数の歯車群並びに
これら相互の接続又は遮断を選択的に行うクラッチCL
l・2・3等からなる。メインシャフト2は中空軸であ
り、その中心には貫通孔21が形成され、この中には、
メインシャフト2に接続し、エンジンの出力側に設けら
れたクラッチ(図示省略)の断・続を行なうロッド22
が挿入されている。ロッド22はその外部突出端を図示
しない機構で押すことにより、クラッチを切るようにな
っている。
メインシャフト2には歯数がM3>M2>Mlなる3枚
の歯車を軸装しである。歯車M1はメインシャフト2の
一部側面に直結され、また歯車M2はメインシャフト2
の先端部分に形成されたスプライン23にスプライン結
合されている。さらに歯車M3が歯車MlとM2の間に
ベアリング24を介してメインシャフト2の周囲を転勤
自在に取付けられている。歯車M2と歯車M3の側面に
突部25・26が対向して形成され、シフト機構(後述
)により歯車M2を歯車M3側へ移動したとき、歯車M
2とM3とが相互に係合するドッグクラッチCL3とな
っている。なお、歯車M2には、操作部材の一つである
シフトフォークFmを係合するフォーク溝27が形成さ
れている。
カウンターシャフト3は中空軸であり、その外周には、
歯車Ml−M2・M3にそれぞれ対向させて、歯数がC
1>C2>C3なる3枚の歯車を軸装しである。tMM
oB2スプライン結合され、歯車C1@C2はベアリン
グ31・32を介してそれぞれ転勤自在に取付けられて
いる。歯車c3は歯車C1と歯車C2の中間にあり、そ
の側面から歯車Cl−C2方向へ突部33・34を突出
形成してあり、歯車Cl−C2の側面にはこれらの突部
と対応して穴35・36を形成しである。これら突部と
穴とによりドッグクラッチCLI−2を構成している。
なお、歯車C3には、操作部材の一つであるシフトフォ
ークFcを係合するフォーク溝37が形成されている。
次に主変速装置の作用を説明する。まず、第1速は前記
シフトフォークFcを移動させ、突部33と穴35を係
合すればクラッチCLIが接続する。これにより、メイ
ンシャフト2に入力された回転動力は、 メインシャフト2→歯車Ml→歯車c1→歯車C3→カ
ウンターシャフト3 の経路で大きく減速されて出力する。第2速以下も同様
であり、第2速の場合はクラッチCL2を、第3速の場
合はクラッチCL3をそれぞれ接続させればよい、この
ときの動力経路はそれぞれ以下のようになる。
第2速:メインシャフト2→歯車M2→歯車C2→歯車
C3→カウンターシャフト3 第3速:メインシャフト2→歯車M2→歯車M3→歯車
C3→カウンターシャフト3 これにより前進3段の変速が行なわれる。
(副変速装置) 副変速装置Tsは、内歯性のリングギアR、ビニオンギ
アPとこれを支持するキャリアC及びピニオンギアと噛
合うサンギアSとで構成される遊星歯車機構からなる。
サンギアSは、カウンターシャフト3の中空部内に挿入
・支持される操作軸4の先端と結合している。操作軸4
はカウンターシャフト3の中空部内において、軸方向に
摺動可能かつ半径方向5回転可能となっている。操作軸
4の一端は、クランクケース1の外方へ突出し、この端
部にサンギア操作機構Mを設けである。
サンギア操作機構Mは、係合車41及びストッパー44
等からなり、操作軸4の回転を止めてサンギアSを固定
したり、又は、これを開放して回転可能にすることがで
きる。第2図及び第3図を参照すると明らかなように、
係合車41は操作軸4の端部にスプライン結合され、略
円形であり、その円周上にフォーク溝42が形成され、
これに先端が二叉になっているシフトフォークFsなと
の操作部材が係合して、操作軸4を軸線方向へ進退自在
としている。また、操作軸4の円周から半径方向等間隔
に複数の係合歯43が突出形成されている。係合車41
には隣接してストッパー44が配され、操作軸4がクラ
ンクケースl内部から後退した第2図図示の位置(固定
位置)において、係合歯43の一つは、ストッパー44
と係合可能である。ストッパー44はボルト45などに
よりクランクケース1側面に固着されており、その側部
が係合車41方向に突出して係合突部46を形成してい
る。ストッパー44は係合突部46が係合歯43と係合
して操作軸4の回転を防止するストッパーをなす。
操作軸4の他端にはスプライン47が形成され、サンギ
アSとスプライン結合している。このスプライン溝の長
さは、サンギアSの歯の厚さよりも長くなっており、後
述するクラッチCL4を構成している。
リングギアRは、カウンターシャフト3の先端にスプラ
イン結合されており、カウンターシャフト3と一体に回
転し、主変速装置で変速された出力を副変速装置に入力
する部分をなす。
ピニオンギアPは、サンギアS及びリングギアRと噛合
ってサンギアSの周囲に1又は2以上配設され、キャリ
アCに回転可能に支持される。
