JPS61282452A - 成型性織物 - Google Patents

成型性織物

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Publication number
JPS61282452A
JPS61282452A JP60119466A JP11946685A JPS61282452A JP S61282452 A JPS61282452 A JP S61282452A JP 60119466 A JP60119466 A JP 60119466A JP 11946685 A JP11946685 A JP 11946685A JP S61282452 A JPS61282452 A JP S61282452A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarn
fabric
elongation
woven fabric
yarns
Prior art date
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Pending
Application number
JP60119466A
Other languages
English (en)
Inventor
蟹江 正昭
溝口 末吉
武司 西田
杉浦 邦彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Synthetic Fibers Ltd
Kanebo Textile Ltd
Original Assignee
Kanebo Synthetic Fibers Ltd
Kanebo Textile Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kanebo Synthetic Fibers Ltd, Kanebo Textile Ltd filed Critical Kanebo Synthetic Fibers Ltd
Priority to JP60119466A priority Critical patent/JPS61282452A/ja
Publication of JPS61282452A publication Critical patent/JPS61282452A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動車の内装等に適した成型性織物に関する
ものである。
従来技術 自動車の内装等、立体的な構造物の表装材としては、一
般に射出成型されたプラスチックスやビニールレザー等
のフィルム状物質が使用されてきたが、近年豪華さを出
すために*m素材を使用しようとする試みが多く見られ
るようになってきた。
しかし、繊維素材の使用にあっては、立体的な構造物に
合わせて布帛を裁断して縫製してがら立体的に貼り合わ
せたり、スパンデックスを用いた伸度の大きな編物を該
構造物に伸ばして貼り合わせるなど七いう方法をとる必
要があり、内装の工程が繁雑となったり、原価が非常に
高価につくなどの欠点があった。
発明の目的 本発明は、安価であり、しかも自動車の内装等立体的構
造物の表装材として容易に適用できる成型性ある織物を
提供することを目的とする。
発明の構成 本発明の織物は、ポリエステル末延伸糸又は半延伸糸を
芯糸とし、該芯糸に普通糸を弛緩した状態で絡ませてな
る混繊糸を用いたものであり、上記ポリエステル末延伸
糸又は半延伸糸が織物の10重量%以上を占め、かつ織
物の伸度が経緯共に70%以上であり、40%伸張回復
率が経緯共に50%以下となるように設計されている。
すなわち、本発明の織物はポリエステル末延伸糸又は半
延伸糸の特性を利用して優れた伸度と制限された伸縮回
復率を有するように設計されているため、立体的な構造
物を表装する場合にあっても、その凹凸に応じた織物の
変形が任意に可能であり、しかもその変形が容易に安定
化できる。
また、本発明の織物では、ポリエステル末延伸糸又は半
延伸糸を、その伸度を害しない状態で通常糸で覆って使
用しているため、成型後織物の伸度に部分的に変化が生
じているにもかかわらず、全体に均一な風合を有し、外
観も非常に良好に保たれる。
このような本発明で使用する混繊糸は、例えば次のよう
にして製造される。
(1)  ポリエステル末延伸糸または半延伸糸(以下
P糸と称す)と普通糸(以下R糸と称す)を、R糸をP
糸に比して過剰供給して混繊する。この方法にはエアジ
ェツトによりP糸にR糸を絡ませる所謂タスラン加工法
やP糸の周りにR糸をカバリングする方法がある。
■ P糸とR糸を合撚した後にP糸を収縮させる。
P糸は弛緩した状態で加熱した時、収縮性が大であるか
ら、弛緩加熱により、容易に有用な混繊糸を得ることが
できる。無論、(1)で得た混繊糸を弛緩熱処理すれば
更に優れた混繊糸が得られる。
■ 織物にした後に、それに使用された合撚糸を所望形
状の混繊糸に変える。すなわち(2)の合撚糸を未処理
の状態で織物にした後に、該織物を弛緩状態で加熱処理
してp糸を収縮させて、織物に含まれる上記合撚糸を所
望形状の混繊糸とする。この場合も(2)と同様に、(
1)で得た混繊糸の使用は好ましい。
P糸の製造は、ポリエチレンテレフタレート(又はその