キャリアCは、ビニオンギアP及びサンギアSを、出力
軸5の遊星歯車機構側に形成されたフランジ部分51と
でサンドイッチし1回転軸52、リベット53により固
定−一体化され、サンギアSの周囲を公転可能となって
いる。
出力軸5は、遊星歯車機構を挾んで、カウンターシャフ
ト3と同心配置される中空部材であり。
その中空部には操作軸4の先端が軸方向に摺動可能かつ
半径方向に回転可能に挿入されている。
また遊星歯車機構に近い出力軸5の端部内周面には、軸
心方向に突出してスプライン54が形成され、スプライ
ン47とスプライン結合可能となっており、このスプラ
イン54とスプライン47とでクラッチCL4をなして
いる。
出力軸5は、その外周をクランクケース1に回転可能に
支持されており、副変速装置Tsを介して変速されたカ
ウンターシャフト30回転をスプロケット55、チェー
ン56を経て駆動輪(図示せず)に伝達する。
に、係合車41がストッパー44の係合突部46と係合
している場合には、結果的に操作軸4がクランクケース
lに固定されることになり、回転できないから、操作軸
4とスプライン結合するサンギアSが固定状態となり、
その回転が阻止される。したがって、動力の回転出力は
、 カウンターシャフト3→リングギアR→キヤリアC→出
力軸5 の経路でさらに減速される。このサンギア固定状態の変
速位置をロー側とする。
次に、フォーク溝42と係合しているシフトフォークF
sを後述のシフト機構により第2図の二重矢印方向へ移
動させて、操作軸4を押込むと、動力の回転出力は減速
されず等速となる。この詳細を第4図に示す、すなわち
、図の矢印A方向へ操作軸4が押込まれると、サンギア
Sとのみ結合していたスプライン47も矢印A方向へ移
動し、出力軸5のスプライン54と結合し、クラッチC
L4を接続する。このときスプライン47はスプライン
溝が十分に長いため、同時にまだサンギアSとも結合を
保っている。その結果、スプライン47によってサンギ
アSとキャリアCが相互に固定され、相対的回転不能な
直結状態となり、リンクギアRに入力された動力の回転
出力は、副変速装置によって何ら減速されずに出力され
ることになる。この状態の変速位置をハイ側とする。
なお、この直結状態は、任意の構成要素二つを相対的に
固定すればよいから、サンギアSとリンクギアRとを固
定しても、リンクギアRとキャリアCとを固定してもよ
い。
副変速装置を再びロー側にするときは、フォークFを操
作して、第4図の矢印B方向へ操作軸4を引出し、係合
率41の係合歯43をストッパー44の係合突部46と
係合させる。すると、スプライン54と結合が解かれ、
サンギアSのみが固定されたロー側位置に戻る。これに
よりキャリアCは自由に回転可能となり、再び回転出力
が減速される。
(主変速装置と副変速装置との接続) 主変速装置Tmと副変速装置Tsとは、カウンターシャ
フト3により同軸で接続され、カウンターシャフト3が
主変速装置の出力軸及び副変−速装置の入力軸を兼用し
ている。したがって、変速装置全体の歯車装着軸は二重
であり、かつ、メインシャフト2側は3段の歯車からな
り、カウンターシャフト3側は3段の歯車及び1段の遊
星歯車機構からなっている。また、その変速段数は、3
段(主変速装置)×2段(副変速装置)=6段となる。
仮に本実施例と同数段(6段)の変速装置を、従来のよ
うに二重の多段歯車のみで構成した場合を想定すると、
−列あたり尚車6枚を必要とする。これに対し、本実施
例は、歯車3枚のもの二重と遊星歯車機構一つで済む、
しかも、遊星歯車機構の大きさは、通常、普通の歯車の
t−1,5枚分である。したがって、横巾の大きい方の
列(カウンターシャフト側)における歯車数は、従来装
置の6枚に対し、本実施例では4〜4.5枚分となり、
2〜1.5枚分も少なくでき、それだけ変速装置の横巾
を小さくできる。しかも、仮に、歯車の段数を増加させ
ず、従来の副変速装置を用いて本実施例と同数の変速段
を実現しようとすれば、歯車列を変速装置全体で合計三
列以゛上にしなければならない。しかし、本実施例は二
重のままであって1前後方向は、従来の変速装置の大き
さそのままであり、前後方向における寸法拡大がない、
したがって、本実施例では、主副合計6段の変速装置で
あるにもかかわらず、横方向はほぼ4段の変速装置に匹
敵し、しかも前後方向は2列構成のままであって、変り
がない。ゆえに、本実施例の方が横方向及び前後方向の
いずれにおいても明らかにコンパクトである。
(シフト機構) 第2図においてシフト機構は、シフトリンク6、シフト
ドラム7及びシフトフォーク8等よりなる。シフトドラ
ム7、シフトフォーク8は前記メインシャフト2及びカ
ウンターシャフト3の下方のクランクケースl内におい
て、これらと平行かつ回転自在に配設されている。
シフトリンク6は、チェンジペダル(図示省略)の操作
によって、シフトドラム7等を回転させる機構であり、
スピンドル61及びアーム62等よりなる。なお、シフ
トドラム7等を回転させる方法として手動でもよい。
スピンドル61は、その一端にチェンジペダルを取付け
、かつ、メインシャフト2と平行させて他端をクランク
ケースlに回転可能に取付けている。このスピンドル6
1に、シフトドラム7の端部まで延出して係合するアー
ム62を溶接固定している。スピンドル61の周囲には
、リターンスプリング63を巻付け、その両端をアーム
62端部の折り返し縁部に固定させ、スピンドル61及
びアーム62を常時一定方向へ回転付勢している。アー
ム62の先端部には、爪歯64が溶接固定されている。
またアーム62にはガイド溝が形成されており、これに
スピンドル61と平行で、かつ、一端をクランクケース
1に植設したガイド軸65の他端を係合させである。
シフトドラム7は、クランクケースlに回転可能に支持
される筒状体であり、その側面には3木のカム溝71・
72・73が形成されている。シフトドラム7の端部の
うち、アーム62側にはカム74が固定され、その周囲
に刻設された歯75に前記爪歯64が係合している。
シフトフォーク部8は、シフトドラム7の回転に従って
、シフトフォークがシフトドラム7の軸方向に移動し、
クラッチCLI・2・3並びにサンギア操作機構M等を
シフト操作し、歯車の組合せを選択し、変速位置を切り
換えるものである。
フォークシャフト81は、スピンドル61と段違いに配
設され、メインシャフト2と平行してクランクケースl
に回転可能に取付けられている。このフォークシャフト
81上には、3木のシフトフォークが取付けられている
。このうち前2者は、それぞれメインシャフト軸装歯車
用のシフトフォークFm及びカウンターシャフト軸装歯
車用のシフトフォークFcであって、軸方向に摺動可能
とされている。前者はクラッチCL3を操作し、後者は
クラッチCLI −2を操作する。副変速装置用のシフ
トフォークFsだけがポルト82によってフォークシャ
フト81に固定されている。各シフトフォークの一端は
、メイン及びカウンターシャフトの歯車並びにサンギア
操作機構開方向へ延出し、その先端はそれぞれフォーク
溝27・37・42と係合している。また、シフトフォ
ークFm5Fcの他端には、ピン83・84が植設され
、これらピンの先端はカム溝71・72に係合している
。また、フォークシャフト81のカム溝73に対向する
部分には、一端をカム溝73に係合しているピン85の
他端を一体化した固定部材86がポルト87で固定され
ている。
そこで、チェンジペダルを操作し、スピンドル61を回
動すると、°7−ム62が同方向に回動し、爪歯64と
貴75の噛合いによりカム74並びにシフトドラム7が
一体回転する。これに伴ってカム溝71−72・73に
係合しているピン83φ84・85がシフトドラム7の
上を軸方向に移動する。このピン83・84の移動によ
りシフトフォークFm11FCがフォークシャフト81
上を軸方向に摺動し、その先端が係合している歯車M2
・C3を軸方向に摺動させ、クラッチCL1・2・3を
断・統する。
またピン85が移動すると、シフトフォークFS及び固
定部材86がそれぞれフォークシャフト81に固定され
ているので、フォークシャフト81自体が軸方向に移動
し、シフトフォークFsを軸方向に移動する。これによ
り、操作軸4がカウンターシャフト3内を進退し、前記
のようにCL4の断・続やサンギアSの固定が行われる
したがって、シフト順序を予じめ設定しておけば、その
順序により、単一のシフトドラム7で主変速装置及び副
変速装置を系統的に操作できる。
主変速装置及び副変速装置の変速位置の組合せ順序は自
由であり、例えば、主変速装置の各変速段に対して副変
速装置のロー及びハイ側を交互に切り変える方法、副変
速装置をロー側又はハイ側のいずれかに固定して主変速
装置の各変速段を順次操作し、その後副変速装置を切り
変え再び主変速装置の各変速段を順次操作する方法、及
び、ある段階では主変速装置を数段連続して切り換えた
後副変速装置を切り換え、別の段階では主変速装置と副
変速装置とを規則的に切り換えるようにし、全体として
は不規則とする方法等がある。これらは、動力特性など
により最も適切な方法が選択採用される。
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものでなく、
種々の変形が可能である。
まず、シフト機構のサンギア操作機構は、操作軸の回転
止め構造をカウンターシャフトと操作軸を部分的なスプ
ライン結合させる等してもよい。
さらに、リングギア又はキャリアを固定対象としてもよ
い、また1例えば、シフト機構と連動するサーボ機構を
設けたブレー午であってもよい。
主変速装置は、公知の歯車式多段変速装置を適宜利用で