重合体)ベレットの溶融紡糸により実施されるが、この
場合、糸の巻取り速度により残留伸度が大きく異なって
くる。例えば500Il/分〜1000m/分で巻取っ
た場合3.5〜4.5倍の伸度を保有するが2000〜
350軸/分では2.0倍前後となる。4000m/分
以上となると伸度が低下し、又収縮処理等も利きにくく
なる。
比較的低速で紡糸された未延伸糸は一般に経時変化を起
し、脆(なり取扱いが困難になる。その点2000〜3
SOO+i/分の紡速で得られた未延伸糸(一般に半延
伸糸又は部分配向糸と呼ばれる)は経時変化を起こしに
くく、且つ加熱により収縮特定も大であるので本発明の
適用に好都合である。
又、比較的低速で紡糸した未延伸糸を部分的に延伸して
(半延伸して)、伸度を残しながら経時変化を少なくし
ておいてもよい。この半延伸されたP糸も加熱収縮特徴
が大であり、本発明の適用に好都合である。
次に、R糸としては通常の糸すなわち一般の編織布に使
用される合成繊維糸、半合成繊維糸、天然繊維糸等がい
ずれもf重用できる。
本発明の織物は、通常このような混繊糸の一種又は二種
以上によってのみ構成されるが、織物の伸度及び伸張回
復率を所定の範囲におさめる限りにおいては、前述の混
繊糸と他の糸を併用して構成されてもよい。併用可能な
糸としては、伸度の大である加工糸や弾性糸が挙げられ
る。
なお、本発明の織物では、経糸及び緯糸共にP糸をlO
重蚤?6以上、特に20〜5(1m%含むのが好ましい
。P糸が少な過ぎると、所定の伸度及び伸張率を有する
織物を得難く、また、逆にP糸が多くなり過ぎると、織
物として外観的にP糸が目立つ、平面的な織物となり、
成型後には斑感が目立ち易く好ましくない。
次に織物の伸度は70%以上あればよいが、90%以上
あるのが好ましい。これは、自動車の内装等において織
物は通常lO〜5096の範囲で経及び緯方向に任意に
伸ばして固定することが望まれるが、この作業を円滑に
し、かつ均一な成型品を得るために必要なものである。
伸度が低いと成型時に糸が無理に伸ばされ、織目に不均
一性が発現する。
更に、織物の伸張回復率は50%以下であればよいが、
伸張回復率が低いほど扱い易い。これは、例えば凸型構
造物の表装にあっては、伸張回復率がある程度高くても
、織物を凸型構造物に合わせて織物を変形させ、その外
周を止めてしまえば、その成型性を保てるが、凹型構造
物の表装にあっては、凹型構造物に合わせて織物を伸張
変形しても、伸張回復率が高ければ、元に戻ろうとする
力が強く、その貼り合わせに困難を来たすからである。
本発明の織物の織組織は特に限定されるものではなく、
また着色の有無も限定されないが、着色した織物を得る
場合には、本発明に使用されるP糸が前述した如く熱に
対して大きな収縮性を示すことが多いので、通常混織糸
とした後に糸染めして製織するか、先染のR糸とP糸を
混繊して製織することが望ましい。製織後、染色する場
合は液流染色機等でのローブ状にしたり、折りたたみ状
にして染色する方法は避けるべきであり、拡布状で染色
する連続染色法が好ましい。なせ′ならば、前述の如く
P糸は収縮が大である為、液流染色では以東になり易(
、且つ一度入った皺は取れないからである。
実  施  例 固有粘度0.65のポエチレンテレフタレートを口金温
度295℃で紡出し300h/分の速度で巻取ってl 
15d/36Fの部分配向糸(半延伸糸)P、を得た。
P、と通常のl 50d/36Fのポリエチレンテレフ
タレートフィラメントR1を各種条件でタスラン加工し
て第1表に示した如き混繊糸(M、〜M、)を得た。
第1表 第」表の1昆織糸をそれぞれチーズ染色法により高圧染
めし、先染糸を得、これを経糸及び緯糸に使用して下記
の条件で製織した。得られた織物の物性を第2表に示す
製織条件 経糸本数   1092本 筬道幅    78吋(198c+++)筬密度   
 14羽1本通し &Il織     2/2マット 第2表 第2表に見る如く本発明に従った織物隘1.2及び4〜
6は成型性に優れていることがわかる。
なお、織物の物性試験は次の条件下で実施した。
(1)伸度:把み間隔10cm、引張速度10cm/分
(2)40%伸張回復率:把み間隔10cm、引張速度
10c+a/分で40%伸張後すぐ把み間隔lOc+a
まで回復させ、1分間応力緩和後の回復率を求める。
(3)成型性:底面901W1平方、上面100購平方
、高さ10IIII11の角に丸みをつけた平方形状の
皿型の成型機の雌型を85〜95℃に保ち、試験布をた
るまないように取付け、次いで雄型を油圧でおして雌型
と合わせ30秒間放置後、試験布を取り出して試験布の
成型状態を調べ、下記の条件を具備したものを「良好、
とした。
i)立体形状が均整である。
ii)織目の伸ばされ方に不均性がない。
宣)皺が入っていない。
発明の効果 本発明の織物は、立体的構造物に合わせて容易に伸張変
形でき、かつその変形した形状を安定化しやすく、自動
車及び航空機等の内装材として非常に作業性よく、経済
的に利用できる。
また、本発明の織物は、成型後も全体に優れた外観、風
合を有するものであり、常に品質よく利用できる。
特許出願人カネボウ合繊株式会社 同       カネボウテキスタイル株式会社代  
理  人 新   実   健   部外1名