き、その段数は何段であってもかまわない、また後進も
含む、さらに常時噛合式だけでなく、同期式など種々の
公知形式が適用可能である。
次に副変速装置は、リングギアR−キャリアC・サンギ
アSの各要素を、固定・駆動・出力のいずれにするか選
択は任意である。例えば、キャリアCを駆動して増速し
、オーバートップ機構を有する変速装置とすることもで
きる。
また、遊星歯車機構を複数接続した構成としてもよい。
この場合にも、仮に、同じ変速段数を実現するため多段
ギアのみで構成した場合を想定し、これと比較すれば、
本発明のコンパクト性が発揮されているのは明らかであ
る。
また、主変速装置と副変速装置との接続方法も任意であ
り、副変速装置を主変速装置の前(動力側)に置いても
よい、さらに主変速装置の歯車軸と副変速装置の入(出
)力軸を同軸とする必要もない、副変速装置は、コンパ
クトに構成できるから、主変速装置周辺に僅かなデッド
スペース化した空間があれば、主変速装置と別軸構成の
副変速装置をこの空間に配置して有効利用することもで
きる。
また、本発明の変速装置は、自動2輪車のみならず、自
動3輪車など、変速装置の横巾及び前後方向の寸法を縮
少する必要性の高い用途のあるものに対していずれも適
用できる。
(発明の効果) 本発明は、遊星歯車機構の副変速装置を多段歯車式の主
変速装置に接続し、さらに、主・副側変速装置の変速操
作を同一の操作部材によって連係操作可能としであるの
で1手及び足などを個々に動かして操作する必要がなく
、しかも、いちいち副変速装置の変速位置及びその組合
せを選択争判断する必要がなく、簡単に多段変速可能と
なり、副変速装置の性能を十分活用できる。
さらに、約歯車1段分を増すだけで、主変速装置の2倍
の変速段数を実現できる。したがって、同一の変速段数
のものと比較した場合、−軸あたりの歯車数又は歯車装
着軸の数を削減でき、変速装置の横幅を遥かに狭くでき
、又は、前後方向の寸法拡大がない、したがって、所定
のバンク角を確保するための車体レイアウト設計等も非
常に容易となる。しかも、歯車数の削減分だけ重量も軽
減されるから、走行性衡が向上し、より操縦が快適とな
り、経済性もよい。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本発明の実施例を示し、第1図は動
力伝達装置の概略線図、第2図は断面図、第3図はサン
ギア操作機構Mの部分平面図、第4図は作用を示す部分
断面図である。 (符号の説明) Tm主・・・変速装置、Ts・・・副変速装置、R・・
・リングギア、C・・・キャリア、P・・・ピニオンギ
ア、S・・・サンギア、M・・・サンギア操作機構、F
m*Fc@Fs・・・シフトフォーク(操作部材)、2
・・・メインシャフト、3・・・カウンターシャフト、
4・・・操作軸、6・・・シフトリンク、7・・・シフ
トドラム、8・・・シフトフォーク部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 主変速装置と副変速装置とからなり、前記主変速装置は
    、同軸上に複数の歯車を軸装した歯車列を複数列平行に
    配設し、対向する歯車を相互に噛合い可能とし、前記副
    変速装置は、内歯付のリングギア、該リングギアの内側
    に同心配置されたサンギア、該サンギアと前記リングギ
    アとの間に噛合い配置されたピニオンギア、該ピニオン
    ギアを支持するピニオンキャリアの各要素から構成され
    る遊星歯車機構からなり、前記主変速装置と前記副変速
    装置を同軸で接続し、かつ、前記主変速装置及び前記副
    変速装置それぞれの変速操作を行う操作部材を同一のシ
    フト機構によって操作することを特徴とする自動2輪車
    等の変速装置。
JP60123957A 1985-06-07 1985-06-07 自動2輪車等の変速装置 Pending JPS61282648A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011143921A (ja) * 2010-01-14 2011-07-28 IFP Energies Nouvelles モータ付車両のパワートレイン用の速度変化伝達装置及びそれを使用したモータ付ハイブリッド車両

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011143921A (ja) * 2010-01-14 2011-07-28 IFP Energies Nouvelles モータ付車両のパワートレイン用の速度変化伝達装置及びそれを使用したモータ付ハイブリッド車両

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