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリエステルの末延伸糸又は半延伸糸を芯糸とし
    、該芯糸に普通糸を弛緩した状態で絡ませてなる混繊糸
    を用いた織物であって、上記末延伸糸又は半延伸糸が織
    物の少なくとも10重量%を占め、かつ織物の伸度が経
    緯いずれも70%以上であり、40%の伸張回復率が5
    0%以下であることを特徴とする成型性織物。
  2. (2)織物の伸度が90%以上である特許請求の範囲第
    1項記載の成型性織物。
  3. (3)織物が上記混繊糸のみからなる特許請求の範囲第
    1項又は第2項記載の成型性織物。
  4. (4)織物が上記混繊糸と他の糸の併用によって構成さ
    れる特許請求の範囲第1項又は第2項記載の成型織物。
JP60119466A 1985-05-31 1985-05-31 成型性織物 Pending JPS61282452A (ja)

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JP60119466A JPS61282452A (ja) 1985-05-31 1985-05-31 成型性織物

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ID=14762032

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JP60119466A Pending JPS61282452A (ja) 1985-05-31 1985-05-31 成型性織物

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6228437A (ja) * 1985-06-14 1987-02-06 ヘキスト アクチェンゲゼルシャフト 成形可能な繊維シート状構造物
JPS62104939A (ja) * 1985-10-29 1987-05-15 カネボウテキスタイル株式会社 編織物の製造法
DE102014217025A1 (de) 2013-08-30 2015-03-05 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha Verfahren zur Herstellung eines formbaren Gewebes, Faserformartikels und Kompositartikels

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5512804A (en) * 1978-07-01 1980-01-29 Brother Ind Ltd Carriage of hand knitting machine
JPS6045632A (ja) * 1983-08-19 1985-03-12 帝人株式会社 熱成型用複合繊維構造物

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